JP2000513774A - 建築物浮揚システム - Google Patents

建築物浮揚システム

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Abstract

(57)【要約】 水密性基底部(540)の床と璧(615)とを形成する単位コンクリート片を有する水密性基底部(540)を含んだ建築物(300)のための浮揚システムが開示されている。洪水が起こりまたは治まると、ローラ(610)が、水密性基底部(540)の隅の近傍に配された案内柱(310)に沿って回転する。案内柱(310)には、水密性基底部(540)を案内柱(310)に沿って移動させかつそれを所望高さに維持するためのラチェットシステム(620)が取り付けられている。好ましい実施態様には、洪水が押し寄せる前に建築物(300)を持ち上げるための加圧シリンダ(1550)が含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】 建築物浮揚システム 相互参照 これは、1995年1月19日に出願され、現在特許許可されている出願第0 8/374,867号の部分継続出願である。発明の分野 この発明は、氾濫原地帯にある建築物のための浮揚システムに関する。特にこ の発明は、洪水の際に案内柱に沿って浮揚する基底部を有するが、しかし洪水の 前に加圧シリンダによって持ち上げられることもできる建築物に関する。発明の背景 浜辺または運河の近辺の不動産は、居住目的及び商業目的の両方で格別、魅力 的なものである。水辺の地所または水辺近くの地所は、その趣のある美しさと、 レクリエーションから農業までの多くの用途とのために、高い需要がある。例え ば、大規模な観光・レクリエーション産業が、しばしば水路の近辺に設立される 。加えて、水路に近いということは、海運業や輸送業に便利であるというような 多くの利点をもたらす。また、最も肥沃な農業地域は水路の近くにあることがき わめて多い。 自然の美しさと、水のさまざまな用途とのため、商業用及び 居住用の建築物が水辺の近くに建設される。特に人口が増加し、また不動産はす べて、開発するものとみなされているため、この傾向がおさまる徴候は見られな い。しかし、水路に近くまた低地にある不動産は洪水の影響を受けやすく、洪水 により、建築物は居住不可能になり、内部の損傷を受けると人々は退去し事業が 崩壊する。 氾濫原では、従来の建築物100は、図1に示すように高床式の基礎105の 上に建設される。固定された支柱110が、構造物115を平面125よりも上 の所定高さ120に永久的に上昇させるために、使用される。これにより、洪水 は、実際に構造物115を水浸しすることなく、構造物115の下を通過する。 このような従来の氾濫原用構造物は、基本的に岸辺の船付場のものであり、初期 文明の時代から変化せずに使用されてきたものである。 固定された支柱110は、相対的に不格好な支柱110を隠し、高床式建築物 の外見を非高床式建築物と似せるための装飾用幅木130によってしばしば覆わ れる。しかし、これらの建築物は永久的に水平面よりも上に上昇しているため、 訪問者及び居住者が高床式構造物115に接近するためには多数の階段135を 使用することが必要である。これは一般の人にとってだけでなく、老齢者、傷害 者または車いす常用者にとっても非常に不便である。 乾燥した土地で水平面に建築物を建設するための他の技術が提案されている。 そのような技術の1つが、コロラドのエング ルウッドにおける発明者ポール・ケー.ウィンストンによる米国特許第5,34 7,949号(以下「ウィンストン」と称する)に開示されている。ウィンスト ンは、図2に示すような氾濫原で使用するためのフレハブ型の組立式住宅ユニッ ト200を開示している。 図2は、洪水の水205の上に浮かぶウィンストンの住宅ユニット200を示 す。住宅ユニット200は、プラスチックライナー220に含まれたフォーム2 15からなる浮揚要素210を使用する。浮揚要素210は、従来の床材接合装 置に固定した外辺木製梁からなる基礎225の下に取り付けられる。 住宅ユニット200は、一連の木製杭240と組み合わせで一連の延伸可能な 脚230により建設箇所に固定される。木製杭240は、乾燥土地用の固定基礎 として使用される。 ウィンストンの住宅ユニット200は、本質的には住宅ユニット200が浮揚 要素210上に浮かぶ箱船のような装置である。ウィンストンの住宅ユニット2 00は多くの不利な点を抱えている。延伸可能な嵌込式支柱230は収縮した部 分も外に出ている。長時間たつと、延伸可能な嵌込式支柱230の外に出ている 部分は腐食する。これは嵌込式支柱230の延伸を妨げる。洪水が上昇し、嵌込 式支柱230が延伸すると、さらに腐食が進む。延伸可能な嵌込式支柱230を 充満させた水によって水圧鎖錠効果が起こる。これは油を洗い流さず、腐食をさ らに進める。さらに、ウィンストンの住宅ユニット200の箱船は、時間が経つ と悪くなり、側面の荷重に耐えられない。 また、ウィンストンの住宅ユニット200は浮かんでいると不安定であり、荷 重の平衡を注意深く保つことが必要である。住宅ユニット200の重い部分では より大きいフォーム浮遊要素210が要求される。住宅ユニット200内の荷重 分布は家に家具を入れることにより変化する。変化する荷重を相殺するために、 住宅ユニット200の各コーナーに空気袋250が要求される。空気袋250は 安定で平衡な浮揚を提供するために適当な量の空気で充填する。これは圧縮機及 び各空気袋の複数回にわたる微調整(すなわち膨張と収縮を繰り返し行う)を必 要とするため複雑かつ非能率的で時間もかかる。例えば、第1の空気袋を膨張さ せると、3つの空気袋250に残留する空気を再調整する必要がしばしば生じ、 同様に第1の空気袋をさらに再調整しなければならなくなる。 さらに、洪水によって生じる吸引力により、箱船のようなウィンストンの住宅 ユニット200は浮かばなくなる。