JP2000501784A - 遠心ベッドにおける粒子の被覆 - Google Patents

遠心ベッドにおける粒子の被覆

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JP2000501784A JP9521390A JP52139097A JP2000501784A JP 2000501784 A JP2000501784 A JP 2000501784A JP 9521390 A JP9521390 A JP 9521390A JP 52139097 A JP52139097 A JP 52139097A JP 2000501784 A JP2000501784 A JP 2000501784A
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エル. ビーン、グレン
エス. ラッシュモア、デイヴィッド
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マテリアルズ イノヴェーション、インコーポレイティッド
エル. ビーン、グレン
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    • C25D17/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
    • C25D17/16Apparatus for electrolytic coating of small objects in bulk

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Abstract

(57)【要約】 回転する容器16内で粒子を被覆するために装置と方法が提供されている。カソード12は、容器16の側壁の導電性の内面を形成する。アノードは、カソードと共に導電性の液体62に浸漬されるように、カソード12に対応して配置されている。モーター58は容器16に接続されており、容器16を回転させて遠心力を生じるように配置されている。粒子は容器16内に置かれている。容器16は導電性の液体62で満たされており、また容器16が回転している間、電流が導電性の液体62を通ってカソード12からアノードまで流される。導電性の液体62から粒子表面に被覆材料の析出が生じるように、電流がカソード12からアノードへと流れている間に、粒子は容器16の側壁の導電性の内面の上に留まる。

Description

【発明の詳細な説明】 遠心ベッドにおける粒子の被覆 発明の背景 本発明は粒子の被覆に関する。より詳細には、微小な導電性粒子表面への金属 および合金の電気メッキに関する。 スパッタリング、吹き付け、無電解(自己触媒)メッキ、金属有機共鳴(metal organic resonates)による被覆、および電気メッキのような技術によって、粒子 を被覆することが知られている。 粒子の電気メッキには、適当な導電性溶液中にカソードおよびアノードを設置 すること、導電性粒子を溶液中に置きカソードと電気接触させること、およびカ ソードからアノードへと電流を流すことが含まれる。電流を溶液中に流すことに より溶液中のイオンが還元され、結果としてカソードと電気的に接触している粒 子表面に被覆材料が析出する。 粒子の電気メッキのための一つの技術が、1994年10月4日に出願された Lashmoreらの米国特許出願第08/317,532号(その全体の開示 は言及したことで本明細書中に包含される)に記載されている。この技術におい て、粒子のベッド(bed)は、メッキ工程の間、振動させられるカソード容器の中 に置かれている。容器の振動は、粒子がカソードと電気的に接触している間、粒 子のベッドに流動化した動きを生じさせ、粒子の凝集を妨げることにより、各粒 子について粒子材料に対する被覆材料の体積比を正確にコントロールすることが できる。 粒子材料に対する被覆材料の適切な体積比を選択し、各粒子についてその比率 をコントロールすることによって、複合粒子および複合粒子から形成された物品 の物理的および機械的特性を操作することができる。この技術は、詳細にはBe aneらの米国特許第5,453,293号(その全体の開示は言及したことで 本明細書中に包含される)に記載されている。発明の要旨 本発明は、回転する容器の中で粒子の被覆を行うための装置および方法を提供 する。カソードは、容器の側壁の導電性の内部表面を形成する。アノードは、カ ソードとアノードが共に導電性の液体に浸漬されるように、カソードに対応して 配置されている。モーターは、容器に接続されており、遠心力を生じるように容 器を回転させるように配置されている。粒子を容器に入れ、容器を導電性の液体 で満たし、容器が回転している間、電流が導電性の液体を通ってカソードからア ノードへ流れるようにする。導電性の液体から粒子表面に被覆材料の析出が生じ るように、電流がカソードからアノードへと流れている間、粒子は容器の側壁の 導電性の内部表面の上にある。 粒子が容器の側壁の導電性の内部表面上にあるように遠心力を生じさせること によって、本発明は微小粒子(例えば、直径が100μm 未満)を被覆する確実な 方法を提供する。もしそうしなければ、微小粒子にかかる重力に抵抗する粘性摩 擦の傾向のため、微小粒子はカソード表面と断続的にしか電気的に接触しないか もしれない。これは、微小粒子が低密度である場合、特に重要である。各粒子は カソード表面と電気的に接触した状態を維持する傾向にあるので、本発明によれ ば、各粒子毎に粒子材料に対する被覆材料の比率の均一性の程度を高くすること が可能となる。本発明によれば、溶液中を流れる電流効率が100%より少ない 場合、特に効果的である。これは、水素が析出工程の間発生して粒子へ吸着(adh ere)するかもしれず、粒子を溶液中で浮き上がらせ、そしてカソード表面との電 気接触を破壊する水素の傾向に遠心力が抵抗するためである。 本発明のその他の多数の特徴および利点は、詳細な説明、図面および請求の範 囲で明らかにする。 図面の簡単な説明 図1は、本発明による遠心メッキ装置の断面図である。 図2は、図1の遠心メッキ装置を含む被覆システムの模式的なブロック図であ る。 図3は、図1の遠心メッキ装置を用いた粒子の被覆工程のフローチャート図で ある。 図4は、圧縮による被覆粒子の圧密化を示す。 図5は、物品の表面上にメッキされた被覆粒子の層を示す。 図6は、被覆粒子から製造された構造的、熱的、接地面結合体、および被覆粒 子から製造されたリードフレームを有する電子パッケージを示す。 