JP2000503685A - 複合エマルジョン中に存在する有効成分の放出方法 - Google Patents

複合エマルジョン中に存在する有効成分の放出方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水中油中水型複合エマルジョン中に含まれる有効成分を制御下に放出させる方法であって、前記複合エマルジョンは、少なくとも一つの親水性有効成分を含む水相A1を有する逆エマルジョンEiを含み、そのエマルジョンEiは連続水相A2中の正エマルジョンEdの小球として分散しており、エマルジョンEiとEdは、それそれの連続相中に存在する少なくとも一つの界面活性剤により安定化されており、前記複合エマルジョンは、正エマルジョンに転化してエマルジョンEiの水相A1中に存在する有効成分の水相A2中への放出を誘発するのに効果的な量の試薬を付与されることを特徴とする方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 複合エマルジョン中に存在する有効成分の放出方法 本発明の主題は、複合エマルジョン(multiple emulsion)中に存在する有効 成分を放出する方法である。 定義として、エマルジョンは、通常は水相と油相との混合物であるような二つ の相互に非混和性の相の分散物からなる。エマルジョンは、水相中に分散した油 滴を含む場合は正エマルジョン(direct emulsion)として、および油相中に分 散した水滴を含む場合は逆エマルジョンとして知られている。 エマルジョンは、従来、界面活性の試薬、ポリマー等の少なくとも一つの界面 活性剤の存在下に、一方の相を他方の相とせん断することにより得られる。 これらの界面活性剤は、実際、考えられるエマルジョンの性質により選択され る。正エマルジョンの場合、14以上の親水性/親油性バランス(HLB)を有 する界面活性剤が好ましい。一方、逆エマルジョンの場合、HLBが7以下の界 面活性剤が好ましく用いられる。 「HLB」(親水性親油性バランス)という用語は、界面活性 分子の極性基の親水性の同じ分子の親油性部分の疎水性に対する比を表し;これ は界面活性剤の分野で一般的に用いられる用語である(「Techniques de l’Ingenieur」[「Techniques of the Engineer」],A7610章:「Les agents de sur face」[「Surfactants」]を参照されたい)。 これらの界面活性剤を含むエマルジョンは、充分に長い期間、準安定状態を維 持するので、例えば、化粧品、被覆、食物および薬剤産業のような多くの適用分 野において経済的に利用される。 複合エマルジョンの特定の場合、少なくとも二つのエマルジョンが重ね合わさ れる。これは、例えば、その中に小さな水滴が分散している油状小球の水相中の 分散物に関する。もちろん、これらの二つのエマルジョンの各々が、その連続相 中に前記界面活性剤を含んでいるので安定化されている。 本発明は、特に、少なくとも一つの親水性有効成分を移動させ制御下に放出す るためにこのタイプの水中油中水型複合エマルジョンを利用することを目的とす る。 その3相構造故に、水中油中水型複合エマルジョンは、その 内側水滴中に親水性有効成分を封入することが有利で好ましいことがわかる。そ の中に前記水滴が乳化されている油相の小球は、前記有効成分に外部環境に対す る優れた保護障壁を提供する。複合エマルジョンを通るこれらの有効成分の移動 はこのように考えることができる。 本発明の目的は、特に、複合エマルジョン中に封入されたこの有効成分の放出 の制御を可能にする方法を提供することである。 本発明の意味において、「複合エマルジョン」は、連続水相A2中の正エマル ジョンEdの小滴としての分散物中に水相A1を有する逆エマルジョンEiを含 む水中油中水型エマルジョンを定義すると解され、二つのエマルジョンEdおよ びEiは、それそれの連続相中に、前記複合エマルジョン中に安定化され区別さ れた状態に維持するのに充分な量で少なくとも一つの界面活性剤を含む。本発明 により考えられる複合エマルジョン中に存在する親水性有効成分は、水相A1中 に存在する。 複合エマルジョンからのこの有効成分の放出に用いられる工程は実際、エマル ジョン中に現れ得る併合現象を利用する。 