JP2000509629A - 自動予備充填式溶液ラインならびにこれを使用するための方法およびシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 溶液送達システムの自動予備充填のためのシステム、方法および投与ラインが提供される。投与ラインは、ライン上で作用する生じた力が各内腔に適用される異なる力を生成し、より高い等張圧力を受ける内腔の一つにおいて溶液流を生じるように配列される。この投与ラインを形成する内腔は、同心のチューブから形成され得るか、または溶液容器への異なった長さで延びる別々のチューブから形成され得る。この結果、投与ラインの自動予備充填および溶液送達システムが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 自動予備充填式溶液ラインならびにこれを使用するための方法およびシステム 発明の背景 本発明は、一般に自動予備充填のためのシステムおよび方法ならびにそのシス テムおよび方法とともに使われる溶液ラインに関する。より詳細には、本発明は 溶液容器を含むシステムの自動予備充填式(self-priming)の溶液ラインのための システムおよび方法ならびに溶液容器に流体連通を提供する接続セットに関する 。 接続セットまたはプレ接続セットを溶液容器に提供することは、もちろん、一 般に公知である。このセットは、この溶液容器の内部の間の流体連通を提供し、 そして、この容器内部から離れた位置（例えば、患者または別の容器）へのその 溶液の移送を可能にする。 このような容器およびセットの代表的な使用は、連続携行式腹膜透析（CAPD） の分野にある。しばしば「フラッシュ(flush)」手順は、このセットにおいてCAP D開始の前に実施される。「フラッシュ」手順の意図は、溶液を投与ラインに「 予備充填（priming）する」ことによって、腹腔への空気の浸入を防ぐことであ り、そして、例えば、患者への、溶液の投与前のセットの各成分の微生物的「洗 浄」として供することである。 もちろん、溶液を送達する多くの製品が現在利用可能である。いくつかの製品 は、投与ライン（単数または複数）および/または容器内の空気または気体は一 切なしで送達される。しかし、空気または気体のないこのような製品を製造する ために、特別な物質が使用されることが要求され、および/または非常に重い製 造機器が、充填の前に真空にするために必要であり得る。 一般に、柔軟な容器が溶液で満たされる場合、所定の容積に適用される力（例 えば、表面張力、水のカラムの重さおよび重力）が投与ライン内部で０に等しい （すなわち、均衡が存在する）ため、除去されるべき空気または気体のための道 が存在しないので、容器に至っているラインは溶液で完全には満たされない。従 って、特別な物質および/または重い製造機器を用いて充填前に真空しなければ 、空気または気体が容器および/または投与ラインの中におそらく存在する。 従って、自動予備充填のための単純化された設備を提供することによって、従 来の公知のシステムの欠陥を克服する改良型のシステム、方法および投与ライン の必要性が、存在する。 発明の要旨 本発明は、自動予備充填式の流体送達システムのためのシステム、方法および 投与ラインを提供する。このシステムは、投与ラインの各内腔に適用された力の 間の差違を生じさせて、投与ラインの内腔の１つにより高い平衡圧力を生じるよ うに特別に設計された投与ラインにより、流体送達システムの自動予備充填を実 施する。 この目的のために、１つの実施態様において、自動予備充填式の流体の送達シ ステムのためのシステムが提供される。このシステムは、溶液を保っている内部 を有する容器を有する。チャンバーは、内部を有する容器から離れて下流に位置 する。この容器の内部の溶液と流体連通する第１の内腔が提供され、ここでこの 第１の内腔の第１の端はこの容器の内部に延び、そして、この第１の内腔の第２ の端はこのチャンバーに延びる。第２の内腔が、容器の内部の溶液と流体連通し て提供され、ここでこの第２の内腔の第１の端は、この第１の内腔の第１の端以 上の距離で容器に延び、そして第２の内腔の第２の端がこのチャンバーに延びる 。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、第１の内腔を第２ の内腔から分けている共通の壁を有するように、一体的に形成される。 １つの実施態様において、第２の内腔は、第１の内腔の中に同心で位置する。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、共通の壁を共有し 、そして、この壁に関して非対称的である。 １つの実施態様において、第１の内腔は、第２の内腔から離れて位置する。 １つの実施態様において、このシステムは、この第１の内腔が接続される第１ のポート(port)および第２の内腔が接続される第２のポートを有し、ここでこの 第２のポートが、第１のポートより大きい距離で容器から延びる。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、一体的に形成され 、そして、各々の内腔の第１の端は、この容器の内部において一つの角のある先 端を形成するために斜角がつけられる。 １つの実施態様において、チャンバーを２つの領域に分けるためにクランプが 提供される。 