図7は、密度90%,95%および100%における温度を関数とした物品の 膨張を示すグラフである。 図8は、本発明による被覆粒子の断面図を示しており、この粒子は薄い界面プ レコートを有している。 図9は、物品の表面にマトリックス材料と共に電解的に共析出された被覆粒子 を示す。 図10は、物品の表面にマトリックス材料と共に電解的に共析出されたプレコ ート粒子を示す。 図11は、圧縮による二つの異なる被覆粒子の層の圧密化を示す。 詳細な説明 図1に遠心装置10を示す。これは、導電性の粒子または粉末に金属と合金を 均一に電気メッキするのに使用される。該導電性の粒子または粉末は、たとえば 2〜150μmの大きさであり、金属性(metallic)、セラミック性、金属間性(i ntermetallic)、あるいは高分子性であってよい。 被覆される粒子を遠心装置10の中に入れ、遠心装置を回転させることにより 粒子に遠心力がかかり、粒子がカソードプレート12と接触する。遠心装置10 は、被覆粒子のバッチを製造するための析出チャンバーとしても機能する。 遠心装置はディッシュ16を有し、該ディッシュは保持ナット26により金属 性支持ロッド22に取り付けられている。支持ロッドはPVC、テフロン(TE FLON)、またはポリプロピレンのような絶縁体24で囲まれている。支持ロ ッド22は回転または攪拌モーター(図示せず)に取り付けられるように配置さ れている。 アノードコンパートメント18は析出される金属と同様の組成又はタイプの可 溶性の金属粒子を収容している。このコンパートメントは液体透過性の壁28に よって部分的に区切られており、この壁はバッグ、膜、多孔性のセラミック壁、 あるいは単にチタンスクリーンであってもよい。液体透過性の壁は、アノードか ら溶解される粒子を収容する。PVCポジショニングキャップ30は、アノード コンパートメント18の最上部に位置し、ポジショニングキャップ30を通って コンパートメントの中へ液体がポンプで送り込まれるように配置されている。 遠心装置10が回転する間、メッキされる粒子はカソードプレート12の上に 置かれている。カソードプレートは粒子のベッドヘ電子を注入するように機能す る。カソードプレートは、ディッシュ16が回転するときに粉末粒子を拘束する 環状の凹部を提供するように、選択的に、特別に形作っても良い。粒子は、環状 の凹部内に拘束されるため、ディッシュ16の頂点と底部との間における電流分 布のいかなる不均一性にも影響を受けることがない。これらの電子がディッシュ 16内に収容されている電解溶液中へと射出され、粒子表面に金属イオンが析出 するにつれて電解溶液中で金属イオンを放出して、メッキが生じる。 絶縁性の粒子−溶液トラップ34はスクリーンまたは粒子フィルターであって も良く、遠心装置10が回転しているときにディッシュ16内にある溶液が留ま るバリヤーとして機能する。追加の溶液がアノードコンパートメント18へポン プで送り込まれると、余分な溶液は粒子−溶液トラップ34の周りを通ってディ ッシュ16から飛び出す。粒子は遠心力によって束縛されるため、粒子−溶液ト ラップ34を越えず、ディッシュの中に保持される。多孔性スクリーン36は、 ディッシュの中の溶液から飛び出すかもしれない粒子を捕捉するための追加のバ リヤーとして、ディッシュ16のリムの上に配置されている。溶液が保持タンク へ戻されるとき、被覆粒子はスクリーンによって保持されている。 図2には、溶液を遠心装置10を通して連続的にポンプで送り込むことが可能 なシステム52を示している。これは、ディッシュ16内に収容できる液体の体 積に限界があり、およびカソード領域に対するアノードの比率に限界があるため 重要である。保持タンク20は大量の電解流体62を保持でき、電解流体はフィ ルター56を通ってポンプ54によって遠心装置10へと送り込まれる。一つの 実施態様では、溶液がアノードコンパートメントの最上部へと直接ポンプで送り 込まれる。別の実施態様では、溶液はアノードコンパートメント全体に分散した スパージングノズルを通ってアノードコンパートメントへポンプで送り込まれる 。溶液は、図2に示されるように遠心装置10から出ていく。ヒーター60は、 電解溶液を所望の温度に保つために装備されている。 粒子を被覆する方法は、図3に一般的に示す工程に従う。 各々被覆される粒子には、使用する特定の粒子材料によって行わなければなら ない洗浄(ステップ38)と前処理(ステップ40)工程の特定セットがある。 その後、粒子は適当な電解溶液で満たされている遠心装置のディッシュの中へ移 送される(ステップ42)。粒子をメッキするために、電流がカソードとアノー ドコンパートメントとの間を流される間、攪拌モーター58(図2)は遠心装置 を回転させる(ステップ44)。 析出の初期段階において、遠心力、重力、摩擦力、および粘性力を受ける粒子 は、ディッシュ16の壁の上部と遠心的に接触する傾向にある。粒子はまた、溶 液中の対流電流の流れに従う傾向にある。粒子表面にメッキ材料が形成されるの に続いて、その粒子は容器の底の方へと沈殿する傾向にある。 メッキ工程の間、電解溶液の以下のパラメーターがモニターされ、コントロー ルされる。すなわち、金属イオン濃度、温度、pH、アニオン活量(Fl-、C l−、SO4 -等)、流速、通過したクーロン、および表面張力である。遠心装置 の回転速度もコントロールされる。これらの全パラメーターは、粒子材料および 粒子表面にメッキされる被覆材料に基づいて選択される。 メッキ工程の間、粒子をある一定時間攪拌することにより、確実に粒子が遠心 装置の壁に又は粒子同士で凝集しないようにでき、そうすることで、各粒子が被 覆材料によって同じ厚さで均一に被覆されることを確実にする。攪拌されると、 粒子は、David S.Lashmoreらにより1994年10月4日に出 願された前記の米国特許出願第08/317,532号とほとんど同じように、 粉末の流動床の役割をする。従って、被覆工程の間の遠心装置10における粒子 のベッドは、遠心流動床と見なしても良い。 攪拌は多くの方法で行うことができる。一つの方法では、粒子−溶液混合物を 10分毎に10秒間手動で攪拌する。この方法を用いたときの生産能力は、1日 当たり被覆粒子約1kgであると予測される。他の方法では、図2に示すように 、超音波変換器14を保持タンク20内の溶液中で、ディッシュ16の近くに設 置する。超音波変換器14は、粒子を連続的あるいは断続的にカソードプレート 12から離して空洞を生じさせる(cavitated off)。あるいは、粒子を機械的に 攪拌する。他の方法では、遠心装置の回転速度を変化させたり、または回転方向 を逆にしたりすることにより、粒子が攪拌されるようにする。