JP2000502093A - エポキシブタジエンからの1,6―ヘキサンジオールの製造法 - Google Patents

エポキシブタジエンからの1,6―ヘキサンジオールの製造法

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Abstract

(57)【要約】 a)エポキシブタジエンをメタセシス触媒の存在でエテンの脱離下に反応させ、式(Ia)および(Ib)のビスエポキシヘキサトリエンに変換し、b)このビスエポキシヘキサトリエンを水素で水素化させ、1,6−ヘキサンジオールに変換することによる、1,6−ヘキサンジオールの製造。

Description

【発明の詳細な説明】 エポキシブタジエンからの 1,6−ヘキサンジオールの製造法 本発明は、エポキシブタジエンから1,6−ヘキサンジオールを製造する新規 方法に関する。 1,6−ヘキサンジオールは、ポリエステルおよびポリウレタンの製造のため の重要な中間体である。米国特許(US−A)第3070633号明細書には、 2,5−テトラヒドロフランジメタノールの水素化によって1,6−ヘキサンジ オールを製造する方法が記載されている。工業的規模においては、アジピン酸ま たはその誘導体の水素化によって製造される(Wassermel,Arpe,Industrielle O rganische Chemie,第4版,Verlag Chemie 1994,263ページ)。これらの方法の 欠点は、高価な材料を必要とする腐食性の物質流を使用することである。更に、 水素化は、高圧範囲でのみ経済的であるので、適当な反応器は、高度の資本費用 がかかる。最終的には、アジピン酸1当量の水素化には、水素4当量が必要であ る。 式Iaおよび式Ib で示されるビスエポキシヘキサトリエンの製造は、Ku szmann他、Carbohydrate Research,第83巻 (1980),63によれば、テトロール のジトシレートまたはジメシレートと過化学量論的量の塩基を反応させることに よって可能である。しかしながら、必要とする前駆体は費用がかかってのみ製造 可能でありかつこの方法は化学量論的量の塩の形成に結びつくので、多量のビス エポキシトリエンの製造のためには適当ではない。 本発明の課題は、先行技術による場合よりも本質的に低圧での1,6−ヘキサ ンジオールの製造を可能にする方法を提供することであった。更に、この方法は 、ヘキサンジオール1当量あたりより少ない水素で十分であるはずである。この 課題のもう1つの視点は、先行技術の前記欠点を回避しながら、式Iaおよび式 Ibのビスエポキシヘキサトリエンの製造を可能にする方法を見出すことであっ た。 それに応じて、 a)エポキシブタジエンをメタセシス触媒の存在でエテンの脱離下に反応させ、 式Iaおよび式Ibのビスエポキシヘキサトリエンに変換し、かつ b)このビスエポキシヘキサトリエンを水素で水素化させ、1,6−ヘキサンジ オールに変換する、 ことを特徴とする1,6−ヘキサンジオールを製造する方法が見出された。 エポキシブタジエンから1,6−ヘキサンジオールを製造するための全方法は 、次の反応方程式で示され る: 処理工程a) 本発明によれば、エポキシブタジエン2当量は、エテンの脱離下に反応され、 式Iaおよび式Ibのビスエポキシトリエンに変換される。米国特許(US−A )第4897498号明細書の教示によれば、エポキシブタジエンは、ブタジエ ンのエポキシ化によって製造されることができる。エポキシブタジエンは、有利 に純粋な形で使用されるが、しかし副成分、例えばクロトンアルデヒド、2,3 −ジヒドロフランおよび2,5−ジヒドロフランを含有していてもよい。この反 応は、メタセシス触媒の存在で行われる。これらの中で、触媒は、次の種類: [式中、R1およびR2は、有機基を表わす]の平衡を調節するものと理解すべき である。触媒は公知である。不均一または均一な遷移金属化合物、殊に元素の周 期律表の第4族および第6族ないし第10族の遷移金属化合物のようなものが重 要である。このような触媒は、例えば、Parshall、Ittel、 Homogeneous Cataly sis、第二版、Wiley、1992年、217〜236ページおよ び Banks、Catalysis、第4巻、100〜129ページおよびGrubbs、Progress in Ino rg.Chem.