JP2000514846A - 洗濯前処理法および漂白組成物 - Google Patents

洗濯前処理法および漂白組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、過酸素漂白剤と、エトキシル化モノアミン、エトキシル化ジアミン、エトキシル化ポリアミン、エトキシル化アミンポリマー、およびそれらの混合物からなる群から選択される汚れ分散剤とを含んでなる液体組成物によって、汚れた布帛を前処理する方法に関する。本発明は、布帛の前処理に適する液体組成物であって、過酸素漂白剤、界面活性剤、およびエトキシル化モノアミン、エトキシル化ジアミン、エトキシル化ポリアミン、エトキシル化アミンポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選択される汚れ分散剤を含んでなり、エマルジョンまたはマイクロエマルジョンとして処方される組成物も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 洗濯前処理法および漂白組成物 技術分野 本発明は、前処理剤として用いるのに特に適当な漂白組成物および布帛(布地 )の前処理法に関する。 背景技術 布帛の前処理に特に適当な多種多様なクリーニング組成物が、当該技術分野に 報告されている。 例えば、EP−A−598170号公報には、ノニオン性界面活性剤系の水性 エマルジョンであって、過酸化水素またはその水溶性供給源、および液体漂白活 性剤、または前記過酸化水素から分離する必要がある任意の他の疎水性成分をも 含んでなる特定の種類のクリーニング組成物が開示されている。 欧州特許出願第95203330.6号公報には、水、過酸化水素および疎水 性界面活性剤系を含んでなるマトリックス中の漂白活性剤の水性マイクロエマル ジョンである特定の種類のクリーニング組成物が開示されている。 しかしながら、過酸素漂白剤と漂白活性剤を含んでなるこのようなエマルジョ ンまたはマイクロエマルジョンに関する欠点、特に綿および/または合成布帛( 例えば、ポリエステル/ポリアミド)のような様々な種類の布帛の洗濯前処理用 途に用いる時の欠点は、脂汚れ、酵素汚れ、泥/粘土汚れ並びに漂白可能な汚れ などの総ての種類の汚れに対する消費者の要求に十分に見合うほどの効果的な性 能を示さないことである。実際に、このような漂白剤含有組成物を用いて布帛の 前処理を行なうときには、その汚れ除去性能並びに漂白性能を更に改良する余地 がある。 従って、本発明の目的は、特に洗濯前処理条件下で、すなわち布帛を洗浄する 前にその布帛の少なくとも一部にニートで適用するときに、広範な汚れの向上し た汚れ除去性能並びに向上した漂白性能を提供することである。 更に、これらのエマルジョンおよび/またはマイクロエマルジョン、特に比較 的高濃度の界面活性剤、例えば約8%以上を含むものに関するもう一つの問題点 は、重大な粘度が増大し、これらのエマルジョン/マイクロエマルジョンの分配 が困難になり、消費者の観点から許容できないことである。 従って、本発明のもう一つの目的は、過酸素漂白剤および界面活性剤を含んで なる液体エマルジョンまたはマイクロエマルジョンであって、適正な物理的安定 性を維持しながら粘度を好都合に調整することができるものを提供することであ る。 過酸素漂白剤と、以下に記載されるエトキシル化モノアミン、エトキシル化ジ アミン、エトキシル化ポリアミン、エトキシル化アミンポリマーおよびそれらの 混合物からなる群から選択される汚れ分散剤とを用いて汚れた布帛を前処理する ことによって、向上した汚れ除去性能が得られることを見出だした。実際に、過 酸素漂白剤と、場合によっては漂白活性剤とを含んでなる液体組成物にこのよう な汚れ分散剤を添加することによって、この汚れ分散剤を含まない同一組成物に よって得られる汚れ除去性能と比較して、前処理条件下で脂汚れ、酵素汚れ、粘 土/泥汚れなどの様々な種類の汚れについて向上した汚れ除去性能が得られる。 また、意外なことには、過酸素漂白剤および前記汚れ分散剤を両方とも含んでな る液体組成物を布帛の前処理に用いると、この汚れ分散剤を含まない同一組成物 と比較して、向上した漂白効果が得られることが見出だされた。従って、過酸素 含有組成物に単一化合物、すなわちこのような汚れ分散剤を添加すると、向上し た汚れ除去性能と向上した漂白性能とを両方とも得られることを見出だした。更 に、過酸素漂白剤含有組成物を長期間保管した場合にも、様々な汚れに対するこ の向上した汚れ除去性能が保持されることも見出だした。従って、長期間保存し および/または高温で過酸素漂白剤の存在下で形成されることがある汚れ懸濁剤 の酸化形態も、依然として様々な種類の汚れに対して向上した汚れ除去性能を提 供すると思われる。従って、最も広義には、本発明は、過酸素漂白剤を総組成物 の0.01重量%〜15重量%と汚れ分散剤とを含んでなる液体組成物で布帛を 漂白する方法であって、前記液体組成物をニート形態で前記布帛の少なくとも一 部に適用し、場合によってはその組成物を布帛と接触したままにした後、この布 帛を洗浄する段階を含んでなる方法を包含する。 更に、エトキシル化モノアミン、エトキシル化ジアミン、エトキシル化ポリア ミン、エトキシル化アミンポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選択さ れる汚れ分散剤を、過酸素漂白剤と界面活性剤とを含んでなるエマルジョンまた はマイクロエマルジョンとして処方された液体組成物に添加すると、この汚れ分 散剤を添加する前の粘度に関わらず、前記組成物の粘度が低下することを見出だ した。実際に、エマルジョンまたはマイクロエマルジョンとして処方された本発 明の液体組成物の利点は、向上した汚れ除去性能および向上した漂白性能が得ら れ、また粘度は許容可能であり粘度調節剤を加える必要がないことである。換言 すれば、本発明は、低コストで、すなわち処方物のコストを引き上げかつ組成物 に対して嵩ばり、この組成物の漂白/クリーニング性能に寄与することのない如 何なる粘度調節剤も加えることなしに、全般的汚れ除去/漂白性能が向上し、所 望な物理特性を有するエマルジョンまたはマイクロエマルジョンを処方すること ができる。 本発明のもう一つの利点は、長期間に亙って最も効率的な方法で用いるのに適 する安定な液体エマルジョンまたはマイクロエマルジョンが提供される点である 。 エマルジョンまたはマイクロエマルジョンとして処方される本発明による組成 物の更にもう一つの利点は、洗濯前処理剤以外の用途、例えば他の洗濯用途に洗 濯洗剤または洗濯添加剤として使用するときにも優れたクリーニングおよび/ま たは漂白性能を提供する点である。 欧州特許出願第95870079.1号には、ポリアミンおよび過酸素漂白剤 を含んでなる、布帛の前処理に適した洗濯組成物が開示されている。エトキシル 化アミン、エトキシル化ポリアミンまたはエトキシル化アミンポリマーは、開示 されていない。 米国特許出願第08/663501号には、特定のキレート化剤、過酸素漂白 剤、および漂白活性剤のような場合によって用いられる成分、スルホン化ポリエ トキシ/プロポキシ末端キャップしたエステルオリゴマーのようなポリマー性汚 れ放出剤を有する前処理剤組成物が開示されている。しかしながら、エトキシル 化アミン、エトキシル化ポリアミン、またはエトキシル化アミンポリマーは開示 されていない。 EP−A−271312号公報には、ペルオキシ酸漂白剤、およびセルロース の特定のアルキルおよびヒドロキシアルキルエーテル、エチレンテレフタレート およびポリエチレンオキシドテレフタレートを含んでなるポリマーのような汚れ 放出剤を含んでなる洗濯組成物が開示されている。エトキシル化アミン、エトキ シル化ポリアミン、またはエトキシル化アミンポリマーは開示されていない。 WO96/12004号公報には、親油性酵素および第一および/または第三 アミンを含んでなる洗濯組成物が開示されている。これらの組成物は、特に脂汚 れの付いた布帛をクリーニングするための前処理洗濯工程に用いるときには、脂 /油性汚れおよび染みのクリーニングを向上させる。例示されるこの組成物は、 エトキシル化(15〜18)テトラエチレンペンタミンを含んでなるが、漂白剤 は含まない。 EP−A−112593号公報には、エトキシル化モノ−またはジアミン、エ トキシル化ポリアミン、および/またはエトキシル化アミンポリマーを粘土汚れ 除去/再付着防止剤として含んでなる洗剤組成物(pH=6〜8.5)が開示さ れている。この組成物は、洗濯前処理用途に用いることができる。過酸素漂白剤 は、開示されていない。 発明の開示 本発明は、過酸素漂白剤を総組成物の0.01重量%〜15重量%、および(1 )式 (X−L−)−N−(R22 を有するエトキシル化モノアミン、 (2)式 または (X−L−)2−N−R1−N−(R22 を有するエトキシル化ジアミン、 (3)式 を有するエトキシル化ポリアミン、 (4)一般式 を有するエトキシル化アミンポリマー、および (5)これらの混合物 Rは、HまたはC1〜C4アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、R1は、C2 〜C12アルキレン、ヒドロキシアルキレン、アルケニレン、アリーレン、または アルカリーレンであるか、O−N結合が形成しない2〜20個のオキシアルキレ ン単位を有するC2〜C3オキシアルキレン残基であり、それぞれのR2は、C1〜 C4アルキルまたはヒドロキシアルキル、残基−L−Xであるか、または2個の R2が一緒になって残基−(CH2r−A2−(CH2s−を形成し、但しA2は 、−O−または−CH2−であり、rは1または2であり、sは1または2であ り、r+sは3または4であり、Xは、ノニオン性基、アニオン炸基またはそれ らの混合物であり、R3は、p個の置換部位を有する置換C3〜C12 アルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリール基 であり、R4はC1〜C12アルキレン、ヒドロキシアルキレン、アルケニレン、ア リーレン、またはアルカリーレンであるか、またはO−OまたはO−N結合が形 成しない、C2〜C3オキシアルキレン残基が2〜20個のオキシアルキレン単位 を有し、Lは、ポリオキシアルキレン残基−[(R5O)m(CH2CH2O)n] −を含む親水性鎖であり、但し、R5はC3〜C4アルキレンまたはヒドロキシア ルキレンであり、mおよびnは、残基−(CH2CH2O)n]−が前記ポリオキ シアルキレン残基の少なくとも50重量%となるような数であり、前記モノアミ ンに対しては、mは0〜4であり、nは少なくとも12であり、前記ジアミンに 対しては、mは0〜3であり、nは、R1がC2〜C3アルキレンヒドロキシアル キレンまたはアルケニレンであるときには、少なくとも6であり、またR1がC2 〜C3アルキレン、ヒドロキシアルキレンまたはアルケニレン以外であるときに は、少なくとも3であり、前記ポリアミンおよびアミンポリマーに対しては、m は0〜10であり、nは少なくとも3であり、pは3〜8であり、qは1または 0であり、tは1または0であり、但し、qが1であるときには、tは1であり 、wは1または0であり、x+y+zは少なくとも2であり、y+zは少なくと も2である) からなる群から選択される汚れ分散剤を含んでなる液体組成物で布帛を漂白す る方法であって、 この布帛を洗浄する前に前記組成物をそのニートの形態で前記布帛の少なくと も一部に適用する、工程を含んでなる方法を包含する。 