JP2000514920A - 薄層磁界センサー - Google Patents

薄層磁界センサー

Info

Publication number
JP2000514920A
JP2000514920A JP10504863A JP50486398A JP2000514920A JP 2000514920 A JP2000514920 A JP 2000514920A JP 10504863 A JP10504863 A JP 10504863A JP 50486398 A JP50486398 A JP 50486398A JP 2000514920 A JP2000514920 A JP 2000514920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
axis
sensor
field sensor
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10504863A
Other languages
English (en)
Inventor
グエンバンダウ,フレデリック
シュール,アラン
モンテーニュ,フランソワ
Original Assignee
トムソン―セーエスエフ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トムソン―セーエスエフ filed Critical トムソン―セーエスエフ
Publication of JP2000514920A publication Critical patent/JP2000514920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/06Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using galvano-magnetic devices
    • G01R33/09Magnetoresistive devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明の磁界センサーは、平面内で磁気異方性を有し、第1および第2の磁化容易軸(XX',YY')を有す薄膜平面素子(1)を有する。この薄膜平面素子は、その中を第1の方向に第1の測定電流が流れるための電気的接続(2,2')と、第1の方向とは直交する第2の方向に電圧の測定を可能にする2つの電気的接続(3,3')とを有する。2つの磁化容易軸の大きさは概略等しい。第1の磁化容易軸と平行に、磁気抵抗素子とは絶縁して設けられ、その中を制御電流が流れるように構成した第1の導体(6)を有し、制御電流はセンサーが使用されていない時は素子の磁化の方向を第2の磁化容易軸と平行になるように磁界を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】 薄層磁界センサー 本発明は薄層磁界センサーに関するものである。 10-6から10-1エルステッドの磁界を検知する信頼性のある磁界センサーは 、高磁束磁気記録媒体の磁気偏差の検出および読み出しヘッドのために開発が要 請されているものである。 磁界に影響を与える物理的な事象の中で、磁気搬送現象は読み出しのための電 子機器に容易に取り込むことができる点で優れている。現時点では2種類の現象 が利用されている:磁性材料の磁気抵抗とホール効果である。 フランス特許出願93/15551号は平面状の光反応性ホール効果素子を利 用して微弱な磁界を測定するセンサーを開示するものである。 これらのセンサーは強磁性体薄膜の異方性磁気抵抗の逆測定を基礎とするもの である。図1は磁気反応性層を示す。電流Iは層の中をXX'方向に流れ、抵抗 をYY'方向に測定する。この抵抗はセンサーに加えられた磁化Mと共に変化す る。さらに、抵抗は磁化の方向がXX'と成す角θに依存する。 ρ=(Δρ/2)sin2θ YY'方向に測定された電圧はフィルムの磁化の方向と電流測定の方向が成す 角θに下式で表わされるように依存する。 V=I(ΔR/2)sin5(2θ) ここで、ΔRは基本的に材料とセンサーの実質的な厚さに依存する抵抗の異方 性である。 長手方向の測定を行う磁気抵抗センサーに比較して平面状のホール効果センサ ーが優れる点は、関連技術が大幅に単純化される点および低周波数雑音(およそ 1Hz)の主な成分である温度ドリフトがおよそ4桁少なくなる点の2点である 。このセンサーはセンサーがおかれた方向と直交する磁界成分のみを測定する構 成にすることができる。センサーの大きさを磁気領域よりも小さくして壁面の動 きによって生じるノイズを排除するようにすることも可能である。試作されたセ ン サーを用いて測定を行った結果、発明にかかるセンサーは4桁にわたる磁界の強 さの範囲において線形性を示すことが示された(A.シュール、F.グエンバン ダウ、J.R.チャイルドレスによる「応用物理レター」66、1995年5月 15日を参照)。 しかし、磁気抵抗層の2つの磁化容易軸が同等である場合センサーを使用して いない時に問題が生じる。 本発明はこの問題を解決するものである。 本発明は磁気抵抗を有し平面内で抵抗異方性を有する結晶材料でできた平面状 の薄膜を有する磁界測定センサーで、第1と第2の磁化容易軸を有し、2つの磁 化容易軸はおよそ等価であり、この素子には第1の方向に素子内に電流を流し電 気的な測定を行うための第1の電気的接点と、第1の方向とは直角方向の電圧を 測定する第2の電気的接点を有し、磁化容易軸と平行に設けられた第1の導体を 有し、磁気抵抗材料から遮蔽して素子内に素子が使用されていない時に第2の磁 化容易軸の方向と平行に磁化の方向を誘導する制御電流が流れるセンサーに関す るものである。 さらに、このような平面状ホール効果センサーはゼロでないゼロ磁界抵抗を有 することが実験的に示されている。これには2つの理由が有ると考えられる。 ‐センサーを対称でなくしている形状誤差 ‐有効な層の結晶方向がそろっていない ゼロ磁界抵抗のこのオフセットが温度に従って移動する交差方向の抵抗に等方 性の成分をもたらし、交差状測定の重要な特徴を損なわせることになる。さらに 、出力信号レベルが高くなり、同期検出モードでの測定装置の検出性能を損なう ことになる。本発明はこの問題を解消するものである。 さらに別の問題は、二軸コンパスの問題である。このために、同一平面上に2 つの平面状ホール効果センサーを配置する。しかし、この構成は特定の要件を満 たす必要がある。 この為、本発明は以下のセンサーを含む。すなわち、 ‐磁化容易軸の方向が第1の磁気抵抗素子と平行であって、第1の磁気抵抗素子 と同様な磁気抵抗材料からなる第2の抵抗素子と; ‐上記の素子に、第1の方向または第2の方向に第2の測定電流を流す電気接続 手段と; ‐第2の電流と直角方向で第2の方向あるいは第1の方向と平行に電圧を測定す る為の電気的接触と; ‐第2の磁化容易軸と平行に設けられ、制御電流を流すことができ、センサーが 使用されていない時に第1の磁化容易軸と平行に素子の磁化の方向を決定する 第2の導体。 このような構成によって、2つの検出装置はいずれもそれぞれ磁界の1つの成 分に反応する。このような2軸センサーの正確さは2つのセンサーの組み立て精 度に依存することが理解される。 ところで、磁界の2つの成分は組み合わせられた2つのセンサーによって測定 される。したがって、測定の正確さは2つのセンサーの測定感度の誤差に支配さ れる。大量生産においては直径の大きな基板が使用される。