JP2000500179A - メタロセン触媒システムの存在下に分散重合によってビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の製造 - Google Patents

メタロセン触媒システムの存在下に分散重合によってビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の製造

Info

Publication number
JP2000500179A
JP2000500179A JP9518537A JP51853797A JP2000500179A JP 2000500179 A JP2000500179 A JP 2000500179A JP 9518537 A JP9518537 A JP 9518537A JP 51853797 A JP51853797 A JP 51853797A JP 2000500179 A JP2000500179 A JP 2000500179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl
aryl
compound
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP9518537A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲプレグス,ミヒャエル
ヴュンシュ,ヨーゼフ
レシュ,ヨーアヒム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2000500179A publication Critical patent/JP2000500179A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F212/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • C08F212/02Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F212/04Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/02Ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/619Component covered by group C08F4/60 containing a transition metal-carbon bond
    • C08F4/61912Component covered by group C08F4/60 containing a transition metal-carbon bond in combination with an organoaluminium compound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/619Component covered by group C08F4/60 containing a transition metal-carbon bond
    • C08F4/6192Component covered by group C08F4/60 containing a transition metal-carbon bond containing at least one cyclopentadienyl ring, condensed or not, e.g. an indenyl or a fluorenyl ring

Abstract

(57)【要約】 ビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の製造方法において重合をメタロセン触媒システムの存在中に分散状態で行う。

