JP2000503580A - 使用中に自己造形しうる吸収体 - Google Patents

使用中に自己造形しうる吸収体

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Abstract

(57)【要約】 この発明は、長手方向中心線(O−O)及びこれに直交している横方向中心線(L−L)とを有しており、そして長手方向及び横方向を夫々規定している体排出区域に隣接して着用する為の、使用前に実質的に平坦である使い捨て吸収体(20)である。この使い捨て吸収体(20)は、液体透過性表シート(24)、前記表シート(24)に接合された裏シート(26)、そして裏シート(26)と表シート(24)の中間の吸収核(28)を含んでいる。この吸収核(28)は、使用者により装着されている間に吸収体を三次元構造へと膨張させるための膨張層(46)を含んでいる。膨張層(46)は、体からの液体によって活性化され、そして使用前の乾いた状態においては一定の厚さを有している。膨張層(46)は、体からの液体によって活性化されることにより、一定でない厚さの所定の面形状へと膨脹されることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】 使用中に自己造形しうる吸収体 発明の分野 本発明は、使い捨て吸収体に関する。使い捨て吸収体は、使用者によって体 の外側に装着され、かつ体内から排出された液体を受入れるように設計された吸 収装置であると考えられている。特に本発明は、使用者が装着している間、この 製品を三次元構造に膨張させるための膨張層を備えた、実質的に平坦な使い捨て 吸収性生理用ナプキン、月経用品、失禁用インサート、パンティライナー、及び おむつに関する。この膨張層は、体内からの液体によって活性化され、この製品 に使用中自己造形能力を与える。この膨張層はさらに、使用前に一定の厚さを有 していて、体からの液体によって十分活性化された時に厚さが一定でない所定の 断面形状へと膨張することが出来る。 発明の背景 使い捨て吸収体はその基本形において、体と接触する透過性要素(あるいは 表シート又はオーバラップとも呼ばれるもの)と、不透過性保護バリヤー(ある いは裏シートとも呼ばれるもの)との間に挿入された吸収核を備えている。この 吸収性要素は、当然ながら、体内から排出された液体を受入れて封じ込めるため のものである。体と接触する要素は、体の表面との快適で乾いた感触の接触を与 える一方で、液体が自由に通過して吸収性要素に入るようにさせるためのもので ある。この保護バリヤーは、吸収性要素から追出されるか、あるいはこれから漏 れる液体が、使用者の衣類を汚すのを防ぐためのものである。 前記の3つの機能要素に加えて、使い捨て吸収体には一般に、使用者が動く 場合でさえ、この装置を使用者の股部に隣接して支持するための手段が備えられ ている。股部では、この装置は最も効果的にその意図された機能を果たしうる。 一般に生理用ナプキンとしての吸収体には、この装置を使用者の下着の内側股部 に固定させるための接着剤接着手段が備えられている。 このような吸収体の快適性及び利便性における改良は、吸収体の発達におい て、吸収体自体が装着者の体とより密着して接触することによって、よりよい液 体の遮断を得るということであった。 以前に知られていた吸収体は、その意図された機能を果たしはするが、通常 の設計は各々、体内からの液体の吸収性、衣類の汚れからの使用者の保護、使用 者にとっての肉体的快適性、及び/又は体とのより密着した接触のために解剖学 的に造形された形状を与える能力のうちの1つ又はそれ以上において、さらに改 良が可能である。 使い捨て生理用ナプキンに関して、この技術において、装着者との体の接触 を改良し、これによって液体を排出と同時に吸収し、これにより解剖学的に造形 された形状を有する生理用ナプキンを提供することによって汚れを最小限にする ようないくつかの試みがなされた。この形状には特に、装着された時に外陰部の 近くになるように、あるいはこれと接触するように、上方へ盛り上げられるか、 あるいはその中間部分においてこぶになっているものが含まれる。 この種類の生理用ナプキンは、女性の使用者に装着されている時、月経分泌 物が膣前庭部から離れるとすぐにこれと接触して吸収するようになっている。 同様に、解剖学的造形形状には、装着中に体とよりよくフィットするという 利点が備えられているような製品もいくつか記載されている。 米国特許第3,736,931号は、液体吸収性材料の外側非圧縮層と、少 なくとも一部その中に閉じ込められている高度に圧縮された液体吸収性材料の内 側核とを有する生理用ナプキンを開示している。このナプキンは好ましくは横断 面がV形であり、長手方向において型圧縮によってアーチ形状にされている。こ のナプキンが装着された時、液体はまず、内側圧縮層に向けられ、これが外側非 圧縮層をあらゆる方向に膨らませて膨張させ、これによってそれ自体が各装着者 に合うようにされる。 この生理用ナプキンは液体を吸収した時に膨張し、それ自体使用者の体に合 わせられるが、これは使用前に平らではないので、包装及び取扱いが厄介になる こともある。さらには膨張は主として横方向に生じ、従って大腿部の内側に対し て、及び膣開口部の両側において効果的なシールが得られる。従ってこの構造で は、使用者の体との密着した接着を得ることができない。特にこれは、吸収性要 素を、液体の放出点とは直接接触させないからである。 米国特許第3,512,530号によれば、圧縮再生セルローススポンジ層 が、比較的大きい繊維セルロース層と組み合わされ、多プライ吸収核が形成され るような生理用ナプキンが記載されている。この圧縮再生セルローススポンジ層 は、繊維層の上に配置され、これは一般に繊維層の周りに中心が置かれている。 これは生理用ナプキンの第一吸収性要素として意図されているが、一方、繊維層 は、第二吸収体又はバックアップ吸収体として作用する。 従ってこの生理用ナプキンは、同じ吸収能力を有する他の生理用品と比べて 、使用前は非常に薄くすることができる。 圧縮再生セルローススポンジ層は、液体吸収の際にZ方向に膨張しうるが、 記載されている構造は、装着者の体との効果的接触を生じるのに特に適している わけではなく、特に乾いている時は圧縮再生セルローススポンジ材料の特性によ って、使用者に不快感を与えることがある。 欧州特許第293208B1号は、使用中に壊れるか、あるいは塊を形成す る傾向がある毛羽核を備えた従来の吸収体と比較して、湿潤状態での改良された 強度と形状保持性を有する吸収体を得るために、通常のセルロースパルプ吸収核 の代わりに、単一の吸収性材料として、生理用ナプキンに多層の圧縮再生セルロ ーススポンジシートを使用することについて記載している。 これらのシートには、柔軟性を高め、使用者によりよい快適性を与え、液体 吸収部位を増やすために、スリットが備えられている。 