定義として、併合は、二つの隣接小滴間に形成される薄膜の 破壊である。複合エマルジョンの場合、このタイプの併合は、二つのレベルで起 こり得る、すなわち第1は油状小球中に存在する内側水滴間、第2は油状小球と 内側水滴との界面で起こり得る。 驚くべきことに、これらの併合現象を制御することが可能である、すなわち界 面活性剤を特定の濃度で含む前記エマルジョンの利用によりこれらの現象を抑制 するまたは逆に誘発することが可能である。 本発明において行われた研究により、内側水滴A1中に存在する有効成分の放 出に好ましい複合エマルジョンの不安定性をより特異的に決める併合現象は、油 状小球と内側水滴A1の界面において起こることがわかった。これにより、これ らの水滴A1中に最初に存在している有効成分が水相A2に移動する。次に、有 効成分は、最初からその複合エマルジョンを含んでいる外部環境に触れ、その活 性を発現することができる。 エマルジョンEdの連続水相A2中の界面活性剤の濃度水準を変えることによ り、この併合現象の出現を抑制するまたは逆に誘発することが有利に可能である ことがわかる。そこを超えることにより、内側水滴A1の内容物を外側環境に逃 がすこと が可能になる臨界濃度閾値が存在する。 従って、本発明は、水中油中水型の複合エマルジョン中に存在する有効成分を 制御下に放出させる方法であって、 前記エマルジョンは、少なくとも一つの親水性有効成分を含む水相A1を有す る逆エマルジョンEiを含み、そのエマルジョンEiは水相A2中の正エマルジ ョンEdの小球として分散しており、エマルジョンEiとEdは、それぞれの連 続相中に存在する少なくとも一つの界面活性剤により安定化されており、 前記複合エマルジョンは、正エマルジョンに転化してエマルジョンEiの水相 A1中に存在する有効成分の水相A2中への放出を誘発するのに充分な量の試薬 を付与される ことを特徴とする方法を提供する。 本発明の好ましい態様によれば、エマルジョンEdの水相A2中に含まれる界 面活性剤は、その臨界濃度閾値より低い濃度で存在する。 本発明の意味において、臨界濃度閾値は、そこを超えると、有効成分の放出の 効果に関して複合エマルジョンの不安定化が誘発される界面活性剤濃度の値を定 義すると解される。 水相A2中に存在する親水性界面活性剤の濃度がこの濃度閾 値を下回ると、数ヶ月の期間、併合が観察されない。 逆に、水相A2中に存在する親水性界面活性剤の濃度かこの濃度と等しいまた はそれ以上であるなら、数日から数分の間、併合および従って放出が起こる。こ の濃度が高くなる程、放出時間かより短くなる。 有効成分の放出は、実質的に全ての水相A1の小滴が外側水相A2中に放出さ れると完了すると見なされる。従って、有効成分の放出は、小滴の放出の実施に かかる時間により早いまたは遅いとされる。 有利なことに、界面活性剤の添加により得られる最終濃度と臨界濃度閾値との 間の濃度の差を調節することにより、有効成分の放出を長時間または短時間にわ たって制御することができるとわかる。 実際、この濃度閾値を、対象となる界面活性剤の臨界ミセル濃度CMCに関連 させて表わし得ることが観察された。 臨界ミセル濃度は、そこを超えると、界面活性分子が一緒になりミセルとして 知られている球状クラスターを形成する濃度と定義される(例えば、[「Sur factants and emulsions」],第5.1巻,101頁, 編集: Techniques et Documentation[Techniqu es and Documentation](Lavoisier)を参照さ れたい)。 しかしながら、CMCに関連して表わされるこの濃度閾値の値は、界面活性剤 のHLB値によっても変化する。 すなわち、特定の範囲のHLB値については、有効成分の放出を避けたい場合 は、対応する界面活性剤は水相A2中に臨界ミセル濃度を下回る濃度で存在すべ きである。 一方、別の範囲のHLB値については、対応する界面活性剤はCMCを遥かに 土回る濃度まで存在してよく、その場合有効成分のこの放出は観察されない。 概して、HLBが40程度である、すなわち親水性が非常に高い界面活性剤に ついては、濃度敷居値は1〜20CMCである。 約12〜20のHLBを有する界面活性剤の場合、この濃度閾値は100CM Cより大きい。 