JP2009115042A - 内燃機関のノッキング判定装置およびノッキング判定方法 - Google Patents
内燃機関のノッキング判定装置およびノッキング判定方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】エンジンECUは、波形検出部504と、領域特定部514と、フィードバック補正部700とを備える。波形検出部504は、ノック検出ゲートにおける振動波形を検出する。領域特定部514は、強度の変化量がより大きいクランク角の領域を2つ特定する。フィードバック補正部700の波形補正部710は、特定された2つの領域のうちの一方の領域がノック検出ゲートの前半分の領域に含まれ、他方の領域が後半分の領域に含まれる場合、特定された2つの領域が離間するか、隣接するかに応じて振動波形を補正する。補正された振動波形を用いてノッキングが発生したか否かが判定される。
【選択図】図6
Description
グが発生したか否かを精度よく判定することができる内燃機関のノッキング判定装置およびノッキング判定方法を提供することである。
がノイズである場合、第2のクランク角の強度が小さくなるように波形が補正される。これにより、波形に含まれるノイズの強度を小さくすることができる。そのため、ノイズの影響を精度よく小さくすることができる。
とができる。
Torque)になるように制御されるが、ノッキングが発生した場合など、エンジン100の運転状態に応じて遅角されたり、進角されたりする。
ックセンサ300は、電圧を表わす信号をエンジンECU200に送信する。水温センサ302は、エンジン100のウォータージャケット内の冷却水の温度を検出し、検出結果を表わす信号を、エンジンECU200に送信する。
度を、クランク角度で5度分づつ積算した積算値(以下、5度積算値とも記載する)を算出する。5度積算値の算出は、周波数帯ごとに行なわれる。これにより、図4に示すように、周波数帯Dの振動波形が検出される。
演算値VNは、複数のクランク角の領域ごとに算出される。
ΣΔS(I)は、ΔS(I)の総和である。なお、相関係数Kの算出方法はこれに限らない。
なお、ノック強度Nの算出方法はこれに限らない。ノック強度Nを算出する際、90度積算値lpkknkの対数変換値が用いられる。BGLは、各90度積算値lpkknkが検出された頻度(回数、確率ともいう)を表わす頻度分布において、標準偏差σと係数(たとえば「1」)との積を、中央値VMEDから減算した値として算出される。なお、BGLの算出方法はこれに限らず、BGLをROM202に記憶しておくようにしてもよい。また、頻度分布を作成する際、90度積算値lpkknkの対数変換値が用いられる。
するようにしてもよい。
さい場合、β領域の強度が小さくなるように振動波形が補正される。
標準偏差σの算出方法はこれに限定されない。また、中央値VMEDおよび標準偏差σの初期値は、予め設定された値であってもよいし、「0」であってもよい。
かつノック強度Nが判定値VJ以上であるかを判定する。相関係数Kがしきい値K(1)以上であり、かつノック強度Nが判定値VJ以上であると(S120にてYES)、処理はS122に移される。もしそうでないと(S120にてNO)、処理はS126に移される。
形が補正されていないと(S250にてNO)、処理はS260に移される。
(S122)。ノッキングを抑制するために、点火時期が遅角される(S124)。
ノック検出ゲートの後半分の領域内で特定されたβ領域の振動は、ノイズであるといえる。この場合、β領域における強度が小さくなるように振動波形が補正される(S240)。
ることができる。そのため、振動波形に含まれるノイズのみを精度よく取り除くように振動波形を補正することができる。この振動波形の強度に応じてノッキングが発生したか否かが判定される。これにより、ノッキングの有無を精度よく判定することができる。
フィードバック補正部、701 第1判定部、702 第2判定部、703 第3判定部、710 波形補正部、712 90度積算値算出部、714 頻度分布作成部、716
判定値補正部。
Claims (12)
- クランク角を検出するための手段と、
各クランク角における内燃機関の振動の強度を検出するための手段と、
検出された強度に基づいて、クランク角についての第1の領域における振動の波形を検出するための手段と、
前記波形において、点火サイクル間の強度の変化量がより大きいクランク角を2つ以上特定するための特定手段と、
前記特定されたクランク角のうちのいずれかのクランク角が、前記第1の領域の一部である第2の領域に含まれ、かつ前記特定されたクランク角のうちのいずれかのクランク角が、前記第1の領域の一部であって、前記第2の領域とは異なる第3の領域に含まれる場合、前記第2の領域内で特定された第1のクランク角および前記第3の領域内で特定された第2のクランク角が離間するか、隣接するかに応じて、前記波形を補正するための補正手段と、
前記波形における強度に応じてノッキングが発生したか否かを判定するための判定手段とを備える、内燃機関のノッキング判定装置。 - 前記補正手段は、前記第1のクランク角および前記第2のクランク角が離間する場合、前記第2のクランク角の強度が小さくなるように前記波形を補正するための手段を含む、請求項1に記載の内燃機関のノッキング判定装置。