本発明は、布帛の前処理に適する液体組成物であって、過酸素漂白剤、界面活 性剤、および前記で定義したエトキシル化モノアミン、エトキシル化ジアミン、 エトキシル化ポリアミン、エトキシル化アミンポリマー、およびそれらの混合物 からなる群から選択される汚れ分散剤を含んでなり、エマルジョンまたはマイク ロエマルジョンとして処方される組成物を包含する。 発明を実施するための最良の形態 洗濯前処理法 最も広義な態様では、本発明は、本発明で定義される汚れ分散剤と、過酸素漂 白剤を総組成物の0.01重量%〜15重量%含んでなる液体組成物で、布帛を 前処理する方法に関する。 「布帛を前処理する」とは、本発明における液体組成物をニートの形態で汚れ た布帛の少なくとも一部に適用し、場合によっては、典型的には1分〜数時間前 記布帛に作用させたままにした後、この布帛を本発明による布帛の漂白法におい て以下に記載するように洗浄することと理解すべきである。 実際に、本発明は、本発明に記載の汚れ分散剤を過酸素漂白剤を含んでなる液 体組成物に添加することによって、この組成物を汚れた布帛を前処理した後、こ の布帛を洗浄することに用いるとき、前記汚れ分散剤を含まない同一組成物で得 られる汚れ除去性能と比較して、この組成物では向上した汚れ除去性能が得られ るという知見に基づいている。 「汚れ除去性能」とは、本発明では、脂/油性汚れ、および/または酵素汚れ 、および/または泥/粘土汚れ、並びに漂白可能な汚れのような各種の染み/汚 れに対する汚れ除去性能を意味する。 「脂/油性汚れ」とは、本発明では、汚れたモーター油、鉱油、メーキャップ 、口紅植物油、スパゲッティソース、マヨネーズなどの布帛上に見出だすことが できる脂性のあらゆる汚れおよび染みを意味する。 漂白可能な汚れの例としては、茶、コーヒー、ワインなどが挙げられる。酵素 汚れの例としては、草、チョコレート、および血液が挙げられる。 前処理条件下での汚れた布帛に対する所定の組成物の汚れ除去性能は、下記の 試験法によって評価することができる。本発明による組成物を、最初に前記布帛 の汚れた部分に適用し、約1分〜約10分間、典型的には5分間作用させ、次に この前処理した布帛を通常の洗浄条件に従って、通常の洗剤組成物を用いて30 ℃〜70℃の温度で、前記布帛を漂白するのに十分な時間洗浄する。例えば、こ の汚れ除去性能試験法で用いられる典型的な汚れた布帛は、EMC(Empirical Manu facturing Company)、シンシナティ、オハイオ、米国、から商業的に入手可能で あり、例えば2種類の異なる基剤/布帛、例えば綿(CW120)およびポリコットン( PCW28)上での粘土、チョコレート、スパゲッティソース、汚れたモーター油、メ ーキャップ、茶、コーヒー、血液が挙げられる。 次に、汚れ除去性能を、本発明による組成物で前処理した汚れた布帛を、対照 物、例えば本発明によるこのような汚れ分散剤を含まない同一組成物で前処理し たものと並べて比較することによって評価することができる。目視等級尺度を用 いて、0〜4の範囲でパネル得点単位(psu)における差を割り当てることが できる。 従って、本発明は、過酸素漂白剤を総組成物の0.01重量%〜15重量%と 、本発明で定義された汚れ分散剤とを含んでなる液体組成物で布帛を漂白する方 法であって、ニートの形態での前記組成物をこの布帛の少なくとも一部に適用し 、場合によっては、好ましくはこの組成物を前記布帛上に乾燥したままにするこ となく、この組成物を前記布帛と接触させたままにした後、この布帛を洗浄する 工程を含んでなる方法を包含する。 前記組成物は、典型的には1分〜数時間、好ましくは1分〜1時間、更に好ま しくは1分〜30分間、最も好ましくは2〜10分間の時間、前記布帛と接触し たままにすることができる。場合によっては、布帛を、除去が比較的困難な外皮 で覆われた染み/汚れで汚すときには、前記組成物を、例えば2片の布帛をそれ ぞれ他に擦ることによってスポンジまたはブラッシングによって多少強く擦るお よび/またはブラッシングすることができる。 「洗浄」とは、本発明では、布帛を水で単に濯ぐことと理解すべきであり、ま たは布帛を、少なくとも1種類の界面活性剤を含んでなる通常の組成物で、洗濯 機によってまたは単に手で洗浄することができる。 「そのニートの形態で」とは、液体組成物を、前処理を行なう布帛に希釈を行 なうことなく直接適用することと理解すべきであり、例えば本発明による液体組 成物を、本発明に記載の通りに適用する。 本発明の汚れた布帛を前処理する方法によれば、この方法で用いる液体組成物 は、好ましくは布帛に対して乾燥させないようにすべきである。実際に、水蒸発 によって、布帛の表面上でのフリーラジカルの濃度が増加し、その結果連鎖反応 の速度の増加に寄与することを見出だした。また、自動酸化反応は、液体組成物 を布帛に上で乾燥させたままにして、水が蒸発した時に起こるものと思われる。 この自動酸化の反応は、色の損傷および/または布帛の損傷を引き起こすことが あるペルオキシ基の生成に寄与する。従って、本発明による布帛の漂白法におい て、本により用いる液体漂白組成物が布帛上で乾燥させないようにすると、液体 漂白組成物で一層安全な前処理操作が得られる。 本質的要素としては、本発明によって用いられる組成物は、過酸素漂白剤また はそれらの混合物を含んでなる。 本発明で用いられる過酸素漂白剤は、当業者に知られている任意の過酸素漂白 剤である。このような過酸素漂白剤としては、過酸化水素、またはその水溶性供 給源、またはその混合物が挙げられる。実際に、過酸素漂白剤が存在すると、本 発明によって用いられる組成物の優れたクリーニングおよび漂白効果に寄与する 。本発明で用いられる過酸化水素供給源は、この化合物を水と接触させるとき、 ペルヒドロキシルイオンを生成する任意の化合物を指す。 本発明で用いる過酸化水素の適当な水溶性供給源としては、過炭酸塩、過ケイ 酸塩、モノ過硫酸のような過硫酸塩、過ホウ酸塩、ジペルオキシドデカンジオン 酸(DPDA)のようなペルオキシ酸、過フタル酸マグネシウム、過ラウリン酸 、過安息香酸およびアルキル過安息香酸、ヒドロペルオキシド、ジアシルペルオ キシド、およびそれらの混合物が挙げられる。本発明で用いられる好ましい過酸 素漂白剤は、過酸化水素、ヒドロペルオキシドおよび/または脂肪族ジアシルペ ルオキシドである。 本発明で用いるのに好適なヒドロペルオキシドは、第三ブチルヒドロペルオキ シド、クミルヒドロペルオキシド、2,4,4−トリメチルペンチル−2−ヒド ロペルオキシド、ジ−イソプロピルベンゼン−モノヒドロペルオキシド、第三− アミルヒドロペルオキシド、および2,5−ジメチル−ヘキサン−2,5−ジヒ ドロペルオキシドである。このようなヒドロペルオキシドは、優れた漂白性能を 与えるが、布帛および色にとって特に安全であるという利点を有する。 本発明で用いるのに適当な脂肪族ジアシルペルオキシドは、ジラウロイルペル オキシド、ジデカノイルペルオキシド、ジミリストイルペルオキシド、またはそ れらの混合物である。このような脂肪族ジアシルペルオキシドは、優れた漂白性 能を与えるが、布帛および色にとって特に安全であるという利点を有する。 本発明に従って用いられる組成物は、このような過酸素漂白剤、またはその混 合物を総組成物の0.01重量%〜15重量%、好ましくは0.1%〜12%、 更に好ましくは0.5%〜10%、最も好ましくは2%〜8%含んでなる。 本質的要素として、本発明に従って用いられる組成物は、前記に定義されたよ うに、エトキシル化モノアミン、エトキシル化ジアミン、エトキシル化ポリアミ ン、エトキシル化アミンポリマー、およびそれらの混合物からなる群から選択さ れる汚れ分散剤を含んでなる。実際に、この汚れ分散剤が含まれていると、本発 明に従って用いられる組成物の優れたクリーニングおよび漂白効果に寄与する。 本発明で用いられる汚れ分散剤の前記処方において、 R1は分岐状、 または最も好ましくは線状 のアルキレン、ヒドロキシアルキレン、アルケニレン、アルカリーレンまたは オキシアルキレンであることができる。R1は、エトキシル化ジアミンおよびア ミンポリマーに対しては、好ましくはC2〜C6アルキレンである。エトキシル化 ジアミンに対しては、好適な汚れ除去/再付着防止特性に要する最小限のエトキ シル化度は、C2〜C3アルキレン(エチレン、プロピレン)からヘキサメチレン へとなるに従って減少する。しかしながら、エトキシル化アミンポリマー、特に エトキシル化ポリアルキレンアミンおよびポリアルキレンイミン、具体的には一 層大きな分子量のものに対しては、C2〜C3アルキレン(エチレン、プロピレン )がR1に対して好ましく、エチレンが最も好ましい。それぞれのR2は、残基− L−Xであるのが好ましい。 前記式において、親水性鎖Lは、通常はポリオキシアルキレン残基−[(R5 O)m(CH2CH2−O)n]−だけからなる。ポリオキシアルキレン基の残基− (R5O)m−および−(CH2CH2−O)n−は、互いに混合することができ、 または−(R5O)m−および−(CH2CH2−O)n−残基のブロックを形成する のが好ましい。R5は、C36(プロピレン)であるのが好ましい。エトキシル 化ポリアミンおよびアミンポリマーに対しては、m は0〜5であるのが好ましい。本発明の総てのエトキシル化アミンに対して、m は最も好ましくは0であり、すなわちポリオキシアルキレン基は、残基−(CH2 CH2O)n]−だけからなる。残基−(CH2CH2O)n−は、好ましくはポリ オキシアルキレン残基を少なくとも85重量%、最も好ましくは100重量%( mは0)含んでなる。 前記式において、Xは、任意の相容性のノニオン性基、アニオン性基、または それらの混合物であることができる。適当なノニオン性基としては、C1〜C4ア ルキルまたはヒドロキシアルキルエステルまたはエーテル基、好ましくはそれぞ れアセテートまたはメチルエーテル、水素(H)、またはそれらの混合物が挙げ られる。特に好ましいノニオン性基は、Hである。アニオン性基に関しては、P O3 -2およびSO3 -が適当である。特に好ましいアニオン性基は、SO3 -である 。ノニオン性基に対するアニオン性基の割合は、エトキシル化アミンによって提 供される汚れ除去/再付着防止特性にとって重要であることがあることを見出だ した。0〜30%のアニオン性基と70〜100%のノニオン性基との混合物は 、好ましい特性を提供する。5〜10%のアニオン性基と90〜95%のノニオ ン性基との混合物が、最も好ましい特性を提供する。通常は、0〜80%のアニ オン性基と20〜100%のノニオン性基との混合物が、適当な汚れ除去/再付 着防止特性を提供する。 好ましいエトキシル化モノ−およびジアミンは、式 (上記式中、Xおよびnは、前記に定義された通りであり、aは0または1であ り、bは0〜4である)を有する。好ましいエトキシル化モノアミン(a=0) に対しては、nは少なくとも15であり、典型的な範囲は15〜35である。好 ましいエトキシル化ジアミン(a=1)に対しては、nは少なくとも12であり 、典型的な範囲は12〜42である。 エトキシル化アミンの製造法は、例えばEP−A−112593号公報に記載 されている。 エトキシル化ポリアミンについての前記式において、R3(線状、分岐状また は環状)は、好ましくは置換C3〜C6アルキル、ヒドロキシアルキルまたはアリ ール基であり、A1は、好ましくは であり、nは、好ましくは少なくとも12であり、典型的な範囲は12〜42で あり、pは好ましくは3〜6である。R3が置換アリールまたはアルカリール基 であるとき、qは好ましくは1であり、好ましくはR4はC2〜C3アルキレンで ある。