JP2000510441A - 高度に水溶性の固体の非水性懸濁濃厚物 - Google Patents

高度に水溶性の固体の非水性懸濁濃厚物

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Abstract

(57)【要約】 水混和性有機液状担体、好ましくは低級アルカジオールを、特定の3成分界面活性剤系、すなわち、非イオン性ポリマーの粘度改良剤の界面活性剤、アニオン界面活性剤および嵩高の疎水性置換基を有する非イオン界面活性剤からなる系、と組み合わせて使用することによって、水溶性固体の安定な濃厚な非水性懸濁液が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 高度に水溶性の固体の非水性懸濁濃厚物発明の背景 発明の分野 本発明は、きわめてすぐれた貯蔵安定性を有する水溶性固体の濃厚な懸濁液を 製造する方法、およびこうして形成された濃厚物に関する。この方法は、固体を 水溶性有機液体、例えば、低いモル質量のグリコールの中に3成分界面活性剤系 の存在において懸濁させることを含んでなる。技術の説明 しばしば農学的産業の状況におけるように、固体、特に活性の固体、例えば、 湿潤性生物活性粉末から、水性の最終使用の配合物および/またはスラリーを製 造しようとするとき、多数の取扱いの問題が生ずる。作物および土壌に適用する ために固体から除草剤、殺虫剤および/または他の生物活性剤の槽混合物を製造 する農業経営者は、皮膚に対して剌激性でありかつ呼吸に危険であることがある 有害なダストの発生のために、ある種の安全性の危険および不便に暴露される。 さらに、多数の水溶性生物活性物質の微細な粉末は、いわゆる湿潤性粉末でさえ 、槽混合物として製造するとき、よく分散せず、劣った「ブルーム」の自発性を 有し、低い懸濁性を有し、劣った再分散性を有し、そして液状生物活性濃厚物に 比較して、他の生物活性物質と不適合性である。したがって、最終の配合者、例 えば、農業経営者は、希釈水性活性組成物を調製するとき、固体物質、例えば、 肥料が固体の形態よりむしろ流体で供給されるとき、 このような物質の取り扱いかつ適用は非常に促進されることを見出す。次いで、 活性物質を高度に濃縮された流体で最終の配合者に供給することは、経済性に左 右される。多数の水溶性活性成分、例えば、塩化カリウムの水中の飽和溶解度は 低過ぎて、最終使用者に単に溶液の形態で供給することを経済的とする。また、 水および有機液体の双方の中の水溶性化合物の高度に濃厚な懸濁液は、非常に劣 った貯蔵、凍結/融解、および加熱/冷却の安定性を有する。自発的結晶の溶解 −再結晶化プロセスの結果として、粒状活性物質の大きさの漸進的増加が起こる 。この粒度の増加は沈降、ブリードおよび粘弾性の変化を生じ、こうして濃厚物 の配合レベルを非常に制限する。 本発明は、前述の問題を大きい程度に処理しかつ克服する、独特の配合物に関 する。 水溶性粒状固体の粒度の安定性は2倍の方法で得られる。第1に、連続相とし て使用する有機担体の適当な選択により、溶解度の温度係数をコントロールし、 こうして通常の商業的貯蔵時間および温度サイクルを通じて固体の粒度を安定化 する。液状担体の主要な成分は非水性であるが、少量の水を使用して性能を変更 することができる。第2に、小数の大きい粒子は、形態に無関係に、多数の小さ い粒子よりも小さい合計の表面積を有することを認識すると、活性固体物質の表 面の自由エネルギーは粒子表面上の界面活性剤の吸着により低下し、こうして粒 子の成長を促進する表面積の最小化を達成するための推進エネルギーを減少する 。 濃厚物の粒度の安定性および他の望ましい特性、例えば、低い粘度、最小のシ ネレシスおよび高いブルームは、3成分界面活性剤系の使用により主としてコン トロールされる。 第1成分、非イオン性粘度改良物質、好ましくはポリマー物質、 最も好ましくはエチレンオキシド−プロピレンオキシドのブロックコポリマーを 主として使用して、レオロジーのコントロールにより、安定な分散液をつくり、 そして二次的に結晶の成長を変更する。 第2成分、アニオン界面活性剤、好ましくはスルホネートは、シネレシスを増 加する影響を及ぼすにもかかわらず、主としてポリマーの第1成分の粘度増強作 用を相乗的に減少させ、そして二次的に、固体表面に対するその親和性の結果と して、固体粒子の分散性を促進するために利用される。 第3成分は、大きい疎水性基を含有する嵩高の非イオン界面活性剤、好ましく はエトキシル化トリスチリルフェノールであり、主として粒子のパッキングを減 少し、すなわち、シネレシスまたは沈降を減少し、そして二次的に、濃厚組成物 を水性媒質の中に注いで希釈して最終配合物の最終使用濃度を達成するとき、起 こるブルームまたは分散性を増強するために使用される。 この第3成分は、また、濃厚物の濃度を増加する傾向を有する。 必要に応じて、少量の水を濃厚物に添加して、主として溶解度の温度係数の調 節を促進し、究極的に粒度変化を最小とする。 Palgrave、et al.