欧州特許第293208B1号に記載されている生理用ナプキンは、吸収性 材料の膨張を利用して、使用中に自己造形能力を与えるように特別に意図された ものではなく、むしろ通常の毛羽ベースの吸収核を用いた製品よりも、湿潤時に よりよい強度、及び同じ圧縮再生セルローススポンジ材料を用いた吸収体と比べ てよりよい柔軟性及び吸収速度を与えるよう意図された構造を有する。 1996年4月29日に出願された欧州出願第EP96106721.2号 において、使用者に装着されている間、製品を膨張させて三次元構造にする手段 を備えた吸収体が記載されている。この手段は、体内からの液体によって活性化 されるものであり、圧縮再生セルローススポンジシートを備えている。 前記出願に記載された吸収体は、使用中、吸収された体内からの液体によっ て活性化された時に得られる密着した体との接触のための解剖学的造形形状を与 えることができ、これらは装着者にとって快適であり、製造及び包装が容易であ る。これらの性能は、使用者の体によりよく合う能力という点において改良する ことができる。 従って使用中、吸収された体内からの液体によって活性化された時に得られ るより密着した体との接触を生じうる一方で、装着者にとって快適であり、製造 及び包装が容易であり、体内からの液体によって活性化された時に、容易かつ非 常に素早く解剖学的に複雑な造形形状でさえも得ることができ、さらには使用前 において実質的に平坦で薄い吸収体を提供することが本発明の目的である。 発明の概要 本発明は、体内からの排出区域に隣接して装着するための使い捨て吸収体で あって、使用前に実質的に平らな吸収体に関する。この実質的に平坦な使い捨て 吸収体は、各々長手方向と横方向とを規定する、長手方向中心線及びこれと直交 する横方向中心線、及びこれらの両方に直交するZ方向を有する。使い捨て吸収 体は、液体透過性表シート、前記表シートに接合された好ましくは液体不透過性 の裏シート、及び表シートと裏シートとの中間にある吸収核を備えている。ここ で用いられている「実質的に平らな」という用語は造形されるものと比べて1つ の平面内にその主な広がりを有する製品について言う。吸収核は、使用者が装着 中、この製品を三次元構造に膨張させる膨張層を備えている。ここにおいて膨張 層は、体内からの液体によって活性化されるものである。この膨張層は、乾いた 状態において一定の厚さを有しており、体内からの液体によって十分活性化され た時に膨張して所定の湿潤断面形状になりうる。 図面の手短な記載 この明細書は、本発明を特に指摘し、明確に請求する特許請求の範囲で結論 付けてはいるが、本発明は次の図面と関連させた次の記載からよりよく理解され ると考えられる。 図1は、本発明による生理用ナプキンの1つの実施例の上部平面図である。 図2は、横断方向中心線A−Aに対応する断面線に沿う、図1に示された生 理用ナプキンの横断面図である。 図3は、図2の横断面図に似た横断面図であり、装着中活性化後に、三次元 構造に膨張した生理用ナプキンを示す。 図4a及び4bは、予め決められた断面形状の別の実施例を示す膨張層の横 断方向中心線A−Aに沿う横断面図である。 図5は、本発明による生理用ナプキンのもう1つの実施例の横断面図である 。 図6は、図2の横断面図に似た横断面図であり、装着中活性化後に、三次元 構造に膨張した生理用ナプキンを示す。 発明の詳細な説明 この発明は、体内からの液体に対する吸収性、使用者の衣類の汚れからの保 護、使用者への改良された肉体的快適性を示し、製造及び包装が容易な使い捨て 吸収体に関する。この使い捨て吸収体は、生理用ナプキン又は月経用品に関連し て以下に記載される。ここで用いられている「生理用ナプキン」という用語は、 外陰部に隣接して女性が装着し、体内から排出される様々な体内からの液体(例 えば膣排出物、月経分泌物、及び/又は尿)を吸収して封じ込めるための吸収体 であって、ただ1回の使用後に捨てられる吸収体のことを言う。この使い捨て吸 収体は使用前、実質的に平らである。 ここで用いられている「実質的に平ら」という用語は、造形されるものに対 して1つの平面内にその主な広がりを有する製品について言う。好ましい実施例 において、実質的に平らな製品は、一定の厚さの吸収核、または、少なくとも、 吸収核それ自身に対して直交する方向においては造形されていない吸収核を有す る。これは、吸収核の一般的な湾曲をも除外しない。製品が絶対的に平らな形状 からどの程度外れていても、本発明による使用形状から依然として利益が得られ るかは、当業者には明白であろう。 従って、場合によっては弾性化されていてもよい長手方向サイドカフスを備 えた生理用ナプキン、及び中程度の湾曲を有する生理用ナプキンは、これらの吸 収核が実質的に平らであることを条件にして、前記定義によれば本発明の範囲内 にある。 ここで用いられている「所定の断面形状」という用語は、体内からの液体に よって十分に活性化された時に、一定でない厚さの実際の所望の断面形状に従っ て他のゾーンよりも多く膨張しうるゾーンを備えた膨張層について言い、その膨 張層は体からの液体により活性化される前の乾燥状態では一定の厚さを有してい る。用語「所定の断面形状」は、従って、この文脈では、体内からの液体による 活性化前のその乾いた状態にある横断面中において見られた時に膨張層の実際の 特定の外形と対応していない。 ここで用いられている「使用」という用語は、吸収体が実際に使用者の体と 接触するように配置された時に開始される時のことについて言う。 ここで用いられている「接合された」又は「付着された」という用語は、第 一部材が第二部材に直接連結された形状、及びこれ自体が第二部材に連結されて いる中間部材に第一部材を連結することによって、第一部材が第二部材に間接的 に連結される形状を包含する。 一部が装着者の膣前庭部の中にあり、一部がその外にある陰唇間装置もこの 発明の範囲内にある。ここで用いられている「外陰部」という用語は、外から見 える女性器のことを言い、大陰唇、小陰唇、クリトリス、及び膣前庭部に限定さ れる。 図1及び2において、本発明の生理用ナプキン20の1つの好ましい実施例 が示されている。図1は、本発明の生理用ナプキン20の平面図であり、使用前 の平らに広げられた状態にあり、生理用ナプキン20の構成をより明確に示すさ めに構造のいくつかの部分が切り取られており、装着者に面した、あるいは装着 者と接触している生理用ナプキン20の部分が見る人の方へ向けられている。図 1及び2に示されているように、生理用ナプキン20は好ましくは、液体透過性 表シート24、表シート24に接合された液体不透過性裏シート26、及び表シ ート24と裏シート26との中間にある吸収核28を備えている。この吸収核2 8は、使用者が装着している間、生理用ナプキンを三次元構造に膨張させるため の膨張層46を備えている。 図1〜3に示されている本発明の好ましい実施例において、吸収核28は、 膨張層46、及び互いに向かい合った関係にある、接合された別の実質的に非膨 張性の吸収性要素44を備えている。膨張層46は、表シート24と吸収性要素 44との間に位置している。 