あるいは、遠心装 置を振動させる。 メッキ工程は、クーロンで測定された特定量の電荷のカソードからアノードへ の通過が完了するまで続けられる。この工程がうまくいっている場合、遠心装置 の壁は殆ど被覆されない。むしろ被覆の大半は粒子表面で生じる。従って、適当 な量の電荷が溶液中を通過するとすぐにメッキ工程を終了することによって、各 粒子の被覆量を綿密にコントロールすることができる。粒子を攪拌することによ り、粒子が遠心装置の壁に又は粒子同士で凝集しないことが確実になるので、各 粒子の被覆の厚さはほぼ等しくなるはずである。 メッキ工程が終了すると、粒子は遠心装置から除去される(ステップ46)。 被覆粒子のすすぎ(ステップ48)に続いて、被覆粒子を乾燥させる(ステップ 50)。この乾燥工程は、温風乾燥、水を吸着する有機溶液によるすすぎ、スピ ン乾燥などの数多くの様々な方法のうちのいずれで行ってもよい。 この被覆方法は、粉末の遠心装置10の内外への移送を機械化することにより 、生産量を1日当たり約10kg以上、さらには被覆セル1個に付き1日当たり 200kg以上にスケールアップすることができる。実施例 プロトタイプの直径12インチのセル中で、アルミニウム粒子を銅で、シリコ ンカーバイド粒子をニッケルで、およびニッケルで被覆されたシリコンカーバイ ド粒子を銅で被覆する際の適当なパラメーターを以下に説明する。 アルミニウム粒子を銅で被覆する一つの方法において、次のパラメーターが用 いられる。 ピロホスフェート(pyrophosphate):240g/L 銅:12g/L pH:8.75 温度:23℃ 1分間の回転:90 アノードバッグ:単層のポリプロピレンの厚織 粒径:60〜120ミクロンのアルミニウム粒子 アノード:銅 9.99% ショット(shot) 電圧:2ボルト 電流:3アンペア 浸漬析出は、より高温で、フッ素を溶液中に加えることにより行うことができ る。 アルミニウム粒子を銅で被覆するこの特定の方法において、電解質中のピロホ スフェートおよび銅の濃度を検査し、粒子の組成および粒度分布を検査する。粒 子50gを、硝酸とNH42(1L当たり1/2g)の1:4溶液に60秒間浸 ける。その後、その粒子をエタノールでリンスし、真空乾燥する。粒子を遠心装 置に充填し、遠心装置を1分間当たり90回転させ、電解溶液のポンプによる循 環を行わずにメッキを45分間行った。45分後、ポンプを作動させて遠心装 置を通して溶液を循環させる。遠心装置内の溶液は粒子が遠心装置の壁に凝集し ないように10分ごとに攪拌する。あるいは、たとえばこの目的のために超音波 変換器を用いれば粒子の攪拌を連続的に行うことができる。メッキは、所望の量 の銅が粒子表面にメッキされるまで続ける。これはセルを通過した電荷の量を測 定することにより決定される。被覆粒子を遠心装置から取り除き、蒸留水ですす いだ後、エタノールを用いて乾燥させる。被覆粒子に対して滴定検査を行うこと により、粒子が所望の体積の銅で被覆されていることを確認する。熱伝導率試験 もまた、被覆粒子が混合物の法則(Rule of Mixtures)に従ってこの物理特性の 所望の値を示すことを確認するのに用いられる。保持タンク内の電解溶液は、被 覆粒子の別のバッチの製造に使用するためにリサイクルすることができる。銅シ ョット(shot)アノード材料は各実験の後で水洗される。 ドープした半導体シリコンカーバイド粒子をニッケルのストライクで被覆する 一つの方法において、以下のパラメーターが用いられる。 ホウ酸:30g/L ニッケル:84g/L クロライド(chloride):30g/L NiCl2 pH:3.5〜4.0 温度:50℃ クーロン(電流*時間):開始時 78,000 電圧:6ボルト 電流:6アンペア 1分間の回転:90 粒径:−600メッシュ カーボランダム(Carborundum)SiC 粒子 アノードバッグ:単層厚織 アノード:ラージニッケルボール、直径1/8インチ〜1/2インチ シリコンカーバイド粒子をニッケルのストライクで被覆するこの方法において 、EDTA滴定をして、電解溶液中のニッケル濃度を確実に84g/Lにする。 電解溶液中のホウ酸の濃度を検査し、粒子の組成および粒度分布を検査する。− 600メッシュの粒子は20ミクロンフィルターを通過するのに十分小さい。他 の実施態様では、より大きな直径を有するが、60〜90ミクロンフィルターを 通過するのに十分小さい粒子が選択される。粒子50gを遠心装置に充填し、遠 心装置を1分間に90回転させメッキを行う。遠心装置内の溶液は粒子が遠心装 置の壁に凝集しないように10分ごとに攪拌する。あるいは、粒子の攪拌を連続 的に行うことができる。電解溶液中の塩素濃度をカソードとアノード間の電圧を 測定することによりモニターし(もしクロライドが少なすぎると電圧が上昇する )、必要によりHClをメッキ工程中の溶液に加える。表面張力もまたモニター し、粒子が確実に溶液で完全にぬれるようにするために必要により界面活性剤を メッキ工程中の溶液に加える。メッキは、所望の量のニッケルが粒子表面にメッ キされるまで続ける。これはセルを通過した電荷の量を測定することにより決定 される。被覆粒子を遠心装置から取り除き、蒸留水2Lでリンスした後、乾燥さ せる。ニッケルのストライクで薄く被覆された磁性粒子を、存在する可能性のあ る非被覆非磁性粒子から分離する。被覆粒子に対して滴定検査を行うことにより 、粒子が所望の体積のニッケルで被覆されていることを確認する。走査型電子顕 微鏡検査を行うことにより、粒子がニッケルで完全に被覆されていることを確認 する。 ニッケルのストライクで薄くメッキされているシリコンカーバイド粒子表面を 銅で被覆する一つの方法において(たとえば、直前に記載した方法によって製造 された被覆粒子表面を銅で被覆する)、以下のパラメーターが用いられる。 温度:室温 アノードバッグ:単層厚織 アノード:Cu 9.99% ショット 粒径:−600メッシュ Niで被覆されたSiC 1分間の回転:90 この特定の方法においては硫酸銅電解質を使用する。その他の銅メッキ方法で は、フルオロボレート(fluoroborate)、メチルスルフォニックアシド(methly su lfonic acid)およびピロホスフェート等を使用することができる。硫酸塩濃度は メチルイエロー検査を用いて検査し、銅濃度はEDTA滴定を用いて検査する。 粒子50gを遠心装置に充填し、遠心装置を1分間に90回転させメッキを行う 。遠心装置内の溶液は10分ごとに攪拌する。あるいは、粒子の攪拌を連続的に 行うことができる。