JP2000501684A

JP2000501684A - 飲料用容器

Info

Publication number: JP2000501684A
Application number: JP9521898A
Authority: JP
Inventors: 暁美海老根
Original assignee: パシフィックドリーム，エル．エル．シー．
Priority date: 1995-12-12
Filing date: 1996-12-11
Publication date: 2000-02-15
Also published as: ATE190949T1; WO1997021613A1; EP0868370A1; DE69607378T2; EP0868370B1; US5992677A; DE69607378D1; AU1205897A

Abstract

(57)【要約】液体を保持するための改良型容器を供給し、その製造を行う装置および方法。この装置は、通常少なくとも二つのコンパートメントを備える。第一のコンパートメント２６は、容易に供給することができる液体を収容することができ、第二のコンパートメント２８は、取り出すことができる製品、商品、賞品または対象物２４を収容することができる。

Description

【発明の詳細な説明】飲料用容器著作権についての通知１９９５著作権、ジェームズＲ．バンス。不許複製。本特許文書の開示の一部分は、著作権により保護されている資料を含む。著作権所有者は、特許商標局の特許ファイルまたは記録に記載されている、特許文書および特許開示については、誰でも自由にファクシミリによりコピーすることに異論はないが、その他の場合にはすべての著作権を保有する。技術分野本発明は、加圧下の飲料を保持するための容器およびその製造に関する。特に本発明は、主として加圧下の炭素処理したまたは炭酸ガスで飽和させたソーダ飲料および／または発酵飲料を保持するにの使用される飲料用缶およびその製造に関する。背景技術以下に、ソーダ飲料産業の歴史と、現在の飲料包装に関するいくつかの固有の問題とについて簡単に説明し、その後で、本発明について説明する。炭素処理したまたは炭酸ガスで飽和したソーダ飲料は、世界中いたるところで容易に手に入る普通の飲料であり、昔このような飲料が存在しなかったとは考えられないくらいである。天然の発泡ミネラル・ウォータを真似して作りだそうとする最初の試みが行われたのは、約４世紀以前のことであったと考えられている。しかし、そのような試みはうまくいかなかった。１７７２年、ジョセフ・プリーストリ氏という名前の一人の英国人が、天然の発泡ミネラル・ウォータに似たものの製造に成功した。数年の内に、ボトル詰め会社が「ソーダ水」を一般に売り出した。１８２５年、ペンシルバニア州、フィラデルフィアのエリアス・ジュランド氏が、バグダッド・ドラッグストアという名前のアメリカ薬局内に、最初のソーダ水売り場の一つを設置した。いうまでもないことだが、このソーダ水売り場は、アメリカのドラッグストア産業に革命をもたらし、若い顧客および年寄りの顧客の寄り合う場所ができ、上記施設の所有者にとって全く新しい収入源ができた。このような飲料が人気を得たので、当然、もっと顧客に好かれ、またおいしそうな風味のある物に対する需要が生まれた。１８５０年、ソフト・ドリンク市場に革命を起こした最初の風味物が、アイルランドでカントラル博士により発明された。この風味物はジンジャーエールと呼ばれ、すぐにボトル瓶詰めの形でアメリカに出荷された。１８８５年、Ｒ．Ｓ．ラゼンビという名前の飲料関係の化学者が、テキサス州、ウェーコーの多数の地元ソーダ水売り場で、ドクターペッパーという商標で飲料の販売を開始した。１８８６年、ジョン・Ｓ．ペンバートンという名前の有名な薬剤師が、神経質な人々および過度に飲酒をする傾向にある人々を助けるために、不思議な飲料を作り出し、この混合飲料をジョージア州、アトランタの地元のソーダ水売り場で販売した。この製品は、広く人気を博し、まもなくコカコーラの商品名でいたるところで売られた。１８８９年、カレブ・ブラハムという名前の他の薬剤師が、後にペプシコーラという商品名で販売されることになる製品の調合方を発明した。これら新しい飲料の成功は争う余地のない明白なものである。１９２９年までには、アメリカの５８，２５８のドラッグストアの６０％がソーダ水売り場を設置した。しかし、１９７０年代までに、ドラッグストア内のソーダ水売り場の数は、１９２９年に営業をしていたソーダ水売り場の１／３以下に減少した。ドラッグストアのソーダ水売り場業界の衰退は、主としてボトル詰めおよび缶入りソーダ飲料の人気が上昇し、入手することができるようになったためと考えられている。しかし、ソーダ飲料業界がどのように衰退したかを知ることは非常に重要なことである。１７７２年、１８２５年、１８５０年、１８８５年、１８８６年および１８８９年に導入された上記各飲料は、ソーダ市場で最も人気のあるいくつかの製品として現在も販売されている。