JP2000506476A - ボトル用頂部把持式キャリア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 頂部把持式物品キャリアには、相対向する両端縁（７０，７２，１７０，１７２）と、上記端縁（７０，７２，１７０，１７２）間に延在する第１折目線（３２，１３４）と、物品（Ａ）を受容する少なくとも一つの開口（４４，１４４）とを有する主パネル（２０，１１６）が備えられている。開口（４４，１４４）は、第１折目線（３２，１３４）を中断するように、第１折目線（３２，１３４）にまたがった位置に配置されている。第１タブ（４０，１４０）は、主パネル（２０，１１６）から切り出され、開口（４４，１４４）の少なくとも一部を形成する。タブ（４０，１４０）は、主パネル（２０，１１６）に折り曲げ自在に接続され、それにより、物品（Ａ）が開口（４４，１４４）内にあるときに物品（Ａ）の一部を操作的に係合するように、タブ（４０，１４０）は、主パネル（２０，１１６）の面の外側に移動させられる。タブ（４０，１４０）は、端縁（７０，７２，１７０，１７２）の一方に向けて互いに散開するように延在する一対の離間した第２および第３折目線（６０，６２，１６０，１６２）で主パネル（２０，１１６）に接続され、それにより、主パネル（２０，１１６）の面の外側へのタブ（４０，１４０）の移動によって主パネルが第１折目線（３２，１３４）で折り曲げられる。応力緩和用の切込み線（６４，１６４）は、第２および第３折目線（６０，６２，１６０，１６２）間に延在し、主パネル（２０，１１６）からタブ（４０，１４０）を部分的に分離する。第１折目線（３２，１３４）が切込み線（６４，１６４）で中断されるように、切込み線（６４，１６４）は、第１折目線（３２，１３４）にまたがって配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ボトル用頂部把持式キャリア 発明の背景 本発明は、ボトルのような物品を複数まとめて固定するために用いられる物品 キャリアに関する。特に、本発明は、物品の頂部に取り付けて物品を整列状態に 固定する頂部把持式物品キャリアに関する。サンバースト式と呼ばれる開口を備 える頂部把持式キャリアが提供されており、その開口は、ボトルの頂部が開口内 を通過できるように開口の縁に沿って環状に配列された一連のタブを有し、この タブは、開口内からボトルが抜けるのを防ぐためにボトルの頂部の下端部や首部 のフランジに係合するようになっている。 この形式の頂部把持式キャリアの問題点は、タブに物品を支持するのに十分な 厚さが必要なことである。パネルとの接続部では、タブは、折れ易く、強度を失 い易い。本発明は、ボトルの首部を支持するタブに加えられる負荷を緩和するた めに柔軟性をもたせたキャリアを提供することによって、問題の解決を図ってい る。 発明の概要 本発明の一つの特徴によれば、ボトルのような少なくとも一つの物品を固定す るための物品キャリアが提供され、このキャリアは、主パネルの両端縁間に延在 する第１折目線を有する主パネルと、物品を受容するための少なくとも一つの開 口とを備えることを特徴とする。開口は、第１折目線を中断するように第１折目 線にまたがって配置される。第１把持タブは、主パネルから切り出され、開口の 少なくとも一部を形成する。このタブと主パネルとのヒンジ結合手段は、主パネ ルの通常位置の平面の外側へタブを移動することを可能とし、それにより、物品 が開口内に受容されるときに、タブは、物品の一部に係合することができる。ヒ ンジ結合手段には、主パネルの端縁の一方に向けて互いに散開するように延在す る一対の離間した第２および第３折目線が備えられ、それにより、主パネルの通 常位置の平面の外側へのタブの移動時に主パネルが第１折目線に沿って折り曲げ られる。さらに、ヒンジ結合手段には、タブを主パネルから部分的に分離するよ うに第２および第３折目線間に延在する切込み線が備えられる。その切込み線は 、第１折目線が切込み線で中断されるように第１折目線を横断して配置される。 本発明の一つの態様によれば、タブは、中間パネルに折り曲げ自在に接続され た一対の端パネルを備えることができる。この端パネルは、それぞれ第２および 第３折目線に沿って主パネルに接続され、中間パネルは、切込み線により主パネ ルから分離されることができる。 本発明の他の態様によれば、キャリアは、主パネルから切り出され、開口の少 なくとも一部を形成する第２把持タブを備えることができる。この第２把持タブ は、第１把持タブと対向位置で主パネルに折り曲げ自在に接続されることができ る。 本発明のさらに他の態様によれば、キャリアは、主パネルの両側縁にそれぞれ に折り曲げ自在に接続された一対の側パネルを備えることができ、これら側パネ ルは、主パネルから上方へ延びている。そのような側パネルを備えた構成におい て、キャリアは、主パネルがキャリアの底パネルを形成する筒状構成にすること ができる。また、そのような側パネルを備えた他の構成において、側パネルは、 開口内に受容する物品の上部を支持するために設けられた上端縁を有することが できる。好ましくは、各側パネルには、上記主パネルの下方に延在する下部を備 えることができる。各側パネルは、物品と上記下部との当接により、それぞれの 折り曲げ自在部分を軸にして主パネルに対し回動可能にすることができる。 本発明の他の特徴によれば、ボトルの首部で少なくとも一つのボトルを係合し て支持する頂部把持式物品キャリアが提供される。このボトルキャリアは、ボト ルを受容するための少なくとも一つの開口を有する主パネルと、主パネルの両側 縁のそれぞれに折り曲げ自在に接続される一対の側パネルとを備えることを特徴 とする。