表面張力をモニターし、必要により界面活性剤も溶液に加え る。メッキは、所望の量の銅が粒子表面にメッキされるまで続ける。被覆粒子を 遠心装置から取り除き、pH7.5の蒸留水ですすぐ。被覆粒子に対して滴定検 査を行うことにより、粒子が所望の体積の銅で被覆されていることを確認する。 レーザーフラッシュ熱伝導率試験もまた、被覆粒子が混合物の法則に従ってこの 物理特性の所望の値を確実に示すようにするのに用いられる。銅ショットアノー ド材料は各実験の後で水洗される。 上記と同様な方法を用いて、以下のようなものを含む様々なその他のタイプの 被覆粒子を製造することができる。たとえば、Al表面上をNi,Fe,Crま たはCoで被覆した粒子;SiC表面上をFe,Ag,Co,CrあるいはCu で被覆した粒子;SiC表面上をFeで被覆し、さらにその表面上をCuで被覆 した粒子;Fe表面上をRhあるいはCuで被覆した粒子;Ti表面上をNiで 被覆した粒子;Ti表面上をNiで被覆し、さらにその表面上をSnで被覆した 粒子;Ni表面上をSnで被覆した粒子;Ni43表面上をCuで被覆した粒子 ;Ag3Sn表面上をSn,AgあるいはAuで被覆した粒子;Ag4Sn表面上 をSn,AgあるいはAuで被覆した粒子;W表面上をCu,CoあるいはNi で被覆した粒子;Cu表面上をSnあるいはZnで被覆した粒子;およびグラフ ァイトあるいはダイアモンド表面上をCu,Al,あるいはFeで被覆した粒子 。ダイアモンド粒子は最初、粒子に導電性を付与するためにクロムあるいはコバ ルト−タングステン合金のような界面被覆で被覆しなければならないだろう。グ ラファイトは、グラファイトがアルミニウムと化学的に反応するのを防ぐために 、アルミニウムで被覆する前にクロムあるいはコバルト−タングステン合金の ような界面被覆で被覆しておかなければならないだろう。グラファイトは、界面 被覆とグラファイトとの間の強い化学結合および界面被覆と外部被覆との間の強 い金属精錬結合(metallurgical bond)を形成するために、銅を被覆する前にクロ ムあるいはコバルト−タングステン合金のような界面被覆で被覆してもよい。 本明細書に記載した技術によって、いかなる導体表面にも以下のような金属あ るいは合金のいずれも被覆することが概して可能である。Ar,Bi,Cd,C r,Co,Cu,Ga,Ge,Au,In,Ir,Fe,Pb,Mn,Hg,N i,Pd,Po,Rh,Rn,Se,Ag,Te,Th,Sn,Cu−Sn,C d−Cu,Cu−Ni,Cu−Zn,Ag−Zn,Sn−Pb,Mn−Fe,C oW,CoFe,NiCr,NiFe,Ag−Au,Bi−Cu,Cu−Sn− Zn,Ni−P,Ni−B,Co−P,Co−B。電解質は必ずしも水性でなく てもよく、エンタイ ソルツ及びオーガニックス(entie salts or organics)で あってもよい。 被覆粒子を、又は被覆粒子材料から形成された物品を加熱する工程において、 粒子材料と被覆材料との反応を起こし、それにより所望の生成物を形成する工程 もある。他の工程において、最終生成物は単に被覆粉末自体、または未反応の被 覆粉末から形成された物品であり、この場合、被覆粉末または未反応の被覆粉末 から形成された物品の特性は、混合物の法則の挙動に従うと予測される。産業上の利用 前述した方法によって製造された被覆粒子は、操作した固有の物理的特性(例 えば、熱伝導率、熱膨張係数)および/または操作した固有の機械的特性(例え ば、引張強度)を示すことができる。被覆粒子の固有の物理的特性(固有の機械 的特性ではなく)は、混合物の法則に従う挙動を示す傾向がある。従って、固有 の物理的特性は粒子材料量に対する被覆量の割合に関連して略直線的に変化する 。機械的特性は粒子材料量に対する被覆量の割合と共に非直線的に変化するかも しれない。 被覆粒子の固有特性は、粒子材料に対する被覆の体積比をコントロールするこ とによって操作され、それは二つの方法、即ち、1)粒子の大きさの制御、2) 被覆材料の厚みの制御、によって達成可能である。 例えば、粒子は例えばタングステン元素からなるものであっても良く、被覆は 銅元素からなるものであっても良く、タングステンに対する銅の体積比は、73 %対27%である。銅は約391w/m deg.k.(watts per meter-degree kelvin) の熱伝導率と約17.5ppm/deg.c.(parts per million per degree centigrade )の比較的高い熱膨張係数とを25℃〜400℃の温度範囲において有しており 、それに反して、タングステンは約164w/m deg.k.の比較的低い熱伝導率と約 4.5ppm/deg.c.の比較的低い熱膨張係数とを25℃〜400℃の温度範囲にお いて有している。銅が被覆されたタングステン粒子は、25℃で約226w/m de g.k.の熱伝導率(銅の高い熱伝導率とそれより低いタングステンの熱伝導率との 中間)と、25℃〜400℃の温度範囲で約8.2ppm/deg.c.の操作した熱膨張 係数(タングステンの低い熱膨張係数と銅の高い熱膨張係数との中間)とを有し ている。 図4には、パンチ118と型120とを有するダイプレス装置116が示され ており、これは被覆粒子110を圧縮して固めて物品122にするために使用さ れる(被覆粒子110は、上記した操作特性を有している。)。圧縮物品122 は、固相焼結(粒子の溶融点及び粒子の被覆の溶融点より低い温度で焼結)され ているか、あるいは液相焼結(粒子の溶融点より低いが、被覆の溶融点より高い 温度で焼結)されている。焼結により、粒子間の結合が形成され、異質な物品が 生み出される。粒子の被覆は、このように、マトリックス材料(各粒子を一体に 保持し、物品を形作る材料)として働く。 物品122は、操作した通りの固有の物理的特性(例えば、熱伝導率および/ または熱膨張係数)および/または固有の機械的特性(例えば、引張強度)を有 しており、物品を製造する被覆粒子も同じ特性を有している。被覆粒子110が 持つ操作固有特性は、物品122の全体における高度の均一性と等方性で示され る。なぜなら、各粒子110は均一に被覆されているからであり、物品122内 の、異なる材料の配分における固有の不規則性(randomness)または異なる材料間 の分離がないからである。このように、物品122の固有特性は、物品レベルと いうよりむしろ粒子レベルで操作されている。物品122は、例えば、電子パッ ケージのための熱及び構造面となり、熱及び構造面は、それが取り付けられる対 象物の熱膨張係数に一致する熱膨張係数を有するように設計されており、また、 下記に図6に関して述べるように、高い熱伝導率を有するように設計されている 。 