JPH0355285Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ この考案は杖と傘の転倒防止具に関するもので
ある。

＜この考案が解消しようとする問題点＞ 持ち歩く杖や傘はどこかに立寄つた際に壁面等
に立て掛け置こうとしても安定性がないために立
て掛けに苦労し、立て掛けてもじきに倒れてしま
うといつた問題がある。

本考案はかゝる問題点を解消しようとするもの
である。

＜考案の構成＞ 本考案は杖又は傘に取外し自在に挟み止めする
ホルダーと、該ホルダーに杖又は傘を立てかけ或
は掛け吊すことのできる張り棒部材を展開，折畳
み可能に取付けたことを特徴とする杖と傘の転倒
防止具にある。

＜実施例＞ 以下図面に基づいて杖についての実施例を説明
する。

第１図乃至第７図は第１実施例であつて、杖１
の上部に保護を兼ねた反射テープ２を巻付け、該
反射テープ２上に締め弛め部３ａを有す輪形バン
ド状のホルダー３を通して締め取付けする。ホル
ダー３は一面に保持部４を設けて張り棒部材５
ａ，５ｂの中間部を回動自在に包み保持してい
る。張り棒部材５ａ，５ｂは１本の線材で形成
し、先部を平面視ハの字形に拡げて立てかけ置き
又は掛け吊す際の安定性を附与し、且つゴム等の
滑らない部材を被着させている。この張り棒部材
５ａ，５ｂは保持部４をもとに回動自在であつ
て、ボツクス６の内側又は外側に設ける掛止溝７
に嵌入すると展開状態にて固定し、掛止溝８に回
動して掛止すると折畳み状態となる。ホルダー３
はさらに下げ紐９を取付けている。

使用するときは張り棒部材５ａ，５ｂを展開し
て、第１図、第２図に示すようにその先端を壁面
に当てるようにして立てかけ、また第３図に示す
ようにテーブル等に張り棒部材５ａ，５ｂを載着
して掛け吊すのである。また両手を使用するとき
などは第５図に示すように下げ紐９を腕に通すの
である。

第８図はホルダー３をばね入り紙ばさみ形式と
した第２実施例であり、滑りを防止するために内
面にゴム１０などを貼ることもある。第９図はホ
ルダー３をばねでつぼむ線材製とした第３実施例
である。

＜考案の効果＞ 本考案転倒防止具を杖、傘に取付けると、
杖、傘は壁面、テーブルの側面などにきわめて容
易に安定して立てかけることができ、倒れること
がない。机や食卓などに簡単に掛け吊すことが
できる。ホルダー部分の杖、傘の保護を兼ねた
反射テープが夜間などに光を受けて反射するため
事故防止に役立つ。あらゆる杖、傘に着脱自在
にて取付けることができる。下げ紐を使用する
ことにより両手が使える。等々の多くの効果が生
ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を用いて杖を壁面に立てかけた
状態を示す斜視図、第２図は同、カウンターの側
面に立てかけた時の斜視図、第３図は同、机や食
卓に掛け吊した時の斜視図、第４図は同、下げ紐
をつけた時の斜視図、第５図は同、下げ紐で腕掛
けした時の斜視図、第６図は同、取付けと展開、
折畳み状態を示す斜視図、第７図は同、横断平面
図、第８図はホルダーを紙挟み形とした時の斜視
図、第９図はホルダーを線材製とした時の平面
図、１は杖、２は反射テープ、３はホルダー、４
は保持部、５ａ，５ｂは張り棒部材、６はボツク
ス、７，８は掛止溝、９は下げ紐、１０は内面貼
付ゴム、１１は張り棒部材の滑り止めゴムであ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 杖又は傘に取外し自在に挟み止めするホルダー
   と、該ホルダーに杖又は傘を立てかけ或は掛け吊
   すことのできる張り棒部材を展開，折畳み可能に
   取付けたことを特徴とする杖と傘の転倒防止具。