JP2001504738A - 後方装填式商品棚装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 商品陳列棚装置は、後ろ側から装填するように意図された棚を有する第１のゴンドラ型棚ユニットを組み入れる。棚は、棚の前方への商品の重量による送りを支援するように傾けられる。第２の棚ユニットは、第１の棚ユニットと背中合わせになって棚の後ろ側からの接近を妨げる位置と、棚への商品の装填を容易にするように棚の後ろ側への接近を許す通路を作るために第１の棚ユニットから離された別の位置との間を容易に動くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 後方装填式商品棚装置発明の背景 本発明は棚装置に関する。より特別には、本発明は、棚の後端から容易に装填 される重力送り式の棚を有する商品陳列棚装置に関する。 食料雑貨店で通常使用される「ゴンドラ」型の棚のような数段の棚を有する通 常の商品陳列棚装置は比較的重く、かつ比較的重い商品の重量を支持するように 設計される。食料雑貨店においては、ゴンドラ型の棚ユニットは、通常、背中合 わせに置かれる。これらの棚ユニットは、その重量のため、容易には動かすこと ができず、かつ陳列された商品に棚の後方から近づくようにはされていない。 ある種の商品、袋詰めの食品は、例えば、時間の経過により品質が劣化するの で、より新鮮な商品を棚の後方に置くことが有利である。この方法で、棚の前方 にある古い方の商品がまず販売され、かつ期限切れ商品の蓄積の生ずることも少 ない。 通常の食料雑貨品の棚をその後方に新鮮な商品があるようにすることは、その 棚が後ろ側から近づけない場合には面倒である。後方に新鮮な品物を置けるよう にするために、しばしば、棚の前方にある品物を退け，又は棚から取り出さねば ならない。棚の後方に近づいて棚の後端に新鮮な商品を追加できれば相当に便利 かつ効率的である。 「倉庫型」小売店のようなある種の商店では、商品棚は、陳列された商品の重 量が商品を棚の前端に向かって動かすように、後方から前方に前下がりに傾斜し た棚を使用する。この重力送り式の棚ユニットは店舗の周囲の壁に着けて置かれ ることが普通である。棚は壁の後側の部屋又 は通路から補充される。 店舗の中央区域においては、静止型の棚ユニットへの接近は容易には行えない 。従って、重力送り式の棚、又はその他の後方から装填される棚の有利な特性は 、店舗の周囲から離れた店舗のこの区域では実現されない。 公知の商品陳列棚装置のこの欠点を考慮すれば、棚の後方に容易に接近でき、 かつ店舗の中央区域に置き得る棚装置は最も歓迎されるであろう。発明の目的及び概要 従って、後方から棚に装填することが容易でかつ店舗の中央部に置き得る商品 陳列棚装置を提供することが本発明の第１の目的である。 商品の重量により商品を棚の前方に向かって運動させるように棚が後方から前 方に前下がりに傾けられた中央配置型の背面装填式の商品陳列棚装置を提供する ことが本発明の別の目的である。 棚の後方への接近ができる棚ユニット間の通路の形成を許すように、棚ユニッ トの少なくも一方が動き得る背後装填式の商品陳列棚装置を提供することが本発 明のなお別の目的である。 商品陳列棚装置内の古い方の商品が第１に売れるように商品を回転させる方法 を提供することが本発明のなお別の目的である。 本発明の以上の目的及びその他は、（１）直立支持組立体及び（２）直立支持 組立体に支持されかつこれから前方に伸びている複数の棚、棚の上に商品を装填 するための棚の後端への接近を許す直立支持組立体の開口も有する少なくも一方 の棚ユニットを有する第１及び第２の棚ユニットの各、並びに棚ユニットが背中 合わせに配置された位置と、棚ユニッ トの少なくも一方の後端に商品を置くことを容易にする棚ユニット間の通路を形 成するように棚ユニットの後ろ側が離された別の位置との間の棚ユニット間の相 対運動を許すための手段を備えた商品陳列棚装置を提供することにより満たされ る。 