洪水やその他の懸念すべきことにより、氾濫 原周辺のウィンストンの住宅ユニット200及び従来の建築物は、水平面より下 に延伸する基底部を持たない。基底部を有することは望ましい特徴であるが、氾 濫原周辺の従来建築物には欠落している。 従って、この発明の目的は従来技術の不利な点を克服することである。特に、 この発明の目的は延伸可能な柱がなく、柱の油付け及び延伸不良を排除する浮揚 可能な住宅を提供することである。この発明の別の目的は、浮揚要素及びそれら の平衡を保つ必要性を排除することである。この発明のさらに別の目的 は、水密性の浮揚基底部を提供することである。この発明のさらに別の目的は、 洪水の水が上昇してくる前に建築物を持ち上げるために使用することができる複 数の加圧シリンダを提供することである。発明の概要 この発明は、上昇する洪水のため浮揚する水密性(watertight)の基底部から なる建築物用の浮揚システムを提供することによって、これらおよびその他の目 的を達成する。建築構造物が水密性基底部の上に載置される。例えば、案内柱( guide posts)は、水密性基底部の隅の近くに置かれたケーソンの中に埋め込ま れた鋼鉄製のH形の梁(beams)である。上昇する洪水に先立って、あるいは要 求に応じて、建築物を持ち上げるために複数の加圧シリンダを設けることが望ま しい。 1つの実施態様においては、浮揚システムは水密性基底部に取り付けられたロ ーラを有している。ローラはゴムであって、水密性基底部の垂直移動の間、案内 柱に沿って回転してもよい。それぞれの案内柱の一端部は、水密性基底部の下方 に延伸するケーソンの中に封入されている。案内柱の第二端部は建築物の壁の中 に封入されている。 水密性基底部は、セメントの1回注入を用いて単一のコンクリート片として構 成され、その片から水密性基底部の床および壁が形成される。あるいはまたセメ ントの2回注入が用いられる。第一のセメント注入は床を形成する。床セメント が硬化した後、第二のセメント注入が壁を形成する。この場合床と壁は、 壁と床とのの間に水密性の結合を提供する、かみあう鍵溝(key ways)を有する 。 別の実施態様では、複数の加圧シリンダがコンクリートの固定構造物の内壁に 固定される。持ち上げ板が、コンクリートの固定構造物に向かって外へ延伸する 基礎部分のコンクリートの壁の中に埋め込まれている。この持ち上げ板は加圧シ リンダのブームの上に乗っている。加圧シリンダが作動させられると、上向きの 圧力が持ち上げ板に印加され、それによって基礎部分に印加される。建築物の垂 直の運動が結果的に生じる。加圧シリンダはまた、建築物が持ち上げられた後、 建築物を下降させるために用いられることができる。 別の実施態様では、例えば洪水が引いた後あるいは加圧シリンダが下降された 時に、水密性基底部を上昇した位置に保つように、それぞれの案内柱に沿ってラ チェットが提供される。ラチェットは、固定歯を上がる方向には自由に通過する がその下方移動の際には固定歯に係合する可動歯を有する。このことは水密性基 底部が洪水とともに上昇することを可能にするが、洪水が引いた後それが下降す ることを防止する。 水密性の基底部が下降することを可能にするため、一端部が可動歯に取り付け られ、もう1つの端部が基底部壁部の中の孔を貫通してハンドルを終端とする、 組み紐状のロープによって、可動歯が引き戻される。可動歯は、基底部壁部の内 表面に取り付けられた凸部の中にハンドルを引っ張り引っかけることにより、凹 状の位置にロックされることができる。 浮揚可能な建築物は、さらに持ち上げ用の持ち上げロッドを備えていてもよい 。洪水が引き、浮揚可能な建築物が(ラチエットの固定歯との可動歯の係合によ り)上昇した状態にとどまっているとき、浮揚可能な建築物は持ち上げロッドか ら持ち上げられる。このことは、浮揚可能な建築物を下降させることができるよ うに、固定歯からラチェットの可動歯を引き戻し係合を解除することを可能にす る。 持ち上げロッドは、基底部の壁部に埋め込まれた下方部分を有し、基底部床部 の中に延伸する基板を終端とする。持ち上げロッドの上方部分は、建築物の壁部 の中に位置し、建築物の屋根を貫通して延伸し頂部板を終端とする。頂部板は、 例えば浮揚可能な建築物を持ち上げるために用いられるクレーンのフックを受け 入れるための孔を有する。持ち上げロッドは鋼鉄であることができ、頂部板と共 に屋根を貫通して延伸する上方部分は亜鉛メッキしてあってもよい。持ち上げロ ッドは、浮揚可能な建築物を持ち上げるための加圧シリンダの代替物として用い てもよい。 さらに別の実施態様においては、浮揚システムはさらに、上昇する洪水の水に よって水密性基底部の床下に生じる真空を破るための真空破壊システムを備える 。水密性基底部の床に配置された真空破壊システムは、例えば圧縮CO2容器を 備えたCO2破壊システムである。容器はバルブに結合され、バルブはさらにパ イプに結合されている。パイプは基底部床部の下方に延伸しているので、バルブ が開かれた時、圧縮CO2が基底部 床部の下方に放出され、真空を破る。 さらに、浮揚システムは、ポンプ、新鮮な水のタンク、下水保持タンク、およ び発電機からなる、水密性基底部の中に配置されたバックアップユーティリティ システムを有している。バックアップユーティリティシステムは、浮揚可能な建 築物の外部から来る一次ユーティリティシステムの接続を外してから、浮揚可能 な建築物の既存のユーティリティ結合部に結合される。 つまり、建築物ための浮揚システムは、ローラおよびラチェットを備えた水密 性基底部を有する。水密性基底部は、その隅の近くに配置された案内柱に沿って 垂直に動く。それぞれの案内柱の一端は、水密性基底部の下方に延伸するケーソ ンの中に封入されている。案内柱の第二端部は、建築物の壁部の中に封入されて いる。 そのような浮揚システムは、単純であり、信頼性があり、安定である。グリス および定期的な保守を必要とする、延伸可能な支柱をなくすことにより、メンテ ナンスが大幅に減少する。