JP2000506584A - 第一群気体用絞りサイクル・クライオポンプ・システム - Google Patents

第一群気体用絞りサイクル・クライオポンプ・システム

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Abstract

(57)【要約】 第一群気体クライオポンプ・システムは、混合冷媒を用いた圧縮機式絞りサイクル冷凍機を含む。低温冷媒が、真空室内に設置されたクライオポンプ面を通って流れ、その表面で水蒸気は凍結する。冷媒は、その後、熱交換器内を、圧縮機からの冷媒流と交差して通過する。熱交換器に入り、熱交換器を出る冷媒流は、実質的に室温の非断熱ライン通る。露出した冷却ラインは、全て排除されている。絞り装置とクライオポンプの低温面は、一体的なユニットを形成し、中間ラインを置かずに、直接、熱交換器の流経路と接続する。圧縮機/後部冷却器ユニットは、熱交換器およびクライオポンプ面から、都合に応じた距離をとって設置することができ、熱交換器は、クライオポンプ面と直接的に隣接するよう真空室の外側の別個のハウジング内に設置される。熱交換器のハウジングは、真空室の真空と通じていてもよいし、隔絶されていてもよい。選択された混合冷媒は、制限された、選択可能な温度範囲の間で、広い範囲の冷却容量を提供する。従って、選択された温度範囲の中で、いくつかの気体が、その他の気体を除外して、選択的に集められる。霜取り運転の間、排水皿が、クライオポンプ面から落ちる水滴を集める。

Description

【発明の詳細な説明】 第一群気体用絞りサイクル・クライオポンプ・システム 発明の背景 本発明は、真空システムに用いられる水蒸気クライオポンプに係り、特に、混 合冷媒と絞り装置を用いた閉サイクル単回路冷凍機の一部をなす水蒸気クライオ ポンプ面に関する。 水蒸気は、一般に、真空室の内部で、表面に極低温液体を巡回させることによ り、もしくは、ターボ分子真空ポンプまたは拡散式真空ポンプと連結した冷却ト ラップを冷却し、水蒸気のポンプ速度を増加させることのいずれかにより、真空 システムからポンプ引きされる。 ここで、参考として本願に組み込まれる特許4,150,549号は、本発明 の発明者によるものであるが、そこに例示されるクライオポンプは、広範囲の圧 力に亘るあらゆる種類の気体に対し、高いポンプ速度を有することを特徴とする 。Gifford-McMahon(GM)の二段サイクル冷凍機により冷却される典型的なク ライオポンプにおいては、水蒸気および炭酸ガスを含む第一群気体は、特許4, 150,549号が明らかにしているように、冷凍機の第一段階で低温凝縮され る。窒素、酸素およびアルゴンを含む第二群気体は、第二段階で低温凝縮される 。第三群気体であるネオン、水素およびヘリウムは、第二段階において、吸着剤 により低温吸着される。 80Kから170Kの温度範囲で作動するクライオポンプによりポンプ引きさ れる気体としては、水蒸気が最も一般的ではあるが、その他にも効果的にポンプ 引きすることができる気体は多数存在する。ここでは、上記温度範囲において平 衡圧力が1×10-10トル以上である気体を、第一群気体と定義する。HonigとHo okが1960年に作成した表(表1/図10)に記載されている気体だけを考え ても、NH3、SO2、H2OおよびI2が、第一群気体の範疇に入ることが解る。 表2(図11)には、これらの気体の1×10-10トルにおける蒸気温度お よび1Atmにおける蒸気温度が、示されている。 これら二つの温度の比率は、表2の右端欄に記載されており、その比率は、2 .84〜2.94であることが見て取れる。すべての物質は、同じ一般飽和圧力 /温度関係に従うため、1Atmにおける蒸気温度が、およそ232K(2.9 ×80)〜493K(2.9×170)の範囲にある物質は、すべて第一群気体 に属するという推定が成り立つ。 これらの気体は、集められると、クライオポンプによって保持されるが、クラ イオポンプを真空室からを周期的に隔絶し、クライオポンプを暖めて、ポンプ引 きされた気体を溶かし、解き放し、除去する必要性を生じる。幸い、クライオポ ンプはかなりの量の凍結気体を保持できるため、再生の間の作動期間は十分長く 、周期的にクライオポンプを再生する必要性は、重大な不利益にはならない。し かしながら、相当量の有毒、有害気体(例えば、シラン)を集積してしまうとい う不利益を招く危険がある。こうした不利益は、クライオポンプで発生し得る。 高真空装置に用いる場合、静的装置であるクライオポンプの代わりに、動的装 置であるターボ分子ポンプが選ばれる第一の理由は、上記のような有害気体の蓄 積を回避するためである。ターボ分子ポンプおよび拡散式ポンプは、通過流型装 置である。このため、高真空の装置の場合には、有毒気体の蓄積を回避するため 通常、これらのポンプが好まれる。また、ターボ分子ポンプおよび拡散式ポンプ は、典型的なクライオポンプと比較して、振動レベルが低いため、好ましいとさ れる場合もある。しかしながら、これらのポンプは、水蒸気に関しては、ポンプ 速度が比較的低い。 歴史的には、1970年代にクライオポンプやターボ分子ポンプが開発される 以前は、液体窒素(LN2)で冷却した冷却トラップを拡散式ポンプの前に用い て、水蒸気のポンプ速度を高め、拡散式ポンプから油分が逆流するのを防ぐとい うやり方が、標準的に行われていた。しかしながら、液体窒素には、冷却トラッ プを液体窒素で満たしておく上での操作上の問題点が存在する。拡散式ポンプに よる単段式GM冷凍機を用いた冷凍冷却トラップが、作られてはきたが、費用、 大きさ、およびおそらく振動にも起因し、単段式GM冷凍機用の冷却トラップは 、限られた場合にしか用いられてこなかった。 今日、最も広く用いられている冷却トラップは、閉サイクル冷凍機により、米 国特許3,698,202号、3,768,273号、4,176,526号、 4,535,597号、4,597,267号および5,009,073号に記 載されているような混合冷媒を用いて冷却される。 これらの設計において、性能を向上させるために用いられる熱交換器は、液体 から蒸気を分離する位相分離器を有している。この分離器は、装置を比較的かさ ばったものとし、その作動位置を一定方向に制限することになる。このような理 由で、熱交換器組立体は、圧縮機と同じ包囲体の中に設置され、断熱ラインが、 熱交換器の冷却端部から冷却トラップへと、低温低圧冷媒を運ぶ。 