JP2000507548A - α▲下2▼―アドレナリン受容体アゴニスト活性を有する4―[(チエン―2―イル)メチル]イミダゾール誘導体 - Google Patents

α▲下2▼―アドレナリン受容体アゴニスト活性を有する4―[(チエン―2―イル)メチル]イミダゾール誘導体

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Abstract

(57)【要約】 式(I)、式中、Rは水素またはメチルであり、Xは水素、C1-4アルキル、臭素または塩素であり、そしてYは水素、C1-4アルキル、臭素または塩素であり、ここでX及びYは両方が同時に水素ではないとする、の4−[(チエン−2−イル)メチル]−イミダゾール類は非常に優れた鎮痛活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 α2−アドレナリン受容体アゴニスト活性を有する4−[(チエン−2−イル) メチル]イミダゾール誘導体 本発明は鎮痛活性を有するα2−アドレナリン受容体アゴニストに関する。よ り具体的には、本発明は向上した鎮痛活性を有する4−[(チエン−2−イル) メチル]−イミダゾール類に関する。 発明の背景 クロニジンは降圧剤として広い臨床有用性を有する中枢作用性α2−アドレナ リン受容体アゴニストである。クロニジンはシナプス前神経終末に存在するα2 −アドレナリン受容体が関係するネガティブフィードバック機構を通して交感神 経終末からのノルエピネフィリンの放出を抑制することにより作用すると考えら れている。この作用は中枢(CNS)及び末梢(PNS)神経系の両方で起こる と考えられている。より最近では、α2−アドレナリン受容体アゴニストのヒト における鎮痛剤及び動物における抗侵害剤としての役割が示されている。クロニ ジン及び他のα2−アドレナリン受容体アゴニストは非オピエート機構により、 従ってオピエート障害なしに無痛覚を生じることが示されている。しかしながら 、鎮静作用及び心臓血管作用を初めとする他の行動及び生理作用も生じた。 メデトミジン(medetomidine)及びデトミジン(detomidine)は麻酔前の鎮静薬/ 睡眠薬として獣医学において臨床的に広く用いられるα2−ア ドレナリン受容体アゴニストである。これらの化合物は動物及びヒトにおいて血 圧低下性であるが、この心臓血管作用の大きさは比較的わずかである。 米国特許番号第3,574,844号、Gardocki等は、有効な鎮痛薬 として4−[4(または5)−イミダゾリルメチル]−オキサゾール類を教示し ている。開示された化合物は一般式 のものである。この型の化合物は活性が不十分であり且つ好ましくない副作用の 難点がある。 米国特許番号第4,913,207号、Nagel等は、有効な鎮痛薬として アリールチアゾリルイミダゾール類を教示している。開示された化合物は一般式 のものである。この型の化合物は活性が不十分であり且つ好ましくない副作用の 難点がある。 WO第92/14453号、Campbell等は、有効な鎮痛薬と して4−[(アリールまたはヘテロアリール)メチル]−イミダゾール類を教示 している。開示された化合物は一般式のものである。開示された化合物は活性が不十分であり且つ好ましくない副作用 の難点がある。 公開番号第1−242571号、Kihara等は、他の用途の中で降圧剤と しての用途のためのイミダゾール誘導体の製造方法を開示している。 上記の式を満たす化合物の単一の混合物が独創的な方法により製造されたと報告 されている。これは以下の式 により表される4−(2−チエニル)−メチルイミダゾール及び4−(3−チエ ニル)−メチルイミダゾールの混合物であった。開示された化合物は活性が不十 分であり且つ好ましくない副作用の難題がある。 向上した鎮痛作用を有する4−[(チエン−2−イル)メチル]−イミダゾー ル類を製造することが本発明の目的である。 減少した副作用を有する4−[(チエン−2−イル)メチル]−イミダゾール 鎮痛薬を製造することが本発明のもう一つの目的である。 発明の要約 簡潔に言えば、向上した鎮痛活性を有する式式中、 Rは水素またはメチルであり、 Xは水素、C1-4アルキル、臭素または塩素であり、そして Yは水素、C1-4アルキル、臭素または塩素であり、 ここで、X及びYは両方が同時に水素ではないとする、 の化合物が本発明により提供される。 発明の詳細な説明 本発明の化合物を基本的に2段階の工程で製造することができる。第一の工程 では、適切に且つ必要とされる位置に水素、C1-4アルキル、臭素または塩素置 換基を有する適切に置換された前駆体チオフェンが得られる。この前駆体チオフ ェンは2位に親電子的炭素置換基を有する。第二の工程では、前駆体チオフェン の親電子的炭素と反応して炭素架橋残基を遊離することができる陰イオンを4位 に有する前駆体イミダゾールを前駆体チオフェンと反応させて目標の骨格構造を 生じ、続いて架橋残基を脱酸素化する。もちろん、多数の変形が可能である。記 述したようにまずチオフェンを置換するか、または最終化合物の基本構造の形成 後にチオフェンの置換を修正することが望ましい可能性がある。また、炭素架橋 残基上にメチル置換を有することが望ましい化合物では、さらなる工程が必要で ある。 本明細書では、チエニル部分及びイミダゾリル部分を連結するために第二工程 でグリニャール反応を用いることが好ましい。従って、前駆体イミダゾールがグ リニャール試薬として4位で置換されており、そして前駆体チオフェンがホルミ ルまたはN,O−ジメチルカルボキサミド基のようなカルボニルで2位で置換さ れていることが好ましい。 好ましい前駆体イミダゾールは式式中、X1はヨード、ブロモまたはクロロである、を有する。この化合物を当該 技術分野でよく知られている方法、すなわち、乾式の、アルコールを含まないエ ーテルまたはTHFまたはジクロロメタン中でアルキルグリニャールまたはマグ ネシウムとハロゲン化イミダゾリルの間の反応により製造することができる。 好ましい前駆体チオフェンは式 式中、X及びYは上に定義したとおりである、を有する。好ましい前駆体チオフ ェンAA及びBBを製造するための出発原料として様々な臭素化及びメチル化チ オフェンの調製が文献からよく知られている。型AAの前駆体チオフェンをヴィ ルスマイヤー(Vilsmeier)のホルミル化反応を用いて3,4−二基置換チオフェ ンまたは3−置換チオフェンから製造することができる。置換されたチオフェン をDMF及びPOCl3中で単に加熱することによりヴィルスマイヤーのホルミ ル化反応を実施す る。得られる化合物は3−置換−チオフェン−2−カルボキサルデヒドまたは4 −置換−チオフェン−2−カルボキサルデヒドまたは3,4−二基置換−チオフ ェン−2−カルボキサルデヒドである。出発原料が3−置換チオフェンである場 合は、これらの得られる化合物がある場合においてチオフェン−(2及び5)− カルボキサルデヒドの混合物として生成される可能性がある。