側パネルは、主パネルの上方の各上端縁に延在し、ボトルが開口内に受 容されるときにボトルの首部に側パネルを係合させ支持する。回動手段は、開口 内へのボトルの挿入に応じて側パネルの上端縁を互いの方向に回動させ、それに より、上端縁は、ボトルの首部を固く挟持することができる。 本発明のさらに一つの態様によれば、各側パネルは、主パネルの下方へ延在す る下部を備えることができ、それにより、開口内への物品の挿入の際に、側パネ ルの下部は、物品により互いに離間する方向に押し広げられて上端縁を互いに接 近する方向に回動させることができる。この構成において、回動手段は、側パネ ルの下部により構成されている。各側パネルは、主パネルの側縁のそれぞれに折 り曲げ自在に接続された中間ストリップと、中間ストリップに面接触状態に接着 された支持ストリップとを設けることができる。好ましくは、中間ストリップは 、主パネルから上方へ向けて上端縁まで延在し、一方、支持ストリップは、主パ ネルの上方に向けて延在する部分と主パネルの下方に向けて延在する部分を備え る。 本発明のさらなる特徴によれば、一対の取っ手タブを形成する頂パネルを備え た物品キャリアが提供される。取っ手タブは、頂パネル上に一対の離間した指開 口を形成するために頂パネルから切り出される。この取っ手タブは、ほぼ平行な 第１折目線に沿って頂パネルに接続される。この頂パネルは、第１折目線間に延 在する少なくとも一つの第２折目線を備え、それにより、キャリアが指開口によ って持ち上げられるときに、頂パネルの第１折目線間の部分は、第２折目線で上 方に折り曲げられる。 本発明の一つの態様によれば、第１折目線は、頂パネルの両側縁を横断して延 在し、一方、第２折目線は、頂パネルの側縁にほぼ平行に延在する。 図面の簡単な説明 本発明の実施例は、添付図を参照として以下記載する。 図１は、本発明のキャリアブランクの平面図である。 図２は、図１に示すブランクから形成されたキャリアの斜視図である。 図３は、図１で説明されたブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視 図である。 図４は、本発明の他の実施例によるキャリアブランクの平面図である。 図５は、図３に示すブランクから形成されたキャリアの斜視図である。 好適な実施例の詳細な説明 図１には、頂部把持式キャリアを形成するためのキャリアブランク１０が示さ れ、これはボール紙やそれに類する折り曲げ自在なシート材で構成されている。 ブランク１０は、順次折り曲げ自在に接続された一連のパネルにより構成されて いる。端パネル１２は、折目線２４に沿って側パネル１４に折り曲げ自在に接続 され、側パネル１４は、折目線２６により頂パネル１６に接続されている。これ により、パネル１４，１６は、互いにほぼ直交して配置される。頂パネル１６は 、折目線２８に沿って側パネル１８に接続されており、キャリアの組立て状態に おいて、側パネル１４と側パネル１８が相対向する一対の側面を形成するように 、パネル１６，１８は、互いにほぼ直交して配置される。側パネル１８は、折目 線３０により主パネル２０に接続されており、頂パネル１６と主パネル２０が相 対向する上下一対の面を形成するように、パネル１８，２０は、互いに直交して 配置される。上記主パネル２０には、折目線３４により補強パネル２２が接続さ れており、主パネル２０と補強パネル２２は、互いにほぼ直交して配置され、補 強パネル２２と側パネル１４は、キャリアが組立てられたときに、互いに重なり 合って配置される。 図１に示すように、主パネル２０には、一列に並んだ３つの六角形状のタブ開 口４４が形成され、タブ開口４４の両端部には、折り曲げ自在な把持タブ４０が 設けられている。各把持タブ４０には、それぞれ折目線５６，５８に沿って順次 接続された３つのパネル５０，５２，５４が設けられている。端パネル５０，５ ４は、それぞれ折目線６０，６２に沿って主パネル２０に接続され、一方、中間 パネル５２は、切込み線６４により、主パネル２０から分離されている。主パネ ル２０は、その両端縁間に延在するとともに中間部が中断された折目線３２を有 し、この折目線３２は、それぞれのタブ４０の中間パネル５２と一線上に並んで 位置している。組立て状態においては、パネル５０，５２，５４は、折目線５６ ，５８に沿って折り曲げられて上記平面外に移動させられ、折目線３２と共働し て、主パネル２０を折り曲げる。六角形状をなす３つのタブ開口４４の中央の一 つは、相対向する位置に配置された二つのフラップ４２を有している。 取っ手Ｈは、頂パネル１６に沿って形成され、この頂パネル１６には、相対向 する位置に配置された一対の半円状の取っ手タブ３８が設けられている。取っ手 タブ３８は、頂パネル１６から切り出され、折目線３６を介して互いに離間して いる。キャリアは、各取っ手タブ３８を折り曲げることによって持ち運ばれる。 すなわち、取っ手タブ３８が筒状キャリアの内部へ折り曲げられることにより、 頂パネル１６上に一対の指の開口が形成される。取っ手タブ３８は、ほぼ平行な 折目線７４，７６に沿って頂パネル１６に接続されている。折目線３６は、頂パ ネル１６の両側縁にほぼ平行に配置され、折目線７４，７６間に延在している。 頂パネル１６の折目線７４，７６間の部分は、キャリアが指開口によって持ち上 げられたとき、折目線３６で上方に折り曲げられる。折目線３６は、指開口部分 に作用する応力を緩和するように機能し、それにより、取っ手が補強されている 。 図２には、ほぼ組み立てられた状態のキャリアが示されている。