JP2002278490A - グラフィックス表示シート - Google Patents

グラフィックス表示シート

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JP2002278490A JP2001064827A JP2001064827A JP2002278490A JP 2002278490 A JP2002278490 A JP 2002278490A JP 2001064827 A JP2001064827 A JP 2001064827A JP 2001064827 A JP2001064827 A JP 2001064827A JP 2002278490 A JP2002278490 A JP 2002278490A
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sheet
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Yasuyuki Takeda
康之 武田
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3M Innovative Properties Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光輝性プリズムシートを有効に用い、水性イ
ンクを用いたインクジェット印刷でも繊細かつ鮮明なグ
ラフィックスを容易に形成でき、印刷グラフィックスの
耐水性を効果的に高め得るグラフィックス表示シートを
提供する。 【解決手段】 光透過性のプリズムシートであって、そ
の表面には光入射時に光輝性を発揮する様に三角錐プリ
ズムが配置された光輝性プリズムシートと、着色材を含
み、前記プリズムシートの作用によって光輝性が付与さ
れたグラフィックスとを備えてたグラフィックス表示シ
ートであり、表面でプリズムシートの裏面に密着した着
色材受容層と、表面で着色材受容層に密着した支持体と
を更に備え、プリズムシートと着色材受容層とは光透過
性接着層を介して互いに密着し、着色材受容層に受容さ
れた着色材がグラフィックスを形成し、グラフィックス
はプリズムシートを通して視認可能であるグラフィック
ス表示シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光透過性の光輝性
プリズムシートと、前記光輝性プリズムシートの裏面に
密着した着色材受容層と、前記着色材受容層に密着した
支持体とを備え、前記着色材受容層に受容された着色材
(印刷インクまたはトナー)がグラフィックスを形成し
ている、グラフィックス表示シートに関する。本発明の
グラフィックス表示シートでは、前記グラフィックスは
前記光輝性プリズムシートを通して視認でき、光輝性が
付与されたグラフィックス(光輝性グラフィックス)を
表示可能である。この様なグラフィックス表示シート
は、たとえば、屋外で使用される広告、案内等に関わる
表示を行う看板や標識の構成部材として使用できる。
【0002】
【従来の技術】これまで、印刷インク等の着色材を用い
て作製された光輝性外観を有するグラフィックスとして
は、金属材料を用いてメタリック外観を付与するものが
知られている。たとえば、特開2000−52639に
は、透明または半透明な基材フィルムの裏面に金属蒸着
層を設け、上記基材フィルムの表面にインク受容層を設
けた、インクジェット記録媒体が開示されている。この
記録媒体のインク受容層の表面にインクジェット印刷を
適用し、前記受容層の表面から前記インクを前記受容層
に受容させ、受容されたインクからなるグラフィックス
を形成する。インク受容層は、通常、ポリビニルアルコ
ール、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリエ
チレンオキサイド、ポリアクリル酸エステル、マレイン
酸樹脂等の水溶性樹脂もしくは吸水性樹脂、またはこれ
らの混合物を用いる。したがって、インク受容層の透明
性は比較的高いので、金属蒸着層からの反射光と、印刷
グラフィックスの反射光との両方を、観察者は視認可能
である。これにより、メタリック調背景上にメタリック
調グラフィックスを形成可能である。
【0003】特開平8−207424号には、印刷イン
ク受容層中に、断裁、細分化された金属蒸着フィルム、
および接着剤を含有させた、インクジェット記録媒体が
開示されている。接着剤は、細分化金属蒸着フィルムを
分散して結着するバインダーとして機能する。金属蒸着
フィルムは、紙またはポリマーフィルム表面にアルミニ
ウム等の金属を蒸着して作製する。この記録媒体のイン
ク受容層の表面にインクジェット印刷を適用し、前記受
容層の表面から前記インクを前記受容層に受容させ、受
容されたインクからなるグラフィックスを形成する。ま
た、通常、印刷インクの透明性は高い。したがって、こ
の様な記録媒体では、メタリック調背景上にメタリック
調グラフィックスを形成可能である。
【0004】特開2000−17208には、インクジ
ェットインク自体に、金属蒸着膜の非定型偏平体からな
る光輝性粉末を含有させることが開示されている。光輝
性金属粉体を内包するマイクロカプセルを媒体に分散さ
せたインクが開示されている。
【0005】上記の様に記録媒体に金属材料を用いた場
合、グラフィックス及び背景の色調を維持したまま、グ
ラフィックスの光輝性を高めることは困難であった。た
とえば、銀光沢を有する金属を用いた場合、グラフィッ
クスの光輝性を高めようとすると、全体が灰色味を帯び
たグラフィックスになりやすい。特に、白または淡色イ
ンクが多く集まった部分では、鮮明度(解像度)が低下
し易く、また、その様なグラフィックスは独特の外観を
有する。この様な外観のグラフィックスが好まれる用途
も比較的多いが、明るい色調が求められる場合には、従
来の記録媒体は適さなかった。また、前述の光輝性イン
クを用いた場合、背景の色調を維持したまま、グラフィ
ックスの光輝性を高めることができる。しかしながら、
グラフィックス自体の色調は、少なからず変調されるの
で、明るい色調が求められる場合には、この様なインク
も適さなかった。
【0006】一方、本出願人は、光輝性グラフィックス
(glittering graphics)を作製するために、光輝性プ
リズムシートを利用した方法を提案している。この様な
