JP2000501506A6 - 内燃エンジンの爆発検出方法 - Google Patents
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Abstract
本発明の方法はエンジンブロックの振動強度に関係する爆発信号(D)を発生し、爆発信号(D)を広帯域濾波し、濾波された爆発信号(D)を整流し、整流された信号を積分し、積分結果の対数(xi)を計算し、計算された対数(xi)の関数として平均値(μi)を計算し、対数値(xi)と平均値(μi)の関数として第1、第2の標準偏差に関係する量の値(σ+、σ-)を計算し、標準偏差に関係する量の値(σ+、σ-)の関数として爆発係数値(KIi)を計算するステップを含んでいる。
Description
内燃エンジンの爆発検出方法
[技術分野]
本発明は内燃エンジン用の爆発検出方法に関する。
[背景技術]
既に知られているように、ある動作状況では、内燃エンジンは爆発、即ち制御されない混合物の燃焼になり、これは厳しい多数のエンジンサイクルで生じるとき効率を悪化し、エンジンの重大なオーバーヒートを招き、動作寿命を短くし、エンジンのある部分の急激な故障を生じる。
この理由で、幾つかのシステムが提案されており、または爆発状態または現象自体を検出するために現在開発中であり、それによって燃焼パラメータを制御することによって爆発の可能性または結果を減少させる。
このようなシステムは主として直接的または間接的な監視と、シリンダ内のピストン位置の関数としての圧力と、最上部死点の中心位置に近接するピークを有するベル型のサイクル曲線に基づいている。通常の燃焼状況下では、ピークは典型的に丸みを有しているが、爆発の場合には、多数の刻みを有するぎざぎざのエッジを有する(図1aと1b)。
これらの刻みの解析は爆発検出の目的に有用な情報を与える。
幾つかの既知の方法は刻みの振幅を直接検出するために燃焼室内に位置するセンサを使用する。このようなセンサの配置は正確性が高く信頼性のある値が得られることを可能にするが、センサは精巧で高価な技術を含んでおり、それ故、研究所または原形の使用に限定される。
別の方法ではエンジンブロックに固定されている振動センサを使用し、これは技術的に簡単で廉価であるが、エンジンブロックで測定された振動によってシリンダ内の圧力のブロックフィルタ変化に加えて他の現象により生じるので、直接方向と比較して読取りに大きな妨害になる。
日本電装株式会社による英国特許第A-2 265 006号明細書には例えばエンジンブロックに爆発センサを使用する爆発制御システムに関して記載されているが、これはセンサ信号の強度と決定しきい値とを比較することによって爆発を検出し、前もって注入を行う等のエンジンパラメータを制御することにより爆発を除去する。特に、このシステムはセンサ信号強度の対数変換を行い、その分布を算出し、前記分布の標準偏差に対応する値を計算し、前記値を、先に計算された値および前記分布の平均値に基づいて計算されたしきい値と比較する。
センサの出力信号の狭い帯域の濾波により得られるスペクトル成分の振幅を表した数値を処理することによって分布が決定され、その信号は多数の高調波からなり、最高のエネルギ内容を有する高調波だけを抽出するために狭い帯域幅で濾波される。
前述の特許明細書では、平均値と標準偏差は、一時に1つのエンジンサイクルを参照して、各サイクルの爆発しきい値を適合することにより計算される。
しかしながら場合によっては、一時に1スペクトル周波数および1エンジンサイクルを基礎とするエンジンの制御動作は限定的である。
即ち、1周波数に集中することは爆発により付勢される他の周波数を無視することであり、単に1サイクルづつ局部爆発を減少することによってエンジンを制御することは、所定数の爆発をこのような多数のエンジンサイクルおよび/またはあるシリンダでのみ可能にすることによってエンジン効率が時折最良に促進される意味で、必ずしも最良の解決策ではない。実際、高度の効率を許容することによるトレース爆発は好ましいエンジン動作状態であり、それ故開発されているものもある。
最後に、決定しきい値の適合は非常に多数の処理を含み、これはさらに方法の実行を複雑にする。