この構成は、 全てのパネルを次々と折り曲げてパネル２２をパネル１４に重ね合わせ、筒状構 造を形成することにより組み立てられる。この場合、パネル１４，１６は、折目 線２６に沿って直角に折り曲げられ、パネル１６，１８、１８，２０、２０，２ ２は、それぞれ折目線２８，３０，３４に沿って直角に折り曲げられている。キ ャリアは、側パネル１４，２２どうしを重ね合わせて接着剤や他の適切な手段に より接続することによって、図２に示された箱状体を保持している。 図３に示すように、物品は、開口４４内を通過して挿入され、これにより、把 持タブ４０がその通常位置の平面の外側へ移動し、把持タブ４０の端縁が物品の 半径方向突出部分に当接する。タブ４０が移動させられるときに、主パネル２０ は折目線３２に沿って折り曲げられ、開口４４を最大に広げられるようにする。 また、タブ４０がボトルの首部に係合するときに、応力緩和用の切込み線６４に より高められた主パネル２０の柔軟性が把持タブ４０によるボトルの支持を補助 する。 図４は頂部把持式キャリアを形成するキャリアブランク１１０を示すものであ り、ボール紙やそれに類する折り曲げ自在のシート材により作製された本発明の 他の実施例である。このブランク１１０は、折目線１３０に沿って中間ストリッ プ１１４に折り曲げ自在に接続された支持ストリップ１１２を設けており、スト リップ１１２，１１４は、互いに重ね合わされる。中間ストリップ１１４は、折 目線１３２に沿って主パネル１１６に折り曲げ自在に接続されており、ストリッ プ１１２，１１４はブランク１１０の面の外側へ折り曲げられる。主パネル１１ ６は、折目線１３６に沿って中間ストリップ１１８にも折り曲げ自在に接続され ている。支持ストリップ１２０は、折目線１３８に沿って中間ストリップ１１８ に折り曲げ自在に接続されており、ストリップ１１８，１２０は、互いに重ね合 われる。折目線１３６は、ストリップ１１８，１２０をそれらの通常位置の平面 から外側へ折り曲げ可能にしている。 図４に示すように、主パネル１１６には、一列に並んだ３つの六角形状のタブ 開口１４４が形成され、この開口１４４の両端部には、把持タブ１４０が設けら れている。各把持タブ１４０には、それぞれ折目線１５６，１５８に沿って順次 接続された３つのパネル１５０，１５２，１５４が設けられている。端パネル１ ５０，１５４は、それぞれ折目線１６０，１６２に沿って主パネル１１６に接続 され、一方、切込み線１６４により、中間パネル１５２が主パネル１１６から分 離されている。主パネル１１６は、その両端縁間に延在するとともに中間部が中 断された折目線１３４を備え、それぞれのタブ１４０の中間パネル１５２と同一 線上に並んで位置している。組立て状態においては、パネル１５０，１５２，１ ５４は、折目線１５６，１５８に沿って折り曲げられて上記平面外に移動させら れ、折目線１３４と共働して、主パネル１１６を折り曲げる。 取っ手は、支持ストリップ１２０に沿って形成され、この支持ストリップ１２ ０には、相対向する位置に配置された一対のタブ１６６が設けられている。キャ リアは、各タブ１６６を内側に折り曲げることによって持ち運ばれる。 折目線１３０に沿ってストリップ１１２，１１４を互いに重なり合うように折 り曲げ、折目線１３８に沿ってストリップ１１８，１２０を互いに重なり合うよ うに折り曲げることによってキャリアが組み立てられる。ストリップ１１２，１ １４は、接着剤や他の適切な手段によって互いに面接触状態に固定され、これに より、一枚の側パネルを形成する。同様に、ストリップ１２０，１１８は、もう 一枚の側パネルを形成するために互いに面接触状態に固定される。これらの一対 の側パネルは、主パネル１１６とほぼ直交して配置されるように、折目線１３２ ，１３６に沿って折り曲げられる。 上記キャリアによって物品Ａを固定するため、物品Ａは、開口１４４内を通過 して挿入される。挿入された物品Ａによりストリップ１１２，１２０の下部が外 方に押しやられ、ストリップ１１２，１２０の下部間の隙間Ｇ１が広げられる。 その結果、ストリップ１１２，１２０の上部間の隙間Ｇ２が狭められ、それによ り、図５に示すように物品Ａの半径方向突出部を支持する上端縁１５０，１５２ が物品Ａに強く押し付けられる。物品Ａの挿入により、タブ１４０がその通常位 置の平面の外側へ移動し、タブ１４０の端縁が物品の半径方向突出部に当接する 。タブ１４０がその平面外に移動することによって、主パネル１１６は折目線１ ３４に沿って曲げられ、開口１４４が最大限に広げられる。タブ１４０がボトル の首部のフランジのような半径方向突出部と係合するときに、応力緩和用の切込 み線１６４により高められた主パネル１１６の柔軟性がタブ１４０によるボトル の支持を補助する。 本発明およびその好適な実施例は、多少の柔軟性を持ちながらボトルを強固に 把持するための十分な剛性を有するように形成されたボトルキャリアに関するも ので、これにより、開口タブに加えられた負荷を上記キャリアによってより良く 吸収することができるようになっている。ブランクの形状は、必要となるボール 紙の量を最小とすることを可能にする。このキャリアは、手作業または自動機に よりボトルに装着することができる。本発明は、頂部把持式のキャリアに限らず 、様々なキャリアに応用することができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１０月１３日（１９９７．１０．１３） 【補正内容】 ボトル用頂部把持式キャリア 発明の背景 本発明は、ボトルのような物品を複数まとめて固定するために用いられる物品 キャリアに関する。