JP2000500588A - 折畳み式スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は直立に対象物を支持するスタンドを提供するものであり、ベース部（１）と、対象物を支持するためにベース（１）に傾いているか、実質的にベース（１）と平らに折り重ねられるようにベース部（１）に蝶着される複数の側面部（２）と、スタンドに支持するため対象物と接触する各側面を付勢させるようにスタンドに挿入された対象物に対応する付勢手段（２６、２７）と、付勢力方向に抗してベースに対してある角度で各側面部を支持する手段（８）を含み、各側面部支持手段（８）はスタンドを折り重ねるために解除可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 折畳み式スタンド 発明の詳細な説明 本発明は、折畳み式スタンドに関し、特にギター等の楽器のために使用される 折畳み式スタンドに関する。 ギタースタンドは、ギターが使われない時に、直立または略直立状態でそのギ ターを支持する。ギター等の楽器はスペースをとり、また楽器を床の上に横にし て置けるような実際の状況は極希である。床に置くことは危険であり、再使用時 に使用者が腰を曲げたり、かがまなければならず、不都合でもある。また、楽器 が壁等の直立固定物や楽譜立てでバランスを取られているとぶつかり易く、また 倒れて損傷を受けやすい。 通常、ギタースタンドは楽器に損傷を与えないように各支持点にゴムパッドを 当てた金属製ロッドか管で構成される。この構成は、スタンドを比較的高価なも のにし、また多少重量感を与え、垂直に立てることや持ち運びを不便にする。 本発明によれば、直立状態に対象物を支持するスタンドは、 ベース部と、 この側面部がベース部に対して実質的に平らになるように折り重ねられるか、 前記対象物を支持するためにベースに傾いて設置されるように、ベース部に蝶着 された複数の側面部と、 スタンドに支持するために前記対象物と接触する各側面部を傾けるためのスタ ンドに挿入される前記対象物に対応する付勢手段と、 傾斜力方向に抗してベースに対してある角度で各側面部を支持する手段とを備 え、 各側面部支持手段はスタンドを折り重ねるために解除可能であることを特徴と する。 好ましくは、前記スタンドはプラスティック材等の軽量平面シート材製であり 、かつプラスティックシートで容易な製造が可能であるので、製造コストが低く 、軽く丈夫で、持ち運びができ、折畳みが容易である。 その他の材料としては、板紙、合板、木材あるいは平板が好適である。 本発明の実施形態によれば、たとえば、ベースと一側面にある開口が、ともに 形成するような一体化した取っ手が設けられている。クリップ、止め具、あるい はベルトが携帯用に折重ねた状態のその部分を掴むのに使用されてもよい。携帯 用ベルトが付け足されてもよい。 付勢は伸縮性コード手段またはバネ部材等の適切な弾性体部材で与えてもよい 。そのような構成はギター等の対象物の形状とその重量とを利用して、変化する スタンドの縦断面の縁がギターの側面に作用し、横方向を制限して垂直位置にギ ターを保持するように、スタンドの縦断面を変えられるようになっている。 たとえばサイズ、形状および重量等の異なるギターに合わせられるように、伸 縮性コードはスタンドと接続する箇所において調整可能、そして／または、垂直 方向および水平方向に調整可能であることが望ましい。 耐引っ掻き性塗料又は表装用生地が、使用時に楽器に接する各側面部の縁に施 されてもよい。これにはフェルト状の不織布材が望ましい。耐引っ掻き性塗料又 は表装用生地はベースの下面に施されるか又は一体的に設けられてもよく、かつ 耐滑塗料又は生地が使用時に楽器を載せるベース部の表面に塗られるか、または 一体的に設けられてもよい。楽器を変形自在なパッドに載せてもよく、またはベ ース部に形成された窪みに入れてもよい。更に、スタンド内にギターを保持する 柔軟性吊り帯によるギターの補助的な支えが設けられてもよい。楽器の動きを最 小限に抑えるように、各端間に弾性コードか他の弾性体止め具によってさらに力 が構成物に加えられてもよい。 ベース部はひとつ以上のスペースを備えてもよく、若しくは、楽譜、予備のギ ターの弦、ギターのプレクトラムまたはその他の道具をしまったり、持ち運ぶた めのポケットが設けられてもよい。 ベースはギターの外郭に対応して形成されたギターケースに一致するように設 計されてもよい。若しくは、スタンドがギターケースの外側に掴持されてもよい 。その上またはその代わりに、スタンドは携帯用の取っ手かベルトを備えること もできる。 本発明に係わるギタースタンドは、使い易く、素早く組立てられ、分解または 折畳んでしまったりでき、かつ真垂直以外の位置で安全に楽器を支持することも できるので、多いに利点がある。この真垂直以外の位置に関しては、１０度まで 、可能的には１５度以上の角度が、具体的構成（例えば、使用される材料、寸法 ）および楽器自身の寸法と重量と形状との正確な条件に基づき、楽器へ危険を与 えることなく得られてもよい。