[発明の開示]
本発明の目的は、前述の欠点を除去するように設計された内燃エンジンの爆発検出方法を提供することであり、これは爆発の最適な制御を行うことを可能にする。
本発明にしたがって、内燃エンジンの爆発検出方法が与えられ、その方法は、
a)爆発の存在に関連する物理量の強度に比例した爆発信号を発生し、
b)前記爆発信号を広帯域濾波して、第1の中間信号を発生し、
c)前記第1の中間信号を整流して、第2の中間信号を発生し、
d)前記第2の中間信号を積分して、第1の数値を得、
e)前記第1の数値の対数を計算して、第2の数値を得、
f)前記第2の数値の関数として平均値を計算し、
g)前記第2の数値と前記平均値の関数として標準偏差に関する少なくとも第1の量の値を計算し、
h)標準偏差に関する前記第1の量の値の関数として爆発係数値を計算するステップを有することを特徴とする。
[図面の簡単な説明]
本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照して例示により説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
図1a、1bはそれぞれ爆発のない圧カサイクルグラフと爆発のある圧力サイクルグラフの2つのグラフを示している。
図2は本発明にしたがった検出方法を実行している内燃システムの簡単な図を示している。
図3は本発明にしたがった検出方法の第1の実施形態のフローチャートを示している。
図4は爆発のあるサイクルおよび爆発のないサイクルに関する帯域幅の関数としての標準偏差のグラフを示している。
図5、6、7は本発明にしたがった検出方法の第1の実施形態に関する量の数のグラフを示している。
図8は本発明にしたがった検出方法の第2の実施形態のフローチャートを示している。
図9は本発明にしたがった検出方法の第2の実施形態に関する量の数のグラフを示している。
[好ましい実施例の詳細な説明]
図2の符号1は内燃エンジン2に固定されている爆発検出装置を示しており、内燃エンジンのブロック3とシリンダ4のみが示されている。
検出装置1は、エンジン2のブロック3に固定され、ブロック3の振動強度に関する爆発信号Dを発生する既知の加速度センサ5(詳細には説明しない)と、爆発信号Dが与えられ、それぞれ本発明にしたがった方法の第1、第2の実施形態に関する図3、8のフローチャートを参照して以下説明する動作を実行する中央処理装置6とを具備している。
特に、図3、8で示されている動作は連続的に爆発を監視するために内燃エンジン2の各燃焼に対して反復され、所定のi番目の反復で計算された各値は下付き“i”で示されている。
本発明にしたがった方法の第1の実施形態に関する図3で示されているように、内燃エンジン2の各燃焼に続いて、加速度センサ5により発生されたエンジン2のブロック3の振動強度に関係する爆発信号Dを獲得する(ブロック10)。
爆発信号Dはその後、広帯域濾波され(ブロック11)、整流され(ブロック12)、タイムウィンドウ中で積分される(ブロック13)。
特に、濾波の帯域幅は詳細に後述するように実験的に決定され、積分タイムウィンドウにおいて、最上部死点の中央位置のすぐ後で関係するシリンダ4の燃焼と共に開始し、継続時間はエンジン2の速度と負荷に基づいている。
積分結果の対数xiが計算され(ブロック14)、後述するように、対応する平均値μiは対数値xiの関数として決定され(ブロック15)、対応する標準偏差値σiは上記のようにして決定された平均値μiと計算された対数値xiの関数として決定される(ブロック16)。
先に計算された標準偏差値σiと予め定められたしきい値σ0の差Δσiはエンジン2の速度および負荷に基づいて決定される(ブロック17)。
結果的な差の値Δσiはエンジン2の爆発“性質”を表す爆発指数KIiを決定するために使用される(ブロック18)。
純粋に例示により、爆発指数KIiは以下の式を使用して決定される。
KIi=Δσ・e(RPM/C) 1)
ここでRPMはエンジン2の1分当りの回転数を示し、Δσiはブロック17で計算された差であり、Cは適切な定数(例えば1000)である。この場合、爆発指数KIiはエンジン負荷に依存していない。