R3がアルキル、ヒドロキシアルキルまたはアルケニル基であるとき、お よびqが0であるときには、R1は好ましくはC2〜C3オキシアルキレン基であ り、qが1であるときには、R4は好ましくはC2〜C3アルキレンである。 これらのエトキシル化ポリアミンは、 のようなポリアミノアミドから誘導することができる。 これらのエトキシル化ポリアミンは、 (上記式中、それぞれのcは2〜20の数である)のようなポリアミノプロピレ ンオキシド誘導体から誘導することもできる。 好ましいエトキシル化アミンポリマーは、エトキシル化C2〜C3ポリアルキレ ンアミンおよびポリアルキレンイミンである。特に好ましいエトキシル化ポリア ルキレンアミンおよびポリアルキレンイミンは、エトキシル化ポリエチレンアミ ン(PEA)およびポリエチレンイミン(PEI)である。これらの好ましい化 合物は、一般式 (上記式中、X、w、x、y、zおよびnは、前記で定義した通りである)を有 する単位を有してなる。 エトキシル化の前に、本発明の化合物の製造に用いたPEAは、下記の一般式 (上記式中、x+y+zは2〜9であり、y+zは2〜9であり、wは0または 1である(分子量100〜400))を有する。それぞれの窒素原子に結合した それぞれの水素原子は、次のエトキシル化の活性部位を表している。好ましいP EAについては、y+zは3〜7(分子量140〜310)であり、最も好まし くは3〜4(分子量140〜200)である。これらのPEAは、アンモニアと エチレンジクロリドとを伴う反応の後、分別蒸留によって得ることができる。得 られる普通に見られるPEAは、トリエチレンテトラミン(TETA)およびテ トラエチレンペンタミン(TEPA)である。ペンタミンより大きい、すなわち ヘキサミン、ヘプタミン、オクタミンあるいはノナミンでは、包括的に誘導され る混合物は、蒸留によって分離するとは思われず、環状アミン、特にピペラジン のような他の物質を含む可能性がある。窒素原子が現れる側鎖を有する環状アミ ンも含まれることがある。PEAの製造を記載しているDicksonに1957年5 月14日に発行された米国特許第2,792,372号公報を参照されたい。 好ましい汚れ除去/再付着防止性能に要する最小限のエトキシル化度は、PE Aにおける単位の数によって変動することがある。y+zが2または3であると きには、nは好ましくは少なくとも約6である。y+zが4〜9であるときには 、 nが少なくとも3であるときに、好ましい効果が得られる。最も好ましいエトキ シル化PEAについては、nは少なくとも12であり、典型的な範囲は12〜4 2である。 本発明の化合物の製造に用いられるPEIは、エトキシル化の前には分子量が 少なくとも440であり、少なくとも10個の単位を表している。これらの化合 物の製造に用いられる好ましいPEIは、分子量が600〜1800である。こ れらのPEIのポリマー主鎖は、一般式 (上記式中、x、yおよびzの和は、前記の分子量を有するポリマーを生成する のに十分な大きさの数を表す)によって表すことができる。線状ポリマー主鎖は 可能であるが、分岐鎖も得ることができる。ポリマー中に存在する第一、第二お よび第三アミンの相対比は、製造の方法によって変化することがある。アミン基 の分布は、典型的には下記の通りである。 PEIのそれぞれの窒素原子に結合したそれぞれの水素原子は、次のエトキシ ル化の活性部位を表す。これらのPEIは、例えば二酸化炭素、重亜硫酸ナトリ ウム、硫酸、過酸化水素、塩酸または酢酸のような触媒の存在下で、エチレンイ ミンを重合することによって製造することができる。PEIの製造の具体的方法 は、Ulrich et al.に1939年12月5日に発行された米国特許第2,182 , 306号公報、Mayle et al.に1962年5月8日に発行された米国特許第3, 033,746号公報、Esselmann et al.に1940年7月16日に発行された 米国特許第2,208,095号公報、Crowtherに1957年9月17日に発行 された米国特許第2,806,839号公報、およびWilsonに1951年5月2 1日に発行された米国特許第2,553,696号公報に開示されている。 前記式において定義したように、nは、エトキシル化PEIについては少なく とも3である。しかしながら、適当な汚れ除去/再付着防止性能に要する最小限 のエトキシル化度は、PEIの分子量が増加すると、増加することがあり、特に 1800を遥かに上回ることがあることを認識すべきである。また、好ましい化 合物についてのエトキシル化度は、PEIの分子量が増加すると、増加する。分 子量が少なくとも600のPEIについては、nは好ましくは少なくとも12で あり、典型的な範囲は12〜42である。分子量が少なくとも1800であるP EIについては、nは、好ましくは少なくとも24であり、典型的な範囲は24 〜42である。 典型的には、本発明に従って用いられる組成物は、このような汚れ分散剤また はそれらの混合物を総組成物の0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.1 %〜10%、更に好ましくは0.2%〜4%、最も好ましくは0.5%〜2%含 んでなる。 本発明の方法に従って用いられる液体組成物は、水性組成物であるのが好まし い。本発明の方法で用いられる組成物のpHは、0〜6であり、好ましくは1〜 5であり、更に好ましくは2〜5であり、最も好ましくは3〜5である。酸性組 成物が、安定性の理由から本発明では好ましい。 本発明に従って用いられる組成物は、漂白活性剤、界面活性剤、香料、増白剤 、キレート化剤、ラジカル・スキャベンジャー、安定剤、汚れ懸濁剤、染料移り 化合物(dye transfer agent)、溶媒、染料、他のアミン、またはそれらの混合物 を 含んでなる。好ましい任意成分は、以下において更に詳細に説明する。組成物 本発明は、布帛の前処理に好適な液体組成物であって、過酸素漂白剤、前記に 定義されているように、エトキシル化モノアミン、エトキシル化ジアミン、エト キシル化ポリアミン、エトキシル化アミンポリマー、およびそれらの混合物から なる群から選択される汚れ分散剤、および界面活性剤を含んでなり、エマルジョ ンまたはマイクロエマルジョンとして処方される組成物も包含する。 特に前処理条件下で、脂汚れ、酵素汚れ、粘土/泥汚れのような各種の汚れに ついて向上した汚れ除去性能並びに向上した漂白性能が得られるだけでなく、所 望な粘度も得られるのは、過酸素漂白剤、界面活性剤を含んでなり、エマルジョ ンまたはマイクロエマルジョンとして処方される液体組成物にこのような汚れ分 散剤を加えることによってである。 本発明による汚れ分散剤は、エマルジョンまたはマイクロエマルジョンとして 処方される組成物で容易に加工され、過酸素漂白剤と界面活性剤とを含んでなる 前記組成物にこの汚れ分散剤を添加する前の粘度がどのようなものであっても、 適当な粘度を提供する、すなわち前記組成物の粘度が低下することを見出だした 。 当業者に知られている任意の界面活性剤またはそれらの混合物は、エマルジョ ンまたはマイクロエマルジョンとして処方される本発明の組成物に用いるのに好 適であり、総組成物の0.01重量%〜50重量%、好ましくは1%〜30%、 更に好ましくは2%〜20%の濃度でのアニオン性、ノニオン性、カチオン性、 両性、双性イオン性界面活性剤が挙げられる。 界面活性剤系を、少なくとも1種類の親水性界面活性剤と少なくとも1種類の 疎水性界面活性剤とを含んでなる本発明による組成物で用いるのが好ましい。安 定なエマルジョンまたはマイクロエマルジョンを形成するための前記の2種類の 界面活性剤は、好ましくは異なるHLB値(親水性親油性バランス)を有し、典 型的にはこれら2種類の界面活性剤のHLBの値の差は、少なくとも1であり、 好ましくは少なくとも2であり、最も好ましくは少なくとも3である。 「疎水性界面活性剤」とは、本発明ではHLBが10まで、好ましくは10以 下、更に好ましくは9以下である界面活性剤またはそれらの混合物を意味する。 実際に、本発明で用いられる疎水性界面活性剤は、優れたグリース切断特性を有 し、すなわち疎水性汚れの除去に寄与する溶媒効果を有する。 「親水性界面活性剤」とは、本発明では、HLBが10を上回り、好ましくは 10.5を上回り、更に好ましくは11を上回る界面活性剤またはそれらの混合 物を意味する。 典型的には、エマルジョンまたはマイクロエマルジョンとして処方される本発 明による組成物は、前記親水性および疎水性界面活性剤を総組成物の1重量%〜 50重量%、更に好ましくは5%〜40%、最も好ましくは8%〜30%含んで なる。本発明による好ましい組成物は、前記疎水性界面活性剤またはその混合物 を総組成物の少なくとも0.01重量%、好ましくは少なくとも2%、更に好ま しくは少なくとも4%、および前記親水性界面活性剤またはその混合物を総組成 物の少なくとも0.01重量%、好ましくは少なくとも2%、更に好ましくは少 なくとも4%含んでなる。 従って、本発明による組成物に用いられる特に好ましい界面活性剤は、ノニオ ン性界面活性剤である。実際に、本発明で用いられる適当なノニオン性界面活性 剤としては、アルコキシル化脂肪族アルコール、好ましくは脂肪族アルコールエ トキシレートおよび/またはプロポキシレートが挙げられる。実際に、極めて様 々なHLB(親水性/親油性バランス)を有する多種多様なこのようなアルコキ シル化脂肪族アルコールが発売されている。このようなアルコキシル化ノニオン 性界面活性剤のHLB値は、本質的に脂肪族アルコールの鎖長、アルコキシル化 の性質およびアルコキシル化度によって変化する。親水性のノニオン性界面活性 剤は、高アルコキシル化度と短鎖脂肪族アルコールを有する傾向があるが、疎水 性界面活性剤は、低アルコキシル化度と長鎖脂肪族アルコールを有する傾向があ る。ノニオン性界面活性剤のような多数の界面活性剤を、それぞれのHLB値と 共に収録している界面活性剤の目録を入手可能である。 本発明で用いられるノニオン性界面活性剤の製造に好適な化学的方法としては 、相当するアルコールとアルキレンオキシドとの所望な割合での縮合が挙げられ る。このような方法は当業者に周知であり、文献に詳細に記載されている。代替 法として、本発明で用いるのに適当な多種多様なアルコキシル化アルコールは、 様々な供給業者から発売されている。 本発明による組成物に用いられる好ましい疎水性のノニオン性界面活性剤は、 HLBが10までであり、式RO−(C24O)n(C36O)mH(上記式中、 RはC6〜C22アルキル鎖であるか、またはC6〜C28アルキルベンゼン鎖であり 、n+mは0.5〜5であり、nは0〜5であり、mは0〜5であり、好ましく はn+mは0.5〜4.5であり、nおよびmは0〜4.5である)を有する界 面活性剤である。本発明で用いられる好ましいR鎖は、C8〜C22アルキル鎖で ある。従って、本発明で用いられる適当な疎水性のノニオン性界面活性 =8、RはC13とC15のアルキル鎖の混合物であり、nは3であり、mは0であ 8.1、RはC12とC13アルキル鎖の混合物であり、nは3であり、mは0であ 合物であり、nは2であり、mは0である)、またはそれらの混合物である。本 いられる他の好ましい疎水性のノニオン性界面活性剤は、非アルコキシル化界面 本発明による組成物で用いられる好ましい親水性のノニオン性界面活性剤は、 HLBが10を上回り、式RO−(C24O)n(C36O)mH(上記式中、R はC6〜C22アルキル鎖であるか、またはC6〜C28アルキルベンゼン鎖であり、 n+mは5〜11であり、nは0〜11であり、mは0〜11であり、好ましく はn+mは6〜10であり、nおよびmは0〜10である)を有する界面活性剤 である。