JP2000515986A - 光コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ２個の相補的なコネクタ半体を有する光コネクタを開示する。各コネクタ半体（１，２）は、少なくとも１本の光ファイバが実装されたスリーブ（１１，２１）を有する。スリーブ（１１，２１）は内部ハウジング（１２，２２）により取り囲まれ、内部ハウジングは外部ハウジング（１３，２３）により取り囲まれる。少なくとも１個のコネクタ半体（１，２）において、スリーブ（１１，２１）がばね力下で内部ハウジング内で軸方向に移動可能に配置される。内部ハウジング（１２，２２）は、外部ハウジング（１３，２３）内で２個の停止部（１４，１５，２４，２５）間を自由に移動可能である。各場合における内部ハウジング（１２，２２）は、相手コネクタ半体（１，２）の内部ハウジング（１２，２２）上にラッチするためのラッチ手段（１６，１７，２６，２７）を支持する。外部ハウジング（１３，２３）は、挿入状態及び非挿入状態の両方で内部ハウジング（１２，２２）上を移動できるように設計される。外部ハウジング（１３，２３）は、関連する内部ハウジング（１２，２２）のラッチ手段（２６，１６）を開くための解除手段を支持する。外部ハウジング及び内部ハウジングは、各場合において雌雄同形に設計することができる。従って、結合スリーブを用いることなく２個のコネクタ半体を相互に接続することが可能である。しかし、結合スリーブを使用することもまた可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 光コネクタ 本発明は、２個の相補的なコネクタ半体を有する光コネクタに関する。ここで 、各コネクタ半体は少なくとも１本の光ファイバが実装されるスリーブを有し、 スリーブは内部ハウジングにより取り囲まれ、内部ハウジングは外部ハウジング により取り囲まれ、スリーブはばね力下で内部ハウジング内で軸方向に移動可能 に配置され、内部ハウジングは外部ハウジング内で２個の停止部間を自由に移動 可能に配置されている。上述の特徴を有する配置は、国際特許公開第９４／２４ ５９４号により公知である。２個の光コネクタ半体の結合には、第１に２個のス リーブを互いに中心出しし、第２に内部ハウジングを結合スリーブにラッチさせ る結合スリーブを必要とする。このため、結合スリーブは、２個の相補的なコネ クタ半体を互いに接続するために絶対的に必要である。 さらに、国際特許公開第９４／２４５９４号により、結合スリーブでコネクタ 半体を一つのバックプレーンに固定する一方で、第２コネクタ半体を子基板、即 ちバックプレーンに直交して配置された基板に固定することも公知である。 同様に欧州特許第４３０１０７号により、光コネクタが公知である。この場合 、１個のコネクタ半体は、スリーブ内に実装された複数の光ファイバを有し、光 ファイバは、外部ハウジングにより取り囲まれる内部ハウジング内に配置される と共に外部ハウジング内で２個の停止部間を移動可能である。第２コネクタ半体 は、同様にスリーブ内に実装されると共に囲みハウジング内に配置された複数の 光ファイバを有する。第１コネクタ半体は、この囲みハウジング内へ内部ハウジ ング及び外部ハウジングに挿入可能である。この場合、内部ハウジング及び外部 ハウジング関のラッチは第２コネクタ半体内の適当な開き機構により開かれる。 同時に、内部ハウジング及び第２コネクタ半体間にラッチが起こる。２個のコネ クタが互いに分離されている場合、第１コネクタ半体の外部ハ ウジング上に、第２コネクタ半体のハウジング及び第１コネクタ半体の内部ハウ ジング間をラッチするための開き機構が位置する。欧州特許第４３０１０７号に 記載された光コネクタの場合、同様のコネクタ半体は、結合スリーブの補助によ ってのみ互いに結合され得る。 