JP2000510123A - ウイルス感染の治療方法 - Google Patents

ウイルス感染の治療方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、被験者のウイルス感染を処置するための方法を提供する。この方法は、5−アミノレブリン酸の一定量を被験者に投与し、ウイルス感染細胞にプロトポルフィリンを蓄積させ、ここで、5−アミノレブリン酸の一定量とは、赤色光を十分量で適用したときに、ウイルス感染プロトポルフィリン蓄積細胞が破壊されるような量であり;前記ウイルス感染プロトポルフィリン蓄積細胞に十分量の赤色光を適用し、これを破壊することを特徴とする方法である。

Description

【発明の詳細な説明】 ウイルス感染の治療方法 発明の背景 5−アミノレブリン酸(ALA)は、血液生合成の前駆体であり、その合成は 、経路において速度が制限されている。ALAが、外因的に特定の細胞に供給さ れるとき、プロトポルフィリンIXが細胞内に蓄積する。なぜならば、フェロキ レターゼによるヘムへのプロトポルフィリンの転換が制限されるからである(Mah k,ZおよびM.Djaldetti、Cell Different、8:223−233、1979年)。 プロトポルフィリンは光増感剤であるので、続く光の暴露では、おもにミトコン ドリアへのダメージによる細胞の破壊を導く(Linuma,S.ら、Br.J.Cancer、70 :21−28、1994年)。 ALAによる光力学的治療は、新しいガン治療として1990年に提案されて いる(Kennedy,J.C.ら、J.Photochem.Photobiol.B:Biol.6:143-148,199 0年)。ALAを局所的に適用した後、光線に暴露することで、臨床的研究にお ける様々な皮膚ガンの駆逐に有効に用いられている(Kennedy,J.C.およびR.H.Po ttier、J.Photochem.Photobiol.B:Biol.14:275-292,1992年;Fijan,S ら、Br.J.Dermatol.133:282:-288、1995年;Roberts,D.J.HおよびF.Cai rnduff,Br.J.Plastic Surg.48:360-370、1995年)。さらに、ALAおよ び光線の組み合わせは、真菌息肉症の治療(Wolf,Pら、J.Am.Acad.Dermatol.31: 678-680、1994年)、子宮摘出の代わりの子宮内膜の剥離の治療、あるいは滅 菌のために示唆されている(Yang,J.Z.ら、Am.J.Obst.Gynecol.168:995-100 1、1993年)。しかしながら、本発明の出願日前には、ALAおよび光線の組 み合わされた使用が、in vitroまたはin vivoの細胞内ウイルスの不活性化に有 用であることは示されていなかった。 発明の要旨 本発明は、被験者に一定量の5−アミノレブリン酸を投与し、赤色光の十分量 の適用時にウイルスに感染したプロトポルフィリン蓄積細胞が破壊される量にお いてウイルスに感染した細胞がプロトポルフィリンを蓄積するようにし;十分量 の赤色光をウイルスの感染したプロトポルフィリン蓄積細胞に適用してウイルス の感染したプロトポルフィリン蓄積細胞を破壊することを包含する、被験者のウ イルス感染を治療する方法を提供するものである。 また本発明は、5−アミノレブリン酸の一定量で血液またはその細胞成分を治 療し、赤色光の十分量の適用時にウイルスに感染したプロトポルフィリン蓄積細 胞が破壊される量において血液またはその細胞成分に含まれるウイルスに感染し た細胞がプロトポルフィリンを蓄積するようにし、血液またはその細胞成分に含 まれるウイルス感染プロトポルフィリン蓄積細胞を破壊するようにウイルス感染 プロトポルフィリン蓄積細胞に十分量の赤色光を適用することを包含する、in v itroで血液またはその細胞成分に含まれるウイルス感染細胞を破壊する方法を提 供するものである。 本発明のさらなる目的は、下記の記載により明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、ALA単体(○)および50μMのdesferalとの組み合わせ(●)の 様々なmM濃度による、成長培地における5時間のインキュベート時のU1細胞 中のプロトポルフィリンの蓄積を示している。