、第24巻、 1〜50ページに記載されている。 好ましいメタセシス触媒は、ルテニウムを含有する。特に好ましい触媒は、一 般的な組成RuX2(=CHR)(PR′32[式中、Xはハロゲン、例えばフ ッ素、塩素、臭素およびヨウ素を表わし、Rは水素、アルキル、シクロアルキル 、アリールまたはアラルキルを表わし、かつR′はアルキル、シクロアルキル、 アリールまたはアラルキルを表わす]のルテニウム化合物であり、例えばこのル テニウム化合物は国際特許公開番号WO93/20111に記載されている。特 に、組成RuX2(アレーン)/PR3[式中、Xはハロゲン、例えばフッ素、塩 素、臭素およびヨウ素を表わし、かつRは水素、アルキル、シクロアルキル、ア リールまたはアラルキルを表わす]の触媒が好ましく、例えばこの触媒は−更に ジアゾアルカン化合物の組合せ物で−Noels、J.Chem.Soc.、Chem.Commun.19 95年、1127〜1128ページに記載されている。例示的には、RuCl2(=CHP h)(PCy32、RuCl2(p−クメン)/PCy3/N2CHSiMe3およ びRuCl2(p−クメン)(PCy3)[式中、Phはフェニルを表わし、Cy はシクロヘキシルを表わす]が挙げられる。 エポキシブタジエンに対して、触媒の量は、広い範 囲内で変化されることができ、例えばエポキシブタジエン1モルあたり10-5〜 1モル、有利に10-4〜10-1モル、殊に2×10-4〜5×10-2モルである。 上述の触媒上でのエポキシブタジエンの反応は、気相または液相中で実施され ることができる。メタセシスは、一般に−20〜400℃の温度で実施される。 好ましくは、−10〜150℃、殊に15〜100℃の温度で、液相中で反応を 実施することである。この際、圧力は有利に少なくともエポキシブタジエンが液 状で存在するように選択されることができる。 反応は、連続的または非連続的に実施されることができる。 反応中に遊離されたエテンは、有利に連続的に反応混合物から除去される。エ テンは、不活性ガス、例えばメタン、窒素、アルゴンまたは二酸化炭素と一緒に 追い出されることができる。しかしながら、生じる固有の蒸気圧によって反応器 からエテンが到達する場合の方法が好ましい。 メタセシス工程は、溶剤の不在または存在で実施されることができる。溶剤と して、例えば次のものが適当である:エーテル、例えばテトラヒドロフラン、エ チレングリコールジメチルエーテル、ジエチルエーテルおよびメチル−第三ブチ ルエーテル、炭化水素、例えばシクロヘキサン、ベンゼン、トルエンおよびクメ ン、ハロゲン化炭化水素、例えばクロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン 、クロロプロパンおよびクロロブタンならびにエステル、例えば酢酸エチルエス テル。 反応器として、メタセシス反応のためには、例えば撹拌容器、環状反応器また は管形反応器が適当である。殊に小さなバッチ量を保護ガス雰囲気下、例えばア ルゴン下で実施することは有利であることが証明されている。 メタセシスは、一般に反応時間の0.5〜48時間後に終了する。得られた反 応混合物は、直接に水素化を受けることができる。しかしながら、本発明によっ て得られたビスエポキシヘキサトリエンを単離すべき場合には、反応混合物の全 揮発性成分を触媒から蒸留により分離されることができる。その際、触媒は、底 部に残留し、かつ−場合によっては後処理後−反応に戻されることができる。式 Iaおよび式Ibのビスエポキシヘキサトリエンは、出発化合物から蒸留により 分離されることができ、同様に、反応に戻されることができる。 処理工程b) 処理工程a)によって得られた式Iaおよび式Ibの化合物は、水素化によっ て1,6−ヘキサンジオールに変換させることができる。このために、メタセシ スからの反応混合物中にメタセシス触媒が均質に存在 する場合には、この反応混合物は、別の水素化触媒の添加なしに直接に水素で水 素化されることができる。