光輝性プリズムシートは、本願出願人の先の出願であ
る、特表平2000−509164号公報(国際公開番
号 WO97/41462;優先権主張番号 米国08
/641,451)、特表平2000−509165号
公報(国際公開番号 WO97/41463;優先権主
張番号 米国08/641,126)、特表平2000
−509166号公報(国際公開番号 WO97/41
464;優先権主張番号 米国08/641,38
3)、特表平2000−509167号公報(国際公開
番号 WO97/41465;優先権主張番号 米国0
8/640,326)等に開示されている。
【0007】光輝性プリズムシートとは、表面(プリズ
ム面)に複数の三角錐プリズムが配置され、それらのプ
リズムが、プリズム面に光が入射された時に光輝性を発
揮する様に配置されているプリズムシートである。シー
トの輝きは、観測角または光の入射角が変化するにつれ
て明滅する、不連続な複数の光輝点の存在により実現さ
れる。シートが光輝性をもって輝いて見える場合、通常
1平方cm当たり約10〜50個の光輝点が観察され、
光輝点以外の場所は輝いては見えない。
【0008】この様な光輝性プリズムシートは、たとえ
ば、図1に示される様に、3組の互いに交差する平行溝
A、B及びC(11,12,13)によって画定され、
シート表面に配置された複数の三角錐プリズム(14)
としてのキューブコーナープリズムを有する。各プリズ
ムは、互いに隣接するプリズムにおいて、上記溝を介し
て三角錐の底面の1辺が連結する様に配列される。互い
に隣接するプリズムの、互いに面する側面(21)が成
す角(二面角α;図2参照)は、3組の溝うちの1つに
おいて、溝を挟んで互いに隣接する2つのプリズムの側
面どうしと、他の溝を挟んで互いに隣接する2つのプリ
ズムの側面どうしとの間で異なる様にされるのが好まし
い。また、それに加えて、光輝性プリズムシートを水平
に置いた時、各プリズムの底面(25)が互いに平行に
ならない様に、プリズム配列を構成してもよい。より好
ましくは、図2に示される様に、三角錐プリズムの頂点
(22)を通る光軸が、配列全体にわたってランダム
(不規則)に傾斜される様に、上記二面角αが本質的に
全ての溝で異なる。なお、図2は、図1において2点
X、X’を結ぶ直線に沿って切断したところを見た垂直
断面図である。この様な光輝性プリズムシートは、たと
えば日中の視認条件下で、極めてよく輝く。この様な光
輝作用によって、シートの視認性を高め、シートを含む
物品の存在を目立たせることができる。
【0009】上記の様な光輝性プリズムシートを用いて
光輝性グラフィックスを形成するには、通常は、上記特
表平2000−509164号公報に開示されている方
法が採用される。すなわち、非光輝性を有する様に規則
的に配置された複数の三角錐プリズムを有する非光輝性
プリズムシートを用意し、その非光輝性プリズムシート
のプリズムを、光輝性を発揮する様に、加熱、加圧し
て、互いの配置関係を変化させる際に、熱転写トナーを
プリズム表面に転写印刷する方法である。したがって、
通常は、三角錐プリズムが配列されたボディ部分、プリ
ズム、または、ボディ部分とプリズムとの両者は、充填
剤、不透明色素、フレーク等を含有させることによっ
て、不透明にされる。この様に、光輝性プリズムシート
を有効に用いれば、グラフィックス自体及び背景の色調
を維持したまま、グラフィックスの光輝性を高めること
は極めて容易である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の様
に、光輝性プリズムシート表面(プリズム面)にグラフ
ィックスを形成する場合、インクジェット印刷では、繊
細かつ鮮明なグラフィックスを形成することは困難であ
る。特に、水性インクを用いることは非常に困難であ
る。なぜならば、光輝性プリズムシートのプリズムは、
加熱、加圧加工しやすい様に熱可塑性ポリマーを含む
が、この様なポリマーは、通常は親水性が低く、水性イ
ンク定着性が低いからであった。また、シートの最外層
に印刷グラフィックスを備える場合、印刷グラフィック
スの耐久性、特に耐水性を高めることができない。した
がって、光輝性プリズムシートのプリズム面にグラフィ
ックスを形成したものをそのままの形で、屋外で使用す
るグラフィックス表示シートとして使用することはでき
なかった。
【0011】したがって、本発明の目的は、グラフィッ
クス及び背景の色調を維持したままグラフィックスの光
輝性を高めることが極めて容易な、光輝性プリズムシー
トを用いたグラフィックス表示シートであって、改良さ
れたグラフィックス表示シートを提供することにある。
本発明の目的をより具体的に述べれば、光輝性プリズム
シートを有効に用い、水性インクを用いたインクジェッ
ト印刷でも繊細かつ鮮明なグラフィックスを形成するこ
とが容易で、かつ、印刷グラフィックスの耐水性を効果
的に高めることができる、グラフィックス表示シートを
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)表面及
び裏面を有する光透過性のプリズムシートであって、前
記表面には複数の三角錐プリズムが配置され、それらの
プリズムが、そこに光が入射された時に光輝性を発揮す
る様に配置されている光輝性プリズムシートと、(b)
着色材を含んでなり、前記プリズムシートの作用によっ
て光輝性が付与されたグラフィックスとを備えている、
グラフィックス表示シートにおいて、(c)表面及び裏
面を有し、表面において前記プリズムシートの裏面に密
着した着色材受容層と、(d)表面及び裏面を有し、表
面において前記着色材受容層に密着した支持体とをさら
に備え、前記プリズムシートと前記着色材受容層とは光
透過性の接着層を介して互いに密着し、前記着色材受容
層に受容された前記着色材が前記グラフィックスを形成
し、前記グラフィックスは前記プリズムシートを通して
視認可能であることを特徴とする、グラフィックス表示
シートを提供し、上記課題を解決する。
【0013】
【発明の実施の形態】[作用]本発明のグラフィックス
表示シートでは、着色材受容層の表面に光輝性プリズム
シートを密着させている。また、着色材受容層は、着色
材として着色材受容層に受容された印刷インクまたはト
ナーを含み、その印刷インクまたはトナーがグラフィッ
クスを形成し、そのグラフィックスは前記プリズムシー
トを通して視認可能である。したがって、グラフィック