特に、本発明は、物品の頂部に取り付けて物品を整列状態に 固定する頂部把持式物品キャリアに関する。サンバースト式と呼ばれる開口を備 える頂部把持式キャリアが提供されており、その開口は、ボトルの頂部が開口内 を通過できるように開口の縁に沿って環状に配列された一連のタブを有し、この タブは、開口内からボトルが抜けるのを防ぐためにボトルの頂部の下端部や首部 のフランジに係合するようになっている。 この形式の頂部把持式キャリアの問題点は、タブに物品を支持するのに十分な 厚さが必要なことである。パネルとの接続部では、タブは、折れ易く、強度を失 い易い。本発明は、ボトルの首部を支持するタブに加えられる負荷を緩和するた めに柔軟性をもたせたキャリアを提供することによって、問題の解決を図ってい る。 従来の技術 ＵＳ３，３８７，８７９に開示されている物品キャリアでは、頂壁、底壁およ び側壁を有する筒状構造が構成され、頂壁には、中間の折目線と、頂壁に折り曲 げ自在に接続された複数の支持タブが設けられている。また、支持タブは、ボト ルの重量が支持タブの端縁にかかるように隣接するボトルの首部に向けて内側に 偏らされ、キャリアの底部がボトルの首部を受容するために開口させられるとと もに、強固に把持する作用を得るために側壁が異なる高さに設定されている。 また、ＥＰ３１７，３７９（Ｇｅｒｖａｉｓ）には、物品を受容するために表 面に設けられた開口と、互いに平行な２つのストリップとを備えたブランクから 構成される個々の容器用梱包装置が開示され、ストリップは、折り曲げたときに 開口内の切り抜きを持ち上げて形成される舌片を有する２つの短い平行なフラッ プを形成する。開口内に収容された容器は、容器外側の突出部の下側部にフラッ プが当接することによって支持される。発明の概要 本発明の一つの特徴によれば、ボトルのような少なくとも一つの物品を固定す るための物品キャリアが提供され、このキャリアは、主パネルの両端縁間に延在 する第１折目線を有する主パネルと、物品を受容するための少なくとも一つの開 口とを備えることを特徴とする。開口は、第１折目線を中断するように第１折目 線にまたがって配置される。第１把持タブは、主パネルから切り出され、開口の 少なくとも一部を形成する。このタブと主パネルとのヒンジ結合手段は、主パネ ルの通常位置の平面の外側へタブを移動することを可能とし、それにより、物品 が開口内に受容されるときに、タブは、物品の一部に係合することができる。ヒ ンジ結合手段には、主パネルの端縁の一方に向けて互いに散開するように延在す る一対の離間した第２および第３折目線が備えられ、それにより、主パネルの通 常位置の平面の外側へのタブの移動時に主パネルが第１折目線に沿って折り曲げ られる。さらに、ヒンジ結合手段には、タブを主パネルから部分的に分離するよ うに第２および第３折目線間に延在する切込み線が備えられる。その切込み線は 、第１折目線が切込み線で中断されるように第１折目線を横断して配置される。 本発明の一つの態様によれば、タブは、中間パネルに折り曲げ自在に接続され た一対の端パネルを備えることができる。この端パネルは、それぞれ第２および 第３折目線に沿って主パネルに接続され、中間パネルは、切込み線により主パネ ルから分離されることができる。 本発明の他の態様によれば、キャリアは、主パネルから切り出され、開口の少 なくとも一部を形成する第２把持タブを備えることができる。この第２把持タブ は、第１把持タブと対向位置で主パネルに折り曲げ自在に接続されることができ る。 本発明のさらに他の態様によれば、キャリアは、主パネルの両側縁にそれぞれ に折り曲げ自在に接続された一対の側パネルを備えることができ、これら側パネ ルは、主パネルから上方へ延びている。そのような側パネルを備えた構成におい て、キャリアは、主パネルがキャリアの底パネルを形成する筒状構成にすること ができる。また、そのような側パネルを備えた他の構成において、側パネルは、 開口内に受容する物品の上部を支持するために設けられた上端縁を有することが できる。好ましくは、各側パネルには、上記主パネルの下方に延在する下部を備 えることができる。各側パネルは、物品と上記下部との当接により、それぞれの 折り曲げ自在部分を軸にして主パネルに対し回動可能にすることができる。 本発明の他の特徴によれば、ボトルの首部で少なくとも一つのボトルを係合し て支持する頂部把持式物品キャリアが提供される。このボトルキャリアは、ボト ルを受容するための少なくとも一つの開口を有する主パネルと、主パネルの両側 縁のそれぞれに折り曲げ自在に接続される一対の側パネルとを備えることを特徴 とする。側パネルは、主パネルの上方の各上端縁に延在し、ボトルが開口内に受 容されるときにボトルの首部に側パネルを係合させ支持する。回動手段は、開口 内へのボトルの挿入に応じて側パネルの上端縁を互いの方向に回動させ、それに より、上端縁は、ボトルの首部を固く挟持することができる。 本発明のさらに一つの態様によれば、各側パネルは、主パネルの下方へ延在す る下部を備えることができ、それにより、開口内への物品の挿入の際に、側パネ ルの下部は、物品により互いに離間する方向に押し広げられて上端縁を互いに接 近する方向に回動させることができる。この構成において、回動手段は、側パネ ルの下部により構成されている。各側パネルは、主パネルの側縁のそれぞれに折 り曲げ自在に接続された中間ストリップと、中間ストリップに面接触状態に接着 された支持ストリップとを設けることができる。好ましくは、中間ストリップは 、主パネルから上方へ向けて上端縁まで延在し、一方、支持ストリップは、主パ ネルの上方に向けて延在する部分と主パネルの下方に向けて延在する部分を備え る。 