もちろん、3−置 換−チオフェン−5−カルボキサルデヒドは4−置換−チオフェン−2−カルボ キサルデヒドである。混合物の場合、クロマトグラフィー及び再結晶化を初めと する標準的な技術により所望する純粋な化合物を回収することができる。あるい は、型AAのある種の前駆体チオフェンをハロゲン金属交換を用いて2−ブロモ −3,4−二基置換−チオフェンまたは2−ブロモ−3−置換−チオフェンまた は2−ブロモ−4−置換−チオフェンから製造することができる。第一工程でn −ブチルリチウムのような有機−アルカリ化合物で化合物を処理し、その生成物 を第二工程でインサイチューでDMFと反応させる。この反応を塩化アンモニウ ム水でクエンチする。得られる化合物は2−カルボキサルデヒド−3,4−二基 置換−チオフェンまたは2−カルボキサルデヒド−3−置換−チオフェンまたは 2−カルボキサルデヒド−3−置換−チオフェンである。 型BBの前駆体チオフェンを3−(メチルもしくはクロロもしくはブロモ)− 4−(メチルもしくはクロロもしくはブロモ)−チオフェン−2−カルボキシレ ートまたは3−(メチルもしくはクロロもしくはブロモ)−チオフェン−2−カ ルボキシレートまたは4−(メチルもしくはクロロもしくはブロモ)−チオフェ ン−2−カルボキシレートから2種類の方法により製造することができる。第一 の方法では、カルボキシレ ート出発原料を酸塩化物に転化し、N,O−ジメチルヒドロキシルアミンと反応 させてワインレブ(Weinreb)アミド、チオフェン型BBを生成する。第 二の方法では、カルボキシレートをN,O−ジメチルヒドロキシルアミン及びD CCまたはCDIのような適切なカップリング剤と反応させてワインレブアミド を生成する。 グリニャール反応を用いて前駆体イミダゾールを型AAまたはBBの前駆体チ オフェンのいずれとも反応させることができる。前駆体チオフェンが型AAのも のである場合には、チオフェン前駆体の溶液を室温でイミダゾール前駆体の溶液 と合わせ、反応を塩化アンモニウム水溶液でクエンチしてイミダゾチエニルメタ ノールを生成する。TFAと組み合わせて硫化メチルボランのような還元剤を用 いてこのカルビノールをRが水素である最終生成物に脱酸素化する。あるいは、 Peariman’s触媒及び等量の酸を用いて加熱することによりメタノール をRが水素である最終生成物に触媒的に脱酸素化する。Rがメチルである最終生 成物を生成するためには、MnO2またはジョーンズ試薬(Jones Rea gent)のような酸化剤を用いてメタノールを対応するケトンに酸化し、得ら れるケトンをメチルグリニャールと反応させてカルビノールを生成し、それをす ぐ上に記述したように脱酸素化する。前駆体チオフェンが型BBのものである場 合は、チオフェン前駆体の溶液を室温でイミダゾール前駆体の溶液と合わせ、反 応を塩化アンモニウム水溶液でクエンチしてイミダゾチエニルケトンを生成する 。Rが水素である最終生成物を生成するために、ホウ水素化ナトリウムまたは水 素化アルミニウムリチウムのような還元剤を用いてケトンをカルビノールに還元 し、その後でカルビノールをすぐ上に記述したように脱酸素化する。あるい は、Rがメチルである最終生成物を生成するために、イミダゾチエニルケトンを メチルグリニャールと反応させてカルビノールを生成し、それを上記のように脱 酸素化する。 前駆体イミダゾール上の保護基は本明細書においてトリチルとして例示され、 それが好ましい。しかしながら、他の保護基が適していることを当業者は容易に 認識する。好適な保護基はジメチルスルファモイルまたはメトキシメチルを含む 。トリチル基は最終生成物への脱酸素化または希酸及びアルコール溶媒中での加 熱の際に除かれる。 本発明の最も好ましい化合物を表1に示す。 本発明の化合物の鎮痛薬としての活性を以下に記述するようなインビボ及びイ ンビトロアッセイにより示すことができる。 α2Dアドレナリン作動性レセプター結合アッセイ オスのウィスター(Wistar)ラット(150−250g、VAF、Ch aries River、Kingston、NY)を頸部脱臼により屠殺し、 それらの脳を取り出し、よく冷えたHEPES緩衝ショ糖中にすぐに入れた。皮 質を切断し、テフロンR(TeflonR)(商標)−ガラスホモジナイザーで2 0容量のHEPESショ糖中で均質化する。ホモジネートを1000gで10分 間遠心分離し、得られる上清を42,000gで10分間遠心分離する。得られ るペレットを30容量の3mMリン酸カリウムバッファー、pH7.5に再懸濁 し、25℃で30分間前以てインキュベートし、再び遠心分離する。得られるペ レットを上記のように再懸濁し、レセプター結合アッセイに用いる。リン酸バッ ファー、2.5mM MgCl2、シナプス膜画分のアリコート、リガンド3H− パラ−アミノクロニジン及び試験薬剤を含有する試験管で25℃で20分間イン キュベーションを実施する。管の中身をガラス繊維フィルターシートを通して濾 過することによりインキュベーションをやめる。シートを10mM HEPES バッファーで洗浄した後、付着する放射能を液体シンチレーション分光測定によ り定量する。 薬剤の存在下で結合した放射性標識リガンドの量と薬剤を含まないコントロー ル管で結合した放射性標識リガンドの量を比較することにより試験薬剤のレセプ ターへの結合を測定する。投与量反応データをリガンド結合データの分析のため に特別に考案された非線形曲線当てはめプログラム、リガンド(LIGAND)を用いて 分析する。このアッセイはSimmons、R.M.A.及びJones、D. J.、Binding of[3H−]prazosin and[3H−]p− aminoclonidine to α−Adrenoceptors in R at Spinal Cord、Brain Research 445:33 8−349、1988により記述されている。 マウスアセチルコリン臭化物誘導性腹部圧縮アッセイ 本明細書の化合物の鎮痛効能を評価するためにCollier等によりBri t.J.Pharmacol.Chem.Ther .、32:295−310、 1968中に記述されたマウスアセチルコリン臭化物誘導性腹部圧縮アッセイを わずかに修正して用いた。試験薬剤または適切なビヒクルを経口(p.o.)投 与し、30分後に動物に5.5mg/kgのアセチルコリン臭化物(Mathe son、Coleman and Bell、East Rutherford 、NJ)の腹腔内(i.p.)注射を与えた。次に、マウスを3匹のグループで ガラスベルジャーに入れ、(胴体のねじ曲げを伴い、後肢の伸張が続く、腹部壁 に沿って尾に向かう圧縮及び伸長の高まりとして定義される)腹部圧縮反応の発 生に関して10分の観察期間の間観察した。侵害刺激に対するこの反応の阻害パ ーセント(%無痛覚と同等とみなされる)を以下のように計算した。