こうした配置いおいては、冷却トラップをどの位置に置くことも可能であ。し かしながら、かさばったラインは、その熱利得を制限する必要から、比較的短く 設定されねばならず、このため、冷却トラップから圧縮機を離して設置する自由 を制限する。それでもなお、低温伝達ラインにおける温度ロスのせいで、低容量 のシステムを作ることは、実用的ではない。これまで用いられてきた冷媒気体混 合物および圧縮機は、典型的な運転温度の範囲は140K〜160Kであるにも かかわらず、最低温度をおよそ120Kにしてしまうからである。こうした冷却 サイクルの基本概念についての最初の記述は、A.P.Kleememkoの著作「One Flow Cascade System,Progress in Refrigeration Science」(Pergamon出版 196 0年)になされている。 この型の閉サイクル冷凍機を冷却トラップに用いるもう一つの理由は、大きな 真空室内の拡張された管材の中を、低温冷媒が循環できるということである。こ のような広範囲に亘る集蓄能力は、GM冷凍機がもたらす液体窒素トラップの排 液や、一点的な冷却源と対照をなしている。 所望されているのは、露出され、断熱された冷却冷媒ラインの必要性を排除し 、どのような位置に置かれても、高性能かつ微振動で作動する、高真空室用の閉 サイクル冷凍機冷却トラップである。冷凍サイクルの調整を行うことなく、予想 される熱負荷の全範囲に亘って、およそ20Kに選択された所望温度間の温度幅 内で作動する能力が、求められている。 発明の概要 本発明の水蒸気クライオポンプ・システムは、混合冷媒を用いる絞りサイクル 冷凍機を含む。該冷凍機は、高圧の混合冷媒を後部冷却器へと発する圧縮機を有 し、熱は該後部冷却器において周囲に排除される。その後、冷媒は、熱交換器へ と入り、ここで更に冷却され、極低温レベルに達する。次に、冷却された冷媒は 、固定絞り装置、または、例えば毛管のようなレストリクタを通過するが、この とき、その圧力および温度は、既知のジュール・トムソン効果に従って低下する 。冷却された冷媒は、真空室に設置されたクライオポンプ面を通過して流れるが 、ここで、冷却面にぶつかった水蒸気は、凍結する。冷媒は、今や部分的に気化 し、冷却面を離れて熱交換器へと流れ帰るが、熱交換器を通過する際、圧縮機お よび後部冷却器の高圧側から流れてきてレストリクタに入ってくる冷媒を冷却す る。熱交換器に出入りする冷媒流の温度は、実質的に室温である。熱交換器を出 た冷媒は、低圧吸入口から圧縮機へと戻って圧縮され、冷媒流の循環が繰り返さ れる。 好ましい実施の形態に示す例では、絞り装置とクライオポンプの冷却面は、一 体的ユニットを形成し、中間ラインを置かずに、直接、熱交換器の流経路と接続 する。 熱交換器に出入りするラインの温度は、実質的に室温であるため、これらのラ インを断熱する必要はなく、また、熱交換器およびクライオポンプ面から、都合 に応じた距離をとって、圧縮機を設置することができる。真空室の振動は、軽減 される。 クライオポンプ面は、水蒸気がポンプ引きされている真空室内に設置され、熱 交換器は、真空室の外側の別個のハウジング内に設置されるが、このハウジング は、クライオポンプ面と直接的に隣接している。熱交換器のハウジングは、真空 室と真空を分け合ってもよいし、あるいは、熱交換器は、独自の圧力調整の下、 ハウジング内に隔絶されてもよい。熱交換器とクライオポンプ面とを直接的に隣 り合わせて設置することにより、露出した冷却ラインを全て、構造から排除する ことができ、熱力学的効率が高まる。 選択された混合冷媒を閉サイクル冷凍機システムに用いることにより、制限さ れた、選択可能な温度範囲に亘り、広い範囲の冷却容量を得ることができる。従 って、選択された温度範囲の中で、いくつかの気体が、その他の気体を除外して 、選択的にクライオポンプ面に集められる。霜取り運転の間、クライオポンプ面 から落ちる水滴を自動的に集めるよう、排水皿をクライオポンプ面に連結するこ ともできる。 従って、本発明の目的は、離れた位置にある圧縮機/後部冷却器ユニットと真 空室内で作動する冷却トラップとの間に、実質的に室温で延びる冷媒ラインを有 する、改良された絞りサイクル水蒸気クライオポンプ・システムを提供すること である。 本発明のもう一つの目的は、真空室の外側にある向流形単回路熱交換器が、真 空室の内側のクライオポンプ面と直接的に隣接し、一体的ユニットを形成するよ う配置されている、改良された絞りサイクル水蒸気クライオポンプ・システムを 提供することである。 本発明の更に一つの目的は、閉サイクル冷凍機において、広い範囲の冷却容量 に亘り、制限された極低温の範囲で、クライオポンプ面が作動するよう混合冷媒 を選択した、改良された絞りサイクル水蒸気クライオポンプ・システムを提供す ることである。 本発明の更なる目的は、冷媒流調節絞り装置に調整を加えることなく、より大 きな容量に亘って作動する、改良された絞りサイクル水蒸気クライオポンプ・シ ステムを提供することである。 本発明のその他の目的、特徴および優位性は、明細書により、一部は自明とな り、一部は明白となるであろう。 以上のように、本発明は、構成、要素の組み合わせおよび部品の配列に特徴を 有しており、これらは、以下に示す構成を例に取り説明されるが、本発明の範囲 は、請求項において示される。 図面の簡単な説明 本発明の十分な理解のために、添付図面との関連において、以下の記述が参照 されるが、ここで添付図面は次の通りである。 図1は、本発明の絞りサイクル水蒸気クライオポンプ・システムの回路図であ る。 図2は、本発明の冷却トラップの縦断面図である。 図3は、図2の冷却トラップの平面図である。 図4は、図2および図3の実施例に用いられているクライオポンプ面の拡大縦 断面図である。 図5は、図4のクライオポンプ面の平面図である。 図6は、本発明のクライオポンプ面の変形実施例を、図5と同様に示した部分 図である。 図7は、本発明のクライオポンプ面の変形実施例を、図3と同様に示した図で ある。 図8は、本発明の絞りサイクル水蒸気クライオポンプ・システムを、調整制御 せずに作動させた場合の性能特性を示している。 図9は、自動排水クライオポンプ面を有する構成をとる、本発明のもう一つの 変形実施例を、図2と同様に示した図である。 図10および図11は、一般気体および空気の特性を、表にしたものである。 図12は、本発明のシステムに用いられる冷媒混合物の表である。 