ス及び背景の色調を維持したまま、グラフィックスの光
輝性を高めること極めて容易である。通常の印刷法をそ
のまま用い、良好な装飾性を有し、人目をひくグラフィ
ックスを形成することができる。
【0014】プリズムシートと着色材受容層とは、光透
過性の接着層を介して互いに密着している。これによ
り、印刷グラフィックスの光輝性を効果的に高めなが
ら、プリズムシートを通してグラフィックスを良好に視
認可能である。シートが光輝性をもって輝いて見える場
合、複数の光輝点が観察され、光輝点以外の場所では、
プリズムシート裏面に配置されたグラフィックスがプリ
ズムシートを通して視認される。ところが、プリズムシ
ートと着色材受容層とが密着していない場合、それらの
界面に隙間、すなわち空気層または気泡が存在すること
になる。この界面の空気層は、プリズムシートのプリズ
ム面に入射され、その空気層界面にまで届いた光を反射
し、着色材受容層に届く光の量を減らす。したがって、
プリズムシートを通して視認されるグラフィックスの鮮
明度が低下し、視認性が低下する。また、気泡は、気泡
が存在しない部分ではグラフィックスが視認可能な観測
条件で、グラフィックス上の不要な光点となって観測さ
れ、画像欠陥(Defect)の様に見える。すなわち、この
様な空気層及び気泡が存在しない様に、プリズムシート
と着色材受容層との間の密着性を高める必要がある。光
透過性の接着層を用いれば、それらの密着性は効果的に
高められる。
【0015】一方、着色材受容層は、プリズムシートと
密着すると同時に、支持体とも密着している。支持体
は、着色材受容層の裏面を保護するために必要である。
プリズムシートも、着色材受容層の表面を保護する様に
も機能する。これら三層、すなわちプリズムシート/着
色材受容層/支持体が互いに密着していれば、外部から
の水分が蒸気等の形で、層間界面を通じて着色材受容層
に浸入することを防止し、印刷グラフィックスの耐水性
を効果的に高めることができる。本発明によれば、明る
い色調が求められ、かつ屋外で使用される用途において
特に適する、グラフィックス表示シートを提供すること
ができる。
【0016】(グラフィックス表示シート)本発明の好
適な例では、図3に示される構造のグラフィックス表示
シートが提供される。図示のグラフィックス表示シート
では、プリズムシート部分よりも下の部分は、通常、支
持体(31)と、その支持体の表面に固定的に配置され
たプライマー層(32)と、そのプライマー層の表面に
固定的に配置された着色材受容層(33)(以下、単に
「受容層」と呼ぶこともある。)とからなる印刷媒体
と、印刷媒体の受容層が受容した印刷インクまたはトナ
ーから形成されたグラフィックス(34)とから構成さ
れている。プリズムシート部分は、表面に光輝性配列さ
れた三角錐プリズムを有する光輝性プリズムシート(3
6)(以下、単に「プリズムシート」と呼ぶこともあ
る。)と、プリズムシートの裏面に固定的に配置された
透明な接着層(35)とからなる。グラフィックスは、
受容層の表面に印刷手段を適用して、着色材(印刷イン
クまたはトナー)を受容層に受容させて形成する。グラ
フィックス形成後、上記プリズムシート部分を、上記接
着層を介して、受容層表面に固定し、図示の様なグラフ
ィックス表示シートを完成させる。この様な接着層は、
詳細については後述するが、通常は粘着性ポリマーを含
有する層である。
【0017】すなわち、図示の例では、プリズムシート
(36)とグラフィック(34)を有する着色材受容層
(33)とが接着層(35)を介して密着し、かつ着色
材受容層(33)と支持体(31)とがプライマ−層
(32)を介して密着しているので、前述の様な効果
(視認性、耐水性等の向上)を高めるのに有利である。
グラフィックス表示シートを、物体表面に固定するため
に、支持体(31)の裏面にも接着層(図示せず)を設
けることができる。
【0018】別な好適な例では、プリズムシートの裏面
に接着層を介して受容層を固定し、その受容層の裏面に
印刷手段を適用し、グラフィックスを形成する。この場
合、受容層の裏面またはその部分に着色材が留まり、受
容層の表面側(プリズムシートと密着した側)から受容
層を通してグラフィックスを視認しなければならない場
合もある。その様な場合は、受容層の透明性を高くする
必要がある。たとえば、詳細は後述するが、インク吸収
性を付与する等の目的で添加される無機微粉末を受容層
が含まないか、または受容層の透明性を損なわないレベ
ルの添加量で含有させることができる。
【0019】また、上記の例の場合、接着層は、受容層
に対するプライマ−層として機能する様に、プライマー
ポリマーを含有する。たとえば、詳細には後述する様
に、受容層を、インク定着性ポリマーを含有する塗料の
塗膜から形成する場合、プリズムシート裏面にプライマ
−層を固定的に配置した後、上記塗料を塗布して受容層
を形成する。グラフィックスを形成後、受容層の裏面に
支持体を密着させ、グラフィックス表示シートを完成さ
せる。受容層と支持体とを密着させるには、好ましく
は、粘着性ポリマーを含有する接着層を介して、受容層
と支持体とを接着する。
【0020】支持体及び着色材受容層がともに透明性が
高い場合、支持体裏面側から光を入射すると、グラフィ
ックス(インクまたはトナー)を透過した光が光輝性プ
リズムシートで再帰反射され、グラフィックスで反射さ
れた光とともに観察される。この様な場合、光輝性に加
えて、再帰反射性を有するグラフィックスが得られる。
【0021】グラフィックスは、通常の印刷インクやト
ナーを用い、通常の方法、たとえば、静電印刷、シルク
印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、インクジェット
印刷等の印刷手段を適用して形成する。
【0022】(着色材受容層)着色材受容層は、印刷イ
ンクまたは印刷トナーを定着可能なポリマー(定着性ポ
リマー)を含有する層である。この様な定着性ポリマー
としては、印刷媒体の分野で、従来から用いられている
ものもそのまま使用できるが、好適には、次に説明する
様なイオン変性ポリマーや熱可塑性樹脂を使用する。た
とえば、水性インクを用いてインクジェット印刷により
グラフィックスを形成する場合、定着性ポリマーとして
イオン変性ポリマーを使用するのが好ましい。イオン変
性ポリマーは、水性印刷グラフィックスの耐水性を高め
るのに特に適している。