反応の%阻 害、すなわち、%無痛覚はコントロール動物反応の数と薬剤処理動物反応の数の 差の100倍を反応するコントロール動物の数で割ったものに等しい。 少なくとも15匹の動物をコントロール及び各々の薬剤処理群で用いた。少な くとも3種の投与量を用いて各投与量反応曲線及びED50(50%の無痛覚を生 じる投与量)を測定した。ED50値及びそれらの95%基準限界(fiduci al limits)をコンピューター補助プロビット分析により測定した。 上記の結果に基づいて、鎮痛薬として有効用量を投与することにより本発明の 発明化合物をヒトのような温血動物において軽いないし中程度 のひどさの痛みを処置するために用いることができる。本発明の個々の化合物の 活性が処置される痛みにつれて変わることは明らかであるが、投薬量の範囲は平 均的な(70kg)ヒトに対して1日当たり1ないし4回約10から3000m gまで、特に約25ないし1000mgまたは約100ないし500mgの有効 成分である。本発明の製薬学的組成物は上に定義したとおりの式(I)の化合物 を特に製薬学的に受容しうる担体と混合して含んでなる。 本発明の製薬学的組成物を調製するために、有効成分として1種もしくはそれ 以上の本発明の化合物またはそれらの塩を製薬学的担体と通常の製薬学的調合技 術に従ってよく混合し、その担体は投与、例えば経口または筋肉内のような非経 口投与のために適切な調製の形態により多種多様な形態をとる可能性がある。経 口剤形の組成物の調製ではあらゆる通常の製薬学的媒質を用いることができる。 従って、例えば懸濁剤、エリキシル剤及び溶剤のような液状の経口製剤には、好 適な担体及び添加物は水、グリコール、油、アルコール、香料、防腐剤、着色剤 等を含み、例えば散剤、カプセル剤及び錠剤のような固形の経口製剤には、好適 な担体及び添加物は澱粉、糖、希釈剤、顆粒化剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤等を 含む。投与が容易であるので、錠剤及びカプセル剤が最も有益な経口単位剤形で あり、その場合、明らかに固形の製薬学的担体が用いられる。必要な場合、錠剤 を標準的な技術により糖衣または腸溶性被覆することができる。非経口薬品の場 合、例えば可溶性を促進するような目的かまたは保存のための他の成分を含むこ とができるが、担体は通常滅菌水を含んでなる。また、注入可能な懸濁液を調製 してもよく、その場合、適切な液状担体、懸濁剤等を用いることができる。本明 細書におけ る製薬学的組成物は投薬量単位、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、注射、茶さじ 一杯量等当たり、上記のような有効服用量を運ぶために必要な有効成分の量を含 む。 通常、上に示した製薬学的に受容しる塩類はイミダゾリル環が無機または有機 酸でプロトン付加されている形態をとる。代表的な有機または無機酸は塩酸、臭 化水素酸、ヨウ化水素酸、過塩素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、プロピオン酸 、グリコール酸、乳酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、 クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ヒドロキシエタンスルホ ン酸、ベンゼンスルホン酸、シュウ酸、パモイック(pamoic)酸、2−ナ フタレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクロヘキサンスルファミン酸 、サリチル酸またはサッカリン酸を含む。 以下の実施例は本発明を具体的に示す。 実施例14−[(3−メチルチエン−2−イル)メチル]−1H−イミダゾール塩酸塩 工程A 100mLのクロロホルム中の3−メチルチオフェン−2−カルボン酸(21 .3g、0.15mol)の溶液に塩化チオニル(21.4g、0.18mol )を添加した。この反応混合物を2時間還流し、次に冷却させた。別のフラスコ で、300mLのクロロホルム中のN,O−ジ メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(21.9g、0.225mol)の溶液を氷 中で冷却した。次にトリエチルアミン(56mL、0.4mol)次いで3−メ チルチオフェン−2−カルボン酸塩化物の溶液を添加した。この反応混合物を周 囲温度まで加温し、一晩撹拌した。反応混合物を分液漏斗に注ぎ入れ、希塩酸水 次いで水で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)し、濃縮して黄色の油状物を 得た。蒸留により19.0g(68%)のN,O−ジメチル−3−メチルチオフ ェン−2−カルボキサミド、A1を無色の液体、bp 91−93℃(0.05 mmHg)として得た。CDCl31H NMRは特定される構造を裏付けた。 工程B 窒素下で300mLの乾式ジクロロメタン中の4−ヨード−1−トリチルイミ ダゾール(32.7g、0.075mol)の溶液にジエチルエーテル中の臭化 エチルマグネシウムの溶液(25.0mL、3.0M)を滴下した。添加が終了 すると反応混合物を25℃で1時間撹拌した。TLC分析は出発原料がなくなっ たことを示したのでN,O−ジメチル−3−メチルチオフェン−2−カルボキサ ミド、A1(13.9g、0.075mol)をテトラヒドロフラン中の溶液と して2時間にわたって滴下した。周囲温度で一晩撹拌した後に反応を飽和塩化ア ンモニウム溶液でクエンチした。層を分離し、水層をジクロロメタンで再抽出し た。有機層を合わせ、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残留物をアセトンから 再結晶化して(3−メチルチエン−2−イル)−1−トリチル−イ ミダゾール−4−イル−メタノン、B1をベージュ色の固体として得た。CDC l31H NMRは特定される構造を裏付けた。 工程C 50mLの2−プロパノール中の(3−メチルチエン−2−イル)−イミダゾ ール−2−イルメタノン(7.7g、0.018mol)及びホウ水素化ナトリ ウム(1.03g、0.027mol)の溶液を還流で2時間加熱した。冷却後 に、反応混合物に3N塩酸溶液次いで10%炭酸ナトリウム水溶液を添加した。 この混合物を減圧下で濃縮し、得られた溶液をクロロホルムで2回抽出した。有 機抽出物を合わせ、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残留物を少量のクロロホ ルムを含む酢酸エチルから再結晶化して白色の固体を得た。母液を濃縮して所望 する(3−メチルチエン−2−イル)−1−トリチル−イミダゾール−4−イル −メタノールの2回目の生成物を得た。両方の生成物の全収量は7.2g(92 %)であった。