次に細胞は、1MのHClにより 抽出され、プロトポルフィリン含量は、分光蛍光光度計を用いて測定した。 図2は、25mW/cm2の蛍光量で赤色光を徐々に投与した後の5時間の1 mMのALAおよび50μMのdesferalにより成長したU1細胞のHIV不活性 化を示す。HIV力価は、材料および方法に記載したように分析した。 図3は、(1)Raji単体、(2)Raji+Cタイプレトロウイルスおよび(3) Raji+Cタイプレトロウイルス+水疱帯状疱疹ウイルス(VZV)の、ALAな しにインキュベートしたもの(対照、a)、暗所で5時間、ALAとともにインキ ュベートしたもの(b)、18J/cm2で赤色光に暴露されながら1mMのALA とともにインキュベートしたもの(c)の細胞生存率を示すものである。細胞生 存率は、材料および方法に記載したように分析した。 図4は、(1)末梢血液単核細胞(PBMC)、(2)P3HR1+Ebstein-Barr ウイルス、(3)CEM単体および(4)CEM+ヘルペス単性ウイルスタイプ −1(HSV)の、ALAなしにインキュベートしたもの(対照、a)、暗所で5 時間、1mMのALとともにインキュベートしたもの(b)、18J/cm2で赤色 光に暴露されながら1mMのALAとともにインキュベートしたもの(c)の細 胞生存率を示すものである。細胞生存率は、材料および方法に記載したように分 析した。 図5は感染後異なった日数でのHSVに感染したモルモットI-Vの対照群に おけるHSV力価を示している。HSV(log10)は、材料および方法に記載され たように滴定された。 図6は、HSVに感染し、すぐ後に腹腔内に240mg/kgのALAを投与 したモルモットのHSV力価を示している。モルモットI-Vの感染領域は、続い て3時間、赤色光を120J/cm2で暴露された。動物VI-Xは、暗所の対照とした 。HSV(log10)は、材料および方法に記載されたように滴定された。 図7は、HSVに感染し、感染2日後に腹腔内に240mg/kgのALAを 投与したモルモットのHSV力価を示している。モルモットI-Vの感染領域は、 続いて3時間、赤色光を120J/cm2で暴露された。動物VI-Xは、暗所の対照と した。HSV(log10)は、材料および方法に記載されたように滴定された。 発明の詳細な説明 本発明は、ウイルス感染の治療を必要とする被験者に対し、これを治療する方 法を提供するものである。本発明の方法において、ALAの一定量が、被験者に 投与され、ウイルス感染細胞がプロトポルフィリンを蓄積し、赤色光を十分量適 用したときに、ウイルスに感染したプロトポルフィリン蓄積細胞が破壊されるも のである。プロトポルフィリンがウイルス感染細胞に蓄積した後、赤色光がウイ ルス感染プロトポルフィリン蓄積細胞に十分量適用され、該蓄積細胞を破壊し、 これによりウイルス感染を治療するというものである。 ここで、ウイルス感染細胞とは、ウイルスに感染した細胞を意味し、制限する わけではないが、赤血球、血小板、リンパ球、単球、マクロファージ、内皮細胞 、上皮細胞および神経細胞等を含む。好ましくは、感染細胞は上皮細胞である。 破 壊する、という意味は、ウイルス感染細胞が損失、不活性化あるいは細胞に含ま れるウイルスが機能しなくなるように破壊若しくは不能化することである。被験 者とは、人間または動物であり、好ましくは人間である。 本発明の方法は、細胞内ウイルス、とくにALAを加えた時にプロトポルフィ リン量を増加させる様々なウイルスの感染を治療するために用いられる。好適な ウイルスとしては、とくに制限するわけではないが、ヘルペス単性ウイルス、伝 染性軟属腫ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、水疱帯状疱疹ウイルス、C-タイ プレトロウイルス、Ebstein-Barrウイルス、巨大細胞ウイルスおよび乳頭腫ウイ ルスを含む。特に好適なウイルスは、病変、疣、乳頭腫、尋常性疣等のような状 態を生じるヘルペス単性ウイルス、伝染性軟属腫ウイルスおよび乳頭腫ウイルス を含む。 ALAは、経口、局所または非経口的投与のような従来の投与方法により投与 することができる。投与方法は、ウイルス感染が全身的あるいは局部的かどうか により一般的に依存するであろう。