銅で被覆されたタングステンの粒子、例えば、銅対タングステンが27%対7 3%となる体積比を有している粒子は、最大密度(約90%の密度より大きい) を得るため、プレス116で表面積1平方インチ当たり200トンで圧縮されて おり、また圧縮された被覆粒子は、約半時間の間、カ氏1950度の水素雰囲気 中で固相焼結される。 被覆粒子110は上述したように固められて物品となるだけでなく、被覆とし て対象物の上にメッキされ得る。図5には、操作した特性を有する被覆粒子11 0による被覆128が示されている。被覆128は、メッキ用のマスク129を 通って、金属、金属合金、または非金属の物品130の表面にメッキされている 。物品130は、あるいは、それ自身がこの明細書で述べた技術のどれかによっ て被覆粒子から形成された物品であっても良い。メッキの間、被覆粒子、例えば 、銅で被覆されたタングステンの粒子であって、銅対タングステンが27%対7 3%となる体積比を有している粒子は、液体の中に置かれ、被覆は例えばべリリ ア製の物品の上に下記に詳細に述べるメッキ技術の一つによって形成される。こ のように、被覆と物品との間にボンドを用いる必要なく、物品の上にじかに被覆 を作ることができる。 被覆128は、操作した固有の物理的特性(例えば、熱伝導率や熱膨張係数) および/または固有の機械的特性(例えば、引張強度)を有しており、これらは 被覆を製造する被覆粒子の特性と一致している。被覆粒子の操作した固有特性は 、被覆128の全体における高度の均一性と等方性をもって示される。なぜなら 、各粒子は均一に被覆されているからであり、異なる材料の配分における固有の 不規則性、または被覆128内の異なる材料間の分離がないからである。このよ うに、被覆128の固有の物理的特性は、被覆レベルというよりむしろ粒子レベ ルで操作されている。しかし、上記に述べたメッキ技術は、被覆128が被覆粒 子を含んでおらず、その代わりに適当な体積比の二つの異なる材料から選択され た異なる粒子の混合物で構成されている場合においてもまた実施可能である。 図6には、基板135にマウントされた半導体装置134を含む電子パッケー ジ132が示されており、基板135は、次に、被覆粒子で形成された構造的、 熱的、接地面結合体136で順に支持されている。半導体装置134は、例えば 、高出力の固体開閉装置(このようなものとしては、電動機付乗り物用回路で使 用されるものがある)であり、操作中に相当な量の熱を発生する。基板135( 半導体装置134が、粘着性のボンド、拡散ボンド(diffusionbond)、硬質又は 軟質のハンダ、またはロウ付けによって取り付けられている)は、先行技術で知 られているように、半導体装置134の基板135への取り付けを容易にするた め、半導体装置134の熱膨張係数と略一致する係数を有するように選択された 材料で形成されている。構造面136は、本発明に従い、被覆粒子から製造され る。粒子材料、被覆材料、および粒子材料に対する被覆材料の体積比は、構造面 136が高い熱伝導率(それが熱拡散機や熱面として機能するように)を有する が、また、基板135の熱膨張係数に実質的に略一致する熱膨張係数を有するよ うに、選択される。熱伝導率と熱膨張係数とは、構造面136の全体において、 極めて均一的且つ等方的である。 基板135は、25℃〜400℃の範囲内において約4.4ppm/deg.cの熱膨 張係数を有しているアルミニウム窒化物で形成されている。構造面136は銅で 被覆されたタングステンの粒子でつくられており、これは銅とタングステンの比 が略27%と73%となる体積比を有している。この体積比は、約226w/m de g.k.の熱伝導率と、約8.2ppm/deg.c.の熱膨張係数とを提供する(25℃〜4 00℃)。 構造面136は、次の方法で基板135に取り付けられる。被覆粒子の薄層を まず、後述する技術に従って、図5に示す基板135の下側の面に共析出させる 。次に、未だ焼結されていないが(図4に関して上述したように)圧縮されてい る構造面136を、基板135のメッキ面と接触して配置する。この構造体は、 基板135と構造面136とが結合して単一の構造体となるように、それから焼 結される。あるいは、構造面136はメッキされた基板135にロウ付け、硬質 又は軟質のハンダ、拡散又は粘着ボンディングによって接合される。 リードフレーム138(半導体装置134と電力、アース、入力および出力信 号を伝達しあうワイヤボンド140によって、半導体装置134と結ばれている )もまた、基板135の熱膨張係数に実質的に一致する熱膨張係数を有するよう に、本発明に従って、被覆粒子から製造される。基板135は、例えば、約7.6 ppm/deg.c.(25℃〜400℃)の熱膨張係数を有する酸化べリリウム(BeO )で形成され、リードフレーム138は銅で被覆されたニッケル42の粒子(ニ ッケル42はニッケルと鉄との合金である)で形成されており、この粒子は、銅 対ニッケル42が20%対80%である体積比、約86.78w/m deg.k.の熱伝 導率、約8.1ppm/deg.c(25℃〜400℃)の熱膨張係数を有している。あ るいは、リードフレーム138は、構造面136を製造する被覆粒子と同じタイ プの粒子で製造しても良い。リードフレーム138は、図5に関連して上述した 技術に従い、基板135の上面に直接にメッキマスクを通してメッキされる。一 態様においては、リードフレーム138は、リードフレームが所望の密度に達す るように焼結される。 仮に、ニューパワー電気工学技術の特徴である一層高いパワーレベル、熱密度 と操作頻度、及び半導体装置134の稼働中に結果的に典型的に発生する大きく て速い温度変化があっても、基板135とリードフレーム138との間および基 板135と構造面136との間の結合部に、ひび割れや層剥離が発生する可能性 は低い。これは、結合部を交えての熱膨張係数の実質的調和によるものであり、 又、構造面136とリードフレーム138の全体において熱伝導率と熱膨張係数 がそれによって示される均一性と等方性によるものである。従って、この全体的 にパッケージングされた構造体132は長寿命を有している。 上述した技術に従って製造された物品の操作した固有特性が、粒子や粒子の被 覆として選択された材料の関数や、粒子それ自身が形成される材料に対する被覆 材料の体積比の関数に影響されるだけでなく、それに加えて、温度関数(例えば 、温度関数である熱膨張係数の直線度)として表されるこのような物品の固有特 性の挙動は、物品の密度に影響される。