固定した案内柱を有することは、浮揚システムを単純 化するだけでなく、安定な浮揚を提供し、それによって、特別な荷重バランス用 部材あるいは浮揚安定化部材をなくす。固体案内柱の安定性の増大は、竜巻から の防御をも提供する。水密性基底部はまた竜巻防御性のコンクリート避難所(sh elter)を提供する。 さらに、水密性基底部は、アルキメデスの原理により、はしけのように浮かぶ ので、浮揚部材は必要ない。浮揚可能な建築 物自身の重さよりも大きい重量を有する水を排除するので、浮揚可能な建築物は 浮かぶ。 従来技術の浮揚システムとは異なって、この発明の浮揚システムは、建築物に おいて望ましい特徴でありながら、洪水の恐れのため。洪水によく見舞われる地 域に位置する従来の建築物においてしばしば除外される、水密性浮揚基底部を提 供する。さらに水密性基底部およびその上に支持された構造物は、見苦しい支柱 のない従来の構造物に似ている。この発明の浮揚可能な建築物は、永久に持ち上 げた状態にあるわけではない。したがって特に虚弱者が容易に利用できるように 、階段および湾曲部(ramps)を最小のものとしている。図面の簡単な説明 図1は、氾濫原に建設された、従来の持ち上げらた建築物の、側面立面図であ る。 図2は、先行技術の浮揚函のような浮揚家屋の断面図である。 図3は、前方ケーソンおよび案内柱を示す、この発明による浮揚可能家屋の正 面端面図である。 図4は、この発明の浮揚可能家屋のケーソンおよび案内柱をより詳細に図示す る。 図5は、この発明の浮揚可能家屋の、外部切断側面立面図である。 図6は、この発明の浮揚可能家屋のケーソン、案内柱、ローラおよびラチェッ トの、外部切断側面立面図である。 図7a〜図7cは、ローラおよびラチェットをより詳細に図示する。 図8は、この発明の浮揚可能家屋の屋根の上方に延伸する持ち上げロッドおよ び頂部板の立面図である。 図9はこの発明による、浮揚可能家屋の持ち上げロッドの外部切断側面立面図 である。 図10はこの発明による水密性基底部および真空破壊システムの断面図である 。 図11は、真空破壊システムの別の態様の断面図である。 図12は、この発明による水密性基底部の断面図である 図13a〜図13bは、かみあう鍵道を有する水密性基底部の壁部および床部 の断面図である。 図14は、この発明によるバックアップユーティリティシステムを示す水密性 の基底部の、上から見た図である。 図15は、建築物を上昇した位置に持ち上げるための加圧シリンダシステムを 備えた水密性基底部の断面図である。 図15aは、図15に示す加圧シリンダシステムの詳細を図示する。 図16は、降下した位置にある加圧シリンダシステムの拡大断面図である。好ましい実施態様の詳細な説明 この発明の1実施態様の、従来の家屋の外観を有する浮揚可能な家屋300を 図3に示す。浮揚可能な家屋300は、家屋構造305を支持する水密性基底部 (後述する)を有している。 家屋構造305は、敷地内で建造されたものでもよく、敷地内で組み立てられた プレハブ式の規格化されたものでもよい。浮揚可能な家屋300は、浸水される 平面領域に建造されて、浸水中は上昇した水面に浮揚する。浮揚可能な家屋30 0は、住宅に使用される浮揚可能な家屋よりもむしろ、浮揚可能な商業ビルのよ うな浮揚可能な建築物を含むこの発明の図示された例のように使用される。 案内柱310は、浮揚可能な家屋300の各コーナーの近くに配置されたケー ソン315内に埋設されている。案内柱310は、浮揚可能な家屋300の内壁 と壁板320との間に延伸している。例示の壁板320は、6インチの木で覆っ た壁板である。 浮揚可能な家屋300は、例えば浮揚可能な家屋300が水面に浮揚して上下 するときのような垂直移動の際に案内柱310に沿って転がるローラ(図6の6 10)を有している。図3は浮揚可能な家屋300の前方側のコーナーの近くに 配置された2つの案内柱310を示す。案内柱31はケーソン315内に据え付 けられている。例示したケーソン315は、モールドとして作用するとともに時 間の経過とともに分解する耐水性のボール紙で作られた円柱状のソナチューブの 中にセメントを注入することによって製造したコンクリートケーソンである。 ケーソン315は、現在段のレベル325から、地面の密度と浮揚可能な家屋 300のサイズ/重量によって要求される地中の深度330まで延びる。好まし くは、その地中の深度33 0は、現在段のレベル325よりも少なくとも8フィート下である。地面と家屋 のサイズの仕様により、ケーソン315と案内柱310のサイズは変更される。 図4に示すように、ケーソン315の直径335は、好ましくは案内柱310の 長辺345の大きさの2倍である。長辺345は2つの短辺330の間である。 例示の案内柱310は、4インチ×8インチのH型鋼であり、ケーソン315の 直径335は、案内柱310の8インチの大きさの2倍の16インチである。 図3に示したように、浮揚可能な家屋300の前方部分は、下盛土355で勾 配が付けられ、浮揚可能な家屋300から遠ざかるにつれて傾斜する最終段36 0を提供する。これは、浮揚可能な家屋300の前方から、例えば雨水のような 水を遠ざける。下盛土355には、砂、土、砂利、または他の適切な材料を用い ることができる。 案内柱310はケーソン315から上方に突出している。浮揚可能な家屋30 0の前方部分に配置された案内柱310は、下盛土355によって取り囲まれた 露出部365を有している。前方の2つのケーソン315と最終段360との間 の露出部365には、腐食を防止するために亜鉛メッキが施されている。好まし くは、図5に示すように、浮揚可能な家屋300の後方コーナー510の近くに 配置された案内柱310は、どのような露出部も持たない。 浮揚可能な家屋300は従来の家屋に似ている。浮揚可能な家屋300は従来 の家屋にある多くの快適さを有している。例 えば、図5の浮揚可能な家屋300の切り欠き図には、浮揚可能な家屋300の 前方に、浮揚可能な家屋300から遠ざかるにつれて傾斜する斜面512を示し ている。