同様に、内側水滴A1の直径、エマルジョンEdの小滴の直径、水相A1中に 存在する有効成分の化学的性質、およびエマルジョンEiの油相中に存在する界 面活性剤の量および種類は、 この臨界濃度閾値の値に影響を与える。 エマルジョンEdの連続水相A2中に存在する特定の界面活性剤についての臨 界濃度閾値を評定するには、これらのパラメーターの全てが考慮される。 臨界濃度閾値は、所定のHLBの界面活性剤については、以下の実施例1に記 載の手順に従う予備試験から容易に評定することができる。 この評定は、例えば、 内側水相に有効成分を組み込み、外側水相A2にエマルジョンの安定化に充分 な量の界面活性剤を含む複合エマルジョンを調製し、 前記エマルジョンの水相A2に、前記界面活性剤を増加量で添加し、 前記界面活性剤の各添加の終了時に、外側水相中に放出されたまたは放出され ていない有効成分の濃度を定量的に決め、 そこを超えると放出速度の顕著な加速が観察される界面活性剤の濃度を記録す る ことからなる手順により行うことができる。 通常、そこを超えると、内側相中に最初に存在していた有効 成分の90%が約10時間の期間、外側水相中に見られる界面活性剤の濃度が記 録される。 放出された有効成分の濃度の推定に用いられる定量的決定技術に関して、もち ろん、それは、この有効成分の性質の関数として変化する。有効成分がイオン性 種である場合、導電性測定または電位差測定であり、また、有効成分が蛍光物質 である場合、蛍光分光技術である。 もちろん、当業者なら、適当な定量的決定技術を選択する。 有利なことに、試薬の存在および要すればその濃度により、内側水滴A1の水 相A2への移動を起こし、それにより複合エマルジョンを単純な正エマルジョン に転化させ有効成分を外側環境に放出するように、正エマルジョンEdを試薬に 接触させることにより、請求の範囲のエマルジョン中に存在する有効成分の放出 を誘発することが可能であることがわかっている。 本発明の好ましい態様によれば、この試薬は、好ましくは、エマルジョンEd の水相A2中に存在し、以下に定義される界面活性剤と同じ界面活性剤である。 その存在により、薬剤はこの界面活性剤の初期濃度をその臨界濃度閾値を超えて 変化させ、有効成分の放出に好ましい併合現象を引き起こす。 しかしなから、この放出を、水相A2中で用いられる界面活性剤の性質と異な る性質を有する試薬により誘発させることも可能である。すなわち、それは、有 効成分がその中に放出される外側環境中に既に存在している別の界面活性剤また は化合物であり得る。 この試薬は、特に、ポリビニルピロリドンまたはポリエチレングリコール型の ポリマー、または、キサンタンガム、グアルまたはカラギーナンのようなヒドロ コロイド、およびそれらの誘導体であり得る。 水相A2中に存在する界面活性剤は、好ましくは、HLBか14より高い水溶 性界面活性剤である。 このタイプの水溶性試薬の例として、特に、水溶性レシチン、スクロースエス テル、脂肪酸エステル(「Tweens」を含む)、ポリオキシエチレン化アル キルアミド、トリグリセリドスルフェート、アルキルスルフェート(ドデシル硫 酸ナトリウム、SDSを含む)、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスル ホネート、アルキルアミン塩(テトラデシルトリメチルアンモニウムブロミド、 TTABを含む)、脂肋アミン、リポアミノ酸(ウシまたはヒト血清アルブミン 、β−ラタトグロブ リンまたはカゼインを含む)、アルキルベタイン、アルキルポリグリコールエー テル、アルキレンオキシドコポリマー、変性ポリエステルおよび高分子シリコー ン界面活性剤を挙げることができる。 エマルジョンEiの連続油相中に存在する界面活性剤に関しては、HLBが7 以下の脂溶性界面活性剤が好ましい。 本発明のエマルジョン中に用いることができる脂溶性界面活性剤は、脂肪に溶 解できるレシチン、ソルビタンと脂肪酸のエステル(「Span」エステルを含 む)、ポリアルキレンジポリヒドロキシステアレート、脂肋酸、モノグリセリド 、ポリグリセロールエステル、ポリグリセロールポリリシノレエートおよび乳酸 と酒石酸とのエステルから選択することができる。 