従って、このような物品の密度をコント ロールすることによって、温度関数である、物品の熱膨張係数の挙動は、臨界プ ロセス温度の範囲内において、ほぼセラミックの熱膨張係数に近似させることが できる。セラミックは温度に関連して非直線的な挙動をする。 図7は、算出された熱膨張(温度関数としてppm)を、銅対タングステンが 27%対73%の体積比(重量においては銅15%に対しタングステン85%) を有する銅で被覆されたタングステンの粒子で形成された物品について、約10 0%(理論密度)、95%、90%の密度で示しており、また、適当な密度を選 択することで臨界プロセス温度範囲内において物品の膨張の挙動と略一致させ得 る二つのセラミック材料(BeOとAl23)についても示している。物品が膨 張する限度(即ち、熱膨張係数の値)は、密度の減少と共に減少する。物品が製 造される際の密度を選択することにより、温度の関数である熱膨張係数の挙動( または、熱伝導率のような他の特性の挙動)をこのように選択でき、また一般に 物理特性をこのように洗練することができる。被覆されていない粒子で製造され た物品の特性もまた、物品が製造される際の密度を選択することによって制御す ることができる。 図8に示すように、仮に、被覆114が粒子112の上に直接メッキされてい るのならば、被覆114は粒子112と機械的結合のみを形成している幾つかの 実施態様においては、粒子112は、プリコート材料からなる極端に薄いストラ イク168(図では厚みは誇張されている)でプレコートされてから、被覆11 4でメッキされている。界面被覆であるプレコート168は粒子112および被 覆114に強く結合されており、強く、壊れにくく、化学的に結合された被覆粒 子110が生み出される。 また、プリコート168はプリコート(被覆114を除く)の薄いストライク で被覆された粒子を混合して溶融した合金をつくることができるが、そうしなけ れば該粒子とこの合金は互いに反応する傾向にある。粒子の合金材料に対する体 積比(粒子は約50体積%迄を構成している)は、結果的に物品が操作物理的特 性(熱伝導率や熱膨張係数)を有するように選択される。あるいは、プリコート された粒子は、結果として得られる物品を機械的に強くするように、又はその重 量に影響を与えるため、合金に添加される。 被覆粒子の皮膜で物品をメッキする方法をここに説明する。再び図5に示すよ うに、物品130は被覆粒子110による被膜128でメッキされている(物品 130は、例えばリードフレームのような被膜128が、上に形成された例えば 基板である。)。仮に、物品130が金属または金属合金であるならば、被膜1 28は、下記に述べる技術により、物品130の上に直接電気分解によってメッ キされる。しかし仮に、物品130が非導電性(例えば、セラミック)であるな らば、物品130は、被覆粒子110を被覆するマトリックス材料のような導電 性の材料の薄い皮膜で、無電解メッキ(自己触媒)により、まずメッキされる。 無電解槽は、上述したように金属イオン、一又はそれ以上の化学的還元剤、触媒 、一又はそれ以上の錯化剤、また一又はそれ以上の槽安定剤を含む水溶液を有し ている。金属イオンは、自己触媒的に又は化学的に、還元剤又は薬剤(agents)に よって還元させられ、それによって金属が物品130の上に析出される。あるい は、プレコートされた又は被覆された粒子が水溶液中に置かれ、またこの粒子が 金属で被覆され、この金属で被覆された粒子は同時に物品130の上にメッキさ れる。無電解メッキは電解メッキよりも遅いので、薄い導電層が形成されるとす ぐに、被覆粒子110はこの薄い導電層の上に電気メッキされ(下記に述べる技 術によって)、このように被膜128が形成される。 図9に示すように被膜128は、物品130上に被覆粒子110とマトリック ス材料(被覆粒子110の被覆114を形成する材料)の電解による共析出を用 いて、導電性物品130(または上記した薄い導電層で金属被覆した非導電性の 物品)の上にメッキされる。被覆粒子110が物品130の上にメッキされると 、同時にマトリックス材料が被覆粒子間の隙間を埋めるように被覆粒子の周りに メッキされ、よって被膜128が形成される。 図10に示すように、別の電解メッキ方法においては、マトリックス材料と粒 子112(上述のようにプレコート168で被覆されているが、マトリックス材 料ではまだ被覆されていない)とは、物品130に共に析出される。粒子112 が物品130にメッキされると、同時にこの粒子は被膜128を形成するように マトリックス材料でメッキされる。 あるいは、被膜128は、物品に被覆粒子110をスパッタリングまたは吹き 付けすることによって、物品130の上に形成される。さらに、被膜128は焼 結され、その後、被膜128はその選択された−または二以上の固有特性を示す ようになる。 熱伝導率や熱膨張係数以外の他の多くの固有特性を操作することも可能である 。例えば、物品の電気伝導率は他の固有特性の操作と組み合わせて操作しても良 い。 図4に示すように、粒子110は被覆粒子だけで構成されている必要はない。 あるいは、他の粒子と結合された被覆粒子の混合物(例えば、銅で被覆されたタ ングステンの粒子は銅の粒子と結合可能である)を、完全に混合して物品122 を形成するように圧縮しても良い。この物品122は混合物中の全ての材料の体 積比の関数となる固有特性を有しており、該物品122は固有特性を等方的に示 している。あるいは、被覆粒子は一又はそれ以上の固有特性を異方的に示す材料 と組み合わされ、これにより物品は一又はそれ以上の固有特性を異方的に示すよ うになる。例えば、被覆粒子は方向によって異なる特性を有する結晶材料と混合 され、結晶材料が同じに配向される傾向を示すように、結晶材料は被覆材料と混 合される。他の例においては、被覆粒子は炭素繊維と混合され、炭素繊維は同じ 方向に配向される傾向がある。炭素繊維は、方向によって変化する引張強度を提 供する。 被覆粒子からの物品の製造のために選択できる技術としては、金属の射出成形 、熱間等静圧圧縮成形(ヒッピング(hipping))、冷間等静圧圧縮成形(シッピ ング(cipping))、熱間又は冷間均衡鍛造、熱間又は冷間ロール圧縮(固まった 被覆粒子の密度を高める)、ダイカストがある。 仮に、被覆粒子122を密度が最大密度(最大密度とは、圧縮された被覆粒子 がレベル2又はレベル3又は非連結の(non-interconnected)多孔性を有している ことをいい、この多孔性とは物品の一方の側から他方の側までに至る内部連結通 路を提供しないことをいう)に近づくまで圧縮すれば、焼結工程により密度が増 加したり、物品の形状が変化したりしない。