JP2000511868A - 赤外線フィルタ - Google Patents

赤外線フィルタ

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JP2000511868A
JP2000511868A JP10501340A JP50134098A JP2000511868A JP 2000511868 A JP2000511868 A JP 2000511868A JP 10501340 A JP10501340 A JP 10501340A JP 50134098 A JP50134098 A JP 50134098A JP 2000511868 A JP2000511868 A JP 2000511868A
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クック,トレヴァー
ソーンダース,エイドリアン
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アヴィモ・リミテッド
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/22Absorbing filters

Abstract

(57)【要約】 2重量%以下の銅をドープしたリン酸ガラスを成形して外部航空機用ライト用のレンズが製造される。前記ガラスは、夜間視界用ゴーグルを着用するパイロットを一時的視界喪失(ブラインド)状態にすることなく、かつ、可視状態を維持する程度に、赤外線放射を減衰させる。前記ガラスは、可視スペクトルに於ける光透過に対してほとんど感知可能な影響を与えない。好適には、前記ガラスは、複雑なレンズ形状を作り出すために、モールドに対して、軟化温度でのスランピングによって形成することができる。更に、前記ガラスは、従来の強化工程に耐えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 赤外線フィルタ 発明の技術分野 本発明は、赤外線(IR)フィルタとして使用されるリン酸ガラスと、その製 造方法、詳しくは、但し非限定的に、航空機、船舶等の外部ライトとして使用さ れるフィルタに関する。 背景 航空機用ライトは、民間航空機であれ、あるいは軍用機であれ、一般に、外翼 に取り付けられる航空灯(左舷の赤色ライトと、右舷の緑色ライト)と、白色の 尾燈とを有する。更に、胴体の上部と下部に強力な衝突防止用ストロボ・ライト が取り付けられる。 航空機のライトの色と強度は、厳しい規則によって取り締まられている。英国 に於いては、民用航空局(Civil Aviation Authority)(CAA)が、すべての航空 機にこれらの規則を遵守させる義務を有する。たとえば、少なくとも民間機に関 して、赤色及び緑色の外翼灯は、規定された色帯域幅内になければならず、その ライトが、赤又は緑ではなく、オレンジ色や青い色合いの光を発する航空機はC AAの規則を満たすことができず、従って許可されないであろう。 軍用航空機の場合はこれらの規則を免除されてはいるが、軍用航空機のライト も、それらの規則を可能な限り遵守することが望ましいことは明らかである。 弱光条件下に於ける視野を改善するために、今日では、パイロットは、夜間視 野用ゴーグルを着用することが一般的に行われている。これらのゴーグルには、 可視スペクトルの光を除去し、赤外線(IR)領域(650nmないし1000 nm)での放射を検出することによって作用するフィルタが取り付けられる。種 々の光レベル下に於いて良好な出力像を維持するために、前記ゴーグルには、自 動利得制御機能が備えられている。 この自動利得制御機能は大半の条件下に於いて十分に作用するものではあるが 、視界に非常に明るい光が入ってきた時に、これを補償することができない。こ のような状況は、たとえば、パイロットが夜間に、別の航空機に接近し、その結 果、そ の出力像が非常に明るくなり、時として、その表示像全体が「真っ白」になる時 に発生する。 従って、前記ゴーグルが夜間における明るい光に対応できないことによって、 パイロットは近傍の別の航空機を正確に位置づけることが出来ず、最悪の場合に は、パイロットは一時的に視覚喪失状態になることもある。このような場合に於 いて、両方の航空機が非常に危険な状況に置かれうることが理解されるであろう 。 他方、もしも他の航空機が夜間飛行用ゴーグルを通して見られた時に、はっき りと見え、識別可能な状態に維持されるためには、少なくともIR放射の一部が ライトから出ることが許容されることが好ましい。換言すれば、IR放出が理想 的に抑制されるが、完全には除去されないことが必要である。 