斜面512の一端517は、ガレージ階520と同じ高さである。例示 の家屋300は、錬鉄または木の手すり526,528によって囲まれた前方と 後方のベランダ522,524を有している。木製の柱530は、前方のベラダ 522の片持床532からベランダの屋根534まで延びている。 図5は、また、平底の荷船と同じ方法で浮揚する水密性基底部540の断面状 態を示している。浮揚の際には、浮揚可能な家屋300は、浮揚可能な家屋30 0の重量よりも重い水域を押し退ける。そのため、アルキメデスの原理に基づい て、浮揚可能な家屋300は浮揚する。浮揚可能な家屋300の前方515を図 6により詳細に示す。 図6に水密性基底部540のコンクリート壁615に据え付けられた円筒形の ローラ610を示す。ローラ610は案内柱310に沿って転がる。ローラ61 0は、案内柱310の広い部分425(図4)に沿って転がる。 ローラ610の下には、水密性基底部540の壁615と案内柱310との間 に(断面的に示された)ラチェット620が配置されている。ラチェット620 は、水面が上昇する際には、水密性基底部540を案内柱310に沿って自由に 上昇させる。しかしながら、ラチェット620は、水が退く際には、水密性基底 部540の下降を防止する。水密性基底部540の下方の 地面に集積された瓦礫を取り除き、水密性基底部540の下降の前に敷地を十分 に整地するために、水が退いた後も水密性基底部540を上昇させたまま保持す ることが望ましい。 浮揚可能な家屋300のそれぞれの隅部の近傍には、案内柱310が、水密性 基底部540とその上に支持される家屋305とに沿って延びている。案内柱3 10は、現在の水平面325の下方にあるケーソン315から延びている。地中 の盛り土355は、仕上げ水平面360をつくるために浮揚可能な家屋300の 前部に使用される。 案内柱310は、ケーソン315から浮揚可能な家屋300の床梁625へ向 かって、浮揚可能な家屋300の一隅部の近傍の水密性基底部540の壁の外側 に延びている。案内柱310は、仕上げ水平面360の上方で、家屋305の内 部に延びている。仕上げ水平面360と床梁625との間では、案内柱310が 、水密性基底部540のコンクリート壁615と浮揚可能な家屋300の外壁6 30との間にある。浮揚可能な家屋300の床梁625は、水密性基底部540 のコンクリート壁615の上に支持される。 浮揚可能な家屋300の床梁625の上方では、案内柱310が、内壁635 と浮揚可能な家屋300の外壁630との間にある。実施例では、案内柱310 が、水密性基底部540の壁615及び浮揚可能な家屋300の内壁635から 約3インチ隔れている。 図7a〜7cは、ローラ610及びラチェット620をより 詳細に示す。ローラ610は、水密性基底部540の壁615の外表面710に 取り付けられている。ラチェット620は2つの部材715,720を有する。 第1の部材715は案内柱310に取り付けられ、第2の部材720は壁615 の外表面710に取り付けられている。それぞれの案内柱310は、水密性基底 部540の各隅部の近傍に配置され、対面する水密性基底部の壁615との間で それ自体のラチェット620及びローラ610を有する。 ローラ610は、案内柱310の主面部345に沿って回動する。ローラ64 0は、ボルト、2つの「J」フック、あるいは1つの「U」字状の「J」フック 725を用いて水密性基底部540の壁615の内部にボルト止め、あるいはア ンカー止めを行うことができる。ローラ610は、ゴム、テフロン、硬質プラス チックまたはゴム引きの金属が好ましい。実施例では、ローラ610は図7a〜 7cに示すように、ラチェット620の上方に配置されている。ローラ610は ラチェット620に隣接して配置することもできる。ラチェット620の第1部 材715は案内柱310のさらに上方へ延ばすことが可能となり、したがって水 密性基底部540を高い位置に固定保持できる。ラチェット620は、洪水の水 が引いた後、あるいは水密性基底部540が加圧シリンダまたはクレーンによっ て持ち上げられた後に水密性基底部540を高位置に保持する。 ラチェット620の第1部材715は、例えば、図7bに示されたボルト73 0でボルト止めされるように、案内柱310 に取り付けられる。第1部材715は文節部分740によって分けられた固定歯 735を有する。ラチェット620の第2部材720は、例えば、ボルト止めに より、ボルト750で壁615の外表面710に取り付けられた本体745を有 する。さらに、第2部材720は、移動歯755の頭部に配置されたヒンジ75 7を介して本体745に取り付けられた移動歯755を有する。固定歯735は 第2部材720の移動歯755にかみ合って水密性基底部540が下がらないよ うにする。 第2部材720の移動歯755は、移動歯755の背面762に取り付けられ たバネ付勢されたロッド760によって前方に押圧されている。移動歯755の 表面764,766及び第1部材715の固定歯735の表面768,770は 、水密性基底部540の上昇を許容し、下降を阻止するよう共働する。移動歯7 55の表面764は下方傾斜面を有し、固定歯735の表面768は上方傾斜面 を有するのが好ましい。これにより、移動歯755の表面764が固定歯735 の表面768にかみ合うとき、水密性基底部540の下降を阻止する良好なロッ ク機構が形成される。 浮揚可能な家屋300の機能を以下に示す。洪水の水が上昇するとき、ローラ 610は、水密性基底部540の上昇とともに案内柱310に沿って回動する。 水密性基底部540が上昇するとき、移動歯755は、固定歯735を滑り上が りながら壁615に向かって押し戻される。移動歯755が固定歯735の1つ の端まで達するとき、バネ付勢されたロッド760は 移動歯755を案内柱310に向かって押し出す。これにより、移動歯755を 固定歯735の端まで延ばし、水密性基底部540の降下を阻止する。 