吸収性要素44と膨張層46とは、あらゆる適切な方法で組合わされて、吸収 核28が形成されてもよい。適切な方法には、吸収性要素44と膨張層46とを 接着剤で、例えばスプレーグルーイングによって、あるいは接着剤線又は接着剤 スポットをこれらの間に塗布することによって組み合わせることが含まれるが、 これに限定されるわけではない。あるいはまたさらに、層間の組合わせは、繊維 エンタングルメントあるいは複数の離散融着によってなされてもよい。 あるいはまた膨張層46は、吸収核28全体を構成してもよい。 吸収核28の吸収能力は、生理用ナプキン20に対して意図された体内から の液体の負荷に適合したものであるべきである。さらには吸収核28の全体の吸 収能力は、体内からの液体容積の予測量が様々である装着者に合わせるために、 様々なものであってもよい。例えば夜用のための生理用ナプキンに対する昼用の ための生理用ナプキン、あるいはより成熟した女性用のための生理用ナプキンに 対する10代の女性による使用のための生理用ナプキンについては、異なる吸収 能力を利用することができる。 生理用ナプキン20は2つの表面、すなわち体と接触する表面又は体対面表 面と、衣服対面表面又は衣服と接触する表面とを有する。吸収核28は、対応す る体対面表面と衣服対面表面とを有する。生理用ナプキン20は、2つの中心線 、すなわち長手方向中心線O−Oとこれに直交する横断方向中心線A−Aとを有 する。ここで用いられている「長手方向」という用語は、生理用ナプキン20が 装着された時に、立っている装着者を左半身と右半身とに二分する垂直平面と一 般に一直線になる(例えばほぼ平行になる)生理用ナプキン20の平面における 線、軸、又は方向のことを言う。ここで用いられている「横断方向」又は「横方 向」という用語は相互交換可能であり、生理用ナプキン20の平面内にあり、か つ一般に長手方向に垂直な線、軸、又は方向のことを言う。Z方向は、生理用ナ プキン20の長手方向と横方向の両方に直交しており、生理用ナプキン20の平 面から外側に延びている。これは、長手方向中心線O−Oと横方向中心線A−A とによって規定されている。「長手方向に向けられた」という用語は、生理用ナ プキン20の平面における長手方向の±45度の方向のことを言う。「横方向に 向けられた」という用語は同様に、生理用ナプキン20の平面における他のあら ゆる方向のことを言う。 長手方向中心線O−Oと一直線になった生理用ナプキン20の長い縁部は、 生理用ナプキン20の長手方向サイド縁部(margin)である。長手方向サ イド縁部を接合している生理用ナプキン20の末端部は、生理用ナプキン20の 横断方向末端部である。生理用ナプキン20の長手方向サイド縁部と横断方向末 端部は、集合的にその周辺部を画定する。同様に生理用ナブキン20の吸収核2 8は、交互に配置された長手方向サイド縁部と横断方向末端部によって画定され た周辺部を有する。 生理用ナプキン20の三次元構造は、生理用ナプキン構造が、使用者の体に より密着して合うように、少なくとも一部Z方向に膨張させられるような構造で ある。前記膨張は好ましくは、生理用ナプキン20の衣服側表面から体側表面の 方へ向かう方向に生じる。横方向に見られるような逆さU形又は逆さV形を含む 上向き凸形状を有する三次元構造が特に好ましいが、これに限定されるわけでは ない。「上向き凸形状」とは、その体対面表面において凸形状である生理用ナプ キンの構造を意味する。これらの形状では、生理用ナプキンの中央部分の横断面 外形は、一般的装着者の陰唇とより密着して合う。生理用ナプキン20のもう1 つの好ましい三次元構造は、側面方向から見たW形又は逆さW形である。 表シート24は、柔軟で感触が柔らかく、装着者の皮膚に刺激を与えない。 さらには表シート24は、液体透過性であり、液体がその厚みを容易に透過する ようにする。適切な表シート24は、非常に様々な材料から製造されてもよい。 例えば織布及び不織布材料;ポリマー材料、例えば開口成形熱可塑性フィルム、 開口プラスチックフィルム、及び油圧成形熱可塑性フィルム;多孔質フォーム; 網状化フォーム;網状化熱可塑性フィルム;及び熱可塑性スクリムである。適切 な織布及び不織布材料は、天然繊維(例えば木材繊維又は綿繊維)、合成繊維( 例えばポリマー繊維、例えばポリエステル、ポリプロピレン、又はポリエチレン 繊維)から構成されていてもよく、あるいは天然繊維と合成繊維との組合わせか ら構成されていてもよい。 好ましい表シートは、開口成形フィルムを備えている。開口成形フィルムが 表シートには好ましいが、その理由は、これらが体内からの液体に対して透過性 があるのに非吸収性であり、液体が逆流して装着者の皮膚を再び濡らす傾向が減 らされている。従って体と接触している成形フィルムの表面は乾いたままであり 、これによって体の汚れが減り、装着者にとってより快適な感触を生じる。 適切な成形フィルムは、1975年12月30日にトンプソン(Thomp son)に対し発行された米国特許第3,929,135号;1982年4月1 3日にムランその他(Mullane, et al.)に対し発行された米国 特許第4,324,246号;1982年8月3日にラデルその他(Radel , et al.)らに発行された米国特許第4,342,314号;1984 年7月31日にアーその他(Ahr, et al.)に対し発行された米国特 許第4,463,045号;及び1991年4月9日にベアード(Baird) に対し発行された米国特許第5,006,394号に記載されている。本発明の 吸収体に好ましい表シートは、前記特許の1つ又はそれ以上に記載され、かつオ ハイオ州シンシナティ(Cincinnati,Ohio)のザ・プロクター・ アンド・ギャンブル社(The Procter & Gamble Comp any)から「ドリ−ウイーブ(DRI−WEAVE)」として販売されている 成形フィルムである。 本発明の好ましい実施例において、成形フィルム表シートの体対面表面又は 暴露表面は親水性であり、体対面表面が親水性でない場合よりも素早く液体が表 シートを移動するのを助け、月経分泌液が吸収核に流れ込み、これから吸収され るのではなく表シートから流れ落ちる可能性を減らすようにしている。 本発明の表シートは好ましくは、生理用ナプキン20が体内からの液体を吸 収した時に三次元構造に膨張するにつれて膨張しうる。これは、表シートが膨張 層46によって与えられる力を受けた時に本質的に延びる能力がある材料からで きている場合に得られる。図1及び2に示されている好ましい実施例において、 表シート24には、長手方向中心線O−Oの両側に対称的に配置された、実質的 にこれに平行な2つのプリーツ又は折り目52が備えられている。図2に示され ているように、表シート24は各プリーツ又は折り目52において、生理用ナプ キン20の長手方向サイド縁部の方へ向かってそれ自体の上に2度折り畳まれて いる。あるいはまた単一プリーツ又は折り目、あるいは2つ以上の折り目も、本 発明の範囲から逸脱することなく、表シート24に含まれていてもよい。