もしウイルス感染が上皮細胞層に局部的に感 染したならば(例えばヘルペス単性ウイルス、伝染性軟属腫ウイルスまたは乳頭 腫ウイルス)、ALAは局所的に投与するのが好ましい。一方、もしウイルス感 染が全身的の場合(例えばヒト免疫不全ウイルス、水疱帯状疱疹ウイルス、C-タ イプレトロウイルスまたはEbstein-Barrウイルス)、ALAは、非経口的に投与 するのが望ましい。 経口、局所または非経口的投与の場合、ALAは薬学的に容認できるキャリア と組み合わせることができる。ここで容認できるとは、配合物の他の原料と調和 し、かつその受容が有害ではないことを意味する。適切な薬学的キャリアの例と しては、ラクトース、スクロース、スターチ、タルク、ステアリン酸マグネシウ ム、クリスタリンセルロース、メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロー ス、グリセリン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、粉末、生理食塩水、水 、その他を含む。配合には、単位投与あたり調製するのが簡便であり、また薬学 的技術によく知られている方法で調製することができ、そこにはALAを懸濁液 まは溶液としてキャリアまたは希釈液と組み合わせることができ、必要に応じて 、バッファー、香味剤、界面活性剤等の1種以上の補助原料も使用することがで き る。キャリアの選択は、投与の形態に依存する。 経口投与の場合、ALAはカプセル、タブレット、粉末、顆粒または懸濁液と して、ラクトース、マンニトール、コーンスターチ、馬鈴薯澱粉のような従来の 添加剤とともに;クリスタリンセルロース、セルロース誘導体、アカシア、コー ンスターチまたはゼラチンのようなバインダーとともに;コーンスターチ、馬鈴 薯澱粉またはナトリウムカルボキシメチルセルロースのような分解剤とともに; タルクまたはステアリン酸マグネシウムのような滑剤とともに調製することがで きる。 非経口投与の場合(すなわち、静脈内、皮下、筋肉内または腹腔内投与)、A LAは受容者の血液と好ましくは等張の滅菌した水溶液と組み合わせることがで きる。このような配合物は、生理学的に調和する物質、例えば塩化ナトリウム、 グリシン等を含み、かつ生理学的条件と調和する緩衝されたpHを有する水にA LAを溶解させ水溶液を調製し、該溶液を滅菌することにより調製することがで きる。配合物は、シールされたアンプルまたはガラス瓶のような単一または多投 与容器におくことができる。 局所的投与の場合、ALAはクリーム、ゲル、オイル等と組み合わせることがで きる。皮膚への浸透性を高める薬剤、例えばジメチルスルホキシド(DMSO)、プ ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、イソプロパノール、オレイン酸 、N-メチルピロリドン等(これらは皮膚へのALAの浸透性を高める)も使用する ことができる。また、ALAはエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース 、エチレン/ビニルアセテート、ポリビニルピロリドン等のようなポリマー物質 と組み合わせてゲルの形態の組成物を提供することができ、これは塩化メチレン のような溶剤に溶解可能であり、所望の粘度に蒸発させることができ、裏面材料 に適用することによりパッチとすることもできる。 投与されるALAの量は、赤色光の十分量の適用時、プロトポルフィリンが活性 化し、ウイルス感染細胞を破壊する反応をもたらすような量において、ウイルス 感染細胞がプロトポルフィリンを蓄積するような有効量とすべきである。投与さ れるALAの量は、投与の経路やウイルス感染のタイプおよび程度に依存し、当業 者により一義的には決定されない。一般的に、細胞に蓄積するプロトポルフィリ ンの量は、106個の細胞につき約25ピコモルないし約100ピコモルの範囲 であろう。この量は、ALAの投与の後、約3〜約6時間の範囲で蓄積するであろ う。 また、本発明の範囲において、プロトポルフィリンの蓄積はALAとともに鉄キ レート剤を投与することにより高めることができる。鉄キレート剤は、プロトポ ルフィリンの蓄積を高める。なぜならば、これはウイルス感染細胞におけるフェ ロキレターゼによるヘムへのプロトポルフィリンの転換を阻害するためである。 好適な鉄キレート剤は、EDTAおよびdesferalを含む。