この説明において、nとmは、平均エトキシル化/プロポキシル化度を 表す。本発明で用いられる好ましいR鎖は、C8〜C22アルキル鎖である。従っ て、本発明で用いる適当な親水性のノニオン性界面活性剤は、Dobanol 12〜C15アルキル鎖の混合物であり、nは7であり、mは0である)、または はC9〜C11アルキル鎖の混合物であり、nは5であり、mは0である)、また RはC9〜C11アルキル鎖の混合物であり、nは8であり、mは0である)、ま あり、nは10であり、mは0である)、またはそれらの混合物である。本発明 されている。 親水性のノニオン性界面活性剤とは異なり、他の親水性界面活性剤、例えば、 式 R2−C(O)−N(R1)−Z (上記式中、R1は、HまたはC1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロカルビル、2 −ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、またはそれらの混合物であり、 R2は、C5〜C31ヒドロカルビルであり、Zは、線状ヒドロキシカルビル鎖を有 し、少なくとも3個のヒドロキシルが直接この鎖に結合しているポリヒドロキシ ヒドロカルビルであるか、またはそのアルコキシル化誘導体である)を有するポ リヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤、またはその混合物を、本発明の組成物に 用いることもできる。 好ましくは、R1はC1〜C4アルキルであり、更に好ましくはC1またはC2ア ルキルであり、最も好ましくはメチルであり、R2は直鎖状C7〜C19アルキルま たはアルケニルであり、好ましくは直鎖状C9〜C18アルキルまたはアルケニル であり、更に好ましくは直鎖状C11〜C18アルキルまたはアルケニルであり、最 も好ましくは直鎖状C11〜C14アルキルまたはアルケニル、またはそれらの混合 物である。Zは、好ましくは還元的アミノ化反応において還元糖から誘導され、 更に好ましくはZはグリシチルである。適当な還元糖としては、グルコース、フ ルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース、およびキシ ロースが挙げられる。原料としては、高デキストロース・コーン・シロップ、高 フルクトース・コーン・シロップ、および高マルトース・コーン・シロップを、 前記の個々の糖と同様に利用することができる。これらのコーン・シロップは、 Zに対する糖成分の混合物を生成することができる。これは、他の適当な原料を 除外しようとするものではないことを理解すべきである。Zは、好まし くは−CH2−(CHOH)n−CH2OH、−CH(CH2OH)−(CHOH)n-1 −CH2OH、−CH2−(CHOH)2−(CHOR’)(CHOH)−CH2 OH(但し、nは3〜5の整数であり、R’はHであるか、または環状または 脂肪族単糖類、およびそれらのアルコキシル化誘導体である)からなる群から選 択される。最も好ましいものは、グリシチル(但し、nは4)であり、特にCH2 −(CHOH)4−CH2OHである。 式R2−C(O)−N(R1)−Zにおいて、R1は、例えばN−メチル、N− エチル、N−プロピル、N−イソプロピル、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエ チル、またはN−2−ヒドロキシプロピルであることができる。R2−C(O) −N<は、例えばコカミド、ステアルアミド、オレアミド、ラウルアミド、ミリ ストアミド、カプリカミド、パルミトアミド、獣脂アミドなどであることができ る。Zは、1−デオキシグルシチル、2−デオキシフルクチチル、1−デオキシ マルチチル、1−デオキシラクチチル、1−デオキシガラクチチル、1−デオキ シマンニチル、1−デオキシマルトトリオチチルなどであることができる。 本発明で用いるのに適当なポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、Hoechs ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤の製造法は、当該技術分野で知られて いる。一般に、それらは、還元的アミノ化反応でアルキルアミンを還元糖と反応 させて、相当するN−アルキルポリヒドロキシアミンを形成した後、このN−ア ルキルポリヒドロキシアミンを縮合/アミド化段階において脂肪族エステルまた はトリグリセリドと反応させてN−アルキル,N−ポリヒドロキシ脂肪酸アミド 生成物を形成することによって製造することができる。ポリヒドロキシ脂肪酸ア ミドを含有する組成物の製造法は、例えばThomas Hedley & Co.,Ltd.による1 959年2月18日公表の英国特許第809,060号明細書、E.R.Wilsonに 1960年12月20日に発行された米国特許第2,965,576号公報、 Anthony M.Schwartzに1955年3月8日に発行された米国特許第2,703 ,798号公報、Piggottに1934年12月25日に発行された米国特許第1 ,985,424号公報に開示されており、前記特許明細書の内容は、その開示 の一部として本発明に引用される。 本発明の組成物に用いられる他の適当な親水性界面活性剤としては、アニオン 性界面活性剤およびその混合物が挙げられる。 本発明の組成物に用いられる適当なアニオン性界面活性剤としては、式ROS O3M(前記式中、Rは、好ましくはC10〜C24ヒドロカルビルであり、好まし くはC10〜C20アルキル成分を有するアルキルまたはヒドロキシアルキルであり 、更に好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Mは、 Hまたはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウ ム、リチウム、またはアンモニウムまたは置換アンモニウム(例えば、メチル− 、ジメチル−およびトリメチルアンモニウムカチオン、および第四アンモニウム カチオン、例えばテトラメチル−アンモニウムおよびジメチルピペリジニウムカ チオン、およびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンおよびそれら の混合物のようなアルキルアミンから誘導される第四アンモニウムカチオンなど である)の水溶性塩または酸が挙げられる。典型的には、C12 〜16のアルキル鎖 が、低洗浄温度(例えば、約50℃以下)に好ましく、C16 〜18アルキル鎖が高 洗浄温度(例えば、約50℃以上)に好ましい。 本発明で用いられる他の適当なアニオン性界面活性剤は、式RO(A)mSO3 M(前記式中、Rは、C10〜C24アルキル成分を有する未置換C10〜C24アルキ ルまたはヒドロキシアルキル基であり、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒ ドロキシアルキルであり、更に好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシ アルキルであり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mは0より大きく 、典型的には約0.5〜約6であり、更に好ましくは約0. 5〜約3であり、Mは、Hであるか、または例えば金属カチオン(例えば、ナト リウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、アンモニウム または置換アンモニウムカチオンであることができるカチオンである)を有する 水溶性塩または酸である。アルキルエトキシル化硫酸塩並びにアルキルプロポキ シル化硫酸塩が、本明細書で考えられる。置換アンモニウムカチオンの具体例と しては、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アンモニウム、および第四アンモ ニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム、ジメチルピペリジニウム 、およびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、それらの混合物な どのようなアルカノールアミンから誘導されるカチオンが挙げられる。代表的な 界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)硫酸塩、C12 〜C18E(1.0)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25) 硫酸塩、C12〜C18E(2.25)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレー ト(3.0)硫酸塩、C12〜C18E(3.0)、およびC12〜C18アルキルポリ エトキシレート(4.0)硫酸塩、C12〜C18E(4.0)M)(但し、Mは、 ナトリウムおよびカリウムから好都合に選択される)である。 洗濯目的に用いられる他のアニオン性界面活性剤も、本発明で用いることがで きる。これらには、石鹸の塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、 およびモノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩のような置換アンモニウム塩 )、C9〜C20線状アルキルベンゼンスルホン酸塩、C8〜C22第一または第二ア ルカンスルホン酸塩、C8〜C24オレフィンスルホン酸塩、英国特許第1,08 2,179号明細書に記載されているようなアルカリ土類金属シトレートの熱分 解生成物のスルホン化によって調製されるスルホン化ポリカルボン酸塩、C8〜 C24アルキルポリグリコールエーテル硫酸塩(エチレンオキシドを10モルまで 含む)、C14 〜16メチルエステルスルホン酸塩のようなアルキルエステルスルホ ン酸塩、アシルグリセロールスルホン酸塩、脂肪酸オレイルグリセロール硫酸塩 、 アルキルフェノールエチレンオキシドエーテル硫酸塩、パラフィンスルホン酸塩 、アルキルリン酸塩、アシルイセチオン酸塩のようなイセチオン酸塩、N−アシ ルタウリン酸塩、アルキルスクシナメートおよびスルホスクシネート、スルホス クシネートのモノエステル(特に、飽和および不飽和C12〜C18モノエステル) 、スルホスクシネートのジエステル(特に、飽和および不飽和C6〜C14ジエス テル)、アルキルポリグルコシドの硫酸塩のようなアルキル多糖類の硫酸塩(ノ ニオン性の非硫酸化化合物は下記に示す)、分岐した第一アルキル硫酸塩、式R O(CH2CH2O)kCH2COO−M+(前記式中、RはC8〜C22アルキルであ り、kは0〜10の整数であり、Mは可溶性の塩形成カチオンである)を有する もののようなアルキルポリエトキシカルボン酸塩を挙げることができる。樹脂酸 および水素化樹脂酸、例えばタル油に含まれるまたはから誘導されるロジン、水 素化ロジン、および樹脂酸および水素化樹脂酸も、適当である。他の例は、「界 面活性剤および洗剤(Surface Active Agents and Detergents)」(第IおよびII 巻、Schwartz,Perry and Berch著)に記載されている。様々なこのような界面 活性剤は、1975年12月30日にLaughlin et al.