プリー ツ又は折り目は一般に、長手方向又は横方向に向けられていてもよい。 裏シート26は液体(例えば月経分泌物及び/又は尿)不透過性であり、好 ましくは薄いプラスチックフィルムから製造される。ただしその他の柔軟性液体 不透過性材料も用いることができる。裏シート26は使用中、吸収核28と使用 者の下着との間に挿入されている。裏シート26の機能は、吸収核28から追出 された、あるいは思いがけずにこれを迂回することがある排泄物が、使用者の下 着と接触してこれを汚すのを防ぐことである。従って裏シート26は、織布又は 不織布材料、ポリマーフィルム、例えばポリエチレン又はポリプロピレンの熱可 塑性フィルム、あるいは複合材、例えばフィルム被覆不織布材料を備えていても よい。好ましくは裏シートは、厚さが約0.012mm〜約0.015mmのポ リエチレンフィルムである。裏シート26は、より布様の外見を与えるために、 好ましくはエンボス及び/又はマット仕上げされている。さらには裏シートは、 蒸気を吸収性要素26から逃がすことができる(すなわち通気性がある)一方で 、排泄物が裏シートを通過するのを依然として妨げる。 本発明の好ましい実施例において、生理用ナプキン20にはまた、パンティ ー留め具手段が備えられている。これは分かりやすくするために図面には示され ておらず、これはこの製品を下着に付着させる手段を与える。例えばパンティー 留め具手段は、機械的留め具、例えば商標名ベルクロ(VELCRO)として販 売されているフック及びループ留め具、スナップ又はホルダーを備えていてもよ い。あるいはまた生理用ナプキン20は、裏シート26上のパンティー留め具接 着剤によって下着に留められている。パンティー留め具接着剤は、生理用ナプキ ン20をパンティーに固定する手段、及び好ましくは汚れた時に生理用ナプキン 20を、簡単に処分できるように、折り目及びラップ包装に固定するための手段 を与える。一般的に、裏シート26の衣服対面表面の少なくとも一部は、接着剤 で被覆されてパンティー留め具接着剤を形成する。このような目的のためにこの 技術で用いられているあらゆる接着剤又はグルーを、ここでのパンティー留め具 接着剤に用いることができる。感圧接着剤が最も好ましい。適切な接着剤には、 オハイオ州コロンバス(Columbus,Ohio)のセンチュリー・アドヒ ーシブス社(Century Adhesives Corporation) によって製造されたセンチュリーA−305−IV、及びニュージャージー州ブ リッジウオーター(Bridgewater,New Jersey)のナショ ナル・スターチ・アンド・ケミカル社(National Starch an d Chemical Company)によって製造されたインスタント・ロ ック(Instant LOK)34−2823、3シグマ(Sigma)社に よって製造された3シグマ(Sigma)3153、及びエイチ・ビー・フラー 社(H.B.Fuller Co)によって製造されたH−2238ZPが含ま れる。 パンティー留め具接着剤は一般に、様々な分布パターン、例えば連続又は不 連続ストリップ、断続的ドット、ランダムパターン螺旋として、スロット被覆又 はスプレーによって裏シートに塗布される。 パンティー留め具接着剤は一般に、使用前に接着剤が乾燥したり、パンティ とは別の表面に接着するのを防ぐために、除去可能な剥離紙又はフィルムで覆わ れている。商品として入手しうるあらゆる剥離紙又はフィルムを用いることがで きる。適切な例には、アクロジル社(Akrosil Corporation )から入手しうるBL 30MG−A シロックス(SILOX) EI/O及 びBL 30 MG−Aシロックス(SILOX)4P/Oが含まれる。 図1〜3に示されているように、吸収核28の実質的に非膨張性の吸収性要 素44が存在するとすれば、これは一般に圧縮可能で、弾性があり、装着者の皮 膚に刺激を与えず、体内からの液体を吸収して封じ込めることができるあらゆる 吸収性手段を備えていてもよい。吸収性要素44は、使い捨て生理用ナプキン及 びその他の使い捨て吸収体に通常用いられている非常に様々な液体吸収性材料か ら製造されてもよい。適切な吸収性材料の例には、微粉砕木材パルプ(これは一 般にエアフェルトと呼ばれる)、クレープセルロースワッディング、変性架橋セ ルロース繊維(例えば1993年6月8日にヤングその他(Young, et al.)に対し発行された米国特許第5,217,445号に記載されている もの)、毛管通路繊維(すなわち1993年4月6日にトンプソンその他(Th ompson, et al.)に対し発行された米国特許第5,200,24 8号に記載されているもののような繊維内毛管通路を有する繊維)、吸収性フォ ーム(例えば1993年11月9日にデスマレイスその他(DesMarais , et al.)に対し発行された米国特許第5,260,345号、及び1 993年12月7日にデスマレイスその他(DesMarais, et al .)に対し発行された米国特許第5,268,244号に記載されているもの) 、熱接着エアレイ材料(例えば1993年10月21日にリチャーズその他(R ichards, et al.)の名前で出願された、発明の名称が「月経分 泌液の改良された取扱いのための熱接着層を有する月経用吸収構造及び改良され たフィット及び快適性を有する月経用パッドにおけるこれらの使用(Catam enial Absorbent Structures Having Th ermally Bonded Layers For Improved H andling of Menstrual Fluids and Thei r Use In Catamenial Pads Having Impr oved Fit and Comfort)」という米国特許出願番号第08 /141,156号に記載されている材料)、吸収性スポンジ、合成ステープル 繊維、ポリマー繊維、ヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤、ピートモス、あるいは あらゆる同等の材料又は材料の組合わせが含まれる。フォームを備える適切な吸 収核は、欧州出願第0598833号、第0598823号、及び第05988 34号に記載されている。 図1〜3に示されている実施例において、吸収核28の実質的に非膨張性の 吸収性要素44は、吸収層核30を備えている。これは、長手方向にそれ自体の 上に2度折り畳まれた熱接着エアレイ材料からできており、これらの間に吸収性 ゲル化物質の粒子32を備えている。 図1及び2に示されているように、吸収核28は、生理用ナプキン20が装 着されている間に、生理用ナプキン20を所望の三次元構造へと膨張させるため の、乾いた状態では一定の厚さを有している膨張層46を備えている。図1〜3 に示されている実施例において、三次元構造への生理用ナプキン20の膨張及び 最終造形は、膨張層46を構成しているとともに装着中に体内からの液体の吸収 によって活性化される材料の、一定でない厚さの所定の断面形状への実質的にZ 方向におけるうねりによって与えられる。 