JP6647192B2 - 内燃機関のノッキング検出システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のノッキング検出システムに関する。
ノッキングは、内燃機関の燃焼室内の端末部の未燃ガスの自己発火により燃焼室内のガスが振動を起こし、この振動が機関本体に伝わる現象である。そして、このノッキングは、機関の発生エネルギの損失(出力低下)や機関各部への衝撃、さらには燃費の低下等を招来するため、できるだけ回避するのが望ましい。そのため、ノッキングの発生を正確に検出することが不可欠である。
従来、特許文献1に記載のように、振動検出センサの出力信号の中から5〜12kHzの範囲の単一の共鳴周波数成分だけをバンドパスフィルタを用いて分離し、その出力の積分値がバックグラウンドレベル(振動センサの信号自体の過去の値を加重平均して平均化したもの)より大きくなったか否かにより、ノッキングの発生を検出している。
特許文献1のように、単一の共鳴周波数成分だけを用いてノッキングの発生を検出するものでは、バックグラウンドレベルが高速回転時には大きくなり、正確なノッキング発生の検出ができなかったり、機関の諸元が変化するとノッキングの共鳴周波数も変化して正確なノッキング発生の検出ができなかった。そこで、特許文献2では、複数の共鳴周波数成分を取り出してノッキングの検出を行う方法を提案している。
また、特許文献3には、運転時のバックグラウンドレベル応答遅れ防止のための手段として、エンジン回転数変化により運転状態を検出し、検出した運転状態に基づきノッキング判定用閾値を補正することが開示されている。
特開昭58−45520号公報 特開平3−47449号公報 特開昭63−295864号公報
燃費の向上、排気浄化性能の向上等の要求で機関の圧縮比を上げる試みがなされているが、この圧縮比を上げることによって、ノッキングが発生し易くなり、ノッキングの検出精度を更に向上することが期待されている。
そして、特許文献2に記載のように、複数の共鳴周波数成分を取り出してノッキングの検出を行う方法において更にノッキングの検出精度を高める場合、以下に述べるような問題を解決する必要がある。すなわち、ノッキングを検出するための1つのパラメータとして用いられるバックグラウンドレベルは、ノッキングが無い時のノックセンサー入力の平均値を正確に算出する必要がある。当該平均値の精度を上げるためには、遅れフィルタを重くする必要がある。一方、遅れフィルタは、運転状態変動時に応答性遅れがあり、この応答遅れが大きいと機関の負荷変動時にノッキング発生の誤検出による点火時期の誤差が発生し、特に、動力性能、排気ガス性能、燃料消費性能等に悪影響を及ぼす場合があった。
特許文献3に記載のように、複数の共鳴周波数を用いて検出精度を向上させた場合、エンジン回転数変化によるノックセンサーの出力増大のみならず、エンジン負荷状態によるノックセンサーの出力増大についても高精度に検出してしまうため、スロットル開度の急変においても誤検出の危険性が増大する可能性がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ノッキングの誤検出を抑制することができ、全ての運転状態における点火時期を最適に制御可能な内燃機関のノッキング検出システムを提供することである。
前記目的を達成するため、本発明に係わる内燃機関のノッキング検出装置は、内燃機関の振動を検出する振動センサと、前記振動センサにより検出された振動から2つ以上の所定の周波数成分を抽出し、各周波数成分の強度を算出する周波数分析部と、前記各周波数成分の強度を積算して積算強度を算出する積算部と、前記内燃機関の運転状態に基づき、前記内燃機関のバックグラウンドレベルの推定値を決定するバックグラウンドレベル推定部と、前記積算強度から前記推定値を減算した後にその減算後の前記積算強度を、ノッキングが発生していないときの減算後の積算強度に基づき、平滑化する平滑化部と、前記平滑化された積算強度、前記推定値、および前記積算強度に基づき、ノッキングの程度を示すノック指標を算出するノック指標算出部と、前記ノック指標と判定閾値とを比較することにより前記内燃機関にノッキングが生じているか否かを判定する判定部と、を備える。