したがって、センサ ー毎の感度が大きく異なることが考えられる。この問題を解消するには、近接す る位置から製作された2つのセンサーに印を付けておくか、あるいはセンサーの 感度を測定することが必要になる。いずれの場合にも手間のかかる操作が必要で あり、センサーのコストに反映されることになる。 本発明によれば、2つのセンサーは同一の磁気抵抗層の互いに近接した位置か ら製作される。 本発明のその他の目的と特徴は以下の記載および添付の図面からも明らかにな るはずである。 図1は、既に説明した平面状のホール効果磁気抵抗センサーを示す。 図2は、本発明に係る単純化された実施例である。 図3は、本発明に基づく2軸コンパスである。 図4は、本発明に基づくセンサーの他の実施例を示す。 図5は、本発明に基づく2軸のセンサーを組み込んだ3軸センサーである。 図6aおよび図6bは、2軸のセンサーと通常型のホール効果センサーを組み 込んだ3軸センサーである。 図2を参照しながら本発明に基づく単純化されたセンサーについて説明する。 基板5は、平面ホール効果が得られる正方形又は長方形の磁気抵抗材料からな る薄膜である素子1を搭載している。この材料は層の面内において異方性を有し 、結果として2つの磁化容易軸を有する。磁化容易軸は同一で互いに直行する軸 XX'およびYY'の向きに合わせられている。例として示せば、層厚は0.01 μmから1μm(例えば0.02μm)であり、素子1の幅と長さは10μmか ら50μmの間(たとえば20μm)である。素子1には、XX'方向に沿った 両端部に電流を供給する装置と接続して素子内に測定電流iを流す為の接続パッ ド2,2’が設けられている。この電流は一定の大きさの直流であることが望ま しい。 素子1の側面、つまりYY'軸の方向には接続エレメント3,3’が設けられ ている。 これらの接続エレメントは電圧あるいは抵抗測定装置を接続する為のものであ る。接続パッド2,2'および3,3'は少なくとも素子1の幅一杯で素子と接し ている。さらに、接続パッドの幅は、ジョンソンノイズと電流の消費を押さえる 為に急激に広がっている。これらの接続端子は素子1とは別の材料で作ることが できる。 素子1の上には導体6が設けられている。例えばこの導体はXX'軸と平行で ある。導体は、絶縁層4によって素子1とは分離されている。 導体6を流れる電流(直流又は交流)は素子1の内部に電流とは直行方向の磁 界を生じさせる。 導線と直行する方向に磁化の方向と向きを制御することは可能である。この制 御に必要な磁界の強さは異方性磁界よりもはるかに小さく、測定されるべき磁界 の強さよりもはるかに強い。 素子1は立方結晶構造を有し層構造の平面内において四辺形の磁気−結晶構造 を有する強磁性体の薄層である。そのような材料で作られた薄層は、面内に、互 いに直行する方向に等価な2つの磁化容易軸を有する。現在の技術を用いればこ のような薄層を製作することは可能である。 本発明に基づく平面状のホール効果センサーにおいては、有効な部位はその大 きさが磁気的に単一領域とみなすことができるほど小さな(10ミクロンのオー ダーの)正方形である。したがって、磁界が与えられていない時には、正方形の 中の磁化は磁化容易軸の一方の向きに揃っている。センサーが異方性の大きさよ りもわずかに小さな磁界中に置かれた場合、センサーはこの磁界のセンサーの平 面内で磁化の方向とは直行する向きの磁界の成分にのみ反応する。センサーが反 応する磁界の方向を制御するには、反応素子の磁化の方向を制御する必要がある 。これが本発明において導体6を設け、導体中を電流(交流又は直流)を流す理 由である。 この電流は素子1の中に直行方向の磁界を生じさせる。 誘導される磁界が導体とセンサーとの距離に依存しないよう、導体の幅は導体 とセンサーとの距離に比較して大きいことが望ましい。 図2に示した実施例の場合、導体はセンサーの上部に、例えばXX'方向に搭 載されている。導線のディメンジョンと、導線とセンサーとの距離は、導線と平 行な方向の磁化を飽和状態にするに十分な磁界をセンサーに発生させるようなも のでなければならない。磁化の方向は導線内を流れる電流の方向によって制御さ れる。 導体6内に制御電流+Iを流した後、磁化の方向と向きは制御されセンサーは 電圧V+を発生させる。 V+=V0+S・i・H (1) V0はオフセット電圧であり、Sはセンサーの感度(ボルト/テスラ・アンペア )、iはセンサー内の測定電流、Hは外部の磁界の電圧接点と平行な成分である 。 平面的な一軸異方性を有する動的材料を使用することは不用になる。したがっ て、本質的な四辺形の異方性を有する動的層を使用して、つまり大きさが同じで 互いに直行する2つの磁化容易軸を有する材料から、磁界の異なる複数の成分を 測定する平面状のホール効果センサーを同一層上に製作することが可能になる。 それぞれの磁気抵抗素子が感度を有する方向は、制御導体6に流す電流によって 制御することができる。 磁界の測定は、センサーの磁化の向きをそろえるパルスIの後で行うこともで きるし、必要なら、パルスと同時にすることもできる。後者の場合には、センサ ーの感度は導体6を流れる電流の強さに依存する。 このようなセンサーの場合、一軸異方性の原因は全て取り除いておかなければ ならない。特に、センサーの配置は結晶の対称性と整合するものでなければなら ない。 電流‐Iが流れ、以前述べたのとは反対方向に磁化が飽和した場合、センサー は下記の信号を発生させる: V−=V0-S・i・H (2) 簡単な引き算V+‐V−=2・S・i・Hによってオフセットを除去し信号の 有効な部分のみを取り出すことができる。 図3は図2で示したセンサーを2軸のコンパスに適用した例を示すものである 。 発明によれば、同一層上に磁界の少なくとも2つの異なる成分を測定するセン サーを製作することができる。 好ましくはこれらは互いに直行する2つの成分である。磁化の方向であり、従 って磁界に感度を有する方向は、図2に示した導体6のような導体によってセン サー毎に制御される。 図3は同一の層に設けられた2つの磁気抵抗素子1と10を示す。 素子1の電極2と2'は素子1の磁化容易軸であるXX'軸の方向に並んでいる 。電極3,3’は、もう一方の磁化容易軸であるYY'方向に並んでいる。 素子10の場合は、電極12、12'はYY'軸の方向に並んでおり、電極13 ,13'はXX'軸の方に並んでいる。 電圧測定装置が電極3,3’および電極13,13’に接続されている。 YY'軸に平行な導体6が素子1の上に搭載され、XX'軸に平行な導体16が 素子10の上に搭載されている。これらの導体は素子1および10から絶縁され ている。導体には制御電流Iが流れる。図1に示した例によれば、導体6と16 は電流Iが流れる同様な導体である。 磁界測定装置(たとえばコンパス)として使用する為に、磁界の2つの成分を 測定することができる。センサー1と10に関しては、制御電流Iによって2つ のセンサーの磁化の方向が互いに直行するように直行する向きの導体6と16に 電流を流さなければならない。このようにして2つのセンサーを、磁界の互いに 直行する2つの成分に対して感度を有するようにすることができる。 素子1および10は、基板Sの上にフォトリソグラフィーまたはエッチングの 手法で製作することができる。次に絶縁層4を2つのセンサーの上に形成する。 制御すべきセンサーの磁化の方向と向きを制御する為の高い導電性を有する金 属の導線(金、銀、銅、アルミニウム等)は、絶縁層または基板の裏面に形成す ればよい。図3からも分かるように、それぞれのセンサーに対応する導体6と1 6は互いに直行する。