上記製品に対する引き続き旺盛な需要を満たすために、２０世紀のボトル詰めおよび缶詰め機械が採用されてきたが、一般的に見て、ソーダ飲料業界の進歩は極く僅かなものに過ぎない。飲料用容器については特にそうである。例えば、１７００年代後半から、炭素処理したまたは炭酸ガスで飽和されたソーダ飲料は、ほとんど全部厚いガラス・ボトル内に詰めらていたか、またはその場で新たに製造されていた。１９３５年、アメリカに初めて缶入りの飲料が登場した。しかし、そのような缶は非常に重く、サイズも大きかった。アメリカで、プルトップ型の缶が最初に登場したのは、１９６０年代の中頃であった。現在では、プラスチック容器入りのソーダ飲料を購入することができる。ビールおよびエールのような発酵製品のほとんどの包装は、通常入手することができるタイプに限定されてきた。上記飲料は、発酵プロセスを促進するために、最初、大型の木製のタンクまたは樽に貯蔵されるが、その後、上記製品はコルクで栓をした厚いボトルに詰められ、もっと最近ではアルミニウム缶内に貯蔵される。州内、州間および国際輸送の効率および利用度が向上したので、大量の缶入り飲料がほとんど毎日出荷されている。多くの場合、陸上および／または海上の長距離間の輸送は、航空機、列車および／またはトラックにより行われる。さらに、上記製品は、注文および出荷容器を充填するために、通常、包装工場に備蓄される。最終的には、上記製品は展示され顧客により購入される。上記輸送および保管手順を通して、飲料用容器の表面がゴミ、塵、泥、塩、殺虫剤、農薬および／または昆虫または鼠等の糞尿で汚れることは極く普通のことである。これら汚染物質を飲料用容器の外面から除去しない限り、消費者の健康が害される恐れがある。近代社会における上記飲料の異常ともいえる成功の原因は、喉の渇きを癒すために、自分の家から遠く離れた場所で、上記飲料が容易に入手することができるということであろう。これら飲料は、我々の「ファーストフード」文化に非常にピッタリと適合する。しかし、これら飲料は、不潔な遠隔の場所で購入される場合が多い。これまで、上記飲料を飲む前に、容器がきれいに掃除され、または消費者が手等を洗うというようなことはめったに行われない。消費者は、上記汚染物質を摂取する危険があるばかりでなく、消費者の手および／または顔に付着した細菌、病原菌および／または危険なウイルスを摂取する恐れもある。本発明者は、上述した装置は個々に見ても、或いは組み合わせてみても、本発明を予想させるものではなく、また本発明を明らかにするものでもないと考える。これら引用例の開示部分は、本発明の請求の範囲に関連もなければ、本質的な部分でもない。それどころか、上記引用例は、本発明の開示の一般的な分野だけに関連するものであり、本発明に最も近い技術として引用しただけである。発明の開示本発明は、液体を保持するための改良型容器およびその製造からなる。特に、本発明は、その内部に、少なくとも二つのコンパートメント（隔室）を有する改良型容器からなる。本明細書中で使用する場合、コンパートメントはハウジングと同じ意味を持つ。第一のコンパートメントは、容易に供給することができる液体を保持または含むことができる第一のエンクロージャ（囲い）を形成する。第一のコンパートメントは、第一のコンパートメント内の液体を利用することができるように、選択的に開けることができる液体供給開口部を有する。第二のコンパートメントは、取り出すことができる製品、商品、賞品または対象物を、保持または含むことができる、第二のエンクロージャを形成する。上記第二のコンパートメントは、第一のコンパートメント内に位置している。第二のコンパートメントは、第二のエンクロージャを選択的に利用することができる開口部を有する。第二のエンクロージャが、第一のエンクロージャと直接連通していない点に留意することは重要である。従って、第二のコンパートメント内に収容されている製品、商品、賞品および／または対象物は、第一のコンパートメント内に収容されている液体に触れて、濡れたりまたは汚れたりすることはない。同様に、第一のコンパートメント内に収容されている液体は、第二のコンパートメント内に収容されている製品、商品、賞品および／または対象物に触れて、汚れたり、汚染したりすることはない。本発明の好適な装置および他の装置、または構造体およびその製造プロセスを、以下の節でより詳細に説明する。しかし、本発明の範囲についての混乱を避けるために、以下の各節の全体を本明細書に添付する。本発明は、炭素処理したまたは炭酸ガスで飽和したソーダ飲料および／または炭酸ガスで飽和されていない飲料を含むことが好ましい。しかし、本発明は、またビールまたはエールのような発酵飲料および他のアルコール飲料および／またはアルコールを含まない飲料を収容するために使用することもできる。さらに、このように収容された場合、これら飲料の多くを１気圧以上の圧力で加圧することができるだろう。