本発明の目的は、商品陳列棚装置内の古い方の商品をまず売るために商品を回 転させる方法であって、（１）直立支持組立体及び（２）直立支持組立体に支持 されかつこれから前方に伸びている複数の棚、棚の上に商品を装填するために棚 の後端への接近を許す直立支持組立体の開口も有する少なくも一方の棚ユニット を有する第１及び第２の棚ユニットの各を設け、棚ユニットが背中合わせに配置 された位置と、棚ユニットの少なくも一方の後端に商品を置くことを容易にする 棚ユニット間の通路を形成するために棚ユニットの後ろ側が離された別の位置と の間で棚ユニットを動かし、そして通路から、少なくも一方の棚ユニットに後側 から新鮮な商品を装填する諸手段を含んだ方法を提供することによっても満たさ れる。 本発明の目的は、（１）第１の直立支持組立体、（２）第１の直立支持組立体 に支持されかつこれから前方に伸びている複数の棚、及び（３）商品を棚の上に 装填するための棚の後端への接近を許す第１の直立支持組立体の開口を有する静 止した棚組立体を有する静止の棚ユニット、（１）支持面上で可動の棚ユニット の運動を容易にする手段の設けられたベース、（２）ベース上に支持された第２ の直立支持組立体及び（３）第２の直立支持組立体に支持された複数の商品支持 具を有する可動の棚ユニットを備え、第２の直立支持組立体は、可動の棚ユニッ トが静止の棚ユニットの背面と背中合わせに置かれたとき、第１の直立支持組立 体の 開口への接近を妨げるような寸法及び形状のものである商品陳列棚装置を提供す ることにより満たされる。 本発明は、更に．他方の棚ユニットと背中合わせになっている少なくも一方の 棚ユニットの動きを止める手段を備え、動きを止める手段は棚ユニットを互いに 連結するための少なくも１個の固定具を備える。 また、好ましい実施例においては、両方の直立支持組立体の後ろ側は実質的に 同じ寸法及び形のものであり、直立支持組立体の一方はパネルを備えることがで きる。 更に、好ましい実施例においては、一方の棚ユニットの直立支持組立体は開放 型配列の構造部材を備えることができる。別の好ましい実施例においては、一方 の棚ユニットの直立支持組立体は棚の後方への接近を許す開口のあるパネルを備 えることができ、少なくも１個の開口のために可動の蓋を設けることができる。 更に、好ましい実施例においては、棚の前端に向かう商品の動きを容易にする ために、少なくも一方の棚ユニットの棚が後方から前方に前下がりに傾けられる 。 付属図面に関連して読まれる詳細な説明は本発明の幅広い理解をもたらすであ ろう。しかし、本発明の説明された好ましい実施例は説明のためだけのものであ り、この開示より利益を得る通常の技術者に明らかになるであろうように本発明 の精神及び範囲の中で種々の変更をすることができる。図面の簡単な説明 図１は、静止型棚ユニットの正面から見た本発明の商品棚組立体の斜視図であ り、 図２は、静止型棚ユニットの後方から見た本発明の商品棚組立体及び静止型及 び可動型の棚ユニットの間に形成された通路を示す斜視図であり、そして 図３は、本発明の商品棚組立体の別の実施例の斜視図である。好ましい実施例の詳細な説明 図１に示されるように、本発明による商品陳列棚装置は、直立の支持組立体１ ４に支持された棚１２が設けられたゴンドラ型の棚ユニット１０を備える。棚ユ ニット１０は瓶入り飲料のような比較的重い商品重量を支持するように設計され 、食料雑貨店のような小売店内に動かないように置かれることが普通である。実 線で示されるように、棚ユニット１０の後ろ側に別の棚ユニット１６が背中合わ せに置かれる。