本発明は、２個の相補的なコネクタ半体からなり、結合スリーブを用いる場合 でも用いない場合でも可変的に使用され得る光コネクタを明示することを目的と する。 本発明の目的は、請求の範囲第１項の特徴を有する配置により達成される。有 利な改良点は、請求の範囲の従属項に明示されでいる。本発明の２個の相補的な コネクタ半体を有する光コネクタは、以下の特徴を有する。即ち、各コネクタ半 体は、少なくとも１本の光ファイバが実装されたスリーブを有し、このスリーブ は内部ハウジングにより取り囲まれ、内部ハウジングは外部ハウジングにより取 り囲まれ、少なくとも１個のコネクタ半体においてスリーブはばね力下で内部ハ ウジング内で軸方向に移動可能に配置され、内部ハウジングは外部ハウジング内 で２個の停止部間を自由に移動可能であり、各場合における内部ハウジングは相 手コネクタ半体の内部ハウジング上にラッチするためのラッチ手段を支持し、外 部ハウジングは挿入状態及び非挿入状態の両方で内部ハウジング上を移動できる ように設計され、外部ハウジングは関連する内部ハウジングのラッチ手段を開く 解除手段を支持する。 本発明の光コネクタを用いれば、結合スリーブを用いることなく同様に設計さ れたコネクタ半体を相互接続することが可能になる。 この場合、２個のコネクタ半体の外部ハウジング及び内部ハウジングをそれぞ れ同形状に設計すると特に有利である。これにより、２個のコネクタ半体の雌雄 同形の構成を得ることが可能になる、このような構成は、各射出成形部品につき １個の成形型のみで足りるので、特に経済的であり、２個の相補的コネクタ半体 の各々について異なった成形型を必要としない、光ファイバが実装されるスリー ブは、例えば２個の中心出し開口又は２本の中心出しピンと、多数の光ファイバ 端部を有すること ができる。中心出し開口又は中心出しピンによる中心出しによって、例えば結合 スリーブ等の別のスリーブにより複数のスリーブを互いに付加的に中心出しする ことを不要にする。 本発明の光接続は、スリーブ内に一緒に実装された複数の光ファイバを接続す るのに特に有利である。なぜなら、軸方向の対称形状からのずれがこのコネクタ には特に敏感であるからであり、それによって特に大きな空間がコネクタ半体の 広い側面上でラッチ手段として利用できるからである。しかし、個々の光ファイ バを接続する光コネクタを使用することも可能である。 さらに、光コネクタが結合スリーブと共に使用することもできる点で特に有利 である。この場合、内部ハウジング及び外部ハウジングは、適当なラッチ手段と このラッチを開く手段を具備するように対応した形状に形成される。この場合、 結合スリーブは、一方のコネクタ半体のみをラッチする手段を具備するが、該ス リーブが両コネクタ半体とラッチする手段を有することもできる。これは、結合 スリーブが例えばバックプレーンに固定される利点を有する。このため、挿入作 業の際に２個のコネクタ半体のうち１個がアクセスできることのみが必要になる 。 本発明の実施の形態は、以下の図面の補助により説明される。 図１は、非挿入状態の２個のコネクタ半体の側面図である。 図２は、挿入状態の２個のコネクタ半体の側面図である。 図３は、非挿入状態の２個のコネクタ半体の断面図である。 図４は、挿入状態の対応する断面図である。 図４ａは、対応する拡大図である。 図５は、本発明のコネクタ半体の平面図であり、種々の部品が長線で示されて いる。 図５ａは、図５のＡ−Ａ線に沿った断面図である。 図５ｂは、図５のＢ−Ｂ線に沿った断面図である。 図６は、結合スリーブ内で２個のコネクタ半体が結合された状態を示す図５の Ａ−Ａ線に沿った断面と同様の断面図である。 図７は、結合スリーブ内で２個のコネクタ半体が結合された状態を示す図５の Ｂ−Ｂ線に沿った断面と同様の断面図である。 