本発明のさらなる特徴によれば、一対の取っ手タブを形成する頂パネルを備え た物品キャリアが提供される。取っ手タブは、頂パネル上に一対の離間した指開 口を形成するために頂パネルから切り出される。この取っ手タブは、ほぼ平行な 第１折目線に沿って頂パネルに接続される。この頂パネルは、第１折目線間に延 在する少なくとも一つの第２折目線を備え、それにより、キャリアが指開口によ って持ち上げられるときに、頂パネルの第１折目線間の部分は、第２折目線で上 方に折り曲げられる。 本発明の一つの態様によれば、第１折目線は、頂パネルの両側縁を横断して延 在し、一方、第２折目線は、頂パネルの側縁にほぼ平行に延在する。 図面の簡単な説明 本発明の実施例は、添付図を参照として以下記載する。 図１は、本発明のキャリアブランクの平面図である。 図２は、図１に示すブランクから形成されたキャリアの斜視図である。 図３は、図１で説明されたブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視 図である。 図４は、本発明の他の実施例によるキャリアブランクの平面図である。 図５は、図３に示すブランクから形成されたキャリアの斜視図である。 好適な実施例の詳細な説明 図１には、頂部把持式キャリアを形成するためのキャリアブランク１０が示さ れ、これはボール紙やそれに類する折り曲げ自在なシート材で構成されている。 ブランク１０は、順次折り曲げ自在に接続された一連のパネルにより構成されて いる。端パネル１２は、折目線２４に沿って側パネル１４に折り曲げ自在に接続 され、側パネル１４は、折目線２６により頂パネル１６に接続されている。これ により、パネル１４，１６は、互いにほぼ直交して配置される。頂パネル１６は 、折目線２８に沿って側パネル１８に接続されており、キャリアの組立て状態に おいて、側パネル１４と側パネル１８が相対向する一対の側面を形成するように 、パネル１６，１８は、互いにほぼ直交して配置される。側パネル１８は、折目 線３０により主パネル２０に接続されており、頂パネル１６と主パネル２０が相 対向する上下一対の面を形成するように、パネル１８，２０は、互いに直交して 配置される。上記主パネル２０には、折目線３４により補強パネル２２が接続さ れており、主パネル２０と補強パネル２２は、互いにほぼ直交して配置され、補 強パネル２２と側パネル１４は、キャリアが組立てられたときに、互いに重なり 合って配置される。 図１に示すように、主パネル２０には、一列に並んだ３つの八角形状のタブ開 口４４が形成され、タブ開口４４の両端部には、折り曲げ自在な把持タブ４０が 設けられている。各把持タブ４０には、それぞれ折目線５６，５８に沿って順次 接続された３つのパネル５０，５２，５４が設けられている。端パネル５０，５ ４は、それぞれ折目線６０，６２に沿って主パネル２０に接続され、一方、中間 パネル５２は、切込み線６４により、主パネル２０から分離されている。主パネ ル２０は、その両端縁間に延在するとともに中間部が中断された折目線３２を有 し、この折目線３２は、それぞれのタブ４０の中間パネル５２と一線上に並んで 位置している。組立て状態においては、パネル５０，５２，５４は、折目線５６ ，５８に沿って折り曲げられて上記平面外に移動させられ、折目線３２と共働し て、主パネル２０を折り曲げる。八角形状をなす３つのタブ開口４４の中央の一 つは、相対向する位置に配置された二つのフラップ４２を有している。 取っ手Ｈは、頂パネル１６に沿って形成され、この頂パネル１６には、相対向 する位置に配置された一対の半円状の取っ手タブ３８が設けられている。取っ手 タブ３８は、頂パネル１６から切り出され、折目線３６を介して互いに離間して いる。キャリアは、各取っ手タブ３８を折り曲げることによって持ち運ばれる。 すなわち、取っ手タブ３８が筒状キャリアの内部へ折り曲げられることにより、 頂パネル１６上に一対の指の開口が形成される。取っ手タブ３８は、ほぼ平行な 折目線７４，７６に沿って頂パネル１６に接続されている。折目線３６は、頂パ ネル１６の両側縁にほぼ平行に配置され、折目線７４，７６間に延在している。 頂パネル１６の折目線７４，７６間の部分は、キャリアが指開口によって持ち上 げられたとき、折目線３６で上方に折り曲げられる。折目線３６は、指開口部分 に作用する応力を緩和するように機能し、それにより、取っ手が補強されている 。 図２には、ほぼ組み立てられた状態のキャリアが示されている。この構成は、 全てのパネルを次々と折り曲げてパネル２２をパネル１４に重ね合わせ、筒状構 造を形成することにより組み立てられる。この場合、パネル１４，１６は、折目 線２６に沿って直角に折り曲げられ、パネル１６，１８、１８，２０、２０，２ ２は、それぞれ折目線２８，３０，３４に沿って直角に折り曲げられている。キ ャリアは、側パネル１４，２２どうしを重ね合わせて接着剤や他の適切な手段に より接続することによって、図２に示された箱状体を保持している。 図３に示すように、物品は、開口４４内を通過して挿入され、これにより、把 持タブ４０がその通常位置の平面の外側へ移動し、把持タブ４０の端縁が物品の 半径方向突出部分に当接する。タブ４０が移動させられるときに、主パネル２０ は折目線３２に沿って折り曲げられ、開口４４を最大に広げられるようにする。 また、タブ４０がボトルの首部に係合するときに、応力緩和用の切込み線６４に より高められた主パネル２０の柔軟性が把持タブ４０によるボトルの支持を補助 する。 