水密性基底部540の下降を許可するには、移動歯755は手動により押し戻 され、図7cに示すような引き込み位置にロックされる。実施例では、編みロー プ775は、金属製でもよく、バネ付勢されたロッド760に取り付けられる一 端を有する。 編みロープ775の他端は、壁615の孔775を貫通し、水密性基底部54 0に入り、ハンドル780で終わる。バネ付勢ロッド760は分割できるし、編 みロープ775は移動歯755に直接取り付けることもできる。この場合、バネ をロッド760の周りに巻く代わりに、壁615の外表面710と移動歯755 の間の編みロープ775の一部の周りにバネを巻いてもよい。編みロープ775 またはロッド760の周りに巻かれたバネは、編みロープ775及びロッド76 0が貫通する孔777の直径よりも大きい直径を有する。これにより、バネは壁 615の外表面710と移動歯755の間に保持される。その代わりに、あるい はバネに追加して、移動歯755のヒンジ757は、案内柱310に向かって前 方に移動歯755を付勢させるようにバネ付勢されていてもよい。 移動歯755は、ハンドル780を引くことにより引き込まれる。移動歯75 5を引き込み位置にロックするためには、ハンドル780が、図7cに示す壁6 15の内表面790に取り 付けられた突起785にフックされる。 さらに、移動歯755の側面の孔794に安全ピン792が挿入されてもよい 。孔を有する固定用プレート(図示せず)は、移動歯755の他方の側面に配置 される。挿入された安全ピン792は、また固定用プレートの孔に挿入される。 移動歯755のこの引き込み位置において水密性基底部540は案内柱310を 自在に滑り下りることができる。しかし、移動歯755が固定歯735の上に支 持され、水密性基底部540の重量を支えて下降するのを阻止しているとき、移 動歯755を引き込むことは不可能に近い。 したがって、移動歯755が浮揚可能な家屋300の重量を支えている間に移 動歯755を引っ込めるためには、浮揚可能な家屋300を持ち上げる必要があ る。移動歯755から浮揚可能な家屋300の重量を取り除いたとき、図7cに 示す引き込み位置に引き込むことができる。浮揚可能な家屋300は加圧シリン ダを用いて持ち上げることができる。これが簡単でかつ経費が少ない、浮揚可能 な家屋300を持ち上げる第1の方法である。固定歯735内での移動歯755 の係合を解除するには浮揚可能な家屋300を約1/4インチ持ち上げる必要が ある。浮揚可能な家屋300を持ち上げる第2の方法も使用できる。この場合、 図8及び9に示すように、リフト用ロッド815に接続された頭部プレート81 0にフックされるクレーンを用いることにより浮揚可能な家屋は持ち上げること ができる。 図8は、屋根820の真上の持ち上げ棒815に例えば溶接 で付設された頂部板810を示す。頂部板810は貫通する穴825を備え、そ れにクレーンのフックが取付けられて浮揚可能な家屋を吊り上げるようになって いる。 実例として、穴825は3インチの直径を有し頂部板810は幅が6インチ、 長さが11インチ、厚さが3/4インチ(6インチ×11インチ×3/4インチ )の鋼板である。頂部板810は下部に傾斜エッジ830を有して屋根820の 傾斜に一致させてもよい。頂部板810の先端部835は、角を取り除いて丸く しても良い。 実例として、持ち上げ棒815は鋼鉄製で1インチと3/4インチ(13/4イ ンチ)の直径を有する。屋根820の上の持ち上げ棒815の露出端840と頂 部板810は腐食しないように亜鉛メッキされている。持ち上げ棒815は浮揚 可能な家屋300の角の近くに設けられてもよい。追加の持ち上げ棒815もま た、浮揚可能な家屋のサイズや形状によっては、家屋の角と角との間に追加され てもよい。例えば、8つの持ち上げ棒815が30’×60’の家屋に用いられ る。 図9は、屋根820の上へ延びる持ち上げ棒815と頂部板810を有する浮 揚可能な家屋の断面を示す。 実例としては、持ち上げ棒815は2つの部材905、910で作られる。第 1部材905は水密性基底部54の壁615の中にある。第1部材9056の一 端部920は基板930に、例えば溶接で付設される。実例として、基板930 は鋼鉄であり、頂部板810と同じく6インチ×11インチ×3/4イン チのサイズを有する。基板930は、第1持ち上げ棒部材905の端部920の 垂直に付設され、水密性基底部540の床935の中に延びる。 第1持ち上げ棒部材905と、付設された基板930とは、コンンクリート壁 615と水密性基底部540の床935の中に埋め込まれる。これは、第1持ち 上げ棒部材905と、付設された基板930とを水密性基底部540の型枠の中 に設置して型枠の中にセメントを流し込んで水密性基底部540を形成すること によって行われる。 第1持ち上げ棒部材905の第2端部940はネジが切られて床梁り625の 間の水密性基底部540の壁615から突出する。カップリング950は第1持 ち上げ棒部材905のネジ切り端部940を第2持ち上げ棒部材910のネジ切 り端部955に接続する。第2部材910は浮揚可能な家屋300の壁(外壁6 30と内壁635との間)を貫通して壁スタッド960、例えば2インチ×6イ ンチスタッドの間に延びて屋根820を突き抜けて頂部板810に到達する。従 って、基板930、頂部板810及び持ち上げ棒815は浮揚可能な家屋300 を持ち上げる手段を提供する。 図5に戻ると、水密性基底部540を構築する前に敷地が次のように準備され る。水密性基底部540が流し込まれる領域970において、まず数インチの土 壌が除去される。その後、その領域970の残りの土壌975は、十分に固めら れ、3〜4インチの肩石980を提供するために、固められた多孔質の 砂利の盛り土で覆われる。肩石980は水密性基底部540の床935の下の水 たまりを防止したり、石980の間に通気を行う。床935の下に泥や真空が形 成されることがこれによって防止される。 