本発明によれば、ノッキングの誤検出を抑制することができ、全ての運転状態における点火時期を最適に制御可能な内燃機関のノッキング検出システムを提供することができる。
ノッキングが発生していない時の振動センサの出力の周波数成分の解析結果を表わした図である。 ノッキングが発生した時の振動センサの出力の周波数成分の解析結果を表わした図である。 ノッキング判定指標を用いてノッキング発生の有無を判定する一般的原理について説明する図である。 周波数毎の振動強度(パワースペクトル)を表わした図である。 過渡運転時のスロットル開度、エンジン回転数、各周波数fiのバックグラウンドレベルBGLi、ノック指標、ノック判定信号(ノック有無を表す信号)の経時変化を示す図である。 エンジン点火装置のシステム構成図を示す。 コントロールユニットの構成のブロック図を示す。 ノッキングの検出方法のフローチャートを示す。 従来技術におけるノッキング有無を判定する手順を説明する演算チャートである。 本実施形態におけるノッキング有無を判定する手順を説明する演算チャートである。 バックグラウンドレベルの推定値を記述したマップデータのイメージ図である。 点火時期を演算する手順を説明するフローチャートを示す。
以下、本発明の一実施形態に係る内燃機関のノッキング検出装置について図面を参照して説明する。
まず、一般的なノッキングの発生の有無の判定の原理について説明する。
エンジンの振動には、例えば、ピストンの摩擦、クランク軸の回転、弁の作動等による多くの振動成分が含まれている。しかも、これらの振動成分はエンジン状態によって変化する。エンジンにノッキングが発生すると、ノッキングに特有な振動が発生する。ノッキングの発生の有無の判定は、振動センサが検出するエンジンの全体の振動からノッキングに特有な振動を分離することによってなされる。
図1は、ノッキングが発生していない時の振動センサの出力の周波数成分の解析結果を表わした図である。図2は、ノッキングが発生した時の振動センサの出力の周波数成分の解析結果を表わした図である。
図1と図2を比較すれば判るように、ノッキングが発生している場合は、ノッキングが発生していない場合に比して、各々の共鳴周波数成分が大きくなっている。図2に示すように、例えば、f10、f01、f11近傍においてノッキングが発生している。ここで、ノッキング特徴周波数を検出可能なフィルタの周波数設定を、エンジンの運転状態に応じて切替えることで信頼性の高いノッキング判定が可能となる。フィルタは、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタのいずれでもよい。
図3は、ノッキング判定指標を用いてノッキング発生の有無を判定する一般的原理について説明する図である。
以下の原理説明においては、便宜上、図2で示した共鳴周波数f10(6.3KHz)とf01(13.0KHz)の共鳴周波数成分ω10P(f10)、ω01P(f01)を用いて説明する。しかしながら、これに拘束されるものではなく、任意の2以上の共鳴周波数成分を用いてノッキング発生の有無の判定ができる。
振動センサはノッキング発生による振動とバックグラウンド振動(ノッキング以外の要因によって発生する振動)を含んだ振動を合成して検出する。したがって、ノッキング判定指標Iは、ノッキングが発生していないときはバックグラウンド振動で定められる指標Ibとなり、ノッキングが発生したときはバックグラウンド振動Ibとノッキングの発生による振動Ikを含んで定められる指標Iとなる。
ノッキング判定指標Iを主要な共鳴周波数成分を用いて数式化すると下式となる。
(数1)
I=ω10P(f10)+ω20P(f20)+ω01P(f01)+ω30P(f30)+ω11P(f11)・・・(1)
ここで、ωはエンジン回転数で定まる実数値をとる。また、ωは1か0かの2値をとることもできる。また、Pは各共鳴周波数成分の振動強度(パワースペクトル)である。
図3に示すように、バックグラウンド振動の共鳴周波数成分によって示されるノッキング判定指標Ibとノッキングの発生による振動の共鳴周波数成分によって示される指標Ikは方向と大きさを異にしている。これは人間による聴覚試験でも明らかなように、ノッキング無の場合のエンジン音に対し、ノッキング有の場合は例えばカリカリ等という音で聴き分けられるものであり、ノッキング有り無しによって音色が異なるためである。