しかしながら、他の鉄キレ ート剤も使用できる。 ウイルス感染細胞にプロトポルフィリンが蓄積した後、赤色光がウイルス感染 細胞を破壊するのに十分な量でもって該細胞に適用される。ここで、赤色光とは 、ALAが光化学反応を受ける光の波長に相当し、プロトポルフィリンの最大吸収 に相当する狭いバンド(すなわち630nm)か、あるいはプロトポルフィリン の吸収を含む広いバンド(例えば590〜700nm)であることができる。光 の投与量は、適用される光の強度および持続時間の関数である。適用量は、ウイ ルス感染が全身的か局所的か、またウイルス感染の度合いに依存するであろう。 光の好適な源は、市販のレーザー、ランプ、光放出ダイオード等を含む。好まし くは500Wのキセノンショートアークランプ(Verseライト、Medic lightech社 、ハイファ、イスラエル)を使用するのがよい。所望の光の波長を達成するため に、ランプは市販のフィルターを備え付けてもよい。 また本発明は、in vitroでの血液またはその細胞成分に含まれるウイルス感染 細胞を破壊する方法を提供するものである。この方法において、血液またはその 細胞成分は、一定量のALAで処置され、赤色光の十分量の適用時、プロトポルフ ィリンが活性化し、ウイルス感染細胞を破壊するすような量において、血液また はその細胞成分に含まれるウイルス感染細胞ががプロトポルフィリンを蓄積する ものである。ウイルス感染細胞内でプロトポルフィリンが蓄積した後、赤色光の 十分量がウイルス感染細胞に適用され、ウイルス感染細胞を破壊する。 この方法は、血液バンク、病院等に集められた血液またはその細胞成分に存在 するウイルス感染細胞を破壊するために用いることができる。またこの方法は、 被験者から血液を取り出し、ウイルス感染細胞を含む血液またはその細胞成分を ALAおよび赤色光で処置し、患者に血液および/またはその細胞成分を戻して再 導入することにより、ウイルス感染を治療するために採用することができる。こ こで、細胞成分とは、ウイルスを含む血液に含まれる細胞を意味し、制限する訳 ではないが、赤血球細胞、血小板、リンパ球、単球およびマクロファージを含む 。 以下、本発明をさらに理解するために詳細な実験例を記載する。なお、この実 施例は、本発明を制限するものではなく、本発明は、添付の請求の範囲によって 定められる。 詳細な実験例 材料および方法 細胞系 Raji細胞系を水疱帯状疱疹ウイルス(vzv)およびレトロウイルス(C-タ イプ)に永続的に感染させた。P3HR1細胞系を、Epstein-Barrウイルス(EB V)に永続的に感染させた。両方の細胞系を、2mMグルタミン、250U/m lペニシリン、250μg/mlストレプトマイシンおよび10%子牛胎児血清 (FCS)を加えたRPMI1640成長培地で培養した。 CEM-SS細胞系(Dr.Peter L,Nara、NCIフレデリックガン研究開発セン ター、米国から得た)を、ヘルペス単性ウイルスタイプ−1(HSV-1)で永続 的に感染させた。感染していない細胞は、37℃で培養される静止懸濁液として 維持された。予備培養の3〜4日後、CEM細胞を血清を含まないRPMI1640 培地10mlで2回洗浄し、300×gで遠心分離した。細胞のペレットをHS V-1に感染させた(感染重複度1.0)。細胞を37℃で1時間、振盪しながらイ ンキュベートした。ウイルス吸着の後、細胞をRPMIで2回洗浄し、余分の吸 着していないウイルスを除去した。感染したまたはしていない細胞を10%FC S含有RPMI1640に、5×105細胞/mlの最終濃度となるように再懸 濁した。4〜5日間隔で、細胞を免疫学的方法によりHSVの存在について分析 した。 HIVで潜伏的に感染させたU1細胞(Folks,T.M.ら、Science、238:800-802 、1987年)を、Dr.Thomas Folks、国立衛生協会から得て、上記のようにし て培養した。処置の後、フォルボル12−ミリステート 13−アセテート(P MA、シグマケミカル社)100ng/mlを24時間添加して細胞のHIVの 発現を誘因した。次に培養物を2回水洗し、HIVの産生を病巣イムノアッセイ 法により測定した(Chesboro,B.およびK.Wehrly、J.Virol.、62:3779−3788、19 88年)。 主要細胞培養 末梢血液単核細胞(PBMC)を健康な提供者から調製した。