に発行された米国特許第 3,929,678号公報の第23欄、58行目〜第29欄23行目にも総括的 に開示されている(前記文献の内容は、その開示の一部として本発明に引用され る)。 本発明で用いられる他の適当なアニオン性界面活性剤としては、アシルサルコ シネートまたはその混合物のその酸および/または塩形態、好ましくは下記の式 (前記式中、Mは水素またはカチオン性残基であり、Rは11〜15個の炭素原 子、好ましくは11〜13個の炭素原子を有するアルキル基である)を有する長 鎖アシルサルコシネートも挙げられる。好ましいMは、水素およびアルカリ金属 塩、特にナトリウムおよびカリウムである。前記のアシルサルコシネート界面活 性剤は、天然脂肪酸とアミノ酸サルコシン(N−メチルグリシン)から誘導され る。それらは、その塩の水溶液としてまたは粉末としてその酸性形態で用いるの に適している。このアシルサルコシネートは、天然脂肪酸の誘導体であるため、 迅速かつ完全な生物分解性を有し、良好な皮膚適合性を有する。 従って、本発明で用いられる特に好ましい長鎖アシルサルコシネートとしては 、C12アシルサルコシネート(すなわち、上式のアシルサルコシネートであって 、Mが水素であり、Rが11個の炭素原子を有するアルキル基であるもの)、お よびC14アシルサルコシネート(すなわち、上式のアシルサルコシネートであっ て、Mが水素であり、Rが13個の炭素原子を有するアルキル基であるもの)が 挙げられる。C12アシルサルコシネートは、例えばHampshireから供給されるHam posy 親水性のノニオン性界面活性剤と疎水性のノニオン性界面活性剤、並びにポリ ヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤および/またはアルキルエトキシル化硫酸塩 のような他の親水性界面活性剤を含んでなる界面活性剤系を用いると、更に向上 した汚れ除去性能が達成されることが観察された。 本発明の漂白組成物は、更に式R123NO(前記式中、R1、R2およびR3 のそれぞれが、独立してC1〜C30、好ましくはC1〜C20、最も好ましくはC1 〜C16炭化水素鎖である)を有するアミンオキシド界面活性剤を含んでなること もできる。 組成物がエマルジョンとして処方される本発明の態様においては、この組成物 は不透明である。遠心分離による検討では、本発明のこのエマルジョンは、60 00rpmで15分後にも相分離は見られないことが観察された。顕微鏡による 検討では、このエマルジョンは、マトリックス中に液滴の分散液として現れた。 組成物がマイクロエマルジョンとして処方される本発明の態様では、この組成 物は不透明剤および染料の非存在下では巨視的には透明である。遠心分離による 検討では、このマイクロエマルジョンは、6000rpmで15分後にも相分離 は見られないことが観察された。顕微鏡による検討では、このマイクロエマルジ ョンは、マトリックス中に液滴の分散液として現れた。本発明者らは、この粒子 の粒度が、典型的には約3ミクロン以下の直径であり、好ましくは2ミクロン以 下の直径であることを観察した。エマルジョンが更に以下に記載する漂白活性剤 のようなものを乳化するための非水溶性成分を含んでなる本発明のエマルジョン の好ましい態様では、この乳化系は、式 重量%A+重量%B=100% (前記式中、HLB(X)は、乳化する成分のHLBを表し、乳化する数種類の 成分が含まれているときには、Xはそれらの総てを表し(式におけるそれぞれの 成分の%に基づいた重量平均)、HLB(A)は親水性界面活性剤またはそれら の混合物のHLBを表し、HLB(B)は疎水性界面活性剤またはそれらの混合 物のHLBを表す)を満足する。 エマルジョンが更にアセチルトリエチルシトレートのような漂白活性剤を含ん でなることがある本発明のエマルジョンの特に好ましい態様では、適当な界面活 性剤系は、例えばHLBが6の疎水性のノニオン性界面活性剤、例えば、Dobano を含んでなる。 エマルジョンまたはマイクロエマルジョンの形態で処方される本発明の漂白組 成物は、化学的に安定である。「化学的に安定」とは、本発明では、過酸素漂白 剤を含んでなる本発明の組成物が、50℃で2週間に10%を上回る量の利用可 能な酸素を損失しないことを意味する。利用可能な酸素の濃度は、ヨウ素滴定法 、過マンガン酸滴定法、およびセリウム塩滴定法のような当該技術分野で知られ ている化学的滴定法によって測定することができる。これらの方法、および適当 な方法を選定するための基準は、例えば「過酸化水素(Hydrogen Peroxide)」、W .C.Schumb,C.N.Satterfield and R.L.Wentworth、Reinhold Publishing Cor poration、ニューヨーク、1955年、および「有機過酸化物(Organic Peroxid es)」、Daniel Swern監修、Wiley Int.Science、1970年に記載されている 。あるいは、これらの組成物の安定性は、膨らみ(bulging)試験法によって評価 することもできる。 従って、本発明の漂白組成物は、長期間放置したときに、それを含んでなる所 定の変形可能な容器/ボトルの安定性を犠牲にすることなくこの容器/ボトルに 包装することができる。 エマルジョンまたはマイクロエマルジョンとして処方される本発明の液体組成 物は、典型的には水性であり、6までの酸性pH範囲、好ましくは1〜5のpH で、更に好ましくは2〜5、最も好ましくは3〜5のpHで処方される。酸性p H範囲で本発明の組成物を処方すると、この組成物の安定性が向上する。本発明 の組成物のpHは、有機または無機酸を用いることによって調整することができ る。任意成分 本発明の組成物は、更に漂白活性剤、安定剤、キレート化剤、ラジカルスキャ ベンジャー、ビルダー、汚れ懸濁剤、染料移り剤、溶媒、増白剤、香料、フォー ム抑制剤、または染料またはそれらの混合物のような任意成分を含むこともでき る。 任意であるが極めて好ましい成分として、本発明の組成物は、漂白活性剤また はそれらの混合物を含んでなる。「漂白活性剤」とは、本発明では、過酸化水素 と反応して、過酸を形成する化合物を意味する。このようにして形成した過酸は 、活性化漂白剤を構成する。本発明で用いられる特に好適な漂白活性剤は、疎水 性漂白活性剤、すなわち実質的にかつ安定的に水と混和しない漂白活性剤である 。典型的には、このような疎水性漂白活性剤は、11以下、好ましくは10以下 の二次的HLB(親水性親油性バランス)を有する。二次的HLBは、当業者に 知られており、例えば「エマルジョン、理論と実際(Emulsions theory and prac tice)」、P.Becher、Reinhold、ニューヨーク、1957年、または「エマルジ ョン科学(Emulsion science)」、P.Sherman著、Academic Press、ロンドン、1 969年、に定義されている。 本発明で用いられる適当な漂白活性剤としては、エステル、アミド、イミドま たは無水物の種類に属するものが挙げられる。この種の適当な化合物の例は、英 国特許GB1,586,769号公報およびGB2,143,231号公報に記 載されており、小球形態へのそれらの形成法は、欧州特許出願第EP−A−62 523号公報に記載されている。本発明で用いられるこれらの化合物の適当な例 は、例えば、米国特許第4,818,425号公報に記載されているテトラアセ チルエチレンジアミン(TAED)、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキ シベンゼンスルホン酸ナトリウム、および例えば、米国特許第4,259,20 1号公報に記載されているペルオキシアジピン酸のノニルアミド、およびn−ノ ナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩(NOBS)である。置換または未置換ベ ンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラク タム、ヘキサノイルカプロラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウンデカノイ ルカプロラクタム、ホルミルカプロラクタム、アセチルカプロラクタム、プロパ ノイルカプロラクタム、ブタノイルカプロラクタム、ペンタノイルカプロラクタ ム、またはそれらの混合物からなる群から選択されるN−アシルカプロラクタム である。目的とする漂白活性剤の特定群は、EP624 154号公報に開示さ れ、その群の特に好ましいものはアセチルトリエチルシトレート(ATC)であ る。アセチルトリエチルシトレートは、最終的にはクエン酸とアルコールとに分 解するので、環境に優しいという利点を有する。更に、アセチルトリエチルシト レートは、保管時の生成物に良好な加水分解安定性を有し、これは有効な漂白活 性剤である。最後に、これは、組成物に良好なビルディング能を提供する。 本発明による組成物は、前記漂白活性剤またはその混合物を総組成物の0.0 1重量%〜20重量%、好ましくは1%〜10%、更に好ましくは3%〜7%含 んでなることができる。 本発明で用いられる好適なキレート化剤としては、ホスホン酸塩キレート化剤 、アミノカルボン酸塩キレート化剤、多官能性−置換芳香族キレート化剤、およ びグリシン、サリチル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、マロン酸、またはそ れらの混合物のような他のキレート化剤が挙げられる。キレート化剤を用いると きには、典型的には本発明では、総組成物の0.001重量%〜5重量%、好ま しくは0.05重量%〜2重量%の範囲の量で含まれる。 本発明で用いられる適当なホスホン酸塩キレート化剤としては、エチドロン酸 、並びにアミノホスホン酸塩化合物、例えばアミノアルキレンポリ(アルキレン ホスホネート)、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネート、ニトリロ トリメチレンホスホネート、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート、お よ びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネートを挙げることができる。ホ スホン酸塩化合物は、その酸の形態でもまたはその酸官能基の幾つかまたは総て についての様々なカチオンの塩としても存在することができる。本発明で用いら れる好ましいアミノホスホン酸塩キレート化剤は、ジエチレントリアミンペンタ メチレンホスホネートである。このようなホスホン酸塩キレート化剤は、Monsan 本発明で用いられる最も好ましいホスホン酸塩キレート化剤は、アミノトリ( メチレンホスホン酸)であり、本発明ではATMPと表される。実際に、ATM P、すなわち、式 の化合物を本発明の液体組成物に添加すると、過酸素漂白剤含有組成物、特に金 属イオン、例えば銅、鉄、クロム、およびマンガンを含む布帛での、布帛の前処 理に伴うこれを含まないと生ずる損傷をかなり減少させる。 多官能性の置換芳香族キレート化剤も、本発明の組成物で用いることができる 。例えば、Connor et al.に1974年5月21日に発行された米国特許第3, 812,044号公報を参照されたい。酸形態でのこの種の好ましい化合物は、 1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンのようなジヒドロキシジスル ホベンゼンである。 