CDCl31H NMRは特定される構造を裏付けた。 工程D 氷浴中で冷却した20mLの乾式ジクロロメタン中のTFA(9.1g、0. 080mol)の溶液にTHF中のBH3・THFの溶液(4 0mL、1.0M)を滴下した。添加が終了するとアルコール、C1(2.8g 、0.0066mol)を少しずつ添加した。この反応混合物を0℃で3時間撹 拌した。水を注意深く添加することにより反応をクエンチし、得られた混合物を 固体Na2CO3で塩基性化した。この溶液をジクロロメタンで2回抽出した。有 機抽出物を合わせ、乾燥(K2CO3)した。溶液から沈殿物が生じ、それを濾過 し、残留物を10%メタノール−ジクロロメタン溶液で洗浄した。有機層を合わ せ、濃縮した。得られた残留物をメタノールに溶解し、いくらかの不溶性物質を 濾過により除いた。この溶液に10mLの3NHClを添加した。この溶液を2 日間撹拌した。TLC分析はいくらかの出発原料がなお存在することを示したの で反応混合物を還流まで加熱した。2時間後に出発原料はなくなったので反応混 合物を冷却し、溶液を真空中で濃縮した。残留物を水に溶解した。この溶液をエ ーテルで2回洗浄し、Na2CO3で塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ チル抽出物を合わせ、乾燥(Na2SO4)し、濃縮して1.1gの琥珀色のシロ ップを得た。この物質を98:2クロロホルム:メタノール−中の10%水酸化 アンモニウムを用いてフラッシュシリカゲルカラムに通した。この分離は非常に 悪かったので物質を98:1:1酢酸エチル:メタノール:水酸化アンモニウム を溶離剤として用いてフラッシュシリカゲルで再精製した。生成物を含有する画 分を合わせて0.25gの物質を得、それを98:1:1酢酸エチル:メタノー ル:水酸化アンモニウムを用いてフラッシュシリカゲルで再精製した。生成物を 含有する画分を合わせ、濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶解し、エーテル性( ethereal)HClと共に加熱した。沈殿した固体を集め、少量の水を含 むアセトンから再 結晶化した。集めた固体を真空下で乾燥して0.060gの白色の針状結晶、 p−1 、mp 127.5−129℃を得た。DMSO−d61H NMRは特定 される構造を裏付けた:δ2.15−2.25(d、3H、Me)、4.10− 4.20(s、2H、CH2)、6.85−6.95(d、1H)、7.30− 7.40(d、1H)、7.40−7.50(s、1H)、8.95−9.05 (s、1H)、14.35−14.5(br s)1H)。元素分析:C9102 S−HClの計算値:C、50.35;H、5.16;N、13.05。実測 値 C、50.50;H、5.15;N、13.07。 実施例24−[1−(3−メチルチエン−2−イル)エチル]−1H−塩酸塩 工程A 25mLのテトラヒドロフラン中の(3−メチルチエン−2−イル)−1−ト リチル−イミダゾール−4−イルメタノン、B1(10.1g、0.024mo l)のよく冷えた溶液に臭化メチルマグネシウムの溶液(9.0mL、3.0M )を添加した。1時間後にTLC分析はいくらかの未反応の出発原料が存在する ことを示したので、さらに臭化メチルマグネシウム(1.5mL)を添加した。 30分撹拌した後にTLC分析は出発原料がなくなったことを示した。反応を塩 化アンモニウム水溶液でクエンチし、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。 酢酸エチル抽出物を合わせ、水及びブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、 濃 縮した。粗生成物をアセトンから再結晶化してカルビノール、A2を得、それを 次の工程に直接用いた。 工程B 2.5時間にわたって、THF中のBH3・THFの溶液(380mL、1. 0M)を添加中−10℃以下に保った75mLの乾式ジクロロメタン中のTFA (86.8g、0.76mol)の溶液に滴下した。添加が終了すると反応混合 物を10分間撹拌した。次に、乾式ジクロロメタン中のカルビノール、A2(8 .6g、0.019mol)の溶液を一度に添加した。この反応混合物を氷中で 90分間撹拌した。150mLの3N HClを注意深く添加することにより反 応をクエンチした。次に等容量の水を添加した。大部分のTHFを真空中で留去 し、次に混合物を固体Na2CO3で塩基性化した。この溶液を酢酸エチルで2回 抽出した。有機抽出物を合わせ、水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濃縮した 。残留物を100mLのメタノールに溶解し、3N HCl(25mL)を添加 し、混合物を2.5時間還流した。この溶液を一晩冷却させ、次に真空中で濃縮 して琥珀色のシロップを得た。この物質を水に溶解し、ジエチルエーテルで2回 抽出し、次にそれを塩基性化し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を乾燥(K2 CO3)し、濾過した。濾過液をエーテル性HCl溶液で処理し、得られた沈殿 物(2.3g)を集めた。エーテル性HClをさらに濾過液に添加して夾雑物を 含有する結晶の2回目の生成を得た。これらをジカライト(Dicalite) を 通して濾過してアセトンから再結晶化して精製された物質を得、それを最初のも のと合わせた。アセトンからの再結晶化により2.2gの4−[1−(3−メチ ルチエン−2−イル)エチル]−1H−イミダゾール塩酸塩、Cp−2を白色の 固体、mp 164−166℃として得た。DMSO−d61H NMRは特定 される構造を裏付けた:δ1.55−1.65(d、3H、Me)、2.15− 2.25(s、3H、Me)、4.55−4.65(q、1H、CH)、6.8 5−6.90(d、1H)、7.30−7.35(d、1H)、7.40−7. 50(S、1H)、9.05−9.10(s、1H)、14.6−14.8(b rs、2H)。元素分析:C10122S・HClの計算値:C、52.51; H、5.73;N、12.25。実測値 C、52.56;H、5.65;N、 12.27。 実施例34−[(3−ブロモチエン−2−イル)メチル]−1H−イミダゾール塩酸塩 工程A −78℃に冷却した200mLの無水ジエチルエーテル中の2,3−ジブロモ チオフェン(24.2g、0.10mol)の溶液にヘキサン中のn−BuLi の溶液(66mL、1.6M)を添加した。添加が終了すると溶液を30分間撹 拌した。次に、このチオフェン混合物に50mLの無水エーテル中のDMF(1 8.3g、0.25mol)の−7 8℃冷却溶液をカニューレ挿入により添加した。添加が終了すると反応混合物を 周囲温度まで温め、一晩撹拌したままにした。反応を水でクエンチし、混合物を 分液漏斗に移した。