膨張層46は、生理用ナプキン20を所望の三次元構造に造形するために、 このような膨張が可能なあらゆる材料を備えていてもよい。 体内からの液体の吸収及び所定の断面形状へのその後の膨張後、膨張層46 の材料は、柔らかく、柔軟性があり、形に合っており、弾性があるものでなけれ ばならない。これは通常の使用の間に受ける比較的小さい力で変形するように、 圧縮可能なものでなければならない。膨張層46の材料は、圧縮可能であること に加えて、装着中三次元構造が形成された時に装着者の陰唇及び会陰部の中及び 周りへの表シート24の改良されたフィットを与えることができるように、膨張 後、柔軟性があり、体の形に合うものでなければならない。体の形態(topo graphy)に合うことができるので、女性の使用者の暴露された性器との緊 密な接触が生じる。これは、使用者から膨張層46へのよりよい液体移動が生じ るのを助ける。膨張層46のこれらの特徴は改良されたフィットを与えるが、こ れはまた、製品を柔らかくし、同時に装着者にとって快適であるようにもする。 膨張層46が吸収核28の体対面表面の少なくとも一部を形成するのが好ま しい。図1及び2に示されている実施例において、膨張層46は、吸収性要素4 4の上に、これと向かい合った関係に配置されている。これは長方形であり、図 1に示されているように、吸収性要素44よりも好ましくは幅が狭くかつ短い。 これは長手方向中心線O−Oと横断方向中心線A−Aの両方の周りに中心が置か れている。これに代わるものとして、膨張層46には別の形状、例えば砂時計形 も可能である。 吸収核28の膨張層46は、体対面表面と衣服対面表面とを有しており、体 からの液体による活性化に先立つ乾燥状態において一定の厚さを有する。 膨張層46は、乾燥状態において、膨張層46の他のゾーンのうねり能力に 比べて高いうねり能力を伴っているゾーンを有しており、体からの液体による十 分な活性化により、即ち、吸収した液体により膨張層46が完全に活性化した後 、膨張層46の特定のゾーンが他のゾーンよりも多く一定でない厚さの所定の断 面形状へとうねり、従って使用者の体に対しより良く形が一致するようになる。 図2,4a,4b,そして5において、より高度なうねり能力を有している膨張 層46のゾーンは、横方向中心線A−Aに沿った横断面においてより暗い陰影に より特定されている。 断面形状は吸収された体からの液体による活性化により使用中にのみ生じる ことが出来るので、体からの液体による活性化以前の乾燥状態においては膨張層 46のいかなる断面においても実際の断面形状を認めることは出来ない。 体からの液体による活性化により、その乾燥した状態において一定の厚さを 有している膨張層46の範囲内に異なった密度のゾーンを提供することにより、 一定でない厚さの所定の断面形状が膨脹層46へと好ましくは達成される。 膨張層46の密度は、図2、4a、4b、及び5に示されているように、横 方向か長手方向のどちらか、あるいは両方において様々であってもよい。膨張層 46の膨張が、生理用ナプキン20の使用中に、吸収された体内からの液体によ って活性化された時に実質的にZ方向に生じた時、これは膨張層46の一定でな い厚さの所定の断面形状になる。すなわちより高度な密度を有している膨張層4 6のゾーンは、体内からの液体による膨張層の十分な活性化により、より薄い密 度のゾーンよりも多くZ方向においてうねる傾向がある。 膨張層46の密度は、従って、使用前に膨張層46それ自体の表面全体にお いて一定ではなく様々であって、体内からの液体による活性化により一定でない 厚さの前記の所定の断面形状を生じる。所定の断面形状は、膨張層46が、装着 中体内からの液体の吸収によって活性化された時に、生理用ナプキン20をより 密着して使用者の体と合う三次元構造に造形するために、実質的にZ方向に前記 所定の断面形状に膨張するようなものでなければならない。 膨張層46の為の所定の断面形状を注意深く選ぶことによって、使用者の体 により密着した適合性を得ることができるだけでなく、吸収される最初のおそら くは少量の体内からの液体による活性化に対して、より素早い反応を与えること ができる生理用ナプキン20のための膨張構造を有することが可能である。膨張 層46を構成する材料それ自体の自己適合能力に加えて、膨張層46のうねりが 膨張層46の構造において既に決定されている一定でない厚さの断面形状へと生 じることが出来るので、このことは説明がつく。 さらには、所定の断面形状へと膨脹することが出来る膨張層46は、体内か らの液体による活性化を受けた時に、より複雑な体に合う三次元構造、例えば上 向き凸形状と凹形状との両方、例えば側面方向に見られるW形状又は逆W形状を 有するものをよりよく形成する能力を示しうる。 さらに、所定の断面形状への膨脹が異なった密度のゾーンを有している膨脹 層46により好ましくは達成されている時、より高い密度を有しているゾーンは より薄い密度のゾーンよりも高いうねりの能力を有しているばかりでなく、一定 でない厚さの所定の断面形状を形成する為に、そのより高い毛細管能力のお陰で より良い液体移送及び拡散能力もまた示す。 膨張層46の為の好ましい所定の断面形状は、体内からの液体による活性化 を受けた時に、使用者の体により密着して合うように、膨張層46が膨張する。 膨張層46の為の適切な所定の断面形状は、図2及び5に示されている一定の厚 さの膨張層46により達成されることが出来、ここにおいて、膨張層46は、横 方向に見られた時、長手方向軸O−Oに沿ってより高い密度を有し、その長手方 向サイド縁においてより薄い密度になっている。この種類の所定の断面形状によ って、使用中、体内からの液体による十分な活性化を受けた時、実質的に上向き 凸形形状を備えさせる。その他のこれに代わる所定の断面形状は、図4a及び4 bに示されている一定の厚さの膨脹要素46により達成されることが出来るもの であることが出来。これらは体内からの液体による活性化を受けた時、横方向に 見られた時、各々W形及び逆W形断面形状を生じうる。特に図4bに示されてい る膨張層46は、体内からの液体による活性化により、膨張して一定でない厚さ の所定の断面形状になり、これによって生理用品に、サイド漏れを防ぐのに有益 なある種の長手方向バリヤーを備えさせることができる。膨張層46における高 い密度のゾーンは、図2,4a,4b,そして5中に示されている断面において はより暗い陰影により指摘されている。 横方向において見られるような、膨張層46のための一定でない厚さの所定 の断面形状は、長手方向中心線O−Oに沿って一定である必要はない。従ってこ れらは、使用者の体によりよく合うように、前記長手方向中心線O−Oに沿って 様々であってもよい。使用者の体は一般的には、外陰部の前部から、後方の会陰 部及び臀部まで様々なものである。 膨張層46には、あらゆる既知の方法によって所定の断面形状へと膨脹する 能力を備えることが出来る。