JP2000510925A - 与圧式水洗便所洗浄装置 - Google Patents

与圧式水洗便所洗浄装置

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Abstract

(57)【要約】 与圧式水洗便所操作装置は、水槽と、前記水槽にじかに載置された外部マニホールドと、内部に載置された洗浄弁組立部品とを備える。マニホールドは、水圧調整器と、空気誘導装置と、手動操作可能な洗浄弁アクチュエータとを備える。手動操作可能な洗浄弁アクチュエータは水槽からの圧力でトイレ便器への水の排出を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 与圧式水洗便所洗浄装置 発明の背景 1.技術分野 本発明は、洗浄に付随する水の使用を最小限に抑え、排泄物抽出推進エネルギ ー及び装置の信頼性を最大限に活用する改良型与圧式水洗便所に関する。 2.関連技術 ここに開示する与圧式水洗便所は、1995年6月1日出願のUSNN 08/457,16 2に開示された装置のほかに、1980年11月16日発行のUSP 4,233,698及び1994 年11月8日発行のUSP 5.361,426に開示された装置に関する改良である。 与圧式水洗便所の基本構成は、水槽、洗浄弁及び洗浄作動機である。前記構成 要素は、一般に在来水洗便所の内部に設置されている。この与圧式水洗便所は、 在来の清水給水系統からの水圧によって作動する。 操作において、洗浄後水槽の水位が上昇するにつれて水槽の空気が圧縮される 。水槽の水圧が供給ライン圧力と等しくなるか圧力調整弁を閉鎖させる時、供給 ライン圧力が調整器の許容する以上に大きくなると、水槽への水の流れが止み装 置は操作可能状態になる。洗浄弁アクチュエータが作動すると洗浄弁が開き、そ の後水槽の圧縮空気がそこに貯蔵された水を比較的高い排出圧力と速度で水洗便 所便器に押し出し、そこから排泄物を最小限の水消費量で洗浄する。 既知の与圧式水洗便所洗浄装置は、市場で成功していることが立証されている が、一般に改良し得る一つ若しくはそれ以上の操作上の特徴を示している。特に 、便器から排泄物抽出を行う推進エネルギーが比較的非能率である;清水給水系 統における高圧または低圧が首尾一貫していない操作を引起すかも知れない;排 水量が首尾一貫していない;設計圧力を超える給水系統圧力の内部開放に対する 対応がない;洗浄動作が洗浄弁アクチュエータ押下の持続時間から独立していな い;低供給ライン圧力発生に伴う洗浄弁の閉鎖が徹底的ではない;作動弁が自浄 式ではない;便器補充量を変える対応がない;洗浄装置の一体性を損なうことな く便器に消毒剤を添加する対応がない。 発明の概要 本発明の与圧式水洗便所洗浄装置は前記諸問題を解決する。特に、装置は排泄 物抽出エネルギー及び洗浄動作の一貫性と信頼性において実質的な改善を有する 。装置は排出に際して最小限の水量を使用する;設計圧力を超える給水系統圧力 の発生に際しては内部圧力開放の対応がなされている;アクチュエータの押下時 間持続機能のない洗浄動作を行う;低供給ライン圧力の発生に際しては徹底的に 閉鎖することを示す;自浄式作動弁を持つ。便器補充量が用途明細に合うように 特注できる。 更に、装置は、高・低水圧の水消費量の差が最小であることを示す;二つの内 部逆流制動,組込み排水管、及び内部排水管を利用し、洗浄装置の一体住を損な うことなく便器に消毒剤を添加する対応がなされている。 発明の更にもう一つの特徴は、トイレの手動洗浄弁が押し下げられ、消毒剤が トイレの便器に注入されると、洗浄弁シリンダ真上のアクチュエータを介して、 消毒剤ゾーンを通り、そこから便器に至る流水路が開く、ということである。 