物品の密度、またこのような物品の 最終的な大きさは、圧縮中において、綿密にコントロールできる。粒子が金属又 は金属合金で形成されている場合(粒子が金属で被覆されていようと非被覆であ ろうと)では、1平方インチ当たり約80から200トンの圧力が、通常、粒子 を最大密度まで圧縮するのに必要とされる。 図11には、パンチ118と型120とを有するダイプレス装置116が示さ れており、これは、物品125を提供するため、粒子からなる二つの別個の層1 24と126とを圧縮して固めるのに使用され、該物品は層によって変化する固 有特性を有する。層124と126とは、異なる材料で構成された又は粒子を形 成する材料の体積比が異なる粒子からなる。粒子は型120内に層124と12 6とをなして導入され、図7に関連して検討したように、温度に依存する物理的 特性(例えば、熱伝導率、熱膨張係数)を生じるように、選ばれた、選択された 密度まで圧縮され、水素雰囲気中で半時間の間、焼結される。焼結により層12 4と126の粒子は二つの層間の界面で結合され、単一の層を成す物品が製造さ れる。 例えば、層124は、銅で被覆されたタングステンの粒子であって、銅対タン グステンが27%対73%の体積比を有するものを含んでおり、また層126は 銅元素の粒子を含んでいる。層124は、圧縮後、約225.78w/m deg.k.の 熱伝導率と約8.28ppm/deg.c.の熱膨張係数とを有している。層126は、圧 縮後、約390w/m deg.k.の熱伝導率と約18.04ppm/deg.c.の熱膨張係数と を有している。層を成す物品125は二つの対象物と直接に結合されており、こ れらは層124と126の熱膨張係数に一致する熱膨張係数をそれぞれ有してい る。例えば、層124にはべリリアセラミック(beryllia ceramic)に取り付けら れ、また層126には銅のヒートシンクに拡散結合されている。 このように、層を成す物品125は二つの対象物に直接結合されており、これ らの対象物はそれぞれ異なる熱膨張係数を有している。異なる熱膨張係数間の境 界は、この物品の表面と他の装置との間の一又はそれ以上の界面よりも、むしろ 層を成す物品125の内部で生じている。さらに、一連のこのような境界が、異 なる物品の連続した層と層との間に位置しているのではなく、熱膨張係数の不一 致がある境界(層をなし、不連続の物品125の内部の二つの層の間に位置して )は一つだけある。粒子間の銅結合は柔軟で適応能力が高いため、銅結合は熱膨 張による応力を吸収する傾向にあり、その結果、二つの層間の結合部には割れ目 や層剥離はない。さらに、この結合が柔軟であり、また全ての結合は同じ材料で 形成されているので(全て銅と銅との結合)、この結合は同様に応力を吸収する 傾向にあり、その結果、物品は温度における大きな変化に曲がったり、凸凹にな る傾向はない。別の実施例においては、物品25内部に二つ以上の層があり、そ の結果、二以上の内部境界があり、そこには熱膨張係数のミスマッチがある。各 境界での不一致は、層からなる物品25の内部に一つの境界があるときに生じる 不一致ほどではない。 粒子を被覆するための装置と方法を述べてきた。ここで述べた特定の実施態様 の多数の修正や変更が、クレームに示す本発明の概念から外れることなく可能で あることが明らかである。クレームは以下の通りである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,BB ,BG,BR,CA,CN,CU,CZ,EE,FI, GE,HU,IL,IS,JP,KG,KP,KR,L K,LR,LS,LT,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI, SK,TR,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 ビーン、グレン エル. アメリカ合衆国、ニューハンプシャー州 03755、ハノーヴァー、スティーヴンス ロード、71 (72)発明者 ラッシュモア、デイヴィッド エス. アメリカ合衆国、ニューハンプシャー州 03766、レバノン、ファー ロード、60

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.粒子を被覆するための装置であって、 少なくとも一つの側壁を有する容器と、前記容器における前記側壁の導電性の 内面を形成するカソードと、前記カソードと共に導電性の液体に浸漬されるよう に前記カソードに対応して配置されたアノードと、モーターとを有し、 モーターは前記容器に接続されており、粒子が前記容器に入れられ、前記容器 が前記導電性の液体で満たされ、そして電流が前記導電性の液体を通って前記カ ソードから前記アノードへ流されたときに、 前記電流が前記カソードからアノードへと流れている間、前記導電性の液体か ら前記粒子表面に被覆材料の析出が生じるように、前記粒子が前記容器の前記側 壁の前記導電性の内面の上に留まるように、容器を回転させて遠心力を生じるよ うに配置されている粒子を被覆するための装置。 2.上記粒子に上記カソードから離れさせるために、前記容器の近傍に、上記導 電性の液体の中に、超音波変換器をさらに有している請求項1記載の装置。 3.上記モーターが、上記粒子を攪拌するために上記容器の回転速度を変化させ られる構成になっている請求項1記載の装置。 4.上記容器を振動させて上記粒子を攪拌するための振動機構をさらに有する請 求項1記載の装置。 5.上記アノードが上記コンパートメント内に設置されている請求項1記載の装 置。 6.上記アノードの近傍にアノードコンパートメントをさらに有し、該アノード コンパートメントは、該アノードコンパートメント内に多数の可溶性の金属粒子 を保持するためのアノードスクリーンを有し、前記アノード粒子は上記アノード と電気的に接触し、また前記粒子の表面をメッキするための材料を有している請 求項5記載の装置。 7.上記容器に取り付けられ、上記容器から上記粒子が逃げ出すのを防ぐように 形成された粒子トラップをさらに有する請求項1記載の装置。 8.上記粒子トラップが、上記粒子の通過を遠心力によって束縛するバリヤーと なって、上記容器から上記粒子が逃げ出すのを妨げるように形成されている請求 項7記載の装置。 9.上記粒子トラップが、上記導電性の液体が上記容器から逃げ出すのを防ぐよ うに形成されている請求項1記載の装置。 10.上記粒子トラップが、上記導電性の液体による通過を遠心力によって束縛 するバリヤーとなって、上記容器から上記導電性の液体が逃げ出すのを妨げるよ うに形成されている請求項9記載の装置。 