JP2000509164A - 光輝キューブコーナ製品 - Google Patents
光輝キューブコーナ製品Info
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Abstract
(57)【要約】
上に光が入射するとシートが輝くような配列に配置された、キューブコーナ要素30の配列を含む光輝性非再帰反射性シート60。輝きは、点滅する傾向がある多くの不連続な光点68の形態である。配列は、溝セット45、46、または47の1つの各溝内の、隣接するキューブコーナ要素30の隣接するキューブ面31の間で二面角αが変化するように、そしてシート60を平らに置いた際、基礎面36が互いに平行にならないように構成される。好ましくは、隣接するキューブコーナ要素30の面31の間の二面角αは、キューブコーナ要素が配列全体にわたり不規則に傾斜するように、基本的に全溝群で変化する。輝きによって、シートは審美的または装飾的応用のために非常に有用になる。
Description
【発明の詳細な説明】
光輝キューブコーナ製品
本発明は、光に当てると輝くキューブコーナ製品に関する。
光輝性の製品は、長年にわたって製造されている。製品は、装飾目的に使用さ
れることが多い。通常、輝きは基材への金属粒子込みまたは懸濁によって作り出
される。米国特許番号第5,470,058号、第5,362,374号、第5,202,180号、第3,988
,494号、第3,987,229号、および第3,010,845号が証明するように、銅、銀、アル
ミニウムなどの微細金属粒子フレークが、ポリマー基材に組み込まれている。ま
た微細金属フレークは、コーティング基材にも入れられている。米国特許番号第
5,276,075号、第3,988,494号、第3,697,070号、および第3,692,731号を参照され
たい。別のアプローチとして英国特許番号第1,516,686号では、上に金属性の反
射フィルムがホットプレスされ、同時に圧痕または版木からのコピーが形成され
る、非金属化非反射性基材から製造された光輝製品が開示されている。コピーは
、微細なために裸眼では見えない、方向が異なる網目状組織によって形成される
隣接ゾーンで刻印され、結果的に網目状組織の谷と頂によって作られる光輝ゾー
ンが形成される。光輝ゾーン(すなわち真珠光沢)は、非金属化非反射性基材上
に製造される。
再帰反射分野では、長年にわたってキューブコーナ製品が使用されてきた。例
えば米国特許番号第5,138,488号、第4,775,219号、第4,588,258号、第4,066,331
号、第3,923,378号、第3,684,348号、第3,541,606号、およびRe 29,396を参照さ
れたい。製品は、光源に向けて相当量の入射光を反射できるので、一般に道路標
識、バリケード、および安全ベストで使用されるようになった。
図1および2は、全体を番号10で示したキューブコーナ再帰反射性シートの例
を図示する。キューブコーナ要素12の配列は、ボディ層18(技術分野ではオーバ
ーレイとも称される)を含み、またランド層16を含むこともできるボディ部分14
の表面、または背面から突出する。光は前面21を通ってキューブコーナシート10
に入り、次にボディ部分14を通過して、キューブコーナ要素12の平面22に当たっ
て、矢印23が示すようにもと来た方向に戻る。
図2は、各キューブコーナ要素12が、3つの露出した平面22を有する三面体プ
リズムの形状である、キューブコーナ要素12の裏面を示す。既知の配列のキュー
ブコーナ要素12は、典型的に3セットの平行なV字型溝25、26、および27によっ
て画定される。各溝内の隣接するキューブコーナ要素12上の隣接する平面22は、
外二面角を形成する(二面角は2つの交差する面が形成する角度である)。この
外二面角は、配列中の各溝に沿って一定している。これは、以前に製造された様
々なキューブコーナ配列にも当てはまる。
キューブコーナシートは、非常に効果的な再帰反射を提供することが知られて
いるが、これまでに開発されたシートで光輝性の外観を示すものはない。
本発明は、光輝製品を提供する新しく非常に異なるアプローチを提供する。先
行技術が行ったように金属粒子またはフレークを使用するのではなく、本発明で
は、新しいキューブコーナ要素配列を有するキューブコーナシートによって輝き
を得る。簡単に言えば、発明は、上に光が当たるとシートが輝くように配列され
た、キューブコーナ要素の配列を含む光輝性非再帰反射性シートである。
「輝き」または「光輝」とは、ここでは明瞭な光点のように見える多数の分散
した光の領域の意味で使用する。シート上に光が当たると、通常の観察者は肉眼
で各光点を見ることができるが、シート
に対する入射光源角度、観察角度、シートの方向、またはそれらの組み合わせが
変化すると、光は消失し、あるいは同一観察者の目には見えなくなる。
輝きはシートの顕著性を向上させ、シートに美的魅力を与えることもでき、製
品ロゴマークなどの画像の製造においても有用である。光輝シートは、装飾材料
としても、またその他の製品に装飾的特徴を提供する上でも有用である。これら
およびその他の利点については、以下の発明の詳細な説明でより詳しく述べる。
図1は、先行技術キューブコーナシート10の断面図である。
図2は、図1に示す先行技術再帰反射性シート10の底面図である。
図3は、発明の光輝シートで使用できるキューブコーナ要素30の等角図である
。
図4は、本発明に従った光輝シート60の底面図である。
図5は、図4の線5-5に沿って切った光輝シート60の断面図である。
図6は、基準面からの頂点および溝の交差高を示した光輝シート60の底面図で
ある。
図7は、図5の線7-7に沿って切った光輝シート60の断面図である。
図8は、ラミネート装置71内で熱および圧力にシート10をさらす、光輝シート
製造方法を示す概略図である。
図9は、熱および圧力にシート10をさらす、光輝シート60製造方法の代案の概
略図である。
図10は、光輝シートの製造に使用できる型79の上面図である。
図11は、シートを型79からキャストする、光輝シート60製造方法の第2の技術
の概略図である。
図12は、光輝領域102および非光輝領域103を有する画像形成シート101の正面
図である。
図13aは、本発明の光輝シート中で画像製造に使用できるインサート104aの側
面図である。
図13bは、本発明の光輝シートの製造に使用できるインサート104bの側面図で
ある。
好ましい実施例の詳細な説明
本発明の実施によって、光が当たると輝く新しいシートが提供される。シート
は、直射日光の下でキューブコーナ要素配列裏面からシートを見ると、平方cm(
cm2)当たり少なくとも約10個、好ましくは少なくとも約50個の光点を示す。直
射日光の下で見ると、典型的に平方cm当たり約250未満の光点がある。したがっ
て数平方cmをわずかに超える面積を占めるシートが、数百個、または合衆国の前
大統領の言葉を借りれば「数千個の光点」を生みだし、シートの顕著性と美的魅
力を向上させる。
光輝効果は、キューブコーナ要素を新しい幾何学配列に方向づけることで達成
される。この新しい幾何学配列の好ましい実施例では、キューブコーナ要素配列
中の少なくとも1つの平行な溝セットが、面の間で形成される外二面角が、セッ
ト中の少なくとも1つの溝に沿って変化するように配列された隣接するキューブ
コーナ要素面を有する。
別の好ましい実施例では、隣接するキューブコーナ要素面の間の外二面角が、
キューブが配列を越えて不規則に傾斜する程度まで全ての溝で変化する。「不規
則に傾斜する」とは、シート中のキューブが、平らに置いた際の光輝シートの前
面である基準面に対して、非反復パターンで傾斜することを意味する。キューブ
は、その光学
軸が基準面に対して垂直でない場合に、「傾斜」していると考えられる。「光学
軸」とは、通例、頂点から伸びる各キューブ辺と等しい角度を形成する、キュー
ブ頂点から伸びる内標準線と理解される。換言すれば、光学軸とは、それぞれが
、キューブコーナ要素の3平面によって形成される3つの内二面角の1つを二分
する、3平面の交差によって画定される線である。あらゆる既知のキューブコー
ナシートは、配列全体にわたり所定の反復パターンで配列されるキューブコーナ
要素を有する。既知のキューブコーナシートを、几帳面な編隊でリズミカルに行
進する軍隊と考えると、不規則に方向付けされたシートは酔っぱらった軍隊であ
り、各キューブコーナ要素が、行進中によろめいて互いにぶつかり合う個々の兵
隊を表すと考えられる。
図3は、発明の光輝シート(図4の60)中、ならびに先行技術の再帰反射性シ
ート(図1の10)中で有用なキューブコーナ要素30を示す。ここに示すようにキ
ューブコーナ要素30は、キューブの頂点34で交わる3つの相互に垂直な面31a、3
1b、および31cを有する物体である。キューブの底縁群35は、概して直線であり
、概して要素30の基礎面36を画定する単一平面内にある。またキューブコーナ要
素30は、側面31a、31b、および31cによって画定される内角を三分する重心軸37
を有する。光学軸は、基礎面36に垂直に配置されても良く、またはHoopmanらに
対する米国特許番号第4,588,258号、およびSzczechに対する米国特許番号第5,13
8,488号が述べるように傾いても良い。Hoopmanらへの特許で開示されたように、
三角形の基礎面を有する三面錐体によって単一キューブコーナを画定するのに加
えて、各構造体が、Nelsonらに対する米国特許番号第4,938,563号で開示された
ようなキューブコーナを各2つずつ有し、または本質的にその他のあらゆるキュ