【0023】本発明の水性印刷グラフィックスを備えた
表示シートを、屋外で長期間使用する場合、通常はエッ
ジシールを行う。エッジシールは、たとえば、表示シー
トを物体表面に固定した後、シートの周囲の縁部分と物
体表面とをまたいで覆う様にして接着テープを接着して
行う。ところが、本発明のグラフィックス表示シートの
場合、シート表面のプリズムの存在が、接着テープの密
着を困難にする寸法の粗面を形成する。接着テープが密
着できない場合、接着テープとシートエッジとの間に隙
間ができ、グラフィックス保護のために十分にシールす
ることができない。また、樹脂塗膜によるシールの場合
は、プリズム間の溝を塗膜が埋め、シール部での光輝性
が無くなり、外観上好ましくない。プリズムシート及び
支持体を保護層として用い、かつ、プリズムシート及び
支持体の両方に受容層を密着させることで、水性印刷グ
ラフィックスの場合でも、その耐水性は効果的に高めら
れる。しかしながら、受容層の親水性が低く、インク定
着性が低い場合、エッジシールなしでは、長期間は屋外
で使用できない。イオン変性ポリマーを含有する受容層
は、この様なエッジシールを不要としながら、グラフィ
ックスの耐水性を高めることができる。
【0024】一方、イオン変性ポリマーを用いれば、イ
ンク受容層(着色材受容層)にインク吸収性を付与する
ためには通常必要な無機酸化物等の無機微粉末を着色材
受容層に含有させる必要はない。なお、受容層の透明性
が低くても良い場合、またはグラフィックスの背景(下
地)として、白またはその他の色に受容層を着色したい
場合は、インク受容層に、適切な範囲の量で無機酸化物
を含有させても良い。
【0025】イオン変性ポリマーは、たとえば、カチオ
ン変性ポリウレタン、カチオン変性ポリエステル等であ
る。イオン変性ポリマーを含む着色材受容層は、特にイ
ンクジェット印刷された画像の耐水性を高めるのに有利
である。この様なイオン変性ポリマーの具体例として、
大日本インキ化学工業(株)社から市販されている「パ
テラコール(商標)、品番:IJ−170」(カチオン
変性ポリウレタンと無機微粉末とを含有する塗料)およ
び「パテラコール(商標)、品番:IJ−21」(無機
微粉末を含有しないカチオン変性ポリウレタン含有塗
料)等を挙げることができる。ここで、無機微粉末は、
受容層の多孔性を高めてインク吸収性を高める等の目的
で使用されている。
【0026】水性インクを用いる場合、着色材受容層
は、水溶性の塩類(有機酸または無機酸の塩)を凝集剤
として含むこともできる。凝集剤は、受容層の印刷適用
面に水性インクが適用された時、顔料等の着色成分をす
ばやくインク受容層の表面で凝集させ、速乾性を高める
ことができる。また、凝集剤とイオン変性ポリマーとを
含有する場合、上記の様な凝集作用と、ポリマーの結着
作用との相乗効果により、適用面に定着されたインク像
からなるグラフィックスの耐水性を効果的に高めること
ができる。
【0027】水溶性の塩類の凝集作用は、イオン化され
ることにより効果的に高めることができる。したがっ
て、着色材受容層に対して適用されるインクは水を含有
するインク、すなわち水性インクであるのが好適であ
る。なお、塩類が「水溶性」であるということは、水と
反応して、イオン化学種を発生可能であることを意味す
る。なお、塩の溶解度を、20℃の水100gに溶解す
る量で表せば、通常0.001〜100gである。
【0028】この様な塩類としては、有機酸または無機
酸の多価金属塩が好適である。凝集作用が比較的高く、
速乾性と、定着インク像の耐水性とを同時に高める効果
にすぐれるからである。多価金属イオンとしては、アル
ミニウム、チタン、ジルコニウム、亜鉛、マグネシウ
ム、カルシウム、鉄、銅、スズ、コバルト等の金属イオ
ンの1または2以上を組み合わせて使用することができ
る。無機酸の例として好適には、硫酸、硝酸、または塩
酸である。無機酸塩として好適には、硫酸アルミニウム
である。
【0029】受容層に含まれる凝集剤の量は、インク定
着性ポリマー100質量部に対して、通常1〜70質量
部、好適には3〜50質量部である。凝集剤の量が少な
すぎるとインク定着力が低下し、耐水性や発色性が低下
するおそれがあり、反対に多すぎるとインク像のにじみ
が生じるおそれがある。
【0030】受容層には、前述の様に、受容層の多孔性
を高めるために、必要に応じて無機微細粉末を含ませる
こともできる。無機微細粉末としては、炭酸カルシウ
ム、焼成クレイ、シリカ(アモルファスシリカを含
む)、珪藻土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等が
使用できる。微細粉末の粒径は、通常0.3〜10μ
m、好適には0.8〜5μmである。また、その他の添
加剤、たとえば、熱安定剤、紫外線吸収剤、分散剤、帯
電防止剤、酸化防止剤、などを配合することもできる。
【0031】インク受容層としての着色材受容層は、た
とえば、凝集剤、および定着性ポリマーを含む液体を塗
布、乾燥して形成する。その場合の溶媒として、水やア
ルコールを用いるのが好適である。また、塗布装置に
は、通常のコータ、たとえば、バーコータ、ナイフコー
タ、ロールコータ、ダイコータ等が使用できる。
【0032】静電印刷法でイメージを形成する場合、ト
ナー受容層(着色材受容層)は、印刷適用面にトナーの
熱転写、熱定着が容易にできる様に、定着性ポリマーと
して熱可塑性樹脂を含有するのが好ましい。この様な熱
可塑性樹脂は、トナーの熱転写、熱定着温度において溶
融可能な樹脂であって、好ましくはトナーのバインダー
樹脂と同じ種類の樹脂が良い。たとえば、上記の様な熱
可塑性樹脂として、塩化ビニル系ポリマー(塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体等の共重合体を含む)、アクリル
系ポリマー、飽和ポリエステル等を用いるのが好まし
い。
【0033】トナー受容層も、トナー定着性ポリマーを
含有する塗料を塗布、乾燥して形成する。その場合の溶
媒として、水やアルコールを用いるのが好適である。ま
た、塗布装置には、通常のコータ、たとえば、バーコー
タ、ナイフコータ、ロールコータ、ダイコータ等が使用
できる。
【0034】一方、前述の様に、着色材受容層の透明性
を高める場合、カラーメーターを用いて測定された受容
層のヘイズ(濁度)は、好適には30%以下、特に好適
には20%以下にする。また、光透過率は、通常85%