バックグラウンド振動に対してノッキングの発生による振動が加わると、図3に示すように、振動センサに含まれるf01、f10成分によるノッキング判定指標Iは、閾値I02の外側に出る。これにより、ノッキングの発生していることを判定することができる。
このように、バッググラウンド振動に加えて、ノッキングの発生による特有な周波数成分を考慮してノック指標を算出するので、バックグラウンド振動が大きくなってもノッキング発生の有無を判定することができる。
図4は、周波数毎の振動強度(パワースペクトル)を表わした図である。
図4では、ノッキングが発生している場合を実線で示し、ノッキングが発生していない場合を破線で示している。ノッキングの発生によって各共鳴周波数帯での振動強度が大きくなっていることがわかる。このように、ノッキングの有無による振動強度の差が有る周波数帯域において、ノッキングの検出が可能となる。
従来、ノック指標は、ノッキング有り無しにおける、信号/ノイズの振動強度(バックグラウンドレベル)比(S/N比)に基づき算出しており、各周波数毎にノッキング無し時の振動強度(バックグラウンドレバル)を過去に検出した周波数成分を基に平滑化処理にて作成している。このため、ノッキングが発生していなくても、エンジンや燃焼振動の増大により振動強度が急変すると、バックグラウンドレベルの算出結果が最新状態に追従できず、結果として、図5で説明するようにノッキングを誤検出する可能性がある。
図5は、過渡運転時のスロットル開度、エンジン回転数、各周波数fiのバックグラウンドレベルBGLi、ノック指標、ノック判定信号(ノック有無を表す信号)の経時変化を示す図である。
図5において、スロットル開度TVOを全閉から全開にした場合、実際にエンジン回転数Neが立上がるのは遅れ時間をおいてからである。バックグラウンドレベル(BGLi)は本来破線で示したような動きであるが、実際には平滑化処理により実線で示したような遅れが生じてしまう。ノック指標はS/N比(BGLiに対する周波数成分の比)の計算により求めている。
図5に示す例によれば、BGLiが遅れることにより、ノッキングが発生していないにもかかわらず、ノック指標は理論的なノック指標を超過し、その結果としてノッキングを誤判定していることが分かる。この理由についてさらに説明する。
バックグラウンドレベルが急増したとき、平滑化処理を実施することにより求めるバックグラウンドレベルの算出結果が実際の値に対して遅れることになる。ノック指標としてBGLiに対するノイズの比を用いる場合、バックグランドレベルの算出遅れはノック指標の分母が実際の値よりも小さくなることにつながり、したがってノック指標が本来の値よりも大きく算出されることになる。そうすると過渡運転状態においては、ノック指標とノック判定閾値との間のクリアランスが小さくなり、ノッキングが発生していないにもかかわらずノッキング有りと判定される可能性がある。図5に示す例はこのような状態を示している。
次に、本発明の実施形態に係る内燃機関7およびその制御装置9について説明する。
図6は、エンジン点火装置のシステム構成図を示している。
空気はエアクリーナ1の入口部より入り、ダクト3,絞弁を有するスロットルボディ5,吸気筒6を通りエンジン(内燃機関)7のシリンダ内に吸入される。吸入空気量はダクト3に設けられた熱線式空気流量計2によって検出され、検出信号はコントロールユニット9に出力される。
燃料は図示していない燃料タンクからインジェクタ16を経て噴射され、吸気筒6内で吸入空気と混合されエンジン7のシリンダ内に供給される。混合気はエンジン7のシリンダ内で圧縮され、点火プラグ15により着火される。爆発後の混合気は、排気管8から排出される。排気管8には排気センサ11が設けられており、排気センサ11による検出信号はコントロールユニット9に対して入力される。
点火コイル13により発生した高電圧は、分配器14によって各気筒に分配され、点火プラグ15に対して供給される。エンジンの回転状態は、クランク角センサ12によって検出され、クランク角センサ12は1回転毎の絶対位置を示すRef信号および当該絶対位置からの所定角度移動した位置を示すPOS信号を出力する。Ref信号およびPOS信号はコントロールユニット9に対して入力される。エンジン7には振動を検出する振動センサ(燃焼状態センサ)151が取付けてあり、検出信号はコントロールユニット9に入力される。ノッキングを検出するための振動センサ151は、従来のものは13KHz付近で共振するが、本実施形態では少なくとも18〜20KHzまでの共鳴周波数成分を得るために、18KHz以上で共振するものを用いている。