本発明の与圧式洗浄装置の前記特徴は、一層強固かつ能率的な抽出と排水ライ ン距離,一層清潔な便器、より少ない排水ラインの詰まり、洗浄と洗浄間の隠れ た水漏れが無いこと、そしてより小型の導管装置にある。本発明装置は、最も厳 しい市条例に適応しつつ11/4ガロンよりも少ない水を消費するトイレ便器を、奇 麗に清潔にする洗浄動作を行う。トイレ便器は多くの低水量式もしくは重力流動 式に共通の“ドロップ−オフ”の無い一回の洗浄で空になる。 操作において、手動操作器の駆動は、洗浄弁シリンダに設けられた洗浄弁ピス トンを交差して圧力差を生み出す。洗浄弁ピストンとその洗浄弁は、一定の割合 で、上方向へ動く。 洗浄弁の上方向、または開放移動は、水を比較的高圧のもとに水槽からトイレ 便器へ注入させ、トイレ便器の中身を排泄させる。洗浄は洗浄弁アクチュエータ の手動押下で同時に始まり、便器排泄物を下水溝へ運ぶ水の持続する高エネルギ ー変動を生み出すように時間管理されている。 洗浄弁の閉鎖は、洗浄弁シリンダの上部室と水槽への流入水の配分比によって 決められる。手動洗浄弁アクチュエータが解放されると、洗浄弁シリンダの上部 室から周辺への流水路が閉じられる。この時点で、給水系統からの圧力で供給さ れる所定量の水が洗浄弁シリンダの上部室へ直接流入する。 装置によって供給される水の残りは水槽の主室へ流入する。洗浄弁の閉鎖に先 立ち、水槽へ流れる水と所定量の消毒剤は、そこを通過してトイレ便器へ流れ、 便器を消毒し、便器を介して下水溝ガスが流出するのを防止するために便器口の 水封じを復元する。 洗浄弁シリンダの上部室が満杯になり、洗浄弁が閉じると、流入水はすべて水 槽に向けられる。 規定の給水系統圧力下にある水槽内の水位上昇は、本発明の実施態様にあるよ うに、30psiの規定圧力か当該水位のいずれかが先に達するまで、そこに捕捉さ れた空気を圧縮する。この時点で、水流は止り、装置は再び洗浄準備が整う。 本発明の一つの特徴によれば、水槽と洗浄弁シリンダは共に水圧調整器を介し て与圧された清水給水系統に常時接続されている。本発明のもう一つの特徴は、 水槽に貯蔵されている水の最低75%が、供給ライン圧力が供給ライン圧力と等し いかそれ以上に大きい時、20gpmを上回る流速で排出される。この特徴は優れた 便器抽出力と排泄物の排出ライン距離を生む結果となる。 本発明の更にもう一つの特徴によれば、洗浄弁アクチュエータは洗浄弁シリン ダの上室に水力学的に連結されている。 従って、洗浄弁アクチュエータが周辺圧力に対して流路を開くと、シリンダ上 室の水圧が瞬時に、しかし静粛に解放され、ピストンを交差して圧力差を生じ、 ピストンの下面上への圧力がピストンと洗浄弁を直ちに上方にバイアスさせ開放 状態にバイアスさせる。 洗浄弁の上室の水の外部への流れは計量され、洗浄弁ピストンの上方向運動を 積極的に制御する。 騒音は、装置が空圧式とは反対に水圧式なので、軽減される。 図面の簡単な説明 図1.は本発明による改良型与圧式水洗便所洗浄装置の正面図である。 図2.は図1の矢印“2”の方向から見た上面図である。 図3.は満杯になった洗浄装置の、図2の3-3線に添う図である。 図4.は図3の円”4”内の図である。 図5.は洗浄動作開始時の図3と同じ図である。 図6.は与圧洗浄は完了したが便器充填が続いている図3と同じ図である。 図7.は便器充填が完了し、洗浄弁が閉じられ、水槽の充填と与圧が開始する図 3と同じ図である。 図8.は消毒剤貯蔵室代替給水系統の、一部横断面の断片図である。 発明の好適態様の詳細な説明 図1及び2示されているように、与圧式水洗便所洗浄装置10は、本発明の好適 に構築された実施例に従い、在来の水洗便所タンク12と操作上関連して示されて いる。