スタンドは軽く、携帯が容易であり、かつコンパ クトである。 スタンドは、ギターの支持以外にも広く各種の用途用に本発明に基づき構成さ れてもよい。たとえば、展示会または一般的なディスプレイ目的で他の楽器を支 持することもある。 本発明を下記に、例として、次の図面に基づき説明する。 図１は、本発明の第１実施形態に係わるスタンドに置かれたギターの正面図で ある。 図２は、図１のスタンドに置かれたギターの側面図である。 図３は、図１のスタンドのスタンドベース、側面壁および端面壁の主要構成要 素の斜視図である。 図４は、ギターが所定位置に降ろされる時の図１のスタンドの縦断面図である。 図５は、ギターが所定位置に降ろされる時の図１のスタンドの横断面図である。 図６は、所定位置にあるギターと図１のスタンドの縦断面図である。 図７は、所定位置にあるギターと図１のスタンドの横断面図である。 図８は、ギターを受け入れるために組立てられた図１のスタンドの平面図であ る。 図９は、使用のために組立てられた図１のスタンドのベースと側面壁と側面フ ィレットの交差点を示す横断面図である。 図１０は、使用のために組立てられた図１のスタンドのベースと側面壁と側面 フィレットの交差点を示す側面図である。 図１１は、図１のスタンドのベースの平面図を含む。 図１２ａ，１２ｂおよび１２ｃは、図１のスタンドの端面壁を折畳む状態を順 に示す。 図１３ａ，１３ｂおよび１３ｃは、図１のスタンドの側面壁を折畳む状態を順 に示す。 図１４は、２つの端面壁と一つの側面壁が折畳められた時の図１のスタンドの 斜視図である。 図１５は、本発明の他の実施形態に係わるスタンド内のギターの正面図である。 図１６は、図１５のスタンド内のギターの側面図である。 図１７は、図１５のスタンドのスタンドベースと側面壁と端面壁との主要構成 要素を示す斜視図である。 図１８は、所定位置にあるギターと図１５のスタンドの縦断面図である。 図１９は、ギターが所定位置に降ろされる時の図１５のスタンドの横断面図で ある。 図２０は、ギターが所定位置に降ろされた後の図１５のスタンドの横断面図で ある。 図２１ａ，ｂおよびｃは、図１５のスタンドの端面壁が折畳められる状態を順 に示す。 図２２ａ，ｂおよびｃは、図１５のスタンドの第２側面壁が折畳められる状態 を順に示す。 図２３は、本発明のさらに他の実施形態に係わるスタンドの正面断面図である。 図２４は、図２３のスタンドの側断面図である。 図２５は、本発明のさらに他の実施形態に係わるスタンドの正面断面図である。 図１から１４が示すスタンドは、好ましくは厚さ２ｍｍの硬質ベース１を備え 、かつ、この硬質ベース１に旋回可能に接続し、好ましくはそれぞれの厚さが１ ．５ｍｍの側面壁２と端面壁３を備えた半硬質の４枚のプラスティック製側面が 形成される。側面パッキング１９、２０がベース１に一体的に設けられ、側面壁 ２はヒンジ２１によってこのパッキングに前記方法で蝶着される。端面壁３はベ ース１にヒンジ１７によって前記方法で蝶着されており、硬質フィレット８と９ とがヒンジ２２と１８とによってそれぞれ側面壁２と端面壁３とに、設置位置２ ４と２５で蝶着される。設置位置２４、２５は、スタンド内にギターを置く時に 側面壁２と端面壁３とが内側に向き始める線を定める。 側面壁２と端面壁３がいくらか柔軟性を示すとしても、フィレット８、９およ びベース１は柔軟でない方が好ましい。側面フィレット８はタブ３９を有し、ヒ ンジ２１への取付点から離れた周辺表面に設けられており、タブ３９はベース１ に形成された凹部３４の掘られた内側の縁に係止するように配設される。このタ ブ３９は伸縮性コード７によって凹部３４の内側表面と係合するように付勢され る。また、端面フィレット９もタブ４０を有し、このタブ４０も伸縮性コード１ ０によってベース１の凹部３５に同様に保持されている。直立型構造よりむしろ 凹部の設置の方が折畳まれたスタンドの厚さを制限するのに役立つ。 また、各端面壁３は少なくとも１本の伸縮性コード１１によって、そしてその 上縁６から、好ましくはスタンド内に収納する対象物を考慮した好適な耐滑材で 形成されているシート２９によって、ベース１に接続している。 コード１１は、端面壁３の上縁を内方向に傾斜させる働きをし、ギターが抜き 出される間この構成を作動状態に保つ。また、コード１１は凹部にフィレット９ を保持する役もはたしている。 さらに、シート２９は吊り帯として作用するように配置されることを特長とし 、かつ弾性的に変形可能な薄いシートゴム若しくはそれに類似した材料より成る ことが望ましい。 吊り帯構成の要素として働き、耐滑材で形成されてもよいパッド２６は、使用 のための組立て時に部分弾性コード２７によってスタンド内に吊り下げられるよ うになっている。コード２７の一端はパッド２６の４隅の各角に接続し、他端は クリップ部材２８によってスタンドの側面壁２に接続している。パッド２６の上 部表面には、発泡体層またはその他変形自在の気泡構造の層を設けてもよい。側 面壁２の上縁５にはクッション領域が設けられており、その領域はフェルト状緩 衝材料より成ってもよく、かつ同様の材料はベース１の上部表面３８を形成する ように設けられている。