したがって、2つのセンサーの磁化の向きは互いに直行す る。 図3に示した例では、センサーを流れる電流は共にiであった。接続は、リソ グラフの工程中に製作される良導電性で、好ましくは非磁性の材料(金、銀、銅 、アルミニウム等)からなる導線F1によって行われる。 図4は、本発明による他のセンサーを示すものである。2つの磁気抵抗素子1 、10には同一方向YY'の電流が流れる。図4によれば、2つのセンサーは接 続導体F1によって直列につながれており、同じ電流iが、同じ向きに流れる。 接点3、3’および13、13'における電圧測定はXX'と平行な方向について 行う。しかし、本発明において重要なことであり、図3および図4に示す例に共 通することは、素子1および10の上に設けられた導体6および16は、一方は XX'と平行で他方はYY'と平行(すなわち、これらは互いに直行する)ことで ある。 当初述べたように、これらの方向XX'およびYY'は、素子1および10の磁 化容易軸の方向と一致していることに注意されたい。 これらの条件下では、導体6および16は素子1および10に互いに直行し、 それぞれの方向が磁化容易軸の方向と一致する向きの磁界を発生する。 一体構成(monolithic integration)の2軸コンパスがこのようにして実現さ れる。基板が半導体(例えばシリコン)であれば、読み出しに必要な電気的構成 をすべて基板上に一体形成することも可能である。 図3の装置の場合、導体6および16がセンサーに対しておかれている位置と の関係で、図2に関連して説明したオフセットの除去方法を適用することが可能 になる。さらに、同一のマスク工程で2つのセンサーを形成する上記の製造工程 によって、センサー相互の位置を正確に位置決めすることが可能になる。すなわ ち、2軸コンパスの角解像度が、複合構造のコンパスに比較して向上する。 最後に、磁気抵抗材料の配置が結晶構造的視点から不正確であることは、オフ セットを除去する工程によって大部分矯正され、配置の不正確さに起因する影響 は、少なくとも一桁以上小さくすることができる。 本願発明によれば、それぞれの素子1および10の感度をあらかじめ測定する ことなく、磁界の方向を決定することができる2軸コンパスを実現する為の一組 の平面ホール効果センサーを得ることができる。2つの素子によって直行する2 つの磁界の成分を測定することができる。2つのセンサーは同時に同一の基板の 上に形成される。それらは互いに近接している為、製造パラメータは同一である 。つまり、2つのセンサーの感度は同一である。磁界の向きを決定する為には2 つの測定の比率を求めることで充分である。結果は、従って、それぞれの素子の 感度に依存しない。本発明は、均一なデポジション形成が困難な大表面基板上に 低コストで大量のコンパスを製造するのに極めて好適である。さらに、本発明は センサーの素子に直行する向きの磁化を行う為に導線を必要とする。本発明にお いては、この導線はまたオフセットの除去とそれによる角度精度の向上に使用さ れる。 本発明はまた3軸磁界方向センサーとしても利用することができる。 図5はそのようなセンサーの概要を示すものである。 図5のセンサーは、XY平面内には2つの測定素子(1、10)を有し、それ ぞれがXY平面内において対応する方向(X,Y)の磁界成分を測定する上述し た第1の2軸センサーを有する。それぞれの磁界センサーは、図においては磁界 抵抗素子1、10によって示されている。この第1のセンサーはXY平面内にお いて磁界の成分を測定する。 同様にXY平面と直行するXZ平面にある2つの測定素子(1',10')を有 する第2の2軸センサーがある。第2の2軸センサーはXZ平面内における磁界 の成分を測定する。2組のセンサーを使用することで3次元空間における磁界の 向きを決定することが可能になる。 このようなセンサーは、従来の手法では3つのセンサーを組み合わせなければ ならなかったのに対して、2つのセンサーの組合わせ(好ましくは直角方向の組 み合わせ)だけで充分な為に、製造が容易である。 図6aおよび図6bは、2軸のセンサー一つと従来型のホール効果センサーを 1つ有し、すべてのセンサーが同一の基板上に構成された3軸センサーの例を示 すものである。 ホール効果センサーは、基板7上に移動性の高い電子を有する材料からなる層 20を有する。この層20は、例えば、ドープされた半導体材料である。その層 は絶縁層21で被覆され、その上に磁気抵抗素子1および10、さらに図には示 されていない電気接点が形成される。絶縁層4は少なくとも素子1および10を 被覆する。ここでも素子1および10の上部には導体(6、16)が設けられて いる。最後に、接続22、22',23,23'によってホール効果素子20が接 続される。図面を単純化する為に、素子1および10の接続は省略してある。 素子1および10を有するセンサーは上述と同様に機能し、XY平面の磁界成 分を測定する。層20を有する従来型のホール効果センサーはZ軸方向の磁界を 測定する。したがって、この組み合わせによって3次元空間の磁界の向きが測定 されることになる。 上記の説明において、導体に流れる電流の向きを逆転させる為に導体6、16 にスイッチ手段が設けられても良いことに留意する必要がある。磁気抵抗素子に は電圧測定装置が設けられていても良く、差分回路によって2つの方向に流れる 制御電流について測定した電圧の差を測定することもできる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月8日(1998.7.8) 【補正内容】 明細書 薄層磁界センサー 本発明は薄層磁界センサーに関するものである。 10-6から10-1エルステッドの磁界を検知する信頼性のある磁界センサーは 、高磁束磁気記録媒体の磁気偏差の検出および読み出しヘッドのために開発が要 請されているものである。 磁界に影響を与える物理的な事象の中で、磁気搬送現象は読み出しのための電 子機器に容易に取り込むことができる点で優れている。現時点では2種類の現象 が利用されている:磁性材料の磁気抵抗とホール効果である。 フランス特許出願93/15551号は平面状の光反応性ホール効果素子を利 用して微弱な磁界を測定するセンサーを開示するものである。この特許出願を本 発明に最も近い先行技術としてあげることができる。米国特許第4,987,50 9号は互いに平行するように設けた2つの磁気抵抗素子と、分極領域を発生させ 、使用されていない時に、素子の磁界の方向を決定する、2つの磁気抵抗素子の 間に設けた導体からなるシステムを開示する。 これらのセンサーは強磁性体薄膜の異方性磁気抵抗の逆測定を基礎とするもの である。図1は磁気反応性層を示す。電流Iは層の中をXX'方向に流れ、抵抗 をYY'方向に測定する。この抵抗はセンサーに加えられた磁化Mと共に変化す る。さらに、抵抗は磁化の方向がXX'と成す角θに依存する。 ρ=(Δρ/2)sin2θ YY'方向に測定された電圧はフィルムの磁化の方向と電流測定の方向が成す 角θに下式で表わされるように依存する。 V=I(ΔR/2)sin5(2θ) ここで、ΔRは基本的に材料とセンサーの実質的な厚さに依存する抵抗の異方 性である。 長手方向の測定を行う磁気抵抗センサーに比較して平面状のホール効果センサ ーが優れる点は、関連技術が大幅に単純化される点および低周波数雑音(およそ 1Hz)の主な成分である温度ドリフトがおよそ4桁少なくなる点の2点である 。このセンサーはセンサーがおかれた方向と直交する磁界成分のみを測定する構 成にすることができる。