装置10の主要構成要素は、水槽14、内部洗浄弁組立部品16及び一体化され た洗浄弁アクチュエータ22、水圧調整器24、図3に示された空気誘導器25、消毒 剤室26を備えるマニホールド18である。 水は、与圧源(不図示)から装置10に供給され、吸込管27と真空破壊弁28を介 して無制限に上方へ流れ、そこから文字通りマニホールド18へ達する。水は、吸 込管27を介して装置の圧力に応じてマニホールド18へ、そしてそこから規定に従 い、これから説明するように、洗浄弁組立部品16と水槽14のいずれへも自由に流 れる。 水槽14の寸法は装置10のエネルギー需要によって左右される。開示された好適 態様においては、水槽14は一対の垂直に積重ねられた片側分割部32と34を備えて いる。水槽14の上部分割部32は、これから説明するように、洗浄間の典型的な状 態である水位が水槽の分割部32,34の間にある溶接継手の上にある限り、それぞ れ分離室37,38を造る一対の下方に延びる仕切り35,36を持っている。従って、装 置10を作動させる室37,38の圧縮空気は分離されているので、洗浄弁組立部品16 の上部における水漏れが装置10を水浸しにして操作不能にする、ということはな い。 水圧調整器24,空気誘導調整器25及び洗浄弁アクチュエータ22を備えるマニホ ールド18は、水槽14の上部分割部32に載置されている。 図4においてよく示されているように、マニホールド18上の一体型空気誘導装 置25は、キャップ44を受ける外部にネジ山を切られた搭載ニップル42を備えてい る。キャップ44は、開孔部46を有し、その周辺はボール弁48のシートとして機能 する。弁48は、通常マニホールド18の水圧によって閉鎖位置にバイアスされてい る。しかしながら、水槽14の内圧が、洗浄回転の排出段階中、例えば2psiとい う所定の最低限に軽減されると、その結果水槽14に入る水流は、弁48を交差して 空圧差を生じ、弁の開放と水流への補充空気の誘導を齎し、自己制御的方法で水 槽14に空気を補充する。管状スリーブ50は、マニホールド18のオリフィス52の下 方向へ延びており、水槽14を介して水槽14に流れる水流に空気を誘導する。空気 誘導装置は、真空破壊弁としても機能し、圧力喪失の際には、装置10から給水系 統への水の逆流を排除する。 マニホールド18上の水圧調製器24は管状形態で、その上に終端キャップ64を有 する。十字形横断部のボール弁保持器66は、ボール弁68を支持する終端キャップ 64の内部に設けられている。弁68は、水槽14の水圧が低い時、圧力調整ピストン 71の管状部70上にある環状シート69に給水系統水圧によってバイアスされている 。同様に、第二のボール弁72は、十字形横断部の第二の保持器74に支えられてい る。水槽14の圧力が所定の圧力以下に降下すると、ビストン71は調整バネ76のバ イアスで終端キャップ64から去り、これから説明するように、水を洗浄弁16と水 槽14へ分配するためにボール弁68を通過させ、そこからボール弁71へ通過させる 。 水供給で圧力喪失が生じた場合、ボール弁68と72は図面に示されているように 、環状シート78と79に対して、それぞれ終端キャップ64及びピストン71の上を、 左側へ移動し、水槽14から装置への水の逆流を排除する。 マニホールド18も、スリーブ84に滑走可能に挿入される手動可能なスプール82 が設けられた円筒状筐体80を備える洗浄弁アクチュエータ22を含む。スプール82 は、弁座86に通常固定されている弁85を持っている。針弁87はスプール82の一端 で支えられ、筐体80のオリフィス88へ延び、洗浄弁16への水の流れを制御する環 状の水口オリフィスの区分を決定する。 