パイロットの一時的視覚喪失状態を避けることと、パイロットが近傍の他の航 空機を認識可能であるのに十分なIR放射を透過することとの間に微妙なバラン スが存在することが理解されるであろう。 本出願人の知る限り、誰も、上記クライテリアを満たすIR透過の強度を定量 化できたものはいない。しかし、当該分野の専門家は、いつ適切なバランスが達 成されたかを認識できる。この点に関して、前記バランスは、前記ゴーグルを通 して見られるそれぞれの航空機ライトの効果が「フットボール」に類似する時に およそ適切であると考えられる。この現象が、一般に、最適なIR透過レベルを 判断するインジケータとして使用される。 もちろん、上述した問題は、他の航空機の近傍で飛行するパイロットにとって 非常に深刻な問題ではあるが、パイロットが、たとえば、航空母艦等の海軍船舶 、海上石油及びガス掘削装置、又は飛行場やあるいは高層ビル等に接近する時等 の、低視界条件下に於いて他の構造物を明瞭に見ることができることも同様に重 要である。 IR放射をフィルタする場合に、考慮するべきもう一つの要因は、フィルタ媒 体が可視スペクトルで放射される光に影響する可能性である。この点に関して、 IR放射の減衰と同時に、可視域における色ずれ(シフト)が発生する可能性が ある。外翼燈に関していえば、色ずれの量は、CAA規則に合致するか否かの差 を意味する。 大幅な色ずれを避けながら、IR放射の一部をフィルタ除去することの問題を 解 決する試みは、これまで下記のように部分的にしか成功を収めていない。 たとえば、航空機ライト用のレンズは、これまで、もっぱら従来の珪酸ガラス からのみ形成された。というのは、これが、複数の湾曲部分に形成され、その後 、互いに接合してレンズを形成するのに適した唯一のガラスであったからである 。この点に関して、珪酸ガラスは、通常、ガラスが溶融状態にある間の成形又は プレス加工によって形成される。 珪酸タイプのIRフィルタガラスは市販されているが、可視スペクトルで発せ られる光も影響されるため、その航空機ライト用としての使用は限定されている 。この点に関して、このガラスは、赤域に於いて測定可能な色ずれを起こし、こ れによって、CAA規定に適合することが困難となる。 上述したIRフィルタガラスを使用するのに代えて、従来の珪酸ガラス上にI Rフィルタ材をコーティングする代替案があった。その後にレンズに組み立てら れる前記ガラス部分を形成する際に高温を使用するということは、コーティング は、形成段階の後にのみ有効に塗布することが可能である、ということを意味す る。更に、コーティングに対する過失的な損傷を避けるためには、個々の部分を 互いに接合して完全なレンズを形成した後で、コーティングを塗布することが好 ましい。 しかしながら、レンズの組み立て後にIRフィルタ材でコーティングすること は、高度に成形された表面が関係することからまだ信頼性が低いものであること が判った。特に、レンズの内面又は外面に均一にコーティングすることは困難で あった。 有効であるためには、IRフィルタコーティングは、均一に塗布されなければ ならず、コーティングが薄すぎればIR減衰が不適切となり悲惨な結果を招く可 能性があり、又、コーティングが厚すぎれば、IRスペクトルが完全にブロック されてしまう。従って、従来の珪酸ガラスから成るレンズのコーティングには問 題がある。 他のタイプのガラスに関しては、IR域での低い透過率を達成するために、リ ン酸ガラスを銅でドープすることが知られおり、このようなガラスは、飛行機の コックピットにおけるもののような照射カラーディスプレーをシールドするのに 使用されてきた。このタイプのIRフィルタガラスは、たとえば、本出願と同様 にSchott Glaswerkeに譲渡されている米国特許第5,173, 212号に記載されているように、市販されている。しかしながら、外部ライト 用 としては、前記ガラスを、わずか1mm厚にする必要があり、その結果、機械的 に有用性の低いものになってしまう。特に、公知のガラス強化工程に於ける処理 に耐えることが出来ない。このような処理は、航空機の外部に使用される場合に 遭遇する厳しい物理的条件のために必要とされる強度と耐久性を達成するには必 須である。 更に、その公知の用途に於いて、リン酸ガラスは、その脆い性質によって特徴 付けられ、従って、それを、実質的に非平面状の部材に形成することは不可能で あった。 上記記載から、特に航空用に適したものとするべく強化することが可能で、し かも、IR透過を十分なレベルにまで減少させ、かつ、それを完全に除去するこ とがなく、可視域に於いて有害な色ずれを起こさず、更に、レンズを作るべく成 形可能な材料を見出すという問題が未解決のままである、ということが明らかで ある。 