このことが、異なった密度のゾーンにより一定の厚 さの膨脹層46中に好ましくはもたらされた時、膨張層46は、従って、異なっ た厚さを有していて、実質的には一定の共通の厚さへと圧縮されている層により 構成されていることが出来る。より厚い層は従って一定の厚さの層においてより 高い密度を有しているゾーンに対応する。この方法に従えば、圧縮されてこの発 明の膨脹層46を構成することを意図されている種々の厚さを伴った膨脹層は、 例えば所望の実施例に従いより厚い層を湾曲させ、またはより厚い層を成形する ことにより、達成された1つの層により構成されていることが出来る。あるいは 圧縮前の膨張層は、種々の形状及び寸法を有している多数の比較的薄い層を備え ていてもよい。これらの層は所望の厚さをともなっている膨張層46を形成する ために互いに接合されていて、体からの液体により十分活性化されることにより 一定でない厚さの所定の断面形状へと膨脹する能力を伴っている膨脹層46を提 供する為に一定に厚さへと続いて圧縮される。 一定でない厚さの所定の断面形状へと膨脹することが可能な膨張層46を備 えた生理用ナプキン20の挙動は、図2及び3に示されている。ここにおいて生 理用ナプキン20は、各々膨張層46の膨張の前後が示されている。図2は、最 初の液体吸収前の生理用ナプキン20を示しており、うねる前の一定の厚さを有 しているとともに長手方向中心線O−Oに沿ってより高い密度のゾーンを有して いる膨張層46を伴っている。図3は、それ自身の膨張層46のほぼ中心に受入 れられた最初の量の体内からの液体の吸収の時、膨張層46の活性化後に膨張し て三次元構造にされた生理用ナプキン20を示している。液体の最初の放出は、 膨張層46内に素早く受入れられ、これによって、これはZ方向に膨張させられ 、図3に見られるようにその厚さを増して、所定の断面形状にされる。図3に示 されているような好ましい実施例において、表シート24は従ってプリーツ又は 折り目52を真っ直ぐに伸ばすことによって、膨張を抑制することなく膨張層4 6の膨張に従う。 体内からの液体による活性化による所定の断面形状への膨張層46の膨張は 、生理用ナプキン20に、使用者の体に素早くかつ効果的に合うように高められ た能力を与える。 もう1つの実施例として、所定の断面形状へと膨脹する能力を伴っている膨 張層46はさらに、少なくともその体対面表面又はその衣服対面表面に、例えば 欧州出願第EP96106724.6号に記載されているような切込み、あるい は例えば欧州出願第EP96106723.8号に記載されているような開口部 、あるいは例えば欧州出願第EP96110575.6号に記載されているよう なこれらの組み合わせを備えていてもよい。これらの出願はすべて、優先権主張 日が1996年4月29日である。 その他のこれに代わる実施例によれば、所定の断面形状へと膨脹する能力を 伴っている膨張層46は、例えば欧州特許出願第EP96110576.4号に 記載されているような互いから切り離され、かつこれもまた同一平面上にあるい くつかの比較的小さい要素、あるいは例えば欧州特許出願第EP9611057 2.3号に記載されているような、互いから切り離され、かつ各々が実質的にた だ1つの方向に膨張しうる比較的小さいいくつかの膨張要素を備えていてもよい 。どちらの出願も1996年7月1日に出願されたものである。 本発明の好ましい実施例において、膨張層46は、圧縮再生セルローススポ ンジシートを備えている。 好ましくは膨張層46を構成する再生セルローススポンジは、この技術で知 られている材料である。適切な材料の例は、米国特許第3,954,493号、 フランス特許出願第FR−A−2,203,827号、及び欧州特許第EP−B −0 293 208号に記載されている。再生セルローススポンジは、セルロ ース骨組みを含む材料スポンジである。このようなスポンジの例には、セルロー スそれ自体から構成されるスポンジに加えて、ビスコースのようなセルロース誘 導体から構成されるスポンジ、セルロースエーテル、及びセルロースエステル、 及びこれらの材料の混合物から構成されるスポンジが含まれる。 単なる例にすぎないが、再生セルローススポンジは、ビスコース溶液と強化 繊維との混合物、及び孔発生(porogenic)化合物、例えば硫酸ナトリ ウム十水化物の結晶、あるいは別のアルカリ金属塩と高い含有量の結晶化水との 混合物から調製することができる。最終孔の大きさは塩結晶の大きさに関係があ る。ビスコース溶液を、所望の断面積の押出し型を通して押し出し、ついで凝固 させてもよい。塩及びありうるその他の可溶性化合物を除去するために、再生後 材料を水で洗浄し、ついでこれを乾燥し、必要であれば所望の密度まで圧縮する 。 圧縮再生セルローススポンジは、硫酸ナトリウム結晶の除去によって生じた 気泡を含むネットワーク構造を有する。 圧縮再生セルローススポンジ材料は、様々な形態、例えば種々の密度、厚さ 、及び基本重量の層又はシートとして入手できる。本発明に用いられる圧縮材料 のための乾燥密度の値は、0.1g/cc〜1g/ccであり、一方厚さは0. 2mm〜5mmであってもよい。 膨張層46を形成する圧縮再生セルローススポンジ材料の液体吸収の時の膨 張によって、空隙率が生じるが、これは湿潤状態では圧潰されず、従って材料は さらなる液体放出を素早く受入れることができ、これらを吸収核28の下にある 吸収性要素44に通すことができる。 図1〜3に示されている実施例において、生理用ナプキン20の総吸収能力 は、使用前に乾いた状態において一定の厚さを有している圧縮再生セルロースス ポンジシートからできている膨張層46を備えた吸収核と、実質的に非膨張性の 吸収性要素44とによって与えられる。 図1及び2に示されている本発明の好ましい実施例において、吸収核28は 、2mmの一定の厚さを伴っている圧縮再生セルローススポンジシートにより構 成された膨張層46を備えている。この膨張層46は、使用前その乾いた状態に おいて、横断方向中心線A−Aに対して平行な方向に沿った異なった密度のゾー ンを備えているとともに、長手方向中心線O−Oに対して平行な方向には密度の 変化を有していない。従って膨張層46は、その長手方向中心線O−Oに沿って 0.7g/ccの最大密度を有し、両方の長手方向サイド縁部に向かい傾斜して 、ここで0.3g/ccの密度に達する。膨張層46は、吸収核28の上に、こ れと向かい合った関係に配置されている。吸収層30は、長さ207mmであり 、幅64mmであり、圧縮再生セルローススポンジシート46は、長さ125m m)幅30mmであり、生理用ナプキン20の長手方向中心線O−Oと横断方向 中心線A−Aの両方の周りに中心が置かれている。圧縮再生セルローススポンジ の適切なシートは、スポンテックス・フランス社(Spontex Franc e)によって製造されたものであってもよい。 好ましくは膨張層46を構成する圧縮再生セルローススポンジシートは、体 内からの液体を素早く吸収することができ、その容積において大きな増加がある 。これは一般に圧縮時の容積の約2〜20倍、通常は5〜15倍である。