JPH0682686U

JPH0682686U - 折り畳み収納式旗竿と旗布

Info

Publication number: JPH0682686U
Application number: JP3040293U
Authority: JP
Inventors: 明森長
Original assignee: 明森長
Priority date: 1993-04-30
Filing date: 1993-04-30
Publication date: 1994-11-25

Abstract

(57)【要約】【目的】事件をかけずにワンタッチで組立、収納がで
き、しかも収納時かさばらない安全な公告用の旗を提供
すること。【構成】前記目的を達成する構造を図１を用い説明す
る。旗布（６）が吊り棒（２）や支柱（１）に取り付け
たまま、コンパクトに収納できるように、支柱（１）に
支点（３）をもうけ、吊り棒（２）が回転し支柱（１）
に添うかたちで折り畳み収納できるようにした。また旗
布（６）を支柱（１）に巻き付けてすっきり収納できる
ように、旗布（６）に結び紐（１３）やマジックテープ
（１４）などを取り付けた。図２には、さらに簡単且つ
コンパクトに収納できるワンタッチ式の旗竿を提示す
る。【効果】本考案は、場所をとらず安全且つコンパクトに
収納できる。しかも設営、収納時の面倒な組立、分解作
業が不要となりワンタッチで行なえるため、運搬にも優
れ商業用の他選挙活動にも利用出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は主に商業用の公告として広く用いられている旗に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の公告用の旗は、図５のように支柱（１）と吊り棒（２）からなる旗竿と旗布（６）により構成されている。旗竿は、吊り棒（２）を支柱（１）の先端の穴に差し込み、固定ネジ（９）で固定され組立られる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の旗は、前記の構造上吊り棒（２）が支柱（１）に取り付けられたまま旗布（６）を取り付けることは不可能であった。そのため旗の組立にあたっては吊り棒（２）と支柱（１）をまず分離させ、旗布（６）の帯輪（１０）に別々に通してから、吊り棒（２）を支柱（１）の先端の穴に差し込み、さらに長さ調節した後、固定ネジ（９）で固定して組立てるといった面倒な作業を必要としていた。また、収納時も逆に同様な分解作業を必要としている。

【０００４】仮に吊り棒（２）を支柱（１）に取り付けた組立状態のまま保管すると、非常にかさばり場所をとると共に吊り棒（２）で目を突いたりして危険であった。

【０００５】吊り棒（２）を支柱（１）から取り外して保管すると、前記のような面倒な作業が必要不可欠であり、吊り棒（２）を紛失する場合もあった。

【０００６】本考案は、ワンタッチで組立、収納ができ、しかも収納時かさばらない安全な旗を提供する事を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、本考案の旗は、旗布（６）が吊り棒（２）や支柱（１）に取り付けたまま、コンパクトに収納できるようにした。まず支柱（１）に支点（３）をもうけ、吊り棒（２）が回転し支柱（１）に添うように折り畳んで収納できるようにした。また旗布（６）を支柱（１）に巻き付けてすっきり収納できるように、旗布（６）に結び紐（１３）やマジックテープ（１４）、ボタンなどを取り付けた。詳細は実用新案登録請求の範囲の項を参照のこと。

【０００８】

【実施例】

実施例１として図１は、吊り棒（２）をスライド調整するケース（４）ごと支点（３）を中心に回転させるタイプである。回転の固定は、ワンタッチで行なえるようボールプランジャー（１５）を用いた例を示した。

【０００９】旗布（６）は、傘をまるめ固定する要領で支柱（１）と、折り畳んだ吊り棒（２）を一緒に巻き付け、結び紐（１３）やマジックテープ（１４）を用い固定する。

【００１０】また、吊り棒（２）を折り畳んだ時、旗布（６）がずり落ちないように吊り棒（２）にずり落ち防止用帯止め（１６）を取り付けている。ずり落ち防止用帯止め（１６）の取り付け場所は、図２のように支柱（１）でもよい。