層を分離し、水層をエーテルで抽出した。有機層を合わせ、 水及びブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濃縮して油状物を得た。ヴィ グロウ(Vigreux)カラムを通して蒸留することにより3−ブロモチオフェン−2 −カルボキサルデヒド、A3を黄色の油状物、bp 108−109℃として得 た。DMSO−d61H NMRは特定される構造を裏付けた。 工程B 窒素下で75mLの乾式ジクロロメタン中の4−ヨード−1−トリチルイミダゾ ール(10.9g、0.025mol)の溶液にジエチルエーテル中の臭化エチ ルマグネシウムの溶液(3.0M、8.5mL)を滴下した。1時間後に、交換 を完全にするためにさらに1.5mLのグリニャールを添加した。反応混合物を 25℃で1時間撹拌した。TLC分析は出発原料がなくなったことを示したので 3−ブロモチオフェン−っ2−カルボキサルデヒド、A3(4.8g、0.02 5mol)を25mLの乾式ジクロロメタン中の溶液として添加した。周囲温度 で一晩撹拌した後に反応を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。層を分離 し、水層をジクロロメタンで再抽出した。有機層を合わせ、乾燥(Na2SO4) し、濃縮した。残留物をアセトンから再結晶化して8.4gの(3−ブロモチエ ノ−2−イル)−1−トリチル−イミダゾール−4− イル−メタノール、B3をベージュ色の固体として得た。酢酸エチルから2回再 結晶化した2回目の生成物を集めてさらに0.4gの生成物を得た。CDCl3 1H NMRは特定される構造を裏付けた。 工程C 2.5時間にわたって、THF中のBH3・THFの溶液(90mL、1.0 M)を添加中10℃に保った25mLの乾式ジクロロメタン中のTFA(18. 2g、0.16mol)の溶液に45分にわたって滴下した。添加が終了すると 反応混合物を15分間撹拌した。次に、乾式ジクロロメタン中のカルビノール、B3 (2.0g、0.040mol)の溶液を一度に添加し、この反応混合物を 周囲温度まで温め、1時間撹拌した。反応を水でクエンチし、次に3N HCl (20mL)を添加した。大部分のTHFを真空中で留去し、次に混合物を固体 Na2CO3で塩基性化した。この溶液を酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物 を合わせ、水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残留物を100mL のメタノールに溶解し、3N HCl(25mL)を添加し、混合物を2.5時 間還流した。この溶液を一晩冷却させ、次に真空中で濃縮して琥珀色のシロップ を得た。この物質を水に溶解し、ジエチルエーテルで2回抽出し、次にそれを塩 基性化し、EtOAcで抽出した。濾過液をエーテルを含むHCl溶液で処理し 、得られた沈殿物を白色の固体として集めた。この物質を少量のメタノールを添 加したアセトニトリルからジカライトを通して濾過して再結晶化した。2回目の 再結晶化を 実施して0.49gの4−[(3−ブロモチエン−2−イル)メチル]−1H− イミダゾール、Cp−3、塩酸塩を白色の固体、mp 211.5−213.5 ℃として得た。DMSO−d61H NMRは特定される構造を裏付けた:δ4 .25(s、2H)、7.10(d、1H)、7.45(s、1H)、7.60 (d、1H)、9.00(s、2H)。元素分析:C87BrN2S・HClの 計算値:C、34.37;H、2.88;N、10.02。実測値 C、34. 35;H、2.86;N、10.07。 実施例44−[1−(3−ブロモチエン−2−イル)−エチル]−1H−イミダゾール塩 酸塩 工程A 300mLのジクロロメタン中の(3−ブロモチエン−2−イル)−1−トリ チルイミダゾール−4−イル−メタノール、B3(17.3g、0.0345m ol)の溶液にMnO2(17.2g)を添加した。2時間後にTLC分析は出 発原料がなくなったことを示した。反応混合物を濾過し、濾過液を濃縮して4− (3−ブロモチオフェン−2−イル)−1−トリチル−イミダゾール−4−イル メタノン、A4を得、それを次の工程に直接用いた。 工程B 40mLのテトラヒドロフラン中の4−(3−ブロモチエン−2−イル)−1 −トリチル−イミダゾール−4−イルメタノン、A4(2.0g、0.0045 mol)の溶液にジエチルエーテル中の臭化メチルマグネシウムの溶液(2.0 mL、3.0M)を添加した。この反応混合物を1時間撹拌した。反応を塩化ア ンモニウム水溶液でクエンチし、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。酢酸 エチル抽出物を合わせ、乾燥(Na2SO4)し、濃縮して淡黄色の固形物を得た 。残留物を再結晶化して1.75g(84%)の1−[(3−ブロモチエン−2 −イル)−1−トリチルイミダゾール−4−イル]−エタノール、B4を白色の 固体として得た。CDCl31H NMRは特定される構造を裏付けた。 工程C 2.5時間にわたって、ジクロロメタン中のBH3・Me2Sの溶液(413m L、1.0M)を0℃に保った200mLの乾式ジクロロメタン中のTFA(6 2.8g、0.55mol)の溶液に滴下した。添加を終了すると混合物をさら に2時間撹拌し、次に、乾式ジクロロメタン中の1−[(3−ブロモチエン−2 −イル)−1−トリチルイミダゾール−4−イル]−エタノール、B4(7.1 g、0.014mol)の溶液を一度に添加し、この反応混合物を周囲温度まで 一晩温めた。250mLのMeOH/3N HCl(4:1)の添加により反応 をクエ ンチし、混合物を2時間還流した。室温まで冷却した後に大部分のMeOHを真 空中で留去し、次に混合物を水で希釈し、Et2Oで2回洗浄した。水層をNa2 CO3で塩基性化し、EtOAcで抽出した。抽出物を合わせ、乾燥(K2CO3 )し、濾過した。溶媒を真空中で留去して淡黄色のシロップを得、それをフラッ シュシリカゲルで98:1:1 EtOAc/MeOH/NH4OHを用いて精製 して3.2gの遊離塩基を得、それをそのHCl塩に転化した。この物質をアセ トニトリルから再結晶化して2.6gの目標物、Cp−4を淡黄色の固体、mp 184−188℃として得た。DMSO−d61H NMRは特定される構造を 裏付けた:δ1.65(d、J=7.1Hz、3H、Me)、4.60(q、1 H、CH)、7.10(d、J=5.3Hz、1H)、7.60(s、1H)、 7.68(d、1H)、9.10(s、1H)、14.50(br s、1H) 。元素分析:C99BrN2S・HClの計算値:C、36.82;H、3.4 3;N、9.54。実測値 C、36.98;H、3.29;N、9.62。 