(米国特許第4,265,406号)は、濃 厚な固体物質、例えば、水溶性爆発物または肥料の塩を飽和溶液中で微粉砕する とき、結晶表面における再成長を少なくとも部分的に抑制するために、多糖のよ うな添加剤を使用することを開示している。 本発明の有機担体および界面活性剤系を使用することによって、例外的に高い 配合率、すなわち、全体の組成物の約40〜85重量%の水溶性固体の懸濁液が 製造され、これらの懸濁液は粒度の最小変化を示し、そして長期間の貯蔵条件下 においてさえ、極めて安定である懸濁液を実現する沈降および粘弾性により特徴 づけられる。発明の詳細な説明 本発明の配合物は、濃厚物において考慮される配合率において、最終的に配合 された濃厚物の中に別の固相として存在する本質的に任意の水溶性物質の固体を 懸濁させるために主として適当である。多数のこのような物質は、爆発性物質お よび農業の分野、特に肥料の分野における用途を見出す。このような水溶性物質 の例は下記の通りである:硝酸カリウム、リン酸二水素アンモニウム、硝酸アン モニウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、 リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、リン酸水素カリウム、リン酸水 素二ナトリウムおよびその他、および非塩様化合物、例えば、尿素。 用語「水溶性」は、24℃において物質および水の合計重量に基づいて1重量 %より高い水中の溶解度を有する物質を意味する。 本発明の配合物における固体物質の濃度または配合率は、濃厚物の合計重量に 基づいて40〜85重量%、好ましくは50〜80重量%、最も好ましくは55 〜70重量%であることができる。 水溶性固体物質の体積平均直径の粒度は、0.5〜500ミクロン、好ましく は30〜200ミクロン、最も好ましくは約80〜約120ミクロンである。 担体は、室温において液体である任意の水混和性低分子量有機流体であること ができる。用語「水混和性」は、有機液体が水とすべての比率で混和性であるこ と、すなわち、水と単一層を形成することを意味する。 水溶性固体が生物活性であるとき、担体は不活性であるか、あるいは濃厚物の 希薄物の意図する最終用途に少なくとも許容されることが好ましい。例えば、固 体が特に活性である場合、担体は農学的に許容されるべきである。 すべての水混和性有機液状担体は等しい有効性で働かず、一般に、有機液体は ヒドロキシド官能価および比較的低い分子量を有することが好ましく、こうして 一官能価または多官能価の低級アルコールはそれらのエーテルまたはエステルと 一緒に特に有効である。これらの中には低級アルカノールおよびアルカジオール が存在する。最大の水混和性はC1−C4アルコール(メタノール、エタノール、 イソプロピルアルコール、およびその他)を使用して得られる。グリコール(ア ルカジオール、アルカトリオール、およびその他、例えば、エチレングリコール およびプロピレングリコール)のうちで、ジエチレングリコールは特に好ましい 。 本発明の担体は、また、水混和性ケトン、例えば、アセトン、メチルエチルケ トン、メチルイソブチルケトンおよびシクロヘキサノン、およびエーテルを包含 する。水溶性または強く極性の溶媒、例えば、ホルムアミド、ジメチルホルムア ミド、ジメチルスルホキシド、またはN−メチルピロリドンおよびその他は許容 される。部分的に混和性の液体、例えば、フルフラールおよびフルフリルアルコ ールは、また、本発明における担体として有用である。異なる液体の混合物はし ばしば適当である。 懸濁濃厚物中の担体濃度は、濃厚物の合計重量に基づいて11〜58重量%、 好ましくは20〜45重量%、最も好ましくは22〜35重量%である。 水溶性固体/担体の組成物の安定化ゾーン性質は、主として3成分界面活性剤 系を使用することによって達成される。この界面活性剤系は、濃厚物の合計重量 に基づいて4〜15重量%である。 第1成分は、非イオン性粘度改良物質、好ましくは15,000より低い体積 質量を有するポリマー物質であり、濃厚物のレオロジーをコントロールし、これ により主として安定な分散液をつくり、 二次的に固体粒子の結晶の成長を変更するために使用される。 非イオン性粘度改良剤の例は、ポリアクリル酸およびそれらの塩;脂肪族アル コールのポリグリコールエーテルおよびポリエチレンオキシドまたはポリプロピ レンオキシドの縮合生成物;およびそれらの混合物であり、そしてエトキシル化 アルキルフェノール(また、この分野において、アルキルアリールポリエーテル アルコールと表示される);エトキシル化脂肪族アルコール(またはアルキルポ リエーテルアルコール);エトキシル化脂肪酸(またはポリオキシエチレン脂肪 酸エステル);エトキシル化アンヒドロソルビトールエステル(またはポリエチ レンソルビタン脂肪酸エステル);長鎖アミンおよび環状アミンオキシド(これ らは塩基性溶液中で非イオン性である);長鎖第三級ホスフィンオキシド;およ び長鎖ジアルキルスルホキシドを包含する。 