本発明で用いられる好ましい生物分解性キレート化剤は、エチレンジアミン− N,N’−ジコハク酸、またはそのアルカリ金属またはアルカリ度類金属、アン モニウムまたは置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物である。エチレンジ アミン−N,N’−ジコハク酸、特に(S,S)異性体は、1987年11月3 日にHartman and Perkinsに発行された米国特許第4,704,233号公報に 詳細に記載されている。エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸は、例えばPa 本発明で用いられる適当なアミノカルボン酸塩としては、エチレンジアミンテ トラアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、ジエチレントリアミ ンペンタアセテート(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ アセテート、ニトリロトリーアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネー ト、トリエチレンテトラアミンヘキサ−アセテート、エタノール−ジグリシン、 プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)およびメチルグリシン二酢酸(MGDA )であって、両方共に酸形態またはそれらのアルカリ金属、アンモニウムおよび 置換アンモニウム塩の形態でのものが挙げられる。本発明で用いられる特に適当 なアミノカルボン酸塩は、ジエチレントリアミン五酢酸、プロピレンジアミン四 酢 ているもの、およびメチルグリシン二酢酸(MGDA)が挙げられる。 本発明で用いられるもう一つの好ましいキレート化剤は、式 (前記式中、R1、R2、R3およびR4は、独立して−H、アルキル、アルコキシ 、アリール、アリールオキシ、−Cl、−Br、−NO2、−C(O)R’、お よび−SO2R”からなる群から選択され、R’は、−H、−OH、アルキル、 アルコキシ、アリールおよびアリールオキシからなる群から選択され、R”は、 アルキル、アルコキシ、アリールおよびアリールオキシからなる群から選択され 、 R5、R6、R7およびR8は、独立して−Hおよびアルキルからなる群から選択さ れる)を有するものである。 本発明で用いられる特に好ましいキレート化剤は、ATMP、ジエチレントリ アミンメチレンホスホン酸塩、エチレン−N,N’−ジコハク酸、ジエチレント リアミンペンタアセテート、グリシン、サリチル酸、アスパラギン酸、グルタミ ン酸、マロン酸、またはそれらの混合物であり、特に好ましいものはATMPで ある。 本発明で用いられる好適なラジカルスキャベンジャーとしては、周知のモノお よびジヒドロキシベンゼンおよびそれらの類似体、アルキルおよびアリールカル ボン酸塩、およびそれらの混合物が挙げられる。本発明で用いられる好ましいこ れらのラジカルスキャベンジャーとしては、ジ−第三ブチルヒドロキシトルエン (BHT)、ヒドロキノン、ジ−第三ブチルヒドロキノン、モノ−第三ブチルヒ ドロキノン、第三ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテ コール、第三ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メ チル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、n−プロピル−没食 子酸塩、またはそれらの混合物が挙げられ、特に好ましいものはジ−第三ブチル ヒドロキシトルエンである。ラジカルスキャベンジャーを用いるときには、総組 成物の0.001重量%〜2重量%、好ましくは0.001重量%〜0.5重量 %の範囲の量で含まれる。 キレート化剤、特にATMA、および/またはラジカルスキャベンジャーが含 まれると、汚れた着色した布帛を洗浄する前に、この布帛を長時間接触させて前 処理するのに適当な本発明の組成物の安全性側面が向上する。 本発明の組成物は、更に溶媒またはその混合物を総組成物の20重量%まで、 好ましくは2重量%〜10重量%含んでなることができる。更に詳細には、本発 明による液体組成物に少なくとも1種類の疎水性溶媒と少なくとも1種類の親水 性溶媒を含んでなる溶媒系を添加すると、この組成物の効果が更に向上し、すな わち脂汚れ、酵素汚れ並びに漂白可能な汚れなどの各種の汚れに対する全般的な 汚れ除去性能が更に向上することを見出だした。 本発明で用いられる適当な疎水性溶媒としては、一および二環性のモノテルペ ン、特に炭化水素類のもののようなテルペンが挙げられ、これにはテルピネン、 テルピノレン、リモネンおよびピネン、およびそれらの混合物が挙げられる。こ の種の特に好ましい材料は、d−リモネン、ジペンテン、α−ピネンおよび/ま たはβ−ピネンである。他の疎水性溶媒としては、線状および非線状の、2〜2 0個の炭素、好ましくは4〜10個、更に好ましくは6〜8この炭素を含む総て の種類のパラフィンが挙げられる。本発明で好ましいものは、オクタンである。 本発明で用いられる適当なもう一つの疎水性溶媒は、ベンジルアルコールである 。 本発明で用いられる特に好ましい疎水性溶媒としては、d−リモネン、ジペンテ ン、α−ピネン、β−ピネン、オクタン、ベンジルアルコール、またはそれらの 混合物が挙げられる。 本発明で用いられる好適な疎水性溶媒としては、メトキシプロパノール、エト キシプロパノール、プロポキシプロパノール、ブトキシプロパノールのようなア ルコキシル化脂肪族アルコール、並びにエトキシ−エトキシ−エタノールのよう なアルコキシル化グリコール、エタノール、プロパノールのような脂肪族または 芳香族アルコール、並びにプロパンジオールのようなグリコール、またはそれら の混合物が挙げられる。 当業者に知られている任意のポリマー性汚れ放出剤は、場合によっては本発明 の組成物または方法に用いることができる。ポリマー性汚れ放出剤は、ポリエス テルおよびナイロンのような疎水性繊維の表面を親水性化するための親水性部分 と、疎水性繊維に沈着して、洗浄および濯ぎサイクルが完了してもそこに付着し たままで、親水性部分のアンカーとして作用するための疎水性部分を有すること を特徴とする。これは、汚れ放出剤で処理した後に生じる汚れを、後の洗浄手続 きで容易にクリーニングすることができるようにする。 本発明で用いられるポリマー性汚れ放出剤としては、(a)(i)重合度が少なくと も2のポリオキシエチレン部分、または(ii)重合度が2〜10のオキシプロピレ ンまたはポリオキシプロピレン部分であって、ノニオン性の親水性部分がそれぞ れの末端でエーテル結合によって隣接残基に結合しないならば、これは如何なる オキシプロピレンも包含しないもの、または(iii)オキシエチレンと1〜約30 のオキシプロピレン単位を含んでなるオキシアルキレン単位の混合物であって、 この混合物が十分な量のオキシエチレン単位を含み、親水性成分が、汚れ放出剤 が通常のポリエステル合成繊維表面に沈着したときに、その表面の親水性を増加 させるのに十分な大きさの親水性を有するようにし、この親水性部分は、好まし くは少なくとも約25%のオキシエチレン単位を含んでなり、更に好ましくは、 特に約20〜30個のオキシプロピレン単位を有する成分については、少なくと も約50%のオキシエチレン単位を含んでなるものから本質的になる1個以上の ノニオン性の親水性成分、または(b)(i)C3オキシアルキレンテレフタル酸塩部 分であって、疎水性成分がオキシエチレンテレフタル酸塩も含んでなるときには 、オキシエチレンテレフタル酸塩:C3オキシアルキレンテレフタル酸塩単位の 比率が約2:1以下であるもの、(ii)C4〜C6アルキレンまたはオキシC4〜C6 アルキレン部分、またはそれらの混合物、(iii)ポリ(ビニルエステル)部分、 好ましくは、重合度が少なくとも2であるポリビニルアセテート、または(iv)C1 〜C4アルキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキルエーテル置換基、または それらの混合物であって、前記置換基がC1〜C4アルキルエーテルまたはC4ヒ ドロキシアルキルエーテルセルロース誘導体、またはそれらの混合物の形態で存 在し、このようなセルロース誘導体が両性であり、従って通常のポリエステル合 成繊維表面に沈着し、このような通常の合成繊維表面に付着したヒドロ キシルの濃度を十分に保持して、繊維表面の親水性を増加させるものを含んでな る1種類以上の疎水性成分を有する汚れ放出剤が挙げられる。 典型的には、(a)(i)のポリオキシエチレン部分の重合度は、より高い水準を用 いることができるが、約1〜約200であり、好ましくは3〜約150、更に好 ましくは6〜約100である。好適なオキシC4〜C6アルキレン疎水性部分とし ては、1988年1月26日にGosselinkに発行された米国特許第4,721, 580号公報に開示されているMO3S(CH2nOCH2CH2O−(前記式中 、Mはナトリウムであり、nは4〜6の整数である)のようなポリマー性汚れ放 出剤の末端キャップが挙げられるが、これらに限定されない。 本発明で用いられるポリマー性汚れ放出剤としては、ヒドロキシルエーテルセ ルロースポリマーのようなセルロース誘導体、エチレンテレフタル酸塩またはプ ロピレンテレフタル酸塩とポリエチレンオキシドまたはポリプロピレンオキシド テレフタル酸塩とのコポリマー性ブロックなども挙げられる。このような薬剤は 、市販されており、METHOCEL(Dow)のようなセルロースのヒドロキシルエーテル が挙げられる。本発明で用いられるセルロース汚れ放出剤としては、C1〜C4ア ルキルおよびC4ヒドロキシルアルキルセルロースからなる群から選択されるも のも挙げられ、1976年12月28日にNicol et al.に発行された米国特許第 4,000,093号公報を参照されたい。 ポリ(ビニルエステル)疎水性部分を特徴とする汚れ放出剤としては、ポリ( ビニルエステル)、例えばC1〜C6ビニルエステル、好ましくはポリ(ビニルア セテート)をポリアルキレンオキシド主鎖、例えばポリエチレンオキシド主鎖に グラフトしたグラフトコポリマーが挙げられる。1987年4月22日にKud et al.によって公表された欧州特許出願第0219 048号を参照されたい。こ の種の市販の汚れ放出剤としては、BASF(西ドイツ国)から発売されているSOKA LAN型の材料、例えばSOKALAN HP-22が挙げられる。 1つの種類の好ましい汚れ放出剤は、エチレンテレフタル酸塩とポリエチレン オキシド(PEO)テレフタル酸塩とのランダムブロックを有するコポリマーで ある。このポリマー性汚れ放出剤の分子量は、約25,000〜約55,000 の範囲である。Hayに1976年5月25日に発行された米国特許第3,959 ,230号公報およびBasadurに1975年7月8日に発行された米国特許第3 ,893,929号公報を参照されたい。 もう一つの好ましいポリマー性汚れ放出剤は、エチレンテレフタル酸塩単位1 0〜15重量%をポリオキシエチレンテレフタル酸塩単位90〜80重量%と共 に含み、平均分子量が300〜500のポリオキシエチレングリコールから誘導 されるエチレンテレフタル酸塩単位の繰り返し単位を有するポリエステルである 。このポリマーの例としては、市販材料ZELCON 5126(Dupont製)およびMILEASE T(ICI製)が挙げられる。1987年10月27日にGosselinkに発行された米 国特許第4,702,857号公報も参照されたい。 