ーブコーナ形状
を有するように、長方形の底面、2つの長方形の側面、および2つの三角形の側
面によってキューブコーナ要素を画定しても良い。
図4は、図3に示すようなキューブコーナ要素30の単体または単層配列を含む
、キューブコーナシート60の組織化表面または裏面を示す。各キューブコーナ要
素30は、底縁群35で、隣接するキューブコーナ要素と交わるが、必ずしもつなが
ってはいない。配列は、3つの概して平行な溝群セット45、46、および47を含む
。隣接するキューブコーナ要素30の面31の間の外二面角(図5のα)は、配列中
の溝群45から47に沿って変化する。配列中のキューブコーナ要素は不規則に傾斜
しているので、キューブ30aなどの1つのキューブの頂点34は、キューブ30bなど
の別の頂点に比較的近いかもしれないが、キューブ30bの頂点は、キューブ30cの
頂点などの別の隣接する頂点からはより遠いかもしれない。
図5は、別のキューブに対する1つのキューブ頂点の位置を示し、さらにキュ
ーブの底縁群35が、いかにして同一の共通平面にないかを示す。1つのキューブ
の底縁群35は、他の隣接するキューブコーナ要素の底縁よりも、光輝シート60の
前面51に近くまたは遠く配置される。単一キューブ内では、底縁群35の1つにあ
る点は、同一キューブ内の底縁群35の別の1つにある点よりも、前面51にさらに
近くまたはさらに遠い。底縁群35は、溝群45から47の最も低い点を画定し、また
縁群35は全てが同一平面にはないので、溝群は長さに沿って異なる勾配を有する
。キューブコーナシートがランド層56を有する場合、それもまた前面51からの間
隔は均一でない。キューブコーナ要素が傾斜している場合、各キューブコーナ要
素の基礎面36(図3)は平行でなく、同一平面には存在しない。また基礎面の多
くは、前面51とは同一平面には存在しない。すなわちシートを表面に平らに置い
た際、基礎面はシートの前面51に
対して平行ではない。
シートを平らに置いた際、要素の基礎面のいくつかが、シートの前面と平行で
はないキューブコーナ要素シートが製造されている。しかしこのようなシートは
再帰反射性であり、したがって(図8および9に関して以下で述べるように)配
列の裏面にフィルムをシールすること、またはバブルを作ること(McAllisterに
対する米国特許番号第5,485,311号)によって、キューブコーナ要素の配列を特
定領域で攪乱し、または再配列する。シールラインおよびバブルは、シートの前
面、および配列中のキューブコーナ要素の方向を混乱させる。したがって本発明
の目的のためには、シートがシールライン(図8および9の64)またはバブル(
‘311特許の24)によって攪乱された領域では、シートは「平らに置かれ」ない
と見なされる。発明のシート内の基礎面36(図3)は、シートを平らに置いた際
、基準面または前面から0〜90度の角度ではずれても良い。平らに置いた際、シ
ート前面に対して傾斜する基礎面は、典型的に前面から約1〜10度の角度を形成
する。
図5はまた、隣接するキューブコーナ要素30の面31(図4)間の角度を画定す
る外二面角αを示す。角度αは、配列中の概して平行な1つの溝セット中のいく
つかの、または全ての溝に沿って変化しても良く、あるいは概して平行な2つの
溝セット中のいくつかの、または全ての溝に沿って変化しても良く、あるいは概
して平行な3つの溝セット中のいくつかの、または全ての溝に沿って変化しても
良い。不規則に傾斜したキューブコーナ要素配列中では、角度αは、輝くように
意図された配列の本質的に全体にわたり、隣接するキューブコーナ要素の隣接す
る面の間で不規則に変化する。角度は、0から180度の間で変化しても良いが、隣
接するキューブ面間の二面角は、平均して約35〜115度の範囲である。
図6は、シートの前面51(図5)からの、頂点34および溝交点の典型的な距離
をいくつか示す。配列の上左隅のキューブコーナ要素は、前面51から350μm離
れた頂点を有する。しかし配列の上左隅から4つめのキューブは、335μmの頂
点高さを有する。したがって互いにかなり近いキューブ間には、頂点高さに15μ
mの差がある。キューブコーナ要素は、典型的に約10〜500μm、より典型的に
は約20〜200μmの平均高さを有する。高さが約20〜200μmのキューブコーナ要
素では、隣接する頂点間の高さの変動は、典型的には約0〜60μmであり、典型
的には平均して約1〜40μmであり、より典型的には平均して2〜25μmであるが
、好ましくは平均して50μmを超えない。このようなキューブでは、隣接する溝
の交点間の高さの変動は典型的に約0〜100μmであり、典型的には平均して約3
〜50μmであるが、好ましくは平均して60μmを超えない。
ボディ部分54(図5)中のボディ層58(図5)は、典型的に約20〜1200μmの平
均厚さを有するが、基本的にどのような厚さでも良い。任意のランド層56(図5
)は、好ましくは0〜約100μm未満の最小の厚さに保たれる。
図4から6に示すキューブコーナ要素配列中では、45、46、および47の溝セッ
トは、平行に図示されている。しかし平行でない溝セットも、本発明の範囲内で
ある。いくつかの溝が平行であつて、他はそうでなくても良い。いくつかの溝は
、シートのある領域では、同一の溝セット中の隣接する溝群に対して平行に走っ
ても良いし、これらの同じ溝群を横切りまたはそれらに重なっても良い。このよ
うな場合、キューブコーナ要素は互いに重なり合っても良い。同じ全体的方向に
伸びる互いにほぼ平行な2つ以上の溝群があれば、溝群がその他の点で横切った
り、重なったり、収束したり、または発
散したりするかどうかに関わらず、これらの溝群は「概して平行」と見なされる
。
発明のシートは、普通は前面51に入射した光を、シートが再帰反射できるよう
にするキューブコーナ要素の配列を含むが、発明の光輝シートは、例えば充填剤
、不透明色素、フレーク、またはその他の粒子性添加剤を使用して、ボディ部分
54またはキューブコーナ要素を不透明にすることで、あるいはシートの前面51上
に不透明コーティングまたはフィルム(図示せず)をのせて、または不透明表面
にシートの表を下にしてのせて、光がシート61の前面51を通過するのを妨げるこ
とで非再帰反射性にもできる。また光輝シートは、キューブコーナ要素裏面に物
質を塗布または適用することで、非再帰反射性にもできる。代案としては発明の
光輝シートは、エッチングなどで露出したキューブコーナ面を変化させ、または
内部キューブコーナ幾何学形状を変化させて非再帰反射性にもできる。また発明
の光輝シートは、キューブコーナ要素配列裏面に光が当たるように、典型的に別
の基材に取り付けたまたは並べた前面とともに使用できる。キューブコーナ要素
配列裏面に入射した光は、多数の光点が輝きとして観察者に見えるように、非均
一のパターンで観察者に向けて反射される。
図7は、光輝シートの前面51(図5)に平行な平面によって横切ったキューブ
コーナ要素を示す。図示したように、キューブコーナ要素を横切る平面は、異な
る断面積を有する三角形62を作り出す。いくつかのキューブは、交差する平面が
キューブの先端のみを通過する程度に傾斜して、小さな三角形断面を生じる一方
、直立するキューブは、断面から生じる三角形が比較的大きくなるように横切ら
れる。したがって配列中のキューブコーナ要素の大きさが同様であっても、上述
のように横切った場合、キューブが基準面に対して傾
斜する様式のために、不規則な大きさの三角形が生じる。
発明の光輝キューブコーナシートは、2つの方法に従って作成できる。最初の
方法では、従来の形状、すなわち非ランダム方向に配列したキューブを有する第
1のキューブコーナシートを提供し、シートを熱、圧力、または両者の組み合わ
せにさらすことで、光輝キューブコーナシートが作成される。第2の方法では、
発明のキューブコーナシートのネガである型が製造される。次にこの型を使用し
て、光輝シートを提供できる。光輝シートの製造方法は、代理人整理番号52374
USA1Aのもとに、本出願と同日に提出された「Method of Making Glittering
Retroreflective Sheetings」と題された米国特許出願08/641,129で述べられて
いる。
第1の技術を使用した場合、規則正しい形状に配列されたキューブコーナ要素
を有するキューブコーナシートが最初に製造され、または他の方法で得られる。
キューブコーナ要素の規則正しい配列を有するシートを開示する特許は、多数あ
る。例えば、米国特許番号第5,236,751号、第5,189,553号、第5,175,030号、第5
,138,488号、第5,117,304号、第4,938,563号、第4,775,219号、第4,668,558号、
第4,601,861号、第4,588,258号、第4,576,850号、第4,555,161号、第4,332,847
号、第4,202,600号、第3,992,080号、第3,935,359号、第3,924,929号、第3,811,
983号、第3,810,804号、第3,689,346号、第3,684,348号、および第3,450,459号
を参照されたい。規則正しいキューブコーナ配列は、前文で引用した特許をはじ
めとするいくつかの既知の方法に従って製造される。その他の例は、米国特許番
号第5,450,235号、第4,601,861号、第4,486,363号、第4,322,847号、第4,243,61
8号、第3,811,983号、第3,689,346号、および1995年6月7日提出の米国特許出
願08/472,444で開示されている。