図13a-cは、本発明の冷却面の変形構成例である。 好ましい実施の形態 初めに、以下の記述は、ポンプ引きされる気体として主に水蒸気を例に取りつ つ、本発明を説明するものであるということに、留意されたい。水蒸気を例とし て選択したのは、極低温で真空室からポンプ引きされる成分の大部分は、水蒸気 である場合が多いからである。ただし、本発明は、水蒸気をポンプ引きすること に限定されるわけではなく、上記に記載・引用したように、第一群気体のすべて をポンプ引きするシステムを含むよう意図されている。 図1は、本発明に従い、冷却トラップ12を有する冷凍システム10を、機能 的に概略した図を示すものである。冷凍システム10は、圧縮機18(図には、 三角形で表されている)を含み、この圧縮機は、低圧ライン20から混合気体冷 媒と混入潤滑油の流れを受け取り、圧縮された冷媒気体と混入潤滑油を高圧ライ ン22へと送り出す。オイルセパレータ24(図には、長方形で表されている) は、単に気体と液体を分離する濾過器でよく、圧縮混合気体と混入潤滑油をライ ン22から受け取るように接続され、気体から油分を分離する役割を果たす。分 離された油分は、絞り26(例えば、毛管)を通過する流れに続いて圧縮機18 の低圧吸入口の方へ送り返され、ライン20を通って圧縮機18へと戻る。 油分を除去された高圧気体は、高圧ライン30を通って、後部冷却器28へと 流れる。後部冷却器28は、矢印32が図示するように冷却されるが、これは空 冷式でも水冷式でもよく、圧縮熱や冷却トラップ12による吸着熱を除去する役 割を果たす。冷媒混合物中の高温成分は、後部冷却器28内で、完全にもしくは 部分的に液化するが、この度合いは、循環する気体混合物に左右される。 なお、以下の記述に用いる後部冷却器28は、空冷式のものとし、また、冷媒 は、周囲温度もしくはそれに近い温度で後部冷却器28を離れ、ライン34を通 過するものとする。また、システムに用いられる冷媒混合物が、後部冷却器28 からライン34へと出される冷媒を、常に液化冷媒を含有しない状態で供給でき るのであれば、オイルセパレータ24を後部冷却器の排出口側に設置することも 可能である。 部分的に冷却された冷媒混合物は、後部冷却器28から向流形熱交換器36へ と流れる。この熱交換器は、高圧流経路38と低圧流経路40とを有しており、 両者の間に、熱交換関係が成り立つ。高圧冷媒混合物は、後部冷却器28から高 圧流経路38へと流れ、この熱交換器36内で冷媒混合物はさらに冷却される。 こうして、冷媒混合物の大部分は、流量レストリクタ42(例えば、毛管)を通 過する前に、液化する。 これにより、冷媒の圧力は減少し、冷媒混合物中の低温成分は沸騰し始める。 低温低圧冷媒は、次ぎに、クライオポンプ面44を通過して流れ(これについて は後に詳述する)、およそ85%が液体の二相混合物として、熱交換器36の低 圧吸口へと流れ、その後、熱交換器36内の低圧経路40を通り、戻りライン2 0を経て、圧縮機18へと流れ帰る。 熱交換器36内において、二相状態、即ち、部分的には液体、部分的には気体 で存在する冷媒は、高圧流経路38の流量レストリクタ42に接近する高圧冷媒 を冷却する。熱交換器36内には、充分な表面積が与えられており、このため、 冷媒は、周囲温度もしくはそれに近い温度で、低圧ライン20に入る。従って、 熱交換器と接続するライン20および34は、断熱を必要としない。 クライオポンプ16への吸入口に接近し、低温のクライオポンプ面44に接触 すると、水の分子は凍結し、これにより、真空室14内に残っている密度の低い 大気から水蒸気が除去される。 冷凍システム10は、単段式圧縮機18を用い、熱交換器36は単回路向流配 置である。 異なる型の基本形単段冷凍圧縮機、例えば、回転型や往復型の圧縮機を、本発 明に従い、システムに用いることも可能である。絞り装置42は、前述したよう に、毛管であってもよいが、手動もしくは自動的に操作される絞り弁であっても よい。本発明に応用される圧縮機システムについての詳細は、1994年8月1 6日に、本発明者に与えられた特許5,337,572号に記述されている。本 特許は、参考として本願に組み込まれる。極低温冷凍システムおよび流れ配置に ついての更なる詳細は、本出願の譲受人が所有する1995年7月7日出願の合 衆国特許出願番号08/499,257に、紹介されている。 熱交換器36の温度は、吸入口および排出口の周囲温度から、極低温、即ち、 低温のポンプ成分もしくはクライオポンプ面44に熱交換器が接続する温度まで の範囲に亘るため、熱交換器をハウジング46で包囲し、周囲環境から熱交換器 36への熱利得を軽減している。 図2および図3は、本発明の冷却トラップ12を図示している。該冷却トラッ プは、フランジ48の上に設置されており、ターボ分子ポンプまたは拡散ポンプ の吸入口フランジ(図示せず)に、取り付けることができる。冷媒ライン20、 34(図1および図2)は、室温もしくはそれに近い温度であり、このため周囲 とほとんど熱交換がなく、従って、熱伝達という観点からは、圧縮機18を、冷 却トラップ・ユニット12から、どれだけの距離でも離して設置することも可能 である。自動密封部(図示せず)が、ライン20およびライン34を、冷却トラ ップ12および圧縮機18と接続している。ハウジング46内の熱交換器36は 、フランジ48に直ちに隣接するよう設置され、このフランジを通って、真空室 14(図1)からポンプ引きされた気体が流れる。冷温のポンプ面、即ち、クラ イオポンプ面44は、真空室14の内部もしくはその入口部に設置される。 熱交換器36の高圧流経路38は、空洞の管材でできた二つの連続同心コイル からなるが、このコイルは小さな高圧空間50(図4−5)へと通じている。高 圧空間50内の冷媒は、その後、絞り機能を果たす毛管42’(図1では42) に入る。 毛管42’は、平たくされた管52内を伸びるが、この管52の平たくされる 前の直径は、毛管よりも大きい。外管52は、図5に図示されているように、毛 管両側の帰途流路に、充分に熱を伝達するように、平らにされている。 毛管42’の開口端43を出る冷媒は、今や圧力を下げており、方向を逆転して 、充分に平たくされた管52を引き返し、その後、複数の管54に入る。管54 は、開口端55を有しており、低圧冷媒流を伝達する。管54は流経路38内に 設置され、熱交換器36の低圧流経路40に通じる。 