本発明の別の実施態様において、投与ラインは、溶液を保っている内部を有す る容器および内部を有しているチャンバーを有する容器の間を連結するために提 供される。この投与ラインは、第１の端および第２の端を有する第１の内腔を有 し、ここでこの第１の端は容器の内部に延び、そして第２の端はチャンバー内部 に延びて容器とチャンバーとの間の流体連通を提供する。第２の内腔は第１の端 および第２の端を有し、ここで、第２の内腔の第１の端は、第１の内腔の第１の 端以上の距離で容器に延び、そして第２の端がチャンバーの内部に延びて、容器 とチャンバーとの間の流体連通を提供する。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、一体的に形成され る。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、離れて位置する。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、第１の内腔を通っ て第２の内腔が同心で延びるように配置される。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、共通の壁を共有し て、そして壁に関して非対称的である。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔が、一体的に形成され 、そして、各々の内腔の第１の端が、容器の内部において一つの角のある先端を 形成するために斜角をつけられる。 本発明の別の実施態様において、流体送達システムの自動予備充填のための方 法が提供され、この方法は、次の工程を含む：溶液を保っている内部を有する容 器を提供する工程、容器の内部の溶液と流体連通する第１の内腔を提供する工程 、および容器の内部の溶液と流体連通する第２の内腔を提供する工程であって、 ここで第１の内腔が第１の容器の内部に延びる距離以上で第２の内腔が容器の内 部に延びる、工程。 １つの実施態様において、方法はさらに次の工程を含む：第１の内腔および第 ２の内腔と流体連通するチャンバーを提供する工程であって、ここで、このチャ ンバーは、容器からの溶液が第１の内腔および第２の内腔の中を通ってチャンバ ーに流れるように、チャンバーは容器から離れて位置している、工程。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、一体的に形成され る。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、離れて位置する。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、共通の壁を共有し 、そして壁に関して非対称的である。 １つの実施態様において、第１の内腔および第２の内腔は、同心で配置され、 第２の内腔は、第１の内腔を通って延びている。 それゆえに、送達システムを自動予備充填するためのシステムおよび方法、お よび送達システムの自動予備充填の単純化を生じるこのようなシステムとともに 利用するための投与ラインを提供することは、本発明の一つの利点である。 本発明のさらに別の利点は、送達システムを迅速に自動予備充填するためのシ ステム、方法および投与ラインを提供することである。 本発明のさらに別の利点は、送達システムを経済的に自動予備充填するための システム、方法および投与ラインを提供することである。 本発明のなおさらなる利点は、送達システムを実行するために特別な物質を必 要としない送達システムを自動予備充填するためのシステム、方法および投与ラ インを提供することである。 さらに、本発明の一つの利点は、いかなる高機能の製造機器も必要としない送 達システムを自動予備充填するためのシステム、方法および投与ラインを提供す ることである。 本発明のさらなる特徴および利点は、好ましい本実施態様の詳細な説明および 図面に記載され、そして明らかにされる。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の溶液容器および接続されたセットの１つの実施態様の平面図 であり、部分的に断面を詳細に示す。 図２は、本発明の投与ラインの１つの実施態様の断面図を示す。 図３は、本発明の溶液容器および接続されたセットの１つの実施態様の平面図 であり、部分的に断面を詳細に示す。 図４は、本発明の溶液バッグおよびセットの別の実施態様の平面図であり、部 分的に断面を詳細に示す。 図５は、本発明の二重の内腔投与ラインの１つの実施態様の断面図を示す。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、溶液ライン（単数または複数）の自動予備充填のためのシステムお よび方法を提供する。より詳細には、本発明は、内部に溶液を有する容器からの 溶液ラインを自動予備充填するためのシステムおよび方法を提供する。このライ ンは、容器の内部とセットとの間の流体連通を提供する接続されたセットの一部 である。 ここで、図面を参照すると（ここで、同じ数字は同じ部分をいう）、図１は投 与ライン10の自動予備充填を提供するシステム１の実施態様を例示する。投与ラ イン10は、第１の端で溶液容器12に、そして投与ライン10の反対の端で第２の溶 液容器またはチャンバー14に連結している。