図８ａは、非挿入状態の２個の相補的なコネクタ半体を結合スリーブと共に示 す図である。 図８ｂは、第１中間挿入状態の２個のコネクタ半体を示す図である。 図８ｃは、第２中間挿入状態の２個のコネクタ半体を示す図である。 図８ｄは、挿入完了状態の２個のコネクタ半体を示す図である。 図９ａは、相補的な２個のコネクタ半体を、一方のコネクタ半体のみが非挿入 状態でラッチされている結合スリーブと共に示した図であり、一方のコネクタ半 体は印刷回路基板に固定されている。 図９ｂは、第１中間挿入状態の２個のコネクタ半体を示す図である。 図９ｃは、第２中間挿入状態の２個のコネクタ半体を示す図である。 図９ｄは、挿入完了状態の２個のコネクタ半体を示す図である。 本発明の光コネクタは、図１及び図２に示されている。２個の相補的なコネク タ半体１，２は、図１にその非挿入状態が示され、図２にその挿入状態が示され ている。外部ハウジング１３又は２３、及び部分的に内部ハウジング１２又は２ ２が、各図に示されている。さらに、２個のコネクタ半体は、中心出しピン３を 除き、同一の外観を有する。中心出しピン３は、複数の光ファイバが実装される スリーブの一部であり、コネクタ半体２のみにある。この中心出しピン３は、一 方又は他方のコネクタ半体のいずれにも設けることができる。図１には１本の中 心出しピン３が示されているが、図５に関連した説明において２本の中心出しピ ンを設けられることが理解されよう。 非挿入状態の２個のコネクタ半体の断面が図３及び図３ａに示されている。外 部ハウジング１３又は２３及び内部ハウジング１２又は２２が再度、各図に示さ れている。各図において内部ハウジング内に配置されているのは、複数の光ファ イバが孔１１１，１２１内に実装されたスリーブ１１，２１である。スリーブ１ １，２１が複数の光ファイバ端部、例えばリボンケーブルの固定を意図されてい る場合、複数の孔１１１， １２１は、一方が他方の背後に１列に配置されている。さらに、複数の中心出し 開口は一方のスリーブ２１内で穴と同一平面内に配置され、対応する中心出しピ ンは他のスリーブ１１内に配置されている。これらのピンは、光ファイバ用の穴 の左右にそれぞれ配置されている。スリーブ１１，２１は、内部ハウジング１２ ，２２に永久接続されてもよいし、あるいはばね力を受けて内部ハウジング１２ ，２２内の軸方向に変位可能であってもよい。スリーブ１１，２１は、ばね力に よって内部ハウジング１２，２２内の停止部Ａに対して押圧される。図３ａに特 に明白に示されるように、内部ハウジング１２，２２は、ラッチフック１７，２ ７及び反対側の端に弾性ラッチアーム１６，２６をそれぞれ有する。ラッチアー ム１６，２６は、その自由端に突部(nose)１６１，２６１を有する。外部ハウジ ング１３，２３は、内部ハウジング１２，２２上で停止部Ｂ及びＣ間を変位可能 である。相補的なコネクタ半体１，２が結合されると、ラッチアーム１６，２６ の突部１６１，２６１の傾斜平坦部がラッチフック１７，２７の傾斜平坦部に最 初に遭遇する。２個のコネクタ半体がさらに相互に移動すると、傾斜平坦部によ り弾性ラッチアーム１６，２６がコネクタ軸から逸れ、ラッチフック１７，２７ 上にラッチする。挿入作業中、スリーブ１１，２１の端面は相互に接触する。そ して、挿入作業中、スリーブ１１，２１はばね力に逆らって停止部Ａから離れる 。ばね力はスリーブの端面同士を相互に押圧し、スリーブは内部ハウジング１２ ,２２内で浮動状態で相互にラッチされて結合される。２個のコネクタ半体を分 離する手順は以下の通りである。即ち、２個の外部ハウジングを把持し、２個の コネクタを互いに離れる方向に適切に引張り、引張られる際に内部ハウジング１ ２，２２上を移動する、外部ハウジング１３，２３上の解除手段がラッチアーム １６，２６を外方に曲げる。これにより、ラッチフック１７．