上記課題を念頭に於いて、本出願人他は、そのような材料を作ることに着手し た。従って、本発明の課題は、IR放射の減衰を提供するのみならず、可視スペ クトルに大きな影響を与えることがなく、しかも、機械的かつ光学的に従来のガ ラス強化工程に耐えることができる、航空機用又はその他の照明機用に適した材 料を提供することにある。 従来技術が、リン酸ガラスは、航空機ライト等のためのレンズに形成すること が一見すると不可能であるということを示しているにも拘わらず、本出願人他は 、この材料に関する広範囲な研究と開発を行った。その努力の結果、本出願人他 は、IR放射を所望のレベルにまで減衰させることが可能なリン酸ガラスからな る材料を発明したのみならず、リン酸ガラスを、航空機レンズ又はその構成部分 に形成可能な方法をも発明したのである。 発明の要旨 第1の態様に於いて、本発明は、IRフィルタとして使用されるリン酸ガラス であって、前記ガラスは、該ガラスの総重量に対して、2重量%以下の銅(II )酸化物でドープされたものである。 換言すると、本発明は、銅をドープされたリン酸ガラスであって、前記銅が前 記ガラス中に於いて、前記ガラスの総重量に対して2重量%以下の銅(II)酸 化物 として存在するものに関する。 本発明のガラスに実際に含まれる銅の量は、様々な要因によって変化し、その 主要なものとしては、そのガラス自身の厚みと、フィルタされるべき光源とが挙 げられる。たとえば、高強度のストロボ・ライトの発光特性は、尾燈や、赤色及 び緑色の外翼燈のそれとは異なる。 更に、前記ガラスの厚みは、特定の用途、たとえば、それが既存のレンズと併 用される副フィルタとして使用されるか、若しくは、代用レンズとして使用され るか、に応じて、変化する。 しかしながら、本発明に依れば、IR放射を、パイロットのゴーグルの自動利 得制御機能に対して悪影響を与えず、かつ、パイロットが光源を容易に識別する ことを可能にするレベルにまで減衰されることが可能である。更に、そのガラス 組成は、可視スペクトルに対して大きな影響を与えない。 以下から理解されるように、外部航空機ライトに対する使用、特に、代用レン ズとして使用される場合に適切であるためには、前記フィルタ材は、非常に機械 強度が高いものでなければならない。この点に関して、本出願人他は、リン酸ガ ラスが約2mmないし6mmの厚みを有する時に、そのような用途として十分な 強度を有することを見出した。 これまでリン酸ガラスは、感知可能な厚みのスラブ、シート、等として市販さ れているが、そのIR及びそれよりも低い可視域に於ける高い減衰作用から、そ れを、許容可能な透過特性を提供するために、約1mmの厚みにまで機械加工す る必要があった。このような厚みに於いて、ガラスは強度を有さず、強化工程に 耐えることができない。 従って、本発明の別の態様は、約2mmないし6mmの厚みを有する銅ドープ リン酸ガラスから成るレンズ用IRフィルタを提供する。前記「約2mmないし 6mm」という表現は、それらの間のすべての範囲又は特定値を含むものである 。特に、本発明は、そのような厚みを有する強化銅ドープリン酸ガラスを提供す る。 前述の具体例では、りん酸ガラスの厚みは、約3mmないし5mmであるが、 光源の種類により前述の範囲は変更されることが理解される。 本発明に依る前記IRフィルタは、一般に、約2mmないし6mmの厚みで使 用 されるものではあるが、前記フィルタは、好ましくは、約10mm以上の厚みを 有するシート又はスラブとして製造される。これは、加工されたガラスの中央又 は中心部分のみが、フィルタ用として必要な光学特性を有することを本出願人他 が見出したからである。前記所望の厚みに到達するために、研削、研磨、その他 の従来式の冷間加工法が使用される。所望の厚みが達成された後、そのガラスを 次に成形工程に処する。 従来のIRフィルタリン酸ガラスと異なり、本発明のリン酸ガラスは、その後 のガラス強化工程において発生する応力に機械的に十分に耐えることができる。 強化工程に耐えうることは、もちろん、航空機ライトのレンズ用としての使用に 必要な強度を達成するための前提条件である。重要なことは、本発明のリン酸ガ ラスは、強化工程中に於いてその光学特性を維持するということである。 可視、特に、赤色側端部に於ける、スペクトルの光を最大限透過させながら所 望のIR減衰を達成するために、前記好ましい特定範囲の厚みを有するIRフィ ルタは、ガラスの総重量に対して2重量%以下の銅(II)酸化物を含有する銅 ドープリン酸ガラスからなる。 