毛管42’と複数管54の開口端55は、管シート56内に支持されるが、こ の管シート56は、管52の円形の端部(この端部以外の部分は平たくされてい る)を閉じる役割をも果たしており、これにより、高圧空間50から毛管42’ に入った低温冷媒の流れは、複数管54に入る低温冷媒の帰途流と隔離される。 径違い管継手58は、管材52の円形端部57と高圧流経路の管材38とを接続 するが、これにより、小さな高圧空間50が形成され、また、毛管42’、冷却 部44、および熱交換器36との間に必要とされる一体的連結が達成される。 複数管54は、その全体で図1の流経路40に相当するが、熱交換器36内の 高圧流経路管38を完全に満たすわけではなく、このため、複数管54の内側、 外側の両方を、冷媒は活発に流れ、その結果、図1に示されているような、効果 的な向流形熱交換器36が提供される。なお、流経路38および40の間に、十 分な熱交換関係が維持されるのであれば、本発明は、管内管の二重構造型の熱交 換器に限定されるものではない。 毛管42’の長さおよび内径は、選択された冷媒混合物に必要とされる流量お よび圧力に見合うよう決定される。図4および図5に示されているように、毛管 を調節するためには、防漏構造を分解しなければならない。図6は、クライオポ ンプの冷却部44’の変形実施例を示しているが、この例では、毛管42”は、 平管52の末端プラグ53を通過して延びている。冷媒流は、第二の管60を通 って、冷却部44’に戻るが、第二の管60は中間毛管62によって毛管42” に接続されている。中間毛管62の長さおよび内径は、選択可能であり、場合に 応じてろう付けまたははんだ付けを継目に施すことにより、容易に変化させるこ とができる。このため、特定の冷凍機に所望される性能特性を満たすよう、シス テムに用いる絞り毛管を、様々に選択し、調整することが可能となる。第二の管 60もまた、その内寸により毛管としてもよいが、必ずしも毛管とする必要はな い。管60もまた毛管である場合、絞り装置としての性能は、管42”、管62 、管60の3つの要素で定まる。 管38内に管54を有する構造は、冷却トラップ12の中で終わり、低圧気体 および液体は、高圧経路から隔離され、圧縮機18へと繋がる低圧ライン20を 通って、冷却トラップ12を出る。 図2および図3が示すように、クライオポンプの冷却面44は、熱伝導率の低 い構造部材64によって、ポンプ16の円形の入口フランジ48の開口部内に支 持されている。冷却部44は、熱伝導板66上に設置されるが、この熱伝導板6 6には穴68が設けられており、水蒸気の凍結面積を増大する必要がある場合に は、追加の面を穴68にボルト止めすることができる。 図2に解りやすく示されるように、ハウジング46は、フランジ48の半径方 向開口72内にはめ込まれた管材70によって、フランジ48と接続されている 。径違い管継手58は、そこに接続されているクライオポンプの冷却部44全体 と共に、ブッシング74に支持されるが、このブッシング74は、管材70内で 径違い継手58の周囲にはめあいで組み込まれており、ハウジング46とフラン ジ 48との間に、防漏結合を作り出している。 ブッシング74を貫通する穴76が、真空室14の内部真空と熱交換器ハウジ ング46の内部空間78とを連結している。ブッシング74の軸方向の長さは、 真空室と管材38の端部(ポンプ吸入部の取り付けフランジ48に隣接する部分 で、内管54を含む)との温度勾配を考慮して定める。真空で、低い脱ガス特性 を有する物質(例えばステンレス鋼)が、ブッシング74に適している。 オリフィスや絞り弁を用いた絞り装置42の変形実施例、およびその他の流量 調整は、前述した特許出願に記載されている。 本発明における冷却トラップ12の変形実施例(図7)も、図2〜図5に示さ れた冷却トラップ12とほぼ同様ではあるが、クライオポンプの冷却面44が、 汎用取付けフランジ80に接続している点で異なる。このため、装置12’は、 どのような真空室または流路内に取り付けることも可能であり、前記に記述され 図示された実施例の装置ように、特にターボ分子ポンプまたは拡散式ポンプの吸 入口への取り付けを目的とするものではない。フィンまたは板の形状をした冷却 部44の拡張部については、図7には示されていないが、そのような応用を施し 、水蒸気の凍結面を拡大することもできる。さらに、ブッシング74’は、開口 や貫通穴76を有しておらず、このため、真空が熱交換器ハウジング46内に維 持される可能性はあるが、この真空は、クライオポンプの冷却端面44が設置さ れている真空室の真空とは、全く分離されている。従って、図7および図8の冷 却トラップは、様々な設備に適合できる。 熱交換器36が、分離した真空内に隔離されていない場合、管材38、40の 熱交換面は、室温(周囲温度)からクライオポンプ面44の低温までの温度とな るため、気体のポンプインパルスを遅らせる可能性がある。気体は、中間温度で 熱交換器36上に凍結するかもしれず、その後、長時間にわたって放出されるか もしれない。例えば、水は124Kにおいて、1×10-11トルの蒸気圧を有す る。このことは、1×10-11トルの圧力において、冷却面にぶつかりそこに付 着する水分子の割合は、同じ冷却面から昇華する水分子の割合に等しい、という ことを意味している。冷却パネルを取り巻く水蒸気の圧力が、1×10-11トル よりも大きい場合は、その圧力に比例して、表面に凍り付く水の割合は昇華する 水の割合を超える。 水蒸気が高圧で、熱交換器36の周辺にほんの少しの時間でも入るなら、水は より高い温度(冷却部44よりも高い温度)で熱交換器36上に凍結する可能性 がある。その後、高かった水蒸気圧が減少しても、真空室内の圧力が、直ちに最 初の低圧に戻ることはない。何故なら、水は、今度は熱交換器36上の高い温度 面から昇華しているからである。 同じような遅れは、水蒸気をポンプ引きする際に真空室内に存在するその他の 種類の気体(例えばCO2)についても起こり得る。このため、冷却面44を特 別に限定された範囲の温度内に維持し、熱交換器から隔離することは、有益であ る。HonigとHookの蒸気圧力曲線(RCA レビュー21,360、1960年 )は、多くの一般気体(図10)についてのデータを提供している。水は、CO2 を約1×10-4トルより大きい圧力でトラップせずに、1×10-11トル未満の 圧力で好ましくトラップされる第一群気体の一例である。