加速度センサ5により発生された爆発信号の濾波に使用される帯域幅は図4の曲線を解析することにより決定され、図4はエンジン2の爆発サイクルと非爆発
サイクルに関する標準偏差σi対濾波帯域幅のグラフを示している。両者の曲線は帯域幅の平方根に反比例しており、両者の場合の標準偏差σi間の比率は帯域幅の増加と共に増加している。それ故、実験結果から例えば5乃至25kHzの帯域幅が選択されることが好ましい。
平均値μiは次式を用いて計算される。
ここで、μiはi番目の反復で計算された平均値であり、μi-1はi番目の前の反復i−1で計算された平均値であり、x1はi番目の反復で計算された対数値で、λ1は予め定められたパラメータである。
上式で示されているように、第1の反復で、計算された平均値μiは計算された対数値x1に一致し、一方、第2の反復から、平均値μiはi目の反復で計算された対数値xiと反復i−1で計算された平均値のμi-1両者にしたがって更新され、それぞれパラメータλ1にしたがって加重されている。
例示により、図5は、濾波し整流した爆発信号Dを積分した結果の対数を計算して得られたxi値(小さい四角)と、連続的なエンジンサイクルで計算された平均値μiの時間パターン(太線)のグラフを示している。
標準偏差σiは次式を使用して計算される。
ここでxiはi番目の反復で計算される対数値であり、μiはi番目の反復で計算された平均値であり、σi、σi-1、σ1は反復i、i−1と1でそれぞれ計算された標準偏差値であり、λ2は予め定められたパラメータである。
上式で示されているように、第1の反復で、平均値が計算された対数値xiに一致することにより、標準偏差値σiはゼロであり、一方、第2の反復から、標準偏差値σiはi番目の反復で計算された対数値xiと、i番目の反復で計算された平均値μiは、反復i−1で計算された標準偏差値σi-1にしたがって更新され、それぞれパラメータλ1にしたがって加重されている。
例により説明すると、図6は、式3)に従って連続的なエンジンサイクルで計算された標準偏差値σiのグラフを示しており、図7は爆発がない場合とある場合の標準偏差σiのグラフであり、これは最大負荷で連続的なエンジンサイクルで行われた研究所の試験から結果を得ている。特に2つの破線は標準偏差σiが爆発がないときに変化する範囲を限定しており、この範囲外の値は爆発の存在に関連する。エンジン2の速度の増加と共に、前記範囲は一定になり、一方、爆発がないときの標準偏差値σiは僅かに変化する。
前記範囲が一定であり、標準偏差値σiがエンジン2の速度の増加と共にほんの僅か変化することを考慮すると、1つの標準偏差値σ0が定められ、しきい値として使用され、それによってエンジン2の全速度範囲にわたって爆発指数を決定する。
図8は、エンジン2の各燃焼における中央処理装置6により実行される動作のフローチャートを示しており、これは本発明にしたがった方法の第2の実施形態
に関する。
この第2の実施形態は、標準偏差σiと爆発係数KIiが決定される方法を除いて、実質上第1の実施形態と類似している。
図8で示されているように、第1の実施形態のように、各燃焼に続いて加速度センサ5により発生された爆発信号Dが得られ(ブロック20)、爆発信号Dは広
帯域幅濾波され(ブロック21)、整流され(ブロック22)タイムウィンドウで積分され(ブロック23)、積分結果の対数xiが計算され(ブロック24)、計算されたxi値の関数として対応する平均値μiは式2)にしたがって計算される(ブロック25)。
しかしながら、第1の実施形態とは異なって、この点で計算された対数値xiと、対応する更新された平均値μiの比較が行われる。値xiが対応する更新された平均値μi以上であるならば(ブロック26外のイエス)、値xiは、エンジン2の連続的な燃焼で種々のシリンダ4に対して計算され、対応する更新された平均値μi以上である全ての値xiと共に、“正の半分布”と呼ばれる第1の半分布を限定する(ブロック27)。反対に、値xiが対応する更新された平均値μiに満たないならば(ブロック26からのノー)、値xiは、エンジン2の連続的な燃焼で種々のシリンダ4に対して計算され、対応する更新された平均値μiに満たない全ての値xiと共に、“負の半分布”と呼ばれる第2の半分布を限定する(ブロック28)。