２７とのラッチを 解除する。解除機構は、図３、図３ａ、図４及び図４ａの断面図には示されてい ない。 相補的なコネクタ半体１の平面図は図５に示されている。種々のハウ ジングの配置状態は、平面図の長線(dash)により図５に示されている。コネクタ の複雑さは、図５に特に簡単に見ることができる。また、スリーブの中心出しピ ン３，３’の位置も示されている。カールした括弧は、光ファイバが位置する領 域を指示する。また、２本の断面線Ａ及びＢが示されている。断面線Ａはコネク タの対称軸であり、他方、断面線Ｂは１本の中心出しピン上を通る。図５の断面 線ＡＡに沿った断面は、図５ａに示されている。図５ａは、図３に図示された内 容に対応する。図５のＢＢ線に沿った断面は図５ｂに示される。突出部(lug)１ ６２がラッチアーム１６に設けられていることがわかる。外部ハウジング１３が 内部ハウジング１２上で引込むと、解除手段１３３が突出部１６２の下で係合し 、このため、ラッチアーム１６を上方へ曲げる。この結果、ラッチは解除される 。 図６及び図７は、相互に接続され、結合スリーブ内に配置された２個の相補的 なコネクタ半体１，２を示し、中心軸に沿った断面と、中心出しピンを通る断面 とをそれぞれ表わす。これらの図から明白なことは、第１コネクタ半体１及び第 ２コネクタ半体２がそれぞれ対向端から結合スリーブ４内に挿入されることであ る。結合スリーブ４は、コネクタの内部ハウジング１２，２２とラッチする手段 ４１，４２を有する。２個のコネクタは、ラッチアーム１６又は２６及びラッチ フック１７又は２７により相互にラッチされる。さらに、内部ハウジングは、結 合スリーブ４のラッチ手段４１，４２とそれぞれラッチするラッチ突部１３１， ２３１を有する。再び、これらラッチ２３２，１３１を開く手段は外部ハウジン グ１３，２３に設けられている。 内部ハウジング及び外部ハウジングを有する２個のコネクタ半体と結合スリー ブとの精密な協働は、２実施形態に補助された以下の図面に示される。しかし、 これらの実施形態は、例示としてのみ選択されている。光コネクタの使用をさら に簡単にする可能性は想到できる。 第１に、結合スリーブを用いても、又は用いないでも、２個の相補的なコネク タ半体を相互に直接接続することが可能である。一方又は両方 ネクタ半体において、スリーブがばね力下で内部ハウジング内を移動可能である か、あるいは一方のコネクタ半体内で内部ハウジングにスリーブを固定すること が可能である。第２の使用例は、第１コネクタ半体がいわゆる子基板に実装され 、結合スリーブがバックプレーン内に実装され、第２コネクタ半体が独立してい る。このような使用例では、両コネクタ半体が、ばね力下で内部ハウジング内を 移動するスリーブを有する。しかし、コネクタ半体が、内部ハウジング内に固定 されたスリーブを子基板上に有することも可能である。さらに、２個のコネクタ 半体が子基板に留められることも、２個のスリーブがはね力下で内部ハウジング に保持されることも可能である。このため、同様に２個のコネクタ半体が、例え ば結合スリーブを介してバックプレーンに接続される。 図８ａないし図８ｄは、接続される２個のコネクタ半体の各々に対してラッチ する手段４１，４２を有する結合スリーブを示す。２個の相補的なコネクタ半体 １，２は、前述したように設計されている。内部ハウジング１２又は２２はそれ ぞれラッチ突部１３１又は２３１を有し、外部ハウジング１３又は２３上にはラ ッチ手段４１又は４２及びラッチ突部１３１又は２３１間のラッチを開く手段１ ３２又は２３２がそれぞれ設けられている。第１コネクタ半体１上には、スリー ブ１１がばね力によって内部ハウジング１２内の停止部に当接することが示され ている。停止部は符号Ａで示される。また、内部ハウジング１２及び外部ハウジ ング１３間に遊びＳがあることが示されている。