水を1×10-11トル 未満に保つためには、130Kよりも低いクライオパネル温度が必要とされ、C O2を1×10-4トルより大きい圧力で保持することを避けるためには、98K よりも高いクライオパネル温度が必要とされる。従って、クライオパネル温度が 、熱負荷のない状態で98Kよりも高く、最大熱負荷を与えた場合に、130K よりも低くなるよう、冷媒混合物および作動圧力を選択することができる。 図8は、いくつかの異なる冷媒混合物についての試験結果を示すが、混合物# 3の温度範囲は、熱負荷がない場合の103Kから、最大熱負荷を与えた場合の 120Kに亘ることを例証している。実用的な観点からは、混合物#1および# 2も有用である。なぜなら、200ミリメートル吸引の冷却トラップは、典型的 におよそ5ワットの最小熱負荷を有しており、従って、クライオパネルの温度は 100Kよりも高くなり、CO2は集積しないからである。 この例は、真空室から空気をポンプ引きするにあたり、ターボ分子ポンプ(T MP)を用いることに纏わる問題点を示している。図11に示されているように 、空気は、0.0314%のCO2含んでいる。真空排出過程おいては、典型的 に、冷却トラップおよびターボ分子ポンプへのゲート弁を開いて圧力をさらに低 く下げる前に、荒引きポンプを用いて、真空室の圧力を1気圧(760トル)か ら0. 3トル未満に減少させる。全圧0.3トルにおいて、CO2の分圧は1×10-4 トルである。クライオパネルの温度がほんの僅かでも98Kより低くなれば、ゲ ート弁が最初に開かれる際、クライオパネルはおよそ1×10-4トルの圧力で、 CO2を凍結させてしまう。最初の圧力0.3トルよりも、真空室の圧力が遥か に低く下がった後、クライオパネル上で凍結しているCO2は、ゆっくりと蒸発 し始め、全てのCO2が昇華しきってしまうまで、真空室が最低圧力に達するこ とを妨げる。高圧でクライオポンプ上に凍結し、その後、低圧で昇華する気体を ポンプ引きすることに関する、このような時間的遅れを、この分野では、「クラ ンピング」と呼んでいる。 このような問題は、GM式冷凍機で冷却される冷却トラップにおいては、温度 センサー、ヒーターおよび温度調節器を付け加え、冷却トラップの温度を100 Kより高く保つことにより、典型的に、回避されてきた。本例のような場合に、 混合物#3のような、作動温度が98Kから130Kの範囲の冷媒混合物を選択 することの利点は、温度調節器に要する費用を削減できることである。 水とCO2は、一方の気体をポンプ引きしながら、他方の気体を排除するとい う場合の、最も一般的な気体であるが、その他にも、この原理を適用できる組み 合わせは存在する。例えば混合物#4は、10-10トル未満の圧力でI2をポンプ 引きし、10-4トル未満の圧力でSO2をポンプ引きしないために用いられる。 熱負荷がない場合と、最大熱負荷を与えた場合の冷媒混合物の温度範囲は、2 0Kであることが望ましいとされるが、気体の組み合わせによっては、この範囲 を超える場合もある。本質的に重要なのは、温度調節器を用いずに、所望の気体 をポンプ引きし/ポンプ引きしないことができるよう、冷媒混合物を選択すると いうことである。 冷媒混合物#1−#4の成分は、表3(図12)に示されている。 従って、閉冷凍サイクルにおいては、冷却板の温度を特別に限定された温度範 囲内で提供できるよう、冷媒気体混合物および作動圧力を選択することが望まし い。例えば、80K〜160Kの間で、おのおのの場合の温度幅がおよそ20K であるように、範囲を選択できる。既に述べたように、図8は、冷却トラップに 使用するよう意図された冷媒混合物についての試験結果であるが、冷却面44で 計測された温度を、熱負荷との関連において示している。 試験中、冷媒混合物の構成を変化させ、圧縮機18への戻り圧(冷媒ライン2 0)を変えることにより、制限された範囲内で、作動温度の調整は可能であった 。圧縮機18への戻り圧は、概して、およそ0.1Mpaから0.5Mpaの範 囲であり、供給圧は、およそ1.5Mpaから2.5Mpaの範囲であった。 上述の実施例において示してきた冷却クライオポンプ面44は、非常に制限さ れたものであるが、次のようなその他の実施例もまた、本発明の趣旨に沿うもの であることが、理解されよう。即ち、より高い水蒸気のポンプ速度を提供すると いう目的のために、絞り装置42(毛管でも、オリフィスでも、拡張弁でもよい )を通過して流れる冷媒が、より大きな真空室の中に配列された冷却管の中を循 環するようにしてもよい。また、冷却管を拡張し、真空室内における工程とは別 個の水源に、冷却管を接近させることも可能である。 冷凍システム10から要求される冷却量は、その他の条件が同一であれば、冷 却ポンプの表面積に比例する。例えば、水の薄い凍結層を表面に有する冷却面は 、入射する室温放射をほとんど全て吸収する。従って、管材を分配して冷却表面 積を拡張する場合、以下のことを認識しておく必要がある。例えば、汚れた部屋 の室温において、氷に覆われた120Kの表面上の熱負荷は、およそ450ワッ ト平方メートルであることが解っている。こうしたことから、圧縮機の容量は、 凍結すると予想される水蒸気と関連づけられるだけでなく、真空室で作り出され る著しく低い表面温度に鑑み、管材へと流れる放射エネルギーにも関係すること が理解される。 これまでに述べてきたそれぞれの実施例において、ハウジング46内の熱交換 器36は、真空室および冷却要素44と直ちに隣接する位置に設置されているが 、このことは、遠く離れた圧縮機と冷却トラップとの間に、室温の接続ラインを 用いることを可能とするという点で、重要な意義がある。 知られているように、クライオポンプの冷却面44上に凍結した気体は、取り 除かれねばならないが、これは、冷却トラップを霜取りし、液化して表面から落 ちる水を集めることにより、達成される。 図9は、本発明の冷却トラップ12”に関するもう一つの実施例を示している 。 その構造は、平管52に接続する板66の下に、水受け皿82が取り付けられて いるという点を除けば、図2に示す構造と同様である。排水管84が、受け皿8 2と排水弁86(熱交換器36の閉じたハウジング46の外側に位置する)との 間に、水液の流れ路を提供している。 システム10の霜取りサイクルの間、クライオポンプ面で凍結した蒸気は溶け 、水滴は受け皿82にしたたり落ち、排水弁86を開くことにより排水される。 