好ましくは、非イオン性粘度改良剤は、ポリマー、例えば、エトキシル化ポリ オキシプロピレングリコール(ポリアルキレンオキシドのブロックコポリマー) ;エトキシル化ポリオキシプロピレン1価アルコール(1価アルコールのポリア ルキレンオキシドのブロックコポリマー);およびエトキシル化ポリオキシプロ ピレンアルキルフェノール(アルキルフェノールのポリアルキレンオキシドのブ ロックコポリマー)である。 最も好ましくは、粘度改良剤は、下記式のエチレンオキシド−プロピレンオキ シドのブロックコポリマーである: 式中、oおよびpはエチレンオキシドのモル数であり、oは2〜128であり、 pは2〜128であり、そしてmはプロピレンオキシドのモル数であり、16〜 67である。 粘度改良剤は、濃厚物中に濃厚物の合計重量に基づいて、2〜20重量%、好 ましくは2〜7重量%、最も好ましくは2〜6重量%の濃度で存在する。 界面活性剤の安定化系の第2成分はアニオン界面活性剤であり、その主要な機 能は第1成分を阻害する結晶の成長により引き起こされる粘度増加を相乗的にコ ントロールすることである。二次的に、粒状固体の表面への付着に対するアニオ ン界面活性剤の親和性は、粒子の分散性を促進する。 本発明において有用なアニオン界面活性剤は、アルキルまたはアルキルエーテ ルサルフェートである。これらの物質は、それぞれ、下記式を有する: ROSO3MおよびRO(C24O)xSO3M 式中、Rは約8〜約22個の炭素原子のアルキル、アルケニルまたはアルキルア リール基であり、xは1〜10、好ましくは1〜4であり、そしてMは水溶性カ チオン、例えば、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエ タノールアミン(TEA)、およびその他である。本発明において有用なアルキ ルエーテルサルフェートは、エチレンオキシドと約8〜約22個の炭素原子を有 する1価アルコールの縮合生成物である。上記サルフェートの特定の例は、ラウ リル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸マグネシウム、2−エチル−ヘキシルサル 硫酸ナトリウム、アセチル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、トリデシ ル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、アンモニウム線状アル コール、エーテルサルフェートアンモニウムノニルフェノールエーテルサルフェ ート、およびアンモニウムモノオキシノール−4−サルフェートである。 アニオン界面活性剤の他の適当なクラスは、下記一般式の水溶性 塩である: R1−SO3−M 式中、R1は下記の基から成る群より選択される: i)8〜24個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖 状もしくは分枝鎖状の、飽和脂肪族炭化水素基; ii)アリールで置換されたモノ−、ジ−またはトリ−C1−C6アルキル、こ こでアリールはフェニルまたはナフチル基である; iii)12〜24個の炭素原子、好ましくは14〜16個の炭素原子を有す るアルファ−オレフィン、最も好ましくは1−ドデセン、1−テトラデセン、1 −ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、および1−テトラコセン ;および iv)ナフタレン−ホルムアルデヒド縮合生成物。 本発明の用語の範囲内に入るアニオン合成界面活性剤は下記の通りである:i )イセチオネート、すなわち、イセチオン酸でエステル化し、水酸化ナトリウム で中和した脂肪酸の反応生成物、ここで脂肪酸はヤシ油から誘導される;および ii)n−メチルタウレート、すなわち、メチルタウリドの脂肪酸アミドのナト リウムまたはカリウム塩、ここで脂肪酸は、例えば、ヤシ油から誘導される。こ の変種の他のアニオン合成界面活性剤は、米国特許第2,486,921号、米 国特許第2,486,922号および米国特許第2,396,278号明細書に 記載されている。 なお他のアニオン合成界面活性剤は、スルホスクシネートおよびスルホスクシ ナメートと表示されるクラスを包含する。これらは、それぞれ、下記の一般式を 有する: 式中、R2。はC2−C20アルキルまたはアルキルアミドである。これらのクラス は、表面活性剤、例えば、二ナトリウムN−オクタデシルスルホースクシナメー ト;四ナトリウムN−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスル ホ−スクシナメート;スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホコ ハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;およびスルホコハク酸ナトリウムのジ オクチルエステルを包含する。 