好ましくは、非ランダム延伸の開始シート中で使用されるキュー
ブコーナ要素は、ボディ部分、特にボディ層で使用される物質よりも堅い物質で
作られる。このような物質を選択することで、シートを一定量の熱および/また
は圧力にさらした際、各キューブの形を顕著にゆがめることなく、キューブコー
ナ要素を傾斜させることが可能になる。シートに適用される熱、圧力、またはそ
の両者は、規則正しい形状から配列を顕著に変化させるのに十分でなくてはなら
ない。非常に柔らかいボディ層では、圧力のみ、すなわち大気圧を超える圧力、
または熱のみ、すなわち軟化温度を超える熱が、配列を規則正しい形状から変化
させるのに十分である。
Hix N-800ラミネーターは、金属からできていて500°Fまでの温度に加熱でき
る第1の圧力適用表面72を有する。第2の圧力適用表面74は、加熱されないゴム
マットである。操作では、要すれば剥離紙76の2つの層が、表面72および74およ
びキューブコーナシート10の間に配置される。キャリア78(ポリエステルからで
きたものなど)を、キューブコーナシートの前面51上に配置しても良い。キャリ
ア78は、シート10の製造に使用される工程の副産物(例えば、米国特許出願08/4
72,444が、その図4についてキャリアを番号28で示して述べた部分を参照された
い)であり、要すればキューブコーナ要素が熱および/または圧力への曝露によ
って再配列されるまで、その上に残しても良い。
図8に示すように、規則正しい非光輝キューブコーナシートと、任意の剥離紙
76を熱ラミネーター中に配列してから、圧力適用表面72および74が互いに近づい
て、規則正しいキューブコーナシートを望む温度と圧力に所定の時間保持するよ
うに、機械を作動させる。望むならば、図11中の下層の剥離紙76は省略して、熱
ラミネーターの下方の非加熱表面74にある模様または画像を、再帰反射性シート
に光輝模様に転写しても良い。ラミネーターに代えて、ミ
シガン州マイルスのDayco Industries,Inc、ミネソタ州スティルウォータのP.M
.Black Co.、およびカンサス州ゴッダードのConverting Technologies,Inc.か
ら入手できるScotchliteTM加熱ランプアプリケータなどの真空フォーマを使用し
ても良い。
堅いキューブとより柔らかいボディ層を有するキューブコーナ再帰反射性シー
トが、Smithらに対する米国特許番号第5,450,235号で開示されている。この特許
で述べられたように、ボディ部分は、弾性係数が7x108Pa未満の光透過性ポリ
マー物質を含有するボディ層を含む。他方キューブコーナ要素は、弾性係数が16
x108 Paを超える光透過性ポリマー物質を含有する。また米国特許出願通し番号
08/472,444では、本発明に従ったキューブコーナシートの製造に使用できるいく
つかの物質が開示されている。この特許出願では、キューブコーナ要素の弾性係
数が、ボディ層の弾性係数よりも少なくとも1x107Pa大きく、そのキューブコ
ーナ要素が約2.0x108Paを超える(好ましくは約25x108Paを超える)弾性係数
を有する物質からできており、ボディ層またはオーバーレイが、好ましくは約13
x108Pa未満の弾性係数を有する物質からできていることが特定されている。指
定された弾性係数値の物質からできているキューブコーナシートが、特定量の熱
および圧力にさらされた場合、ボディ層は軟化し、圧力に応じてキューブが動き
、シートの前面に対して傾斜するようになる。このような構造物を使用する場合
、ランド層(図7の56)は、キューブがそれらの底縁に沿って容易に傾斜できる
ように、理想的には最小の厚さ(例えばキューブコーナ要素の高さの10%未満)
、好ましくは厚さが0に保たれる。この同じ理由から、1993年10月20日に提出さ
れた米国特許出願通し番号08/139,914、および1995年6月7日に提出された米国
特許出願通し番号08/472,444で開示されたように、キューブコーナ要素が
それらの底縁に沿って割れることも、この発明では好ましい。
弾性係数は、統計的重量法Aを使用して、初期掴み具分離5インチ、サンプル
幅1インチ、および掴み具分離速度毎分1インチで、標準検査ASTM D882-7
5bに従って測定できる。時として、ポリマーが非常に堅くもろいため、この試験
法の使用によって計測値を正確に確認することが困難な場合もある(それが一定
値を超えることは容易に分かるが)。ASTM法が完全に適切でない場合、「ナ
ノ圧入技術」として知られる別の試験を使用しても良い。この試験は、オースト
ラリアのニューサウスウェールズ州リンドフィールドのApplied Physics Instit
ute of Industrial TechnologiesのCSIRO部門から入手できるUMIS 200
0などのマイクロ圧入装置を使用して、実施できる。この種類の装置を使用する
と、錐体夾角が65度であるバーコビッチ錐体ダイアモンド圧子の浸入度が、最大
負荷までに加えた力の関数として測定される。最大負荷の適用後、圧子に対して
弾性体様式で物質を弛緩させる。通常、アンロードデータの上部の勾配は、力に
直線的に比例すると仮定される。スネッドンの分析から、圧入力と、浸入度の可
塑性および弾性成分との間の関係が得られる(スネッドンI.N.Int.J.Eng.Sci.3,
pp.47-57(1965))。スネッドンの等式の吟味から、弾性係数はE/(1-v2)の形式
で見いだされる。計算では、等式
E/(1-v2)=(dF/dhe)Fmax1/(3.3hpmaxtan(θ))
(式中、
vは試験されるサンプルのポアソン比であり、
(dF/dhe)はアンロード曲線上部の勾配であり、
Fmaxは最大の加えた力であり、
hpmaxは最大の可塑性浸入度であり、
θはバーコビッチ錐体圧子の錐体夾角の半分であり、
Eは弾性係数である)
が使用される。
ナノ圧入技術の結果をASTM法へ関連づけることが必要な場合もある。
キューブコーナシート10への熱および/または圧力の適用量は、キューブコー
ナシートを作り上げる物質次第で異なっても良い。本発明では、キューブコーナ
要素12(および任意のランド層16)中で約10x108〜25x108Paの弾性係数を有す
るポリマー物質を使用し、ボディ層18中で約0.05x108〜13x108Paの弾性係数を
有するポリマー物質を使用した場合、キューブコーナシートを約300〜400°F(15
0〜205℃)の温度に加熱して、製品には約7x104〜4.5x105Pa(10〜60psi)の
圧力を適用するのが好ましいことが発見された。例えば16x108Paを超える比較
的高い弾性係数を有するポリマーを使用する場合、各キューブの幾何学形状、す
なわちその内部二面角は概して数度以内に保たれる。
図9では、従来のシート10に熱および/または圧力を適用して光輝シート60を
製造する連続法が示される。この方法では、その上に配置された任意のキャリア
フィルム78を有するシート10が、ロール77および77'が形成するロール間隙中に
供給される。ここに示すようにキューブコーナ要素12は、ロール77および77'か
らの熱および/または圧力にさらされる前は、非ランダムの規則正しい形状であ
るが、ロールから出た後は不規則に傾斜し、隣接するキューブコーナ要素間に形
成する二面角は、配列中の各溝に沿って変化する。各キューブコーナ要素の基礎
面もまた、同一の一般平面中には存在しない。ロールから出てくるシート60は、
光輝効果を生じる一方、十分な量の熱および/または圧力にさらされないキュー
ブコーナシート10は、このような効果を生じない。この連続方法
で使用できる熱および/または圧力の量は、同様な開始材料に対して、バッチ法
で使用されるのと同様である。熱を使用する場合、ロール77および77'の片方ま
たは両方を、キューブ形状の変更に十分な温度に加熱できる。
光輝キューブコーナシートを製造する第2の技術では、光輝キューブコーナシ
ートのネガである型が使用される。このような型は、上述の第1の技術によって
製造された光輝キューブコーナシートからできる。すなわち、例えば不規則に傾
斜したキューブコーナ要素配列の組織化表面または裏面が、型を製造する原型と
して使用できる。これは例えば、不規則に傾斜したキューブコーナ要素配列の裏
面に適切な型材料(群)をのせ、同じ場所で型材料(群)を硬化させて達成され
る。次に原型として使用される不規則に傾斜したキューブコーナシートが、新た
に形成した型から分離される。次に型によって、輝くキューブコーナシートが製
造できる。
型を製造する代案の方法としては、キューブコーナ要素の配列を仕上げるため
に、ダイアモンド工具が使用できる。これは例えば、それぞれが隣接するキュー
ブコーナ要素間に望む二面角の1つを形成する溝を切ることができる、いくつか
のダイアモンド切削工具を使用して達成される。あらゆる単一溝中の溝の深さ、
および隣接するキューブコーナ要素面の角度は、型材料の切削に使用するダイア
モンド切削工具のプロフィールによって定まる。
隣接するキューブコーナ要素面間の二面角が溝に沿って変化する、キューブコ
ーナ要素を有する型を調製するには、第1の望む二面角を切削できるダイアモン
ド切削工具を位置合わせして、それを型材料中に挿入し、溝交点から隣接する溝
交点まで伸びる溝部分を切削する必要がある。次に工具を型材料から取り外し、
ダイアモンド切削工具を、溝に沿って次の望む二面角を切削できる工具に取り替
え
る。次に新たに選択した工具を伸びてゆく溝中で、第1の切削工具が切削を終了
した位置にできるだけ近く位置合わせする。次に第2の切削工具で、次の溝交点