前記フェルト状材料はスタンドに収納される時のギター への損傷を防止するのに役立つ。スタンドが各種のギターに対して使用できるよ うに、コード２７は、その必要性がない場合を除いて、弾性体であることが望ま しく、かつクリップ部材２８が側面壁２の複数の設置位置のうちいずれか一つで 接触するようになっていてもよい。その代わりに、または、その上さらに、コー ド２７はその長さが調節自在でもよい。コード２７が弾性体であるか否かにかか わらず、その複数の設置位置がギターに加わえる圧力を任意に変えられるように 配置されていればよい。 圧縮性パッド４はベース１の上部表面に取り付けられ、かつスタンド内にある ギターの動きを防ぐ役割をする耐滑材表面を備える。この圧縮性パッド４は圧縮 性ゴムかそれに類似した材料で成っていることが望ましい。 ネオプレン製帯(又は同種材料)に取り付けられる伸縮性の織帯で成っている一 対の固定器３０も設けられ、このネオプレン領域が固定器３０の下方部を構成す るように配置される。各固定器３０の下部区域はベース１に、また上部区域は側 面壁２の上縁５にそれぞれ固定されている。一対が互いに対向するように、また は、単独で設けられるてもよい固定器３０は、スタンド内に受け入れられたギタ ーの部分の動きを最小限にする働きをする。しかし、図１〜２２に示す形状での 固定器３０が本発明においては絶対的なものではなく、後述するような機能的に は同等な部材が設けられてもよい。 図３から分かるように、側面壁２は開口部３１を、そして端面壁３は開口部３ ２を有しおり、各開口部はフィレット８、９に隣接して配置されているので、ス タンドが保管のために折畳められる時にその折重ね構造の深さを減少させるため に開口部はフィレット８、９をそれぞれに受け入れる。したがって、折畳み時の スタンドの厚さを最小限にするために働くことが特長的である。 図１と図２はスタンド内に収納されたギターを示し、ギターをスタンド内に置 くために、その楽器がスタンド内で自然に止まるまで、楽器はそのネック１２で スタンドの側面壁２と端面壁３との上縁５、６によって形成された開口部を介し て降ろされる。図４、５、６及び７において、ギターの柱１３から下の部分が開 口部を通過し、楽器の底部２３は吊りパッド２６を変位させ、これによりコード ２７が引張られ、次に、スタンドの側面壁２の上部域が楽器の正面１４と背面１ ５に向かって内側方向に付勢される。同様に、ギターの側面１６は、端面壁３を ギターに向かって内側に傾ける各シート２９を変位させる。楽器の降下移動時に 吊りパッド２６が圧縮性パッド４と最終的に接触すると、スタンドの側面壁２は 上述したように側面壁２の緩衝上縁５が楽器正面１４と背面１５とに接触するよ うに偏り、同様に、耐滑材シート２９がギターの側面１６と接触し、かつ固定器 ３０の下方部が楽器の正面１４と背面１５の下部に接触すると、端面壁３の偏り はスタンド内に楽器を拘持する。つまり、スタンドの側面壁２と端面壁３とによ って楽器に加えられる結果生じた掌握力は、スタンドの楽器を掌握する度合いが 楽器の重量によって決定されることを特長とするようなスタンドに降ろされ支持 される時の楽器の重量の直接結果として、生じることが理解される。したがって 、ひとつのスタンドで、たとえば、広く各種のギターに使用できることを特長と するので、直立姿勢でスタンド内に位置するいずれのギターに対しても十分な拘 束 力が確実に加えられる。 ギターがスタンドから持ち上げられると吊りパッド２６が圧縮性パッド４との 係合から外れるので、部分弾性コード２７とシート２９との張力が低下し、それ によりスタンドとギターとの間の摩擦接触が減り、損傷を与えることなくスタン ドからのギターの円滑な移動ができる。図４および図５に示すように、コード２ ７とシート２９の前記張力低下は、スタンドの側面壁２と端面壁３との上縁をギ ターから離れる外側方向と各上縁の休止位置方向に動かすので、上述したように 楽器の素早い取り出しができることがわかる。 本発明のさらなる特長は、スタンドを容易に折り重ねかつ折畳んで薄型形状に することができるということである。また、このような構造を形成するために、 側面壁２と端面壁３とがスタンドのベース１と実質的に平行になる位置に折り重 ねられるように配置されるという特長をもつ。図１２と図１３において、スタン ドを前述の保管用形状にするために図３に示した初期形状から折り重ね畳む方法 が示されている。図１２ａ，１２ｂおよび１２ｃにおいては、伸縮性コード１０ が凹部３５の外側にフィレットタブ４０を持ち上げるために、いかにして外部圧 力を端面開口部３２を介して端面フィレット９に与えられるかを説明している。 タブ４０は凹部３５との係合から一度はずしてしまえば、コード１０、１１およ びシート２９の張力が、図１２ａ，１２ｂおよび１２ｃに示すように、端面壁３ を時計方向にヒンジ１７を中心にして回転させ、その結果端面壁３は図１４に示 すように折重ね畳む位置に来る。 図１３ａ，１３ｂおよび１３ｃは、端面壁３の折畳みと同様に、また図１４に 示すように折重ね畳む方向に移動するようにしてスタンドの側面壁２を折畳む方 法を説明している。 