同じ遊びＳが第２コネクタ半体 内にある。 最初に、第１コネクタ半体が、図８ｂに示されているように結合スリーブ内に 挿入される。スリーブ１１は内部ハウジング１２の停止部Ａに押圧されたままで あり、内部ハウジング１２及び外部ハウジング１３間の遊びＳは変化しない。外 部ハウジング１３がラッチ手段４１と遭遇するまで、第１コネクタ半体１を押込 むことができる。内部ハウジング１２は、結合スリーブ４に対して遊びＰを有す る。 図８ｃに示されるように、その後、第２コネクタ半体２も結合スリー ブ内に挿入される。この工程において、両方のラッチ手段４２がラッチ取る歩２ ３１を介して内部ハウジング２２とラッチし、内部ハウジング２２，１２は相互 にラッチする。スリーブ１１又は２１は、端面が相互に当接した状態で横たわり 、停止部Ａに対して遊びＡ’だけ変位する。２個の内部ハウジング１２，２２は 、互いに対して遊びＱを有する。コネクタ２の端部における押圧のため、外部ハ ウジング２３は内部ハウジング２２の停止部Ｂに逆らって移動し、ラッチ突部１ ３１を有する内部ハウジング１２はラッチアーム４１に逆らって移動する。２個 のコネクタ半体及び結合スリーブが挿入状態にある。２個のコネクタ半体は、相 互にラッチすると共に結合スリーブとラッチする。 さて、多数の光接続を開状態にするために、第２コネクタ半体２の外部ハウジ ング２３上に引張り力を作用させる。この結果、最初に外部ハウジング２３が停 止部及び内部ハウジング２２に逆らって移動し、次に内部ハウジング２２が内部 ハウジング１２に逆らって移動する。この工程において、開き手段２３２を介し て外部ハウジングがラッチ手段４２及びラッチ突部２３１間のロックを開く。こ のため、第２コネクタ半体は、結合スリーブ４と最早ラッチしていない。第２コ ネクタ半体をさらに引張ることにより、引張り力が第１コネクタ半体の内部ハウ ジング上にも作用し、２個の外部ハウジング２３，１３がラッチアーム１６，２ ６とのロックを開く。この結果、第２コネクタ半体を結合スリーブ４から再び取 り外すことができる。その後、外部ハウジング１３を引張ることにより、第１コ ネクタ半体１を結合スリーブから取り外すことができる。 対応する作業は、対応する結合スリーブ４及び２個の相補的なコネクタ半体１ ，２を伴った図９ａないし図９ｄに示される。結合スリーブ４は、コネクタ半体 １のみのためのラッチ手段４１を提供する。第２コネクタ半体２は基板に接続さ れる。最初に第１コネクタ半体１が結合スリーブ４内に挿入され、その後第２コ ネクタ半体２が挿入される。この工程において、第２コネクタ半体２は、結合ス リーブ４とはラッチせず、 第１コネクタ半体１のみとラッチする。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年６月２３日（１９９８．６．２３） 【補正内容】 明細書 光コネクタ 本発明は、２個の相補的なコネクタ半体を有する光コネクタに関する。ここで 、各コネクタ半体は少なくとも１本の光ファイバが実装されるスリーブと、スリ ーブを取り囲む内部ハウジングと、内部ハウジングを取り囲む外部ハウジングと を有し、スリーブはばね力下で内部ハウジング内で軸方向に移動可能に配置され 、内部ハウジングは外部ハウジング内で２個の停止部間を自由に移動可能に配置 されている。 上述の特徴を有する配置は、国際特許公開第９４／２４５９４号により公知で ある。２個の光コネクタ半体の結合には、第１に２個のスリーブを互いに中心出 しし、第２に内部ハウジングを結合スリーブにラッチさせる結合スリーブを必要 とする。このため、結合スリーブは、２個の相補的なコネクタ半体を互いに接続 するために絶対的に必要である。 