センサーの大きさを磁気領域よりも小さくして壁面の動 きによって生じるノイズを排除するようにすることも可能である。試作されたセ ンサーを用いて測定を行った結果、発明にかかるセンサーは4桁にわたる磁界の 強さの範囲において線形性を示すことが示された(A.シュール、F.グエンバ ンダウ、J.R.チャイルドレスによる「応用物理レター」66、1995年5 月15日を参照)。 しかし、磁気抵抗層の2つの磁化容易軸が同等である場合(同じ値を持つ場合 )センサーを使用していない時に問題が生じる。 本発明はこの問題を解決するものである。 本発明は磁気抵抗を有し平面内で抵抗異方性を有する結晶材料でできた平面状 の薄膜を有する磁界測定センサーで、第1と第2の磁化容易軸を有し、2つの磁 化容易軸の値はおよそ同一であり、この素子には第1の方向に素子内に電流を流 し電気的な測定を行うための第1の電気的接点と、第1の方向とは直角方向の電 圧を測定する第2の電気的接点を有し、磁化容易軸と平行に設けられた第1の導 体を有し、磁気抵抗材料から遮蔽して素子内に素子が使用されていない時に第2 の磁化容易軸の方向と平行に磁化の方向を誘導する制御電流が流れるセンサーに 関するものである。 さらに、このような平面状ホール効果センサーはゼロでないゼロ磁界抵抗を有 することが実験的に示されている。これには2つの理由が有ると考えられる。 ‐センサーを対称でなくしている形状誤差 ‐有効な層の結晶方向がそろっていない ゼロ磁界抵抗のこのオフセットが温度に従って移動する交差方向の抵抗に等方 性の成分をもたらし、交差状測定の重要な特徴を損なわせることになる。さらに 、出力信号レベルが高くなり、同期検出モードでの測定装置の検出性能を損なう ことになる。本発明はこの問題を解消するものである。 さらに別の問題は、二軸コンパスの問題である。このために、同一平面上に2 つの平面状ホール効果センサーを配置する。しかし、この構成は特定の要件を満 たす必要がある。 この為、本発明は以下のセンサーを含む。すなわち、 ‐磁化容易軸の方向が第1の磁気抵抗素子と平行であって、第1の磁気抵抗素子 と同様な磁気抵抗材料からなる第2の抵抗素子と; ‐前記第2の素子に、第1の方向または第2の方向に第2の測定電流を流す電気 接続手段と; ‐第2の電流と直角方向で第2の方向あるいは第1の方向と平行に電圧を測定す る為の電気的接触と; ‐第2の磁化容易軸と平行に設けられ、制御電流を流すことができ、センサーが 使用されていない時に第1の磁化容易軸と平行に素子の磁化の方向を決定する 第2の導体。 このような構成によって、2つの検出装置はいずれもそれぞれ磁界の1つの成 分に反応する。このような2軸センサーの正確さは2つのセンサーの組み立て精 度に依存することが理解される。 ところで、磁界の2つの成分は組み合わせられた2つのセンサーによって測定 される。したがって、測定の正確さは2つのセンサーの測定感度の誤差に支配さ れる。大量生産においては直径の大きな基板が使用される。したがって、センサ ー毎の感度が大きく異なることが考えられる。この問題を解消するには、近接す る位置から製作された2つのセンサーに印を付けておくか、あるいはセンサーの 感度を測定することが必要になる。いずれの場合にも手間のかかる操作が必要で あり、センサーのコストに反映されることになる。 本発明によれば、2つのセンサーは同一の磁気抵抗層の互いに近接した位置か ら製作される。 本発明のその他の目的と特徴は以下の記載および添付の図面からも明らかにな るはずである。 図1は、既に説明した平面状のホール効果磁気抵抗センサーを示す。 図2は、本発明に係る単純化された実施例である。 図3は、本発明に基づく2軸コンパスである。 図4は、本発明に基づくセンサーの他の実施例を示す。 図5は、本発明に基づく2軸のセンサーを組み込んだ3軸センサーである。 図6aおよび図6bは、2軸のセンサーと通常型のホール効果センサーを組み 込んだ3軸センサーである。 図2を参照しながら本発明に基づく単純化されたセンサーについて説明する。 基板Sは、平面ホール効果が得られる正方形又は長方形の磁気抵抗材料からな る薄膜である素子1を搭載している。この材料は層の面内において異方性を有し 、結果として2つの磁化容易軸を有する。磁化容易軸は互いに直行する軸XX' およびYY'の向きに合わせられている。例として示せば、層厚は0.01μm から1μm(例えば0.02μm)であり、素子1の幅と長さは10μmから5 0μmの間(たとえば20μm)である。素子1には、XX'方向に沿った両端 部に電流を供給する装置と接続して素子内に測定電流iを流す為の接続パッド2 ,2’が設けられている。この電流は一定の大きさの直流であることが望ましい 。 素子1の側面、つまりYY'軸の方向には接続エレメント3,3’が設けられ ている。 これらの接続エレメントは電圧あるいは抵抗測定装置を接続する為のものであ る。接続パッド2,2'および3,3'は少なくとも素子1の幅一杯で素子と接し ている。さらに、接続パッドの幅は、ジョンソンノイズと電流の消費を押さえる 為に急激に広がっている。これらの接続端子は素子1とは別の材料で作ることが できる。 素子1の上には導体6が設けられている。例えばこの導体はXX'軸と平行で ある。導体は、絶縁層4によって素子1とは分離されている。 導体6を流れる電流(直流又は交流)は素子1の内部に電流とは直行方向の磁 界を生じさせる。 導線と直行する方向に磁化の方向と向きを制御することは可能である。この制 御に必要な磁界の強さは異方性磁界よりもはるかに小さく、測定されるべき磁界 の強さよりもはるかに強い。 素子1は立方結晶構造を有し層構造の平面内において四辺形の磁気−結晶構造 を有する強磁性体の薄層である。そのような材料で作られた薄層は、面内に、互 いに直行する方向に同じ大きさの2つの磁化容易軸を有する。現在の技術を用い ればこのような薄層を製作することは可能である。 本発明に基づく平面状のホール効果センサーにおいては、有効な部位はその大 きさが磁気的に単一領域とみなすことができるほど小さな(10ミクロンのオー ダーの)正方形である。したがって、磁界が与えられていない時には、正方形の 中の磁化は磁化容易軸の一方の向きに揃っている。センサーが異方性の大きさよ りもわずかに小さな磁界中に置かれた場合、センサーはこの磁界のセンサーの平 面内で磁化の方向とは直行する向きの磁界の成分にのみ反応する。センサーが反 応する磁界の方向を制御するには、反応素子の磁化の方向を制御する必要がある 。これが本発明において導体6を設け、導体中を電流(交流又は直流)を流す理 由である。 この電流は素子1の中に直行方向の磁界を生じさせる。 誘導される磁界が導体とセンサーとの距離に依存しないよう、導体の幅は導体 とセンサーとの距離に比較して大きいことが望ましい。 図2に示した実施例の場合、導体はセンサーの上部に、例えばXX'方向に搭 載されている。導線のディメンジョンと、導線とセンサーとの距離は、導線と平 行な方向の磁化を飽和状態にするに十分な磁界をセンサーに発生させるようなも のでなければならない。磁化の方向は導線内を流れる電流の方向によって制御さ れる。 導体6内に制御電流+Iを流した後、磁化の方向と向きは制御されセンサーは 電圧V+を発生させる。 V+=V0+S・i・H (1) V0はオフセット電圧であり、Sはボルト/テスラ・アンペアセンサーの感度 、iはセンサー内の測定電流、Hは外部の磁界の電圧接点と平行な成分である。 平面的な一軸異方性を有する動的材料を使用することは不用になる。