好ましくは、前記リン酸ガラスの銅(II)酸化物含有率は、約1.5ないし 1.8重量%の範囲であり、その他の成分は、前記リン酸ガラスの全体特性に起 用する様々な分量含有されている。より好ましくは、約1.6ないし1.7重量 %の範囲である。 目的とする光学特性を達成するのに必要な、2重量%以下の銅(II)酸化物 含有量という限定は別として、他の要素は、りん酸ガラスの性質全てに貢献する べく、種々の値で存在する。 MgOは、本発明のリン酸ガラスに好ましくは含有されるそのような成分の一 つである。好ましくは、MgOは、5.0ないし7.0重量%、更に好ましくは 、5.4ないし6.6重量%の量が含有される。 K2Oは、前記ガラスに好ましくは含有される別の成分であって、好ましくは 、約0.2ないし0.4重量%、更に好ましくは、0.24ないし0.37重量 %の量が含有される。 SiO2も、含有されることが好ましく、その理由は、これがガラスの耐候特 性に 対して好影響を与えるものと考えられるからである。この点に関して、これは、 理想的には、約1.5ないし2.4重量%、更に好ましくは1.9ないし2.2 重量%の範囲で含有される。 好適に含有されるその他の成分には、Al23(好ましくは10.0ないし1 4.0重量%)、CaO(好ましくは、約0.1ないし0.5重量%)、そしてN a2O(好ましくは、約3.0ないし6.0重量%)が挙げられる。 もちろん、前記ガラス組成物のバルクは、P25を含有し、これは、通常、6 5.0ないし80.0重量%、より好ましくは、69.0ないし72.0重量% の範囲で含有される。 尚、ここに記載した範囲は、すべて、それらの間の範囲又は特定値を含むもの であり、それらはガラスの総重量に基づくものであると銘記される。 ガラス製造技術に於いて周知のように、ガラスの最終組成は、多数の要因によ って影響を受ける。たとえば、同量の出発物質を使用しても、もしも同じ加工条 件が使用されなければ同じ製品とはならない。炉温度、雰囲気、炉煙突内の風速 、耐火チャンバの組成、等のすべての要因によって、最終的ガラス組成が影響さ れる。更に、バッチサイズを変えることによっても、影響され、製造されるべき ガラスの容積を増加又は減少するべく開始材料の量を単純に推定しても、たとえ その他の要因を一定に維持しても必ずしも再現可能な結果となる分けではない。 しかしながら、普通の検討作業によって、必要な銅(II)酸化物と、所望量 のその他の成分とを有する最終製品を製造することはガラス製造の当業者の技術 範囲内である。 前記銅(II)酸化物含有率とフィルタの厚みとを前記特定パラメータの範囲 内において注意深くバランスさせることによって、本出願人他は、特に赤色端部 側に於ける可視スペクトルのスペクトル品質を犠牲にすることなく、IR放射の 高い減衰率、特に700nmないし900nmの範囲に於ける減衰率を達成する ことができた。 光学的には、厚さ4mmのサンプルに基づき、本発明による前記リン酸ガラス は、好ましくは、512nm±4nmのピーク波長に於いて好ましくは82.5 %±5.0%のピーク透過率を有する。より好ましくは、そのような厚みに於い て、前 記ガラスは、400nmに於ける60.0%±7.0%の透過率と、700nm に於ける2.65±10%の光学密度とを有する。 従って、本発明は、更に、厚さ4mmのサンプルでの測定に於いて、512n m±4nmのピーク波長に於ける82.5%±5.0%のピーク透過率と、40 0nmに於ける60.0%±7.0%の透過率と、700nmに於ける2.65 ±10%の光学密度とを有する銅ドープリン酸ガラスを提供する。 このような特性は、夜間視界用ゴーグルを着用するパイロットの一時的視界喪 失を避けるために適切な発光を達成するのための最適値を表わすものである。 本発明に依って、本出願人他が悪視界条件下に於ける航空安全の改善に大きく 寄与したことが理解されるであろう。 この安全に対する重要な貢献に加えて、この分野に於ける本出願人他の研究に よって、リン酸ガラス技術に於ける別の重要な進歩が達成された。特に、本出願 人他は、ガラスの割れ、又は長期耐久性に影響することなく、リン酸ガラスを形 成又は湾曲させることが可能であることを見出した。更に、本発明のIRフィル タガラスに対して形成工程を行った時、それはガラスの光学特性に対してなんの 悪影響も与えない。 いくつかのレンズの形状は、単純に、鋳造されたガラスのブロック又はスラブ を機械加工することによって作り出すことが可能であるが、その他の形状の為に は、ガラスの成形がレンズを製造するための唯一の実用的な方法である。 