洗浄弁アクチュエータ22のスプール82のバネ92のバイアスに対する動きは、弁 85をその座86から外し、洗浄弁16の上部室“C”との間で、オリフィス94を介し て、後で説明するように、洗浄を開始するための圧力逃がし管96との連通を開く 。管96は、トイレ便器(不図示)の周辺圧力に通じている。 図3及び5-7によく示されているように、そして本発明の特徴によれば、洗浄 弁組立部品16は、マニホールド18に隣接する上端部102を有する垂直方向の洗浄 弁 シリンダ100を備える。シリンダ100の下端部106は、水槽14の下部シエル34にあ る排流水通路109の円錐弁座台表面108の手前で終わっている。水槽14から通路10 9を介する水流は、洗浄弁ピストン116のステム114に携行されるO-リング弁110 によって制御されている。 ピストン116の上端部118は、カップ型形態で、洗浄弁シリンダ100の上端102か ら、所定の近接値、例えば、0.4インチ上方向へ延びており、それによってピス トン116の上方向移動は0.4インチに限定されている。 洗浄弁ピストン116は、そこにエラストマーピストンリング130を持っており、 シリンダ100を密封してシリンダ100を水槽14の上部室132と主室134に分割してい る。ピストン116は、その中心に弁136を設けており、通常そこにある開孔部138 を密封している。上部室132に超過圧力状態が発生すると、弁136がばね139に抗 して開き、上部室132を通気させる。この上部室132の僅かな、例えば、45 PS Iの通気は、水槽14の上部室132と主室134の間に圧力差を生じしめる。その結果 、洗浄弁ピストン116は上昇し始め、水槽14の主室134の圧力を減少せしめる。初 めは、圧力差が繰り返し生じるので、振動が発生するが、結局その両室で等化さ れ、水槽14の主室134の圧力が所定のレベル、例えば、80 PSIを超えることを 防止する。 本発明のもう一つの特徴によれば、消毒剤は、与圧洗浄装置10が作動すると、 便器(不図示)へ自動的に注入される。しかしながら、消毒剤は洗浄と洗浄の間 、水槽14に留まらず、化学消毒剤による便器と封水の攻撃を排除する。例えば、 水溶性消毒剤錠150を含む貯蔵器26は、水吸込管152によってマニホールド18上の 手動アクチュエータ22に接続されている。水吸込管152の一端153は、作動スプー ル82によって携行される弁85と通じるアクチュエータ22上のニプル154に接続さ れている。ニプルが与圧水に曝される時間と連携するニプル154のオリフイスの サイズ調整は、これから説明するように、管152を介して消毒剤貯蔵器26へ流れ る水量を制御する。水吸込管152の反対端156は、ゾーン26と通じている。 消毒剤排出管158は、一端160をボール弁48上の空気誘導器25のキャップ材に接 続させている。排出管158の反対端162は、これから説明するように、貯蔵器26へ 下方向に所定距離だけ延びている。 装置10の洗浄が始まる前に、図3によく示されているように、消毒剤は、消毒 剤排出管158の下端162の丁度下方にある貯蔵器26に留まる。図5によく示されて いるように、装置10の洗浄が始まると、手動アクチュエータ22上のスプール82が 左側へ移動するので、洗浄弁16のC室から弁85を通過してニプル154に至り、そ こから水吸込管152を介して消毒剤貯蔵器150に達する流水路が開かれる。ニプル 154のサイズ調整と洗浄排出持続時間に基づき、制御された水量が、主室134から 水洗便所便器への排出により生じた背圧によって、水吸込管152を介して貯蔵器2 6へ向けられる。主室134からの排出持続時間は、ニプル154を介して転じられた 水の量を制御する。貯蔵器26へ流入する水の量は、そこにある消毒剤レベルを消 毒剤排出管158の下端162の上に所定の量だけ上げるように計算されている。