もう一つの好ましいポリマー性汚れ放出剤は、テレフタロイルのオリゴマー性 エステル主鎖と、オキシアルキレンオキシ繰り返し単位と、主鎖に共有結合した 末端残基とを含んでなる実質的に線状のエステルオリゴマーのスルホン酸化生成 物である。これらの汚れ放出剤は、1990年11月6日にJ.J.Scheibel and E.P.Gosselinkに発行された米国特許第4,968,451号公報に詳細に記載 されている。他の適当なポリマー性汚れ放出剤としては、Gosselink et al.に1 987年12月8日に発行された米国特許第4,711,730号公報のテレフ タル酸ポリエステル、Gosselinkに1988年1月26日に発行された米国特許 第4,721,580号公報のアニオン性の末端キャップしたオリゴマーエステ ル、およびGosselinkに1987年10月27日に発行された米国特許第4,7 02,857号公報のブロックポリエステルオリゴマー性化合物が挙げられる。 好ましいポリマー性の汚れ放出剤としては、Maldonado et al.に1989年1 0月31日に発行された米国特許第4,877,896号公報の汚れ放出剤であ って、アニオン性の、特にスルホアロイル末端キャップしたテレフタル酸エステ ルが開示されているものも挙げられる。 更にもう一つの好ましい汚れ放出剤は、テレフタロイル単位、スルホイソテレ フタロイル単位、オキシエチレンオキシおよびオキシ−1,2−プロピレン単位 の繰り返し単位を有するオリゴマーである。この繰り返し単位は、オリゴマーの 主鎖を形成し、好ましくは末端が修飾されたイセチオン酸末端キャップである。 この種の特に好ましい汚れ放出剤は、約5個のスルホイソフタロイル単位、5個 のテレフタロイル単位、オキシエチレンオキシおよびオキシ−1,2−プロピレ ンオキシ単位を約1.7〜約1.8の比率で、および2個の2−(2−ヒドロキ シルエトキシ)−エタンスルホン酸ナトリウムの末端キャップ単位を含んでなる 。これらの汚れ放出剤は、好ましくはキシレンスルホン酸塩、クメンスルホン酸 塩、トルエンスルホン酸塩およびそれらの混合物からなる群から選択される結晶 性の還元性安定剤をオリゴマーの約0.5重量%〜約20重量%も含んでなる。 Gosselink et al.に1995年5月16日に発行された米国特許第5,415, 807号を参照されたい。 汚れ放出剤を用いるときには、これらの汚れ放出剤は、一般に本発明の洗剤組 成物の約0.01重量%〜約10.0重量%、典型的には約0.1%〜約5%、 好ましくは約0.2%〜約3.0%を含んでなる。 本発明の組成物は、クリーニング工程中に一方の染色表面からもう一つの表面 へ染料が移行するのを抑制するのに効果的な1種類以上の材料も含んでなること ができる。一般に、このような染料移り抑制剤としては、ポリビニルピロリドン ポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニ ルイミダゾールとのコポリマー、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、 およびそれらの混合物が挙げられる。これらの薬剤を用いるときには、これらの 薬剤は、典型的には組成物の約0.01重量%〜約10重量%、好ましくは約0 .01%〜約5%、更に好ましくは約0.05%〜約2%を含んでなる。 更に具体的には、本発明で用いられる好ましいポリアミンN−オキシドポリマ ーは、下記の構造式R−Ax−P(前記式中、PはN−O基が結合することがで きるまたはN−O基が重合性単位の一部を形成することができる重合性単位であ るか、またはN−O基がこれらの単位に結合することができ、Aは下記の構造− NC(O)−、−C(O)O−、−S−、−O−、−N=の一つであり、xは0 または1であり、Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、複素環式または脂 環式基、または任意のそれらの組み合わせであって、N−O基の窒素が結合でき またはN−O基がこれらの基の一部であるものである)を有する単位を含む。好 ましいポリアミンN−オキシドは、Rがピリジン、ピロール、イミダゾール、ピ ロリジン、ピペリジン、およびそれらの誘導体のような複素環式基であるもので ある。 N−O基は、下記の構造式 (前記式中、R1、R2およびR3は、脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基 、またはそれらの組み合わせであり、x、yおよびzは0または1であり、N− O基の窒素は前記基のいずれかの一部を形成することができる)によって表すこ とができる。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pKa<10、 好ましくはpKa<7、更に好ましくはpKa<6である。 任意のポリマー主鎖は、形成したアミンオキシドポリマーが水溶性であり、染 料移り抑制特性を有する限り、用いることができる。適当なポリマー性主鎖の例 は、ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、 ポリイミド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。これらのポリマー としては、ランダムまたはブロックコポリマーであって、一方のモノマーの型が アミンN−オキシドであり、他方のモノマーの型がN−オキシドであるものが挙 げられる。アミンN−オキシドポリマーは、典型的にはアミン対アミンN−オキ シドの比率が10:1〜1:1,000,000である。しかしながら、ポリア ミンオキシドポリマーに含まれるアミンオキシド基の数は、適当な共重合または 適当なN−オキシド化度によって変化することができる。ポリアミンオキシドは 、ほとんど任意の重合度で得ることができる。典型的には、平均分子量は、50 0〜1,000,000の範囲内であり、更に好ましくは1,000〜500, 000、最も好ましくは5,000〜100,000の範囲内である。この好ま しい種類の材料は、「PVNO」と表すことができる。本発明の洗剤組成物で用 いられる最も好ましいポリアミンN−オキシドは、ポリ(4−ビニルピリジン− N−オキシド)であり、平均分子量が約50,000であり、アミン対アミンN −オキシドの比率が約1:4であるものである。 N−ビニルピロリドンおよびN−ビニルイミダゾールポリマー(「PVPVI 」のようなクラスとして表される)のコポリマーも、本発明で好ましく用いられ る。好ましくは、PVPVIの平均分子量は、5,000〜1,000,000 の範囲であり、更に好ましくは5,000〜200,000、最も好ましくは1 0,000〜20,000の範囲である。(平均分子量範囲は、Barth et al.C hemical Analysis,Vol.113,「ポリマーの特性決定の最新の方法(Modern Meth ods of Polymer Characterization)」に記載の光散乱によって測定され、前記文 献の内容は、その開示の一部として本発明に引用される。)PVPVIコポリマ ーは、典型的にはN−ビニルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比が1 :1〜0.2:1であり、更に好ましくは0.8:1〜0.3:1であり、最も 好まし くは0.6:1〜0.4:1である。これらのコポリマーは、線状または分岐状 のいずれであることもできる。 高起泡が所望な場合には、C10〜C16アルカノールアミドのような起泡増進剤 を、典型的には1%〜10%の濃度で組成物中に配合することができる。C10〜 C14モノエタノールおよびジエタノールアミドは、このような起泡増進剤の典型 的なクラスを表している。このような起泡増進剤を、前記のアミンオキシド、ベ タイン、およびスルタインのような高起泡性付加界面活性剤と共に用いることも 有利である。所望ならば、MgCl2、MgSO4などの可溶性マグネシウム塩を 、例えば0.1%〜2%の濃度で加えて、更に起泡を提供し、脂汚れ除去性能を 増強することができる。 当該技術分野で知られている任意の蛍光増白剤、蛍光白化剤、または他の増白 剤または白化剤を、本発明の組成物を布帛処理または洗濯に設計するときには、 この組成物に、典型的には本発明の洗剤組成物の約0.05重量%〜約1.2重 量%の濃度で配合することができる。本発明に用いることができる市販の蛍光増 白剤をサブグループに分類することができ、これらには、スチルベン、ピラゾリ ン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジ オキシド、アゾール、5−および6−員環の複素環式増白剤の誘導体が挙げられ るが、必ずしもこれらに限定されず、これらのリストは例示的なものであり制限 的なものではない。このような増白剤の例は、「蛍光増白剤の生産および応用(T he Production and Application of Fluorescent Brightening Agents)」、M.Z ahradnik、John Wiley & Sons、ニューヨーク(1982年)より刊行に開示さ れている。 本発明の組成物で用いられる蛍光増白剤の具体例は、Wixonに1988年12 月13日に発行された米国特許第4,790,856号公報に同定されているも のである。これらの増白剤としては、Verona製の増白剤のPHORWHITEシリーズが 挙げられる。この文献に開示されている他の増白剤としては、Tinopal UNPA、Ti nopal CBSおよびTinopal 5BM;Ciba-Geigyから発売、Artic White CCおよびArti c White CWD;イタリア国所在のHilton-Davisから発売、2−(4−スチリル− フェニル)−2H−ナフトール[1,2−d]チアゾール、4,4’−ビス−( 1,2,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン、4,4’−ビス(スチリ ル)ビスフェニル、およびアミノクマリンが挙げられる。これらの増白剤の具体 例としては、4−メチル−7−ジエチル−アミノクマリン、1,2−ビス(ベン ズイミダゾール−2−イル)エチレン、2,5−ビス(ベンズオキサゾール−2 −イル)チオフェン、2−スチリル−ナフト−[1,2−d]オキサゾール、お よび2−(スチルベン−4−イル)−2H−ナフト−[1,2−d]トリアゾー ルが挙げられる。1972年2月29日にHamiltonに発行された米国特許第3, 646,015号公報も参照されたい。アニオン性増白剤が、本発明では特に好 ましい。 本発明に記載される組成物の好ましい用途は、前記のように洗濯前処理である が、本発明の組成物は、洗濯洗剤としてまたは洗濯洗剤増進剤として、および浴 室や台所の家庭用クリーナーとして用いることもできる。 布帛の前処理に適する本発明の組成物は、通常のボトル、ロール・オン、スポ ンジ、刷毛または噴霧器を備えたボトルなど各種容器に包装することができる。 本発明を、下記の実施例によって更に説明する。 例 下記の組成物を表記比率(特に断らない限り、重量%)の表記成分を混合する ことによって製造した。2SO4、pH4まで* ATCはアセチルトリエチルシトレートである。 ** ATMPは、アミノトリ(メチレンホスホン酸)である。 粘土、汚れたモーター油、メーキャップ、口紅のような脂/油性汚れ、スパゲ ッティソースのようなカロチノイド型汚れ、茶のような漂白可能な汚れ、および 草、血液のような酵素汚れなどの各種汚れについて、前記のように、汚れた布帛 を組成物I〜VIのいずれかで前処理するとき、例えばこのような組成物を布帛に うな通常の洗剤組成物を例えば1〜400の希釈倍率で洗浄すると、優れた汚れ 除去性能が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 96202168.9 (32)優先日 平成8年7月31日(1996.7.31) (33)優先権主張国 ヨーロッパ特許庁(EP) (31)優先権主張番号 96870116.9 (32)優先日 平成8年9月13日(1996.9.13) (33)優先権主張国 ヨーロッパ特許庁(EP) (81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG, CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T D,TG),AP(GH,KE,LS,MW,SD,SZ ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU (72)発明者 ステファーノ、スチアラ イタリー国ローマ、ビア、エッフェ.ビ. ラストレルリ、81