アニオン有機界面活性剤の他のクラスは、β−アルキルオキシアルカンスルホ ネートである。これらの化合物は下記式を有する: 式中、R3は6〜20個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、R4は1〜 3個の炭素原子を有する低級アルキル基であり、そしてHは前述の水溶性カチオ ンである。 β−アルキルオキシアルカンスルホネート、または2−アルキルオキシ−アル カン−1−スルホネートの特定の例は、下記の通りである:β−メトキシデカン スルホン酸カリウム、2−メトキシトリデカンスルホン酸ナトリウム、2−エト キシテトラデシルスルホン酸カリウム、2−イソプロポキシヘキサデシルスルホ ン酸ナトリウム、2−t−ブトキシテトラデシルスルホン酸リチウム、β−メト キシオクタデシルスルホン酸ナトリウム、およびβ−n−プロポキシドデシルス ルホン酸アンモニウム。 また、界面活性剤のアニオンクラスには、下記の一般式のジスルホネートが包 含される: 式中、R5はC8−C20アルキル基であり、そしてMは前述の水溶性カチオンであ る。ジスルホネートのクラスの好ましいアニオン物質は、ドデシルジフェニルオ キシドジスルホン酸二ナトリウムおよびエトキシル化ノニルフェニルジスルホン 酸アンモニウムである。前述のアニオン界面活性剤のすべておよびそれらの混合 物は、約1〜約10エチレンオキシド単位/「R」単位でエトキシル化されてい てもよい。 アニオン界面活性剤は、濃厚物の合計重量に基づいて1〜20重量%、好まし くは1〜7重量%、最も好ましくは1〜5重量%の濃度で存在する。 界面活性剤安定化系の第3成分は、大きい疎水性基を含有する嵩高の非イオン 界面活性剤である。これらの第3成分は下記式を有するものである: R6O(Cn2nO)x7 式中、R6はフェニル;モノ−、ジ−またはトリ−置換フェニル;フェニルC1− C6アルキル;およびモノ−、ジ−またはトリ−置換フェニルC1−C6アルキル から成る群より選択され、ここでフェニル置換基の各々は合計1〜30個の炭素 原子を有し、そして各置換基は飽和もしくは不飽和の、直鎖状もしくは分枝鎖状 の炭素鎖、フェニル、アルキルフェニル、フェニルアルキル、またはアルキルフ ェニルアルキル基であることができ、nは2〜4であり、そして各アルキレンオ キシド単位について同一であるか、あるいは異な っていてもよく、R7は水素、ホスフェートまたはサルフェートの基であり、そ してxは2〜100である。好ましくは、この成分は、ジノニルフェノールまた はトリスチリルフェノール、最も好ましくはエトキシル化ジノニルフェノールま たはトリスチリルフェノールおよび/またはそれらのアリールエステルである。 これらのエトキシル化トリスチリルフェノールおよびそれらの誘導体は、下記式 の少なくとも1つのポリーオキシエチレン化および/または−オキシプロピレン 化ポリ(1−フェニルエチル)フェノールまたはフェニルエステルを含んでなる として記載することができる: 式中、 mは2または3であり、 (OX)は反復するオキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化単位 であり、 nは12〜35、好ましくは16〜30であり、そして R7は水素、ホスフェートまたはサルフェートの基である。 嵩高の非イオン界面活性剤は、濃厚物の合計重量に基づいて1〜20重量%、 好ましくは1〜7重量%、最も好ましくは1〜5重量%の濃度で存在する。 必要に応じて水を濃厚物に0〜30重量%の量で添加することができる。水は 主として溶解度の温度係数をコントロールし、こうして粒度の変化を最小にする ことを促進する作用をする。好ましくは、水は、濃厚物の合計重量に基づいて0 〜20重量%、最も好ましくは1〜8重量%の量で添加する。 本発明の濃厚物を製造する方法は臨界的ではないが、好ましいアプローチは、 まず、嵩高の疎水性基を有する非イオン界面活性剤;アニオン界面活性剤;有機 液状担体:および水(存在する場合)の混合物を調製し、そしてこの混合物をミ ルまたは粉砕機、例えば、「アイガー(Eiger)」ミルに装入することであ る。次いで、非イオン性ポリマーの粘度改良剤を微粉砕して混合物の中に入れる 。懸濁液中で濃縮すべき固体水溶性物質を最後に添加し、所望の粒度および分布 が得られるまで、微粉砕する。粒度は、初期(24時間)の粘度が室温において 30,000cpsを超えるほど、微細であってはならない。水溶性固体物質の 体積平均直径の粒度は約0.5ミクロン〜約500ミクロン、好ましくは30ミ クロン〜約200ミクロンであることができるが、それは約80ミクロン〜約1 00ミクロンであるとが最も好ましい。 本発明の濃厚物の安定性を決定するために、貯蔵安定性のプログラムを経時的 に多数の懸濁濃厚物について実施される。試料を最初に粘度およびシネレシスに ついて24時間後に測定する。次いで、二重反復試験試料を室温(約24℃)お よび50℃において2、3および4週の評価のために貯蔵する。