容積増 加は、圧縮方向、すなわち生理用ナプキン20におけるZ方向、におけるうねり に実質的に対応していて、体からの液体による十分な活性化によりより高い密度 のゾーンにおいてより高くなり、そして一定でない厚さの所定の断面形状を達成 する。 生理用ナプキン20は、図1及び2に示されているように、通常の実質的に 平らな製品として製造及び包装される。生理用ナプキン20が装着された後、吸 収された体内からの液体が膨張層46と接触するやいなや、これは図3に見られ るように、所定の断面形状へとその厚さを増しながらZ方向にうねりを開始する 。従って膨張は、使用者の体、すなわち大陰唇間の溝により密着して合うように 、生理用ナプキン20の長手方向中心線O−Oに沿ってより顕著になる。表シー ト24は、プリーツ又は折り目52を真っ直ぐに伸ばすことによって、膨張層4 6の膨張に従い、そのため膨張を抑制することなくその幅を増す。 膨張層46を構成する圧縮再生セルローススポンジシートの膨張は、吸収さ れた液体による活性化を受けた時のみ生じる。すなわち、生理用ナプキン20の 使用中のみであり、使用者の体と密着した接触の時である。従って三次元構造の 形成は、膨張層46における一定でない厚さの所定の断面形状への優先的膨張と 組み合わされた時、使用者の体とのはるかによいフィットが得られる。さらには 圧縮再生セルローススポンジシート46の膨張は、実際に液体が最初に到着する 場所、例えば長手方向中心線O−Oに沿った様々な位置において開始される。従 って三次元構造の形成もまた、体内からの液体が様々な使用者によって放出され ることがあるような様々な可能性のある方法に合うものであってもよい。 膨張性表シート24はまた、体内からの液体による活性化を受けた時に、生 理用ナプキン20の所望の三次元構造への膨張を抑制することなく、使用者の体 との快適な接触を与える。 本発明の生理用ナプキンは、使用前は実質的に平らであり、従って通常の弾 性化された、又は予備成形された製品よりも容易に製造及び包装されうる。三次 元構造は、使用中にのみ形成されるので、本発明の生理用ナプキンはまた、装着 もより容易である。膨張層46の所定の断面形状への膨脹の能力は、それが減少 された一定の厚さを有している構造において達成されるので、生理用ナプキン2 0のこれらの特徴に影響を与えない。 装着中に生理用ナプキン20を三次元構造へ膨張させるための膨張層46は 、所望の三次元構造を得るために、生理用ナプキン20において、その他のあら ゆる適切な位置及び/又は配向に備えられてもよい。特に膨張層46は、吸収核 28の衣服対面表面の少なくとも一部を形成してもよい。 所望の場合はいつでも、吸収体20のどの要素も、単一層を備えていてもよ く、あるいはまた、接合又は付着された多層を備えてこの要素自体を形成しても よい。 本発明のもう1つの実施例において、生理用ナプキン20は2つのフラップ (図示されていない)を有していてもよい。これらのフラップの各々は、吸収核 のサイド縁部に隣接しており、これから横方向に延びている。フラップは、股部 において装着者のパンティーの縁部に垂れ被さるような形状であり、従ってフラ ップは装着者のパンティーの縁部と装着者の大腿部との間に配置されている。フ ラップは少なくとも2つの目的を果たす。第一にフラップは、好ましくはパンテ ィーの縁部に沿って二重壁バリヤーを形成することによって、月経分泌液による 装着者の体及びパンティーの汚れを防ぐのに役立つ。第二に、フラップには好ま しくは衣服側表面に接着手段が備えられ、従ってフラップはパンティーの下に折 り返され、パンティーの衣服側に付着されうる。このようにしてフラップは、生 理用ナプキンをパンティー内での適切な配置に維持するのに役立つ。 フラップは、表シート24、裏シート26、これらの組合わせに用いられた 材料を含む様々な材料から構成されていてもよく、中心にティシュー(tiss ue)を有する積層体であってもよい。さらにはフラップは、生理用ナプキン2 0の本体に付着された別の要素であってもよく、あるいはまた表シート24及び /又は裏シート26の延長部を備えていてもよい。しかしながらフラップは、フ ラップに到達する体内からの液体が、装着者のパンティーの縁部を汚すのを防ぐ ために、液体不透過性裏シートを有することも推奨される。 本発明の生理用ナプキン20に適した、又は適合する好ましいフラップは、 次の特許に開示されている。すなわち、1987年8月18日にブァンティルバ ーグ(Van Tilburg)に対し発行された米国特許第4,687,47 8号;1986年5月20日にブァンティルバーグ(Van Tilburg) に対し発行された米国特許第4,589,876号;及び1986年8月26日 にマッティングレイ(Mattingly)に対し発行された米国特許第4,6 08,047号である。 場合によっては生理用ナプキン20は、装着者のパンティーのサイド部を自 然に包む要素を備えていてもよい。本発明の生理用ナプキン20に用いるのに適 した、装着者のパンティーのサイド部を自然に包む要素を有する生理用ナプキン は、次の特許に開示されている。すなわち、1993年7月22日にラバッシュ その他(Lavash, et al.)の名前で出願され「パンティーのサイ ド部を自然に包むパンティーカバー要素を有する吸収体(Absorbent Article Having Panty Covering Compon ents that Naturally Wrap the Sides o f Pantles)」と題された米国特許出願番号第08/096,121号 、及び1994年7月20日にウェインバーガーその他(Weinberger , et al.)の名前で出願され「延伸性ゾーンを備えた下着カバー要素を 有する吸収体(Absorbent Article Having Unde rgarment Covering Components with Zo nes of Extensibility)」と題された米国特許出願番号第 08/277733号である。 本発明の生理用ナプキン20に含まれてもよい任意要素は、臭気制御手段で ある。あらゆる適切な臭気制御手段を、この技術においてよく知られた方法によ って、あらゆる所望の形態で本発明の生理用ナプキンに組込むことができる。 図5に示されているもう1つの実施例において、図2中に図示されているのと 同じ配列の密度ゾーンを特徴としている、一定の厚さの膨張層46を伴っている 、図1及び2に示されているものと似ている生理用ナプキン20はさらに、表シ ート24と吸収核28との間に配置された受入れ層又は第2表シート29を備え ている。好ましくは受入れ層29は、吸収核28の上に完全には載っていない。 図5に示されている実施例において、受入れ層29は、膨張層46をカバーして おらず、従ってこれは表シート24を通って直接体内からの液体を受け取ること ができる。図5に示されているように受入れ層29は、膨張層46よりもわずか に長くて幅広い窓を備えた不連続表面を有する。