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 過酸素漂白剤を総組成物の0.01重量%〜15重量%、および (1)式 (X−L−)−N−(R22 を有するエトキシル化モノアミン、 (2)式 または (X−L−)2−N−R1−N−(R22 を有するエトキシル化ジアミン、 (3)式 を有するエトキシル化ポリアミン、 (4)一般式 を有するエトキシル化アミンポリマー、および (5)これらの混合物であり、 Rは、HまたはC1〜C4アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、R1は、C2 〜C12アルキレン、ヒドロキシアルキレン、アルケニレン、アリーレン、または アルカリーレンであるか、O−N結合が形成しない2〜20個のオキシアルキレ ン単位を有するC2〜C3オキシアルキレン残基であり、それぞれのR2は、C1〜 C4アルキルまたはヒドロキシアルキル、残基−L−Xであるか、または2個の R2が一緒になって残基−(CH2r−A2−(CH2s−を形成し、但しA2は 、−O−または−CH2−であり、rは1または2であり、sは1または2であ り、r+sは3または4であり、Xは、ノニオン性基、アニオン性基またはそれ らの混合物であり、R3は、p個の置換部位を有する置換C3〜C12アルキル、ヒ ドロキシアルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリール基 であり、R4はC1〜C12アルキレン、ヒドロキシアルキレン、アルケニレン、ア リーレン、またはアルカリーレンであるか、またはO−OまたはO−N結合が形 成しない、C2〜C3オキシアルキレン残基が2〜20個のオキシアルキレン単位 を有し、Lは、ポリオキシアルキレン残基−[(R5O)m(CH2CH2O)n] −を含む親水性鎖であり、但し、R5はC3〜C4アルキレンまたはヒドロキシア ルキレンであり、mおよびnは、残基−(CH2CH2O)n]−が少なくとも5 0重量%の前記ポリオキシアルキレン残基を含む数であり、前記モノアミンに対 しては、mは0〜4であり、nは少なくとも12であり、前記ジアミンに対して は、mは0〜3であり、nは、R1がC2〜C3アルキレンヒドロキシアルキレン またはアルケニレンであるときには、少なくとも6であり、またR1がC2〜C3 アルキレン、ヒドロキシアルキレンまたはアルケニレン以外であるときには、少 なくとも3であり、前記ポリアミンおよびアミンポリマーに対しては、mは0〜 10であり、nは少なくとも3であり、pは3〜8であり、qは1または0であ り、tは1または0であり、但し、qが1であるときには、tは1であり、wは 1または0であり、x+y+zは少なくとも2であり、y+zは少なくとも2で ある) からなる群から選択される汚れ分散剤を含んでなる液体組成物で布帛を漂白す る方法であって、 この布帛を洗浄する前に前記組成物をそのニートの形態で前記布帛の少なくと も一部に適用する、工程を含んでなる方法。 2. 前記布帛を洗浄する前に、前記組成物を、前記布帛と1分〜1時間、好 ましくは1分〜30分間、更に好ましくは2分〜10分間接触したままにする、 請求項1に記載の方法。 3. 布帛の前処理に適する液体組成物であって、過酸素漂白剤、界面活性剤 、および (1)式 (X−L−)−N−(R22 を有するエトキシル化モノアミン、 (2)式 または (X−L−)2−N−R1−N−(R22 を有するエトキシル化ジアミン、 (3)式を有するエトキシル化ポリアミン、 (4)一般式 を有するエトキシル化アミンポリマー、および (5)これらの混合物 Rは、HまたはC1〜C4アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、R1は、C2 〜C12アルキレン、ヒドロキシアルキレン、アルケニレン、アリーレン、または アルカリーレンであるか、O−N結合が形成しないという条件で2〜20個のオ キシアルキレン単位を有するC2〜C3オキシアルキレン残基であり、それぞれの R2は、C1〜C4アルキルまたはヒドロキシアルキル、残基−L−Xであるか、 または2個のR2が一緒になって残基−(CH2r−A2−(CH2s−を形成し 、但しA2は、−O−または−CH2−であり、rは1または2であり、sは1ま たは2であり、r+sは3または4であり、Xは、ノニオン性基、アニオン性基 またはそれらの混合物であり、R3は、p個の置換部位を有するC3〜C12アルキ ル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリール基であり 、R4はC1〜C12アルキレン、ヒドロキシアルキレン、アルケニレン、アリーレ ン、またはアルカリーレンであるか、またはO−OまたはO−N結合が形成しな いという条件で、C2〜C3オキシアルキレン残基が2〜20個のオキシアルキレ ン単位を有し、Lは、ポリオキシアルキレン残基−[(R5O)m(CH2CH2O )n]−を含む親水性鎖であり、但し、R5はC3〜C4アルキレンまたはヒドロキ シアルキレンであり、mおよびnは、残基−(CH2CH2O)n−が前記ポリオ キシアルキレン残基の少なくとも50重量%となるような数であり、前記モノア ミンに対しては、mは0〜4であり、n は少なくとも12であり、前記ジアミンに対しては、mは0〜3であり、nは、 R1がC2〜C3アルキレンヒドロキシアルキレンまたはアルケニレンであるとき には、少なくとも6であり、またR1がC2〜C3アルキレン、ヒドロキシアルキ レンまたはアルケニレン以外であるときには、少なくとも3であり、前記ポリア ミンおよびアミンポリマーに対しては、mは0〜10であり、nは少なくとも3 であり、pは3〜8であり、qは1または0であり、tは1または0であり、但 し、qが1であるときには、tは1であり、wは1または0であり、x+y+z は少なくとも2であり、y+zは少なくとも2である) からなる群から選択される汚れ分散剤を含んでなる布帛の前処理に適する液体 組成物であって、 前記組成物をエマルジョンまたはマイクロエマルジョンとして処方することを 特徴とする、液体漂白組成物。 4. 前記過酸素漂白剤が、過酸化水素、または過炭酸塩、過ケイ酸塩、過硫 酸塩、過ホウ酸塩、ペルオキシ酸、ヒドロペルオキシド、ジアシルペルオキシド 、およびそれらの混合物からなる群から好ましく選択される過酸化水素の水溶性 供給源であり、好ましくは、過酸化水素、第三ブチルヒドロペルオキシド、クミ ルヒドロペルオキシド、2,4,4−トリメチルペンチル−2−ヒドロペルオキ シド、ジ−イソプロピルベンゼン−モノヒドロペルオキシド、第三アミルヒドロ ペルオキシド、2,5−ジメチル−ヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド、 ジラウロイルペルオキシド、ジデカノイルペルオキシド、ジミリストイルペルオ キシド、またはそれらの混合物である、請求項1または2に記載の方法または請 求項3に記載の組成物。 5. 前記組成物が、前記過酸素漂白剤、またはその混合物を総組成物の0. 01重量%〜15重量%、好ましくは0.1%〜12%、更に好ましくは0.5 %〜10%、最も好ましくは2%〜8%含んでなる、請求項1〜4のいずれか1 項に記載の組成物または方法。 6. 前記汚れ分散剤が、エトキシル化アミンポリマーであり、但しR1がC2 〜C3アルキレン、好ましくはエチレンであり、Lが残基−(CH2CH2O)n− だけからなり、nが少なくとも12である、請求項1〜5のいずれか1項に記載 の組成物または方法。 7. 前記エトキシル化アミンポリマーが、エトキシル化の前の分子量が14 0〜310であるエトキシル化ポリエチレンアミンである、請求項6に記載の組 成物または方法。 8. 前記エトキシル化アミンポリマーが、エトキシル化の前の分子量が60 0〜1800であるエトキシル化ポリエチレンアミンである、請求項6に記載の 組成物または方法。 9. 前記組成物が、前記汚れ分散剤またはその混合物を総組成物の0.01 重量%〜20重量%、好ましくは0.1%〜10%、更に好ましくは0.2%〜 4%、最も好ましくは0.5%〜2%含んでなる、請求項1〜8のいずれか1項 に記載の組成物。 10. 前記組成物が、更に漂白活性剤を好ましくは総組成物の0.01重量 %〜20重量%、更に好ましくは1%〜10%、最も好ましくは3%〜7%含ん でなる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物または方法。 11. 前記漂白活性剤が、アセチルトリエチルシトレート、テトラアセチル エチレンジアミン、3,5,5−トリメチルヘキサノイルベンゼンスルホン酸ナ トリウム、ジペルオキシドデカン酸、ペルオキシアジピン酸のノニルアミド、n −ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸、N−アシルカプロラクタム、置換およ び未置換ベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロラクタム、ノナノイル カプロラクタム、ヘキサノイルカプロラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウ ンデセノイルカプロラクタム、ホルミルカプロラクタム、アセチルカプロラクタ ム、プロパノイルカプロラクタム、ブタノイルカプロラクタム、ペンタノイルカ プロラクタム、およびそれらの混合物からなる群から選択され、好ましくはアセ チルトリエチルシトレートである、請求項10に記載の組成物または方法。 12. 前記組成物が水性であり、pHが6までであり、好ましくは1〜5で あり、更に好ましくは2〜5であり、最も好ましくは3〜5である、請求項1〜 11のいずれか1項に記載の組成物または方法。 13. 前記組成物が、 HLBが10までであり、好ましくは10以下であり、更に好ましくは9以下 である少なくとも1種類の疎水性界面活性剤またはその混合物と、 HLBが10を上回り、好ましくは10.5を上回り、更に好ましくは11を 上回る少なくとも1種類の親水性界面活性剤またはその混合物 とを含んでなる、請求項3〜12のいずれか1項に記載の組成物。
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