ヘパリン(25 μg/ml)と混合した静脈血をFicol-Hypaque(1.4g/ml)で分離した 。白血球リッチのバンドをRPMI1640で洗浄し、RPMI+20%FCS1m lあたり1×106細胞で再懸濁した。細胞を5%CO2、37℃で5μg/m lのフィトヘマグルチニン(PHA)により刺激して増殖させた。細胞は、3日 間の培養の後、光力学処置(PDT)実験に使用された。 免疫蛍光分析(IF) HSV、VZVおよびEBV抗原を、上記の方法により検出した。未固定の細 胞をHSVおよびVZVのための間接IFに使用された。アセトン固定細胞は、 EBV間接IFのために使用された。抗原は、EBVまたはVZVに対する抗体 のないHSV(力価1:512)に対する抗体を含む血清;HSVまたはEBV に対する抗体のないVZV(力価1:512)に対する抗体を含む血清;およびH SV、VZVおよびEBVに対する抗体のない血清を用いて検出された。蛍光を 示す細胞のパーセントを計算した。 XTT分析 PDT後の生存率または細胞成長を測定した。2−3ビス[2−メチル−4− ニトロスルホフェニル]−5−[(フェニル−アミノ)カルボミル]−2−H−テ トラソジウムハイドロオキサイド(XTT)(シグマケミカル社)を、血清を含ま ない予備加熱した(37℃)培地中、1mg/mlとして調製した。フェナジン メトサルフェート(PMS、シグマ社)をPBS中の5mMとして調製し、−2 0℃で貯蔵溶液として貯蔵した。50μgのXTTおよび0.38μgのP MSを含む混合物の50μlを、96個の微滴定プレートにそれぞれ加えた。3 7℃で4時間のインキュベート後、450nmの吸光度を、マイクロプレートリ ーダーを用いて測定した。使用した対照は、何ら処置していない細胞、暗所にお いて光処置することなくALAで処置した細胞および光のみで処置した細胞とした 。パーセントは、未処置の対照の値をベースとして計算した。 in vivo のウイルス分離 ウイルス培地の標本は、病変上でチップ状綿を静かにこすることによりモルモ ットの背中部の病変から採取し、輸送培地2mlに入れた。標本を速やかに研究 所に移した。ウイルス培地毎に綿を振動させ、10μmのデキサメタゾンで予備 処理したヒト胎芽線維芽細胞または若サル腎臓細胞の単層を含むチューブでイン キュベートした。37℃で24時間インキュベートした後、培地を2%子牛胎児 血清を含む非必須アミノ酸(MEN-NAA)を添加した新鮮なイーグル最小必 須培地で置きかえた。培養物を細胞病理学的(CPE)に調べた。細胞が50% CPEを示したとき、これらを採取し、洗浄し、HSV確認のための免疫蛍光染 色のためのスライドを調製するために用いた。 光暴露 この実験に使用した光源は、幅広い赤色光(590−700nm)を分離する ためにフィルターを取り付け、100mW/cm2の照射でファイバー束を通過 する500Wキセノンショートアークランプ(Verseライト、Medic lightech社 、ハイファ、イスラエル)とした。 動物 200−300gの体重を有するオスおよびメスのハートレーモルモットを動 物実験に使用した。各実験において、5−10の動物が使用された。 化学物質および適用 ALAは、シグマケミカル社(セントルイス、ミズーリ州)から得た。in vitro の細胞系実験の場合、特記しない限りALAはPBSに溶解し、1mMの最終濃度で細 胞に加えた。動物実験の場合、ALAはHSVでの感染後様々な時間で体重1kgあた り240mgで腹腔内に投与した。動物をALAの投与後3時間、光に暴露した。 人間の臨床的実験の場合、ベースクリーム中、20%ALA、2%DMSOおよび2%E DTA二ナトリウム塩を、生理食塩水溶液で病変領域を洗浄後、そこに適用した( 皮膚領域1cm2あたり0.2mlのALAクリーム)。ALAクリームの適用後、光 の暴露からの保護のためにプラスチック接着剤の包帯およびアルミニウム箔の保 護剤により皮膚を覆った。クレームは、皮膚に4-5時間適用された。光の暴露の 前に、ALAクリームを除去した。 プロトポルフィリン(PP)蛍光測定 ALA適用後の病変におけるPPの産生を観察するために、外科医学的UV試験光源 (Burton部、Cavitron社、バンナイズ、カリフォルニア州)で病変領域の照射中 、PPの赤色蛍光を撮影した。 