一旦折畳み状態になれば、スタンドの一方の側面壁２の内面に位置するクリッ プ部材３６（図３参照）が、スタンドの他方の側面壁２に形成されたクリップ係 合部材３７（図１参照）と係合するので、薄型に折畳まれ閉じた姿勢にスタンド を確保できる。 図１４から分かるように、この折畳み状態では、側面壁２は一方が他方に重な っており、かつ２枚の端面壁３にも重なっている。折畳められたスタンドの厚さ がデメリット的に増すような場合を考慮するならば、つまり判断される時、側面 壁２と端面壁３とを重ならないような寸法にすればよい。側面壁が重なり合うの を防ぐためには、ベース１との旋回接続点から離れた方の側面壁の縁部が、側面 壁を互いの方向に折畳む時にこの縁部が交互に挟まるように整えられている形状 、例えば城郭風の形状（ｃａｓｔｅｌｌａｔｉｏｎｓ）、を特長的に備えてもよ い。この方法では、城郭風の形状によって形成された補正形状が側面壁の所定の 高さ寸法を維持させ、一方で側面壁に取付られているヒンジから離れた方の側面 壁の縁部間の重なり合いを防ぐことにより折畳まれたスタンドの厚さを最小限に することを確実にする。なお、当然のことながら、この城郭風の形状以外の適切 な形状を、２枚の側面壁の形状間で交互に挟むのと同等の目的に備えることもで きる。要望に応じて、上述したような交互に挟む方法は、他の適切な挟み形状を 設けることによりスタンドの側面壁と端面壁との間でなされてもよい。代案とし ては、互いに対向する側面壁と端面壁とが全体の厚さを減らすように折畳められ る時に固定されるように、スタンドの側面壁および／または端面壁が窪み形状を 備える事もできる。 図１１において、スタンドがベース１の周辺部に形成された携帯用の取っ手３ ３によって持ち運び易いことが分かる。また、スタンドをギターケースの底部に 簡単に置いてもよく、かつギターがケースに後から入れられても、スタンドの耐 引っ掻き表面３８だけがギター本体と接触するように、耐引っ掻き表面３８を上 に向けておくとよい。 クリップ部材３６、３７を解除して、図１２および図１３で説明した折畳み手 順を逆に行うことで、スタンドは容易に薄型折畳み形状から組立てられる。 上述したような本発明の実施形態では、対象物の損傷防止を特に配慮した場合、 かつ、特に、対象物を安定した状態で支持する必要性がある場合に、携帯用形状 、たとえば、薄型形状に折畳めるようなスタンドに対応しながら、対象物を支持 するのに役立つ顕著な特徴を証明した。 比較的広い固定部３０、耐滑吊りパッド２６および耐滑シート２９の利用は、 対象物への確実な摩擦接触が支持されるように作用すると共にさらに対象物が損 傷を受ける可能性を減らすことを特長とする。図１〜１４に基づいて説明したよ うに、一定の形状に成形されたベース１はベースの一定の範囲内で広げられた幅 だけがあればスタンドの安定性を増すように働きもする。 ベースおよび／または側面壁と端面壁とは適切な材料と適切な工程で形成でき るが、上述した凹部を設けるための簡便な方法に合わせて、ベース１を２層部材 で構成してもよく、その場合には開口部材はそれに対応した形状の固いベース層 に取り付けられる。また、ベースおよび／または側面壁と端面壁とは発泡ＰＶＣ で形成してもよい。 図１〜１４において、各側面壁２は各弾性コード２７の一端に設けられたクリ ップ部材２８を受けるひとつの係止構造を備えているが、側面壁２へのコード２ ７の正確な接続点が要望に応じて選択でき、かつ変更できるように、両側面壁２ には連続した隣接する係止構造が選択的に設けられてもよい。このことは、コー ド２７に生じる張力の変化とその結果側面壁２がスタンドに置かれた楽器に与え る圧力とに対応するのに有利に働く。前述したように、異なる長さ、もしくは長 さ調節自在のコード２７がギター本体に異なる力を加えることもできる。また、 図１〜１４で示したような実施形態は、使用時にその他の物、特に支持対象物へ 損傷を与える可能性を少なくするために、丸い角を特長的に備える。 図１〜１４に基づき説明された実施形態の他の特徴としては、スタンドの側面 壁２と端面壁３とが、その内側表面に設けられる、望ましくは弾性的な緩衝部材 の何らかの種類を有する硬質、つまり非フレキシブルな部材で構成されているこ とである。したがって、側面壁２がスタンドへのギターの収容中にギター本体方 向に付勢されるにつれて、この緩衝部材は変形される。この緩衝部材は適切なク ッション構成であるが、前記実施形態によれば、この緩衝部材は側面壁２と端面 壁３との各内側表面の上部に沿って設けられた筒状発泡部材である。 図１５〜２２は本発明の他の実施形態に係わるスタンドを示しており、このス タンドは２枚の半硬質側面壁５２と２枚の半硬質端面壁５３とを有する硬質ベー ス５１を備える。側面ストッパー５９、端面ストッパー５１２、側面パッキング ５２３および端面パッキング５２２とがこのベースに一体的に設けられる。側面 壁はヒンジ５２４ａによって、また端面壁はヒンジ５２１ａによってパッキング に固定されている。