繰り返すと、本発明に依るリン酸ガラスが、その光学特性に対する悪影響無く 形成工程に耐えることができる能力は驚くべきものである。本出願人他によって 公知のリン酸IRフィルタガラスに対して行われた実験に於いて、軟化点又は可 塑状態温度にまで加熱すると、その公知のガラスに於いて許容不能な色変化が発 生し、ガラスが暗色化し、より視覚認識可能な光減衰を起こした。このような可 視光透過に於ける顕著なシフトは、従来技術のガラスの航空機照明用途に於ける 不適切性を更に示すものである。 本発明の更に別の態様に於いて、本発明は、リン酸ガラスを形成する方法であ って、前記ガラスを、そのガラスが可塑状態に達し、その自重によって形成され るまで加熱する工程と、前記形成されたガラスを中間温度にまで冷却する工程と 、前記 ガラスを、長時間、前記中間温度又はそれに近い温度に維持する工程と、前記ガ ラスを外気温度にまで冷却させる工程とを有する方法を提供する。 上記方法は、好ましくは、約2mmないし6mmの厚みを有するリン酸ガラス の形成に適したものである。 所望の形状を達成するために、前記ガラスは、好ましくは、前記ガラスが可塑 温度に達した時に、それが、モールドに対して倒壊又は「スランピング」して形 成され、その外観と同じ形状とされるように、モールドと接触状態に置かれる。 たとえば、前記ガラスは、全体として凹状のモールド面、又は上方に凸状のモー ルド面に「スランピング」することができる。 前記ガラスを、その自重によって「自然に」成形されるようにすることが好ま しいが、これに代えて、ガラスを、たとえば、二部モールドによって、モールド 内に押し込むことも可能である。しかしながら、プレスによって、ガラスに応力 がかかるリスクが増加し、従って、それなりの注意を払う必要が生じる。 理想的には、それに対してガラスが湾曲、「スランピング」又はプレスされる 前記モールドは、セラミック材から成る。これは、セラミックは、ガラスと膨張 係数が類似し、冷却時に、ガラスと同じ又は類似の比率で収縮するからである。 又、セラミックは、伝統的に使用されてきた鋳鉄よりも熱伝達率が低く、ガラ スとモールドとが接触する時に、ガラスを冷却することがない。このようにする ことで、表面品質の劣化と、割れとを有効に避けることができる。鋳鉄よりもセ ラミックを選択するもう一つの理由は、鋳鉄は使用される成形温度で容易に酸化 し、従って、ガラスの表面品質を更に低下させるからである。 一般に、本発明に依る銅ドープリン酸ガラスは、500℃ないし600℃、よ り一般的には、約540℃ないし570℃の温度で可塑状態に達し、従って、ガ ラスの温度が、成形工程中に於いてこれらの温度を上回って上昇することがない ことが好ましい。前記可塑状態又軟化温度は、ガラスの厳密な組成によって変化 し、問題の組成によってスランピングのための理想温度を選択することは当業者 の技術範囲内である。 前記ガラスがその可塑状態温度にまで加熱される速度は、理想的には、ガラス 内の応力が発生させる可能性がある加熱差が発生することを避けるように制御さ れる。 好ましくは、ガラスは、毎時80℃ないし120℃、より好ましくは、毎時約1 00℃の速度で加熱される。 ガラスの実際の溶解は、はるかに高い温度、通常は、約1200℃で発生し、 ガラスがこの温度に到達しないことが重要であり、もしそうでなければ、その光 学特性がほとんど確実に影響される。理想的には、ガラスの加熱は、前記可塑状 態温度が達成された時に一旦停止されるか、もしくは、温度がその過疎化状態温 度以上に上昇しないように、少なくとも低下される。 一旦、ガラスが可塑状態に達すると、スランピングが終了するまで、加熱を、 その同じ温度で維持する。ガラスの厚みに依り、ガラスの曲げ又は「スランピン グ」は、通常、15分間ないし1時間、平均で30分間、で達成される。 更に、ガラスが成形された後、ガラスをモールドから取り外した状態で、徐冷 又は冷却を行うことが好ましい。この目的の為に、好ましくは、ガラスは一旦そ の形状を維持するのに十分硬化した時に、前記モールドから取り外される。 モールドからの取り外し後、まだ支持されてないが、既に成形済みのガラスは 、好ましくは、中間温度にまで冷却される前に、更に追加の時間、前記軟化温度 に近いがそれ以下の感度に維持される。たとえば、成形されたガラスは、約1時 間ないし3時間の間、前記軟化温度以下の、20℃ないし100℃、好ましくは 50℃の温度に維持される。 成形後、そして、理想的には、一定時間前記軟化温度近くで、かつそれよりも 低い温度に維持された後、ガラスは、好ましくは約250℃ないし350℃の中 間温度にまで冷却される。約300℃の中間温度が特に好適であることが判った 。 