以上、好適には90%以上である。なお、本明細書にお
ける「光透過率」は、分光光度計または、光度計の機能
も備えるカラーメーターを使用し、550nmの光を用
いて測定された全光線透過率を意味する。
【0035】受容層の厚さは、好適には5〜200μ
m、特に好適には10〜100μmである。受容層が薄過
ぎると、インクを用いた場合、インク吸収能力が不足
し、画像の発色性が低下するおそれがある。反対に厚す
ぎると、エッジ部分の表面積が不要に大きくなり、耐水
性が低下するおそれがある。
【0036】(プライマー層)前述の様に、受容層と支
持体との密着性を高めるには、プライマー層を介して受
容層を支持体表面に固定するのが好ましい。また、プリ
ズムシートと受容層とを密着させる接着層として、プラ
イマ−層を用いることもできる。プリズムシートは、詳
細には後述するが、複数の光輝性プリズムが配列された
プリズム面としての表面と、受容層が密着する裏面とを
有するボディ部分を備えている。また、ボディ部分は、
詳細には後述する方法によりプリズムシートを作製する
場合、シート部分(23)を含み、このシート部分裏面
が受容層と密着する。受容層を、上記ボディ部分、上記
シート部分(23)または支持体に塗布して形成する場
合、ボディ部分、シート部分または支持体にプライマ−
層を配置した後、受容層用塗料を塗布するのが好まし
い。なお、プライマ−層について論じる場合、以降、プ
リズムシートのボディ部分、シート部分及び支持体を包
含する用語として、「基材」という用語を用いる。
【0037】たとえば、プライマー層を、基材のプライ
マー配置面(支持体表面、ボディ部分裏面(24)また
はシート部分裏面)に固定的に配置した後、受容層用塗
料を塗布して受容層を形成する。ライマー層は、通常プ
ライマーポリマーを含有し、基材及び、受容層の両方に
親和性を有するポリマーを適宜選択する。たとえば、受
容層がイオン変性ポリエステルまたはイオン変性ポリウ
レタンを含有し、基材がアクリル系ポリマーを含むポリ
マーシートの場合、プライマーポリマーは、アミノエチ
ル化ポリマーが好ましい。これにより、水性インクで記
録された画像の耐水性を高めると同時に、受容層と基材
との密着性が向上し、屋外耐久性を特に効果的に高める
ことができる。アミノエチル化ポリマーとは、エチレン
イミンを利用する方法で、分子内に1級アミノ基(-N
)を導入したポリマーである。一般に、エチレンイ
ミンを開環付加させて1級アミノ基を導入させる場合
を、特に「アミノエチル化」と呼ぶ。したがって、本明
細書においては、この様にして得られた1級アミノ基を
分子内に有するポリマーは、アミノエチル化ポリマーま
たはアミノエチル化樹脂と呼ぶ。
【0038】また、受容層が上記と同様にイオン変性ポ
リエステルまたはイオン変性ポリウレタンを含有し、基
材が、(i)塩化ビニル系ポリマーを含むポリマーシー
ト、または(ii)ポリエステルを含むポリマーシートの
場合、上記と同様の理由から、プライマーポリマーは、
飽和ポリエステルであるのが好ましい。基材のポリエス
テルが、特に、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、エチレン
テレフタレート単位と他の共重合単位からなるポリエチ
レンテレフタレート系共重合体(Co−PET)、エチ
レンナフタレート単位と他の共重合単位からなるポリエ
チレンナフタレート系共重合体(Co−PEN)等の、
フタル酸または/及びナフタレン酸に由来する繰り返し
単位を分子内に有する、フタレート系ポリエステルであ
る場合、上記受容層との密着性を高めるために、この様
なプライマーを使用するのが好ましい。飽和ポリエステ
ルとしては、線状ポリエステルが好適であり、また、T
gが50℃より高いものが特に好適である。なお、本発
明の効果を損なわない限り、飽和ポリエステルは、イソ
シアネート化合物等の架橋剤を加えて架橋することもで
きる。
【0039】一方、プライマーポリマーは、混合物(ポ
リマーブレンド)であっても良い。たとえば、ウレタン
エラストマーと他のポリマーとをブレンドして含むプラ
イマー層を形成し、イオン変性ポリウレタンを含有する
着色材受容層と基材との密着性を高めることができる。
ウレタンエラストマーは、ポリオール及びジイソシアネ
ートを含有する出発原料を重合して得たポリウレタンか
らなるエラストマーである。
【0040】プライマー層の厚さは、通常0.1〜30
μm、好適には0.5〜10μmである。プライマー層
の透明性を高める場合、カラーメーターを用いて測定さ
れた受容層のヘイズ(濁度)は、好適には30%以下、
特に好適には20%以下にする。プライマー層の光透過
率は、通常85%以上、好適には90%以上である
【0041】プライマー層は、通常、プライマーポリマ
ーを含有する液体を、基材の被塗布面に塗布、固化(硬
化や乾燥)して形成する。塗布装置には、通常のコー
タ、たとえば、バーコータ、ナイフコータ、ロールコー
タ、ダイコータ等が使用できる。
【0042】(支持体)支持体は、通常、ポリマーから
形成されたシート(またはフィルム)である。また、イ
ンクジェット印刷によりグラフィックスを形成する場
合、多孔質フィルムを用いることもできる。支持体用の
ポリマーとしては、ポリエステル、アクリル系ポリマ
ー、塩化ビニル系ポリマー、ポリオレフィン共重合体
(エチレンーアクリル酸共重合体、アイオノマー等)、
ポリウレタン等が使用できる。良好な耐候性や、グラフ
ィックスの耐水性を高めるという観点からは、基材用の
ポリマ−としては、前述のフタレート系ポリエステルが
好ましい。ポリマーシートからなる支持体の厚さは、通
常10〜500μm、好適には20〜300μmであ
る。
【0043】支持体は、受容層上のグラフィックスがプ
リズムシートの表面からから視認される場合、不透明で
あっても良い。一方、支持体側(支持体裏面)からもグ
ラフィックスを視認する場合、または、夜間等、支持体
裏面から照明してプリズムシート表面からグラフィック
スを視認する場合、光透過性である必要がある。この様
な場合、通常は、前述のポリマーから、光透過性である
様に形成されたシートを支持体に用いる。また、光透過
性の非光輝性プリズムフィルム(再帰反射プリズムフィ
ルムや、輝度向上性プリズムフィルム等)、偏光フィル
ム等の光学フィルムを支持体に用いても良い。
【0044】支持体の光透過率は、グラフィックスを支