さらに、国際特許公開第９４／２４５９４号により、結合スリーブでコネクタ 半体を一つのバックプレーンに固定する一方で、第２コネクタ半体を子基板、即 ちバックプレーンに直交して配置された基板に固定することも公知である。 同様に欧州特許第４３０１０７号により、光コネクタが公知である。この場合 、１個のコネクタ半体は、スリーブ内に実装された複数の光ファイバを有し、光 ファイバは、外部ハウジングにより取り囲まれる内部ハウジング内に配置される と共に外部ハウジング内で２個の停止部間を移動可能である。第２コネクタ半体 は、同様にスリーブ内に実装されると共に囲みハウジング内に配置された複数の 光ファイバを有する。第１コネクタ半体は、この囲みハウジング内へ内部ハウジ ング及び外部ハウジングに挿入可能である。この場合、内部ハウジング及び外部 ハウジング関のラッチは第２コネクタ半体内の適当な開き機構により開かれる。 同時に、内部ハウジング及び第２コネクタ半体間にラッチが起こる。２個のコネ クタが互いに分離されている場合、第１コネクタ半体の外部ハ ウジング上に、第２コネクタ半体のハウジング及び第１コネクタ半体の内部ハウ ジング間をラッチするための開き機構が位置する。欧州特許第４３０１０７号に 記載された光コネクタの場合、同様のコネクタ半体は、結合スリーブの補助によ ってのみ互いに結合され得る。 米国特許第５，０６７，７８３号明細書は、２個のコネクタ半体を有する光フ ァイバコネクタを開示する。両コネクタ半体は、内部に１本の光ファイバが実装 されるスリーブを有する。さらに両コネクタ半体は、スリーブがばね力下で軸方 向に移動可能に配置された外部ハウジングを有する。２個のコネクタ半体を結合 するには、一方のコネクタ半体に接続され得る結合スリーブを必要とする。外部 ハウジングがラッチ突起を含むスロットを有する一方、結合スリーブはスロット と協働すると共に結合スリーブを外部ハウジングにラッチするラッチピンを有す る。 本発明は、２個の相補的なコネクタ半体からなり、結合スリーブを用いる場合 でも用いない場合でも可変的に使用され得る光コネクタを明示することを目的と する。 本発明の目的は、請求の範囲第１項の特徴を有する配置により達成される。有 利な改良点は、請求の範囲の従属項に明示されている。 本発明の２個の相補的なコネクタ半体を有する光コネクタは、以下の特徴を有 する。即ち、各コネクタ半体は、少なくとも１本の光ファイバが実装されたスリ ーブを有し、各コネクタ半体は、このスリーブを少なくとも部分的に取り囲む内 部ハウジングと、内部ハウジングを少なくとも部分的に取り囲む外部ハウジング とを有し、少なくとも１個のコネクタ半体においてスリーブはばね力下で内部ハ ウジング内で軸方向に移動可能に配置され、内部ハウジングは外部ハウジング内 で２個の停止部間を自由に移動可能であり、各内部ハウジングは相手コネクタ半 体の内部ハウジング上にラッチするためのラッチ手段を支持し、外部ハウジング は挿入状態及び非挿入状態の両方で内部ハウジング上を移動できるように設計さ れ、外部ハウジングは、外部ハウジング上を引張られると、相補的なコネクタの 内部ハウジングに関連する内部ハウジングのラッチ手 段を開く解除手段を支持する。 本発明の光コネクタを用いれば、結合スリーブを用いることなく同様に設計さ れたコネクタ半体を相互接続することが可能になる。 この場合、２個のコネクタ半体の外部ハウジング及び内部ハウジングをそれぞ れ同形状に設計すると特に有利である。これにより、２個のコネクタ半体の雌雄 同形の構成を得ることが可能になる、このような構成は、各射出成形部品につき １個の成形型のみで足りるので、特に経済的であり、２個の相補的コネクタ半体 の各々について異なった成形型を必要としない、光ファイバが実装されるスリー ブは、例えば２個の中心出し開口又は２本の中心出しピンと、多数の光ファイバ 端部を有すること 請求の範囲 １．