硬質フィレット５８がヒンジ５２４ｂによって側面壁に蝶着 され、硬質フィレット５１１はヒンジ５２１ｂによって端面壁に蝶着されている 。側面壁と端面壁はいくらかフレキシブルではあるが、フィレットとベースはフ レキシブルであってはならない。側面壁フィレット５８は伸縮性帯５７の張力と 側面ストッパー５９とによってその下側縁で保持される。端面フィレット５１１ も伸縮性コード５１３と端面ストッパー５１２とによって同様に保持される。２ 枚の側面壁５２は少なくとも２本の伸縮性コード５１０によって互いに接続する 。各端面壁５３は少なくとも１本の伸縮性コード５１４によってベース５１と接 続する。側面壁５２の上縁５５はクッション付き耐滑材で覆われているか、コー ティングされており、端面壁５３の上縁５６も同様である。ベースに固定された 圧縮性パッド５４には耐滑材の上部表面が設けられる。本実施形態の伸縮性コー ドは異なるか、調節可能な長さとなっているので、加えられた力の変化に対応で きる。さらに、コードが本体に取り付けられる位置はコードを介して加えられる 力を変えられるように動かす事も出来る。また、伸縮性コードは、スタンド内で のすべり等の動きを防ぐためにギター本体との耐滑接触状態をつくるように特長 的に設けられる。 フィレット５８、５１１および側面・端面ストッパー５９、５１２の各々の働 き合う縁部は、その下側縁でフィレットをさらに確実に位置決めし保持するため、 かつフィレットが伸縮性帯５７の作用の下でその端を上方に引張られる傾向に抵 抗するために、面取りされている。 図１５および図１６はスタンド内のギターを示す。スタンド内にギターを置く ために、楽器はそのネック５１５で直立に保持されて、図１５および図１６に示 すように、スタンド内で自然に止まるまで、スタンドの側面５２と端面壁５３と の上縁５５、５６で形成される開口部を通して降ろされる。図１８、１９および ２０において、ギターの下部ボート５１６が開口部を通過すると、楽器の側面５ ２０は伸縮性コード５１０と５１４とを変位させ、伸ばす。その結果生じたコー ドの張りはスタンドの側面壁５２をその所定線５２６から内側に向きをかえ、端 面壁５３を同様に線５２７から向きをかえさせる。楽器の底部５２５が耐滑材パ ッド５４に達し圧縮する時、側面壁と端面壁の偏りは、耐滑材縁５５と５６とが 楽器を直立位置に維持するためにギターの柱５１７の直下のトップ５１８とギタ ーの背面５１９と側面５２０とを十分な力で押すほどのものである。 ギターがパッドから持ち上げられると、その結果減少するコードの張力はスタ ンドの上縁を外側に向けて元の位置に動かし、そして上縁５５、５６によって形 成された開口部を通し楽器を引き上げさせる。 スタンドの簡単な持ち運びを可能にするために、スタンドが薄い長方形を形作 るように端面壁と側面壁とは折畳められる。図２１および図２２がその方法を示 す。端面壁５３が上縁５６で外側に引張られ、それにより伸縮性コード５１３が ストッパー５１２から離れて端面フィレット５１１の底縁を持ち上げる。上縁の 外側方向圧力が取り除かれると、コード５１３と５１４との張力は端面壁５３を 内側下側方向に図２１ｃに示す折畳み位置へ旋回させる。図２２ａ、２２ｂおよ び２２ｃに示されるように、側面壁５２も同様の方法で折畳められる。上述のよ うに折畳められると、一側面壁の穴５２８が取っ手を形成するようにベースの穴 ５２９と合わさる。一方の側面壁のクリップ５３１が閉じられた姿勢でスタンド を固定するために他方の側面壁の相対物５３０に滑り込ませてもよい。 スタンドを組立てるためには、上述の手順を逆に行い、ストッパー５９と５１ ２とに対してフィレットの下縁が位置するように圧力がフィレット５８と５１１ との表面に加えられる。 図２３および図２４が示すのは、非常に重要な他の特徴であり、これは本発明 のどの実施形態にも含まれ、スタンド内に一度位置したギター本体６１４の横方 向の動きを防ぐ働きをする。その主な特徴はパッド６０４の設置であり、これは スタンドのベースに位置し、添付図面に基づき説明された第１実施形態のパッド ４に相当するものであり、好ましくは発泡体で形成された、特に、いわゆる鶏卵 箱用発泡体で形成された、つまり、その上部表面に連続する峰と谷間を有する圧 縮性パッド６０４である。発泡パッド６０４は、図２３および図２４に基づいて 説明されるように、スタンドに受け入れられるギター本体６１４の下方部より広 い幅を有する設置場所をスタンドのベース上に形成するように設けられているこ とが特長である。 特に図２４に関して、変形可能な発泡パッド６０４の外縁構成部６０４ａはギ ター本体に影響されないから、無圧縮状態においては、これら外縁構成部６０４ ａがスタンドに受け入れられるギター本体６１４の下部縁に沿って延びるリップ を形成することが分かる。 上述したような変形可能なパッド６０４の設置は、図１〜１４の実施形態で説 明された固定器３０を不必要にし、かつ特長的には、本発明の構成をより単純化 できる。 変形可能なパッド６０４は、パッド６０４とギター本体６１４のベース間の直 接接触に対応する吊り帯手段と組み合わせて特長的に用いることもできる。