結果 in vitro の試験 ALA-PDTを有効にするために、ALA濃度およびインキュベーションの時間を最適 化し、細胞におけるPPの最大蓄積を得た。ほとんどの場合において、PP蓄積のピ ークに到達するには3〜6時間必要であり、本発明者らの最初の研究では、HIV に潜伏的に感染したU1細胞において、このピークはALAが清澄培地に1mMで 加えられたときに生じることが分かった。この蓄積は、さらにdesferalがさらに 添加されたとき(図1)、約2倍にさらに高められた。このことは、先の研究と 一致し(Linuma,S.ら、Br.J.Cancer、70:21−28、1994年)、また Desferalによる鉄のキレート作用によるものであり、PPのフェロキレターゼによ るヘムへの転換を阻害している。続く実験によれば、1mMのALA、50μMのd esferalおよび5時間のインキュベーションがこの効果を最大にするのに用いら れた。図2は、これらの条件下、約1.5log10のHIVの不活性化がU1細 胞に生じていることを示している。光の暴露により、光投与量の関数として徐々 にHIVを不活性化し、60J/cm2で2.6log10までHIV力価を減少 させている。 この現象は、リンパ芽球腫性皮疹細胞に潜む他のウイルスについて確立された 。図3は、C−タイプレトロウイルスおよびVZVに感染したRaji細胞の生 存率を、ALAで処置していない対照細胞に対して約25%まで減少させたことを しめしている。なお、暗所においてALAを使用した場合でも幾つかの減少が観察 された。感染していない細胞は、暗所では影響がなく、わずかにALA-PDTにより 影響された。EBVに感染したP3HR1細胞に対するALA-PDTの影響およびHSVに感染し たCEM細胞の影響を図4に示した。非感染の細胞には全くまたはほとんど影響を 及ぼさずに、感染した細胞の劇的な破壊が観察された(図4)。 動物の研究 臨床学的観察 モルモットの背中部へのHSVの接種は、24時間後から局部的な感染をもたら し、これは3日間の赤色化および隆起により確認された。3−6日で小胞が形成 され、第2週目の間にかさぶたが現れた。完全な治癒は感染後3−4週間かかっ た。感染後、様々な時間における光またはALAのみの暴露では、臨床学的な発現 に対して顕著な効果はなかった。感染直後または感染後6時間でALA-PDTで処置 したとき、劇的な効果が見られた。小胞の出現の持続時間は非常に短く、治癒は 3日目に始まった。しかしながら、かさぶたの見られる時間は長く、かさぶたの 直径も対照の0.3−0.5cmに比べて2cmであった。かさぶたは約1ヶ月 間の凝り、照射領域は6週間無毛であった。感染後24時間あるいはそれ以上で 投与したALA-PDTは、出現した徴候に対して効果を示すことはなかった。 ウイルス力価 臨床学的な観察では、感染後に分離したHSVを力価評定することにより確認さ れた。図5は、感染後4日でHSV力価が5log10TCID50(培養物の50% の組織培養感染投与量)のピークに達したことを示している。6日目、ウイルス は分離されなかった。ALAが感染直後に投与されたとき、同様の速度論が観察さ れた(図6)。しかしながら、ALA投与が120J/cm2の光暴露に続いて行われ たとき、HSVは分離されなかった。感染後2日のALA-PDTは、HSV力価について僅 かな効果しか示さなかった(図7)。 人臨床的ケース ケース1 15年前に肝臓移植を受けた患者は、大量の手の尋常性ゆうぜいを示している 。EDTAおよびDMSOを加えたクリーム中、ALA(20%)を適用したところ、この領 域は赤色光を4時間後に暴露された(120J/cm2)。治療から7日間以内 に、かさぶたが形成された。病変の劇的な消失が治療後1ケ月で達成された。 ケース2 伝染性軟属腫を示すAIDS患者を、上記のケース1のようにALA/赤色光で治療 した。病変の劇的な抑制が赤色光の120J/cm2後1ヶ月で見られた。 上記で述べたすべての刊行物および特許のすべてをここに参照として引用する 。