もちろん、必要な場合には、本発明は、圧力を上昇させないで、他の液体を収容するために使用することもできる。例えば、本発明の装置は、モータ油、石油製品、油圧流体、ブレーキ流体、ペンキ、ラッカー、シンナー、ステイン、オイル、ニス、液体石鹸、剥離作業用化合物等のような液体を収容することができる。第二のコンパートメントは、飲料を摂取する前に、容器の外面および／または消費者の手および顔を洗ったり、拭いたりするための手段を収容するために使用することができる。例えば、上記の洗ったり、拭いたりする手段は、一つまたはそれ以上の湿った小さなタオルまたは洗浄布を含むことができる。そうすることにより、身近に洗浄施設のない消費者は、飲料を摂取する前に、容器および自分自身を洗うことができる。これに代えて、第二のコンパートメントを、玩具、カード、旗、指輪、ペンダント、賞品または賞品通知、クーポン、宣伝物および／またはある種の他の製品、商品または対象物を収容するのに使用することができる。例えば、現在上映中のまたはすぐ上映予定の映画のキャラクターが描かれている玩具を、上記映画の宣伝のために、第二のコンパートメント内に挿入することができる。ベースボール、バスケットボール、ホッケーおよび／または他のスポーツカード、旗、指輪、ペンダント等を、第二のコンパートメント内に収容して、個々のプレーヤ、チーム、リーグおよび／または競技試合を宣伝することもできる。同様に、ゲームカードを第二のコンパートメント内に収容して、ゲームおよび／または消費者が参加することができる競技を宣伝することができる。さらに、第二のコンパートメントは、その特定の容器を購入した幸運な消費者への、賞品または賞品通知を収容することができる。第二のコンパートメントは、これに加えて、或はこれに代えて、一つまたはそれ以上のクーポンおよび／または、消費者に宣伝中の商品の購入を勧める宣伝物を収容することもできる。本発明は、容易に製造することができ、コストが安く、製造費も安い。いったん製造してしまえば、本発明の場合、飲料業界で現在使用されている従来の包装、出荷、取扱いまたは表示手順を変更する必要はない。本発明は、コンパクトで、効率的で、信頼性が高く、耐久性も高く、丈夫である。第二のコンパートメントは、液体供給開口部を必ずしも開けなくても、装置外部の大気と連絡していることが好ましい。第二のコンパートメントは、第一のコンパートメント内に位置している。第二のコンパートメントは、第一のコンパートメント内の飲料に対するシールを破らなくても、外部の大気と連絡しているので、余分な空間を外側ばかりでなく、内側への液体飲料の熱膨張に対しても使用することができる。この余分な膨張用の空間は、飲料製品を凍らせた場合の、容器の破損の可能性を少なくする。従って、本発明の設計は、現在まで飲料業界で入手できた容器より耐久性が高く、もっと丈夫なものとなる。第二のコンパートメントは、第一のコンパートメント内に位置している。第二のコンパートメントは、第一のコンパートメント内の飲料に対するシールを破らなくても、外部の大気と連絡しているので、第一のコンパートメント内の液体飲料を、他の場合よりもっと急速に冷却することができる。この冷却能力の向上は、主として液体飲料が触れる面積が増大したことと、第二のコンパートメントの側壁部による面積の増加部分が、収容されている液体飲料の中心付近にほぼ位置しているためである。液体飲料を急速に冷却することができるというこの特徴は、小売店主にとって非常に重要なものである。何故なら、それによりその店の冷蔵空間をより効率的に使用することができるからである。小売店主は、冷たい飲料に対するピーク時の需要を満たすために、大型の冷蔵装置グループを購入し、収容し、作動し、修理したりしなくてすむようになるだろう。内蔵飲料を冷却するのに掛かる時間が短くてすむので、急速に空になった冷蔵庫の棚の空間を、室温の飲料用容器で満たして、急速に冷却し、冷やした飲料に対する消費者の需要を満たすことができる。本発明は、流通費用を増加させないで、飲料業界の流通経路を通して、他の製品および／または宣伝物を迅速に、効率的に、また容易に流通させるために使用することができる。事実、第二のコンパートメント内の上記宣伝物を含むものからの年間売上は、そうしなかった場合に必要な流通コストを、有意に負担または補償することができる。それ故、本発明を使用すれば、飲料メーカーおよび配給業者の年間売上のもとになるものが増加する。本発明はまた、自らの製品および／またはサービスを行い、文字どおり、自らの宣伝を潜在的な消費者の手に渡すためのメーカーおよび販売促進業者の年間売上を増加させる。二次的製品、商品、賞品または対象物は、通常、第二のコンパートメント内に収容される。第二のコンパートメントは、第一のコンパートメントの内部に位置している。従って、第二のコンパートメントまたはそこに収容されている製品、商品、賞品または対象物に何等悪影響を与えずに、飲料用容器の外面に商標、包装証印、および必要なラベルを印刷することができる。