したがっ て、本質的な四辺形の異方性を有する動的層を使用して、つまり大きさが同じで 互いに直行する2つの磁化容易軸を有する材料から、磁界の異なる複数の成分を 測定する平面状のホール効果センサーを同一層上に製作することが可能になる。 それぞれの磁気抵抗素子が感度を有する方向は、制御導体6に流す電流によって 制御することができる。 磁界の測定は、センサーの磁化の向きをそろえるパルスIの後で行うこともで きるし、必要なら、パルスと同時にすることもできる。後者の場合には、センサ ーの感度は導体6を流れる電流の強さに依存する。 このようなセンサーの場合、一軸異方性の原因は全て取り除いておかなければ ならない。特に、センサーの配置は結晶の対称性と整合するものでなければなら ない。 電流-Iが流れ、以前述べたのとは反対方向に磁化が飽和した場合、センサー は下記の信号を発生させる: V−=V0-S・i・H (2) 簡単な引き算V+ - V−=2・S・i・Hによってオフセットを除去し信号 の有効な部分のみを取り出すことができる。 図3は図2で示したセンサーを2軸のコンパスに適用した例を示すものである 。 発明によれば、同一層上に磁界の少なくとも2つの異なる成分を測定するセン サーを製作することができる。 好ましくはこれらは互いに直行する2つの成分である。磁化の方向であり、従 って磁界に感度を有する方向は、図2に示した導体6のような導体によってセン サー毎に制御される。 図3は同一の層に設けられた2つの磁気抵抗素子1と10を示す。 素子1の電極2と2'は素子1の磁化容易軸であるXX'軸の方向に並んでいる 。電極3,3'は、もう一方の磁化容易軸であるYY'方向に並んでいる。 素子10の場合は、電極12、12'はYY'軸の方向に並んでおり、電極13 ,13'はXX'軸の方に並んでいる。 電圧測定装置が電極3,3'および電極13,13’に接続されている。 YY'軸に平行な導体6が素子1の上に搭載され、XX'軸に平行な導体16が 素子10の上に搭載されている。これらの導体は素子1および10から絶縁され ている。導体には制御電流Iが流れる。図1に示した例によれば、導体6と16 は電流Iが流れる同様な導体である。 磁界測定装置(たとえばコンパス)として使用する為に、磁界の2つの成分を 測定することができる。センサー1と10に関しては、制御電流Iによって2つ のセンサーの磁化の方向が互いに直行するように直行する向きの導体6と16に 電流を流さなければならない。このようにして2つのセンサーを、磁界の互いに 直行する2つの成分に対して感度を有するようにすることができる。 素子1および10は、基板Sの上にフォトリソグラフィーまたはエッチングの 手法で製作することができる。次に絶縁層4を2つのセンサーの上に形成する。 制御すべきセンサーの磁化の方向と向きを制御する為の高い導電性を有する金 属の導線(金、銀、銅、アルミニウム等)は、絶縁層または基板の裏面に形成す ればよい。図3からも分かるように、それぞれのセンサーに対応する導体6と1 6は互いに直行する。したがって、2つのセンサーの磁化の向きは互いに直行す る。 図3に示した例では、センサーを流れる電流は共にiであった。接続は、リソ グラフの工程中に製作される良導電性で、好ましくは非磁性の材料(金、銀、銅 、アルミニウム等)からなる導線F1によって行われる。 図4は、本発明による他のセンサーを示すものである。2つの磁気抵抗素子1 、10には同一方向YY'の電流が流れる。図4によれば、2つのセンサーは接 続導体F1によって直列につながれており、同じ電流iが、同じ向きに流れる。 接点3、3’および13、13'における電圧測定はXX'と平行な方向について 行う。しかし、本発明において重要なことであり、図3および図4に示す例に共 通することは、素子1および10の上に設けられた導体6および16は、一方は XX'と平行で他方はYY'と平行(すなわち、これらは互いに直行する)ことで ある。 当初述べたように、これらの方向XX'およびYY'は、素子1および10の磁 化容易軸の方向と一致していることに注意されたい。 これらの条件下では、導体6および16は素子1および10に互いに直行し、 それぞれの方向が磁化容易軸の方向と一致する向きの磁界を発生する。 一体構成(monolithic integration)の2軸コンパスがこのようにして実現さ れる。基板が半導体(例えばシリコン)であれば、読み出しに必要な電気的構成 をすべて基板上に一体形成することも可能である。 図3の装置の場合、導体6および16がセンサーに対しておかれている位置と の関係で、図2に関連して説明したオフセットの除去方法を適用することが可能 になる。さらに、同一のマスク工程で2つのセンサーを形成する上記の製造工程 によって、センサー相互の位置を正確に位置決めすることが可能になる。すなわ ち、2軸コンパスの角解像度が、複合構造のコンパスに比較して向上する。 最後に、磁気抵抗材料の配置が結晶構造的視点から不正確であることは、オフ セットを除去する工程によって大部分矯正され、配置の不正確さに起因する影響 は、少なくとも一桁以上小さくすることができる。 本願発明によれば、それぞれの素子1および10の感度をあらかじめ測定する ことなく、磁界の方向を決定することができる2軸コンパスを実現する為の一組 の平面ホール効果センサーを得ることができる。2つの素子によって直行する2 つの磁界の成分を測定することができる。2つのセンサーは同時に同一の基板の 上に形成される。それらは互いに近接している為、製造パラメータは同一である 。つまり、2つのセンサーの感度は同一である。磁界の向きを決定する為には2 つの測定の比率を求めることで充分である。結果は、従って、それぞれの素子の 感度に依存しない。本発明は、均一なデポジション形成が困難な大表面基板上に 低コストで大量のコンパスを製造するのに極めて好適である。さらに、本発明は センサーの素子に直行する向きの磁化を行う為に導線を必要とする。本発明にお いては、この導線はまたオフセットの除去とそれによる角度精度の向上に使用さ れる。 本発明はまた3軸磁界方向センサーとしても利用することができる。 図5はそのようなセンサーの概要を示すものである。 図5のセンサーは、XY平面内には2つの測定素子(1、10)を有し、それ ぞれがXY平面内において対応する方向(X,Y)の磁界成分を測定する上述し た第1の2軸センサーを有する。それぞれの磁界センサーは、図においては磁界 抵抗素子1、10によって示されている。この第1のセンサーはXY平面内にお いて磁界の成分を測定する。 同様にXY平面と直行するXZ平面にある2つの測定素子(1',10')を有 する第2の2軸センサーがある。第2の2軸センサーはXZ平面内における磁界 の成分を測定する。2組のセンサーを使用することで3次元空間における磁界の 向 きを決定することが可能になる。 このようなセンサーは、従来の手法では3つのセンサーを組み合わせなければ ならなかったのに対して、2つのセンサーの組合わせ(好ましくは直角方向の組 み合わせ)だけで充分な為に、製造が容易である。 図6aおよび図6bは、2軸のセンサー一つと従来型のホール効果センサーを 1つ有し、すべてのセンサーが同一の基板上に構成された3軸センサーの例を示 すものである。 ホール効果センサーは、基板7上に移動性の高い電子を有する材料からなる層 20を有する。この層20は、例えば、ドープされた半導体材料である。その層 は絶縁層21で被覆され、その上に磁気抵抗素子1および10、さらに図には示 されていない電気接点が形成される。絶縁層4は少なくとも素子1および10を 被覆する。ここでも素子1および10の上部には導体(6、16)が設けられて いる。