肩石980が空気を流通させるので、水密性基底部540の浮上を妨げる洪水 の吸い込み作用がそれによって防止される。洪水によって水密性基底部540の 床935の下に真空または吸い込み作用が生じる場合には、真空破壊システム9 85が提供される。真空破壊システム985は、増水する洪水によって床935 の下に生じる真空を破壊して水密性基底部540を押し上げる。 図10は真空破壊システム985を非常に詳細に示している。真空破壊システ ム985は水密性基底部540の床935の上に設置された容器1010を備え る。実例としては、容器1010は圧縮されたCO2を含む。浮揚可能な家屋3 00のサイズや土壌の特性によっては、1つより多い容器1010が使用されて もよい。2つの容器1010は図10に示される。各容器1010は一連のパイ プ1020に接続されたバルブ1015を有する。パイプ1020はカップリン グ1025で結合される。 パイプ1020は容器1010から下がって床935に沿って進み、壁615 の内面710を上り、壁615を越えて壁615の外面790を下がる。また、 容器1010は壁615の近くに設置される。これによって、床935に沿って 壁615 に達するパイプ1020の不足が解消する。 壁615の外部表面1030の下の方でパイプ1020が保護幅木1040の 穴1035を貫通する。保護幅木1040は床935の下の方に設置された壁6 15の部分である。従って、パイプ1020は床935の下で、床935と地面 975との間に敷きつめられた肩石980の中に延びる。肩石980の中に配置 されたパイプ1020は終端にノズル1050を備えてもよい。 増水する洪水によって水密性基底部540にその増水を妨げる吸い込み作用が 生じる時に、容器1010のバルプ1015が開かれて圧縮CO2を放出させる 。放出された圧縮CO2は洪水による吸引力を無効にして水密性基底部540を 押し上げる。従って、水密性基底部540は浮揚し始め洪水と共に上昇する。 図11は、真空破壊システム985の他の実施態様を示し、そこではパイプ1 010が浮揚可能な基部540の床935の穴1012を貫通している。穴11 10は基部540が浮揚するとき洪水の浸潤を防ぐために密封され防水するよう になっている。穴1110は一枚床935における1つの可能な漏洩点であって もよいので、真空破壊システム985の図10に示す実施態様は好ましいもので ある。水密性基底部540は、図12に示すように、セメントの船を建造するの と同じ方法で建造されてもよい。乾燥構造の敷地では、浮揚可能な基部540は 3500psiセメントのような標準のセメントで作られる。 湿った敷地の上に構築する場合には、空気による乾燥の代わりに化学的に乾燥す る水硬性のセメントが使用される。水密性基底部540はセメントの1回流し込 みまたは2回流し込みによって形成される。1回流し込みから形成される水密性 基底部540の場合には、予め成形された部材が共に組み込まれて水密性基底部 540の壁615の型枠を形成する。樹脂性のシートが肩石980の上方、好ま しくは6インチの所に広げられて床の型枠を形成する。樹脂性のシートは水密性 基底部540の床935に対して滑らかな上面1210を提供する。 次に、固められた肩石980と樹脂性シートの間の壁型枠と床型枠とにセメン トが流し込まれる。これによって1回流し込みで壁615と共に6インチの床9 35が形成される。床935の6インチの厚みと同じように、壁915も6イン チの厚さである。しかし、土壌の特性や水密性基底部540上に建てられる家屋 構造物305のサイズによっては、異なった厚さの壁615と床935が作られ てもよい。同様に、土壌や負荷仕様によっては、ワイヤーの網やブレースが型枠 の中に設置されその後セメントが流し込まれてもよい。これによって補強コンク リートからなる壁615と床935を備えた水密性基底部540が作られる。1 回流し込みプロセスによって一枚物のコンクリートの水密性基底部540が生み 出される。 また、図13a〜13bはセメントの2回流し込みによって形成される水密性 基底部540を示している。まず、水密性基底部540の床935は、床935 の周辺に沿ったキー溝13 15を備えるように形成される。キー溝1315は壁615の対応するキー溝に 結合して壁615と床935の間を防水接続する。床の敷地は、床型枠を作るた めに、まず型取りされる。キー溝1310は、V字または方形型(図13bの1 320)を有し、床型枠のフレームの近くで床敷地の周辺にV字型ストリップま たは2インチ×4インチのスタッドを設置することによって形成される。 V型ストリップの上面(又は2インチ×4インチのスタッドの上面)は床93 5の表面1210と面一である。これは、床935の上半部のところにキー溝1 310を配している。その後、セメントが注がれる。セメントが乾いて後、フレ ーム及びV型ストリップ(又は2インチ×4インチのスタッド)は図13a〜1 3bに示されるように周囲にキー溝1010を有する床935から取り除かれる 。 次に、壁フレームは、壁型枠を形成すべく構成され、そこにセメントが注入さ れて水密性基底部540の壁615を形成する。注入された壁セメントは床93 5のキー溝1310を満たす。これは、本質的に1つのキー溝を有する壁615 を形成してそのキー溝が床935のキー溝1310と係合し、壁615と床93 5との間の水密結合をもたらす。壁615の内側710はキー溝1310を覆う 床935まで延びる。壁615の外側790は、床935の下面1330の下へ 少なくとも4インチまで延び、保持部の裾1040を形成する。保持部の裾10 40は床の下に位置する厚み3インチ〜4インチの肩石980 を取り囲み保持する。 支援実用システムは、図14に示されるように、洪水の期間が長引いて、洪水 1405に浮いている間は浮揚可能な家屋300を自己充足的なものとする。図 14は洪水1405に浮く浮揚可能な家屋300の上方から見た破断部を示す。 