本発明は、消費者の手間が最も少なくてすみ、非常に簡単で容易に使用することができる。第二のコンパートメントが第一のコンパートメント内に位置していて、第一のコンパートメントの一部になっているので、容器が開けられ、その内容物を取り出した後でも、両方のコンパートメントはもとのままである。従って、第一のコンパートメントおよび第二のコンパートメントは、一緒に処分され、容器をリサイクルし、または容器を適当に処分するのに、消費者は何もしなくてもよい。さらに、第一のコンパートメントおよび第二のコンパートメントはコーティングしたアルミニウムから製造することが好ましく、両方のコンパートメントは、環境に有意の悪影響を与えずに、リサイクルすることができる。すでに説明したように、本発明はまた、上記の改良型飲料用容器の製造に使用する方法からなる。上記の利点および以下にさらに詳細に説明する他の利点の他に、本発明はまた、上記すべての欠点を克服する。本発明の上記および他の目的および利点は、添付の図面を参照しながら下記の開示を読めば、容易に理解することができる。図面の簡単な説明図１は、内部に位置する第二のコンパートメントの位置を点線で、プルタブの動きを極細線で表した、本発明の好適な実施形態の等角図である。図２は、第一のコンパートメントが第二のコンパートメントに接続していて、プルタブが蓋、すなわち、第二のコンパートメントに取り付けられている、図１の装置の平面図である。上記プル・タブは、第二のエンクロージャへの開口部を少なくとも部分的に塞いで、そこから取り出すことができる製品、商品、賞品または対象物が流れ出るのを防止している位置にある。図３は、図１および図２の装置の部分断面側面図である。図４は、さらに、第一のエンクロージャを利用することができるように、液体供給開口部を形成しているシールを破断、または破壊した状態のプルタブが示されている、図１、図２および図３の装置の部分断面側面図である。図４はまた、膨張可能な湿った小さなタオルを含んだ、蓋を有する任意の容器の設置と、第二のエンクロージャからの除去を示す。図５は、図３および図４の湿った小さなタオルの開いた等角図であり、蓋を持った任意設置の容器内の小さなタオルのエンクロージャと、使用時のタオルの広がりとを示す。図面は必ずしも正確な縮尺ではなく、構成要素はある場合には図形記号、極細線、図形および断片的な図で示してあることを理解されたい。ある場合には、本発明者は、本発明を理解するのに必要ない詳細な部分、または認識するのが難しい他の詳細な部分を省略している。発明を実施するための最良の形態類似の番号が類似の部品を示している図面を参照すると、本発明は、全体として、液体２２および製品、商品、賞品または対象物２４を収容するための装置２０からなる。液体２２は多くの形を取ることができる。本発明者としては、液体２２は、炭素処理したソーダ飲料、炭酸ガスで飽和したソーダ飲料、発酵飲料等であることが望ましい。しかし、液体２２は、また、炭酸ガスで飽和したものではないソーダ飲料、モータ油、石油製品、油圧流体、ブレーキ流体、ペンキ、ラッカー、シンナ、ステイン、オイル、ニス、液体石鹸、剥離作業用化合物等を含むことができる。液体２２は、１気圧以上またはほぼ１気圧の圧力で、装置２０内に収容することができる。本発明の好適な実施形態においては、製品、商品、賞品または対象物２４は小さなタオル２４’を含む。上記の一般的および特定の目的を達成するために、装置２０は、通常、第一のコンパートメント２６と、第二のコンパートメント２８とを備える。第一のコンパートメント２６は、その内部に液体２２を収容または供給することができる第一のエンクロージャ３０を形成する。本発明の好適な実施形態においては、第一のコンパートメント２６は、中に含まれている炭酸ガスで飽和したソーダ飲料を利用する目的で、開口部上のシールを破るために、回して、上に引っ張ることができる自由に回転可能なポップアップ・タブを有するソーダ缶に類似している、従来のソーダ缶に非常によく似ている。同様に、第一のコンパートメント２６は、選択的に第一のエンクロージャ３０の利用を可能にする、開けることができる液体供給開口部３２を有する。本発明の好適な実施形態においては、第一のコンパートメント２６は、壁の薄い容器３４を形成するために、アルミニウムの薄いシートをプレスして形成される。容器３４は、ほぼ管状の第一の側壁部３６と第一の床部３８とを有する。第一の床部３８は、第一の側壁部３６と一体に形成される。第一の側壁部３６は、第一の床部３８から対向した端部４２に位置している第一の上縁部４０を有する。第一のコンパートメント２６は、ほとんどどのような任意の形または輪郭にもすることができ、それによっても本発明の目的を達成することができる。本発明者としては、第一の側壁部３６をほぼ円筒形にすることが好ましい。