最後に、接続22、22',23,23'によってホール効果素子20が接 続される。図面を単純化する為に、素子1および10の接続は省略してある。 素子1および10を有するセンサーは上述と同様に機能し、XY平面の磁界成 分を測定する。層20を有する従来型のホール効果センサーはZ軸方向の磁界を 測定する。したがって、この組み合わせによって3次元空間の磁界の向きが測定 されることになる。 上記の説明において、導体に流れる電流の向きを逆転させる為に導体6、16 にスイッチ手段が設けられても良いことに留意する必要がある。磁気抵抗素子に は電圧測定装置が設けられていても良く、差分回路によって2つの方向に流れる 制御電流について測定した電圧の差を測定することもできる。 さらに、センサーの磁気抵抗素子は細長い形状でその長手方向に測定電流が流 れるように構成されているものであっても良い。電圧測定用の端子はは細長い素 子の平行する側部に設けられる。細長い素子の幅は、例えば数十ミクロンから数 百ミクロンのオーダーである。 請求の範囲 1. 第1および第2の磁化容易軸(XX',YY')を有し、平面内で抵抗異方 性を有する磁気抵抗材料からなり、その中を第1の方向に第1の測定電流が流れ るための電気的接続(2,2')と、第1の方向とは直交する第2の方向に電圧 の測定を可能にする2つの電気的接続(3,3')とを有する第1の平面薄層素子 (1)を有し、2つの磁化容易軸の大きさは同等であり、第1の磁化容易軸と平 行に磁気抵抗素子とは絶縁して設けられ、その中を制御電流が流れるように構成 した第1の導体(6)を有し、制御電流はセンサーが使用されていない時は素子 の磁化の方向を第2の磁化容易軸と平行になるように磁界を発生することを特徴 とする磁界センサー。 2. 第1の方向が磁化容易軸の一つの方向と一致し、第2の方向が他の磁化容 易軸の方向と一致することを特徴とする請求項1に記載の磁界センサー。 3. 更に、 ‐第1の素子(1)と同様な磁気抵抗素子でできており、磁化容易軸の向きが第 1の素子の磁化容易軸と平行な第2の素子(10)と; ‐前記第2の素子に第1の方向あるいは第2の方向に、第2の測定電流を流す電 気接続手段(12,12')と; ‐第2の電流と直角方向で第2の方向あるいは第1の方向と平行に電圧を測定す る為の電気的接触(13,13')と; ‐第2の磁化容易軸と平行に設けられ制御電流を流すことができ、センサーが使 用されていない時に第1の磁化容易軸と平行に素子の磁化の方向を決定する第 2の導体(16) を有することを特徴とする請求項2に記載の磁界センサー。 4. 第1の磁化容易軸と第2の磁化容易軸が互いに直行する請求項3に記載の 磁界センサー。 5. 第1の素子(1)と第2の素子(2)とが同一の磁気抵抗結晶層上に形成 された請求項3に記載の磁界センサー。 6. 第1の素子(1)と第2の素子(2)がその大きさと同程度の距離だけ離 れて設けられた請求項5に記載の磁界センサー。 7. 導体(6、16)にはスイッチ手段が設けられ、これによって導体を流れ る電流の向きを逆転することができる請求項3に記載の磁界センサー。 8. 素子には電圧測定手段が設けられ、さらに2方向の制御電流間の電圧の差 を求めることができる差分回路を有する請求項7に記載の磁界センサー。 9. 第2の測定電流は第1の磁化容易軸と平行に第2の素子内を流れ、電圧は 第2の磁化容易軸と平行な方向に測定される請求項3に記載の磁界センサー。 10. 第2の測定電流は第2の磁化容易軸と平行に第2の素子を流れ、電圧は 第1の磁化容易軸と平行な向きに測定される請求項3に記載の磁界センサー。 11. 磁気抵抗素子(1、10)は細長い形状であり、長手方向に測定電流が 流れ、電圧測定は長手に沿った両側面の間で行われ、素子の幅は数十ミクロンか ら数百ミクロンの間である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の磁界セン サー。 12. 第1と第2の導体が直列に接続され、同じ制御電流(I)が流れる請求 項3に記載の磁界センサー。 13. 第1と第2の素子の電気接点(2,2',12,12')によって2つの素 子に直列に同じ測定電流(i)が流れる請求項3に記載の磁界センサー。 14. ‐磁気抵抗材料でできており第1の平面(XY)に位置し、電流を流し かつ電圧の測定を可能にする端子を有する2つの素子(1,10)と、素子の磁 化容易軸に平行に設けた導体を有する第1の2軸センサーと、 ‐磁気抵抗材料でできており第1の平面(XY)とは概略直行する第2の平面(X Z)に位置し、電流を流しかつ電圧の測定を可能にする端子を有する2つの素 子(1',10')と、素子の磁化容易軸に平行に設けた導体を有する第2の2軸 センサー とを有する請求項3に記載の3軸磁界センサー。 15. 基板(7)の一方の表面に、 ‐基板の表面に直角な方向の磁界の測定を可能にする高電子移動性材料からなる ホール効果センサー(20)と、 ‐同一の磁気抵抗材料層内に設けた2つの素子(1、10)とそれらに設けられ た端子、素子の上に搭載され基板の表面に平行な平面内において磁界の一つの 成分を測定する為に制御電流を流すことのできる導体(6)と を有する請求項6に記載の3軸磁界センサー。 【図1】 【図2】【図3】【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュール,アラン フランス国 F―94117 アルキュエイユ セデックス,アヴニュー デュ プレジ ドン サルヴァドール アロンド,13,ト ムソン―セーエスエフ エス.セー.ペ. イ. (72)発明者 モンテーニュ,フランソワ フランス国 F―94117 アルキュエイユ セデックス,アヴニュー デュ プレジ ドン サルヴァドール アロンド,13,ト ムソン―セーエスエフ エス.セー.ペ. イ.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 第1および第2の磁化容易軸(XX',YY')を有し、平面内で抵抗異方 性を有する磁気抵抗材料からなり、その中を第1の方向に第1の測定電流が流れ るための電気的接続(2,2')と、第1の方向とは直交する第2の方向に電圧 の測定を可能にする2つの電気的接続(3,3')とを有する第1の平面薄層素子 (1)を有し、2つの磁化容易軸の大きさは同等であり、第1の磁化容易軸と平 行に磁気抵抗素子とは絶縁して設けられ、その中を制御電流が流れるように構成 した第1の導体(6)を有し、制御電流はセンサーが使用されていない時は素子 の磁化の方向を第2の磁化容易軸と平行になるように磁界を発生することを特徴 とする磁界センサー。 2. 第1の方向が磁化容易軸の一つの方向と一致し、第2の方向が他の磁化容 易軸の方向と一致することを特徴とする請求項1に記載の磁界センサー。 3. 更に、 ‐第1の素子(1)と同様な磁気抵抗素子でできており、磁化容易軸の向きが第 1の素子の磁化容易軸と平行な第2の素子(10)と; ‐上記の素子に第1の方向あるいは第2の方向に、第2の測定電流を流す電気接 続手段(12,12')と; ‐第2の電流と直角方向で第2の方向あるいは第1の方向と平行に電圧を測定す る為の電気的接触(13,13')と; ‐第2の磁化容易軸と平行に設けられ制御電流を流すことができ、センサーが使 用されていない時に第1の磁化容易軸と平行に素子の磁化の方向を決定する第 2の導体(16) を有することを特徴とする請求項2に記載の磁界センサー。 4. 第1の磁化容易軸と第2の磁化容易軸が互いに直行する請求項3に記載の 磁界センサー。 