前記中間温度への冷却は、好適には、前記加熱工程が行われたのと同じ又は類 似の速度で行われる。毎時100℃の冷却速度が従って好ましい。 次に、ガラスは、前記スランピング中に於いてガラス中に発生した応力を開放 するのに十分な時間、前記中間温度、又はその近傍に保持される。一般に、約3 時間の時間が十分であると考えられる。但し、これは、ガラスが湾曲される程度 及びその厚みに応じて増減可能である。もしもガラスが適切に徐冷されなければ 、たとえば、ガラスが十分な時間冷却されなければ、その結果、ガラスは、環境 温度に於いて使用不能及び加工不能となる可能性がある。 前記成形済みガラスは、制御された状態で環境温度に戻される。換言すると、 それを急激、又は不均一な速度で冷却してはならない。好ましくは、ガラスは、 約8時間の時間をかけて、毎時約40℃の速度で冷却される。外気温度にまで冷 却されると、研磨又はその他の公知の方法によって、ガラスの一部、その側縁を 加工して、これによって使用のための最終形状に加工することが好ましい。 上述したリン酸ガラスの形成方法は、完全なフィルタを形成するため、又は、 後に互いに接合されるその複数の部分を形成するためのいずれにも使用可能であ る。種々の部分を接合する必要がある場合には、従来式の光学用高温半硬質接着 剤が一般に使用される。 成形後、前記フィルタの表面は、通常、その表面を後の強化工程に供するべく 完全なものにするために、最終研磨及び研削される。 強化工程は、ガラス製造分野の当業者にとって周知でありここで説明を繰り返 す必要はない。強化後は、一般にどのようなガラスの加工も不可能であることが 理解されるであろう。従って、研削、研磨、等のすべては、その強化段階の前に 完了されなければならない。レンズが、たとえば、高度に不規則に形状を達成す るべく、複数の部分から構成される場合には、これらの部分は、前記強化工程後 に互いに接合することができる。 後述するもののようなこのような複雑な形状は、公知の銅ドープIRリン酸フ ィルタガラスを使用した場合、その光学特性を劣化させることなく達成すること は従来不可能であった。これは、市販されているリン酸ガラスの熱処理によって 、その光透過特性に悪影響を与える化学反応が発生するからである。 本発明に依るガラスの組成と、これを形成する方法とによって、そのような複 雑な形状を形成することが可能となった。特に、本発明のリン酸ガラスは、従来 のガラスと比較して、加熱された時に化学的により安定性が高く、このガラスを 形成するのに使用される方法は、それが高温に晒される程度を最低限にするもの である。 図面の簡単な説明 本発明の理解をより容易にするべく、次に、以下の具体例及び図面に言及する が、これらは、本発明を例示することを意図されたものであり、その範囲を限定 するも のではない。図面に於いて、 図1は、公知のリン酸ガラスと本発明に依るIRフィルタガラスとの光透過の 比較を示すグラフ、 図2は、図1と同じガラスを使用したIR域での光学密度の比較を示すグラフ 、 図3は、本発明に依るIRフィルタを使用した航空機尾燈の端面図、 図4は、図3に図示したライトの側面図、 図5は、図3のX−X線に沿った断面図、 図6は、本発明に依るIRフィルタを使用した航空機右舷航空灯の側面図、 図7は、図6の航空灯の底面図、 図8は、図7のX−X線に沿った断面図、 図9は、本発明に依るIRフィルタを使用した航空機高強度ストロボ・ライト の平面図、 図10aは、図9のライトの側面図、 図10bは、図9のライトの端面図、そして 図11は、図10bのX−X線に沿った断面図である。 発明の詳細説明 公知のガラス製造法に依って様々な厚みのシートとして製造された複数のリン 酸ガラスを3mmの厚みに研削した。製造されたガラスの中間コアを構成するこ れらの研削されたシートは、表1に記載された組成を有していた。種々の成分の 量は、XRF分析を使用して計算されたものであり、百分率は、酸化物ベースの 重量によって表わされている。 例1のガラスの光学分析は、508nmのピーク波長での82.88%のピー ク透過率、400nmでの66.77%の透過率、そして、700nmでの2. 12の光学密度とを示した。 例2のガラスの類似の分析は、518nmのピーク波長での81.24%のピ ーク透過率、400nmでの58.77%の透過率、そして、700nmでの1 .814の光学密度とを示した。 例1及び2の両方のガラスサンプルが外部航空機ライト用のIRフィルタとし ての有用性に於いて所望の光学特性をしめたが、例1のサンプルが可視域に於い て特に有効であった。 