持体裏面から視認できる様にする場合は、通常85%以
上、好適には90%以上である。一方、支持体裏面から
の照明を利用してプリズムシート表面からグラフィック
スを視認する場合は、カラーメーターを用いて測定され
た支持体のヘイズは、通常35〜60%、好適には40
〜55%である。
【0045】一方、支持体は、通気性微細孔を含んでな
る多孔質フィルムまたは多孔質シート(以下、「多孔質
フィルム」と総称する。)を含んでいても良い。これに
より、適用されるインク中の水等の溶媒(分散媒)をい
ち早く吸収し、速乾性を高めることができる。多孔質フ
ィルムは、通常、紙、不織布、織布等の繊維質シート
や、多孔性が付与された樹脂フィルムであるが、上記の
様な効果を奏するものであれば特に限定されない。たと
えば、PPGインダストリー社の多孔性延伸樹脂フィル
ム、Teslin(商標)樹脂フィルムなど、多孔性の延伸樹
脂フィルムが好適である。
【0046】支持体の通気性は、ガレー透気度を用いて
それを規定すれば、通常10〜3,000秒/100m
l、好適には50〜2,500秒/100ml、特に好
適には100〜2,000秒/100mlの範囲であ
る。なお、ここで言うガレー透気度は、JIS P−8
117−1980に準拠し、ガレー透気度試験機を用い
て測定した値であり、通常100mlの体積の空気が通
過するのに要する時間で表わされる。多孔質フィルムの
空隙率(フィルム全体の体積に占める空隙の体積)は、
通常10〜90体積%、好適には20〜80体積%であ
る。また、フィルムの肉厚断面方向に垂直(延伸フィル
ムの水平方向)に切断して測定される孔の径は、通常
0.01〜3μm、好適には0.02〜2μm、特に好
適には0.03〜1μmである。
【0047】多孔質フィルムの材料の具体例としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン−
1等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、スチレンーブタジエンーアクリルニトリル共重合
体、ポリアミド、ポリメチルメタアクリレート、ポリエ
ステルなどが挙げられ、これらは2種以上混合して用い
ることができる。多孔質フィルムは、必要に応じて無機
微細粉末を含有してよい。無機微細粉末としては、炭酸
カルシウム、アルミナ、焼成クレイ、シリカ(アモルフ
ァスシリカを含む)、珪藻土、タルク、酸化チタン、硫
酸バリウム等が使用できる。微細粉末の粒径は、通常
0.3〜10μm、好適には0.8〜5μmである。ま
た、その他の添加剤、たとえば、熱安定剤、紫外線吸収
剤、分散剤、帯電防止剤、酸化防止剤、オイル(鉱油
等)などを配合することもできる。
【0048】多孔質フィルムを含んでなる支持体の厚さ
は、通常30〜500μm、好ましくは50〜300μ
mである。厚みが薄すぎると、インク乾燥性が低下する
おそれがあり、反対に厚すぎると、印刷の際に記録媒体
として取り扱う場合に不便が生じるおそれがある。
【0049】支持体の表面および前記微細孔は、好適に
は界面活性剤により親水化処理される。界面活性剤は、
アニオン性、カチオン性、両性およびノニオン性のいず
れのものも使用できる。アニオン性のものとしては、た
とえば、カルボン酸塩系、スルホン酸塩系、燐酸エステ
ル塩系等が使用でき、カチオン性のものとしては、たと
えば、アミン塩系、四級アンモニウム塩系等が使用で
き、両性のものとしては、たとえば、ベタイン系、スル
ホベタイン系等が使用でき、ノニオン性のものとして
は、たとえば、ポリエチレングリコール等のポリオキシ
アルキレン系、ソルビタン系、ソリビトール系等が使用
できる。
【0050】親水化処理を、界面活性剤を含む液体を塗
布、乾燥して行う場合、溶媒として、水や、エタノール
等のアルコールを用いるのが好適である。界面活性剤を
含む液体中の界面活性剤濃度は、通常1〜30質量%、
好適には5〜25質量%である。また、塗布装置には、
通常のコータ、たとえば、バーコータ、ナイフコータ、
ロールコータ、ダイコータ等が使用できる。
【0051】(接着層)支持体上の受容層にグラフィッ
クスを形成した後、プリズムシートを受容層に密着させ
る場合、粘着性ポリマーを含有する透明接着層を用い
る。本発明で用いられる粘着性ポリマー(self-adheren
t polymer)は、常温(約25℃)で粘着性を示すポリ
マーであり、それ自体からなる接着剤に感圧接着性を付
与できる性質を有する。粘着性ポリマーは、たとえば、
アクリル系ポリマーである。粘着性ポリマーは、これら
のポリマー1種単独、または2種以上の混合物から構成
される。粘着性ポリマーは、所定の出発モノマー含む混
合モノマーを用いて重合して得ることができる。重合方
法は、通常の方法、たとえば、溶液重合、塊状重合、乳
化重合等である。
【0052】アクリル系の粘着性ポリマーは、通常、
(A)炭素数4〜8のアルキル基を持つアルキルアクリ
レートと、(B)分子内にカルボキシル基を有する(メ
タ)アクリルモノマーとを含んでなる混合モノマーを重
合して得ることができる。また、上記(A)及び(B)
と共重合可能な、その他の(メタ)アクリルモノマー
や、不飽和二重結合(ビニル結合等)を有するモノマー
も併用できる。上記(A)成分としては、たとえば、ア
クリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル
酸イソオクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等を挙
げることができる。上記(B)成分としては、通常は
(メタ)アクリル酸を使用する。また、その他の(メ
タ)アクリルモノマーとしては、フェノキシエチルアク
リレート、フェノキシプロピルアクリレート、(メタ)
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒド
ロキシメチル、ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、アクリ
ロイルベンゾフェノン等を挙げることができる。
【0053】上記の様な粘着性ポリマー全体の重合単位
に占める、(A)成分および(B)成分に由来する単位
の合計の割合(質量比)は、通常40〜90質量%、好
適には45〜85質量%である。
【0054】上記の様な粘着性ポリマーは、通常は架橋