シネレシス百分 率および垂直「T字形試験片」の粘度プロフィルを各間隔において測定する。注 入可能性を3または4週において試験する。 ブルックフィールドレオメーター(DV III型)およびブルックフィール ドLVスピンドルセットを使用して、粘度の測定を実施した。粘度計を各選択速 度において120秒間運転した;読みを10秒毎に記録した;そして12のディ ジタル読みを平均する。初期粘度を24時間±4時間、好ましくは±2時間にお いて測定する。室温における許容される初期粘度の範囲は、約100〜約30, 000cpsである。 各試料について、ブルックフィールド・ヘリオパス(Brookfield Heliopath)T字形試験片スピンドルセット(先端がカットオフされた )を12rpm以下において使用して、垂直粘度のプロフィルを測定した。垂直 のプロフィルは液体の表面から底部に流れ、そして目盛りを液体の深さを表す0 〜100に設定する。 初期の製造から室温において2週後、濃厚物の表面より2インチ下におけるヘ リオパス粘度が400,000cpsを超えない場合、懸濁液は本発明の範囲内 に入る。 粘度のプロフィルが完結した後、小さいガラス棒をジャーの底部中央に注意し て沈める。試料を通して侵入するガラス棒の抵抗を、圧縮度について主観的に評 価する。試料の容器を単に転倒させ、そして30秒以内に容器の底部から離れな い物質の存在記録することによって、ケーク化またはクレイイング(clayi ng)を検出する。 ヘリオパス粘度の測定において使用した型の8オンスの試料ジャー中のそれぞ れの深さを測定することによって、シネレシスを測定する。液体の底部から上部 表面まで平定規で液体(ml)を測定する。また、上部層の分離(存在する場合 )を測定し、そしてその層を合計の試料高さの百分率として計算する。シネレシ スの百分率が24℃において24時間後に30%に等しいか、あるいはそれより 低く、その後、30回の転倒後に5%より低い百分率が可視である場合、許容さ れる結果が実現される。 ボストウィック(Bostwick)稠度計No.24925−00を利用し て、注入可能性を定量的に測定する。24℃においてほぼ50mlの濃厚物を、 稠度計装置の中に入れる。ゲートを開くと同時にストップウォッチを始動させる 。10cmのマークに到達 するために要する時間を記録するか、あるいは物質が流れを停止する時間を記録 する:どちらが先に起こっても。物質が1分またはそれより短い時間に10cm のマークに到達する場合、許容される結果が得られる。 前述の8オンスの試料ジャーを利用し、それを回転し、そして懸濁液の動きを 観察することによって、注入可能性を定量的に測定する。流れを主観的に下記の ように決定する:高いべたつき(gloppiness)が出現する場合、「困 難」;流れがケチャップ様である場合、「中程度困難」;流れがクリーム状サラ ダ−ドレッシング型である場合、「わずかに困難」;そしてそれが薄い、ラテッ クス塗料のように流れる場合、「容易」。 ガライ・インストルメンツ粒度分析装置(Galai Instrument s Particle Size Analyzer)CIS−100型を製造 業者の使用説明書に従い使用して、粒度を測定する。貯蔵試験の開始前および終 了後に、測定を行う。4週の貯蔵試験の終わりまでに、粒度が50%より多く変 化しない場合、許容される結果が得られる。典型的には、本発明の濃厚な懸濁液 を使用して、3週の貯蔵後、または3回の凍結/融解環状後において、20%よ り低い粒度の増加が見出される。 下記の非限定的実施例において、本発明の方法を詳細に説明する。特記しない 限り、すべての部および百分率は重量による。実施例1 3. 3重量%のトリスチリルフェノール(16)エトキシレート(Sopr ophor BSU、ローン−プーランの嵩高の非イオン界面活性剤の商標)、 3.3重量%のエトキシル化−プロポキシル化ブロックコポリマー(Antar ox F−88、97EO3 9PO97EO)、ローン−プーランのポリマーの粘度改良剤の商標)、3.3 重量%のPHODACAL DSB(これは50%水/50%ドデシルジフェニ ルオキシドジスルホン酸二ナトリウムのアニオン界面活性剤混合物のローン−プ ーランの商標である)、および25重量%のジエチレングリコール(試薬銘柄) の混合物をアイガー・ミル中で微粉砕して均一なブレンドを行う。次いで65重 量%の硝酸カリウム(肥料銘柄)を混合物に添加し、そして本質的にすべての粒 子が600ミクロンより小さい体積平均直径でありかつ少なくとも85%が50 ミクロン〜600ミクロンとなるまで、微粉砕する。このバッチを「粗大」粉砕 として識別する。すべての重量%は混合物の濃厚物の合計重量に基づく。物質の 第2混合物を使用して、本質的にすべての粒子が600ミクロンより小さい体積 平均直径でありかつ物質の少なくとも35%が50ミクロンより小さい体積平均 直径を有するまで、前述の手順を実施する。このバッチを「微細」粉砕として識 別する。 