棚ユニット１６は、包装されたスナック食品のような比較的軽い 商品の陳列に使用することができる。図示のように、静止型の棚ユニット１０と 同様に棚ユニット１６は、直立の支持組立体２０上に支持された棚１８を備える 。この支持組立体は、棚ユニット１０の直立支持組立体と実質的に同じ寸法、同 じ形のパネルとすることができる。あるいは、軽量商品は、棚の代わりに、直立 支持組立体２０に支持されたブラケット、ロッド、フック又はその他の器具（図 示せず）により支持することができる。棚ユニット１６には、図示のように、車 輪２４の設けられたベース２２を備えることのできる運動を容易にするための手 段が設けられる。棚ユニット１６は、これが比較的軽量であること及び車輪付き ベースのため、棚ユニット１０から離して想像線で示された位置に動かすことが できる。この位置において、棚ユニット間に通路が作られる。この通路は、双方 の棚ユニットの後ろ側への接近を許し、説明されるように後方から棚ユニット の少なくも一方の棚への装填を容易にする。棚ユニット１６を動かなくし、かつ 棚ユニットを実線位置に維持するために、図示されたフック２６及びペグ２８の ような固定具を使うことができる。 図２に示されるようなゴンドラ型棚ユニット１０ａの直立支持組立体１４ａは 、商品の装填のために棚１２の後方への開口を許す全般的に開放型の配列の構造 部材を備える。本発明のこの実施例及びその他の実施例においては、棚ユニット のどちらか一方又は双方の棚は、棚の前方に向かう商品の重力送りができるよう に後方から前方に前下がりに傾けることができる。 図３に示されるようなゴンドラ型の棚ユニット１０ｂの直立支持組立体は、棚 １２の後方からの接近を許す開口３０のあるパネル１４ｂを備える。開口には、 旋回式のドア３２のような蓋を設けることができる。 上述の棚装置は、これを食料雑貨店のような小売店内の中央に置くことができ る。棚への装填のために棚ユニットの後ろ側への接近が必要なとき、又は接近し たいときは、固定具２６、２８が外され、可動式の棚ユニットが他方の棚ユニッ トから離れるように動かされる。両方の棚ユニットの間の通路から、商品を棚の 後方に容易に装填することができる。次いで、可動式の棚ユニットが他方の棚ユ ニットの後ろ側に背中合わせに動かされ、顧客用通路内へのいかなる出張りも無 くす。 本発明の以上の説明よりこれを種々の方法で変え得ることが明らかになったで あろう。熟練技術者に明らかなかかる変化および変更の全ては本発明の精神およ び範囲からの逸脱と考えるべきではなく、特許請求の範囲内に含まれる考えられ る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．（１）第１の直立支持組立体、（２）第１の直立支持組立体に支持されか つこれから前方に伸びている複数の棚、及び（３）商品を棚の上に装填するため の棚の後端への接近を許す第１の直立支持組立体の開口を有する静止した棚組立 体 を有する静止の棚ユニットと （１）支持面上で可動の棚ユニットの運動を容易にする手段の設けられたベー ス、（２）ベース上に支持された第２の直立支持組立体、及び（３）第２の直立 支持組立体に支持された複数の商品支持具を有する可動の棚ユニットと を備え、 第２の直立支持組立体は、可動の棚ユニットが静止の棚ユニットの背面と背中 合わせに置かれたとき、第１の直立支持組立体の開口への接近を妨げるような寸 法及び形状のものである 商品陳列棚装置。 ２．第２の直立支持組立体の背面が静止の棚組立体の背面の寸法及び形状と実 質的に適合する寸法及び形状のものである請求項１に説明された商品陳列棚装置 。 ３．第２の直立支持組立体がパネルを備える請求項２に説明された商品陳列棚 装置。 ４．