に達するまで溝の切削を継続する。次に第2の切削工具を型材料から取り外し、
次の溝部分の切削に備えて、第3の望む二面角を切削できる切削工具に取り替え
る。この過程を溝の長さ全体にわたり継続する。第1の溝の完成後、次のまたは
隣接する溝は、望む数の平行なまたは概して平行な溝群が完成するまで、様々な
切削工具とインクリメンタル切削を使用して、同様にして切削できる。
第1の溝群セットの完成後、ダイアモンド切削工具は、第2の平行な溝群セッ
トが第1セットと交差して、隣接するキューブコーナ面間に変化する二面角を含
むように切削されるように調節される。型材料中に望む数の概して平行な溝群セ
ットが切削されるまで、この過程が継続される。
また型は、ピン集束技術を使用して製造できる。ピン集束を使用して製造され
た型は、それぞれキューブコーナ再帰反射性要素の特徴に形作られた末端部分を
有する個々のピンを一緒にアセンブルして作られる。Howellに対する米国特許番
号第3,632,695号、およびHeenanらに対する米国特許番号第3,926,402号では、ピ
ン集束の実例が開示されている。典型的には複数のピンが、ピンの縦軸に対し斜
めの角度で配置される光学活性表面を一端に有するように、形作られる。ピンを
ともに束ねて、光学表面が結集してキューブコーナ要素を形成する、組織化表面
を有する型を形成する。型を使用して光輝シートを形成し、またはキューブコー
ナシートの製造に有用なその他の型を生成しても良い。隣接するキューブコーナ
要素の光学面間の二面角が変化するように、ピンを配列しても良い。ピン集束技
術に関連した1つの利点は、1つの溝セット中、または2つ以上
の溝セット中で、二面角が変化できることである。ピンは、概して平行な溝群が
ないように、および/または結果的に得られるシートを平らに置いた際、キュー
ブコーナ要素が互いに平行な基礎面を持たないように構成することもできる。し
たがってピン集束は、光輝シートの製造において追加的柔軟性を提供できる。
図10は、光輝シートを構成するキューブコーナ要素配列のネガである型79を示
す。型(技術分野では成形用具とも称される)は、3セットの平行なV字型溝群
85、86、および87を有し、隣接するキューブコーナ要素80の平面81は、型の配列
中の各溝に沿って寸法が変化する二面角を形成できる。例えば溝86a中では、隣
接するキューブ80aおよび80bの面81aおよび81bは、キューブ80cおよび80dの面81
cおよび81dよりも狭い二面角α(図5)を形成する。型は、発明のキューブコー
ナ要素のネガであることを除いては、その配列と基本的に同じで良いが、光透過
性または適合性でなくても良いので、例えば金属などの比較的柔軟な不透明物質
から製造できる。発明の光輝シート製造に有用な型については、代理人整理番号
52471USA5Aのもとに、この出願と同日に提出された「Mold for Producing G
littering Cube-Corner Retroreflective Sheetings」と題された米国特許出願0
8/640,383で述べられている。
図11は光輝性の組織化製品が、発明の型79からどのように形成されるかを概略
的に示す。方法は、複合材シート60をキャストおよび硬化するための、全体的に
90として示した装置を含む。図示したようにボディ層58は、ロール92からゴム引
きローラーなどのニップローラー93に引き出される。ローラー93では、コーティ
ングダイ96を通じて、ロール95上の模様付き型79に前もって適用された適切な樹
脂調合物94に、ボディ層58が接触する。キューブコーナ要素80の上に伸び広がる
過剰な樹脂94は、ニップローラー
93を、型79のキューブコーナ形成要素の高さよりも事実上低い幅設定にすること
で最小化できる。このようにして、ニップローラー93および型79間の接点におけ
る機械力は、型要素80の上に伸び広がる樹脂94が確実に最小になるようにする。
その柔軟性次第で、要すればボディ層58は、キャストおよび硬化中に構造的およ
び機械的完全性をボディ層58に提供する、適切なキャリアフィルム78でサポート
でき、これはロール98でシートを型79から取り除いた後に、ボディ層58からはぎ
取られる。キャリアフィルム78は、弾性率の低いボディ層58に対して好ましい。
図11に示す方法は、樹脂94を最初に型79に適用せず、ボディ層58に適用するよ
うにも変更できる。この連続工程の実施例については、米国特許出願08/472,444
で、その図5に関して述べられている。
図11に示すように、キューブコーナ要素配列を構成する樹脂成分は、1つ以上
のステップで硬化できる。放射源99は、初期硬化ステップにおいて樹脂の性質次
第で、樹脂を紫外線光または可視光などの化学線にさらす。放射源99からの化学
線は、層58を通して樹脂を照射するので、硬化が起きるためには、ボディ層58が
放射線を透過することが必要である。代案としては使用する型が、十分透明で選
択した放射線を透過するならば、硬化は型79を通りぬける放射線によって実施で
きる。また成形用具およびボディ層の両者を通じた硬化も実施できる。
初期硬化は、キューブコーナ要素を完全に硬化し、あるいは型79の支持をもは
や必要としない、寸法的に安定したキューブコーナ要素を製造するのに十分な程
度に、樹脂成分を部分的に硬化する。次にシート60を型79から除去して、シート
のキューブコーナ要素30を露出する。次に樹脂の性質次第で選択される1つ以上
の二次硬化
処理100を適用して、キューブコーナ要素の配列を完全に硬化し、キューブコー
ナ要素およびボディ層配列間の結合を強化する。この二叉の硬化アプローチによ
って、処理および物質選択の最適化ができる。例えば、光透過性ボディ層を通る
可視光により、初期硬化処理を適用し、次にロール98でシートを型79から除去し
て、露出したキューブコーナ要素に紫外線放射線による第2の硬化処理100を適
用することで、(より高い耐久性と耐候性を付与するために)紫外線吸収材を含
有したボディ層からできたシートが製造できる。このような二叉のアプローチに
より、より早い全体的な製造が可能になる。
第2の硬化ステップの程度は、物質の供給速度、樹脂成分、樹脂調合物で使用
されるあらゆる架橋重合開始剤の性質、および型の幾何学形状をはじめとするい
くつかの変量に左右される。一般には供給速度がより早いと、1つを超える硬化
ステップが必要になる可能性が増大する。硬化処理の選択は、主にキューブコー
ナ要素製造のために選択された特定の樹脂に左右される。例えば化学線に代えて
、電子線硬化を使用することもできる。
光輝再帰反射性シートの調製に型を使用する場合、熱硬化物質が使用できる。
この場合、新たに形成したシートの物理的または光学的特性を破損することなく
、それを型から取り外せるように、型は、新たに形成した光輝キューブコーナ物
質中において、十分な結合を発達させるのに必要なだけの温度に加熱される。選
択された温度は、熱硬化樹脂の関数である。熱硬化は、例えば樹脂の加熱、型の
加熱、または間接的方法による光輝シートの加熱によって達成できる。またこれ
らの方法の組み合わせも使用できる。間接的加熱としては、ランプ、赤外線また
はその他の熱源フィラメント、またはその他の都合の良い方法による加熱などの
方法が挙げられる。また型を、選
択された熱硬化樹脂が必要とする温度に保持される、オーブンまたはその他の環
境内に格納することもできる。
光輝再帰反射性シートを型から取り外した後、オーブンまたはその他の加熱環
境からの熱にさらして、さらに処理することもできる。このような引き続く加熱
処理によって、シート中の反応工程を完結させ、あるいは溶剤、未反応物質など
の揮発性物質、または熱硬化システムの副産物を除去するために、シートの物理
的またはその他の特性を望む状態に調節する。
熱硬化樹脂は、溶液としてまたは無希釈の樹脂調合物として、型に適用できる
。また樹脂は、型上に反応的に押し出されても、または溶融状態で押し出されて
も良い。型への樹脂適用後の熱硬化の方法、およびあらゆる引き続く熱へのシー
トの曝露は、熱硬化樹脂の型への適用とは独立して行うことができる。
型中の熱硬化物質からできた光輝シートの利点は、キューブコーナ要素30(図
3)およびボディ部分54(図5)の両者が、単一操作で型に適用できる同一物質か
ら製造できることである。この構造の結果、シートは均一の物質および特性をシ
ート全体にわたり示す。このタイプの構造のさらなる利点は、図11に示すように
別個のボディ層の適用を必要としないことである。
硬化処理に加えて、シートを型から取り外した後に、それを加熱処理すること
もできる。加熱によって、ボディ層内にまたはキューブコーナ要素中に生じたか
もしれないストレスが緩和されて、未反応成分および副産物が追い出される。典
型的にシートは、例えばポリマーのガラス転移温度(群)を超える高温に加熱さ
れる。
キャストおよび硬化方法に代えて、本発明に従って配列されたキューブコーナ
要素を有する型上に、ポリマーシートを型押しして、発明の光輝シートを製造す
ることもできる。型押し法の実施例は、
米国特許番号第5,272,562号、第5,213,872号、および第4,601,861号で開示され
ている。
画像を表示する光輝シートもまた、本発明に従って製造される。
図12は、画像「ABC」を表示する光輝製品101を示す。この場合の画像102は
、光輝領域で特徴づけられる一方、背景103は非光輝領域で特徴づけられる。こ
こでの用法では「画像」とは、背景との対比で目立つ、文字数字その他の表示の
あらゆる組み合わせである。製品101のような光輝画像形成製品は、以下に述べ
るようにして製造できる。