図7は、コントロールユニット9の構成のブロック図を示している。
コントロールユニット9は、各センサからの信号に基づいて燃料供給量および点火時期等を演算し、インジェクタ16と点火コイル13とに制御信号を出力する。コントロールユニット9は、制御ブロック34とノッキング検出ブロック35に大別される。
制御ブロック34は、CPU(Central Control Unit)20、A/D変換器21、ROM(Read Only Memory)22、入力I/O23、RAM(Random Access Memory)24、DPRAM(Dual Port RAM)25、出力I/O26、およびバス37を備える。ノッキング検出ブロック35は、CPU29、ポート27、タイミング回路28、A/D変換器30、ROM31、RAM32、クロック33、オペレーショナル回路38、およびバス36を備える。ここで、CPU20とCPU29との間のデータの交換は、DPRAM25を介してなされる。
熱線式流量計2によって検出された吸入空気量Qaは、A/D変換器21によってデジタル値に変換され、CPU20に取り込まれる。クランク角センサ12によって検出されるRef信号およびPOS信号は、入力I/O23を通じてCPU20に取り込まれる。CPU20は、ROM22に保持しているプログラムに従って演算処理され、演算結果は出力I/O26を介して、燃料噴射量を意味する燃料噴射時間信号Ti、点火時期を指示する点火時期信号θignとしての各々のアクチュエータに伝えられる。RAM24は、演算処理中の必要なデータを格納する。
タイミング回路28は、オペレーション回路35が上死点(Top Dead Center)を示すTDC信号を発生すると、CPU20がポート27に入力した内容に従って、クロック33の発生する周期信号を分周してサンプリング信号を発生する。サンプリング信号が発生すると、A/D変換器30は、振動センサ15の出力信号をデジタル値に変換する。
CPU29は、ROM31に格納されているプログラムにしたがって、サンプリングされたデジタル値をRAM32に格納するとともに、図8で説明するフローチャートにしたがって、周波数分析し、ノッキングの発生の有無の判定をする。ノッキングの発生の有無の判定結果はDPRAM25を介してCPU20に伝えられる。
次に、本実施形態におけるノッキングの検出方法について詳細に説明する。
図8は、ノッキングの検出方法のフローチャートを示している。
図8に示すフローチャートは、エンジンの爆発サイクル毎に実行されるものであり、CPU29に対して割り込みをかけることにより、CPU29が実施するものである。以下、図8の各ステップについて説明する。
まず、CPU29は、振動センサ151からの検出信号がA/D変換器30で変換されたA/D変換値を取り込む(S101)。CPU29は、取り込んだ振動センサ151の検出信号を周波数分析する(S102)。この周波数分析は、例えば、高速フーリエ変換やウォルシュフーリエ変換といった手法で行われる。CPU29は、ステップS102において分析した周波数成分のうち、共鳴周波数を含むものを複数個選択し、選択した各周波数成分の強度を算出する(S103)。例えば3個の共鳴周波数を選択する。本ステップにおいて選択する周波数成分は、エンジンの運転状態に応じたフィルタによって決めてもよいし、例えばエンジンの仕様などに応じてあらかじめ定めてもよい。
次に、CPU29は、算出した強度を加算した加算強度と、後述のバックグラウンドレベルの推定値とに基づきノック指標を算出する(S104)。当該ノック指標の算出方法については、図10において詳細に説明する。
CPU29は、判定閾値とステップS104において求めたノック指標とを比較する(S105)。ノック指標が判定閾値より大きい場合(S105:Yes)はステップS107へ進み、ノック指標が判定閾値より小さいまたは等しい場合(S105:No)、ステップS112へ進む。
ノック指標が判定閾値より大きい場合(S105:Yes)、CPU29はノッキングが発生したと判断し(S107)、ノッキング発生を示すノックフラグに“1”をセットする(S108)。このノックフラグは、別に起動される点火制御タスクにおいて用いられる。