霜取りの間、クライオポンプ表面から落ちる水を効果的に集めるために、クラ イオポンプ面を、排水管84の方向に、水平からほんの少しだけ傾けることもで きる。また、水受け皿は、水を排水管84の入口に導くよう、傾斜した底面を有 してもよい。本発明の更なる実施例においては、クライポンプ面44の下側から 、排水管84の入口までの間に、浸出芯材(図示せず)を用いて、排水効果を高 めてる。 図5における毛管42’は、平管52の中心に位置しているが、変形実施例と して、その他の配置(例えば、図13a-c)も、効果的に用いることができる。 管材52を、平たくする目的は、冷媒流の速度を上げるとにより、熱伝達を増進 することにある。なお、これらの変形実施例が示す新しい配置を用いた場合、絞 り装置42は、熱交換要素の機能をも果たすことになる。 これまで述べてきたことを要約すれば、閉サイクル蒸気圧縮システムにおいて 、選択された混合冷媒を用いることにより、広範囲の熱負荷に亘って、例えば、 温度幅およそ20K未満という比較的狭い範囲の極低温で、真空室からの水蒸気 ポンプ作用が提供される。なお、この場合、所望の容量範囲に合わせて、システ ムの冷媒絞り装置を調整する必要はない。異なる冷媒混合物を用いれば、限定さ れた範囲において異なる温度に対応できる。向流形熱交換器を、クライオポンプ 面および冷媒絞り装置の直ぐ隣りに設置することにより、およそ室温の冷媒ライ ンを用いることが可能となり、遠く離れた圧縮機と熱交換器との間を断熱する必 要がなくなる。 上述した本発明の諸目的は、先に示した説明により有効に達成されるが、本発 明の精神と範囲とを逸脱することなく、上記構成を変更することは可能であり、 前記説明または添付図面に示される内容の全ては、例示説明のためのものであり 、 本発明を限定するものではない。 また、下記の請求の範囲は、ここに説明された発明を、包括的および特殊な特 徴を漏れなく記載するよう意図されており、本発明の範囲についての全ての記述 は、言葉の問題として、上記特徴の中に含まれる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年10月9日(1997.10.9) 【補正内容】 特許請求の範囲 1.真空室の内部に露出したクライオポンプ面と、 吸入口と排出口を有し、極低温冷媒を循環させ且つ該クライオポンプ面を冷却 し、作動中、少なくとも一つの第一群気体がクライオポンプ面で凍結するよう、 クライオポンプ面と熱力学的に連結されている経路手段と 相互に熱伝達関係にある、吸入口と排出口を有する高圧経路と、吸入口と排出 口を有する低圧経路とを有する熱交換器と、 上記熱交換器の高圧経路の排出口と、上記クライオポンプ面の経路手段の吸入 口との間を流れる冷媒流のために接続された冷媒流レストリクタと、 冷媒圧縮機と、 後部冷却器と、 上記圧縮機、後部冷却器および熱交換器との間を結び、冷凍サイクルを完成さ せる冷媒ラインとを含み、 上記熱交換器低圧経路の吸入口が上記経路手段の排出口に接続され、上記熱交 換器とハウジングとは、上記クライオポンプ面と冷媒流レストリクタのすぐ近く に位置するようになっており、上記冷媒ラインは断熱されておらず、且つ混合冷 媒による作動中およそ周囲温度である、第一群気体をポンプ引きするための冷却 トラップ・システム。 2.前記冷却トラップ・システムの作動中、前記熱交換器の高圧吸入口と低圧 排出口は、それぞれおよそ周囲温度である、請求項1に記載の第一群気体をポン プ引きするための冷却トラップ・システム。 3.冷媒圧縮機と、後部冷却器と、該冷媒圧縮機、該後部冷却器および前記熱 交換器とを結ぶ流れラインとを更に含み、該流れラインは、断熱されておらず、 作動中およそ周囲温度である、請求項1に記載の第一群気体をポンプ引きするた めの冷却トラップ・システム。 4.真空室の内部に露出したクライオポンプ面と、 吸入口と排出口を有し、極低温冷媒を循環させ且つ該クライオポンプ面を冷却 し、作動中、少なくとも一つの第一群気体がクライオポンプ面で凍結するよう、 クライオポンプ面と熱力学的に連結されている経路手段と 相互に熱伝達関係にある、吸入口と排出口を有する高圧経路と、吸入口と排出 口を有する低圧経路とを有し、ハウジングに取り囲まれている熱交換器と、 上記熱交換器の高圧経路の排出口と、上記クライオポンプ面の経路手段の吸入 口との間を流れる冷媒流のために接続された冷媒流レストリクタと、 上記クライオポンプ面と熱交換器とを結ぶ接続手段を含み、 上記熱交換器低圧経路の吸入口が上記経路手段の排出口に接続され、上記熱交 換器とハウジングとは、上記クライオポンプ面と冷媒流レストリクタのすぐ近く に位置するようになっており、上記熱交換器ハウジングを、クライオポンプ面が 露出する真空室の外側に取り付けることができ、上記接続手段は、真空室内の真 空と熱交換器ハウジングの内部空間とを連通する、第一群気体をポンプ引きする ための冷却トラップ・システム。 5.真空室の内部に露出したクライオポンプ面と、 吸入口と排出口を有し、極低温冷媒を循環させ且つ該クライオポンプ面を冷却 し、作動中、少なくとも一つの第一群気体がクライオポンプ面で凍結するよう、 クライオポンプ面と熱力学的に連結されている経路手段と 相互に熱伝達関係にある、吸入口と排出口を有する高圧経路と、吸入口と排出 口を有する低圧経路とを有し、ハウジングに取り囲まれている熱交換器と、 上記熱交換器の高圧経路の排出口と、上記クライオポンプ面の経路手段の吸入 口との間を流れる冷媒流のために接続された冷媒流レストリクタと、 上記クライオポンプ面と熱交換器とを結ぶ接続手段を含み、 上記熱交換器低圧経路の吸入口が上記経路手段の排出口に接続され、上記熱交 換器とハウジングとは、上記クライオポンプ面と冷媒流レストリクタのすぐ近く に位置するようになっており、上記熱交換器ハウジングを、クライオポンプ面が 露出する真空室の外側に取り付けることができ、上記接続手段は、作動中、真空 室内の真空と熱交換器ハウジングの内部空間とを隔絶する、第一群気体をポンプ 引きするための冷却トラップ・システム。 6.前記クライオポンプ面と前記熱交換器が、一体組立として接続された、請 求項4に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 7.前記クライオポンプ面と前記熱交換器が、一体組立として接続された、請 求項5に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 8.