通常 、貯蔵器26からの流出は、マニホールド18の内圧と水槽14によって閉鎖状態にバ イアスされている空気誘導器25のボール弁48によって排除されている。 洗浄が、水槽14の水が実質的に排出されてしまっている図6に示されている時 点まで進むと、水槽14の圧力が充分に減少し、水槽14の水口オリフィス52へ延び る管50を通過する水の流れによるベンチュリ効果によって生ずるボール弁拐を交 差する圧力差により弁48を開かせる。弁48の開放は消毒剤の流れを貯蔵器26から 空気誘導器25を介して水槽14へ誘う。貯蔵器26の消毒剤レベルが排出管158の端 部162のレベル以下に低下した後、消毒剤の流れは止み、空気が排出管158を介し て空気誘導器25へ、そしてそこから水槽14へ吸込まれ、必要とされる空気の供給 を補充する。 図7に示されるように、水槽の補充が始まり、空気誘導器25の弁48がマニホー ルド18内の内部圧力により、閉じられる。上述のことから、水槽14に貯蔵された 水は消毒剤が混じっていないことが明らかである。というのは洗浄弁110は、水 槽14に吸込まれた消毒剤が水槽14を出て便器に入り与圧洗浄装置10の封水及び構 成要素が劣化するのを防ぐのに充分な時間を持つ迄、水槽14を密封しないからで ある。 図3に示されるように、操作で水槽14は、例えば、22psiの空気と水で充満し 、装置10は洗浄の用意が整う。特に、(A),(B),(C)及び(E)ゾーンは22psiあ るところであり、(D),(F)及び(G)ゾーンは周囲圧力にある。 図5は洗浄作業が開始する時に得られる状態を示している。洗浄は、洗浄弁ア ク チュエータ22のアクチュエータスプール82が押し下げられ、”C”ゾーンの与圧 水がアクチュエータ22を介して”D”ゾーン、”F”ゾーンに排出されると共に 水吸込管152を介して流出され、貯蔵器150の消毒剤レベルを上昇させると、発生 する。“E”と“C“ゾーン間に成立する圧力差は、洗浄弁組立部品16のピスト ン116を強制的に上昇させ、”E”ゾーンの水が排出開孔部109を介して“F”ゾ ーンの便器へ流れ込む逃出路を造る。尚、洗浄弁組立部品16のビストン116は、 例えば0.40インチ上昇し、“C”ゾーンからそれに対応する水の量だけを排出す る。この水の量は1/4秒間に洗浄弁アクチュエータ22を介して排出し得る水の量 として定められる。その結果、同量の水が各洗浄ごと”C”ゾーンを補充するた めに必要とされ、洗浄弁アクチュエータ22のスピンドル82が1/4秒以上押し下げ られるかどうかに関係なく、洗浄弁110を密封させる。 洗浄が進行するにつれて、”E”ゾーンの圧力が低下し始め、調整器24が開き 始めて水流が“A”ゾーンを介して“B”及び“C”ゾーンに達し、”A”及び “B”ゾーンを介する水流は”E”ゾーンの圧力が零の時最大である。 図6は与圧洗浄は実質的に完了したが、水と消毒剤は水槽14を介して補充のた めにトイレ便器に流れ続ける。この状態で、水は“A”,“B”及び“C”のゾ ーンに流れるが、消毒剤は“B”及び“E”ゾーンのみに流れ、そこから“F” ゾーンへ達する。制御された消毒剤量が“B”を通過した後、空気は空気誘導器 25を介して“B”ゾーンへ、そこから水槽14へ誘導される。“C”ゾーンへの水 の流れが、洗浄弁ピストン116とO-リング弁110をそのシート108に対して閉鎖さ せるまでは、”E”ゾーンに流れる水は、トイレ便器(不図示)を補充する“F ”ゾーンに排出される。 図7は、便器の補充が完了し、洗浄弁110が閉じられ、水槽14の補充と与圧化 が始まる時の状態を示す。この状態が得られると、ゾーン“A”を介する流れは すべて“B”ゾーンを介して水槽14の“E”ゾーンへ転送される。