一方、ノック指標が判定閾値より小さいまたは等しい場合(S105:No)、バックグラウンドレベル(後述のマップデータ)を更新し(S111)、CPU29は、ノックフラグを“0”にセットする(S112)。バックグラウンドレベルの更新は選択された周波数の振動強度をフィルタ処理して求められる。具体的には各々の選択された周波数毎にBGL=BGL×(1−α)+f×αで求められる。以上の処理でノック検出ルーチンが終了するが、このルーチンでセットされたノックフラグが点火制御タスクで使用されることになる。
以上、本実施形態におけるノッキング有無を判定する手順を説明した。以下では従来技術におけるノッキング有無を判定する手順と本発明を比較しながら、本発明における手順の詳細について、図9〜図11を用いて説明する。
図9は、従来技術におけるノッキング有無を判定する手順を説明する演算チャートである。各ステップはCPUが実施するものとする。以下図9における各演算ブロックの処理について説明する。
振動センサはエンジンの振動を検出し(S301)、AD変換器はその検出結果をデジタル信号に変換する(S302)。CPUは、振動信号に対して例えばバンドパスフィルタ(BPF:Band−pass filter)を適用することにより、ノック指標を算出するために用いる周波数成分(ここでは3つの周波数成分を例示した)を抽出し、その強度を演算する(S303)。
CPUは、周波数成分ごとに加重平均を算出する(S304)。CPUは、算出した加重平均を適当な指標(例えば、加重平均とS303で算出した周波数成分の強度との差分)に変換する(S305)。CPUは、各周波数成分の指標(差分)を加算することによりノック指標を求め(S306)、ノック判定閾値を演算する(S307)。ノック判定閾値は、あらかじめ定めておくこともできるし、例えばエンジン回転数などの運転状態に基づき算出することもできる。算出手法としては、例えば運転状態と判定閾値との間の対応関係をあらかじめ定義したデータマップなどを用いることができるが、これに限られるものではない。そして、CPUは、ノック指標とノック判定閾値を比較することにより、ノッキングの有無を判定する(S308)。
図9の各演算ブロックには、過渡運転時における算出結果を模式的に示す図を併記している。過渡運転時においては、周波数成分(周波数強度信号)が時間とともに増加する。S304において加重平均によりバックグラウンドレベルを算出すると、バックグラウンドレベルが実際よりも小さい値として得られるので、結果としてノック指標が大きくなり、誤判定が生じる可能性がある。また、ノッキング時、或いは、ノッキングが検出されないような小さなレベルのノイズや小さなノッキングが発生すると、その時の検出値がバックグラウンドレベルに反映されてしまい、バックグラウンドレベルを増大させてしまうため、ノック検出精度が低下してしまう可能性がある。
図10は、本実施形態におけるノッキング有無を判定する手順を説明する演算チャートである。各ステップはCPU29が実施するものである。以下図10における各演算ブロックの処理について説明する。
ステップS401〜S403は、図9におけるステップS301〜S303と同様である。これらは図8におけるS101〜S103に対応する。
CPU29は、ステップS403で算出した周波数成分の強度を全て積算して、全周波数を合算した強度を算出する(S404)。また、CPU29は、例えばエンジン回転数や負荷などに基づきエンジンの運転状態を推定し、現在の運転状態におけるバックグラウンドレベル推定値を算出する(S410)。ROM31は、エンジンの運転状態とその運転常態における標準的なバックグラウンドレベルとの間の対応関係を記述したマップデータをあらかじめ格納している。CPU29は、推定した運転状態に基づきマップデータを参照することにより、現在の運転状態におけるバックグラウンドレベル推定値を算出する。
図11にステップS410の一実施例を示す。図11は、バックグラウンドレベルの推定値を記述したマップデータのイメージ図である。マップデータは、エンジン回転数(または変化率)、エンジン負荷(または変化率)、バックグラウンドレベル(または規定レベルに対する補正値)の対応関係を記述している。図11に示す例においては、高回転側/高負荷側でバックグラウンドレベルが上がる傾向がある。