この点で、第1、第2の標準偏差に関係する量によりそれぞれ想定される値σi+とσi -は対数値xiおよび、対応する平均値μiの関数として計算される。特に、対数値xiが正の半分布値であるならば、標準偏差に関係する量の値σi +とσi -は以下の式にしたがって計算される(ブロック29)。
ここで、σi +とσi -はi番目の反復で計算された標準偏差に関係する量の値であり、σ+ i-1とσ- i-1はi番目の前の反復i−1で計算された標準偏差に関係する量の値であり、μiはi番目の反復で計算された平均値であり、xiはi番目の反復で計算された第2の数値であり、λ2は予め定められたパラメータである。
反対に、対数値xiが負の半分布値であるならば、標準偏差に関係する量の値σi +およびσi -は以下の式にしたがって計算される(ブロック30)。
ここで、種々の項は先の式と同一の意味を有する。
例により説明すると、図9はトレース爆発が存在する場合の、連続的なエンジンサイクルに関する標準偏差に関係する量の値σi +(実線)とσi -(破線)のグラフを示している。
先に計算された標準偏差に関係する量の値σi +とσi -の差Δσiが計算される(ブロック31)。
最後に、差の値Δσiはエンジン2の爆発“性質”を表す爆発指数KIiを決定するために使用される(ブロック32)。
単なる例示によって、爆発指数KIiは以下の式を用いて決定される。
KIi=Δσi−Δσo 6)
ここで、Δσiはブロック32で計算された差であり、Δσoはエンジン2の速度の関数として予め定められた標準値である。
本発明にしたがった方法の利点を以下説明する。
まず第1に、これはサイクル変化の標準偏差に関する最大の可能な情報量を利用するために広帯域幅濾波された信号に基づいて動作するが、そうであっても、明白に、他の爆発に関係しない現象の効果を検出することも意味している。
爆発係数は多数のエンジンサイクル中に存在する爆発貢献度を加重することによって得られる標準偏差に基づいて決定され、したがって爆発現象の正確な画像が描写されることを可能にし、マイナーな爆発がトレース爆発を制御するために検出されることを可能にする。
最後に、これは単一パラメータ(標準偏差)により爆発現象をモデル化し、任意の動作状態と任意のタイプのエンジンで有効なしきい値を限定するために与えられ、それによってエンジンの動作を実効的に制御するために必要とされる処理を簡単にし、したがって素子の要求が減少する。
明らかに、本発明の技術的範囲を逸脱せずに、ここで説明し図示した方法に対する変形が行われよう。
[技術分野]
本発明は内燃エンジン用の爆発検出方法に関する。
[背景技術]
既に知られているように、ある動作状況では、内燃エンジンは爆発、即ち制御されない混合物の燃焼になり、これは厳しい多数のエンジンサイクルで生じるとき効率を悪化し、エンジンの重大なオーバーヒートを招き、動作寿命を短くし、エンジンのある部分の急激な故障を生じる。
この理由で、幾つかのシステムが提案されており、または爆発状態または現象自体を検出するために現在開発中であり、それによって燃焼パラメータを制御することによって爆発の可能性または結果を減少させる。
このようなシステムは主として直接的または間接的な監視と、シリンダ内のピストン位置の関数としての圧力と、最上部死点の中心位置に近接するピークを有するベル型のサイクル曲線に基づいている。通常の燃焼状況下では、ピークは典型的に丸みを有しているが、爆発の場合には、多数の刻みを有するぎざぎざのエッジを有する(図1aと1b)。
これらの刻みの解析は爆発検出の目的に有用な情報を与える。
幾つかの既知の方法は刻みの振幅を直接検出するために燃焼室内に位置するセンサを使用する。このようなセンサの配置は正確性が高く信頼性のある値が得られることを可能にするが、センサは精巧で高価な技術を含んでおり、それ故、研究所または原形の使用に限定される。
別の方法ではエンジンブロックに固定されている振動センサを使用し、これは技術的に簡単で廉価であるが、エンジンブロックで測定された振動によってシリンダ内の圧力のブロックフィルタ変化に加えて他の現象により生じるので、直接方向と比較して読取りに大きな妨害になる。