第1の実施例では、望む画像の形をした物質を図8に示すアセンブリーに挿入
することで、画像形成光輝シートが製造できる。図8のインサート104(104は図
16aおよび16bの104aおよび104bを含めたあらゆる適切なインサートを一般的に指
す)などの望む画像の形をした薄い物質を、キューブコーナ反射性要素30と任意
の下剥離ライナー76との間に入れることができる。画像物質は、例えばポリエス
テルなどからできたポリマーフィルムでも良い。インサート104は、それから望
む画像が裁断されてインサート中でネガ画像を形成する、大型のなめらかなシー
トを含んでも良い。この配列を高温および/または高圧の加工条件にさらすと、
実質的に光輝性がない、または光輝性が低い背景上に、望む画像を光輝部分とし
て有するシートが結果的に得られる。インサート104が望む画像の大きさおよび
形である場合、シート10を高温および/または高圧にさらすと、インサート104
に対応する非光輝画像を光輝背景上に有するシート材料が、結果的に得られる。
好ましい実施例には、剥離ライナー76がない。
インサート104は、図8に示すように、露出したキューブコーナ要素30に接触
する画像形成要素とともに、あるいは規則正しい再
帰反射性シート10の上面に、任意のポリエステルフィルムライナー78に接触する
、または前面51に直接接触する、画像形成要素106とともに配置できる。代案と
しては、キューブコーナ要素30を加熱されるラミネーター表面72に向けて、前面
51(および任意のキャリア78)を未加熱のラミネーター表面74に向けて、ラミネ
ーター71中に規則正しいキューブコーナシート10を挿入できる。したがって画像
形成インサートは、シートの上または下に配置できる。
図13aでは、シート物質105の表面に立つ突起106を有する、耐久性物質105を含
む良い画像インサート104aが示される。この実施例では、突起106が望む画像を
形成する。このような装置の例は、フレキソ印刷版である。インサート104aの画
像形成突起106ofが、露出したキューブコーナに接触するように、このタイプの
画像を有する装置を図8の配列中に置いて、アセンブリーに高温および/または
高圧をかけると、実質的に非光輝性の背景上に光輝画像を有するシートが製造さ
れる。
光輝の程度と広がりは、加工条件によって調節できる。例えばフレキソ印刷版
で短時間加工すると、突起106がキューブコーナ要素30の裏面に直接接触する点
のみで光輝する画像が、結果的に得られる。残る非接触領域は、実質的に非光輝
性である。加工時間を延長し、加工温度を上昇させると、光輝は突起106の接点
を越えて広がり、結果的に得られる画像は、(a)接点のみでの光輝から、(b)
光輝背景上の光輝画像、そして(c)光輝背景上の非光輝画像(キューブコーナ
が、接触領域から実質的に押し出される)へと次第に変化する。
図13bでは、上に望む画像の形と大きさで熱移転可能物質110をのせた、キャリ
ア物質108を含む画像形成要素104bが示される。例えば、熱転写インク110は、転
写する画像の形態でキャリアフィ
ルム108上にのせることができる。望む画像を有するキャリアフィルム108は、キ
ャリアフィルム108上の画像表面110と、キューブコーナ要素30の露出した裏面が
接触するように、図8のラミネーター71中にインサート104として配置される。
配列を高温および/または高圧の加工条件にさらすと、光輝背景上に画像を有す
るシートが結果的に得られる。
また図8のインサート104を有する画像は、大きな布地片(図示せず)または
その他の全面模様または肌目を有する物質でも良い。布地インサートでは、イン
サート上の画像は、布地の形状に由来する。さらにシート上の画像は、布地から
裁断された画像に対応する。布地タイプのインサートを、キューブコーナ要素30
の露出した裏面に接触させてのせ、配列を高温および/または高圧にさらすと、
結果的に得られるキューブコーナシートは、光輝性で、布地の形状または肌目を
示す全面画像を有する。さらに布地の肌目または織り目は、画像形成領域におけ
る光輝効果を増大する。粗い布地は、光輝性を増大させる傾向がある。望むなら
ば、図8中の下方剥離紙76を完全に取り外し、下方にある熱ラミネータの未加熱
表面74の模様または画像を、シートに光輝模様に転写しても良い。
画像形成要素に規則正しいキューブコーナシートを接触させることによる画像
製造では、広範な自由裁量がある。画像の外観は、加工条件、それから画像形成
光輝シートが作られる構造物、およ画像形成要素の大きさ、形、および材料に依
存する。画像形成および画像非形成領域の光輝の程度は、これらの変量の1つ以
上を変化させることにより、成功裏に変更できる。画像形成要素104が、例えば
織ポリエステルメッシュなどの布地のように、肌目のある表面である場合、この
ような肌目のある表面なしに調製された光輝シーに比較して、光輝効果は著しく
増大する。光輝性が向上したシートの顕
微鏡写真からは、肌目のある画像形成要素なしに形成されたシートよりも、互い
に積み重なったキューブコーナ要素群を含めて、キューブコーナ要素の向きかえ
の度合いが、実質的により大きなことが示された。向上した光輝効果は、積み重
なったキューブコーナ要素に入射する光が、追加的反射経路を利用できることに
関係があると考えられる。したがって発明の製品には、これらまたはその他の変
量を変化させることで達成される、通常の範囲の光輝画像形成能がある。
また画像を有する光輝シートは、第2の技術によって直接型からも調製するこ
ともできる。第1の技術(図8)に従って、光輝または非光輝背景上に光輝画像
を、または光輝背景上に非光輝画像を表示するシートの調製に使用されるあらゆ
る方法は、基本的に第2の技術(図11)にも適用できる。その上に型材料が配置
されおよび/または硬化される模様として、画像を表示する光輝シートを使用す
ることもできる。模様のあるシートを取り外すと、模様材料上に形成した画像の
ついた新たに形成した型が表れる。このような型を使用することで、光輝性であ
り、それから型が調製されたオリジナルシートに適用された画像も含むシートが
製造される。様々な技術によって印刷され、配置され、またはキューブコーナ要
素の露出した裏面上に直接形成された画像は、型製造工程で忠実に複製される。
ボディ層58上に置かれた画像もまた、最終的に型製造工程で複製される。
いくつかの応用例では、特に第1の技術に従って(熱および/または圧力を使
用して)光輝製品を製造する場合には、キューブコーナ要素で使用されるポリマ
ー物質は、好ましくは堅く強固である。ポリマー物質は、例えば、熱可塑性また
は架橋可能な樹脂でも良い。このようなポリマーの弾性係数は、好ましくは約10
x108Paを超
え、より好ましくは約13x108Paを超える。
キューブコーナ要素で使用できる熱可塑性ポリマーの実施例としては、ポリ(
メタクリル酸メチル)などのアクリルポリマーと、ポリカーボネートと、酢酸セ
ルロース、セルロース(アセテート-コ-ブチレート)、硝酸セルロースなどのセ
ルロース系誘導体と、エポキシと、ポリウレタンと、ポリ(テレフタル酸ブチレ
ン)、ポリ(テレフタル酸エチレン)などのポリエステルと、ポリ(クロロフル
オロエチレン)、ポリ(フッ化ビニリデン)などのフルオロポリマーと、ポリ(
塩化ビニル)またはポリ(塩化ビニリデン)などのハロゲン化ポリビニルと、ポ
リ(カプロラクタム)、ポリ(アミノカプロン酸)、ポリ(ヘキサメチレンジア
ミン-コ-アジピン酸)、ポリ(アミド-コ-イミド)、およびポリ(エステル-コ-
イミド)などのポリアミドと、ポリエステルケトンと、ポリ(エーテルイミド)
と、ポリ(メチルペンテン)などのポリオレフィンと、ポリ(フェニレンエーテ
ル)と、ポリ(硫化フェニレン)と、ポリ(スチレン-コ-アクリロニトリル)、
ポリ(スチレン-コ-アクリロニトリル-コ-ブタジエン)などのポリ(スチレン)
およびポリ(スチレン)コポリマーと、ポリスルホンと、シリコーンポリアミド
およびシリコーンポリカーボネートなどのシリコーン改質ポリマー(すなわち低
重量%(10重量%未満)のシリコーンを含有するポリマー)と、ペルフルオロポ
リ(テレフタル酸エチレン)などのフッ素改質ポリマーと、ポリ(エステル)と
ポリ(カーボネート)の配合物、およびフルオロポリマーとアクリルポリマーと
の配合物などの上記ポリマーの混合物とが挙げられる。
キューブコーナ要素はまた、化学線への曝露によるフリーラジカル重合機構で
架橋できる、反応性樹脂システムからも作られる。さらにこれらの物質は、過酸
化ベンゾイルなどの熱重合開始剤を使用
した加熱手段によって重合することもできる。放射線開始カチオン重合性樹脂も
使用できる。
キューブコーナ要素の形成に適した反応性樹脂は、光重合開始剤と、アクリレ
ート基を有する少なくとも1つの化合物との配合物でも良い。好ましくは樹脂配
合物は、照射時に架橋ポリマー網目状組織が確実に形成されるように、二官能性
または多官能性化合物を含有する。
フリーラジカル機構によって重合できる樹脂の例としては、エポキシ、ポリエ
ステル、ポリエーテル、およびウレタンから誘導されるアクリルベースの樹脂と
、エチレン性不飽和化合物と、少なくとも1つの懸垂アクリレート基を有するア
ミノプラスト誘導体と、少なくとも1つの懸垂アクリレート基を有するイソシア
ネート誘導体と、アクリル化エポキシ以外のエポキシ樹脂と、それらの混合物お
よび組み合わせとが挙げられる。アクリレートという用語は、ここではアクリレ
ートとメタクリレートの両者を包含する意味で使用される。Martensに対する米
国特許番号第4,576,850では、光輝再帰反射性シートのキューブコーナ要素に使