溶液容器12が垂直位置につり下がっ ている場合に、容器10内の溶液が投与ライン10の各内腔18、20に対して異なる平 衡圧力を出すように、投与ライン10の第１の端16は構成される。 チャンバー14は、投与ライン10の第２の端22に連結しており、そして二重の内 腔18、20により提供されるループがつながること(closing)を可能にする。この 結果、投与ライン10の自動予備充填が生じる。投与ライン10において、形成され る二重の内腔18、20は、液体の滴下を避ける表面張力または内腔18、20の範囲内 で捕らえられる気体を減らす物質から構成される。１つの好ましい実施態様にお いて、投与ライン10および二重の内腔18、20は、重合物質、好ましくはポリ塩化 ビニルまたはポリオレフィン物質（例えば、0.87〜0.91グラム／立方センチメー トルの範囲の密度のメタロセンポリエチレン）、3,000〜20,000ポンド／平方イ ンチのヤング率の非晶性または低結晶性ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル、 エチレンアクリル酸メチル、S-EB-S（スチレン-エチレンブタジエン-スチレン） 、熱可塑性スチレンエラストマーなど、あるいはその組合せから構築される。 ラインおよび多内腔チューブは、単一の成分からまたは前記の成分のうちの２ つ以上を混合することによって、作られ得る。さらに、該チューブは、一つ以上 の成分の押出しまたは共押出によって、単層または多層チューブに得られ得る。 容器12が溶液で満たされる場合、表面張力、溶液のカラムの重量および所定の 容積に適用される重力のための生じた力が投与ライン10内において０である（す なわち、平衡）ので、容器から除去されるべき空気または気体のための道が存在 しないので、容器12に連結している投与ライン10が溶液で完全には満たされない 。しかし、投与ライン10が二重の内腔18、20によって形成したループを含む場合 、適切な投与ライン10の設計により、投与ライン10の内腔の１つに適用される力 の間に差が生じる。 すなわち、容器12が吊るされている場合、より高い平衡圧力を受ける内腔の中 を溶液が流れる。溶液の塊は、内腔18、20により形成したループを通って押し出 され、空気または気体容積を容器12の中へと強制的に戻す。空気または気体の容 積によってつくられる動きは液体の容積を押しやる(force)ので、これが、溶液 の動態を維持する。この結果、重力が容器12から投与ライン10に溶液を押しやり 、それにより自動予備充填のプロセスが始まり、結果として投与ライン10の両方 の内腔18、20は溶液で完全に満たされる。 図１において示したように、二重の内腔チューブに形成された一つの内腔チュ ーブの別々のセクションであり得る二重の内腔18、20から、投与ライン10は、構 築される。 図２は、投与ライン10および二重の内腔18、20の断面図を示す。ルーメン18、 20は、投与ライン10の第１の端16において形成した斜角によってすでに生成した 表面張力の相違を補強するために非対称である。二重の内腔18、20による投与ラ イン10の自動予備充填は、投与ライン10の第１の端16において形成された斜角の 結果として、生じる。図２において示されるように、内腔18、20の非対称的な配 列は、自動予備充填をさらに増強する。 投与ライン110の自動予備充填のためのシステム100の別の実施態様が、図３に おいて示される。示すように、システム100は溶液容器112に連結している一組の 投与ライン110を有する。異なる長さのポートチューブ114、116が、単一内腔投 与ライン110の各々に適用される力の差違を生じさせるために提供される。図１ によって示されたシステム１のように、投与ライン110は、クランプ120により、 閉じられ得るチャンバー118に接続させられる。チャンバー118の一つの領域122 は、これによりチャンバー118の残りから分断化されそしてコネクター124によっ て終結される。もちろん、チャンバー118の他の実施態様が、投与ライン110の自 動予備充填を必要とする特別な適用のために実施され得る。溶液容器112の一つ の内部に関して、ポート114および116による、投与ライン110およびそれらの位 置決めの独特な配置の結果として、投与ライン110は連結の後、完全に自動予備 充填され得る。 ここで図４および５を参照して、システムの自動予備充填のためのシステム20 0を作製する投与ラインのもう一つの態様を示す。システム200は、より大きい内 腔212内に単一のより小さい内腔210を含む。内腔210、212は、溶液容器214と流 体連通している。容器214の内部に、内腔212を越えて距離Ａを延びるように、内 腔210は溶液容器214に取り付けられる。この結果、この配置によって力の差違が 生じ、内腔210、212によって形成される投与ラインの自動予備充填のプロセスを 起動する。より小さい内腔210およびより大きい内腔212の断面図は、図５に示さ れる。図１および３に関して以前に記載されるように、内腔210,212は、第２の チャンバー216と流体連通し得る。また、先に述べたように、第２のチャンバー2 16は、ポート222が別にアクセスし得る、より小さい領域220を形成するクランプ 218で分けられ得る。 