日本電装株式会社による英国特許第A-2 265 006号明細書には例えばエンジンブロックに爆発センサを使用する爆発制御システムに関して記載されているが、これはセンサ信号の強度と決定しきい値とを比較することによって爆発を検出し、前もって注入を行う等のエンジンパラメータを制御することにより爆発を除去する。特に、このシステムはセンサ信号強度の対数変換を行い、その分布を算出し、前記分布の標準偏差に対応する値を計算し、前記値を、先に計算された値および前記分布の平均値に基づいて計算されたしきい値と比較する。
センサの出力信号の狭い帯域の濾波により得られるスペクトル成分の振幅を表した数値を処理することによって分布が決定され、その信号は多数の高調波からなり、最高のエネルギ内容を有する高調波だけを抽出するために狭い帯域幅で濾波される。
前述の特許明細書では、平均値と標準偏差は、一時に1つのエンジンサイクルを参照して、各サイクルの爆発しきい値を適合することにより計算される。
しかしながら場合によっては、一時に1スペクトル周波数および1エンジンサイクルを基礎とするエンジンの制御動作は限定的である。
即ち、1周波数に集中することは爆発により付勢される他の周波数を無視することであり、単に1サイクルづつ局部爆発を減少することによってエンジンを制御することは、所定数の爆発をこのような多数のエンジンサイクルおよび/またはあるシリンダでのみ可能にすることによってエンジン効率が時折最良に促進される意味で、必ずしも最良の解決策ではない。実際、高度の効率を許容することによるトレース爆発は好ましいエンジン動作状態であり、それ故開発されているものもある。
最後に、決定しきい値の適合は非常に多数の処理を含み、これはさらに方法の実行を複雑にする。
[発明の開示]
本発明の目的は、前述の欠点を除去するように設計された内燃エンジンの爆発検出方法を提供することであり、これは爆発の最適な制御を行うことを可能にする。
本発明にしたがって、内燃エンジンの爆発検出方法が与えられ、その方法は、
a)爆発の存在に関連する物理量の強度に比例した爆発信号を発生し、
b)前記爆発信号を広帯域濾波して、第1の中間信号を発生し、
c)前記第1の中間信号を整流して、第2の中間信号を発生し、
d)前記第2の中間信号を積分して、第1の数値を得、
e)前記第1の数値の対数を計算して、第2の数値を得、
f)前記第2の数値の関数として平均値を計算し、
g)前記第2の数値と前記平均値の関数として標準偏差に関する少なくとも第1の量の値を計算し、
h)標準偏差に関する前記第1の量の値の関数として爆発係数値を計算するステップを有することを特徴とする。
[図面の簡単な説明]
本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照して例示により説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
図1a、1bはそれぞれ爆発のない圧カサイクルグラフと爆発のある圧力サイクルグラフの2つのグラフを示している。
図2は本発明にしたがった検出方法を実行している内燃システムの簡単な図を示している。
図3は本発明にしたがった検出方法の第1の実施形態のフローチャートを示している。
図4は爆発のあるサイクルおよび爆発のないサイクルに関する帯域幅の関数としての標準偏差のグラフを示している。
図5、6、7は本発明にしたがった検出方法の第1の実施形態に関する量の数のグラフを示している。
図8は本発明にしたがった検出方法の第2の実施形態のフローチャートを示している。
図9は本発明にしたがった検出方法の第2の実施形態に関する量の数のグラフを示している。
[好ましい実施例の詳細な説明]
図2の符号1は内燃エンジン2に固定されている爆発検出装置を示しており、内燃エンジンのブロック3とシリンダ4のみが示されている。
検出装置1は、エンジン2のブロック3に固定され、ブロック3の振動強度に関する爆発信号Dを発生する既知の加速度センサ5(詳細には説明しない)と、爆発信号Dが与えられ、それぞれ本発明にしたがった方法の第1、第2の実施形態に関する図3、8のフローチャートを参照して以下説明する動作を実行する中央処理装置6とを具備している。