ゆえ にこの吊り帯手段はスタンドの両側面壁の上縁間で延びるふたつの離れた、特に、 膜状の吊り帯部材で構成できる。または、少なくともひとつの吊り帯部材がそこ に形成される少なくとも一つの開口部を有するように設けられてもよい。特に、 吊り帯手段は、スタンド内に降ろされるギター本体６１４のベース部を受取るよ うに配置されたひとつの吊り帯部材で構成してもよく、そしてこの吊り帯部材が ギター本体６１４のベースと変形可能なパッド４の上面との間の接触に対応する 一連の開口部を、好ましくは格子状に並べられる方法で、提供してもよい。そこ でできる峰が吊り帯手段に形成される前記開口部を介して上方に特長的に伸びる ので、パッド６０４が鶏卵箱用発泡体で形成される実施形態において、上述のよ うな表面間の接触は顕著に向上される。 しかし、この特質を有する吊り帯手段はパッドのない本発明の実施形態の範囲 内で備えることもできることがわかる。 図２３および図２４からいずれにせよ分かるように、ここに開示した他の実施 形態に関係して説明されたものと同様の特質を備える側面壁６３２とフィレット ６０９とを有するスタンド構造に圧縮性パッド６０４を組み入れるだけでよい。 本発明のいずれの実施形態でのスタンドの側面壁および／または端面壁の上縁は 弾性体部材、たとえば、発泡体等の気泡部材で成形された部材、を備えることが でき、この部材は上縁６０５の縦に沿って伸び(例、図２４参照)、かつギター本 体６１４の側面壁６１６と接触すると変形する。 その他の特徴としては、変形可能なパッドが吊りパッド付近に設けられる少な くともふたつのパッド部材として備えられてもよい。特に、図２５に示すように 吊りパッド７２６の左右にパッド部材が設けられてもよい。この方法では、ギタ ーは吊りパッド７２６の上に降ろされ、かつギターがスタンド内をさらに下方に 動くと、スタンド内でのギターベースの動きを防ぐように、ギターの領域は吊り パッド７２６のいずれかの側面を広げて行き、少なくともふたつの変形可能なパ ッド７０４ａ、７０４ｂに接触する。吊りパッド７２６は矢印Ａで示されたパッ ド間に成形される隙間にスタンドベースと接触する。特長的には、中心付近に位 置する吊りパッドを保持するために、コード部材７７６、７７７が吊りパッドお よび変形自在なパッド７０４ａ、７０４ｂの間に備えられている。 本発明に係わるスタンドの有効性は、ベースと側面壁の２つの上縁との断面に できる三角形内、およびベースと端面壁の２つの上縁との断面にできる三角形内 の力と付勢強度によって定められることが分かる。 本発明に係わるスタンドを組立てる方法が他に多くあることを当業者は当然知 っている。たとえば、フィレットは上側ではなく下側に閉じることにより開放さ れてもよく、或いは、ベースと旋回可能に接続できる。伸縮性コード５７、５１ ０、５１３および５１４は多くの好適な弾性材料でよく、或いは、精細なバネや その他の弾性止め具や仕組みでもよい。この場合、バネは楽器に与えると考え得 る重大な損傷と直接接触を避けるように覆われたり、配置される。 したがって、対象物を直立に支持するための特長的な折畳み可能なかつ軽量な 装置を提供できるという点で顕著な利点が本発明で生じることが分かる。特に、 支持装置の折畳み形状は、要望に応じて素早くかつ簡便に組立てかつ折畳めるに も関わらず特長的に薄い。このスタンドはまた支持される対象物が損傷を受ける 可能性を最小限にするために考えられ、かつ顕著な特徴としては、支持される対 象物を安全に支持するためにスタンドの対象物固定構造が変形するようにこの対 象物の重量をこのスタンドが利用していることである。 さらに、たとえギターおよび／またはスタンドがぶつけられたとしても、スタ ンドは壁の変形によって上下挙動から外れたギターの動きを許すので、スタンド はギターの落下を遅らせるように有利に働き、ギターの即時転倒を防ぐ。 上記の事から、本発明が前述の各実施形態の詳説に限られていないことがわか る。たとえば、図示された伸縮性のあるコードは精細なばね等の他の適切な弾性 手段どれでもに容易に取り替えられ、かつ、実に、図１〜１４の実施形態のパッ ド２６が吊り下げられたコードは非フレキシブル／伸縮性／弾性体の種類で現に 備えられることができる。 また、図１〜１４の実施形態の側面壁２にコード２７を取り付けるためのクリ ップ装置のあらゆる適切な形式は、コード２７が側面壁２に接続する位置を変え る必要に配慮して設けることもできる。さらに、ここで説明されたスタンドの側 面壁および端面壁との組合わせで説明されたヒンジの場所で、あらゆる適切なヒ ンジ構成が利用できる。たとえば、回転に対応する一連の雄／雌噛合構成を同様 に備えることもできる。 特に、本発明の前述されたあらゆる実施形態に係わるスタンドはギターケース と一体的に形成できる。この方法では、スタンドのベースはケースのベース部に 直接合わせて成形する。 さらに、図１〜１４に基づいて説明されたように固定器部材３０の位置には、 スタンド端面壁３の内側面間に張られる一対のコード部材が設けられてもよい。 