尚、洗浄弁組 立部品16のピストン116が閉鎖位置にあり、”C”ゾーンが水で充満している時 、空気誘導器25は“A”,“B”,“C”及び“E”ゾーンの圧力蓄積により閉 鎖する。 図8で示されるように、消毒剤ゾーン26に対する改良型給給水系統は、排水ゾ ーソ“E”と通じるニプル256に接続された一端254を有する導水管252を備える 。洗浄の持続時間と連携して、ニプル256のサイズ調整は、管252を介して消毒剤 ゾー ン26へ流れる水の量を制御する。水吸込管152の反対端258はゾーン26へ延びてい る。ゾーン26から排出管158を介して行われる消毒剤の排出は、ここに検討した 通りである。 尚、本発明の与圧式水洗便所は、ここに説明した消毒剤ゾーン26を使用しなく ても、充分に操作し得るものである。前記説明から、本発明の水洗便所洗浄装置 10は、多くの特有の特徴を持っていることが明らかである。特に、装置10は、作 動すると洗浄弁ピストン116が即時に開くが比較的ゆっくりと上方向へ移動して 排水管109を徐々に満たすので、静粛な排水性を示す。この比較的緩やかな開放 運動は“C”ゾーンからの流水路または“D”ゾーンへの流水路のいずれかのサ イズ調整によって制御されている。尚、針弁87に連携する針弁オリフィス88のサ イズ調整は、洗浄弁16の“C”上部室へ流れる新しい水の流量を制御する。鐙帯 は、0.00078平方インチである。給水系統の微塵による鐶帯の目詰まりは最小限 に抑えられている。針弁87は、押し下げると、オリフィス88に滞留している異物 をすべて取り除くからである。 トイレ便器の補充量は、管50か針弁87の直径と連携してそれそれオリフィス52 かオリフィス88の直径を変えることによって変更することが出来る。これは“B ”ゾーン及び“C”ゾーンにそれぞれ入って来る流量を変え、ピストン116の運 動と洗浄後の洗浄弁組立部品16の閉鎖を早めたり遅めたりし、または水槽14を介 してトイレ便器(不図示)へ流れる便器補充水の量を変える。その結果、装置10 は異なる便器形態に精密に合わせることが出来、最高の水保全と性能とを引き出 すことが出来る。トイレ便器補充量はまた16の上部室”C”から排出される水の 量を変えることによっても変更することが出来る。例えば、0.4インチの上昇を0 .8インチの上昇に変えると、洗浄弁の開け締めの隔たりが二倍以上になる。これ はもっと多くの水が上部室“C”に流入しなければならなくなるので、洗浄弁ピ ストン116をそのシートに強制的に戻すからである。 内部逆流制動は、圧力調整器24の自由浮動ボール弁68と72によって達成される 。負圧条件下、即ち給水よりも高い水槽14の圧力で、ボール弁68と72がそれぞれ シート78と79に対して移動し、逆流を止める。 与圧式水洗便所洗浄装置10のもう一つの特徴は、この装置が低圧(即ち20psi )におけるよりも高圧の供給ライン圧(即ち50psiから80psi)において一層少な い 水を消費する、ということである。言い換えれば、比較的高い供給圧は、洗浄弁 ピストン116を水槽が洗浄された後比較的早やく閉じる、ということである。更 に、装置10は、例えば、20psiから80psiの異なる圧力において、水消費量に最小 限の差を示す。 ここに本発明の好適態様を開示したが、本発明は本発明の精神または付記の請 求の範囲を逸脱することなく変更の余地があることを考慮すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 ムロッカ,マーク エム. アメリカ合衆国 ミシガン州48111、ベル ビル、デントン ロード 47845