11.上記粒子トラップが、余分な量の上記液体が上記容器内へポンプで送り込 まれたときに、上記導電性の流体が上記容器から排出されることは許容するが、 上記粒子が上記容器から逃げ出すことは防ぐように、形成されている請求項9記 載の装置。 12.上記粒子トラップがスクリーンを有する請求項11記載の装置。 13.上記粒子トラップが、粒子フィルターを有する請求項11記載の装置。 14.上記導電性の液体を保持するように形成された保持タンクと、上記保持タ ンクから上記容器に上記導電性の液体を送りだすためのポンプとをさらに有し、 前記保持タンクは上記導電性の液体が上記容器を出たときに、上記導電性の液体 を受け入れるように位置されているものである請求項1記載の装置。 15.さらにフィルターを有し、前記フィルターは、上記導電性の流体が上記容 器を出たときに、上記導電性の流体が前記フィルターを通り過ぎるように設置さ れており、前記フィルターは上記導電性の液体から上記粒子を捕らえるように構 成されている請求項10記載の装置。 16.上記カソードが、上記容器が回転している間、上記粒子を拘束するように 形成された凹部を有している請求項10記載の装置。 17.粒子を被覆する方法であって、 少なくとも一つの側壁を有する容器内に上記粒子を設置するステップと、(カ ソードが前記容器の前記側壁の導電性の内面を形成している) 前記カソードがアノードと共に浸漬されるように、前記容器に導電性の液体を 満たすステップと、 電流を前記容器に流している間、遠心力を生じさせるために前記容器を回転さ せるステップとを有し、前記導電性の液体から前記粒子表面に被覆材料の析出が 生じるように、前記電流が前記カソードから前記アノードへと流れている間に、 前記遠心力によって前記粒子が前記容器の前記側壁の前記導電性の内面の上に留 まる、粒子を被覆する方法。 18.上記粒子の凝集を避けるために上記粒子を攪拌するステップをさらに有す る請求項17記載の方法。 19.上記粒子を攪拌するステップが、上記容器の近傍において上記導電性の液 体中に設置された超音波変換器を用いて、上記粒子を上記カソードから離れさせ ることを含む請求項18記載の方法。 20.上記粒子を攪拌するステップが、上記容器の回転速度を変化させることを 含む請求項18記載の方法。 21.上記粒子を攪拌するステップが、上記容器を振動させることを含む請求項 18記載の方法。 22.上記粒子を上記容器に移す前に、上記粒子を洗浄し、前処理するステップ を有する請求項17記載の方法。 23.上記粒子を上記容器から取り出した後、上記粒子をすすぎ、乾燥させるス テップをさらに有する請求項17記載の方法。 24.予め設定した閾値を越えるまで上記カソードから上記アノードへの電荷の 通過をモニターし、 前記予め設定した閾値を越えた時に、上記容器から上記粒子を取り出すステッ プをさらに有する請求項17記載の方法。 25.上記粒子がアルミニウムを含有し、上記被覆材料が銅を含有する請求項1 7記載の方法。 26.上記粒子がアルミニウムを含有し、上記被覆材料がニッケルを含有する請 求項17記載の方法。 27.上記粒子がアルミニウムを含有し、上記被覆材料が鉄を含有する請求項1 7記載の方法。 28.上記粒子がアルミニウムを含有し、上記被覆材料がクロムを含有する請求 項17記載の方法。 29.上記粒子がアルミニウムを含有し、上記被覆材料がコバルトを含有する請 求項17記載の方法。 30.上記粒子がシリコンカーバイドを含有し、上記被覆材料がニッケルを含有 する請求項17記載の方法。 31.上記粒子がシリコンカーバイドを含有し、上記被覆材料が鉄を含有する請 求項17記載の方法。 32.上記粒子がシリコンカーバイドを含有し、上記被覆材料が銀を含有する請 求項17記載の方法。 33.上記粒子がシリコンカーバイドを含有し、上記被覆材料がコバルトを含有 する請求項17記載の方法。 34.上記粒子がシリコンカーバイドを含有し、上記被覆材料がクロムを含有す る請求項17記載の方法。 35.上記粒子がシリコンカーバイドを含有し、上記被覆材料が銅を含有する請 求項17記載の方法。 36.上記粒子がニッケルで被覆されたシリコンカーバイドを含有する請求項3 5記載の方法。 37.上記粒子が鉄で被覆されたシリコンカーバイドを含有する請求項35記載 の方法。 38、上記粒子が鉄を含有し、上記被覆材料がロジウムを含有する請求項17記 載の方法。 39.上記粒子が鉄を含有し、上記被覆材料が銅を含有する請求項17記載の方 法。 40.上記粒子がチタンを含有し、上記被覆材料がニッケルを含有する請求項1 7記載の方法。 41.上記粒子がチタンを含有し、上記被覆材料がスズを含有する請求項17記 載の方法。 42.上記粒子がニッケルで被覆されたチタンを含有する請求項41記載の方法 。 43.上記粒子がニッケルを含有し、上記被覆材料がスズを含有する請求項17 記載の方法。 44.上記粒子がニッケル46を含有し、上記被覆が銅を含有する請求項17記 載の方法。 45.上記粒子が銀とスズとの金属間性物(silver-tin intermetallic)を含有 し、上記被覆材料がスズを含有する請求項17記載の方法。 46.上記銀とスズとの金属間性物がAg3Snを含有する請求項45記載の方 法。 47.上記銀とスズとの金属間性物がAg4Snを含有する請求項17記載の方 法。 48.上記粒子がタングステンを含有し、上記被覆材料が銅を含有する請求項1 7記載の方法。 49.上記粒子が銅を含有し、上記被覆材料がスズを含有する請求項17記載の 方法。 50.上記粒子が銅を含有し、上記被覆材料がアルミニウムを含有する請求項1 7記載の方法。 51.上記請求項17記載の方法であって、 上記粒子が固有特性の第一の値を有しており、 上記粒子が互いに接触しない状態で上記容器内に設置されており、 上記被覆材料が前記第一の値と異なる前記固有特性の第二の値を有し、上記材 料が上記粒子表面に該被覆として適用されたときに、被覆粒子の上記固有特性の 値が、上記粒子の量に対する前記被覆の量に従う前記第一の値と前記第二の値と の関数となっており、 前記方法がさらに、上記粒子それぞれの量に対する前記被覆の量を決定するこ とを有しており、これにより前記被覆粒子それぞれの前記固有特性の値が前記第 一の値と異なる所望の前記固有特性の値に等しくなり、 上記被覆が、ほぼ予め決定された量で、上記粒子それぞれに適用され、上記被 覆が少なくとも最初に適用される間は上記粒子が互いに接触していない請求項1 7記載の方法。
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