エマルジョンEiの連続相は、好ましくは、植物油、動物油または鉱油から選 択される少なくとも一つの油からなる油相である。 逆エマルジョンEiは、好ましくは、水相A1の1%〜50%当り、約50体 積%〜99体積%のこの連続相を含む。 正エマルジョンEdについては、好ましくは、この逆エマルジョンEiの1% 〜50%当り、50体積%〜99体積%の水 相A2を含む。 請求の範囲のエマルジョン中に存在する親水性有効成分については、例えば、 薬剤、化粧品、植物保護または食料晶分野、及ひ/又は、塗料または路面型の表 面処理剤の分野の一つにおいて活性である化合物であり得る。 それは、ビタミン(E、C)、酵素、インシュリン、鎮痛剤、細胞分裂抑制剤 、抗炎症剤または抗緑内障剤、ワクチン、抗ガン剤、麻薬拮抗薬、解毒剤(サリ チル酸塩、バルビツル酸塩)、脱毛剤、味覚修正または遮断薬、水溶性塩、脱離 剤(breakingagent)(ビチュメンエマルジョン)、酸、塩基、酢、グルコース 、着色剤、防腐剤またはそれらの混合物から選択することができる。 もちろん、水相A1中におけるこの有効成分の濃度は、期待される効果に従っ て当業者により、各々の特定の場合について決めるべきである。 本発明は、特に、乗り物上に延ばされたビチュメンエマルジョンの脱離を促進 するのに用いられる。この特定の用途において、通常、塩基性pHにおいて塩ま たは溶液である脱離剤が複合エマルジョン中に組み込まれ、そのエマルジョンを ビチュメ ンエマルジョンに接触させたときに放出が引き起こされる。この特別の場合、こ の脱離剤の放出を開始するのはビチュメンエマルジョン中に存在する界面活性剤 の存在である。すなわち、これによりビチュメンの脱離が促進され、特にこの脱 離剤により誘発される。 本発明は、特に、路面表面処理、および特にビチュメン系表面処理剤の適用の 分野における脱離剤の放出において請求の範囲の方法を適用することを目的とす る。 薬剤分野のようなもう一つの活性分野において、本発明は、有効成分の放出時 間も可能にする。 これは二つの点において有益である;すなわち、それは処理有機体により有効 成分がより良好に吸収され、有効成分の効果が最適化される。 以下の実施例および図面は、説明のために提供され、本発明を制限するもので はない。 図1:室温で2ヶ月貯蔵後の複合エマルジョンの顕微鏡写真を示す。 図2:複合エマルジョン中の界面活性剤の臨界濃度閾値の決定を示す。 図3:複合エマルジョンの構造変化。新しく調製されたエマルジョン(3a) と2日貯蔵後のエマルジョン(3b)の顕微鏡写真を示す。 図4:複合エマルジョンの経時的構造変化。0時間(4a)、5時間(4b) および13日間貯蔵後(4c)の写真を示す。 図5:放出速度の曲線を示す。 実施例1 水相A2中のHLBが40である界面活性剤により安定化された複合エマルジョ ンの調製 タンモノオレエート)により安定化された単分散ドデカン中水逆エマルジョンを 調製する。このエマルジョンは、1/1重量比のドデカン/Span80混合物 からなる連続相中に、分散水相(80体積%)を穏やかにせん断(1000S-1 程度)しつつゆっくり導入することにより調製する。水相A1中の有効成分の存 在をシミュレートするための塩化ナトリウムNaCl(0.1M)を添加する。 有利なことに、この塩の存在か、逆エマルジョンEiの安定性を補強することが 示された(AronsonM.P.,Petko M.F.著,J.Collo id Interface Sci.,1993年,159巻,134頁)。初期多分 散エマルジョンを、分別結晶技術(BibetteJ.著,J.Colloid Interface Sci.,1991年,147巻、474頁)により単 分散エマルジョンに転化する。 小滴の直径は約0.3μmである。 このエマルジョンの安定性を、時間に関して試験する。同様に、20℃にて界 面活性剤を2重量%までの濃度で、10体積%でドデカン中に希釈したエマルジ ョンに添加すると、相分離または凝固現象は誘発されない。 次に、8×10-3モル/lのその臨界ミセル濃度より低いまたは高い種々の濃 度でドデシル硫酸ナトリウム(SDS、HLB=40)を含む水溶液と混合する ことにより、この逆エマルジョンから幾つかの複合エマルジョンを調製した。 