しかし、円形、正方形、三角形、楕円または他の断面を持つものであっても、任意の管状形のものであれば、同様に、本発明で使用することができる。第二のコンパートメント２８は、製品、商品、賞品または対象物２４を取り出すことができるように収容することができる、第二のエンクロージャ４４を形成する。適切に結合した場合、第二のコンパートメント２８は、第一のコンパートメント２６内に位置することになる。実際、第二のコンパートメント２８は、第１のコンパートメント２６の上部区間、すなわち、境界を部分的に形成している。第二のコンパートメント２８内に収容されている、製品、商品、賞品または対象物２４は、第一のコンパートメント２６内に収容されている液体２２と触れないようにして取り出すことができる。これを行うために、第二のコンパートメント２８は、好適には、第一のコンパートメント２６の液体供給開口部３２から独立していて、上記開口部と直接連通していない開口部４６を有する。すなわち、第二のコンパートメント２８は、必ずしも、液体供給開口部３２を開けなくても、第二の開口部４４を選択的に利用することができる開口部４６を有する。その結果、第二のコンパートメント２８内に収容されている製品、商品、賞品または対象物２４は、第一のコンパートメント２６内に収容されている液体２２に直接触れない。すでに説明したように、第二のエンクロージャ４４は、第一のエンクロージャ３０と直接連通していないことが好ましい。本発明の好適な実施形態の場合には、第二のエンクロージャ４４は、装置２０外部の大気４８と連通している。本発明の好適な実施形態においては、第二のコンパートメント２８は、ほぼ管状の第二の側壁部５２および第二の床部５４を備えた打ち抜きアルミニウムの蓋５０を有する。第二の床部５４は、第二の側壁部５２と一体に形成することが好ましい。第二の側壁部５２は、第二の床部５４から対向した端部５７に位置する第二の上縁部５６を有する。第二の上縁部５６は、そこから半径方向に延びるほぼ平らなフランジ５８を有する。平面フランジ５８は外周辺部６０を有する。要するに、装置２０の蓋５０は成形されるか打ち抜かれて、一体の第二のコンパートメント２８を形成する。すなわち、第二のコンパートメント２８は、装置２０の蓋５０内に形成される独立の容器である。蓋５０が従来の飲料用容器上に設置され、固定されると、第二のコンパートメント２８の一部が、第一のコンパートメント２６の、第一のエンクロージャ３０内に形成された凹部内に突出する。その結果、内部に位置する第二のコンパートメント２８と、相互に分離していて、外側に位置し、第二のコンパートメントを取り囲んでいる第一のコンパートメント２６からなる構造体ができあがる。第一のコンパートメント２６に類似して、第一のエンクロージャ３０内に突き出るか、突出する第二のコンパートメント２８の一部は、第二の側壁部５２により形成される。第二の側壁部５２は、望ましいほとんどすべての任意の形または輪郭にすることができるが、その場合でも、本発明の目的を達成することができる。しかし、本発明者は、第二の側壁部５２がほぼ円筒形または円錐形であることが好ましいと考える。若干円錐形をした第二の側壁部５２を使用することにより、装置２０の構成部分をより効率的に出荷するために、複数の蓋５０を相互に縦に積み重ねることができる。しかし、円形、正方形、三角形、楕円または他の断面を持つものであっても、任意の管状形のものであれば、同様に、本発明で同様に使用することができる。上記の理由で、第二の側壁部５２と液体２２との間の表面接触面積を増大したい場合には、第二の側壁部５２に外側に半径方向に延びる熱フランジ、突出部または波状部材を取り付けることができる。この代替の実施形態は、図示していないが、本発明の説明に含まれ教示される。図示しなかったのは、本明細書に開示する本発明を理解するのに、そのような図は不必要であると考えるからである。第一のコンパートメント２６および第二のコンパートメント２８を製造すると、第一のコンパートメント２６は、第一のエンクロージャ３０が液体２２を含むことができるように、まっすぐに立てられる。液体２２は、その後、第一のエンクロージャ３０内に注入される。液体充填作業が完了すると、液体２２を密閉し、容器内に収容するために、平らなフランジ５８の外周辺部６０は、第一側壁部３６の上縁部４０に結合される。この作業は、通常、第一の上縁部４０に、外周辺部６０をロール加工することにより行われる。これに代えて、または上記ロール加工に加えて、外周辺部６０を第一の上周辺部４０に溶接および／または接着させることができる。このように設置されると、第二のコンパートメント２８は、さらに、第一のコンパートメント２６および第一のエンクロージャ３０の境界を形成する。平らなフランジ５８は、その内部に位置する引き離し可能なシール６２を備えることが好ましい。引き離し可能なシール６２は、実際に、液体供給開口部３２を形成する。装置２０は、さらに、シール６２を破断または破壊するための手段６４を備える。