- 前記補正手段は、前記第1のクランク角および前記第2のクランク角が隣接する場合、前記第1のクランク角を含む領域における前記波形の形状および前記内燃機関の振動の波形の基準として定められる波形モデルの形状の差に応じて、前記第2のクランク角の強度が小さくなるように前記波形を補正するための手段を含む、請求項1に記載の内燃機関のノッキング判定装置。
- 前記第1のクランク角を含む領域における前記波形の形状および前記波形モデルの形状の差が小さいほど大きくなるように相関値を算出するための手段をさらに備え、
前記補正手段は、前記相関値が予め定められた相関値よりも小さい場合、前記第2のクランク角の強度が小さくなるように前記波形を補正するための手段を有する、請求項3に記載の内燃機関のノッキング判定装置。 - 前記第3の領域のクランク角は、前記第2の領域のクランク角よりも大きい、請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関のノッキング判定装置。
- ノッキングが発生したか否かを判定するために用いる判定値を、前記波形における強度に応じて補正するための手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記内燃機関の振動の強度および前記補正された判定値を比較した結果に応じてノッキングが発生したか否かを判定することにより、前記波形における強度に応じてノッキングが発生したか否かを判定するための手段を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関のノッキング判定装置。 - クランク角を検出するステップと、
各クランク角における内燃機関の振動の強度を検出するステップと、
検出された強度に基づいて、クランク角についての第1の領域における振動の波形を検出するステップと、
前記波形において、点火サイクル間の強度の変化量がより大きいクランク角を2つ以上特定するステップと、
前記特定されたクランク角のうちのいずれかのクランク角が、前記第1の領域の一部で
ある第2の領域に含まれ、かつ前記特定されたクランク角のうちのいずれかのクランク角が、前記第1の領域の一部であって、前記第2の領域とは異なる第3の領域に含まれる場合、前記第2の領域内で特定された第1のクランク角および前記第3の領域内で特定された第2のクランク角が離間するか、隣接するかに応じて、前記波形を補正するステップと、
前記波形における強度に応じてノッキングが発生したか否かを判定するステップとを備える、内燃機関のノッキング判定方法。 - 前記波形を補正するステップは、前記第1のクランク角および前記第2のクランク角が離間する場合、前記第2のクランク角の強度が小さくなるように前記波形を補正するステップを含む、請求項7に記載の内燃機関のノッキング判定方法。
- 前記波形を補正するステップは、前記第1のクランク角および前記第2のクランク角が隣接する場合、前記第1のクランク角を含む領域における前記波形の形状および前記内燃機関の振動の波形の基準として定められる波形モデルの形状の差に応じて、前記第2のクランク角の強度が小さくなるように前記波形を補正するステップを含む、請求項7に記載の内燃機関のノッキング判定方法。
- 前記第1のクランク角を含む領域における前記波形の形状および前記波形モデルの形状の差が小さいほど大きくなるように相関値を算出するステップをさらに備え、
前記波形を補正するステップは、前記相関値が予め定められた相関値よりも小さい場合、前記第2のクランク角の強度が小さくなるように前記波形を補正するステップを有する、請求項9に記載の内燃機関のノッキング判定方法。 - 前記第3の領域のクランク角は、前記第2の領域のクランク角よりも大きい、請求項7〜10のいずれかに記載の内燃機関のノッキング判定方法。
- ノッキングが発生したか否かを判定するために用いる判定値を、前記波形における強度に応じて補正するステップをさらに備え、
ノッキングが発生したか否かを判定するステップは、前記内燃機関の振動の強度および前記補正された判定値を比較した結果に応じてノッキングが発生したか否かを判定することにより、前記波形における強度に応じてノッキングが発生したか否かを判定するステップを含む、請求項7〜11のいずれかに記載の内燃機関のノッキング判定方法。
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WO2018061473A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関制御装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004353531A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Denso Corp | 内燃機関のノック制御装置 |
JP2007182858A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のノッキング判定装置 |
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