水面1410は、水密性基底部540の壁615の下部を囲む保持部の裾104 0とガレージの床1420との間にある。 支援実用システムは、好ましくは水密性基底部540に配置され、ポンプ14 30、1000ガロンの真水タンク1435、1000ガロンの化学的に処理さ れた下水の一時保存タンク1440及び200lbsのプロパンタンクに結合れ たプロパン発電機1445を含む。非常物及び食品が貯蔵室1450に貯蔵され る。洪水1405が危険度を増し、水密性基部540を上昇させ始めると、電気 、ガス及び水道ラインのごとき主要な実用ラインが手動で切り離され、適宜キャ ップをされる。 例えば、主要な実用ラインはシンプルな切り離しや再結合の安全なクイックカ ップリングを有する。代わりに、クイックカップリングは、水密性基部540の 上昇により、分離する引張力が供給されると、自己切り離し及び自己密封するよ うに自動化されてもよい。主要な実用ライン及び下水ラインのクイックカップリ ングは、容易な操作のため及び切り離される前に水密性基底部にある程度の動き を許容するために、ある柔軟性を有してもよい。 下水ラインのクイックカップリングは消火栓に接続するため に消防車に使用されたクイック結合/切り離しカップリングに似ている。 図15及び16は、消火システムが浮揚可能な家屋を持ち上げるのに使用され る、建築物の1つの実施態様を図示する。図15は土台1510に埋め込まれた 持ち上げプレート1540(吊上げ板)を有する浮揚可能な家屋の土台1610 を示す。持ち上げプレート1540は鋼(例えば1インチの厚み)又はそれに加 えられる力を支えることができる何か他の材料で作られる。 持ち上げプレートは、一方端では持ち上げプレート1540に、他方端では土 台1510に結合されたサポート1535によって補強されてもよい。予め圧力 を加えられたシリンダ1550は、ベース1505、張出し棒1575及びトッ プ1555を有する。ベース1505は、アンカーロッド1565を含むアンカ ー板1560に溶接によって一体のアンカー構造1520に固着される。予め加 圧されたシリンダ1550は空気か液によって作動可能である。 張出し棒1575は、望ましくは、3階で少なくとも10フィートまで延出可 能である。予め圧力をかけられたシリンダーの上部1555は持ち上げプレート 1540の下側部と面一のままである。持ち上げプレート1540のみが予め圧 力をかけられたシリンダ1550の上部1555のままであり、それには装着さ ていない。これは、浮揚可能な家屋が固着装置から案内柱に沿って自由に浮揚で きなければならないから、重要 である。望ましくは、持ち上げプレート1540は凹地1545(図15aに示 す)を含み、その中に予め加圧されたシリンダ1550の上部1555が係合す る。持ち上げプレート1540の加圧された部分1545は、予め加圧されたシ リンダを持ち上げプレートに実際に結合することなしに、予め加圧されたシリン ダ1550のずれを防止できる。 予め加圧された水ライン1570は土台1510を介して予め加圧されたシリ ンダ1550のベース1505に配置された入口1530から延びる。 対称に配置された少なくとも2つの予め加圧されたシリンダーは、4つの予め 加圧されたシリンダが好ましいけれども、浮揚家屋を常に案内柱に上げ下げする ことが要求される。 ポンプ1580が作動されると、液体又は空気は予め加圧されたシリンダ15 50の入口1530に注ぎ込み始められ、予圧シリンダ1550の張り出し棒が 上がり始める。張り出し棒1575は上向きの垂直な力を補強板1540に与え 、それによって土台及び浮揚家屋を持ち上げる。ポンプ1550は動力切れの場 合に保障12ボルトバッテリ1595に結合される発電機1590によって動力 が供給される。 図15は、家屋が揚げられる充分延びた位置にある予め加圧されたシリンダ1 550を示し、一方、図16は下方の位置にある予め加圧されたシリンダを示す 。予め加圧されたシリンダーが下方位置にあると、水密性基底部が地上にあり、 リフティングプレート1540が予め加圧されたシリンダ1550 の上部1555上に残る。 要約すると、壁ローラおよび各々の隅の近くに位置するラチェットを有する水 密性基底部を有する、建築物のための浮揚システムが説明された。水密性基底部 は、上昇する洪水か、あるいはまた加圧シリンダシステムのいずれかによって持 ち上げられることができる。水密性基底部が持ち上げられる方法にかかわりなく 、ローラを備えた水密性基底部は、ケーソン中に埋め込まれた案内柱を転がり上 昇する。 加圧シリンダシステムは、浮揚する残骸物や押し寄せる波の力による損傷を回 避するために、洪水の押し寄せる波に先立って家屋を上昇させるために用いるこ とができる。加圧シリンダシステムはまた、浮揚する建築物を持ち上げてロック ラチェットから外し、もとの地上の高さまで戻すために、洪水が引いた後、ラチ ェットシステムと連携させて用いることができる。 ラチエットは、水密性基底部が加圧シリンダシステムあるいは洪水の何れかに よって上昇することを可能にするが、加圧シリンダの作動が解除されるかあるい は洪水が引いた時にそれが下降することを防止する。上記したように、加圧シリ ンダシステムは、家屋を上昇させてラチェットの係合を外し、水密性基底部を下 降させるために用いられる。 水密性基底部は、セメントの1回注入を用いて形成された単一のコンクリート 片であってもよい。あるいはまたセメントの2回注入が用いられ、1つの注入は 水密性基底部の床用であり、第二の注入は壁部用である。この場合、床部および 壁部は、良 好なかみ合いおよび密封を提供するかみ合い鍵道を有する。浮揚可能な家屋は、 1次ユーティリティの結合を安全にかつ容易に外すための、柔軟な迅速分離カッ プリングを有する。自己充足性のため、浮揚可能な家屋はバックアップユーティ リティを有する。 浮揚可能な家屋は信頼性があり、安定で、構築するのが簡単である。浮揚可能 な家屋は、固定した案内柱の間に閉じ込められておりそれらの間で摺動するので 、竜巻に耐えることができる。