シール６２を破断または破壊することによって、消費者は、第一のエンクロージャ３０に内蔵されている液体を選択的に利用することができる。本発明の好適な実施形態においては、上記破断または破壊手段６４はプルタブ６６である。プルタブ６６は、任意の適当な手段により、平らなフランジ５８に自由に回転できるように固定される。しかし、本発明者は、一本のリベット６８によって、平らなフランジ５８に、自由に回転できるようにプルタブ６６を固定することが好ましいと考える。最初見た場合には、プルタブ６６は、従来のプルタブと類似しているように見えるが、本発明のプルタブ６６は遥かに大きく、従来のプルタブの目的以外の目的にも使用される。例えば、プルタブ６６は、第二のエンクロージャ４４への開口部４６を、少なくとも部分的に塞ぐか、塞がないように、回転することができる。このように作動した場合、プルタブ６６が回転移動すると、第二のエンクロージャ４４の内容物に選択的に近接したり、取り出したり、または保持することができる。それ故、第一のコンパートメント２６および第二のコンパートメント２８の両方の、別々の開口部３２および４６を利用するのに、単一のプルタブ６６を使用することができる。第二のコンパートメント２８の開口部４６には、（ａ）その内部に収容されている製品、商品、賞品または対象物２４が漏れ出すのを防止するために、（ｂ）その内部に収容されている製品、商品、賞品または対象物２４の汚染または汚れを防止するために、および／または（ｃ）その内部に収容されている製品、商品、賞品または対象物２４に対するいたずらまたは盗みを防止するために、キャップ、蓋、接着シール等を取り付けることができる。これに代えて、またはキャプ、蓋、接着シール等に加えて、すでに説明したように、装置２０はまた、製品、商品、賞品または対象物２４を収容するために、独立の容器７０、チューブ、カプセル等を備えることができる。要するに、容器７０は、単に製品、商品、賞品または対象物２４を収容するためだけのものである。その後、容器７０は、第二のエンクロージャ４４を形成する第二のコンパートメント２８の第二の側壁部５２に、緩くまたはしっかりと挿入、設置、押し込まれるか、またはスナップ止めされる。独立の容器７０を使用する場合、キャップ７２、蓋またはシールは、製品、商品、賞品または対象物２４をその内部に固定するために、容器７０の開放端部７０’に固定することができる。装置２０の上記構造体の他に、本発明はまた、液体２１および製品、商品、賞品または対象物２４をその内部に収容するための装置２０の製造方法を含む。上記方法は下記の段階からなる。すなわち、（ａ）液体２２を収容または供給することのできる第一のエンクロージャ３０を形成する第１のコンパートメント２６を形成し、第一のコンパートメント２６は、第一のエンクロージャ３０に選択的に近接することを可能にする、開放可能な液体供給開口部３２を有し；第一のコンパートメント２６が、ほぼ管状の第一の側壁部３６と、第一の側壁部３６と一体に形成された第一の床部３８とを有する、打ち抜いたアルミニウム容器から作られていて；第一の側壁部３６が、第一の床部３８から対向した端部４２に位置する、第一の上縁部４０を有し；第一の側壁部３６がほぼ円筒形であること；（ｂ）製品、商品、賞品または対象物２４を取り出し可能に入れることのできる第二のエンクロージャ４４を形成する第二のコンパートメント２８を形成し、第二のコンパートメント２８が、第一のコンパートメント内に位置していて；第二のエンクロージャ４４が、第一のエンクロージャ３０と連通しておらず；第二のコンパートメント２８が、第二のエンクロージャ４４を選択的に利用可能にする開口部４６を有し；第二のエンクロージャ４４が、必ずしも液体供給開口部３２を開けなくても、装置２０の外部の大気４８と連通していて；第二のコンパートメント２８が、ほぼ管状の第二の側壁部５２と、第二の側壁部５２と一体に形成された第二の床部５４とを有する、打ち抜きアルミニウム蓋５０から作られていて；第二の側壁部５２が、第二の床部５４から対向した端部５７に位置する、第二の上縁部５６を有し；第二の上縁部５６が、該上縁部から半径方向に延びるほぼ平らなフランジ５８を有し；平らなフランジ５８が、その外周辺部６０を有し；第二の側壁部５２が、ほぼ円筒形または円錐形をしていて；平らな側壁部５８が、その内部に位置する破壊することができるシール６２を有し；破壊することができるシール６２が、開放可能な液体供給開口部３２を形成していること；（ｃ）第一のエンクロージャ３０内に、液体２２を注入し；（ｄ）平らなフランジ５８の外周辺部６０を第一の側壁部３６の第一の上縁部４０に接合し、第二のコンパートメント２８がさらに第一のコンパートメント２６を画成すること；（ｅ）第二のエンクロージャ４４内に、製品、商品、賞品または対象物２４を設置する。上記方法は、さらに、シール６２を破断または破壊し、それにより第一のエンクロージャ３０を選択的に利用可能にする手段６４を形成する追加段階を要することにより、さらに制限することができる。