特に、図3、8で示されている動作は連続的に爆発を監視するために内燃エンジン2の各燃焼に対して反復され、所定のi番目の反復で計算された各値は下付き“i”で示されている。
本発明にしたがった方法の第1の実施形態に関する図3で示されているように、内燃エンジン2の各燃焼に続いて、加速度センサ5により発生されたエンジン2のブロック3の振動強度に関係する爆発信号Dを獲得する(ブロック10)。
爆発信号Dはその後、広帯域濾波され(ブロック11)、整流され(ブロック12)、タイムウィンドウ中で積分される(ブロック13)。
特に、濾波の帯域幅は詳細に後述するように実験的に決定され、積分タイムウィンドウにおいて、最上部死点の中央位置のすぐ後で関係するシリンダ4の燃焼と共に開始し、継続時間はエンジン2の速度と負荷に基づいている。
積分結果の対数xiが計算され(ブロック14)、後述するように、対応する平均値μiは対数値xiの関数として決定され(ブロック15)、対応する標準偏差値σiは上記のようにして決定された平均値μiと計算された対数値xiの関数として決定される(ブロック16)。
先に計算された標準偏差値σiと予め定められたしきい値σ0の差Δσiはエンジン2の速度および負荷に基づいて決定される(ブロック17)。
結果的な差の値Δσiはエンジン2の爆発“性質”を表す爆発指数KIiを決定するために使用される(ブロック18)。
純粋に例示により、爆発指数KIiは以下の式を使用して決定される。
KIi=Δσ・e(RPM/C) 1)
ここでRPMはエンジン2の1分当りの回転数を示し、Δσiはブロック17で計算された差であり、Cは適切な定数(例えば1000)である。この場合、爆発指数KIiはエンジン負荷に依存していない。
加速度センサ5により発生された爆発信号の濾波に使用される帯域幅は図4の曲線を解析することにより決定され、図4はエンジン2の爆発サイクルと非爆発
サイクルに関する標準偏差σi対濾波帯域幅のグラフを示している。両者の曲線は帯域幅の平方根に反比例しており、両者の場合の標準偏差σi間の比率は帯域幅の増加と共に増加している。それ故、実験結果から例えば5乃至25kHzの帯域幅が選択されることが好ましい。
平均値μiは次式を用いて計算される。
ここで、μiはi番目の反復で計算された平均値であり、μi-1はi番目の前の反復i−1で計算された平均値であり、x1はi番目の反復で計算された対数値で、λ1は予め定められたパラメータである。
上式で示されているように、第1の反復で、計算された平均値μiは計算された対数値x1に一致し、一方、第2の反復から、平均値μiはi目の反復で計算された対数値xiと反復i−1で計算された平均値のμi-1両者にしたがって更新され、それぞれパラメータλ1にしたがって加重されている。
例示により、図5は、濾波し整流した爆発信号Dを積分した結果の対数を計算して得られたxi値(小さい四角)と、連続的なエンジンサイクルで計算された平均値μiの時間パターン(太線)のグラフを示している。
標準偏差σiは次式を使用して計算される。
ここでxiはi番目の反復で計算される対数値であり、μiはi番目の反復で計算された平均値であり、σi、σi-1、σ1は反復i、i−1と1でそれぞれ計算された標準偏差値であり、λ2は予め定められたパラメータである。
上式で示されているように、第1の反復で、平均値が計算された対数値xiに一致することにより、標準偏差値σiはゼロであり、一方、第2の反復から、標準偏差値σiはi番目の反復で計算された対数値xiと、i番目の反復で計算された平均値μiは、反復i−1で計算された標準偏差値σi-1にしたがって更新され、それぞれパラメータλ1にしたがって加重されている。
例により説明すると、図6は、式3)に従って連続的なエンジンサイクルで計算された標準偏差値σiのグラフを示しており、図7は爆発がない場合とある場合の標準偏差σiのグラフであり、これは最大負荷で連続的なエンジンサイクルで行われた研究所の試験から結果を得ている。特に2つの破線は標準偏差σiが爆発がないときに変化する範囲を限定しており、この範囲外の値は爆発の存在に関連する。エンジン2の速度の増加と共に、前記範囲は一定になり、一方、爆発がないときの標準偏差値σiは僅かに変化する。