バックグラウンドレベルを推定するその他手法として、CPU29は、スロットルセンサ信号(スロットル開度を表す信号)、吸入空気量信号(エンジンに対する吸入空気量を表す信号)、燃料噴射パルス信号(燃料噴射を指示するパルス信号)、吸気管圧力信号(吸気管6の内部の圧力を表す信号)などの負荷状態を表すセンサ信号を取得し、これら信号に基づき運転状態を推定してもよい。これら信号と運転状態との間の対応関係は、例えば図11と同様のマップデータなどによって記述することもできるし、その他適当な手法により運転状態を算出することもできる。さらには、図11に例示するエンジン回転数とエンジン負荷のマップデータを組み合わせてもよい。
CPU29は、ステップS404において全周波数を積算した強度(積算強度)から、ステップS410で求めたバックグラウンドレベルの推定値を減算する(S405)。すなわち、積算強度と推定値との差分を求める。これにより、エンジンの回転数や負荷の変化によるバックグラウンドレベルの変動が後続の加重平均(S406)に対して入力されないようにしている。
CPU29は、ステップS405で算出した差分について加重平均を算出する(S406)。例えば、ノッキングが発生していないときの差分の前回値と差分の今回値とに基づき、前回値の差分に対する重みづけを重くして、加重平均処理を行う。これにより、エンジンの回転数や負荷の変化によるバックグラウンドレベルの変動が加重平均処理に入力されないために、精度の高い平均値を算出することができ、加重平均による追従遅れを抑制できる。
CPU29は、ステップS406で算出した加重平均に対し、ステップS410で算出したバックグラウンドレベルの推定値を加算する。これにより、信号レベルを元に戻している。CPU29は、ステップS404において算出した積算強度(f)と、ステップS407で算出したバックグラウンドレベル(BGL)とに基づきノック指標を算出する(S408)。例えば、バックグラウンドレベルに対する積算強度の比率(S/N比(=f/BGL))をノック指標として算出する。なお、比率に代えて、バックグラウンドレベルと積算強度との差分をノック指標として算出してもよい。
ステップS409、S411は、図9におけるステップS308、307と同様である。これらは図8におけるS106以降に対応する。このように、ノック指標を算出するにあたり、ステップS405、S410によりバックグラウンドレベルの過渡変動が除去されているので、従来技術とは異なり過渡変動にともなう誤判定を抑制することができる。
次に、CPU20による点火時期の演算動作を図12に基づき説明する。
図12は、CPU20が点火時期を演算する手順を説明するフローチャートを示している。このフローチャートの動作は一定時間周期、例えば10msec毎に起動される。
CPU20は、RAM24内に設定された所定のレジスタからエンジン回転数N及び吸入空気量Qを読みこむ(S201)。
CPU20は、単位回転数当たりの吸入空気量Q/N(基本燃料噴射量)を演算し、さらに吸入空気量Q/Nから燃料噴射時間幅Tiを求める(S202)。CPU20は、ROM22内に格納されている基本点火時期マップから基本点火時期θbaseを求める。基本点火時期マップは、吸入空気量Q/N、回転数N、および基本点火時期θbaseの対応関係を記述したデータマップである。
CPU20は、ノックフラグ(CPU29が図8にしたがって求めたもの)の内容にしたがってノッキング発生の有無を判定する(S203)。ノッキングが発生していれば(S203Yes)、CPU20はステップS213へ進み、発生していなければ(S203:No)、CPU20はステップS204へ進む。
ノッキングが発生している場合(S203:Yes)、CPU20は、点火時期θadvから所定の遅角量Δθretを減算する。この減算によって点火時期が遅角(リタード)される(S213)。CPU20は、カウント値Aを初期化してステップS208に進む。カウント値Aは、ノッキング発生回数をカウントするための変数である。カウント値Aはノッキング発生により遅角された点火時期θadvを進角量Δθadvだけリカバーする時間になったかを判定するために用いられる。カウント値Aの用い方については後述のステップで説明する。