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.改良型与圧式水洗便所であって、 水槽と、 該水槽中の水流出口を定める該水槽の下部にある環状弁座と、 該水槽の水流出口上に垂直方向に向いた洗浄弁シリンダと、 該シリンダ中の上部室を定める該洗浄弁シリンダのピストンであって、専ら該 ピストンの反対端上の水圧差により該シリンダに同軸的に移動可能なピストンと 、 水流出口を閉じるための該水槽の弁座上に通常座する該ピストン上の洗浄弁と 、 該水槽に直接載置されたマニホールドと、 該シリンダ上部室を随伴的に通気させ、与圧された水源を該水槽と該洗浄弁シ リンダ上部室に接続するための、該マニホールド内にある手段と、 を含む、前記与圧式水洗便所。 2.前記手段が、洗浄弁シリンダ上部室を周辺環境に接続してそこの水圧を解放し 、ピストンと弁とを移動して、水吐出口を介して水槽から水を排出する開放状態 に調整するように操作可能な洗浄弁アクチュエータを含む、請求項1に記載の水 洗便所。 3.洗浄弁アクチュエータが、マニホールド上に設けられている、請求項2に記載 の水洗便所。 4.マニホールドが、圧力調整器を介して水槽へ流れる水へ環境空気を受け入れる ための手段を有する圧力調整器を含む、請求項1に記載の与圧式水洗便所。 5.圧力調整器が、水槽から圧力調整器を介して逆流する水の流れを排除する一対 の浮動逆流制動弁を含む、請求項4に記載の与圧式水洗便所。 6.洗浄弁アクチュエータが、シリンダ上部室へ流れる水を制御するための針弁を 囲む環帯を含む、請求項2に記載の与圧式水洗便所。 7.請求項2に記載の与圧式水洗便所による洗浄システムであって、 消毒剤ゾーンと、 水槽から該ゾーンへ延びる給水導管と、 該ゾーンから該水槽へ延びる消毒剤導管と、 各洗浄ごとに該水槽に注入する消毒剤の量を制御する手段と、 を含む、前記システム。 8.水槽が、与圧空気を洗浄弁シリンダから分離するための一対の多重空間ドーム を含む、請求項1に記載の与圧式水洗便所。 9.ピストン上の弁から水槽の内側へ延び、洗浄弁と水槽の水流出口の反対側にあ る環境空気と通じる排水管を含む、請求項1に記載の与圧式水洗便所。 10.針弁が、環帯においてその清掃を行う往復運動が可能である、請求項6に記 載の与圧式水洗便所。 11.改良型与圧式水洗便所であって、 水槽と、 該水槽中の水流出口を定める該水槽の下部にある環状弁座と、 該弁座に垂直に調整された洗浄弁シリンダと、 該水槽の水流出口の上の洗浄弁シリンダの反対側に水詰まりを排除するために 設けられた一対の空間分離空気室と、 を含む、前記与圧式水洗便所。 12.改良型与圧式水洗便所洗浄システムであって、 水槽と、 シリンダ−のピストンと、 該水槽中の水流出口を定める該水槽の下部にある環状弁座と、 該水槽の水流出口の上に垂直に向いた洗浄弁シリンダと、 そこに上部室を定め、そこを交差するだけでそこに同軸的に移動可能な該洗浄 弁シリンダのピストンと、 水流出口を閉じるための該水槽の弁座上に通常座する該ピストン上の洗浄弁と 、 そこで水流出口を閉鎖するための該水槽の弁座に通常座する該ピストン上の洗 浄弁と、 該シリンダの上部室に超過圧力が発生して、その圧力を大気に通気させるため の開放可能な該ピストン上の圧力開放弁と、 を含む、前記システム。 13.給水導管が、水槽上の洗浄弁アクチュエータに接続されている、請求項7に 記載の与圧式水洗便所。 14.給水導管が、その弁座の下流にある水槽に接続されている、請求項7に記載 の与圧式水洗便所。 15.空気室が、水槽の上部壁から下方向にその中心部へ延びる仕切りを含む、請 求項11に記載の与圧式水洗便所。
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