破断または破壊手段６４はプルタブ６６である。もう一つの段階は、プルタブ６６を平らなフランジ５８に回転できるように固定することを要する。もう一つの段階は、開口部４６を少なくとも部分的に閉鎖させるために、プルタブ６６を、第二のエンクロージャ４４に回転可能に取り付け、それにより、第二のエンクロージャ４４への接近を制限することを要する。もう一つの段階は、開口を妨げないように、プルタブ６６を、第二のエンクロージャ４４に回転可能に取り付け、それにより第二のエンクロージャ４４への近接を可能にすることを要する。もう一つの段階は、シール６２を破断または破壊するために、プルタブ６６を引っ張り、それにより第一のエンクロージャ３０への接近を可能にすることを要する。本明細書に開示した手段および構造は、例示としてのものであり、主として本発明を実行する好適な形式を含む。本発明の好適な実施形態を図示したが、上記開示中には他の実施形態についても記載してある。当業者なら、開示の装置は、種々様々な形および輪郭であり得ることを理解するであろう。さらに、本発明の属する分野の当業者なら、上記開示から本発明の種々の変更例、他の実施形態および代替形態を思い付くことができるだろう。それ故、本発明は、特定の実施形態または本文に示した特定の機能に制限されないことを理解されたい。それどころか、本発明者は、均等の原理により正しく解釈された、添付の請求の範囲の合法的および有効な範囲に含まれる、すべての代替例、変更例、相当物および代替実施例を含むすべての形態で、本発明を請求するものである。工業適用性本発明は、容易に供給できる液体を収容させる必要がある、大部分の業界で使用することができる。さらに、本発明は、種々様々な異なる液体製品に使用することができるという特別な利点を持つ。例えば、本発明は、自動車産業において、モータ油、石油、油圧流体、ブレーキ流体等を収容するのに使用することができる。本発明は、ペンキおよび家具仕上げ業界において、ペンキ、ラッカー、シンナ、ステイン、オイル、ニス等を収容するのにも使用することができる。同様に、本発明は、クリーニング業界において、液体石鹸、剥離作業用化合物等を収容するのにも使用することができる。しかし、本発明は、飲料業界において、ソーダ飲料、発酵飲料等を収容するのに使用するのが好ましい。要するに、本発明は、液体を収容および供給し、また第二次製品、商品、賞品または対象物を消費者に提供するために、簡単で、信頼でき、容易に使用できる装置および方法を必要とするあらゆる分野で使用することができる。本発明の装置は、コンパクトで、場所を取らず、効率的で、耐久性が高く、丈夫で、容易に製造することができ、安価で、製造コストが安い。本発明の目的を達成するために、重大な変更を行わなくても、従来の装置または従来の装置ではない装置を使用して、本発明を製造することができる。そうしたい場合には、本発明の実施形態は、前からある飲料包装機械を使用することができる。製造後、本発明の装置は、必ずしも、包装サイズ、輸送コストまたは消費者への展示用の利用可能な冷蔵スペースを増大しなくても、容易に輸送および展示することができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims

【特許請求の範囲】１．液体および製品、商品、賞品または対象物を収容するための装置であって、（ａ）液体を収容または供給することができる第一のエンクロージャを形成し、上記第一のエンクロージャを選択的に利用可能にする、開放可能な液体供給開口部を有する、第一のコンパートメントと、（ｂ）製品、商品、賞品または対象物を取り出すことができるように収容する、第二のエンクロージャを形成する、第二のコンパートメントとを有し、該第二のコンパートメントが、上記第一のコンパートメント内に位置していて、上記第二のエンクロージャが、上記第一のエンクロージャと連通しておらず、上記第二のコンパートメントが、上記第二のエンクロージャを選択的に利用可能にする開口部を備える装置。２．請求項１に記載の装置において、上記第二のコンパートメントが、上記液体供給開口部を必ずしも開けなくても、装置外部の大気と連通する装置。３．請求項２に記載の装置において、第一のコンパートメントが、ほぼ管状の第一の側壁部と、該第一の側壁部と一体に形成された第一の床部とを有し、第一の側壁部が、上記第一の床部から対向した端部に位置している第一の上縁部を有する装置。４．請求項３に記載の装置において、上記第一の側壁部がほぼ円筒状である装置。５．請求項３に記載の装置において、上記第二のコンパートメントが、ほぼ管状の第二の側壁部と、該第二の側壁部と一体に形成された第二の床部とを有する打ち抜きアルミニウムの蓋を有し、第二の側壁部が、上記第二の床部から対向した端部に位置する第二の上縁部を有し、上記第二の縁部が、該縁部から半径方向に延びるほぼ平らなフランジを有し、上記平面フランジが外周辺部を有する装置。