図４は頂部把持式キャリアを形成するキャリアブランク１１０を示すものであ り、ボール紙やそれに類する折り曲げ自在のシート材により作製された本発明の 他の実施例である。このブランク１１０は、折目線１３０に沿って中間ストリッ プ１１４に折り曲げ自在に接続された支持ストリップ１１２を設けており、スト リップ１１２，１１４は、互いに重ね合わされる。中間ストリップ１１４は、折 目線１３２に沿って主パネル１１６に折り曲げ自在に接続されており、ストリッ プ１１２，１１４はブランク１１０の面の外側へ折り曲げられる。主パネル１１ ６は、折目線１３６に沿って中間ストリップ１１８にも折り曲げ自在に接続され ている。支持ストリップ１２０は、折目線１３８に沿って中間ストリップ１１８ に折り曲げ自在に接続されており、ストリップ１１８，１２０は、互いに重ね合 われる。折目線１３６は、ストリップ１１８，１２０をそれらの通常位置の平面 から外側へ折り曲げ可能にしている。 図４に示すように、主パネル１１６には、一列に並んだ３つの六角形状のタブ 開口１４４が形成され、この開口１４４の両端部には、把持タブ１４０が設けら れている。各把持タブ１４０には、それぞれ折目線１５６，１５８に沿って順次 接続された３つのパネル１５０，１５２，１５４が設けられている。端パネル１ ５０，１５４は、それぞれ折目線１６０，１６２に沿って主パネル１１６に接続 され、一方、切込み線１６４により、中間パネル１５２が主パネル１１６から分 離されている。主パネル１１６は、その両端縁間に延在するとともに中間部が中 断された折目線１３４を備え、それぞれのタブ１４０の中間パネル１５２と同一 線上に並んで位置している。組立て状態においては、パネル１５０，１５２，１ ５４は、折目線１５６，１５８に沿って折り曲げられて上記平面外に移動させら れ、折目線１３４と共働して、主パネル１１６を折り曲げる。 取っ手は、支持ストリップ１２０に沿って形成され、この支持ストリップ１２ ０には、相対向する位置に配置された一対のタブ１６６が設けられている。キャ リアは、各タブ１６６を内側に折り曲げることによって持ち運ばれる。 折目線１３０に沿ってストリップ１１２，１１４を互いに重なり合うように折 り曲げ、折目線１３８に沿ってストリップ１１８，１２０を互いに重なり合うよ うに折り曲げることによってキャリアが組み立てられる。ストリップ１１２，１ １４は、接着剤や他の適切な手段によって互いに面接触状態に固定され、これに より、一枚の側パネルを形成する。同様に、ストリップ１２０，１１８は、もう 一枚の側パネルを形成するために互いに面接触状態に固定される。これらの一対 の側パネルは、主パネル１１６とほぼ直交して配置されるように、折目線１３２ ，１３６に沿って折り曲げられる。 上記キャリアによって物品Ａを固定するため、物品Ａは、開口１４４内を通過 して挿入される。挿入された物品Ａによりストリップ１１２，１２０の下部が外 方に押しやられ、ストリップ１１２，１２０の下部間の隙間Ｇ１が広げられる。 その結果、ストリップ１１２，１２０の上部間の隙間Ｇ２が狭められ、それによ り、図５に示すように物品Ａの半径方向突出部を支持する上端縁２５０，２５２ が物品Ａに強く押し付けられる。物品Ａの挿入により、タブ１４０がその通常位 置の平面の外側へ移動し、タブ１４０の端縁が物品の半径方向突出部に当接する 。タブ１４０がその平面外に移動することによって、主パネル１１６は折目線１ ３４に沿って曲げられ、開口１４４が最大限に広げられる。タブ１４０がボトル の首部のフランジのような半径方向突出部と係合するときに、応力緩和用の切込 み線１６４により高められた主パネル１１６の柔軟性がタブ１４０によるボトル の支持を補助する。 本発明およびその好適な実施例は、多少の柔軟性を持ちながらボトルを強固に 把持するための十分な剛性を有するように形成されたボトルキャリアに関するも ので、これにより、開口タブに加えられた負荷を上記キャリアによってより良く 吸収することができるようになっている。ブランクの形状は、必要となるボール 紙の量を最小とすることを可能にする。このキャリアは、手作業または自動機に よりボトルに装着することができる。本発明は、頂部把持式のキャリアに限らず 、様々なキャリアに応用することができる。 請求の範囲 １． 両端縁（７０，７２，１７０，１７２）を有する主パネル（２０，１１６ ）と、上記端縁間に延在する第１折目線（３２，１３４）と、上記第１折目線を 中断するように第１折目線にまたがって配置されて物品（Ａ）を受容する少なく とも一つの開口（４４，１４４）と、上記主パネルから切り出され、上記開口の 少なくとも一部を形成する第１タブ（４０，１４０）と、上記物品が上記開口内 にあるときに上記物品の一部に上記タブが係合するように上記タブを上記主パネ ルに折り曲げ自在に接続するヒンジ結合手段とを備え、 上記ヒンジ結合手段が上記端縁の一方に向けて互いに散開するように延在する 一対の離間した第２および第３折目線（６０，６２，１６０，１６２）を備え、 上記パネル面の外側への上記タブの移動時に上記主パネルが上記第１折目線に沿 って折り曲げられるようにした物品キャリアにおいて、応力緩和用の切り込み線 （６４，１６４）が上記第１折目線（３２，１３４）を中断するように上記第２ および第３折目線（６０，６２，１６０，１６２）間に延在し、上記主パネルか ら上記タブを部分的に分離していることを特徴とする物品キャリア。 ２． 前記タブ（４０，１４０）は、中間パネル（５２，１５２）によって折り 曲げ自在に接続された一対の端パネル（５０，５４，１５０，１５４）を備え、 上記端パネルは、それぞれ前記第２および第３折目線（６０，６２，１６０，１ ６２）に沿って前記主パネル（２０，１１６）に接続され、上記中間パネルは、 前記切り込み線（６４，１６４）により上記主パネルから分離されていることを 特徴とする請求項１に記載の物品キャリア。 ３． 前記端パネル（５０，５４，１５０，１５４）は、それぞれ第４および第 ５折目線（５６，５８，１５６，１５８）に沿って前記中間パネル（５２，１５ ２）に接続され、上記第４および第５折目線（５６，５８，１５６，１５８）の それぞれは、前記第１折目線（３２，１３４）からずれた位置に配置されている ことを特徴とする請求項２に記載の物品キャリア。 ４． 前記主パネルから切り出され、前記開口の少なくとも一部を形成する第２ タブ（４０，１４０）を備え、この第２タブが前記第１タブ（４０，１４０）と 対向位置で上記主パネルに折り曲げ自在に接続されていることを特徴とする請求 項１に記載の物品キャリア。 ５． 前記主パネルの両側縁のそれぞれに折り曲げ自在に接続された一対の側パ ネル（１８，２２，１１４，１１８，１１２，１２０）を備え、これら側パネル は前記主パネルから上方へ延びていることを特徴とする請求項１に記載の物品キ ャリア。 ６． 前記側パネルの上端縁どうしを接続する頂パネル（１６）を備え、前記主 パネル、頂パネルおよび側パネルにより筒状構造が形成されることを特徴とする 請求項５に記載の物品キャリア。 ７． 前記側パネルの上端縁は、前記物品（Ａ）が前記開口（４４，１４４）内 にあるときに上記物品（Ａ）の一部に係合して、上記物品の上部を支持する上端 縁（２５０，２５２）であることを特徴とする請求項５に記載の物品キャリア。 ８． 前記開口（４４，１４４）内における前記物品（Ａ）の挿入に応じて前記 上端縁（２５０，２５２）を互いの方向へ回動させる回動手段（１３２，１３６ ）を備え、上記上端縁が上記開口内において上記物品を強固に挟持することを特 徴とする請求項７に記載の物品キャリア。 ９． 前記回動手段（１３２，１３６）は、前記主パネル（１１６）の下方へ延 在する前記側パネル（１１２，１２０）の下部により構成され、前記物品の挿入 の際に上記下部が上記物品によって互いに離間する方向に押し広げられて前記上 端縁（２５０，２５２）を互いに接近する方向に回動させることを特徴とする請 求項８に記載の物品キャリア。 １０． 両側縁とボトル（Ａ）を受容するための少なくとも一つの開口（１４４ ）を有する主パネル（１１６）と、上記主パネル（１１６）の上記両側縁のそれ ぞれに折り曲げ自在に接続されるとともに上記主パネル（１１６）の上方に延び る一対の側パネル（１１２，１２０）とを備え、上記ボトルが上記開口内にある ときに上記ボトルの首部に上記側パネルを係合させ支持する頂部把持式キャリア において、上記開口（１４４）内への上記ボトル（Ａ）の挿入に応じて上記側パ ネルの上端縁（２５０，２５２）を互いの方向へ回動させる回動手段（１３２， １３６）を備え、上記上端縁が上記ボトルの首部を強固に挟持するようにしたこ とを特徴とする物品キャリア。 １１． 前記回動手段は、前記主パネル（１１６）の下方へ延在する前記側パネ ル（１１２，１２０）の下部で構成され、前記物品の挿入の際に上記下部が上記 物品によって互いに離間する方向に押し広げられて前記上端縁を互いに接近する 方向に回動させることを特徴とする請求項１０に記載の物品キャリア。 １２． 前記各側パネル（１１２，１２０）は、前記主パネルの前記側縁のそれ ぞれに折り曲げ自在に接続された中間ストリップ（１１４，１１８）と、上記中 間ストリップ（１１４，１１８）に面接触状態に接着された支持ストリップとを 備えていることを特徴とする請求項１１に記載の物品キャリア。 １３． 前記各側パネル（１１２，１２０）の前記中間ストリップ（１１４，１ １８）は、前記主パネル（１１６）から上方へ向けて前記上端縁（２５０，２５ ２）まで延在し、上記各側パネル（１１２，１２０）の前記支持ストリップは、 上記主パネル（１１６）の上方に向けて延在して上記中間ストリップの隣接部に 接着される部分と、上記主パネルの下方に向けて延在して前記下部を構成する部 分とを備えていることを特徴とする請求項１２に記載の物品キャリア。 １４． 前記各側パネル（１１２，１２０）の前記中間ストリップ（１１４，１ １８）および支持ストリップは、前記上端縁（２５０，２５２）に沿って互いに 折り曲げ自在に接続されていることを特徴とする請求項１３に記載の物品キャリ ア。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，ＣＡ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＦＩ，ＨＵ，ＩＬ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＲ，ＬＴ ，ＬＶ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＧ， ＳＫ，ＴＲ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ 【要約の続き】 １１６）に接続され、それにより、主パネル（２０，１ １６）の面の外側へのタブ（４０，１４０）の移動によ って主パネルが第１折目線（３２，１３４）で折り曲げ られる。応力緩和用の切込み線（６４，１６４）は、第 ２および第３折目線（６０，６２，１６０，１６２）間 に延在し、主パネル（２０，１１６）からタブ（４０， １４０）を部分的に分離する。