試験では、種々の量のSDS界面活性剤を含む水と逆エマルジョンとを等量( 1cm3)で(1cm2の領域で)慎重に一緒にし、AgNO3の濃度は10-3モ ル/lである。逆小滴中に存在する水のマクロ的水相への移動は、内容物が外側 相に移動するときにマクロ的界面において形成されるAgCl沈澱を観 察することにより検出する。何故なら、水滴か併合現象を介して上側逆エマルジ ョンから下側水相に移動するときに、上側相が徐々に透明になり、一方、下側相 は次第に乳化するからである。約10CMCより低いSDS濃度では、数日の時 間においても、水滴は第2の相に移動しない。 この限界濃度以上では、水滴は第2相内を迅速に移動する(48時間以内)。 上側相中を拡散する期間を短縮するために、同じ試験を穏やかに遠心分離しな がら繰り返した。10-4g(gは重力加速度)程度の加速を15分間適用するこ とにより、逆エマルジョンの小滴が水/油インターフェースで濃縮されるか、下 側水相に移動する。併合現象を介する移動が、下側水相中で同じ濃度、すなわち SDS10CMCで起こる。 実施例2複合エマルジョン中の界面活性剤の臨界濃度閾値の決定 この研究の目的は、二重エマルジョン中に存在する塩の放出を定量的にモニタ ーすることである。 I.単分散二重エマルジョンの製造 二重エマルジョンを2段階で調製する。第1段階 Span80で安定化された単分散ドデカン中水逆エマルジョンを調製する。 水相(80体積%)を穏やかにせん断(1000S-1程度)しつつ、ドデカン /Span混合物(1:1質量比)からなる連続相に導入する。水相は1リッタ ー当り1モルの塩化カリウムを含む。この塩は、放出される有効成分として作用 する。初期多分散エマルジョンを、分別結晶技術により転化して単分散エマルジ ョンを得る(Bibette J.著作,J.ColloidInterfac e Sci.、1991年,147巻,474頁)。 希釈後に得られた逆エマルジョンの特性を以下に示す。 塩水の体積割合:φiv=10% ドデカン中のSpan80の重量濃度=2m% 小滴の直径:σi=0.3μm第2段階 先の逆エマルジョンを、今度は親水性界面活性剤(SDS)を含む水相におい て乳化する。このように、第1の段階から得られる水小滴を含む油性小球からな る二重エマルジョンが得ら れる。 二重エマルジョンは、微小流動化器(Labplant製のジェットホモジナ イザー)を用いて製造する。この方法は、分散相および連続相を非常に高い圧力 下に接触させ、次に小さい直径(0.1mm)の孔を通して混合物を注入するこ とからなる。 逆エマルジョンの体積割合:φiv=20% 外側水相中のSDSの濃度:CSDS=CMC/10 小滴の平均寸法=4μmII.塩の放出の研究 II.1. 電位差測定による定量的決定の原理 二重エマルジョの内側水相に最初に混入されるKCIの濃度を、外側水相中で 電位差測定により測定する。 電位差測定による定量的決定は、定量的に決定すべき電解質(Cl-イオン) を含むコロイド状溶液に浸された指示電極(Ag/AgCl)と対照電極(硫酸 第1水銀電極)との間の電位の差の測定に基づく。この場合、Cl-イオンの濃 度は、下記の関係により、Ag/AgCl電極の電位△Eに直接関係する。 △E=β+αlogCq (ネルンスト式) 検量線により、任意の時点に外側水相中に放出されたCl-イオンの濃度を知 ることができる。 得られる結果を、図2のグラフに示す。 曲線の横軸は分単位の時間を表わし、縦軸は外側水相中に放出された塩の濃度 を表わす。 得られた速度論は、顕微鏡観察により、塩の放出について二つの機構を示して いる。 一方の場合において、10CMC以上のSDS濃度については、放出が迅速に 起こり(塩の放出の完了のための時間は500分以内)、SDS濃度が高くなる と放出速度が速くなることがわかった。この場合、二重エマルジョンの単純エマ ルジョン(小球中に小滴が存在しない)への転化が光学顕微鏡により観察される 。このことから、併合による放出か行われていることが推測される。 逆に、SDS濃度が、10CMCの濃度閾値より低い場合、外側水相中への塩 の放出が非常に遅いことが注目される。この放出は、受動的拡散により起こり、 エマルジョンが二重という性質を維持するので併合によっては起こらない。 