前記範囲が一定であり、標準偏差値σiがエンジン2の速度の増加と共にほんの僅か変化することを考慮すると、1つの標準偏差値σ0が定められ、しきい値として使用され、それによってエンジン2の全速度範囲にわたって爆発指数を決定する。
図8は、エンジン2の各燃焼における中央処理装置6により実行される動作のフローチャートを示しており、これは本発明にしたがった方法の第2の実施形態
に関する。
この第2の実施形態は、標準偏差σiと爆発係数KIiが決定される方法を除いて、実質上第1の実施形態と類似している。
図8で示されているように、第1の実施形態のように、各燃焼に続いて加速度センサ5により発生された爆発信号Dが得られ(ブロック20)、爆発信号Dは広
帯域幅濾波され(ブロック21)、整流され(ブロック22)タイムウィンドウで積分され(ブロック23)、積分結果の対数xiが計算され(ブロック24)、計算されたxi値の関数として対応する平均値μiは式2)にしたがって計算される(ブロック25)。
しかしながら、第1の実施形態とは異なって、この点で計算された対数値xiと、対応する更新された平均値μiの比較が行われる。値xiが対応する更新された平均値μi以上であるならば(ブロック26外のイエス)、値xiは、エンジン2の連続的な燃焼で種々のシリンダ4に対して計算され、対応する更新された平均値μi以上である全ての値xiと共に、“正の半分布”と呼ばれる第1の半分布を限定する(ブロック27)。反対に、値xiが対応する更新された平均値μiに満たないならば(ブロック26からのノー)、値xiは、エンジン2の連続的な燃焼で種々のシリンダ4に対して計算され、対応する更新された平均値μiに満たない全ての値xiと共に、“負の半分布”と呼ばれる第2の半分布を限定する(ブロック28)。
この点で、第1、第2の標準偏差に関係する量によりそれぞれ想定される値σi+とσi -は対数値xiおよび、対応する平均値μiの関数として計算される。特に、対数値xiが正の半分布値であるならば、標準偏差に関係する量の値σi +とσi -は以下の式にしたがって計算される(ブロック29)。
ここで、σi +とσi -はi番目の反復で計算された標準偏差に関係する量の値であり、σ+ i-1とσ- i-1はi番目の前の反復i−1で計算された標準偏差に関係する量の値であり、μiはi番目の反復で計算された平均値であり、xiはi番目の反復で計算された第2の数値であり、λ2は予め定められたパラメータである。
反対に、対数値xiが負の半分布値であるならば、標準偏差に関係する量の値σi +およびσi -は以下の式にしたがって計算される(ブロック30)。
ここで、種々の項は先の式と同一の意味を有する。
例により説明すると、図9はトレース爆発が存在する場合の、連続的なエンジンサイクルに関する標準偏差に関係する量の値σi +(実線)とσi -(破線)のグラフを示している。
先に計算された標準偏差に関係する量の値σi +とσi -の差Δσiが計算される(ブロック31)。
最後に、差の値Δσiはエンジン2の爆発“性質”を表す爆発指数KIiを決定するために使用される(ブロック32)。
単なる例示によって、爆発指数KIiは以下の式を用いて決定される。
KIi=Δσi−Δσo 6)
ここで、Δσiはブロック32で計算された差であり、Δσoはエンジン2の速度の関数として予め定められた標準値である。
本発明にしたがった方法の利点を以下説明する。
まず第1に、これはサイクル変化の標準偏差に関する最大の可能な情報量を利用するために広帯域幅濾波された信号に基づいて動作するが、そうであっても、明白に、他の爆発に関係しない現象の効果を検出することも意味している。
爆発係数は多数のエンジンサイクル中に存在する爆発貢献度を加重することによって得られる標準偏差に基づいて決定され、したがって爆発現象の正確な画像が描写されることを可能にし、マイナーな爆発がトレース爆発を制御するために検出されることを可能にする。
最後に、これは単一パラメータ(標準偏差)により爆発現象をモデル化し、任意の動作状態と任意のタイプのエンジンで有効なしきい値を限定するために与えられ、それによってエンジンの動作を実効的に制御するために必要とされる処理を簡単にし、したがって素子の要求が減少する。