第１折目線（３２，１３ ４）が切込み線（６４，１６４）で中断されるように、 切込み線（６４，１６４）は、第１折目線（３２，１３ ４）にまたがって配置されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 両端縁を有する主パネルと、上記端縁間に延在する第１折目線と、上記第 １折目線を中断するように第１折目線にまたがって配置されて物品を受容するた めの少なくとも一つの開口と、上記主パネルから切り出され、上記開口の少なく とも一部を形成する第１タブと、上記物品が上記開口内にあるときに上記物品の 一部に上記タブが係合するように上記タブを上記主パネルに折り曲げ自在に接続 するヒンジ結合手段とを備え、 上記ヒンジ結合手段は、一対の離間した第２および第３折目線と切込み線とを 備え、上記第２および第３折目線が上記端縁の一方に向けて互いに散開するよう に延在し、上記パネル面の外側への上記タブの移動時に上記主パネルが上記第１ 折目線に沿って折り曲げられるようにし、上記切込み線が上記主パネルから上記 タブを部分的に分離するように上記第２および第３折目線間に延在し、上記第１ 折目線が上記切込み線で中断されるように上記第１折目線を横断して配置されて いることを特徴とする物品キャリア。 ２． 前記タブは、中間パネルによって折り曲げ自在に接続された一対の端パネ ルを備え、上記端パネルは、それぞれ前記第２および第３折目線に沿って前記主 パネルに接続され、上記中間パネルは、前記切込み線により上記主パネルから分 離されていることを特徴とする請求項１に記載の物品キャリア。 ３． 前記端パネルは、それぞれ第４および第５折目線に沿って前記中間パネル に接続され、上記第４および第５折目線のそれぞれは、前記第１折目線からずれ た位置に配置されていることを特徴とする請求項２に記載の物品キャリア。 ４． 前記主パネルから切り出され、前記開口の少なくとも一部を形成する第２ タブを備え、この第２タブが前記第１タブと対向位置で上記主パネルに折り曲げ 自在に接続されていることを特徴とする請求項１に記載の物品キャリア。 ５． 前記主パネルの両側縁のそれぞれに折り曲げ自在に接続された一対の側パ ネルを備え、これら側パネルは前記主パネルから上方へ延びていることを特徴と する請求項１に記載の物品キャリア。 ６． 前記側パネルの上端縁どうしを接続する頂パネルを備え、前記主パネル、 頂パネルおよび側パネルにより筒状構造が形成されることを特徴とする請求項５ に記載の物品キャリア。 ７． 前記側パネルの上端縁は、前記物品が前記開口内にあるときに上記物品の 一部に係合して、上記物品の上部を支持する上端縁であることを特徴とする請求 項５に記載の物品キャリア。 ８． 前記開口内における前記物品の挿入に応じて前記上端縁をそれぞれの方向 へ回動させる手段を備え、上記上端縁が上記開口内において上記物品を強固に挟 持することを特徴とする請求項７に記載の物品キャリア。 ９． 前記各側パネルは、前記主パネルの下方へ延在する下部を備え、前記物品 の挿入の際に上記下部が上記物品によって互いに離間する方向に押し広げられて 前記上端縁を互いに接近する方向に回動させ、この回動手段は、上記側パネルの 上記下部により構成されることを特徴とする請求項８に記載の物品キャリア。 １０． 両側縁とボトルを受容するための少なくとも一つの開口を有する主パネ ルと、上記主パネルの上記両側縁のそれぞれに折り曲げ自在に接続されるととも に上記主パネルの上方に延びて上記ボトルが上記開口内にあるときに上記ボトル の首部に上記側パネルを係合させ支持する一対の側パネルと、上記開口内への上 記ボトルの挿入に応じて上記側パネルの上端縁を互いの方向へ回動させて上記上 端縁が上記ボトルの首部を強固に挟持する手段とを備えることを特徴とする頂部 把持式ボトルキャリア。 １１． 前記各側パネルは、前記主パネルの下方へ延在する下部を備え、前記物 品の挿入の際に上記下部が上記物品によって互いに離間する方向に押し広げられ て前記上端縁を互いに接近する方向に回動させ、この回動手段は、上記側パネル の上記下部により構成されることを特徴とする請求項１０に記載の物品キャリア 。 １２． 前記各側パネルは、前記主パネルの前記側縁のそれぞれに折り曲げ自在 に接続された中間ストリップと、上記中間ストリップに面接触状態に接着された 支持ストリップとを備えていることを特徴とする請求項１１に記載の物品キャリ ア。 １３． 前記各側パネルの前記中間ストリップは、前記主パネルから上方へ向け て前記上端縁まで延在し、上記各側パネルの前記支持ストリップは、上記主パネ ルの上方に向けて延在して上記中間ストリップの隣接部に接着される部分と、上 記主パネルの下方に向けて延在して前記下部を構成する部分とを備えていること を特徴とする請求項１２に記載の物品キャリア。 １４． 前記各側パネルの前記中間ストリップおよび支持ストリップは、前記上 端縁に沿って互いに折り曲げ自在に接続されていることを特徴とする請求項１３ に記載の物品キャリア。 １５． 頂パネルと、上記頂パネル上に一対の離間した指開口を形成するために 上記頂パネルから切り出され、ほぼ平行な第１折目線に沿って上記頂パネルに接 続された一対のタブとを備え、 上記頂パネルが上記第１折目線間に延在する少なくとも一つの第２折目線を備 え、上記キャリアが上記指開口により持ち上げられるときに上記頂パネルの上記 第１折目線間の部分が第２折目線に沿って上方に折り曲げられることを特徴とす る物品キャリア。 １６． 前記頂パネルは、一対の両側縁と、上記頂パネルの上記側縁を横断して 延在する前記第１折目線と、上記頂パネルの上記側縁にほぼ平行に延在する前記 第２折目線とを備えていることを特徴とする請求項１５に記載の物品キャリア。