水密性基底部はまた、竜巻防御性のコンクリート 避難所を提供する。固定された案内柱の間に閉じ込められた浮揚可能な家屋は、 特に家屋が上昇した時あるいは浮揚している時に、入れ子状の延伸可能な支柱に 支えられた家屋よりもずっと安定である。案内柱の間に閉じ込められたはしけ状 の浮揚可能な家屋は均等に浮揚する。このことはシステムを水平化したり荷重の 配分をずらせたりする必要性を除去する。隠された固体案内柱を有することは、 メンテナンスを非常に減少させ、入れ子状の延伸可能な支柱に必要とされる定期 的な油差しを除去する。 鋼鉄の案内柱および持ち上げロッドの腐食は、露出部分を少なくし、露出部分 を亜鉛メッキすることにより、最小限にされる。この発明の浮揚可能な家屋は特 別な安定化部材や、強化用鋼鉄ロッドあるいは複雑な構築技術を必要としない。 さらに、水密性基底部壁のため、家屋構造物と地表との間の裾部あるいは覆い部 は必要でない。 さらに、浮揚可能な家屋は通常の家屋に似ている。浮揚可能 な家屋は、洪水に見舞われやすい地域において持ち上げた基部の上に家屋を建て る必要性を除去し、基底部あるいは家屋を水浸しにする恐れなしに所望の基底部 を提供する。さらに、水密性基底部を既存の家屋の隣に構築してその水密性基底 部の上にその既存の家屋を動かし乗せてもよい。これは既存の通常の家屋を浮揚 可能な家屋に転換する。 この発明は特定の実施態様を参照して説明されたが、これは例示の目的のため だけのものであって、この発明の精神あるいは範囲を制限するものと解釈される べきではない。以下のクレームの精神と範囲から逸脱することなしに当業者によ って数多くの代替的実施態様が考案されるであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月3日(1999.3.3) 【補正内容】 請求の範囲 1.建築構造物と、この建築構造物が搭載される水密性基底部とを備え、この水 密性基底部が壁と床とを有し、この壁と床とが前記建築構造物のための基礎を備 え、 さらに、前記水密性基底部、前記基礎及び前記建築構造物の垂直移動を案内す る複数の案内柱と、 前記基礎が自由に載る加圧流体昇降システムとを備えてなり、 この加圧昇降システムが、前記水密性基底部、前記基礎及び前記建築構造物を 持ち上げるために駆動され、または、前記水密性基底部、前記基礎及び前記建築 構造物が、増加する洪水の水によって前記案内柱に沿って浮揚するようにされる 浮遊可能かつ持ち上げ可能な建築物。 2.加圧流体昇降システムが、多段式ブームをそれぞれ有する複数の加圧シリン ダを備えている請求項1記載の建築物。 3.前記ブームが、3段式ブームであり、少なくとも約10フィート伸張するこ とができる請求項2記載の建築物。 4.前記基礎に埋め込まれた複数の持ち上げ板をさらに備え、これらの持ち上げ 板が前記加圧シリンダのブームの頂部に載る請求項3記載の建築物。 5.前記基礎を持ち上げるために前記加圧シリンダを駆動するための加圧経路を 介して前記加圧シリンダに接続されたポンプをさらに備えている請求項4記載の 建築物。 6.前記ポンプに駆動力を供給するために前記ポンプに接続された発電機をさら に備えている請求項5記載の建築物。 7.前記加圧流体昇降システムにおける流体が、空気である請求項1記載の建築 物。 8.前記加圧流体昇降システムにおける流体が、液体である請求項1記載の建築 物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),AM,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU,IS ,JP,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT, MD,MG,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,R U,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,UA,UG ,UZ,VN (72)発明者 アクレー,レイモンド アメリカ合衆国、ニューヨーク 10981、 シュガー ローフ、ピー.オー.ボックス 49

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.建築構造物と、この建築構造物が搭載される水密性基底部とを備え、この水 密性基底部が壁と床とを有し、この壁と床とが前記建築構造物のための基礎を備 え、 さらに、前記水密性基底部、前記基礎及び前記建築構造物の垂直移動を案内す る複数の案内柱と、 前記基礎が自由に載る加圧流体昇降システムとを備えてなり、 この昇降システムが、前記水密性基底部、前記基礎及び前記建築構造物を持ち 上げるために駆動され、または、前記水密性基底部、前記基礎及び前記建築構造 物が、増加する洪水の水によって前記案内柱に沿って浮揚するようにされる 浮遊可能かつ持ち上げ可能な建築物。 2.加圧流体昇降システムが、多段式ブームをそれぞれ有する複数の加圧シリン ダを備えている請求項1記載の建築物。 3.前記ブームが、3段式ブームであり、少なくとも約10フィート伸張するこ とができる請求項2記載の建築物。 4.前記基礎に埋め込まれた複数の補強板をさらに備え、これらの補強板が前記 加圧シリンダのブームの頂部に載る請求項3記載の建築物。 5.前記基礎を持ち上げるために前記加圧シリンダを駆動するための加圧経路を 介して前記加圧シリンダに接続されたポンプをさらに備えている請求項4記載の 建築物。 6.前記ポンプに駆動力を供給するために前記ポンプに接続された発電機をさら に備えている請求項5記載の建築物。 7.前記加圧流体昇降システムにおける流体が、空気である請求項1記載の建築 物。 8.前記加圧流体昇降システムにおける流体が、液体である請求項1記載の建築 物。
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