本発明は柔軟な溶液容器が、投与ラインを通じた送達のための溶液を含む腹膜 透析を含む適用について記載されているが、本発明はまた、使用の前の投与ライ ンの予備充填を必要とする他の任意のシステム（ドラッグデリバリーシステム、 IV溶液システムなど）へ適用され得る。 本明細書に記載された好ましい本実施態様に対して多様な変化および改変が当 業者にとって明らかであることが理解されるべきである。このような変化および 改変は、本発明の精神および範囲から逸脱することなくそしてそれに伴う利点を 低減することなく、なされ得る。このような変化および改変が添付の請求の範囲 に包含されることが意図される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バルチュー，パトリック ベルギー国 オヘイ ビー―5350，ル ド ゥ レシモント，128 (72)発明者 リン，マイケル ティー．ケイ. アメリカ合衆国 イリノイ 60061，バー ノン ヒルズ，チェスターフィールド レ ーン 343

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．液体送達システムを自動予備充填するためのシステムであって、該システム は以下を含む： 溶液を保っている内部を有する容器、 該容器の該内部の溶液と流体連通する第１の内腔であって、該第１の内腔の第 １の端が容器の内部に延び、そして、該第１の内腔の第２の端がチャンバーに延 びる、第１の内腔；および 該容器の該内部の溶液と流体連通する第２の内腔であって、該第２の内腔の第 １の端が該第１の該第１の端以上の距離で該容器に延び、そして該第２への内腔 の第２の端がチャンバーに延びる、第２の内腔。 ２．前記第１の内腔および前記第２の内腔が、該第１の内腔を該第２の内腔から 分けている共通の壁を有して、一体的に形成される、請求項１に記載のシステム 。 ３．前記第２の内腔が前記第１の内腔の中に、同心で位置する、請求項１に記載 のシステム。 ４．前記第１の内腔および前記第２の内腔が共通の壁を共有していて、そして壁 に関して非対称である、請求項１に記載のシステム。 ５．第１の内腔が第２の内腔から離れて位置する、請求項１に記載のシステム。 ６．以下をさらに含んでいる請求項１に記載のシステム： 前記第１の内腔が接続する第１のポート；および、 前記第２の内腔が接続する第２のポートであって、ここで前記第２ポートが、 該第１のポート以上の距離で容器から延びる、第２のポート。 ７．前記第１の内腔および前記第２の内腔が一体的に形成され、そして前記内腔 の各々の第１の端が前記容器の内部で角のある先端を形成するために斜角をつけ られている、請求項１に記載のシステム。 ８．チャンバーを二つの領域に分けているクランプをさらに含む、請求項１に記 載のシステム。 ９．溶液を保っている内部を有する容器と内部を有しているチャンバーとの間を 接続するための投与ラインであって、該投与ラインは以下を含む： 該容器と該チャンバーとの間の流体連通を提供するために、第１の端が該容器 の内部に延び、そして第２の端が該チャンバーの該内部に延びる、第１の端およ び第２の端を有する第１の内腔、および 該容器と該チャンバーとの間の流体連通を提供するために、該第２の内腔の第 １の端が該容器の内部に、該第１の内腔の第１の端の距離以上に延び、そして第 ２の端が該チャンバーの内部へと延びる、第１の端および第２の端を有する第２ の内腔。 １０．前記第１の内腔および前記第２の内腔が一体的に形成されている、請求項 ９に記載の投与ライン。 １１．前記第１の内腔および前記第２の内腔が離れて位置する、請求項９の投与 ライン。 １２．前記第１の内腔および前記第２の内腔が同心で配置され、該第２の内腔が 該第１の内腔を通って延びている、請求項９の投与ライン。 １３．前記第１の内腔および前記第２の内腔が共通の壁を共有し、そして該壁に 関して非対称である、請求項９の投与ライン。 １４．前記第１の内腔および前記第２の内腔が、一体的に形成され、そして該各 々の内腔の該第１の端が、前記容器の内部の中で、角のある先端を形成するた めに斜角をつけられる、請求項９に記載の投与ライン。 １５．液体送達システムの自動予備充填のための方法であって、以下の工程を含 んでいる方法： 溶液を保っている内部を有する容器を提供する工程、 該容器の内部の溶液と流体連通する第１の内腔を提供する工程；および、 該第１の内腔が該第１の容器の内部に延びる距離以上で、該第２の内腔が容器 の内部に延びる、該容器の内部の溶液と流体連通する第２の内腔を提供する工程 。 １６．以下の工程をさらに含んでいる請求項１５に記載の方法： 前記容器からの前記溶液が前記第１の内腔および前記第２の内腔を通って前記 チャンバーにまで流れるように、チャンバーは容器から離れて位置する、該第１ の内腔および該第２の内腔と流体連通するチャンバーを提供する工程。 １７．前記第１の内腔および前記第２の内腔が一体的に形成される請求項１５に 記載の方法。 １８．前記第１の内腔および前記第２の内腔が離れて位置する請求項１５に記載 の方法。 １９．前記第１の内腔および前記第２の内腔が共通の壁を共有し、そして該壁に 関して非対称的である請求項１５に記載の方法。 ２０．前記第１の内腔および前記第２の内腔が、該第１の内腔を通って延びてい る該第２の内腔と同心で配置される、請求項１５に記載の方法。