65%の硝酸カリウム、25%のジエチレングリコールおよび10%の界面活 性剤系(+水)の上記の製造したバッチを、それぞれ、A−1CおよびA−1F を表示する。第1に、わずかに2.3重量%のトリスチリルフェノールエトキシ レート、1.2重量%のドデシルジフェニルオキシドジスルホン酸二ナトリウム 、1.2重量%の水、および2.3重量%のエトキシル化−プロポキシル化ブロ ックコポリマーを使用することによって、合計の界面活性剤(+水)のレベルを 7重量%に減少する。ジエチレングリコールを28重量%に増加して、差を構成 する。これらのバッチ、すなわち、この試料の粗大バッチおよび微細バッチを、 A−2CおよびA−2Fとして識別する。 次の試料において、わずかに1.3重量%のトリスチリルフェノ ールエトキシレート、0.7重量%のドデシルジフェニルオキシドジスルホン酸 二ナトリウム、0.7重量%の水、および1.3重量%のエトキシル化−プロポ キシル化ブロックコポリマーを使用することによって、合計の界面活性剤(+水 )のレベルを4重量%に減少する。再び、ジエチレングリコールを31重量%に 増加して、差を構成する。これらのバッチ、すなわち、この試料の粗大バッチお よび微細バッチを、A−3CおよびA−3Fとして識別する。 試料を室温(24℃)および50℃で4週間貯蔵する。シネレシスを第2、第 3、および第4週の間隔において測定し、そして試料の注入可能性を第4週の終 わりにおいて定量的に測定した。これらの試験の結果を下記表Iに記載する。 表Iシネレシス 注入可能性 室温 粗大 試料 濃度 2週 3週 4週 4週 A−1C 10% 18.2 23.4 23.4 困難 A−2C 7% 25.3 17.4 17.4 容易 A−3C 4% 13.4 16.7 16.7 容易 室温 微細 試料 濃度 2週 3週 4週 4週 A−1F 10% 6.7 6.7 8.5 困難 A−2F 7% 6.2 8.3 9.2 中程度−困難 A−3F 4% 7.4 5.6 14.5 わずかに−困難50℃ 粗大 試料 濃度 2週 3週 4週 4週 A−1C 10% 12.9 21.0 24.6 中程度−困難 A−2C 7% 4.6 9.4 4.8 中程度−困難 A−3C 4% 5.8 7.8 1.5 わずかに−困難 50℃ 微細 試料 濃度 2週 3週 4週 4週 A−1F 10% 4.5 6.7 6.7 困難 A−2F 7% 0.0 4.0 1.0 困難 A−3F 4% 0.0 2.0 4.2 容易 上記結果が証明するように、顕著なシネレシスのコントロールが本発明の技術 の使用により達成された。高温および室温の双方の条件における長期間の貯蔵条 件下でさえ、非常に濃厚な水溶性固体懸濁液(65%のKNO3)は注入可能で あり、そして極めて低いシネレシスを示し続けることができる。実施例2〜9 実施例1におけるように、A−1Fにおけるのと同一の界面活性剤を使用して 、界面活性剤の重量%比を変化させて、多数のA−1F型試料、すなわち、10 重量%の界面活性剤系(+水)を有する試料を製造する。初期の製造後24時間 に、シネレシスの結果を得る。また、24時間後、そして明らかなシネレシス層 が残留しなくなるまで、懸濁液を完全に撹拌した後、粘度を測定する。前述の室 温の試験の結果を下記表IIに記載する。表II 24時間の評価 BSU:DSB:F88 試料 重量% シネレシス(%) 粘度(cps) A 3.3:3.3:3.3 2.7 12406 B 3.3:2.2:4.4 0.0 12858 C 1.0:3.0:6.0 4.1 15472 D 3.0:1.0:6.0 0.0 76831 E 2.0:4.0:4.0 1.3 17397 F 5.0:1.0:4.0 0.0 51237 G 5.0:2.0:3.0 1.5 14175 H 4.0:2.0:4.0 0.0 9831 許容されえないほどに高い初期粘度を示す試料DおよびFを除外して、本発明 の系を使用する試料のすべては、例外的な安定性(シネレシス)および初期の全 体の粘度を明らかに示す。実施例10〜17 実施例2〜9におけるように製造した試料の第2系列を、2週の貯蔵および4 週の貯蔵の終わりにおいて、室温(24℃)および50℃のシネレシスの評価に 付す。結果を下記表IIIおよびIVに記載する。表III 2週の貯蔵の評価 BSU:DSB:F88 室温のシネレシス 50℃シネレシス 試料 重量% (%) (%) A 3.3:3.3:3.3 6.1 5.6 B 3.3:2.2:4.4 0.0 0.8 C 1.0:3.0:6.0 6.1 7.0 D 3.0:1.0:6.0 0.0 0.0 E 2.0:4.0:4.0 5.4 5.3 F 5.0:1.0:4.0 0.0 0.0 G 5.0:2.0:3.0 3.7 0.8 H 4.0:2.0:4.0 4.7 1.3 表IV 4週の貯蔵の評価 BSU:DSB:F88 室温のシネレシス 50℃シネレシス 試料 重量% (%) (%) A 3.3:3.3:3.3 6.2 2.9 B 3.3:2.2:4.4 0.0 0.0 C 1.0:3.0:6.0 8.3 7.7 D 3.0:1.0:6.0 0.0 0.0 E 2.0:4.0:4.0 0.9 4.3 F 5.0:1.0:4.0 0.0 0.0 G 5.0:2.0:3.0 3.9 1.5 H 4.0:2.0:4.0 3.7 1.5 再び、上記結果が証明するように、本発明の系を利用して、顕著なシネレシス の結果を得ることができる。