される。架橋は、たとえば、架橋剤とポリマーとを反応
させて行う。架橋剤の種類は特に限定されない。架橋剤
は、粘着性ポリマーのカルボキシル基、または、任意に
含まれる水酸基等の架橋性官能基と反応し、粘着性ポリ
マーを架橋できるものを選択する。好適には、無黄変イ
ソシアネート化合物またはビスアミド系架橋剤である。
これらは、接着層の透明性を高め、変色(黄変)を効果
的に防止できる。
【0055】イソシアネート化合物としては、たとえ
ば、イソホロンジイソシアネート、水添MDI(ジフェ
ニルメタンジイソシアネート)、または、1,6−ヘキ
サンジオールジイソシアネートからなる群から選ばれた
1種または2種以上のジイソシアネートを含む出発原料
から合成されたものが使用できる。たとえば、(a)ト
リオール(1,1,1−トリメチロールプロパン等)
と、上記ジイソシアネートとをウレタン化反応させて得
た化合物、または(b)上記ジイソシアネートどうしを
反応させて得た、ビウレット構造またはイソシアヌレー
ト構造を有する化合物などが利用できる。また、NCO
当量を調節するために、上記化合物と、ポリカプロラク
トンジオール等のジオールとを反応させて得た架橋剤も
使用できる。ビスアミド系架橋剤としては、たとえば、
イソフタロイルビス(2−メチルアジリジン)等の二塩
基酸のビスアジリジン誘導体が利用できる。ビスアミド
系架橋剤は、カルボキシル基を有する粘着性ポリマーと
比較的低温で反応可能で、十分な架橋密度を容易に得る
ことができる点で特に好ましい。架橋剤の含有量は粘着
性ポリマー100質量部に対して、通常、0.1〜5質
量部である。
【0056】接着層には、本発明の効果を損なわない限
り、弾性微小球や結晶性ポリマーを含有させることがで
きる。また、再剥離性を有する接着層を用いることもで
きる。接着層は、全体として所定の範囲の屈折率を有す
る様に設計すべきである。屈折率が高すぎると、受容層
と接着層との界面での反射光量が不要に増え、グラフィ
ックス表示シートに入射した光のうち、グラフィックス
に到達する光量が減り、屈折率が低すぎると、グラフィ
ックスで反射された光のうち、受容層と接着層との界面
での反射光量が不要に増え、どちらの場合も、グラフィ
ックスの鮮明度が低下するからである。この様な観点か
ら、接着層の屈折率は、通常1.4〜1.9、好適には
1.45〜1.8の範囲である。
【0057】接着層の光透過率は、通常70%以上、好
ましくは80%以上である。接着層の光透過率が低すぎ
る場合、グラフィックスの鮮明度が低下するおそれがあ
る。接着層の厚さは、所期の目的を達成できる限り特に
は限定されないが、通常5〜200μm、好適には10
〜100μmである。なお、プリズムシート裏面に固定
された受容層にグラフィックスを形成した後、支持体を
受容層に密着させる場合も、上記と同様の粘着性ポリマ
ーを含有する接着層を用いるのが良い。
【0058】(光輝性プリズムシート)光輝性プリズム
シートは、前述の様に、複数の三角錐プリズムを表面に
有するシートである。この様なプリズムシートは、従来
から知られているものと同様に、前述の図1及び図2に
示される様な構造を有する。光輝性プリズムシートは、
前掲の本願出願人による特許出願公報の開示にしたがっ
て作製できる。ただし、本発明で使用される光輝性プリ
ズムシートは、透明性が高いものである必要があり、し
たがって、三角錐プリズムが配列されたボディ部分(シ
ート部分を含む。)及びプリズムの両者は、不透明にさ
れてはならない。
【0059】光輝性プリズムシートは、たとえば、シー
ト部分の表面に、互いが所定の配置関係をもって複数の
キューブコーナーが固定される様に設計された、各キュ
ーブコーナーのネガに相当する複数の三角錐状の孔を備
える型を用いて作製できる。この様な型の上記複数の孔
を満たす様に、重合性モノマーを含有する塗料を塗布
し、型上に塗膜を形成し、シート部分となる基材をその
塗膜に重ねた状態で、塗膜を硬化(重合)する。硬化完
了後、型を取り除き、硬化塗膜からなるキューブコーナ
ーとランド部分とが一体的に成形され、シート部分に固
定される。これにより、光輝性プリズムシートを得るこ
とができる。
【0060】三角錐プリズムは、通常、キューブコーナ
ーである。互いに隣接する2つのキューブコーナー(プ
リズム)からなる1つの組における、互いの側面どうし
が成す二面角αは、それと隣接する他の組における二面
角αとは異なる。この様に、二面角αが、実質的に全て
の組において異なる様に、キューブコーナーの傾斜が不
規則であるのが好ましい。実質的にすべての組の二面角
は、35〜115度の範囲であり、かつ、すべての平均
値が、35〜115度の範囲であるのが好ましい。
【0061】シート部分の裏面、すなわちプリズムシー
トの裏面から計測された、キューブコーナーの頂点まで
の距離、すなわち高さは、各キューブコーナーにおいて
異なる。キューブコーナの高さは、実質的にすべてのキ
ューブコーナーにおいて通常10〜600μmである。
また、隣接するキューブコーナーどうしの高さの差は、
通常1〜100μmであり、好適には3〜60μmであ
る。
【0062】キューブコーナーを形成するために使用さ
れる重合性モノマーは、メタクリル酸メチル等の(メ
タ)アクリル系モノマーや、(メタ)アクリル系モノマ
ーと他の成分(ビニルモノマーやエポキシ化合物等)と
からなる混合物が使用できる。重合性モノマーを含有す
る塗料には、重合開始剤、UV吸収材、光安定剤、フリ
ーラジカル捕捉剤、酸化防止剤、抗ブロック剤、剥離
剤、潤滑剤等の添加剤を含むことができる。また、キュ
ーブコーナーの透明性を損なわない限り、充填剤を添加
しても良い。この様な充填剤は、たとえば、シリカ、チ
タニア、ジルコニア、アルミナ等の無機酸化物を含有す
る、コロイドや透明ビーズの形で利用される。無機酸化
物コロイドは、キューブコーナーの硬度、耐傷性を高め
たり、キューブコーナーの屈折率を高めて光輝性を高め
ることができる。無機酸化物ビーズは、キューブコーナ
ーの耐摩耗性を高めることができる。
【0063】シート部分は、プリズムシートの透明性を
損なわない様に、ポリマーから形成するのが良い。シー
ト部分を形成するためのポリマーとしては、ポリエステ
ル、アクリル系ポリマー、塩化ビニル系ポリマー、ポリ
オレフィン共重合体(エチレンーアクリル酸共重合体、
アイオノマー等)、ポリウレタン等が使用できる。
【0064】シート部分の厚さは、通常20μm〜1.