本発明に依るリン酸ガラスの改善された光学特性を更に例証するために、図1 に、従来技術のフィルタ(A)と、本発明に依るIRフィルタとを比較した透過 率グラフを示す。これらの結果は、各ガラスに1mmのサンプルを使用して得ら れたものであった。 図1から、本発明に依るIRフィルタ(B)は、従来フィルタ(A)よりも、 可視域に於いて一律に高い透過率を提供するものであることが判る。スペクトル の赤色端部に於いて、その差は最も顕著である。たとえば、650nmに於いて 、従来フィルタ(A)は、わずかに約10%の透過率を示すのに対して、本発明 に依るフィルタ(B)は約50%を示している。 更に、本発明に依るフィルタ(B)は、IR域に於いて少なくともいくらかの 透過を許容してるのに対し、従来フィルタ(A)の場合には、それはほとんど完 全にブロックされていることも判る。 IR域に於ける前記二つのガラス(A,B)の特性の差は、恐らく、図1に使 用されたものと同じ1mm厚のサンプル(A,B)の光学密度を示すグラフであ る図2からより明白に理解されるであろう。 特に、本発明のフィルタ(B)の光学密度は、従来フィルタ(A)と比較して IR波長の前後に於いて遥かに低いことが明らかである。事実、従来フィルタ( A)によるIR領域の減衰は、夜間視界用ゴーグルを着用するパイロットが、そ のようなフィルタを組み込んだ光を見ることが出来ないようなものである。 次に、形成方法の例を記載する。例 4 約100mmx50mmx4mm厚の寸法の銅ドープリン酸ガラス片を、10 mm厚の材料シートから、そのそれぞれの面の厚みを縮小させることによって加 工した。次のこの片を、その縁部を、前スランプ形状にプロファイル加工した。 次に、このガラスを、炉中に於いてセラミック製モールド中にセットし、その温 度を毎時100℃の速度で大気温度が550℃にまで上昇させた。この温度を、 30分間維持し、その間に、ガラスがそれ自身、モールドの形状に形成された。 次に、温度を、30分間かけて500℃にまで低下させ、2時間、この温度に保 持し、この段階に於いて、ガラスを、炉内に於いてモールドから取り外した。次 に、炉温度を、2時間かけて300℃にまで低下させ、次に、3時間、300℃ に維持させた。この中間段階後、前記炉温度を、再度、8時間かけて外気(25 ℃)温度にまで低下させた。次に、スランプされたガラスを、最終形状にプロフ ァイル加工し、表面欠陥を除去するべく研磨した。 前記成形工程の完了後、前記リン酸ガラスは、交換用レンズとして、又は、既 存のレンズと併用される副フィルタとして使用されるべく航空機ライトに取り付 け可能にするために、最終強化処理される。 本発明に依るIRフィルタを取り付けた様々なタイプの航空機ライトの具体例 が図3ないし10に図示されている。 特に、図3ないし5に図示された航空機尾灯は、内部に光源(図示せず)を収 納した不透明なハウジング又はキャストマウント(1)を有する。該ハウジング (1)の一端部には、開口部が形成され、これが、外側に凸の表面を有し、それ を介して光がフィルタされるIRフィルタ(2)によってカバーされている。I Rフィルタ(2)は、前記「スランピング」工程を使用せず、単純に、ブロック 状のリン酸ガラスを機械加工することによって作ることができる。 図6ないし8に示す改変航空燈は、湾曲カウル(4)を有し、これに、本発明 のIRフィルタ(6)が取り付けられた副フレーム(5)が取り付けられている 。図8に最も明瞭に図示されているように、本発明の前記IRフィルタ(6)は 、既存のレンズフレーム(8)によって保持された既存のレンズ(7)の外側に 凸の表面 に取り付けられている。前記IRフィルタ(6)は、一つの平面(X−X断面) から見てわずかに湾曲しているが、垂直平面から見て大きく湾曲している。 図9ないし11に図示されている高強度ストロボライトは、フィルタ取り付け フレーム(10)を有し、これに、4つのガラス部分、即ち、端部ガラス(12 a,12b)と、側部ガラス(14a,14b)とから成るフィルタが支持され ている。端部ガラス(12a,12b)は、断面に沿って一定の曲率半径で一つ の平面に於いて識別可能な程度に湾曲しているが、図10bから、側部ガラス( 14a,14b)はより複雑な形状であり、曲率半径の異なる複数の部分を含む ことが理解されるであろう。 以上、本発明の特定の実施例を記載したが、当業者に於いては、本発明の広い 範囲から外れることなく様々な改変が可能であることが理解されるはずである。 たとえば、本発明は、最も一般的に、外部航空照明装置用として記載したが、本 発明がこれに限定されるものでないことが銘記される。この点に関して、本発明 は、内部のコックピット照明や、マップ読み取り用照明、船舶、海洋構造物(オ イルリグ、灯台、ブイ等)用の海上照明、更に、高層ビルの外部照明にも同様に 適用可能であることが理解される。更に、本発明に依るIRフィルタは、飛行場 に於ける着陸用及びその他のナビゲーション用ライトにも適用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 ソーンダース,エイドリアン イギリス国 サマセット ティエイ1 2 ティイー トーントン ブラックブルック テムズ・ドライブ 123