5. 第1の素子(1)と第2の素子(2)とが同一の磁気抵抗結晶層上に形成 された請求項3に記載の磁界センサー。 6. 第1の素子(1)と第2の素子(2)がその大きさと同程度の距離だけ離 れて設けられた請求項5に記載の磁界センサー。 7. 導体(6、16)にはスイッチ手段が設けられ、これによって導体を流れ る電流の向きを逆転することができる請求項1または請求項3に記載の磁界セン サー。 8. 素子には電圧測定手段が設けられ、さらに2方向の制御電流間の電圧の差 を求めることができる差分回路を有する請求項7に記載の磁界センサー。 9. 第2の測定電流は第1の磁化容易軸と平行に第2の素子内を流れ、電圧は 第2の磁化容易軸と平行な方向に測定される請求項3に記載の磁界センサー。 10. 第2の測定電流は第2の磁化容易軸と平行に第2の素子を流れ、電圧は 第1の磁化容易軸と平行な向きに測定される請求項3に記載の磁界センサー。 11. 磁気抵抗素子(1、10)は細長い形状であり、長手方向に測定電流が 流れ、電圧測定は長手に沿った両側面の間で行われ、素子の幅は数十ミクロンか ら数百ミクロンの間である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の磁界セン サー。 12. 第1と第2の導体が直列に接続され、同じ制御電流(I)が流れる請求 項3に記載の磁界センサー。 13. 第1と第2の素子の電気接点(2,2',12,12')によって2つの素 子に直列に同じ測定電流(i)が流れる請求項3に記載の磁界センサー。 14. ‐磁気抵抗材料でできており第1の平面(XY)に位置し、電流を流し かつ直角方向に電圧の測定を可能にする端子を有する2つの素子(1,10)と 、素子の磁化容易軸に平行に設けた導体を有する第1の2軸センサーと、 ‐磁気抵抗材料でできており第1の平面(XY)とは概略直行する第2の平面(X Z)に位置し、電流を流しかつ直角方向に電圧の測定を可能にする端子を有す る2つの素子(1',10')と、素子の磁化容易軸に平行に設けた導体を有する 第2の2軸センサー とを有する請求項3に記載の3軸磁界センサー。 15. 基板(7)の一方の表面に、 ‐基板の表面に直角な方向の磁界の測定を可能にする半導体材料からなるホール 効果センサー(20)と、 ‐同一の磁気抵抗材料層内に設けた2つの素子(1、10)とそれらに設けられ た端子、素子の上に搭載され基板の表面に平行な平面内において磁界の一つの 成分を測定する為に制御電流を流すことのできる導体(6)と を有する請求項6に記載の3軸磁界センサー。
JP10504863A 1996-07-05 1997-07-04 薄層磁界センサー Pending JP2000514920A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9608395A FR2750769B1 (fr) 1996-07-05 1996-07-05 Capteur de champ magnetique en couche mince
FR96/08395 1996-07-05
PCT/FR1997/001205 WO1998001764A1 (fr) 1996-07-05 1997-07-04 Capteur de champ magnetique en couche mince

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000514920A true JP2000514920A (ja) 2000-11-07

Family

ID=9493755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10504863A Pending JP2000514920A (ja) 1996-07-05 1997-07-04 薄層磁界センサー

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6191581B1 (ja)
EP (1) EP0909391A1 (ja)
JP (1) JP2000514920A (ja)
FR (1) FR2750769B1 (ja)
WO (1) WO1998001764A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275764A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Yamaha Corp 3軸磁気センサ
JP2009524053A (ja) * 2006-01-20 2009-06-25 アレグロ・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド 集積化センサの配列
JP2009168796A (ja) * 2007-10-23 2009-07-30 Honeywell Internatl Inc 一体型3軸場センサおよびその製造方法

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1031844A3 (fr) * 1999-02-25 2009-03-11 Liaisons Electroniques-Mecaniques Lem S.A. Procédé de fabrication d'un capteur de courant électrique
FR2809185B1 (fr) 2000-05-19 2002-08-30 Thomson Csf Capteur de champ magnetique utilisant la magneto resistance, et procede de fabrication
FR2817077B1 (fr) 2000-11-17 2003-03-07 Thomson Csf Capacite variable commandable en tension par utilisation du phenomene de "blocage de coulomb"
FR2828001B1 (fr) * 2001-07-27 2003-10-10 Thales Sa Dispositif de commande de renversement de sens d'aimantation sans champ magnetique externe
EP1310962A1 (en) * 2001-11-08 2003-05-14 Hitachi Ltd. Magnetic memory cell
AU2003278844A1 (en) * 2002-06-21 2004-01-06 California Institute Of Technology Sensors based on giant planar hall effect in dilute magnetic semiconductors
CN100568964C (zh) * 2003-02-18 2009-12-09 诺基亚有限公司 图像解码方法
WO2004075555A1 (en) 2003-02-18 2004-09-02 Nokia Corporation Picture coding method
FR2860879B1 (fr) * 2003-10-08 2006-02-03 Centre Nat Etd Spatiales Sonde de mesure d'un champ magnetique.