２個の相補的なコネクタ半体を有する光コネクタにおいて、 前記コネクタ半体（１，２）の各々は、少なくとも１本の光ファイバが実装さ れたスリーブ（１１，２１）を有し、 前記各コネクタ半体（１，２）は、前記スリーブ（１１，２１）を少なくとも 部分的に取り囲む内部ハウジング（１２，２２）と、該内部ハウジング（１２， ２２）を少なくとも部分的に取り囲む外部ハウジング（１３，２３）とを有し、 少なくとも１個の前記コネクタ半体（１，２）において、前記スリーブ（１１ ，２１）がばね力下で前記内部ハウジング内で軸方向に移動可能に配置されてお り、 前記内部ハウジング（１２，２２）の各々は、前記外部ハウジング（１３，２ ３）内で２個の停止部（１４，１５，２４，２５）間を自由に移動可能であり、 前記内部ハウジング（１２，２２）の各々は、相補的なコネクタ半体（１，２ ）の内部ハウジング（１２，２２）上にラッチするためのラッチ手段（１６，１ ７，２６，２７）を支持し、 前記外部ハウジング（１３，２３）の各々は、挿入状態及び非挿入状態の両方 で前記各内部ハウジング（１２，２２）上を移動できるように設計され、 前記外部ハウジング（１３，２３）の各々は、外部ハウジング上を引張られる と、相補的なコネクタの内部ハウジングに関連する内部ハウジング（１２，２２ ）のラッチ手段（２６，１６）を開く解除手段を支持することを特徴とする光コ ネクタ。 ２．前記コネクタ半体の前記外部ハウジング（１３，２３）が雌雄同形に設計さ れていることを特徴とする請求の範囲第１項記載の光コネクタ。 ３．前記コネクタ半体の前記内部ハウジング（１２，２２）が雌雄同形に設計さ れていることを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項記載の光コネクタ。 ４．前記内部ハウジング（１２，２２）が、対向する２側面にラッチ手段（１６ ，１７，２６，２７）を有し、ラッチフック（１７，２７）が一方の側面に設け られ、突部（１６１，２６１）を有する弾性ラッチアーム（１６，２６）が他方 の側面に設けられていることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第３項のいず れか１項記載の光コネクタ。 ５．前記外部ハウジング（１３，２３）上の前記解除手段（１３３）は、挿入方 向に逆らって他のハウジングを引張る力があると前記解除手段（１３３）が前記 弾性ラッチアームに作用して開くように設計されていることを特徴とする請求の 範囲第４項記載の光コネクタ。 ６．前記スリーブ（１１，２１）が２個の中心出し開口又は２本の中心出しピン （３）のいずれかを有し、多数の光ファイバ端、特に光ファイバリボンケーブル を前記スリーブ内に実装することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第５項の いずれか１項記載の光コネクタ。 ７．接続すべき前記コネクタ半体（１，２）が対向する両端挿入される結合スリ ーブ（４）が設けられ、該結合スリーブ（４）は前記コネクタ半体（１，２）の 少なくとも前記内部ハウジング（１２，２２）とラッチする手段（４１，４２） を有することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第６項のいずれか１項記載の 光コネクタ。 ８．前記内部ハウジング（１２，２２）が前記結合スリーブ（４）とラッチする ラッチ突部（１３１，２３１）を有し、前記外部ハウジング（１３，２３）がラ ッチを開く手段（１３２，２３２）を有することを特徴 とする請求の範囲第７項記載の光コネクタ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】 めの解除手段を支持する。外部ハウジング及び内部ハウ ジングは、各場合において雌雄同形に設計することがで きる。