実施例3正エマルジョン中の界面活性剤の濃度の、複合エマルジョンの安定性への影響 この試験において、その臨界ミセル濃度の1/10に相当する濃度でSDS界 面活性剤を含む連続水相中で逆エマルジョンを分散させることにより、複合エマ ルジョンを調製する。逆相は、実施例1において記載されたものと同様である: 界面活性剤濃度が2%となるようにNaClの0.1モル/lと共に少量の水滴 が10体積%の濃度で存在する。従って、複合エマルジョンは、90休槓%の外 側水相と10%の逆相とからなる。全組成物の合計体積50m3に対してUlt ra−turrax装置を用いて約10,000回転/分の高度のせん断力を与 え、それにより水含量および小滴の寸法が保持される二重小滴が出現する。室温 で2ケ月貯蔵した後の複合エマルジョンの顕微鏡外観を図1に示す。 各々が小さい逆水滴を含む二重小滴が観察される。2ヶ月貯蔵後、大きな二重 小球間の併合の現象は、このSDS濃度では観察されない。 この試験を繰り返し、外側水相中での界面活性剤の濃度Ce は変化し、二重エマルジョンが新しく調製され、内側水滴の存在時間が記録され る。このように、SDS濃度に従って、二重エマルジョンが保持される(1ヶ月 以上)または正エマルジョンに転化される(数時間の期間で)ことが観察される 。この変化は、実施例1で記載したものと正確に同じ濃度、すなわち10CMC で起こる。図3(a)は、SDS濃度10CMCでの調製直後の二重エマルジョ ンを表わし、図3(b)は、2日後の同じエマルジョンを示す。このように、顕 微鏡により、小さい逆水滴と正小滴のインターフェースとの間の併合の現象のみ か、観察される変化の原因となることが観察される。 さらに、二重小球中の逆小滴の併合の現象は、この試験の期間中に記録されな い。内側小滴の濃度の少しずつの増加のみが観察される。これらの観察から、こ れらの内側小滴間に併合現象が存在せず、小さい小滴と小球のインターフェース との間にのみ併合現象が存在する。 実施例4水相A2中に存在するHLB15の界面活性剤により安定化された複合エマルジ ョンの調製 前記実施例に記載の手順に従って、水相A2中で界面活性剤 としてTween80を用いることにより複合エマルジョンが調製される。その HLBは15であり、臨界ミセル濃度は10-3モル/lである。同様の結果が観 察される。内側水滴の移動も、外側相中での界面活性剤の濃度Ceに依存する。 この場合、制限濃度は約200CMCである。 図4a、4bおよび4cは、Ci濃度が100CMCでCe濃度がCMC/10 であるこの二重エマルジョンの顕微鏡写真であり、それぞれ新しく調製されたも の(4a)、5時間後のもの(4b)および13日後のもの(4c)に対応する 。 この界面活性剤について、内側水滴が互いに併合することが観察される。この 不安定性は迅速に現れ、油状小球中に閉じ込められたままの、より大きな表面積 を有する幾つかの水滴が得られる。 実施例5水相A2中の界面活性剤の濃度の、濃度閾値の値への効果の決定 実施例1に定義された手順に従って種々のエマルジョンを調製する。外側水相 中に存在する界面活性剤(SDS)の濃度は、位相差光学顕微鏡(Zeiss Axiovert 100) を用いて二重エマルジョンが観察される時間中、変化する。図5の曲線は、外側 水相中に存在する界面活性剤の濃度の関数としての特徴的放出時間の変化を記載 する。特徴的放出時間は、その最後に、相A1の小滴の実質的に全てか(併合に より)外側水相A2中に放出される時間と定義される。示されるように、この時 間は、顕微鏡を用いて視覚的に評定される。放出時間が、濃度が10CMCより 低い場合の数日から、濃度が40CMCである場合の僅か数時間まで変化する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 フイシユー,マリー・フランソワーズ フランス国、エフ―33170・グラデイニヤ ン、リユ・デ・ゼラブル、レジダンス・ロ ランザンヌ・バテイモン・ウー(番地な し) (72)発明者 レアル・カルドロン,フエルナンド フランス国、エフ―33650・ラ・ブレード、 アンパス・ジヤマン、8 (72)発明者 ボンナクダル,リダ フランス国、エフ―33400・タランス、リ ユ・フレデリク・セベーヌ、138