明らかに、本発明の技術的範囲を逸脱せずに、ここで説明し図示した方法に対する変形が行われよう。
Claims (17)
- a)爆発の存在に関連する物理量の強度に比例した爆発信号(D)を発生し、
b)前記爆発信号(D)広帯域濾波して、第1の中間信号を発生し、
c)前記第1の中間信号を整流して、第2の中間信号を発生し、
d)前記第2の中間信号を積分して、第1の数値を生成し、
e)前記第1の数値の対数を計算して、第2の数値(xi)を獲得し、
f)前記第2の数値(xi)の関数として平均値(μi)を計算し、
g)前記第2の数値(xi)と前記平均値(μi)の関数として少なくとも第1
の標準偏差に関連する量の値(σi;σi +,σi -)を計算し、
h)前記第1の標準偏差に関する量の値(σi;σi +,σi -)の関数として爆発係数値を計算するステップを有することを特徴とする内燃エンジンの爆発検出方法。 - 前記ステップh)が、
i)前記第1の標準偏差に関する量の値(σi)としきい値(σ0)との差を決定して、第3の数値(Δσi)を生成し、
1)前記第3の数値(Δσi)の関数として前記爆発係数(KIi)の値を計算するステップを有することを特徴とする請求項1記載の方法。 - 前記ステップ1)は次式を使用して計算され、
KIi=Δσ・e(RPM/C)
ここで、KIiは前記爆発係数の値であり、Δσiは前記第3の数値であり、RPMはエンジン(2)の1分当りの回転数を示し、Cは予め定められた定数である
ことを特徴とする請求項2記載の方法。 - ステップi)で使用された前記しきい値(σ0)は予め定めら、前記エンジン(2)の1分当りの回転数(RPM)の変化と共に一定であることを特徴とする請求項3記載の方法。
- 前記ステップa)乃至h)を反復して、前記第2の数値(xi)の番号(i)と、前記第1の平均値(μi)と、前記第1の標準偏差に関連する量の値(σi)と、前記爆発係数値(KIi)とを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の方法。
- m)前記第2の数値(xi)と前記平均値(μi)の関数として第2の標準偏差に関係する量の値(σi +、σi -)を計算するステップを有し、
前記ステップh)は、
n)前記標準偏差に関係する量の値(σi +、σi -)の関数として前記爆発係数値(KIi)を計算するステップを有することを特徴とする請求項1記載の方法。 - 前記ステップn)は、
p)前記標準偏差に関係する量の値(σi +、σi -)の間の差を決定して第4の数値(Δσi)を獲得し、
q)前記第4の数値(Δσi)の関数として前記爆発係数値(KIi)を計算するステップを有することを特徴とする請求項8記載の方法。 - 前記ステップq)は次式を使用して計算され、
KIi=Δσi−Δσo
ここで、KIiは前記爆発係数値であり、Δσiは前記第4の数値であり、Δσoは予め定められた標準値であることを特徴とする請求項9記載の方法。 - 前記第2の数値(xi)の番号(i)と、前記平均値(μi)と、前記標準偏差に関係する量の値(σi +、σi -)と前記爆発係数(KIi)とを生成するために前記ステップa)乃至n)を反復することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項記載の方法。
- 前記ステップb)は5乃至25kHzの間で前記爆発信号(D)を濾波するステップを有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項記載の方法。
- 前記ステップd)は燃焼段で予め定められたタイムウィンドウ中で行われることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項記載の方法。
- 前記積分タイムウィンドウは前記燃焼段において、最上部の死点の中心位置のすぐ後に開始し、前記エンジン(2)の速度と負荷の関数としての継続時間を有することを特徴とする請求項16記載の方法。
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