従って受入れ層29は実際に、 表シート24と、吸収核28の実質的に非膨張性の吸収性要素44との間に備え られている。これに代る形状も可能である。例えば受入れ層29は、長手方向に 向けられ、かつ膨張層46の両側において吸収核28の吸収性要素44の上に配 置された2つの幅が狭いストリップを備えていてもよい。あるいはまた受入れ層 29は、吸収核28と裏シート26との間に備えられていてもよい。さらには受 入れ層29は、図2に示されているのと同様な実施例において、膨張層46と吸 収性要素44との間に備えられていてもよい。 受入れ層29は、いくつかの機能を果たすことができる。これらの機能には 、膨張層46から横方向に漏れることがある、あるいはまた受入れ層29に直接 達することがある体内からの液体の、吸収核28の吸収性要素44上又はこれの 中への吸上げの改良が含まれる。体内からの液体の吸上げの改良によって、受入 れ層29は、吸収核28全体においての体内からの液体のより均一な分布を生じ る。 受入れ層29は好ましくは、液体を非常に素早く受入れ、その後に、これを 実質的に保持能力を持たない連続層へ放出することができる材料を備えている。 この受入れ層29は、いくつかの様々な材料から構成されていてもよい。こ れらの材料には、ポリエステル、ポリプロピレン、又はポリエチレンを含む合成 繊維の不織布又は織布ウエブ;綿又はセルロースを含む天然繊維;このような繊 維の混合;又はあらゆる同等の材料又は材料の組合わせが含まれる。受入れ層及 び表シートを有する生理用ナプキンの例は、次の特許により完全に記載されてい る。すなわち、オスボーン(Osborn)に対し発行された米国特許第4,9 50,264号、及び1991年12月17日にクリーその他(Cree, e t al.)の名前で出願され「融解層を有する吸収体(Absorbent Article Having Fused Layers)」と題された米国 特許出願番号第07/810,774号である。 表シート24、受入れ層29、及び吸収核28はまた、これらの間の適切な 液体移動を確保するために、あらゆる適切な方法で組み合わされていてもよい。 示されていないさらにもう1つの実施例において、受入れ層29は、表シート2 4と、膨張層46を備える下部吸収核28との間に挿入されていてもよい。受入 れ層29は、その膨張を抑制することなく、液体の吸収の時に膨張層46の膨張 に自由に従うようにされていなければならない。 図5に示されているように、プリーツ又は折り目52は、長手方向中心線O −Oの両側に、これと実質的に平行に配置されている。しかしながら各プリーツ 又は折り目52において、表シート24は、生理用ナプキン20の長手方向中心 線O−Oの方へ向かってそれ自体の上に2度折り畳まれている。液体吸収の際に 、所定の断面形状への膨張層46の膨張の間、プリーツ又は折り目52を真っ直 ぐに伸ばすことによって、長手方向に向けられた一種のサイドカフス47が形成 される。これらは図6に示されているように、サイド漏れに対してより良好な密 封を与える。表シート24の全体の幅が、膨張層46の完全な膨張に従うのに必 要であるものよりわずかに大きいならば、膨張層46の膨張が完成された時にも なお、サイドカフス47が存在することがある。 本発明の使い捨て吸収体は、生理用ナプキンに関連して記載されてはいるが、 これは、その他の使い捨て吸収体、例えばパンティーライナー、失禁製品、及び おむつの場合にも有利に用いることができる。従って使い捨て吸収体はまた、こ れらの意図された用途における製品に典型的であるような、これらの部材及び部 品のすべてを有していてもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41B 13/02 B (81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG, CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T D,TG),AP(GH,KE,LS,MW,SD,SZ ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ジオルジーニ、ジェナーロ イタリア国、アイ―64026 ロセト、ビ ア・ルカニア 14 (72)発明者 タンブロ、マウリツィオ イタリア国、アイ―65100 ペスカラ、ビ ア・エム・ポロ 50

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.体内の排出区域に隣接して装着するための使い捨て吸収体であって、前 記吸収体は長手方向中心線及びこれに直交する横方向中心線を有しているととも に長手方向及び横方向を夫々規定しており、前記吸収体はさらに前記長手方向及 び横方向の両方に対して直交するZ方向を有しており、前記吸収体は液体透過性 表シート、前記表シートと接合されている裏シート、前記表シートと前記裏シー トの中間の吸収核を備えており、前記吸収体は使用前に実質的に平坦であり、前 記吸収核は使用者により装着されている間に前記吸収体を三次元構造へと膨張さ せるための膨張層を備えていて、前記膨張層は体からの液体によって活性化され 、前記吸収体は、前記膨張層が、使用前の乾いた状態において一定の厚さを有し ており、前記膨張層がさらに、体からの液体による十分な活性化によって、一定 でない厚さの所定の断面形状へと膨張することが出来る、ことにより特徴付けら れている。 2.請求項1に従っている使い捨て吸収体は、前記膨張層が、体からの液体 による活性化によって、前記所定の断面形状に従って、実質的に前記Z方向にお いて膨張して、前記三次元構造を提供する、ことにより特徴付けられている。 3.いかなる前述の請求項に従っている使い捨て吸収体は、前記所定の断面 形状が前記膨張層内におけるその乾いた状態において異なった密度の区域により 提供される。 4.いかなる前述の請求項に従っている使い捨て吸収体は、前記所定の断面 形状が、前記膨張層が前記吸収体に実質的に上向きに凸な形状を備えさせること により特徴付けられている。 5.いかなる前述の請求項に従っている使い捨て吸収体は、前記吸収体が体 からの液体により活性化されることにより三次元構造へと膨張することにより、 前記表シートが膨脹可能であることにより特徴付けられている。 6.いかなる前述の請求項に従っている使い捨て吸収体は、前記膨張層が乾 燥密度を有している圧縮再生セルローススポンジのシートを備えていることによ り特徴付けられている。 7.請求項6に従っている使い捨て吸収体は、圧縮再生セルローススポンジ の前記シートが0.2と5mmとの間の厚さを有していることにより特徴付けら れている。 8.いかなる前述の請求項に従っている使い捨て吸収体は、前記使い捨て吸 収体が生理用ナプキン又はパンティライナーであることにより特徴付けられてい る。
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