端面壁、側面壁およびフィレット用のヒンジの特徴は、特に端面壁と側面壁と フィレット等がポリプロピレン等の適切な材料で形成されている場合にはそのよ うな特徴と組合わせられて提供することができる。当然のことながら、スタンド はどのような適切な材料でも作れるものであり、有利に透明でもよくまたは何ら かの付加的な技術的および／または良好な外観の目的を広く満たしてもよい。 また、スタンドが保管される時に各フィレットのヒンジ部が検討された凹部の ようなベース構造物に係合できるように、フィレットの寸法とベースに設けられ る形成物の空間とは決められる。 当然、このスタンドは本出願の全ての図面に関して論ぜられた特徴のいずれの 選択をも備えている。 また、スタンドの側面壁２の少なくとも一つの上縁５は、そこにギターの柱を 受け入れるように切り取り部分を備えることができる。そこで、固定器はこの切 り取り部分付近の上縁５の各部に接触するように延びて配置されることができる 。また、側面壁および／または端面壁の上縁は発泡管等の弾性を持つ材料の入れ 子を備えてもよい。 パッド４とベース１とはギターのベース２３にある成形物、たとえば、電力ピ ックアップソケットや帯取付止めを受け入れるための凹部を備えてもよい。 また、適切な位置に設置された開口部はスタンドの重量を減らすために、ベー スと側面壁と端面壁との少なくともひとつに設けられていればよい。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 直立に対象物を支持するスタンドであって、 ベース部と、 この側面部がベース部に対して実質的に平らになるように折り重ねられる か、前記対象物を支持するためにベースに傾いて設置されるように、ベース部に 蝶着された複数の側面部と、 スタンドに支持するために前記対象物と接触する各側面部を傾けるための スタンドに挿入される前記対象物に対応する付勢手段と、 付勢力方向に抗してベースに対してある角度で各側面部を支持する手段と を備え、 各側面部支持手段はスタンドを折り重ねるために解除可能であることを特 徴とするスタンド。 ２． 請求項１に記載のスタンドにおいて、前記付勢手段が前記対象物によって 変形されるように設けられた弾性手段を備えることを特徴とするスタンド。 ３． 請求項１または２に記載のスタンドにおいて、前記付勢手段が前記側面部 に接触する位置は変更できることを特徴とするスタンド。 ４． 請求項１、２または３に記載のスタンドにおいて、前記付勢手段が吊り帯 手段を備えることを特徴とするスタンド。 ５． 請求項１、２、３、または４に記載のスタンドにおいて、前記付勢手段が 前記対象物を受け入れる受取手段を備え、前記受取手段は複数の弾性部材によっ て前記側面部に接続されていることを特徴とするスタンド。 ６． 請求項５に記載のスタンドにおいて、前記受取手段が前記弾性部材によっ てスタンド内に吊り下げられるように配置されていることを特徴とするスタンド 。 ７． 請求項５または６に記載のスタンドにおいて、受取手段はそこに形成され る発泡層を有する部材を備えることを特徴とするスタンド。 ８． 請求項１、２、３、４、または５に記載のスタンドにおいて、前記付勢手 段が前記ベース部と少なくともひとつの前記側面部との間の直接接続のために設 けられることを特徴とするスタンド。 ９． 請求項１、２、３、４、または５に記載のスタンドにおいて、前記付勢手 段がスタンドの互いに対向する側面部間に伸びるように設けられていることを特 徴とするスタンド。 １０． 請求項１〜７に記載のスタンドにおいて、第１付勢手段は第１の一対の 互いに対向する前記側面部に接続し、かつ前記対象物を受取り、複数の弾性部材 によって前記側面部に接続する受取部材を備え、また第２の一対の互いに対向す る側面部のための第２付勢手段は前記第２の対をなす側面部と前記ベース部との 間でまっすぐに伸びるように設けられていることを特徴とするスタンド。 １１． 請求項８、９または１０に記載のスタンドにおいて、前記側面部とベー ス部との間でまっすぐに伸びる付勢手段がリボン状部材を備えること特徴とする スタンド。 １２． 先行する請求項のいずれかひとつに記載のスタンドにおいて、少なくと もひとつの前記側面部と前記ベース部との間で伸び、かつスタンド内の前記対象 物の動きを制限する固定器部材を含むことを特徴とするスタンド。 １３． 請求項１２に記載のスタンドにおいて、前記固定器部材が弾性リボン状 部材を備えることを特徴とするスタンド。 １４． 請求項１３に記載のスタンドにおいて、各側面部を支持する前記手段が フィレット部材を備えることを特徴とするスタンド。 １５． 請求項１４に記載のスタンドにおいて、前記フィレット部材が側面部に 蝶着され、かつ前記ベース部の係合構造と係合するように設けられていることを 特徴とするスタンド。 １６． 請求項１４または１５に記載のスタンドにおいて、各側面部を支持する 前記手段は、前記側面部が前記ベース部と実質的に平らになるように折り重ねら た時に、前記側面部の開口部に受け入れられるようにその開口部と隣接している ことを特徴とするスタンド。 １７． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、プラスティック 材で作られることを特徴とするスタンド。 １８． 請求項１７に記載のスタンドにおいて、プラスティック材料の平面シー トの形状で製造されることを特徴とするスタンド。 １９． 請求項１〜１６のいずれかひとつに記載のスタンドにおいて、板紙、合 板、木材および圧縮平板のいずれかの組合わせのいずれかひとつで作られること を特徴とするスタンド。 ２０． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、一体化した取っ 手を備えることを特徴とするスタンド。 ２１． 請求項２０に記載のスタンドにおいて、取っ手はベース部にある開口部 であることを特徴とするスタンド。 ２２． 請求項１９または２１に記載のスタンドにおいて、取っ手は携帯用ベル トを備えることを特徴とするスタンド。 ２３． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、携帯用に折畳み 状態で各部を保持する手段を備えることを特徴とするスタンド。 ２４． 請求項２３に記載のスタンドにおいて、保持手段がクリップ、止め具ま たは帯を備えることを特徴とするスタンド。 ２５． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、付勢手段が伸縮 性コード材を含むことを特徴とするスタンド。 ２６． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、前記付勢手段は 、スタンドの縁が対象物の側面に作用して、そして横方向に制限を設けて、直立 に対象物を保持するように、スタンドの縦断面を変えるために対象物の形状と重 量とを利用するように設けられることを特徴とするスタンド。 ２７． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、付勢手段は異な る対象物を収容できるように縦方向および水平方向に調節可能であることを特徴 とするスタンド。 ２８． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、使用時に対象物 に接触する側面部の縁に設けられる耐引っ掻き材料を備えることを特徴とするス タンド。 ２９． 請求項２７に記載のスタンドにおいて、耐引っ掻き材がフェルト状材料 であることを特徴とするスタンド。 ３０． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、前記付勢手段の 前記表面に設けられた耐滑材を備えることを特徴とするスタンド。 ３１． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、ベース部に取り 付けられた変形可能なパッドを備える事を特徴とするスタンド。 ３２． 請求項３１に記載のスタンドにおいて、変形可能なパッドが気泡構造で 形成されていることを特徴とするスタンド。 ３３． 請求項３２に記載のスタンドにおいて、変形可能なパッドが発泡パッド であることを特徴とするスタンド。 ３４． 請求項３３に記載のスタンドにおいて、発泡パッドが鶏卵箱用発泡体で 形成されていることを特徴とするスタンド。 ３５． 請求項３１〜３４のいずれかひとつに記載のスタンドにおいて、変形可 能なパッドによって提供される設置場所の少なくとも一つの横寸法は、変形可能 なパッドの縁部が対象物をスタンドに受取る時変形しないように、パッド上で受 取る対象物の相当部より大きいことを特徴とするスタンド。 ３６． 請求項５に従属する先行する請求項のいずれかひとつに記載のスタンド において、受取手段は、スタンドに受け入れる対象物の表面と吊り帯手段の直下 に位置するスタンドの部分との間の直接接触に対応するように設けられた少なく ともひとつの吊り帯部材を備えることを特徴とするスタンド。 ３７． 請求項３６に記載のスタンドにおいて、少なくともひとつの吊り帯手段 が少なくとも一つの薄いシート部材であることを特徴とするスタンド。 ３８． 請求項３６または３７に記載のスタンドにおいて、吊り帯手段は、前記 直接接触に対応するため、そこに少なくともひとつの開口部を形成していること を特徴とするスタンド。 ３９． 請求項３８に記載のスタンドにおいて、吊り帯手段が格子部材を備える ことを特徴とするスタンド。 ４０． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、ベース部に保管 空間を含むことを特徴とするスタンド。 ４１． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、スタンドのベー スがギター本体の外郭に対応して形作られることを特徴とするスタンド。 ４２． 先行するいずれかの請求項に記載のスタンドにおいて、ギターケースの 外側上にスタンドをはさむためのクリップを備えることを特徴とするスタンド。 ４３． 添付図面に基づき上文に詳述したように実質的に略直立に対象物を支持 するスタンド。