用できる、架橋樹脂の例が開示されている。
エチレン性不飽和樹脂は、炭素、水素および酸素、および要すれば窒素、イオ
ウおよびハロゲンの原子を含有する、モノマーおよびポリマー化合物の両者を含
む。酸素または窒素原子または両者は、概してエーテル、エステル、ウレタン、
アミドおよび尿素基中に存在する。エチレン性不飽和化合物は、好ましくは約4,
000未満の分子量を有し、好ましくは脂肪族モノヒドロキシ基または脂肪族ポリ
ヒドロキシ基、およびアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イ
ソクロトン酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸を含有する化合物の反応から
できたエステルである。
アクリルまたはメタクリル基を有する化合物のいくつかの例を下に挙げる。列
挙した化合物は例証を意図し、制限を意図しない。
(1)一官能性化合物
アクリル酸エチル、アクリル酸n-ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2-
エチルヘキシル、アクリル酸n-ヘキシル、アクリル酸n-オクチル、アクリル酸イ
ソオクチル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸テトラヒドロフルフリル、2-
アクリル酸フェノキシエチル、N,N-ジメチルアクリルアミド。
(2)二官能性化合物
1,4-ブタンジオールジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ト
リエチレングリコールジアクリレート、およびテトラエチレングリコールジアク
リレート、およびジエチレングリコールジアクリレート。
(3)多官能性化合物
トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセロールトリアクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、およびトリス(2-アクリロイロキシエチル)イソシアヌレート。
エチレン性不飽和化合物および樹脂のいくつかの代表例としては、スチレン、
ジビニルベンゼン、ビニルトルエン、N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラク
タム、モノアリル、ポリアリル、およびフタル酸ジアリルおよびアジピン酸ジア
リルなどのポリメタリルエステル、およびN,N-ジアリルアジパミドなどのカルボ
ン酸が挙げられる。
アクリル化合物とともに配合される光重合開始剤の実施例としては、以下の実
例的開始剤が挙げられる。ベンジル、o-安息香酸メチ
ル、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル
、ベンゾインイソブチルエーテルなど、ベンゾフェノン/三級アミン、2,2-ジエ
トキシアセトフェノンなどのアセトフェノン、ベンジルメチルケタール、1-ヒド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニルプロ
パン-1-オン、1-(4-イソプロピルフェニル)-2-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-
1-オン、2-ベンジル-2-N,N-ジメチルアミノ-1-(4-モルホリノフェニル)-1-ブ
タノン、(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ジフェニルホスフィンオキシド、2-メ
チル-1-4-(メチルチオ)フェニル-2-モルホリノ-1-プロパノン、ビス(2,6-ジ
メトキシベンゾイル)-2,4,4-トリメチルペンチルホスフィンオキシドなど。こ
れらの化合物は、個別にまたは組み合わせて使用できる。
カチオン重合性物質は、エポキシおよびビニルエーテル官能基を含有する物質
を含むが、これに限定されるものではない。これらのシステムは、トリアリール
スルホニウム、およびジアリールヨードオニウム塩などのオニウム塩開始剤によ
って光重合開始できる。
キューブコーナ要素中で使用するのに好ましいポリマーとしては、ポリ(カー
ボネート)と、ポリ(メタクリル酸メチル)と、ポリ(テレフタル酸エチレン)
と、脂肪族ポリウレタンと、多官能性アクリレートまたはアクリル化エポキシ、
アクリル化ポリエステルなどの架橋アクリレートと、一官能性および多官能性モ
ノマーに配合されたアクリル化ウレタンとが挙げられる。これらのポリマーは、
熱安定性、環境安定性、透明度、成形用具または型からの剥離、または反射性コ
ーティングに対する高い受容性の内、1つ以上の理由で好ましい。
ランド層中で使用されるポリマー物質が存在する場合、それはキューブコーナ
要素中で使用されるポリマーと同一でも良い。任意の
ランド層は、好ましくはキューブおよびボディ層とのなめらかな接点を有する。
存在する場合、ランド層はほとんどの場合、キューブコーナ要素と一体である。
「一体」とは、ランドおよびキューブが、引き続いて結合される2つの異なるポ
リマー層ではなく、単一ポリマー物質から形成されることを意味する。ランド層
は、キューブと同様なポリマーからできていることが望ましいが、上でボディ層
における使用について述べたような、より柔らかいポリマーからランド層ができ
ていても良い。
ボディ層は、湾曲、硬化、屈曲、適合、または伸長を容易にするために、また
規則正しい配列が熱および圧力に露出した際に、キューブコーナ要素が再配向す
るように、弾性係数の低いポリマーを含んでも良い。弾性係数は5x108Pa未満
でも良く、3x108Pa未満でも良い。しかし弾性係数の低いボディ層は、必ずし
も常に必要ではない。柔軟性が低い光輝シートを作ることを望む場合、弾性係数
が約21〜34x108Paである硬質ビニルなどの、ボディ層がより高い弾性係数を有
するシートを使用しても良い。概してボディ層のボリマーは、50℃未満のガラス
転移温度を有する。ポリマー物質は、加工中にさらされる条件で、その物理的完
全性を保持することが好ましい。ポリマーは望ましくは、50℃を超えるビカー軟
化温度を有する。ボディ層は希望に応じて、単層または多層構成成分のどちらで
も良い。ボディ層で使用できるポリマーの例としては、以下が挙げられる。
例えば、ミネソタ州セントポールの3Mから得られるKel-F800TMなどのポリ(
クロロトリフルオロエチレン)、例えばマサチューセッツ州ブランプトンのNort
on Performanceから入手できるExacFEPTMなどのポリ(テトラフルオロエチレン-
コ-ヘキサフルオロプロピレン)、例えば、Norton Performanceから入手できるE
xac
PEATMなどのポリ(テトラフルオロエチレン-コ-ペルフルオロ(アルキル)ビニ
ルエーテル)、および例えば、ペンシルベニア州フィラデルフィアのPennwalt C
orporationから入手できるKynar Flex-2800TMなどのポリ(フッ化ビニリデン-コ
-ヘキサフルオロプロピレン)などのフッ化ポリマー。
デラウエア州ウィルミントンのE.I.duPont Nemoursから入手できるSurlyn-89
20TMおよびSurlyn-9910TMなどの、ナトリウムまたは亜鉛イオンを有するポリ(
エチレン-コ-メタクリル酸)などのイオノマ一エチレンコポリマー。
低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、および非常に低密度のポリエ
チレンなどの低密度ポリエチレン。
可塑化ポリ(塩化ビニル)などの可塑化ハロゲン化ビニルポリマー。
バージニア州ゴードンズビルのKlockner PentaplastからのPentaprintTMPR 18
0などの、非または未可塑化硬質ビニルポリマー。
ポリ(エチレン-コ-アクリル酸)およびポリ(エチレン-コ-メタクリル酸)ポ
リ(エチレン-コ-マレイン酸)、およびポリ(エチレン-コ-フマル酸)などの酸
官能性ポリマーと、アルキル基がメチル、エチル、プロピル、ブチルなど、また
はCH3(CH2)n(式中、nは0〜12である)である、ポリ(エチレン-コ-アルキル
アクリレート)などのアクリル官能性ポリマーと、ポリ(エチレン-コ-酢酸ビニ
ル)をはじめとするポリエチレンコポリマー。
以下のモノマー(1)〜(3)から誘導される脂肪族および芳香族ポリウレタン
。(1)ジシクロヘキシルメタン-4,4'-ジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネートなどのジイソシアネート、およびこれ
らのジイソシア
ネートの組み合わせ。(2)ポリペンチレンアジペートグリコール、ポリテトラ
メチレンエーテルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリカプロラクトンジ
オール、ポリ-1,2-ブチレンオキシドグリコールなどのポリジオール、およびこ
れらのポリジオールの組み合わせ。(3)ブタンジオールまたはヘキサンジオー
ルなどの連鎖延長剤。市販されるウレタンポリマーとしては、ニューハンプシャ
ー州シーブロックのMorton International Inc.からのPN-04または3429、または
オハイオ州クリーブランドのB.F.Goodrich CompanyからのX-4107が挙げられる
。
上記ポリマーの組み合わせも、ボディ部分のボディ層中で使用できる。ボディ
層で使用するのに好ましいポリマーとしては、ポリ(エチレン-コ-アクリル酸)