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 水中油中水型の複合エマルジョン中に存在する有効成分を制御下に放出さ せる方法であって、 前記エマルジョンは、少なくとも一つの親水性有効成分を含む水相A1を有す る逆エマルジョンEiを含み、そのエマルジョンEiは連続水相A2中の正エマ ルジョンEdの小球として分散しており、2つのエマルジョンEiとEdは、そ れぞれの連続相中に存在する少なくとも一つの界面活性剤により安定化されてお り、 前記複合エマルジョンは、正エマルジョンに転化してエマルジョンEiの水相 A1中に存在する有効成分の水相A2中への放出を誘発するのに充分な量の試薬 を付与される ことを特徴とする方法。 2. エマルジョンEdの水相A2中に界面活性剤がその臨界濃度閾値より低い 濃度で存在する請求項1に記載の方法。 3. 複合エマルジョンに添加される試薬が、エマルジョンEdの水相A2中に 存在する海面活性剤と同じ界面活性剤である請求項1または2に記載の方法。 4. 前記界面活性剤が、水相A2中におけるその濃度がその臨界濃度閾値より 大きくなるのに充分な量で導入される請求項3に記載の方法。 5. エマルジョンEdの連続水相A2中に存在する界面活性剤のHLBが14 より大きい請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。 6. エマルジョンEdの連続水相A2中に存在するHLBか約40である界面 活性剤について、濃度閾値が1〜20CMCである請求項1〜5のいずれか一項 に記載の方法。 7. エマルジョンEdの連続水相A2中に存在するHLBか12〜20である 界面活性剤について、濃度閾値が100CMCより大きい請求項1〜5のいずれ か一項に記載の方法。 8. エマルジョンEdの連続水相A2中に存在する界面活性剤か、好ましくは 、水溶性のレシチン、スクロースエステル、脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ ン化アルキルアミド、トリグリセリドスルフェート、アルキルスルフェート、ア ルキルエーテルスルフェート、アルキルスルホネート、アルキルアミン塩、脂肪 アミン、リポアミノ酸、アルキルベタイン、アルキルポリグリコールエーテル、 アルキレンオキシドコポリマー、 変性ポリエステルおよび高分子シリコーン界面活性剤から選択される請求項1〜 7のいずれか一項に記載の方法。 9. エマルジョンEiの連続相中に存在する界面活性剤のHLBが7より小さ い請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。 10. エマルジョンEiの連続相中に存在する界面活性剤が、脂肪に溶解でき るレシチン、ソルビタンと脂肪酸のエステル、ポリアルキレンジポリヒドロキシ ステアレート、脂肪酸、モノグリセリド、ポリグリセロールエステル、ポリグリ セロールポリリシノレートおよび乳酸と酒石酸とのエステルから選択される請求 項1〜9のいずれか一項に記載の方法。 11. エマルジョンEiの連続相が、鉱油、植物油または動物油から選択され る少なくとも一つの油からなる油相である請求項1〜10のいずれか一項に記載 の方法。 12. 水相A1中の溶液中の有効成分が、好ましくは、ビタミン類、酵素、イ ンシュリン、鎮痛剤、細胞分裂抑制剤、抗炎症剤または抗緑内障剤、ワクチン、 抗ガン剤、麻薬拮抗薬、解毒剤、脱毛剤、味覚修正または遮断薬、水溶性塩、脱 離剤、酸、塩基、酢、グルコース、着色剤、防腐剤またはそれらの混合物から選 択される化合物である請求項1〜11のいずれか一項に 記載の方法。 13. 正エマルジョンEdか、好ましくは、逆エマルジョンEiの1〜50体 積%当り50〜99体積%の連続水相A2を含む請求項1〜12のいずれか一項 に記載の方法。 14. 逆エマルジョンEiが、好ましくは、水相A1の1〜50体積%当り5 0〜99体積%の連続相を含む請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。 15. ビチュメン系表面処理剤の適用における脱離剤の制御下放出における請 求項1〜14のいずれか一項に記載の方法の適用。
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