実施例54−[(3,4−ジメチルチエン−2−イル)メチル]−1H−イミダゾールフ マレート 工程A 15mLのエタノール及び5mLの水中の3,4−ジメチルチオフェン−2− カルボン酸エチル(Wynberg、H.;Zwanenbu rg、D.J.J.Org.Chem.1964、29、1919;Chadw ick、D.J.;Chambers、J.;Meakins、G.D.;Sn owden、R.L.J.Chem.Soc.Perk in.Trans.I 1972、2079)(12.36g、0.0671mol)の溶液にKOH (5.64g、0.1mol)を添加した。この溶液を反応混合物が均質になる まで蒸気浴上でかき混ぜた。反応液を1.5時間加熱し、冷却し、6N HCl で酸性化した。この懸濁液を濾過して10.97g(定量収量)の3,4−ジメ チルチオフェン−2−カルボキシレート、A5を得、それを次の工程に直接用い た。 工程B 50mLの3,4−ジメチルチオフェン−2−カルボン酸、A5(21.3g 、0.70mol)の溶液に塩化チオニルを添加した。この反応混合物を一晩還 流し、次に冷却させた。別のフラスコで、100mLのクロロホルム中のN,O −ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(8.7g、0.089mol)及びトリ エチルアミン(10.1g、0.1mol)の溶液を氷中で冷却した。次に3, 4−ジメチルチオフェン−2−カルボン酸塩化物の溶液を添加した。この反応混 合物を周囲温度まで温め、2時間撹拌した。反応混合物を分液漏斗に注ぎ入れ、 希塩酸水、水、希水酸化ナトリウム次いで水で洗浄した。有機層を乾燥(MgS O4)し、濃縮した。TLCにより、いくらかの3,4−ジメチルチオフェン− 2−カルボン酸が存在したので、粗生成物をジエチルエーテルに溶 解し、この溶液を3N NaOH、水及びブラインで洗浄し、次に乾燥(MgS O4)し、濃縮した。粗生成物を真空下で蒸留して6.4g(52%)のN,O −ジメチル−3,4−ジメチルチオフェン−2−カルボキサミド、B5を澄んだ 液体、bp85−86℃(0.1mmHg)として得た。CDCl31H NM Rは特定される構造を裏付けた。工程C 窒素下で100mLの乾式ジクロロメタン中の4−ヨード−1−トリチルイミ ダゾール(10.5g、0.024mol)の溶液にジエチルエーテル中の臭化 エチルマグネシウムの溶液(8.0mL、3.0M)を滴下した。添加が終了す ると反応混合物を25℃で1時間撹拌した。TLC分析は出発原料がなくなった ことを示したのでN,O−ジメチル−3,4−ジメチルチオフェン−2−カルボ キサミド、B5(4.78g、0.024mol)をジクロロメタン中の溶液と して添加した。周囲温度で一晩撹拌した後に反応を飽和塩化アンモニウム溶液で クエンチした。層を分離し、水層をジクロロメタンで再抽出した。有機層を合わ せ、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残留物にジエチルエーテルを添加し、溶 液を氷中で冷却した。溶液から白色の固体が生じた。濾過して8.2gの(3, 4−ジメチルチエン−2−イル)−1−トリチル−イミダゾール−4−イルメタ ノン、C5を白色の固体として得た。CDCl31H NMRは特定される構造 を裏付けた。工程D 50mLの2−プロパノール中の(3,4−ジメチルチエン−2−イル)−1 −トリチル−イミダゾール−4−イルメタノン、C5(3.4g、0.0075 mol)及びホウ水素化ナトリウムの溶液を2時間還流で加熱した。冷却した後 、この反応混合物に3N塩酸溶液次いで10%炭酸ナトリウム水溶液を添加した 。この混合物を減圧下で濃縮し、得られた溶液をクロロホルムで2回抽出した。 クロロホルム抽出物を合わせ、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残留物を少量 のクロロホルムを含む酢酸エチルから再結晶化して白色の固体を得た。母液を濃 縮して所望する(3,4−ジメチルチエン−2−イル)−1−トリチル−イミダ ゾール−4−イル−メタノール、D5の2回目の生成物を得た。CDCl31H NMRは特定される構造を裏付けた。 工程E 1N塩酸(4.0mL)及び水酸化パラジウム(1.0g)を含有する50m Lのエタノール中の(3,4−ジメチルチエン−2−イル)−1−トリチル− イミダゾール−4−イル−メタノール、D5の溶液を水素と共にパール水素化装 置(Parr Hydrogenator)で50℃で60psiで40時間振 盪した。この溶液を冷却し、濾過して 触媒を除いた。濾過液を減圧下で濃縮した。残留物を水で希釈し、ジエチルエー テルで2回抽出し、次にNa2CO3で塩基性化した。この溶液を酢酸エチルで2 回抽出した。有機層を合わせ、乾燥(K2CO3)し、濃縮した。残留物をジエチ ルエーテルに溶解し、エーテル性塩化水素を添加した。沈殿物が生じ、それを吸 引濾過により集め、次にアセトニトリルから再結晶化して0.21gの4−[( 3,4−ジメチルチエン−2−イル)メチル]−1H−イミダゾール塩酸塩、 p−5 を白色の固体、mp 180−182℃として得た。DMSO−d61H NMRは特定される構造を裏付けた:δ2.00(s、3H、Me)、2.20 (s、3H、Me)、4.15(s、2H、CH2)、6.95(s、1H)、 7.40(s、1H)、9.00(s、1H)、14.42(br s、2H) 。元素分析:C10122S−HClの計算値 C、52.51;H、5.72 ;N、12.25。実測値 C、52.54;H、5.79;N、12.28。 実施例64−[(3,4−ジメチルチエン−2−イル)エチル]−1H−イミダゾールフ マレート 工程A 20mLのテトラヒドロフラン中の(3,4−ジメチルチエン−2−イル)− 1−トリチル−イミダゾール−4−イルメタノン、C5(2.0g、0.004 5mol)の溶液に臭化メチルマグネシウムの溶液 (1.5mL、3.0M)を添加した。この反応混合物を周囲温度で一晩撹拌し た。反応を塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、得られた混合物を酢酸エチル で抽出した。有機抽出物を合わせ、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残留物を 再結晶化して1.75g(84%)の所望するカルビノール、A6を白色の固体 として得た。CDCl31H NMRは特定される構造を裏付けた。 工程B 1N塩酸(3.8mL)及び水酸化パラジウム(0.9g)を含有する50m Lのエタノール中の上記カルビノール、A6の溶液を水素と共にパール水素化装 置で50℃で60psiで24時間振盪した。冷却した後に溶液を濾過して触媒 を除き、濾過液を真空中で濃縮した。残留物を水で希釈し、ジエチルエーテルで 2回抽出し、次にNa2CO3で塩基性化した。この溶液を酢酸エチルで2回抽出 した。