従って、結合スリーブを用いることなく２個のコ ネクタ半体を相互に接続することが可能である。しか し、結合スリーブを使用することもまた可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．２個の相補的なコネクタ半体を有する光コネクタにおいて、 前記コネクタ半体（１，２）の各々は、少なくとも１本の光ファイバが実装さ れたスリーブ（１１，２１）を有し、 該スリーブ（１１，２１）は内部ハウジング（１２，２２）により少なくとも 部分的に取り囲まれ、該内部ハウジング（１２，２２）は画日ハウジング（１３ ，２３）により少なくとも部分的に取り囲まれ、 少なくとも１個の前記コネクタ半体（１，２）において、前記スリーブ（１１ ，２１）がばね力下で前記内部ハウジング内で軸方向に移動可能に配置されてお り、 前記内部ハウジング（１２，２２）は、前記外部ハウジング（１３，２３）内 で２個の停止部（１４，１５，２４，２５）間を自由に移動可能であり、 前記内部ハウジング（１２，２２）は、相補的なコネクタ半体（１，２）の内 部ハウジング（１２，２２）上にラッチするためのラッチ手段（１６，１７，２ ６，２７）を支持し、 前記外部ハウジング（１３，２３）は、挿入状態及び非挿入状態の両方で前記 内部ハウジング（１２，２２）上を移動できるように設計され、 前記外部ハウジング（１３，２３）は、関連する内部ハウジング（１２，２２ ）のラッチ手段（２６，１６）を開く解除手段を支持することを特徴とする光コ ネクタ。 ２．前記コネクタ半体の前記外部ハウジング（１３，２３）が雌雄同形に設計さ れていることを特徴とする請求の範囲第１項記載の光コネクタ。 ３．前記コネクタ半体の前記内部ハウジング（１２，２２）が雌雄同形に設計さ れていることを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項記載の光コネクタ。 ４．前記内部ハウジング（１２，２２）が、対向する２側面にラッチ手段（１６ ，１７，２６，２７）を有し、ラッチフック（１７，２７）が一方の側面に設け られ、突部（１６１，２６１）を有する弾性ラッチアーム（１６，２６）が他方 の側面に設けられていることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第３項のいず れか１項記載の光コネクタ。 ５．前記外部ハウジング（１３，２３）上の前記解除手段（１３３）は、挿入方 向に逆らって他のハウジングを引張る力があると前記解除手段（１３３）が前記 弾性ラッチアームに作用して開くように設計されていることを特徴とする請求の 範囲第４項記載の光コネクタ。 ６．前記スリーブ（１１，２１）が２個の中心出し開口又は２本の中心出しピン （３）のいずれかを有し、多数の光ファイバ端、特に光ファイバリボンケーブル を前記スリーブ内に実装することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第５項の いずれか１項記載の光コネクタ。 ７．接続すべき前記コネクタ半体（１，２）が対向する両端挿入される結合スリ ーブ（４）が設けられ、該結合スリーブ（４）は前記コネクタ半体（１，２）の 少なくとも前記内部ハウジング（１２，２２）とラッチする手段（４１，４２） を有することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第６項のいずれか１項記載の 光コネクタ。 ８．前記内部ハウジング（１２，２２）が前記結合スリーブ（４）とラッチする ラッチ突部（１３１，２３１）を有し、前記外部ハウジング（１３，２３）がラ ッチを開く手段（１３２，２３２）を有することを特徴とする請求の範囲第７項 記載の光コネクタ。