上記において本発明を明確に理解するために詳細に記載したが、当業者であれ ば様々な態様およびその詳細の変更を、添付の請求の範囲における本発明の範囲 を逸脱しない限り達成できることが、本開示内容により明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07D 487/22 C07D 487/22 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN (72)発明者 マリク、ズヴィ イスラエル国、38955 エメク・ヘファー、 クファー・ハーレー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.被験者のウイルス感染を治療する方法において、5−アミノレブリン酸の一 定量を被験者に投与し、ウイルス感染細胞にプロトポルフィリンを蓄積させ、こ こで、5−アミノレブリン酸の一定量とは、赤色光を十分量で適用したときに、 ウイルス感染プロトポルフィリン蓄積細胞が破壊されるような量であり;前記ウ イルス感染プロトポルフィリン蓄積細胞に十分量の赤色光を適用し、これを破壊 することを特徴とする方法。 2.ウイルス感染細胞が、ヘルペス単性ウイルス、伝染性軟属腫ウイルス、ヒト 免疫不全ウイルス、水疱帯状抱疱疹ウイルス、C-タイプレトロウイルス、Ebste in-Barrウイルス、巨大細胞ウイルスおよび乳頭腫ウイルスからなる群から選択 されるウイルスで感染されたものである請求の範囲第1項に記載の方法。 3.ウイルス感染細胞が、赤血球、血小板、リンパ球、単球、マクロファージ単 核細胞、内皮細胞、上皮細胞および神経細胞からなる群から選択される請求の範 囲第1項に記載の方法。 4.ウイルス感染細胞が、ヘルペス単性ウイルス、伝染性軟属腫ウイルスおよび 乳頭腫ウイルスからなる群から選択されるウイルスで感染された上皮細胞である 請求の範囲第1項に記載の方法。 5.ウイルス感染が、病変、疣、乳頭腫、尋常性疣からなる群から選択される請 求の範囲第4項に記載の方法。 6.5−アミノレブリン酸が、経口、局所または非経口的に投与される請求の範 囲第1項に記載の方法。 7.5−アミノレブリン酸が、薬学的に容認されるキャリアとともに投与される 請求の範囲第1項に記載の方法。 8.5−アミノレブリン酸が、鉄キレート剤と組み合わせて投与される請求の範 囲第1項に記載の方法。 9.鉄キレート剤が、EDTAおよびdesferalからなる群から選択される請求の 範囲第8項に記載の方法。 10.蓄積されたプロトポルフィリンが、106個の細胞あたり約20ピコモル 〜100ピコモルである請求の範囲第1項に記載の方法。 11.適用される赤色光が約630nmの波長を有する請求の範囲第1項に記載 の方法。 12.適用される赤色光が約590〜700nmの波長を有する請求の範囲第1 項に記載の方法。 13.血液またはその細胞成分に含まれるウイルス感染細胞を破壊する方法にお いて、5−アミノレブリン酸の一定量で血液またはその細胞成分を処置し、血液 またはその細胞成分に含まれるウイルス感染細胞にプロトポルフィリンを蓄積さ せ、ここで、5−アミノレブリン酸の一定量とは、赤色光を十分量で適用したと きに、ウイルス感染プロトポルフィリン蓄積細胞が破壊されるような量であり; 前記ウイルス感染プロトポルフィリン蓄積細胞に十分量の赤色光を適用し、これ を破壊することを特徴とする方法。 14.ウイルス感染細胞が、ヘルペス単性ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、水 疱帯状疱疹ウイルス、C-タイプレトロウイルス、巨大細胞ウイルスおよびEbste in-Barrウイルスからなる群から選択されるウイルスで感染されたものである請 求の範囲第13項に記載の方法。 15.細胞成分が、赤血球、血小板、リンパ球、単球およびマクロファージから なる群から選択される請求の範囲第13項に記載の方法。 16.5−アミノレブリン酸が、鉄キレート剤と組み合わせて投与される請求の 範囲第13項に記載の方法。 17.鉄キレート剤が、EDTAおよびdesferalからなる群から選択される請求 の範囲第16項に記載の方法。 18.蓄積されたプロトポルフィリンが、106個の細胞あたり約20ピコモル 〜100ピコモルである請求の範囲第13項に記載の方法。 19.適用される赤色光が約630nmの波長を有する請求の範囲第13項に記 載の方法。 20.適用される赤色光が約590〜700nmの波長を有する請求の範囲第1 3項に記載の方法。
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