、ポリ(エチレン-コ-メタクリル酸)、ポリ(エチレン-コ-酢酸ビニル)などの
、カルボキシル基またはカルボン酸エステル含有単位を含有するエチレンコポリ
マーと、イオノマーエチレンコポリマーと、可塑化ポリ(塩化ビニル)と、脂肪
族ウレタンが挙げられる。これらのポリマーは、適切な機械特性、ランド層また
はキューブコーナ要素への良好な接着力、透明度、および環境安定性の内、1つ
以上の理由で好ましい。
キューブコーナ要素およびボディ層のための特定樹脂の選択の結果、硬化後に
相互貫入網目状組織が得られることもある。キューブコーナ要素およびボディ層
のための樹脂の特定組み合わせは、若干量のキューブコーナ樹脂をボディ層に適
用することで、貫入について容易にスクリーンできる。Priola,A.、Gozzelino,G
.およびFerrero,F.は、1987年7月7-11日にギリシアのアテネにて開催された、
第13次有機コーティング科学技術国際会議の議事録pp.308-18で、この目的に適
した時計皿試験を開示している。また1995年6月7日に提出された米国特許出願
07/472,444も参照されたい。
ポリカーボネートキューブコーナ要素、および/またはポリカーボネートラン
ド層、およびポリ(エチレン-コ-(メタ)アクリル酸)、ポリ(エチレン-コ-酢
酸ビニル)またはポリ(エチレン-コ-アクリレート)などのポリエチレンコポリ
マーを含むボディ層を含む実施例では、ボディ層とランド層またはキューブコー
ナ要素との間の界面接着力は、間に薄いつなぎ層(図示せず)を置くことで向上
できる。つなぎ層は、ボディ層をランド層またはキューブコーナ要素にラミネー
トする前に、ボディ層上に適用できる。つなぎ層は、例えばマサチューセッツ州
ピーボディのPermuthane Companyから入手できるPermuthaneTM U26-248溶液、ニ
ューハンプシャー州シーブロックのK.J.Quinn and Co.,Inc.から入手できるQ-th
aneTM QC-4820などの有機溶液中の脂肪族ポリウレタン、例えばマサチューセッ
ツ州ウィルミントンのICI Resins USから入手できるNeoRezTM R-940、R-9409、R
-960、R-962、R-967、およびR-972などの脂肪族ポリウレタン水性分散液、例え
ばマサチューセッツ州ウィルミントンのICI Resins USから入手できるNeoCrylTM
A-601、A-612、A-614、A-621、およびA-6092などのアクリルポリマー水性分散
液、または例えばマサチューセッツ州ウィルミントンのICI Resins USから入手
できるNeoPacTM R-9000などのアルキルアクリレートおよび脂肪族ウレタンコポ
リマー水性分散液などを使用して、薄いコーティングとして適用できる。さらに
つなぎ層とボディ層との、またはつなぎ層とランド層またはキューブコーナ要素
との接着力をより改善するために、コロナまたはプラズマ処理などの放電法も使
用できる。
第2の技術に従って製造されるキューブコーナシートは、第1の技術に適用で
きる上述のポリマーからできていても良い。すなわちキューブコーナ要素は、よ
り堅いまたは弾性係数のより高いポリマー(群)を含んでも良く、ボディ部分は
、より柔らかいまたは弾性
係数のより低いポリマー(群)を含んでも良い。これらの物質に加えて、ポリエ
ステルまたはポリカーボネートなどのより堅いボディ層ポリマーを含むキューブ
コーナシートも、第2の技術によって製造できる。さらに第2の技術によってシ
ートを製造する場合、キューブコーナ要素には、第1の技術よりも幅広い化学反
応が適用でき、すなわちキューブコーナ要素は、堅いまたは柔らかいポリマーの
どちらからを含んでも良い。Wilsonらに対する米国特許の出願08/625,857(1996
年4月1日に提出)では、本発明のキューブコーナ要素に使用できるポリマーの
例が開示されている。
第2の技術に従って発明の製品を調製する場合、光輝シート中のキューブコー
ナ要素を製造するために、柔らかいポリマー、すなわち10x108Pa未満の弾性係
数を有するポリマーが使用できる。第2の技術では、キューブコーナ要素の方向
は型の形状によって定まるので、キューブコーナ要素は、第1の技術のバッチ式
または連続工程の熱および/または圧力条件にはさらされない。すなわち第2の
技術で製造される光輝シートでは、発明のキューブコーナ要素の方向は、直接型
から作られる。したがってキューブコーナ要素のゆがみはあまり問題にならず、
構造全体が、柔らかいポリマーのみを含む、または基本的にそれから構成される
光輝シートの製造も可能である。
第2の技術を用いた光輝キューブコーナシートの製造に使用できる柔らかいポ
リマーの例としては、ポリ(塩化ビニル)などの柔軟なポリ(ハロゲン化ビニル
)、ポリ(塩化ビニリデン)、PVC-ABS、反応性および非反応性ビニル樹脂、ビ
ニルアクリレート、ビニルアクリレートとアクリル化エボキシとの混合物、ポリ
シロキサン、アルキルアルコキシシラン、アクリル化ポリシロキサン、ポリウレ
タン、アクリル化ウレタン、ポリエステル、アクリル化ポリエステル、
ポリエステル、アクリル化ポリエステル、アクリル化油、ポリ(テトラフルオロ
エチレン)、ポリ(フルオロエチレンコ-フルオロプロピレン)、ポリ(エチレ
ン-コ-テトラフルオロエチレン)、ポリブチレン、ポリブタジエン、ポリ(メチ
ルペンテン)、低密度、高密度、および直鎖低密度などのポリエチレン、ポリ(
エチレン-コ-酢酸ビニル)、ポリ(エチレン-コ-アクリル酸エチル)が挙げられ
る。
これらのポリマーは、単独でまたは一緒に配合して使用できる。さらにこれら
は、第1の技術について述べたものに配合でき、第2の技術によって、光輝キュ
ーブコーナ再帰反射性シートが得られる。さらに第1の技術について列挙された
反応性ポリマー、または配合物の架橋密度を調節することにより、柔らかい物質
が得られる。非反応性ポリマーの特性は、可塑剤などの添加剤濃度を変化させる
ことで、または異なるポリマー等級を選択することで調節できる。
着色剤、UV吸収材、光安定剤、フリーラジカル捕捉剤または酸化防止剤、抗ブ
ロック剤や剥離剤や潤滑剤などの加工助剤、およびその他の添加剤が、ボディ部
分またはキューブコーナ要素に添加できる。特定の着色剤の選択は、もちろん望
むシート色に左右される。着色剤は典型的に約0.01〜1重量%添加される。UV吸
収材は、典型的に約0.5〜2.0重量%添加される。UV吸収材の例としては、ニュー
ヨーク州アーズリーのCiba-Geigy Corporationから入手できるTinuvinTM 327、3
28、900、1130、Tinuvin-PTMなどのベンゾトリアゾール誘導体と、ニュージャー
ジー州クリフトンのBASF Corporationから入手できるUvinulTM-M40、408、D-50
、またはニュージャージー州ウェストパターソンのCytechIndustriesからのCyas
orbTMUV531などのベンゾフェノン化学誘導体と、ペンシルベニア州ピッツバーグ
のNeville-Synthese Organics,Inc.から入手できるSyntaseTM230、
800、1200と、またはこれもニュージャージー州クリフトンのBASF Corporation
から入手できるUvinulTM-N35、539などのジフェニルアクリレート化学誘導体と
が挙げられる。使用できる光安定剤としては、典型的に約0.5〜2.0重量%使用さ
れるヒンダードアミンが挙げられる。ヒンダードアミン光安定剤の例としては、
全てニューヨーク州アーズリーのCiba-Geigy Corpから入手できるTinuvinTM-144
、292、622、770、およびChimassorbTM-944が挙げられる。フリーラジカル捕捉
剤または酸化防止剤を、典型的に約0.01〜0.5重量%使用しても良い。適切な酸
化防止剤としては、ニューヨーク州アーズリーのCiba-Geigy Corpから入手でき
るIrganoxTM-1010,1076,1035,またはMD-1024,またはIrgafosTM-168などのヒンダ
ードフェノール樹脂が挙げられる。樹脂の加工性を改善するために、典型的にポ
リマー樹脂の1重量%を超えない、少量のその他の加工助剤を添加しても良い。
有用な加工助剤としては、コネチカット州ノーウォークのGlyco Inc.から入手で
きる脂肪酸エステル、または脂肪酸アミド、ニュージャージー州ホーボーケンの
Henkel Corp.から入手できる金属ステアレート、またはニュージャージー州サマ
ービルのHoechst Celanese Corporationから入手できるWax ETMが挙げられる。
ペンシルベニア州エクストンのSauromer Company,Inc.からのテトラブロモビス
フェノールAジアクリレートモノマーであるSR640、またはペンシルベニア州フ
ィラデルフィアのFMC Corporationからのリン酸トリクレシルであるKronitexTMT M
TCPなどの難燃剤を発明のシートのポリマー物質に添加して、その全体的特性
ならびにそれが付着する製品特性を最適化しても良い。
不規則な表面上で、または不規則な表面として、柔軟な光輝シートを装飾用品
として使用しても良い。例えばシートは、リボン、結びリボン、シュレッド、金
糸などの小型装飾用品と、薄葉紙、袋、
包装紙などの包装および梱包用品と、グリーティングカードと、飾り物と、壁装
材および窓の装飾などのホームインテリアと、布地と、玩具のための飾りまたは
装飾と、あるいはトレーラーの側壁上に使用する顕著性向上製品と、柔軟な衣料