WO2005060657A2 (en) * 2003-12-15 2005-07-07 Yale University Magnetoelectronic devices based on colossal magnetoresistive thin films
US9124907B2 (en) 2004-10-04 2015-09-01 Nokia Technologies Oy Picture buffering method
FR2876800B1 (fr) * 2004-10-18 2007-03-02 Commissariat Energie Atomique Procede et dispositif de mesure de champ magnetique a l'aide d'un capteur magnetoresitif
FR2879349B1 (fr) * 2004-12-15 2007-05-11 Thales Sa Dispositif a electronique de spin a commande par deplacement de parois induit par un courant de porteurs polarises en spin
FR2880131B1 (fr) * 2004-12-23 2007-03-16 Thales Sa Procede de mesure d'un champ magnetique faible et capteur de champ magnetique a sensibilite amelioree
FR2911690B1 (fr) 2007-01-19 2009-03-06 Thales Sa Dispositif d'amplification magnetique comportant un capteur magnetique a sensibilite longitudinale
MD4002C2 (ro) * 2008-03-19 2010-07-31 Институт Электронной Инженерии И Промышленных Технологий Академии Наук Молдовы Dispozitiv de măsurare a intensităţii câmpului magnetic
FR2966636B1 (fr) * 2010-10-26 2012-12-14 Centre Nat Rech Scient Element magnetique inscriptible
US9606195B2 (en) * 2013-03-03 2017-03-28 Bar Ilan University High resolution planar hall effect sensors having plural orientations and method of operating the same to measure plural magnetic field components
DE102018204366A1 (de) * 2018-03-22 2019-09-26 Robert Bosch Gmbh Induktives Bauelement und Hochfrequenz-Filtervorrichtung
US10921389B2 (en) * 2018-06-27 2021-02-16 Bar-Ilan University Planar hall effect sensors
US10935612B2 (en) 2018-08-20 2021-03-02 Allegro Microsystems, Llc Current sensor having multiple sensitivity ranges
US11567108B2 (en) 2021-03-31 2023-01-31 Allegro Microsystems, Llc Multi-gain channels for multi-range sensor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721883A (en) * 1980-07-14 1982-02-04 Sharp Corp Magnetic reluctance effect element
US4878140A (en) * 1988-06-21 1989-10-31 Hewlett-Packard Company Magneto-resistive sensor with opposing currents for reading perpendicularly recorded media
US4987509A (en) * 1989-10-05 1991-01-22 Hewlett-Packard Company Magnetoresistive head structures for longitudinal and perpendicular transition detection
FR2714478B1 (fr) * 1993-12-23 1996-01-26 Thomson Csf Détecteur de champ magnétique en couches minces.

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275764A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Yamaha Corp 3軸磁気センサ
JP4613661B2 (ja) * 2005-03-29 2011-01-19 ヤマハ株式会社 3軸磁気センサの製法
JP2009524053A (ja) * 2006-01-20 2009-06-25 アレグロ・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド 集積化センサの配列
JP2013178259A (ja) * 2006-01-20 2013-09-09 Allegro Microsystems Llc 集積化センサの配列
US8952471B2 (en) 2006-01-20 2015-02-10 Allegro Microsystems, Llc Arrangements for an integrated sensor
US9082957B2 (en) 2006-01-20 2015-07-14 Allegro Microsystems, Llc Arrangements for an integrated sensor
US9859489B2 (en) 2006-01-20 2018-01-02 Allegro Microsystems, Llc Integrated circuit having first and second magnetic field sensing elements
US10069063B2 (en) 2006-01-20 2018-09-04 Allegro Microsystems, Llc Integrated circuit having first and second magnetic field sensing elements
JP2009168796A (ja) * 2007-10-23 2009-07-30 Honeywell Internatl Inc 一体型3軸場センサおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR2750769B1 (fr) 1998-11-13
FR2750769A1 (fr) 1998-01-09
US6191581B1 (en) 2001-02-20
EP0909391A1 (fr) 1999-04-21
WO1998001764A1 (fr) 1998-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000514920A (ja) 薄層磁界センサー
US8134361B2 (en) Magnetic sensor including magnetic field detectors and field resistors arranged on inclined surfaces
US9557392B2 (en) Integrated magnetometer and its manufacturing process
EP0286079B1 (en) Sensing devices utilizing magneto electric transducers
US7126330B2 (en) Integrated three-dimensional magnetic sensing device and method to fabricate an integrated three-dimensional magnetic sensing device
US10353020B2 (en) Manufacturing method for integrated multilayer magnetoresistive sensor
US7492554B2 (en) Magnetic sensor with tilted magnetoresistive structures
US6175296B1 (en) Potentiometer provided with giant magnetoresistive effect elements
US10551447B2 (en) Magnetic field sensing apparatus
US20080272771A1 (en) Magnetic tunnel junction (MTJ) based magnetic field angle sensor
KR20080109683A (ko) 자기 센서 및 이의 제조 방법
TW201715251A (zh) 磁場感測裝置
JPH06148301A (ja) 磁気センサ
US9581661B2 (en) XMR-sensor and method for manufacturing the XMR-sensor
JP2003533895A (ja) 磁気抵抗を用いた磁界センサとその製造方法
US11002806B2 (en) Magnetic field detection device
US3341772A (en) Device for measuring locally dependent differences between the magnetic field gradient at different points of a magnetic field
CN203811787U (zh) 一种单芯片三轴线性磁传感器
JP2002328140A (ja) 電流センサ
JPH04282481A (ja) 磁電変換器
JP7244157B1 (ja) 磁気センサおよび磁気検出方法
CN115825826B (zh) 一种三轴全桥电路变换式线性磁场传感器
JP2932079B2 (ja) 地磁気センサ装置
JP2022142942A (ja) 磁気センサ
JP2009085646A (ja) 磁界強度センサ