有機層を合わせ、乾燥(K2CO3)し、濃縮した。残留物をフラッシュシ リカゲルカラム(5g)に吸収し、それを97.5:2.5 クロロホルム:メ タノール中の10%NH4OHで溶出した。生成物を含有する画分を合わせ、濃 縮して0.46g(59%)の所望する生成物を遊離塩基として得た。2−プロ パノール中のこの物質の溶液をフマル酸(260mg)と共に加熱した。溶媒を 留去し、残留物をアセトンから再結晶化して0.36gの白色の固体、Cp−6 、mp 127−129℃を得た。DMSO−d61H NMRは特定される構造 を裏付けた:δ1.65(d、J =7.1Hz、3H、Me)、2.00(s、3H、Me)、2.10(s、3 H、Me)、4.37(q、1H、CH)、6.65(s、2H、フマル酸)、 6.77(s、1H)、6.87(s、1H)、7.55(s、1H)。元素分 析:C11142S−C444の計算値:C、55.89;H、5.63;N、 8.69。実測値 C、55.99;H、5.74;N、8.38。 実施例74−[(3,4−ジブロモチエン−2−イル)メチル]−1H−イミダゾールフ マレート 工程A 20mLのテトラヒドロフラン中の2,3,4−トリブロモチオフェン(2. 46g、0.0076mol)の溶液を−78℃に冷却し、次にヘキサン中のn −ブチルリチウムの前以て冷却した(−78℃)溶液(4.75mL、2.5M )をカニューレ挿入により添加した。この溶液を20分間撹拌し、次に100m LのTHF中の1−トリチル−イミダゾール−4−カルボキサルデヒド(4.4 g、0.76mol)の溶液をカニューレにより添加した。添加が終了すると反 応混合物を周囲温度まで一晩温めた。反応を水酸化アンモニウム水でクエンチし 、酢酸エチルで抽出して褐色の半固体を得た。この物質をフラッシュシリカゲル で1%メタノール−クロロホルムを溶離剤として用いてクロマトグラフィーによ り分離した。夾雑物を含む生成物を含有する画分を合わせ、濃縮 し、残留物を酢酸エチルから再結晶化した。この再結晶化はうまくいかなかった ので集めた固体及び母液を合わせ、先のようにフラッシュシリカでクロマトグラ フィーにより分離した。純粋な生成物を含有する画分を濃縮し、先のカラムから 得られた純粋な生成物と合わせた。これらを合わせ、酢酸エチルから再結晶化し て所望するカルビノール、A7を白色の固体として得、それを次の工程に直接用 いた。 工程B 25mLの乾式ジクロロメタン中のTFA(6.5g、0152mol)の溶 液にジクロロメタン中のBH3・Me2Sの溶液(44mL、1.0M)を0℃で 滴下した。添加が終了すると反応混合物を90分間撹拌した。次にカルビノール 、A7(0.84g、0.00144mol)を一度に添加し、反応混合物を周 囲温度まで温め、一晩撹拌した。最初は注意深く添加する75mLの3N HC lで反応をクエンチした。次に混合物を蒸気浴上で2時間還流した。溶液を冷却 し、次に真空中で濃縮して褐色の油状物を得た。残留物を水に溶解した。この溶 液をエーテルで2回洗浄し、Na2CO3で塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。 酢酸エチル抽出物を合わせ、乾燥(Na2SO)し、濃縮した。残留物をエー テルに溶解し、濾過して少量の不溶物を除き、エーテル性HCL1.0当量で処 理した。白色の固体を集め、それをジカライトを通して濾過して少量のメタノー ルを含むアセトニトリルから再結晶化し、0.35gの4−[(3,4−ジブロ モチエン−2−イル)メチル]−1H −イミダゾールフマレート、Cp−7を白色の固体、mp 224−227℃と して得た。DMSO−d61H NMRは特定される構造を裏付けた:δ4.3 0(s、2H、CH2)、7.50(s、1H)、7.90(s、1H)、9. 05(s、1H)。元素分析:C862S・HClの計算値:C、26.80 ;H、1.97;N、7.81。実測値 C、26.86;H、1.96;N、 7.79。 実施例84−[(3,4−ジブロモチエン−2−イル)エチル]−1Hフマレート 工程A 20mLのジエチルエーテル中の2,3,4−トリブロモチオフェン(2.5 6g、0.0080mol)の溶液を−78℃に冷却し、次にヘキサン中のn− ブチルリチウム(5.0mL、1.6M)を添加漏斗からゆっくりと添加した。 添加が終了すると反応混合物を15分間撹拌した。次にDMF(0.88g.1 .2mol)を一度に添加した。反応混合物を室温まで徐々に温め、一晩撹拌し たままにした。反応を塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、ジエチルエーテル で2回抽出した。有機抽出物を合わせ、少量の水で2回次いでブラインで洗浄し 、乾燥(MgSO4)した。この溶液を濾過し、濃縮し、残留物をフラッシュシ リカゲルで2.5%ジエチルエーテル−ヘキサンを用いて精製して1.1gの3 ,4−ジブロモチオフェン−2−カルボキサルデヒドを黄色が かった白色の固体として得た。n−ブチルリチウムを−78℃に冷却し、次にチ オフェン溶液にカニューレ挿入により添加したことを除いて上の順序を上記のよ うに繰り返した。DMFを添加する前に反応混合物を2時間撹拌した。反応を前 記のように実施し、粗生成物をエーテルから再結晶化して0.9gの生成物を得 た。3回目の調製も実施した。20mLのジエチルエーテル中の2,3,4−ト リブロモチオフェン(4.8g、0.015mol)の溶液を−78℃に冷却し 、次にn−ブチルリチウム(10.0mL、1.6M)を添加漏斗からゆっくり と添加した。添加が終了すると反応混合物を15分間撹拌した。次にDMF(1 .82g.0.025mol)を一度に添加した。反応混合物を室温まで徐々に 温め、一晩撹拌したままにした。反応を塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、 ジエチルエーテルで2回抽出した。有機抽出物を合わせ、少量の水で2回次いで ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)した。この溶液を濾過し、濃縮し、残留 物をフラッシュシリカゲルで2.5%ジエチルエーテル−ヘキサンを用いて精製 した。この生成物を先のバッチの3,4−ジブロモチオフェン−2−カルボキサ ルデヒドと合わせ、ジエチルエーテルから再結晶化して3.7gの3,4−ジブ ロモチオフェン−2−カルボキサルデヒド、A8を得、CDCl3のそのNMR は所望する生成物の構造を裏付けた。 工程B 窒素下で75mLの乾式ジクロロメタン中の4−ヨード−1−トリ チルイミダゾール(5.8g、0.0133mol)の溶液にジエチルエーテル 中の臭化エチルマグネシウムの溶液(4.4mL、3.0M)を滴下した。添加 が終了すると反応混合物を25℃で45分間撹拌した。