品と、警告フラグと、光標板などの上に配置でき、またはそれ自体として使用で
きる。本特許出願と同日に提出された、「Formed Ultra.Flexible Retroreflect
ive Cube-Corner Composite Sheetingwith Target Optical Properties and Met
hod for Making Same」と題された米国特許出願08/641,126(代理人整理番号524
77USA3A)が教示するように、発明のシートは型押ししたり、またはその他の方
法で3次元構造物にできる。
以下の実施例によって発明をさらに詳しく説明する。実施例はこの目的にかな
うが、特定の成分ならびにその他の条件と詳細は、発明を不当に制限しないもの
とする。
実施例
実施例1‐電気鋳造成形型からの光輝非再帰反射性シート
この出願と同日に提出された「Glittering Cube-Corner Retroreflective She
eting」と題された、米国特許出願通し番号08/640,326(代理人整理番号52373US
A3A)の実施例1hが述べるように調製した光輝キューブコーナ再帰反射性シート
を、裏支持体上に位置合わせし、所定位置に両面テープで固定した。無電解メッ
キで表面全体に銀金属コーティングを施して、光輝キューブコーナシートを電気
メッキに対して導電性にした。結果的に得られたアセンブリーを、16オンス/ガ
ロン(120g/L)のニッケル、0.5オンス/ガロン(3.7g/L)の臭化ニッケル、およ
び4.0オンス/ガロン(30g/L)のホウ酸を含有するスルファミン酸ニッケル浴に
浸した。めっき槽の残りは、蒸留水で満たした。めっき槽内につるしたチタンバ
スケ
ット中に、若干のS-ニッケル陽極ペレットが入っていた。粒子を捕捉するために
、めっき槽内のチタンバスケットを取り囲む織ポリプロピレンバッグを提供した
。めっき槽は、5μmフィルターを通して連続的に濾過した。槽の温度を90°F
(32℃)に保ち、めつき槽溶液のpHは4.0に保った。均一性を向上させるために
、取り付けたシートを連続的に6rpmで回転させながら、平方フィート当たり20
A(215A/平方メートル)の電流密度をシステムに24時間適用した。電気鋳造槽
から取りして、光輝効果を示すキューブコーナシートを電気溶着金属から取り外
すと、オリジナルの光輝キューブコーナシートのネガ画像である、約0.025イン
チ(約0.063cm)厚のニッケル型が得られる。型だけでも光輝特性を示すが、シ
ートが示す虹色の色相は示さない。
54.2重量部のLSR-9151-200P液体シリコーンゴムパートAと、5.4重量部のLSR-
91951-200PパートB(パートAおよびBのどちらもミシガン州ミッドランドのDo
w Corningから入手できる)の混合物を完全に攪拌し、次に室温で15分間真空に
おいてガス抜きした。結果的に得られる混合物を上述の型に適用し、あらゆる空
洞を満たすようにした。充填成形型を370°Fで10分間加熱し、次に室温に冷却し
た。硬化したシートを型から取り除くと、シート裏面から繊細な光輝を生じる非
再帰反射性の不透明白色シートが得られた。
実施例2
実施例1に従って調製した電気鋳造成形型を使用した。32.7gのSX 863マゼン
タプラスチゾルスクリーン印刷インク(ウィスコンシン州サセックスのPlasto-O
-Meric)、および13.6gのジイソノニルフタレート(テキサス州ヒューストンの
Exxon Chemical Company)の混合物を完全に混合し、次に型に注いだ。充填した
型
を390°Fで15分間加熱して、次に室温に冷却した。シートを型から取り外すと、
非再帰反射性で輝く深紅色の光輝シートが得られた。
実施例3
実施例1に従って調製した電気鋳造成形型を使用した。36.7gのSX 863マゼン
タプラスチゾルスクリーン印刷インク、および30.5gのM2112熱シーリングプラ
スチゾル(どちらもウィスコンシン州サセックスのPlasto-O-Mericから入手でき
る)の混合物を完全に混合し、次に型に注いだ。充填した型を低温に設定したホ
ットプレートで2分間加熱し、次に370°Fで10分間加熱して、次に室温に冷却し
た。シートを型から取り外すと、非再帰反射性でシート両面が輝く薄い紅色の光
輝シートが得られた。シートを透過する光からの光輝は赤色で、シート裏面から
の光輝は白色だった。
実施例4
実施例1に従って調製した電気鋳造成形型を使用した。32.7のSX 863マゼンタ
プラスチゾルスクリーン印刷インク、12.1gのSX 863シアン色スクリーン印刷プ
ラスチゾル、および41.6gのM2112熱シーリングプラスチゾル(全てウィスコン
シン州サセックスのPlasto-O-Mericより入手できる)の混合物を完全に混合し、
次に型に注いだ。充填した型を低温に設定したホットプレートで2分間加熱し、
次に370°Fで10分間加熱して、次に室温に冷却した。シートを型から取り外すと
、非再帰反射性でシート両面が光輝効果を示す緑色の光輝シートが得られた。シ
ートを透過する光からの光輝は緑色で、シート裏面からの光輝は白色だった。
上に引用した特許および特許出願は、いずれもその内容全体を本特許出願に引
用したものとする。
上の考察で説明したように、その範囲と精神を逸脱することなく、発明には様
々な修正と変更が可能である。したがって発明は、上述に制限されず、請求の範
囲とその同等物で述べる制限によって規制される。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,
CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H
U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ
,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,
MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM
,TR,TT,UA,UG,UZ,VN
(72)発明者 アトキンソン,マシュー アール.
アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427,
セント ポール,ポスト オフィス ボッ
クス 33427
(72)発明者 フレー,シェリル エム.
アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427,
セント ポール,ポスト オフィス ボッ
クス 33427
(72)発明者 ベンソン,オレスター ジュニア
アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427,
セント ポール,ポスト オフィス ボッ
クス 33427
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 光がその上に入射するとシートを輝かせる配列に配置された、キューブ コーナ要素の配列を含む非再帰反射性光輝シート。 2. キューブコーナ要素の配列が、3セットの交差する溝群によって画定さ れ、各溝セットが2つ以上の概して平行な溝群を含み、少なくとも1つのセット 中の少なくとも1つの溝が、隣接する面の間に位置する二面角αが、セット中の 溝(群)に沿って変化するように配置された隣接するキューブコーナ要素面を有 する請求項1に記載のシート。 3. 3セットの交差する各溝群の少なくとも1つの溝が、隣接する面の間に 位置する二面角αが、3つの全溝セット中の溝群に沿って変化するように配置さ れた隣接するキューブコーナ要素面を有する請求項1または2のいずれかに記載 のシート。 4. キューブコーナ要素が基礎面をそれぞれ含み、シートを平らに置いた際 、キューブコーナ要素が、基礎面の全てが同一の一般平面には存在しないように 配置される請求項1から3のいずれかに記載のシート。 5. 配列の少なくとも一部においてキューブコーナ要素が不規則に傾斜し、 キューブコーナ要素が約20〜200μmの高さで、隣接する頂点間で平均して1〜40 μmの高さの変動を示す請求項1から4のいずれかに記載のシート。 6. キューブコーナ要素が、シートを平らに置いた際に同一共通平面にない 底縁を有する請求項1から5のいずれかに記載のシート 7. 角度αが平均して35〜115度の範囲である請求項2から6のいずれかに 記載のシート。 8. 非光輝背景上の光輝画像、光輝背景上の光輝画像、または光輝背景上の 非光輝画像を含む請求項1から7のいずれかに記載のシート。 9 輝きが、平方cm当たり少なくとも約50個の光点を作る請求項1に記載の シート。 10. キューブコーナ要素の配列がボディ部分から突出し、キューブコーナ要 素、ボディ部分、またはその両者が不透明である請求項1から9のいずれかに記 載のシート。 11. 不透明性が充填剤、不透明色素、またはフレークによって提供される請 求項1から10のいずれかに記載のシート。 12. キューブコーナ要素の配列が、前面を有するボディ部分から突出し、シ ートが不透明表面に並列する前面を有することによって非再帰反射性になる請求 項1から11のいずれかに記載のシート。 13. 請求項1から12のいずれかに記載のシートを含む装飾用品。 14. リボン、結びリボン、シュレッド、金糸、包装紙、カード、オーナメン ト、壁装材、窓の装飾、または布地である請求項13に記載の装飾用品。
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