実施例18〜25 実施例2〜9におけるように製造した試料の第3系列を、室温(24℃)にお いて2週の貯蔵後に、ヘリオパス粘度の評価に付す。結果を第1図に描写する。 初期の全体の粘度レベルにより前に示されたように、試料DおよびFは、室温 において2週の貯蔵後に濃厚物の表面のちょうど下で、許容されえないほどに高 い粘度のレベルを有する。また、試料Gは深さとともに大きい粘度増加を示し、 これにより懸濁液の有意な沈降も起こることが示唆される。しかしながら、試料 の残部は、本発明の技術を使用して達成することができる深さに関係する相対的 均一性を示す。実施例26〜33 実施例1の手順に従い、i)水溶性固体として硝酸カリウムの代わりにリン酸 二水素アンモニウム((NH4)H2PO4)およびii)ジエチレングリコール の代わりにプロピレングリコールを使用して、下記の試料を製造する。他の成分 をそれらの重量%(すべては合計の濃厚物の重量%に基づく)で、下記表Vに示 す。表V 26 27 28 29 ** 30 31 32 33 (NH4)PO4 50 50 50 50 50 50 50 50 プロピレングリコール 44 44 44 44 44 45.9 45.5 44 AntaroxF-88 2 2 - - 2 - - - 粘度改良剤 Rhodacal DSB 2 - 2 2 2 2 2 - ジサルフェート Soprophor BSU 2 2 2 2 - 2 2 - 安定剤 Alipal CD 436 - 2 - - - - - 2 (ノニルフェノール(4EO)アンモニウムサルフェート) Antarox - - 2 2 - - - - F-108 *** Igepal DM-710 - - - - 2 - - 2 (ジノニル(7EO)フェノール) Collid245D - - - - - 0.1 0.5 2 (ポリアクリル酸ナトリウム塩-分子量4500) *粗大粉砕物 **微細粉砕物 ***エトキシル化−プロポキシル化(128EO54PO128EO)ブロッ クコポリマー 24時間および3週の貯蔵において、試料の各々を室温のシネレシスおよび粘 度について測定する。3週の貯蔵試験の終わりにおいて、ボストウィック注入可 能性試験を実施する。結果を表VIに報告する。表VI リン酸二水素アンモニウムについての室温の貯蔵の結果 シネレシス(%) 粘度(cp) ボストウィック注入可能性(秒)実施例 24時間/3週 24時間/3週 3週 26 3.3/12.5 3739/1698 16 27 6.1/12.7 1844/1540 3.5 28 4.5/10.5 3513/2487 7 29 0.0/3.4 8916/5047 停止 30 3.0/8.8 3833/2006 8 31 17.7/28.1 230/346 2.5 32 6.3/19.6 2579/1774 7 33 4.0/15.7 3661/3783 46比較 A−1F − − 停止 A−2F − − 停止 A−3F − − 4 また、実施例26〜33の同様に製造した試料について、室温(24℃)にお けるヘリオパス垂直粘度のプロフィルを3週において測定し、そして結果を第2 図に表わす。 第2図(および第1図)から観察することができるように、圧縮または沈降が 懸濁液中にヘリオパス粘度プロフィルにより起こるかどうかを非常に容易決定す ることができる。試料32Aおよび33Aを除外して、本発明の高度に濃厚な懸 濁液の深さを通る粘度は顕著に均一である。 製品が水溶性固体の高度に濃厚な懸濁液の形態であることを必要とする、本発 明の他の用途は、スプレー可能な農業用配合物、道路除氷のための塩化ナトリウ ムのスラリー、パイプラインによる大量 送出しまたは無機塩の製造、ならびにスラリー状爆発性組成物の輸送のための濃 厚物を包含する。 本発明を特定の態様と関連して説明したが、以上の説明に照らして多数の変更 および変化は当業者とって明らかであろう。したがって、本発明は本発明の精神 および範囲内に入る変更および変化のすべてを本発明は包含することを意図する 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,M D,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ, TM,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 リーデマン,ロバート ジーン アメリカ合衆国,ニュージャージー 07753,ネプチューン,トゥーミン ドラ イブ 35