3mmの厚さを有する。シート部分の光透過率は、通常
80%以上、好ましくは85%以上、特に好適には90
%以上である。光透過率が低すぎる場合、グラフィック
スの鮮明度が低下するおそれがある。また、プリズムシ
ート全体の光透過率は、プリズムシート表面(プリズム
面)から光を入射させて測定した時の値で、通常80%
以上、好ましくは90%以上、特に好適には95%以上
である。光透過率が低すぎる場合、グラフィックスに届
く光の量が減り、グラフィックスの鮮明度が低下するお
それがある。また、プリズムシート裏面から光を入射さ
せて測定した時の値で、通常50%以上、好ましくは5
5%以上、特に好適には60%以上である。光透過率が
低すぎる場合、視認可能なグラフィックスからの反射光
量が減り、グラフィックスの鮮明度が低下するおそれが
ある。なお、光輝性を発揮する限り、三角錐プリズムは
キューブコーナーに限定されず、その他の三角錐形状を
有するものであっても良い。
【0065】
【実施例】(実施例1)支持体として、厚さ50μmの
白色PETフィルム(商標:クリスパーK1211、東
洋紡績(株)社製)を用いた。この支持体の表面に、東
洋紡績(株)製の(商標)バイロン24SS(飽和線状
ポリエステル含有)を塗布し、100℃で2分間乾燥
し、3μmのプライマー層を形成した。上記プライマー
層上に、大日本インキ化学工業(株)社製の(商標)パ
テラコールIJ−21(カチオン性ポリウレタン含有)
を塗布し、150℃で2分間乾燥し、22μmの着色材
受容層を形成した。
【0066】着色材受容層の表面に、水性インクジェッ
ト方式で多色刷り印刷し、グラフィックスを形成した。
使用したプリンターは、Encad社製Novajet (商標)III
であり、印刷方向は単方向、パス数は4パス、インク噴
射レートは5,000Hzであった。また、使用したイ
ンクは、3M社製水性顔料インク(品番855シリー
ズ;イエロー、マゼンダ、シアン及びブラック)であっ
た。
【0067】受容層の印刷面に、光輝性プリズムシート
(3M社製、商品名:White High Gloss Sparkle Fil
m、品番6560)を、屈折率1.47のアクリル系粘
着性ポリマーを含有する接着層を介して密着させた。こ
れにより、本例のグラフィックス表示シートを完成させ
た。なお、この光輝性プリズムシートの光透過率(光度
計の機能を備えたカラーメーターを使用して測定された
全光線透過率)は、プリズムシート表面(プリズム面)
から光を入射させて測定した時の値で101%、プリズ
ムシート裏面から光を入射させて測定した時の値で66
%であった。
【0068】本例のグラフィックス表示シートを、プリ
ズム面が表になる様にして、広告用看板の表面に、粘着
性ポリマーを含有する接着剤を介して貼りつけ、太陽光
下でプリズム面側から観察した。その結果、複数の光輝
点が観察され、光輝点以外の場所では、プリズムシート
裏面に配置されたグラフィックスがプリズムシートを通
して、鮮明に視認された。気泡に起因する欠陥(Defec
t)も観察されなかった。また、観察角を変えて観察す
ると、光輝点が移動し、元の光輝点があった場所でも鮮
明なグラフィックスが観察された。
【0069】この看板を、屋外に2ヶ月間放置し、自然
な条件で風雨にもさらし、グラフィックスの耐水性等の
耐久性を評価した。その結果、インクの流れ、光輝性の
低下、画像欠陥の発生等の外観変化はまったく確認され
ず、グラフィックスの耐久性は極めて良好(excellen
t)と判定された。
【0070】(実施例2)支持体として、厚さ50μm
の透明PETフィルム(東洋紡績(株)製、品番E51
01)を用いた以外は、実施例1と同様にして本例のグ
ラフィックス表示シートを作製した。実施例1と同様に
して、本例のグラフィックス表示シートを、太陽光下で
プリズム面側から観察した。その結果、複数の光輝点が
観察され、光輝点以外の場所では、プリズムシート裏面
に配置されたグラフィックスがプリズムシートを通し
て、鮮明に視認された。また、実施例1と同様にしてグ
ラフィックスの耐久性を評価したところ、極めて良好
(excellent)と判定された。一方、本例のグラフィッ
クス表示シートでは、太陽光下で、支持体(透明PE
T)の裏面側から見ても、鮮明な光輝性グラフィックス
が視認できた。さらに、夜間、支持体裏面側から照明し
て観察すると、再帰性反射性のグラフィックスが観察さ
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で用いるプリズムシートの一例の平面
図である。
【図2】 図1のプリズムシートのX−X’線に沿った
断面図である。
【図3】 本発明のグラフィックス表示シートの一例の
模式的断面図である。
【符号の説明】
10:プリズムシート、11,12,13:溝、14:
三角錐プリズム;21:側面、22:頂点、23:シー
ト部分、24:裏面、25:底面;31:支持体、3
2:プライマー層、33:着色剤受容層、34:グラフ
ィックス、35:接着層、36:プリズムシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H086 BA01 BA05 BA12 BA15 BA19 BA34 BA37 4F100 AK01B AK15A AK25G AK41A AK51B AR00B AR00C AT00A BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C CB00 DD14C EJ65A GB90 HB31D HB35D JB09B JD14B JL10B JN01C JN06C JN08C JN28 JN30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)表面及び裏面を有する光透過性の
    プリズムシートであって、前記表面には複数の三角錐プ
    リズムが配置され、それらのプリズムが、そこに光が入
    射された時に光輝性を発揮する様に配置されている光輝
    性プリズムシートと、 (b)着色材を含んでなり、前記プリズムシートの作用
    によって光輝性が付与されたグラフィックスとを備えて
    いる、グラフィックス表示シートにおいて、 (c)表面及び裏面を有し、表面において前記プリズム
    シートの裏面に密着した着色材受容層と、 (d)表面及び裏面を有し、表面において前記着色材受
    容層に密着した支持体とをさらに備え、 前記プリズムシートと前記着色材受容層とは光透過性の
    接着層を介して互いに密着し、前記着色材受容層に受容
    された前記着色材が前記グラフィックスを形成し、前記
    グラフィックスは前記プリズムシートを通して視認可能
    であることを特徴とする、グラフィックス表示シート。
  2. 【請求項2】 前記着色材受容層がイオン変性ポリマー
    を含有し、前記着色材が水性インクである、請求項1に
    記載のグラフィックス表示シート。
  3. 【請求項3】 前記支持体と前記着色材受容層とはプラ
    イマー層を介して互いに密着し、前記着色材は、前記着
    色材受容層の表面に印刷手段を適用することにより前記
    着色材受容層に受容されている、請求項1に記載のグラ
    フィックス表示シート。
  4. 【請求項4】 前記着色材受容層がイオン変性ポリウレ
    タンを含有し、前記支持体がポリエステルまたは塩化ビ
    ニル系ポリマーを含有し、かつ、前記プライマーが飽和
    ポリエステルを含有する、請求項3に記載のグラフィッ
    クス表示シート。
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