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. IRフィルタ用のリン酸ガラスであって、前記ガラスは、該ガラスの総重 量の2重量%以下の銅(II)酸化物がドープされている。 2. 請求項1のリン酸ガラスであって、前記銅(II)酸化物は、約1.5な いし1.8重量%含有されている。 3. 前記請求項のいずれかのリン酸ガラスであって、前記銅(II)酸化物は 、約1.6ないし1.7重量%含有されている。 4. 前記請求項のいずれかのリン酸ガラスであって、MgOが、前記ガラスの 総重量に対して約5.0ないし7.0重量%含有されている。 5. 前記請求項のいずれかのリン酸ガラスであって、前記ガラスは、約2mm ないし6mmの厚みを有する。 6. 請求項5のリン酸ガラスであって、前記ガラスは、約3mmないし5mm の厚みを有する。 7. 前記所望の厚みを達成するべくその両面が研削されたシートから製造され る請求項5又は6のリン酸ガラス。 8. 請求項7のリン酸ガラスであって、前記シートは、約10mm以上の厚み から研削される。 9. 請求項1ないし8のいずれかのリン酸ガラスであって、厚さ4mmのとき 、次の特性を有する、 82.5%±5.0%のピーク透過率、 512nm±4nmのピーク波長、 400nmに於いて60%±7.0%の透過率、そして 700nmに於いて2.65±10%の光学密度。 10.前記請求項のいずれかのリン酸ガラスを有するIRフィルタ。 11.請求項10のIRフィルタであって、前記ガラスは成形されたものである 。 12.リン酸ガラスを形成する方法であって、前記ガラスを、そのガラスが可塑 状態に達し、その自重によって形成されるまで加熱する工程と、前記形成された ガラスを中間温度にまで冷却する工程と、前記ガラスを、長時間、前記中間温度 又はそれに近い温度に維持する工程と、前記ガラスを外気温度にまで冷却させる 工程とを有する方法。 13.請求項12の方法であって、前記ガラスは、モールド表面への倒壊又はス ランピングによって形成される。 14.請求項12又は請求項13の方法であって、前記ガラスは、約500℃な いし600℃の成形温度にまで加熱される。 15.請求項14の方法であって、前記ガラスは、約550℃ないし570℃の 成形温度にまで加熱される。 16.請求項12ないし15のいずれかの方法であって、前記ガラスは、約25 0℃ないし350℃中間温度にまで冷却される。 17.請求項16の方法であって、前記ガラスは、約300℃の中間温度にまで 冷却される。 18.請求項14ないし17のいずれかの方法であって、請求項13に従属する 場合、前記成形ガラスは、前記中間温度にまで冷却される前に前記モールドから 取り外される。 19.請求項14ないし17のいずれかの方法であって、請求項1ないし9のリ ン酸ガラスに適用される方法。 20.請求項1ないし9のいずれかのりん酸ガラスであって、請求項12ないし 18のいずれかの方法によって形成される場合に於いて、前記ガラスは強化され る。 21.請求項1ないし9及び20による、又は、請求項12ないし19のいずれ かの方法によって製造されるリン酸ガラスから成るレンズ。 22.互いに接合された複数のガラス部分から成るレンズであって、その単数又 は複数の部分は、請求項1ないし9及び20のいずれかの銅ドープリン酸ガラス から製造されている。 23.互いに接合された複数のガラス部分から成るレンズであって、その単数又 は複数の部分は、請求項12ないし19のいずれかの方法によって形成されたも のである。 24.副レンズを形成するべく既存のレンズに取り付けられた、請求項21ない し23のいずれかのレンズ。 25.請求項32ないし24のいずれかのレンズを有するライト装置。 26.請求項25のライトを取り付けた航空機、船舶、建築物、又は構造物。 27.XRF分析による測定に於いて、例1ないし3のいずれかの組成を有する リ ン酸ガラス。 28.例4の方法に依って製造されたリン酸ガラス。
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