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)40〜85重量%の化合物、前記化合物は24℃において前記化合物 および水に基づいて1%より大きい水中の溶解度を有し、非水性懸濁濃厚物中の 前記化合物の粒子は0.5ミクロン〜500ミクロンの体積平均直径を有する; b)11〜58重量%の水混和性有機液状担体; c)界面活性剤系、前記界面活性剤系は、i)2〜20重量%の非イオン性ポ リマーの粘度改良剤;ii)1〜20重量%のアニオン界面活性剤;およびii i)1〜20重量%の下記式の嵩高の非イ本ン界面活性剤: R6−O−(Cn2nO)x−R7 (式中、R6はフェニル、モノ−、ジ−またはトリ−置換フェニル、フェニルC1 −C6アルキル、およびモノ−、ジ−またはトリ−置換フェニルC1−C6アルキ ルから成る群より選択され、ここでフェニル置換基の各々は合計1〜30個の炭 素原子を有し、そして各置換基は飽和もしくは不飽和の、直鎖状もしくは分枝鎖 状の炭素鎖、フェニル、アルキルフェニル、フェニルアルキル、またはアルキル フェニルアルキル基であることができ、nは2〜4であり、そして各アルキレン オキシド単位について同一であるか、あるいは異なっていてもよく、R7は水素 、ホスフェートまたはサルフェートの基であり、そしてxは2〜100である) を含んでなる; d)0〜30重量%の水; を含んでなる非水性懸濁濃厚物であって、ただし24℃における前記懸濁濃厚物 の性質は、 1)100〜30,000cpsの初期ブルックフィールド粘度; 2)初期製造後2週における前記濃厚物の表面より2インチ下における40 0,000cpsより低いヘリオパス(Heliopath)粘度; 3)1分に等しいか、あるいはそれより短いボストウィック稠度計(Bos twick Consistometer)10cm時間;および 4)24時間において30%より低く、30回の転倒後において5%より低 いシネレシス; の安定化ゾーンの限界内に存在し、特記しない限り、前記百分率のすべては前記 濃厚物の合計重量に基づく、非水性懸濁濃厚物。 2.前記界面活性剤系が、 i)2〜7重量%の前記非イオン性ポリマーの粘度改良剤; ii)1〜7重量%の前記アニオン界面活性剤;および iii)1〜7重量%の前記嵩高の非イオン界面活性剤; を含んでなる、請求項1に記載の非水性懸濁濃厚物。 3.i)非イオン性ポリマーの粘度改良剤が、a)ポリアクリル酸およびそれ らの塩;b)ポリアルキレンオキシドのブロックコポリマー;およびc)それら の混合物;から成る群より選択され; ii)アニオン界面活性剤が、a)それぞれ、下記式のアルキルまたはア ルキルエーテルサルフェート: R−O−SO3−MまたはR−O−(C24O)x−SO3M (式中、Rは約8〜約22個の炭素原子のアルキル、アルケニルまたはアルキル アリール基であり、xは1〜10であり、そしてMは水溶性カチオンである); b)下記式の水溶性塩: R1−SO3−M (式中、R1は1)8〜24個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の、 飽和脂肪族炭化水素基;2)アリールで置換されたモ ノ−、ジ−またはトリ−C1−C6アルキル、ここでアリールはフェニルまたはナ フチル基である;3)12〜24個の炭素原子を有するアルファ−オレフィン; および4)ナフタレン−ホルムアルデヒド縮合生成物;から成る群より選択され る);c)イセチオネート;d)n−メチルタウレート;e)スルホスクシネー ト;f)スルホスクシナメート;g)β−アルキルオキシアルカンスルホネート ;h)ジスルホネート;およびi)それらの混合物;から成る群より選択され; そして iii)嵩高の非イオン界面活性剤は下記式の少なくとも1つのポリ−オ キシエチレン化および/または−オキシプロピレン化ポリ(1−フェニルエチル )フェノールまたはフェニルエステル: (式中、mは2または3であり、(OX)は反復するオキシエチレン化および/ またはオキシプロピレン化単位であり、nは12〜35であり、そしてR7は水 素、ホスフェートまたはサルフェートの基である)を含んで成る; 請求項2に記載の非水性懸濁濃厚物。 4.i)非イオン性ポリマーの粘度改良剤がエトキシル化プロポキシル化ブロ ックコポリマーであり; ii)アニオン界面活性剤がドデシルジフェニルオキシドジスルホン酸ニナト リウムであり;そして iii)嵩高の非イオン界面活性剤がトリスチリルフェノール(16)エトキ シレートである; 請求項3に記載の非水性懸濁濃厚物。 5.前記水溶性固体が肥料である、請求項1に記載の非水性懸濁濃厚物。 6.前記水溶性肥料が硝酸カリウムまたはリン酸二水素アンモニウムである、 請求項5に記載の非水性懸濁濃厚物。 7.水混和性有機液状担体がC1−C4アルカノール、C1−C4アルカジオール 、およびそれらの混合物から成る群より選択される、請求項1に記載の非水性懸 濁濃厚物。 8.前記担体がジエチレングリコールである、請求項7に記載の非水性懸濁濃 厚物。
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