静止の棚ユニットと背中合わせになっている可動の棚ユニットの動きを止 める手段を更に備える請求項１に説明された商品陳列棚装置。 ５．動きを止める手段が静止の棚ユニットと可能の棚ユニットとを互いに連結 するための少なくも１個の固定具を備える請求項４に説明され た商品陳列棚装置。 ６．第１の直立支持組立体が開放型配列の構造部材を備え、第１の直立支持組 立体の開口が構造部材間を伸びる請求項１に説明された商品陳列棚装置。 ７．第１の直立支持組立体がパネルを備え、第１の直立支持組立体の開口がパ ネルを通って伸びる請求項１に説明された商品陳列棚装置。 ８．少なくも１個の開口のための可動の蓋を更に備える請求項７に説明された 商品陳列棚装置。 ９．棚の前端に向かう商品の動きを容易にするために、静止の棚ユニットの棚 が後方から前方に前下がりに傾けられる請求項１に説明された商品陳列棚装置。 １０．可動の棚ユニットの商品支持具が第２の直立支持組立体から前方に伸び ている棚を備える請求項１に説明された商品陳列棚装置。 １１．各々が（１）直立支持組立体及び（２）直立支持組立体に支持されかつ これから前方に伸びている複数の棚を有し、棚の上に商品を装填するための棚の 後端への接近を許す直立支持組立体の開口も有する少なくも一方の棚ユニット を有する第１及び第２の棚ユニット、及び 棚ユニットが背中合わせに配置された位置と、棚ユニットの少なくも一方の後端 に商品を置くことを容易にする棚ユニット間の通路を形成するように棚ユニット の後ろ側が離された別の位置との間における棚ユニットの相対運動を許す手段 を備えた商品陳列棚装置。 １２．少なくも一方の棚ユニットが、支持面上における関係の棚ユニッ トの移動を容易にする手段に設けられたベースを有し、更に関係の棚ユニットの 直立支持組立体がこのベース上に支持される請求項１１に説明された商品陳列棚 装置。 １３．他方の棚ユニットと背中合わせになっている少なくも１個の可動の棚ユ ニットの動きを止める手段を更に備える請求項１２に説明された商品陳列棚装置 。 １４．動きを止める手段が棚ユニットを互いに連結するための少なくも１個の 固定具を備える請求項１３に説明された商品陳列棚装置。 １５．直立支持組立体の後ろ側が実質的に同じ寸法及び形のものである請求項 １１に説明された商品陳列棚装置。 １６．直立支持組立体の少なくも一方がパネルを備える請求項１３に説明され た商品陳列棚装置。 １７．少なくも一方の棚ユニットの直立支持組立体が開放型配列の構造部材を 備え、かつ少なくも一方の棚ユニットの直立支持組立体の開口が構造部材間を伸 びる請求項１１に説明された商品陳列棚装置。 １８．少なくも一方の棚ユニットの直立支持組立体がパネルを備え、かつ少な くも一方の棚ユニットの直立支持組立体の開口がパネルを通って伸びる請求項１ １に説明された商品陳列棚装置。 １９．少なくも１個の開口のための可動の蓋を更に備える請求項１８に説明さ れた商品陳列棚装置。 ２０．棚の前端に向かう商品の動きを容易にするために、少なくも一方の棚ユ ニットの棚が後方から前方に前下がりに傾けられる請求項１１に説明された商品 陳列棚装置。 ２１．商品陳列棚装置内の古い方の商品をまず売るために商品を回転 させる方法であって、 各々が（１）直立支持組立体及び（２）直立支持組立体に支持されかつこれか ら前方に伸びている複数の棚を有し、棚の上に商品を装填するための棚の後端へ の接近を許す直立支持組立体の開口も有する少なくも一方の棚ユニット を有する第１及び第２の棚ユニットを設け、 棚ユニットが背中合わせに配置された位置と、棚ユニットの少なくも一方の 後端に商品を置くことを容易にする棚ユニット間の通路を形成するために棚ユニ ットの後ろ側が離された別の位置との間で棚ユニットを動かし、 通路から、少なくも一方の棚ユニットに後側から新鮮な商品を装填する 諸手段を含んだ方法。