ノッキングが発生していない場合(S203:No)、CPU20は、カウント値Aを1つカウントアップする(S204)。CPU20は、カウント値Aが所定値(例えば50)に到達したか否かを判断する。到達している場合(S205:Yes)はステップS206へ進み、到達していない場合(S205:No)はステップS208へスキップする。
CPU20は、進角値θadvに対して所定の進角量Δθadvを加算する(S206)。この加算により、ステップS213において遅角された点火時期がリカバーされることになる。本フローチャートを10msec毎に起動する場合、カウント値Aが50に到達した時点において、カウント値Aが初期化されてから0. 5秒が経過したことになる。すなわち本ステップは、ノッキング発生により点火時期を遅角させてから0. 5秒が経過する毎に、点火時期をリカバーするものである。CPU20は、Aを初期化する。
CPU20は、基本点火時期θbaseに対して進角値θadvを加えることにより、点火時期θignを演算する(S208)。CPU20は、ROM22内に格納されている最大進角値マップから最大進角値θresを読み出す(S209)。最大進角値マップは、吸入空気量Q/N、回転数N、および基本点火時期θresの対応関係を記述したデータマップである。
CPU20は、点火時期θignが最大進角値θresを超えたかを判断する(S210)。超えていなければ(S210:No)CPU20はステップS212へスキップする。超えている場合(S210:Yes)、θignは進角しすぎているので、CPU20は、点火時期θignを最大進角値θresにセットする(S211)。
CPU20は、エンジン状態に応じて、ディレイ時間td、サンプリング点数ns、分周比tsをポート27に対して出力する(S212)。分周比tsによって振動センサ151の出力のデジタル値のサンプリング周期が決まり、サンプリング点数nsによってサンプリング点数が決まる。
以上のように、本実施形態にかかる内燃機関7のコントロールユニット(ノッキング検出装置)9によれば、各周波数成分の強度を積算して算出される積算強度と、エンジン7の運転状態に基づき決定されたエンジン7のバックグラウンドレベルの推定値と、積算強度から推定値を減算した後にその減算後の積算強度を平滑化(加重平均)した値とに基づき、ノッキングの程度を示すノック指標が算出され、当該ノック指標に基づきノッキングが生じているか否かが判定される。そして、ノック指標は、加重平均された積算強度に対して推定値を加算した値と、積算強度とに基づき算出される。
これにより、エンジンの回転数や負荷の変化によるバックグラウンドレベルの変動が除外され加重平均処理に入力されないので、精度の高い平均値を算出することができ、加重平均による追従遅れを抑制できる。よって、ノッキング誤検出を抑制することができ、全ての運転状態において点火時期を最適に制御することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
例えば、CPU29(振動検出部、周波数分析部、積算部、バックグラウンドレベル推定部、平滑化部、ノック指標算出部、判定部に相当)がソフトウェアを実行することによりノッキング検出のための各ステップを実施することを説明したが、同等の機能を回路デバイスなどのハードウェアにより実装してもよい。例えば振動検出、周波数分析、平滑化、マップデータから推定値を取得する処理、ノック指標の算出、閾値判定のうちいずれか1以上を、回路デバイスによって実装してもよい。
振動センサ151は、インジェクタ16が動作することに起因するインジェクタノイズを取得するため、インジェクタ16を作動させる期間をサンプリングウインドウとしてセットしてそのウインドウ内でインジェクタノイズを取得する。このインジェクタノイズはノック指標を算出する際に不要であるので、除去することが望ましい。そこで、想定されるインジェクタノイズを記述したデータをあらかじめROM22などに格納しておき、CPU29はサンプリングウインドウ内における振動センサ151の検出結果からそのインジェクタノイズを減算してもよい。また、インジェクタノイズを検出した時は、所定値をバックグラウンドレベルの推定値に加算してもよい。これにより、インジェクタノイズに影響されることなくノック指標を正確に算出することができる。