真空室の内部に露出したクライオポンプ面と、 吸入口と排出口を有し、極低温冷媒を循環させ且つ該クライオポンプ面を冷却 し、作動中、少なくとも一つの第一群気体がクライオポンプ面で凍結するよう、 クライオポンプ面と熱力学的に連結されている経路手段と 相互に熱伝達関係にある、吸入口と排出口を有する高圧経路と、吸入口と排出 口を有する低圧経路とを有し、ハウジングに取り囲まれている熱交換器と、 上記熱交換器の高圧経路の排出口と、上記クライオポンプ面の経路手段の吸入 口との間を流れる冷媒流のために接続された冷媒流レストリクタとを含み、 上記熱交換器低圧経路の吸入口が上記経路手段の排出口に接続され、上記熱交 換器とハウジングとは、上記クライオポンプ面と冷媒流レストリクタのすぐ近く に位置するようになっており、ここにおいて冷媒は、およそ80Kから160K の温度範囲の中で、およそ20Kの温度幅をクライオポンプ面に提供するよう選 択された成分混合物である、第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・ システム。 9.前記冷媒は、およそ80Kから160Kの温度範囲の中で、およそ20K の温度幅を提供するよう選択された成分混合物である、請求項3に記載の第一群 気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 10.前記選択混合物は、1.5Mpaから2.5Mpaの範囲の圧縮機吐出 圧、および0.1Mpaから0.5Mpaの圧縮機戻り圧で作動する、請求項9 に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 11.真空室の内部に露出したクライオポンプ面と、 吸入口と排出口を有し、極低温冷媒を循環させ且つ該クライオポンプ面を冷却 し、作動中、少なくとも一つの第一群気体がクライオポンプ面で凍結するよう、 クライオポンプ面と熱力学的に連結されている経路手段と 相互に熱伝達関係にある、吸入口と排出口を有する高圧経路と、吸入口と排出 口を有する低圧経路とを有し、ハウジングに取り囲まれている熱交換器と、 上記熱交換器の高圧経路の排出口と、上記クライオポンプ面の経路手段の吸入 口との間を流れる冷媒流のために接続された冷媒流レストリクタを含み、 上記熱交換器低圧経路の吸入口が上記経路手段の排出口に接続され、上記熱交 換器とハウジングとは、上記クライオポンプ面と冷媒流レストリクタのすぐ近く に位置するようになっており、上記冷媒流レストリクタは、毛管を含み、該毛管 は、冷却板に取り付けられ、該冷却板は、真空室内に設置された場合、前記クラ イオポンプ面として機能する、第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ ・システム。 12.前記毛管は、前記冷却板の周囲を超えて伸長し、ループになって再び該 冷却板に戻り付く、請求項11に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却 トラップ・システム。 13.前記冷却板の表面を拡げるための拡張手段を更に含む、請求項11に記 載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 14.真空室の内部に露出したクライオポンプ面と、 吸入口と排出口を有し、極低温冷媒を循環させ且つ該クライオポンプ面を冷却 し、作動中、少なくとも一つの第一群気体がクライオポンプ面で凍結するよう、 クライオポンプ面と熱力学的に連結されている経路手段と 相互に熱伝達関係にある、吸入口と排出口を有する高圧経路と、吸入口と排出 口を有する低圧経路とを有し、ハウジングに取り囲まれている熱交換器と、 上記熱交換器の高圧経路の排出口と、上記クライオポンプ面の経路手段の吸入 口との間を流れる冷媒流のために接続された冷媒流レストリクタを含み、 上記熱交換器低圧経路の吸入口が上記経路手段の排出口に接続され、上記熱交 換器とハウジングとは、上記クライオポンプ面と冷媒流レストリクタのすぐ近く に位置するようになっており、ここにおける第一群気体は、水蒸気であり、更に 、霜取りサイクルの間に前記クライオポンプ面から溶けて落ちる水滴を受けるた めの排水皿を、少なくともクライオポンプ面の下部に有し、該排水皿は、前記熱 交換器ハウジングを通って周囲環境へと延びる排水管を有する、第一群気体をポ ンプ引きするための冷却トラップ・システム。 15.前記ポンプされる気体が、少なくとも一つの他の気体との混合にある、 請求項1に記載の冷却トラップ・システム。 16.前記少なくとも一つの他の気体の少なくとも一つが、第一群気体である 、請求項15に記載の冷却トラップ・システム。 17.閉サイクル冷凍システムの高圧側と該システムの低圧側とを接続するた めに吸入口および排出口とを有し、使用において、前記高圧側と低圧側との間に 圧力の格差を生じさせる冷媒流絞りとしての役割を果たす一定長の毛管部と、 少なくとも前記毛管部の一部を包囲し、前記冷凍システムにおける圧縮機の低 圧吸入口と接続する排出口を有するハウジングと を含み、 前記毛管の排出口は、前記ハウジング内のハウジング排出口から離れた位置に あり、前記毛管内部から毛管包囲部へと吐出された冷媒をハウジングの排出口へ と流すよう、冷媒用の流経路が、前記毛管とハウジングにより形成されている閉 サイクル極低温冷凍システム用熱交換器。 18.前記ハウジングは、前記冷媒の流経路面積を減少させるために平たくさ れた管である、請求項17に記載の熱交換器。 19.熱伝導物質からなる表面拡張手段を更に含み、該拡張手段は、前記熱交 換器の性能容量を高めるために、前記ハウジングの外側表面と熱伝導関係になっ ている、請求項17に記載の熱交換器。 20.前記冷媒流レストリクタは、毛管を含み、該毛管は、冷却面に取り付け られ、該冷却面は真空室の内側に設置された場合、前記クライオポンプ面として 機能する、請求項1に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・ システム。 21.第一群気体は、水蒸気であり、更に、霜取りサイクルの間に前記クライ オポンプ面から溶けて落ちる水滴を受けるための排水皿を、少なくともクライオ ポンプ面の下部に有し、該排水皿は、前記熱交換器ハウジングを通って周囲環境 へと延びる排水管を有する、請求項1に記載の第一群気体をポンプ引きするため の冷却トラップ・システム。