TLC分析はいくらかの 出発原料が残っていることを示したので、さらに1.0mLのグリニャール試薬 を添加した。1時間撹拌した後にTLC分析は出発原料がなくなったことを示し たので、3,4−ジブロモチオフェン−2−カルボキサルデヒド、A8(3.6 g、0.0133mol)をジクロロメタン中の溶液として添加した。周囲温度 で一晩撹拌した後に反応を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。層を分離 し、水層をジクロロメタンで再抽出した。有機層を合わせ、乾燥(Na2SO4) し、濃縮して黄色がかった白色の固体を得た。溶解を促進するために添加した少 量のクロロホルムを含む酢酸エチルからこの物質を再結晶化した。濾過して5. 3g(69%)の4−(3,4−ジブロモチエン−2−イル)メタノール−1− トリチル−イミダゾール、B8を白色の固体として得た。CDCl31H NM Rは特定される構造を裏付けた。工程C 100mLのジクロロメタン中のカルビノール、B8(3.5g、0.006 mol)の溶液にMnO2(2.0g、0.0230mol)を添加した。2時 間後にTLC分析は出発原料がなくなったことを示した。反応混合物を濾過し、 濾過液を濃縮して(3,4−ジブロモチエン−2 −イル)−1−トリチルーイミダゾール−4−イルメタノン、C8を得、4れを 次の工程に直接用いた。 工程D 20mLのとTHF中の(3,4−ジブロモチエン−2−イル)−1−トリチ ル−イミダゾール−4−イルメタノン、C8(0.88g、0.0015mol )のよく冷えた溶液にジエチルエーテル中の臭化メチルマグネシウムの溶液(0 .55mL、3.0M)を添加した。30分撹拌した後に反応を塩化アンモニウ ム水溶液でクエンチし、得られた混合物を酢酸エチルで2回抽出した。酢酸エチ ル抽出物を合わせ、水及びブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、濾過し、 濃縮した。粗生成物をジエチルエーテルから再結晶化してカルビノール、D8を 淡黄褐色の固体として得、それを次の工程に直接用いた。 工程E 20mLの乾式ジクロロメタン中のTFA(4.56g、0.040mol) の溶液にジクロロメタン中のBH3・Me2Sの溶液(30mL)1.0M)を0 ℃で滴下した。添加が終了すると反応混合物を60分間撹拌した。次にカルビノ ール、D8(0.60g.0.0010mol)を一度に添加した。2時間撹拌 した後に反応混合物を周囲温度まで温め、 一晩撹拌した。反応を50mLの4:1 MeOH:3N HClでクエンチし、 得られた混合物を2時間還流した。この溶液を冷却し、次に真空中で濃縮した。 残留物を水に溶解し、エーテルで2回洗浄し、Na2CO3で塩基性化し、酢酸エ チルで2回抽出した。酢酸エチル抽出物を合わせ、乾燥(K2CO3)し、濃縮し た。残留物をフラッシュシリカゲルで99:0.5:0.5酢酸エチル:メタノ ール:アンモニアを用いて3回精製して100mgの遊離塩基を得、それをアセ トン−メタノール中でフマル酸(0.32mg)と合わせた。この溶液を真空中 で濃縮し、残留物をエーテルで研和した。濾過して4−[(3,4−ジブロモチ エン−2−イル)エチル]−1H−イミダゾールフマレート、Cp−8を0.0 66gの白色の固体、mp 128−130℃として得た。DMSO−d61H NMRは特定される構造を裏付けた:δ1.60(d、3H、Me)、4.42 (q、1H、CH)、6.60(s、2H、フマル酸)、7.02(s、1H) 、7.60(s、1H)、7.75(s、1H)。元素分析:C98Br22S −C444の計算値:C、34.54;H、2.68;N、6.20。実測値 C、35.08;H、2.74;N、6.20。 実施例94−[(4−ブロモチエン−2−イル)メチル]−1H−イミダゾール塩酸塩 工程A 窒素下で20mLの乾式ジクロロメタン中の4−ヨード−1−トリチルイミダ ゾール(4.36g、0.010mol)の溶液にTHF中の臭化エチルマグネ シウムの溶液(3.5mL、3.0M)を滴下した。添加が終了すると反応混合 物を25℃で45分間撹拌した。TLC分析は出発原料が何も残っていないこと を示したので、4−ブロモチオフェン−2−カルボキサルデヒド(1.9g、0 .010mol)をジクロロメタン中の溶液として添加した。周囲温度で一晩撹 拌した後に反応を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。層を分離し、水層 をジクロロメタンで再抽出した。有機層を合わせ、乾燥(Na2SO4)し、濃縮 して黄色がかった白色の固体を得た。この物質をジエチルエーテルで研和した。 濾過して4−(4−ブロモチエン−2−イル)メタノール−1−トリチル−イミ ダゾール、A9を白色の固体として得た。CDCl31H NMRは特定される 構造を裏付けた。 工程B 25mLの乾式ジクロロメタン中のTFA(9.1g、0.080mol)の 溶液にジクロロメタン中のBH3・Me2Sの溶液(50mL、1.0M)を0℃ で滴下した。添加が終了すると反応混合物を60分間撹拌した。次にカルビノー ル、A9(1.0g.2.0mmol)を一度に添加した。2時間撹拌した後に 反応混合物を周囲温度まで1時間温めた。反応をMeOHでクエンチし、続いて 20mLの3N HClを添加した。この溶液をNa2CO3で塩基性化し、ジク ロロメタンで2回 抽出した。有機層を合わせ、乾燥(Na2SO4)し、濾過し、濃縮した。残留物 をエーテルで研和した。エーテル抽出物を木炭で処理し、ジカライトを通して濾 過し、次にEt2O・HClで処理して白色の固体を得、それをMeOH:Me CNから再結晶化して表題化合物、Cp−9、mp 186−189.5℃を得 た。DMSO−d61H NMRは特定される構造を裏付けた:δ4.30(s 、2H)、7.53(s、1H)、7.58(s、1H)、9.05(s、1H )、14.75(br s、1H)。元素分析:C89BrN2S−HClの計算 値:C、34.37;H、2.88;N、10.02。実測値 C、34.88 ;H、2.75;N、9.93。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN (72)発明者 プレス,ジエフリイ・ビー アメリカ合衆国ニユーヨーク州10509ブル ースター・ベアベリイレイン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式 式中、 Rは水素またはメチルであり、 Xは水素、C1-4アルキル、臭素または塩素であり、そして Yは水素、C1-4アルキル、臭素または塩素であり、 ここで、X及びYは両方が同時に水素ではないとする、 の化合物。 2. からなる群から選択される請求の範囲1の化合物。
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