バックグラウンドレベルの推定値を記述したマップデータは、標準的なバックグラウンドレベルを記述するものであるので、バックグラウンドレベルの過渡的な変動については同マップデータ内に記述しないことが望ましい。例えば、エンジン回転数やエンジン負荷が急増したときバックグラウンドレベルも急増することが想定されるが、そのような急変するバックグラウンドレベルについてはマップデータ内に記述しないこととする。具体的には、バックグラウンドレベルの変動率がある範囲以内のもののみマップデータ内に記述することが望ましい。
振動センサ151の検出結果から抽出した周波数成分は、必ずしも全て抽出する必要はなく、例えば代表的な周波数成分のみ抽出して他の周波数成分は補間処理により補うこともできる。補間処理のための演算式は、例えば試験結果などに基づきあらかじめ定めておくことができる。これにより周波数成分を抽出するための演算負荷を抑制することができる。
上記の実施形態では、ステップS408において、ステップS404において算出した積算強度(f)と、ステップS407で算出したバックグラウンドレベル(BGL)とに基づきノック指標を算出したが、図10の点線の矢印で示したように、ステップS406で算出した加重平均と、ステップS405で算出した差分とに基づきノック指標を算出してもよい。当該ノック指標を用いたとしても、ノッキング誤検出を抑制することができ、全ての運転状態において点火時期を最適に制御することが可能となる。
7:内燃機関、9:コントロールユニット、151:振動センサ

Claims (6)

  1. 内燃機関の振動を検出する振動センサと、
    前記振動センサにより検出された振動から2つ以上の所定の周波数成分を抽出し、各周波数成分の強度を算出する周波数分析部と、
    前記各周波数成分の強度を積算して積算強度を算出する積算部と、
    予め記憶された前記内燃機関の運転状態と当該運転状態におけるバックグランドレベルとの対応関係に基づき、現在の前記内燃機関の運転状態におけるバックグラウンドレベルの推定値を決定するバックグラウンドレベル推定部と、
    前記積算強度から前記推定値を減算した後にその減算後の前記積算強度を、ノッキングが発生していないときの減算後の積算強度に基づき、平滑化する平滑化部と、
    前記平滑化された積算強度、前記推定値、および前記積算強度に基づき、ノッキングの程度を示すノック指標を算出するノック指標算出部と、
    前記ノック指標と判定閾値とを比較することにより前記内燃機関にノッキングが生じているか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする内燃機関のノッキング検出システム。
  2. 前記ノック指標算出部は、前記平滑化された積算強度に対して前記推定値を加算した値と、前記積算強度とに基づき、前記ノック指標を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のノッキング検出システム。
  3. 前記ノック指標算出部は、前記積算強度から前記推定値を減算した値と、前記平滑化された積算強度とに基づき、前記ノック指標を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のノッキング検出システム。
  4. 前記バックグラウンドレベル推定部は、前記内燃機関の負荷状態と前記内燃機関の回転数に基づき前記推定値を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関のノッキング検出システム。
  5. 前記バックグラウンドレベル推定部は、前記内燃機関の負荷状態を、スロットルセンサ信号、吸入空気量信号、燃料噴射パルス信号、および吸気管圧力信号に基づき決定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のノッキング検出システム。
  6. 前記バックグラウンドレベル推定部は、エンジンアクチュエータの動作状態に基づき前記推定値を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関のノッキング検出システム。
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