６．請求項５に記載の装置において、上記第二の側壁部がほぼ円筒形または円錐状である装置。７．請求項５に記載の装置において、上記平らなフランジの外周辺部が、上記第一の側壁部の第一の上縁部と結合され、上記第二のコンパートメントがさらに上記第一のコンパートメントを形成する装置。８．請求項７に記載の装置において、上記平らなフランジが、該フランジ内に位置する破壊可能なシールを有し、上記破壊可能なシールが、上記の開放可能な液体供給開口部を形成する装置。９．請求項８に記載の装置において、上記装置がさらに、上記シールを破断または破壊し、それにより上記第一のエンクロージャへの、選択的な接近を可能にする手段を有する装置。１０．請求項９に記載の装置において、上記破断または破壊する手段がプルタブを有し、該プルタブが、上記平らなフランジに、回転できるように固定されている装置。１１．請求項１０に記載の装置において、上記プルタブが、上記第二のエンクロージャへの上記開口部を少なくとも部分的に塞ぐか、塞がないように、回転することができ、それにより、上記プルタブの動きが、上記第二のエンクロージャへの選択的な接近を可能にする装置。１２．請求項１１に記載の装置において、上記装置内に収容されている液体が、炭素処理したソーダ飲料、炭酸ガスで飽和されたソーダ飲料または発酵飲料からなる装置。１３．請求項１１に記載の装置において、上記装置内に収容されている液体が、炭酸ガスで飽和していない飲料、モータ油、石油製品、油圧流体、ブレーキ流体、ペンキ、ラッカー、シンナ、ステイン、オイル、ニス、液体石鹸、または剥離作業用化合物等からなる装置。１４．請求項１２に記載の装置において、上記液体が、１気圧以上の圧力で上記装置内に収容されている装置。１５．液体および製品、商品、賞品または対象物を収容するための装置の製造方法であって、（ａ）液体を収容または供給することのできる第一のエンクロージャを画成する第一のコンパートメントを形成し、第一のコンパートメントが、第一のエンクロージャへの選択的な接近を可能にする、開放可能な液体供給開口部を有し、第一のコンパートメントが、ほぼ管状の第一の側壁部と、第一の側壁部と一体に形成された第一の床部とを有する、打ち抜きアルミニウム容器から作られていて、第一の側壁部が、第一の床部から対向した端部に位置する、第一の上縁部を有し、第一の側壁部がほぼ円筒形である段階と、（ｂ）製品、商品、賞品または対象物を、取り出し可能に収容することができる、第二のエンクロージャを画成する第二のコンパートメントを形成し、第二のコンパートメントが、第一のコンパートメント内に位置していて、第二のエンクロージャが、第一のエンクロージャと連通しておらず、第二のコンパートメントが、第二のエンクロージャへの選択的な接近を可能にする開口部を有し、第二のエンクロージャが、必ずしも液体供給開口部を開けなくても、装置の外部の大気と連通していて、第二のコンパートメントが、ほぼ管状の第二の側壁部と、第二の側壁部と一体に形成された第二の床部とを有する、打ち抜きアルミニウム蓋から作られていて、第二の側壁部が、第二の床部から対向した端部に位置する、第二の上縁部を有し、第二の上縁部が、該上縁部から半径方向に延びる、ほぼ平らなフランジを有し、上記の平らなフランジが外周辺部を有し、第二の側壁部が、ほぼ円筒または円錐状であり、上記平らなフランジが、該フランジ内に位置した破壊可能なシールを有し、上記破壊可能なシールが、開放可能な液体供給開口部を形成している段階と、（ｃ）第一のエンクロージャ内に、液体を注入する段階と、（ｄ）上記の平らなフランジを上記第一の側壁部の第一の上縁部に接合し、上記第二のコンパートメントがさらに上記第一のコンパートメントを画成する段階と、（ｅ）第二のエンクロージャ内に、製品、商品、賞品または対象物を設置する段階からなる方法。１６．請求項１５に記載の方法において、さらに、上記シールを破断または破壊し、それにより第一のエンクロージャへの選択的な接近を可能にする手段を形成する段階を有し、上記破断および破壊する手段がプルタブである装置。１７．請求項１６に記載の方法において、さらに、上記プルタブを上記平らなフランジに回転できるように固定する段階を含む方法。１８．請求項１７に記載の方法において、さらに、上記第二のエンクロージャへの開口部を少なくとも部分的に閉鎖して、それにより第二のエンクロージャへの接近を制限するように、上記プルタブを回転させる段階を含む方法。１９．請求項１８に記載の方法において、さらに、上記第二のエンクロージャへの開口部を塞がないで、それにより上記第二のエンクロージャへの接近を可能にするように、上記プルタブを回転させる段階を含む方法。２０．請求項１９に記載の方法において、さらに、上記シールを破断または破壊して、それにより上記第一のエンクロージャへの接近を可能にするように上記プルタブを引っ張る段階を含む方法。