メタセシス工程において、完全に反応が達成されるべ きではない場合には、水素化の前にエポキシブタジエンを蒸留により分離するこ とが有利である。この分離を断念する場合には、エポキシブタジエンから1,6 −ヘキサンジオールを製造するための水素化条件下で一般にn−ブタノールを得 ることができる。 好ましい実施態様において、メタセシス触媒は、メタセシス反応の終了後に反 応バッチ量から分離されかつ戻され、ならびにビスエポキシヘキサトリエンは水 素化される。水素化は、公知の水素化触媒で実施される。処理工程b)のために は、オレフィン、ケトンまたはアルデヒドの水素化を水素で炭化水素またはアル コールに変換することができるような触媒が適当である。このような触媒は、例 えばKropf,Methoden derOrganischen Chemie,Houben-Weyl,Thieme Verlag 19 80,第IV/1c巻,45〜66頁に記載されており、反応バッチ量中に均質に存在する ことができる。 しかしながら、好ましい水素化触媒は、不均一触媒であり、例えば、Kropf,M ethoden der OrganischenChemie,Houben-Weyl,Thieme Verlag 1980,第IV/1c 巻,16〜44頁に記載されている。こうして水素化触媒は、例えば元素の周期律表 の第6族ないし第11族の元素を含有する。これらは、金属、酸化物または硫化 物の形で存在することができる。これらは、例えば、担持触媒、骨核(Skelett) 触媒、黒色触媒として、または金属混合触媒として使用されることができる。例 は、Pt黒、Pt/C、Pt/Al23、PtO2、Pd黒、Pd/C、Pd/ Al23、Pd/SiO2、Pd/CaCO3、Pd/BaSO4、Rh/C、R h/Al23、Ru/SiO2、Ni/SiO2、ラネーニッケル、Co/SiO2 、Co/Al23、ラネーコバルト、Fe、Fe−含有混合触媒、Re黒、ラ ネーレニウム、Cu/SiO2、Cu/Al23、ラネー銅、Cu/C、PtO2 /Rh23、Pt/Pd/C、CuCr24、BaCr24、Ni/Cr23/ Al23、Re27、CoS、NiS、MoS3、Cu/SiO2/MoO3/A l23である。特に、元素の周期律表の第7族ないし第10族の元素を有する触 媒、例えばPd/C、Pt/C、Re/C、Cu/C、Cu/SiO2、Ni/ C、ラネーニッケルおよびラネーコバルトが好ましい。触媒は、その使用前に公 知方法で、水素雰囲気内での加熱によって活性化させることができる。 水素化は、連続的または非連続的に実施されることができる。水素圧は、20 〜300℃、有利に20〜200℃、殊に20〜150℃の反応温度で、1〜3 00バール、有利に1〜100バール、殊に1〜50バールであることができる 。 ビスエポキシヘキサトリエンの水素化は、塊状物中または溶剤中で行うことが でき、この場合には例えばエーテル、例えばエチレングリコールジメチルエーテ ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンおよびジエチルエーテル、アルコール、例 えばメタノール、エタノール、プロパノールおよび1,6−ヘキサンジオールが 適当であるが、しかし、水も適当である。 反応混合物からの本発明によって製造された1,6−ヘキサンジオールの単離 は、公知方法で、例えば蒸留によって行うことができる。 エポキシブタジエンから1,6−ヘキサンジオールを製造するための本発明に よる方法は、そのつど出発化合物の製造を考慮に入れた製造の場合に、アジピン 酸またはその誘導体を使用しながらの公知方法よりも少ない処理工程で所望の最 終生成物を生じる。更に、水素化工程は、低圧法または中圧法として形成させる ことができ、このことは、先行技術と比較して処理技術の見地から本質的により 簡単であり、その上に要求される投資コストは明らかにより僅かである。最後に 水素化工程においては、1,6−ヘキサンジオール1当量あたり水素3当量を必 要とするだけである。 例 例において使用されたエポキシブタジエンは、純度約99%を有していた。 処理工程a) 例1 Cl2(PCy32Ru=C(Ph)H 20mg[Cyはシクロヘキシルで あり、Phはフェニルである]およびエポキシブタジエン3gをアルゴン保護ガ ス下で、24℃で21時間撹拌し、この場合には遊離したエテンを逃出させるこ とができた。