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 霜取り運転の間、排水皿が、クライオポンプ面から落ち る水滴を集める。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.真空室の内部に露出したクライオポンプ面と、 吸入口と排出口を有し、極低温冷媒を循環させ且つ該クライオポンプ面を冷却 し、作動中、少なくとも一つの第一群気体がクライオポンプ面で凍結するよう、 クライオポンプ面と熱力学的に連結されている経路手段と 相互に熱伝達関係にある、吸入口と排出口を有する高圧経路と、吸入口と排出 口を有する低圧経路とを有し、ハウジングに取り囲まれている熱交換器と、 上記熱交換器の高圧経路の排出口と、上記クライオポンプ面の経路手段の吸入 口との間を流れる冷媒流のために接続された冷媒流レストリクタとを含み、 上記低圧熱交換器経路の吸入口が前記経路手段の排出口に接続され、上記熱交 換器とハウジングとは、上記クライオポンプ面と冷媒流レストリクタのすぐ近く に位置するようになっている、第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ ・システム。 2.前記冷却トラップ・システムの作動中、前記熱交換器の高圧吸入口と低圧 排出口は、それぞれおよそ周囲温度である、請求項1に記載の第一群気体をポン プ引きするための冷却トラップ・システム。 3.冷媒圧縮機と、後部冷却器と、該冷媒圧縮機、該後部冷却器および前記熱 交換器とを結ぶ流れラインとを更に含み、該流れラインは、断熱されておらず、 作動中およそ周囲温度である、請求項1に記載の第一群気体をポンプ引きするた めの冷却トラップ・システム。 4.前記熱交換器ハウジングを、前記クライオポンプ面が露出する真空室の外 側に取り付けることができ、更に、クライオポンプ面と熱交換器とを結ぶ接続手 段を含み、該接続手段は、作動中、真空室内の真空と熱交換器ハウジングの内部 空間とを連通する、請求項1に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却ト ラップ・システム。 5.前記熱交換器ハウジングを、前記クライオポンプ面が露出する真空室の外 側に取り付けることができ、更に、クライオポンプ面と熱交換器とを結ぶ接続手 段を含み、該接続手段は、作動中、真空室内の真空と熱交換器ハウジングの内部 空間とを隔絶する、請求項1に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却ト ラップ・システム。 6.前記クライオポンプ面と前記熱交換器が、一体組立として接続された、請 求項4に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 7.前記クライオポンプ面と前記熱交換器が、一体組立として接続された、請 求項5に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 8.前記冷媒は、およそ80Kから160Kの温度範囲の中で、およそ20K の温度幅を提供するよう選択された成分混合物である、請求項1に記載の第一群 気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 9.前記冷媒は、およそ80Kから160Kの温度範囲の中で、およそ20K の温度幅を提供するよう選択された成分混合物である、請求項3に記載の第一群 気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 10.前記選択混合物は、1.5Mpaから2.5Mpaの範囲の圧縮機吐出 圧、および0.1Mpaから0.5Mpaの圧縮機戻り圧で作動する、請求項9 に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 11.前記冷媒流レストリクタは、毛管を含み、該毛管は、冷却板に取り付け られ、該冷却板は、真空室内に設置された場合、前記クライオポンプ面として機 能する、請求項1に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・シ ステム。 12.前記毛管は、前記冷却板の周囲を超えて伸長し、ループになって再び該 冷却板に戻り付く、請求項11に記載の第一群気体をポンプ引きするための冷却 トラップ・システム。 13.前記冷却板の表面を拡げるための拡張手段を更に含む、請求項11に記 載の第一群気体をポンプ引きするための冷却トラップ・システム。 14.第一群気体は、水蒸気であり、更に、霜取りサイクルの間に前記クライ オポンプ面から溶けて落ちる水滴を受けるための排水皿を、少なくともクライオ ポンプ面の下部に有し、該排水皿は、前記熱交換器ハウジングを通って 周囲環 境へと延びる排水管を有する、請求項1に記載の第一群気体をポンプ引きするた めの冷却トラップ・システム。 15.前記ポンプされる気体が、少なくとも一つの他の気体との混合にある、 請求項1に記載の冷却トラップ・システム。 16.前記少なくとも一つの他の気体の少なくとも一つが、第一群気体である 、請求項15に記載の冷却トラップ・システム。 17.閉サイクル冷凍システムの高圧側と該システムの低圧側とを接続するた めに吸入口および排出口とを有し、使用において、前記高圧側と低圧側との間に 圧力の格差を生じさせる冷媒流絞りとしての役割を果たす一定長の毛管部と、 少なくとも前記毛管部の一部を包囲し、前記冷凍システムにおける圧縮機の低 圧吸入口と接続する排出口を有するハウジングと を含み、 前記毛管の排出口は、前記ハウジング内のハウジング排出口から離れた位置に あり、前記毛管内部から毛管包囲部へと吐出された冷媒をハウジングの排出口へ と流すよう、冷媒用の流経路が、前記毛管とハウジングにより形成されている閉 サイクル極低温冷凍システム用熱交換器。 18.前記ハウジングは、前記冷媒の流経路面積を減少させるために平たくさ れた管である、請求項17に記載の熱交換器。 19.熱伝導物質からなる表面拡張手段を更に含み、該拡張手段は、前記熱交 換器の性能容量を高めるために、前記ハウジングの外側表面と熱伝導関係になっ ている、請求項17に記載の熱交換器。
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