【００１１】実施例２として図２は、図１と同様にケース（４）ごと回転するタイプであるが、ストッパー（５）は吊り棒（２）の長さ調節の固定と回り止めの二役を同時に行なうため、一ケ所の固定で組立が完了する。ストッパー（５）は、ネジ止めでもよいが、よりワンタッチでコンパクト化できるように吊り棒（２）に切り欠き（１２）をもうけ、くさび型のストッパー（５）をもちいたタイプを図２に提示した。

【００１２】図３のように吊り棒（２）は折り畳んだ時、すなわちストッパー（５）から離れた瞬間、完全にフリーとなり自重で下に落ちる。この仕組みにより吊り棒（２）が支柱（１）からはみ出して収納されることなく、ワンタッチでよりコンパクトに収納できる。

【００１３】吊り棒（２）の根元には、ゴムなどの弾力素材の小片を安全冠（７）として取り付けておく。この安全冠（７）は、収納、運搬時に目を突く危険を防止するだけでなく、吊り棒（２）の抜け落ち防止の投目も行なう。

【００１４】組立るときは、あらかじめ吊り棒（２）の必要な長さの所にメモリー環（８）をつけておけば、ワンタツチで元の状態に戻せる。メモリー環（８）はテフロンなどの材質で作成し、適当な摩擦力で固定やスライドが可能とする。

【００１５】実施例３として図４は、吊り棒（２）の根元に支点（３）を設けたタイプを示す。吊り棒（２）の長さ調節は、帯止め（１１）を移動させる方法を図示した。他に吊り棒（２）自体が、伸縮型アンテナのように伸び縮みする方法も考えられる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように９０度吊り棒（２）が折り畳める構造となっているので、支柱（１）と共に吊り棒（２）や旗布（６）も一緒にコンパクトに収納できる。そのため設営収納にあたっての、面倒な組立分解作業が不要となる。

【００１７】さらに、吊り棒（２）を支柱（１）から分離することなく旗布（６）を取り付けることが出来るようになるため、旗布（６）の交換も楽におこなえる。

【００１８】本考案は、場所をとらず安全且つコンパクトに収納でき、しかもワンタッチで組立てられるため運搬にも優れ、商業用の他選挙活動にも利用出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施例２を示す斜視図である。

【図３】本考案の実施例２を使用時の作用図である。

【図４】本考案の実施例３を示す斜視図である。

【図５】従来の旗の構造を示す斜視図である。

【符号の説明】

１支柱２吊り棒３支点４ケース５ストッパー６旗布７安全冠８メモリー環９固定ネジ１０帯輪１１帯止め１２切り欠き１３結び紐１４マジックテープ１５ボールプランジヤー１６ずり落ち防止用帯止め

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】支柱（１）の先端に吊り棒（２）を取り
付けた旗竿において、吊り棒（２）を回転させ折り畳み
収納する支点（３）を具備した旗竿。
【請求項２】図１のように、吊り棒（２）をスライド
させ長さ調節するケース（４）を介して、回転させる支
点（３）を取り付けた請求項１記載の旗竿。
【請求項３】図４のように吊り棒（２）の根元に支点
（３）を設け回転できるようにし、長さ調節機能を吊り
棒（２）自体に有した請求項１記載の旗竿。
【請求項４】図２のように吊り棒（２）のスライド固
定および回り止めの固定を一ケ所にて同時に行なうよう
にした請求項２記載の旗竿。
【請求項５】図２のように吊り棒（２）のスライド固
定および回り止めの固定を同時にしかもワンタッチで行
なうべく、吊り棒（２）に切り欠き（１２）を加工しス
トッパー（５）を取り付けた請求項４記載の旗竿。
【請求項６】旗布（６）に支柱（１）に巻き付けて収
納するための、結び紐（１３）もしくは、マジックテー
プ（１４）やボタンが付いた請求項１，２，３，４，
５，記載の旗竿に使用する旗布。
【請求項７】吊り棒（２）に安全冠（７）が付いた請
求項１、２、３、４５記載の旗竿。
【請求項８】吊り棒（２）にメモリー環（８）が付い
た請求項１、２、３、４、５、７記載の旗竿。
【請求項９】吊り棒（２）、もしくは支柱（１）に旗
布（６）のずり落ち防止用帯止め（１６）が付いた請求
項１、２、３、４、５、７、８記載の旗竿。