反応混合物のガスクロマトグラフィー分析により、化合物Iaおよ びIbは変換率3.1%の際に選択率12%で生じて。 例2 RuCl2(p−クメン)PCy3 10mg[Cyはシクロヘキシルである] およびエポキシブタジエン2gを例1と同様にして23℃で23時間撹拌した。 処理生成物IaおよびIbは、変換率3.5%の際に選択率15%で得られた。 例3 RuCl2(p−クメン)PCy3 10mgにトリメチルシリルジアゾメタン 50mgを添加し、60℃で2分間加熱し、23℃に冷却し、エポキシブタジエ ン2gを添加した。例1と同様の反応後に、19.5時間後、処理生成物Iaお よびIbは変換率2.6%の際に選択率15%で得られた。 処理工程a)およびb) 例4 例1と同様にして、Cl2(PCy32Ru=C(Ph)H 20mgおよび エポキシブタジエン6gを反応させた。メタセシス反応が終了した後に、未反応 エポキシブタジエンを留去し、0.11gの残留物にテトラヒドロフラン5gお よびラネーコバルト1.2gを添加した。混合物の40バールの水素圧および1 20℃で2時間水素化し、この場合にはバッチ量中に存在するビスエポキシヘキ サトリエンが完全に1,6−ヘキサンジオールに変換された。 例5 例1と同様にして、Cl2(PCy32Ru=C(Rh)H 80mgおよび エポキシブタジエン11.9gを反応させた。処理生成物1aおよび1bは変換 率3.2%の際に選択率24%で得られた。反応混合物から未反応エポキシブタ ジエンを蒸留により分離し、残留物をエチレングリコールジメチルエーテル6g 中に引取った。この溶液を50バールの水素圧で100℃で1時間水素化し、こ の場合には、バッチ量中に存在するビスエポキシヘキサトリエンが1,6−ヘキ サンジオールに完全に変換された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 303/04 C07D 303/04 (72)発明者 ロルフ ピンコス ドイツ連邦共和国 D―67098 バート デュルクハイム ビルケンタール 3アー (72)発明者 マーティン シェーファー ドイツ連邦共和国 D―67063 ルートヴ ィッヒスハーフェン ルイトポルトシュト ラーセ 65 (72)発明者 アルトゥール ヘーン ドイツ連邦共和国 D―67281 キルヒハ イム オーベラー ヴァルトヴェーク 17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 1,6−ヘキサンジオールの製造方法において、 a)エポキシブタジエンをメタセシス触媒の存在でエテンの脱離下に反応さ せ、式Iaおよび式Ib で示されるビスエポキシヘキサトリエンに変換し、かつ b)このビスエポキシヘキサトリエンを水素で水素化させ、1,6−ヘキサン ジオールに変換することを特徴とする、1,6−ヘキサンジオールの製造方法。 2. メタセシス触媒としてルテニウム化合物を使用する、請求項1記載の方法 。 3. 処理工程a)による反応中に遊離エテンを連続的に除去する、請求項1ま たは2記載の方法。 4. 処理工程a)を15〜100℃の温度で行う、請求項1から3までのいず れか1項記載の方法。 5. 処理工程a)をエポキシブタジエンが液状で存在する圧力で実施する、請 求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 6. 処理工程b)による水素化をメタセシス触媒の存在で行う、請求項1から 5までのいずれか1項記 載の方法。 7. 処理工程b)による水素化を、メタセシス触媒の分離後に、水素化触媒の 存在で行う、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 8. 式Iaおよび式Ib で示されるビスエポキシヘキサトリエンを、メタセシス触媒の存在でエテンの脱 離下にエポキシブタジエンを反応させることによって製造する、請求項1から5 までのいずれか1項記載の方法。
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