Description

【発明の詳細な説明】 メタロセン触媒システムの存在下に分散重合によってビニル芳香族化合物およ びオレフィン化合物の共重合体の製造 本発明はビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の製造方法に 関する。さらに、本発明は繊維、フィルム、成形物を製造するこの方法中で得ら れる共重合体の使用に関し、しかもこれら共重合体から製造される繊維、フィル ム、成形物に関する。その特性概要ゆえにビニル芳香族化合物およびオレフィン 化合物の共重合体を多くの分野で、例えば電気部品として使用することができる 。EP−A 416 815は重合が溶液中で行われる、ビニル芳香族化合物およびオレ フィン化合物の共重合体製造方法を開示している。その欠点は得られた共重合体 を経費がかかる溶媒除去によってのみ単離することができることである。さらに 、重合溶液の増大する粘度も問題を提供している。 ビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の新規な製造方法を提 供することが本発明の目的であり、しかもその製造方法は上記の欠点を持たず、 特に工程期間中に単純に実行することができ、得られたポリマーを容易に分離す ることが可能になり、しかもモノマーの残留量が少ない共重合体が得られること にある。 メタロセン触媒システムの存在中に重合を分散状態で実行することによって、 ビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の製造方法によってこの 目的を達成するができることを我々は発見した。さらに、繊維、フィルム、成形 物を製造するこの方法中で得ることができる共重合体の利用、しかもこれらから 得られる繊維、フィルム、成形物も発見した。 本発明の方法では、例えば妥当なビニル芳香族化合物は式IVの化合物であり、 その際その置換基は以下の意味を有する: R16は水素またはC1−C4アルキル、 R17ないしR21は互いに独立しており、水素、C1−C12アルキル、C6−C18ア リール、ハロゲンまたは隣接する二つの基が一緒になって4から15個までの炭素 原子を有する環状基を形成している。 R16が水素であり、R17ないしR21が水素、C1−C4アルキル、塩素またはフ ェニルまたは隣接する二つの基が一緒になって4から12個までの炭素原子を有す る環状基を形成しており、その結果式IVの化合物が例えば、ナフタレンまたはア ントラセン誘導体である式IVのビニル芳香族化合物を使用することが好ましい。 そのような好ましい化合物の例はスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロ スチレン、2,4−ジメチルスチレン、1,4−ジビニルベンゼン、4−ビニルビフェ ニル、2−ビニルナフタレンまたは9−ビニルアントラセンである。 種々のビニル芳香族化合物の混合物を使用することも可能であるが、しかし1 種のみのビニル芳香族化合物使用することが好ましい。 特に好ましいビニル芳香族化合物はスチレンおよびp−メチルスチレンである 。式IVのビニル芳香族化合物の製造はそれ自身公知であり、さらに例えば、バイ ルシュタイン叢書5巻、367、474、485頁に記載されている。 本発明の方法で使用することができるオレフィン化合物は例えば、エチレンま たはC3−C10アルケン、特にC3−C10アルケン−1である。エチレン、プロピ レン、1−ブテン、イソブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1 −オクテンおよびこれらの混合物が好ましい。特にエチレンが好ましい。メタロ セン触媒システムとしては活性成分として A)式Iのメタロセン錯体 その際置換基は以下の意味を有し: Mはチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタルであり 、 Xは弗素、塩素、臭素、よう素、水素、C1−C10アルキル、C6−C15アリール 、アルキル基の中に1から10個までの炭素原子を有しかつアリール基の中に6か ら20個までの炭素原子を有するアルキルアリール、−OR6または−NR67で あり、 その際にR6、R7はC1−C10アルキル、C6−C15アリール、アルキル基の中に 1から10個までの炭素原子を有し、アリール基の中に6から20個までの炭素原子 をそれぞれ有するアルキルアリール、アリールアルキル、フロロアルキルまたは フロロアリールであり、 R1ないしR5は水素、C1−C10アルキル、置換基として代わる代わるC1−C10 アルキル基を有していてもよい5ないし7員環のシクロアルキル、C6−C15ア リールまたはアリールアルキルであって、ただし2個の隣接する基が一緒になっ て4から15個までの炭素原子を有する環状基を成しており、またはSi(R8)3で あり、その際に R8はC1−C10アルキル、C3−C10シクロアルキルまたはC6−C15アリールで あり、 ZはXであり、 または基R5およびZは一緒になって−R9−A−基を形成し、その際に R9その際R10、R11およびR12は同一または異なっており、それぞれ水素原子、ハ ロゲン原子、C1−C10アルキル基、C1−C10フロロアルキル基、C6−C10フ ロロアルキル基、C6−C10アリール基、C1−C10アルコキシ基、C2−C10ア ルケニル基、C7−C40アリールアルキル基、C8−C40アリールアルケニル基ま たはC7−C40アルキルアリール基またはR10およびR11またはR10およびR12 はそれぞれの場合にこれらと結合している原子と一緒になって環を形成し、 M1はケイ素、ゲルマニウムまたは錫であり、 その際R13はC1−C10アルキル、C6−C15アリール、C3−C10シクロアルキ ル、アルキルアリール、Si(R14)3、−(CH2)n−O−R14、−(CH2−C H2−O−)n−R14または−(CH2−O−)n−R14もあり、 その際 R14は水素、C1−C10アルキル、置換基として代わる代わるにC1−C4アルキ ル基を持っているC6−C15アリール基またはC3−C10シクロアルキルであり、 nは1、2または3であり、および B)メタロセンイオンを形成する能力のある化合物を含むメタロセン触媒システ ムが好ましい。 式Iの特に好ましいメタロセン錯体は Mはチタン、ジルコニウムまたはハフニウムであり、特にチタンであり、 Xは塩素、C1−C4アルキルまたは−OR6であり、その際 R6はC1−C6−アルキルであり、特にメチル、エチル、プロピルまたはn−ブ チルであり、 R1ないしR5は水素、C1−C6アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、n− ブチルまたはt−ブチル、フェニルまたは2個の隣接する基が一緒になって4か ら15個までの炭素原子を有する環状基を形成し、 ZはXである、または R5およびZが一緒になって−R9−A−を形成し、その際 R9であり、その際 R10およびR11は水素またはC1−C6−アルキルであり、 M1は珪素であり、 13はC1−C6アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、n−ブチルまたはt −ブチル、フェニルまたは−(CH2)n−O−R14であり、 R14はC1−C4アルキル、特にメチルであり、 nは2である錯体である。 式Iの特に妥当なメタロセン錯体は ペンタメチルシクロペンタジエニルチタントリクロライド ペンタメチルシクロペンタジエニルトリメチルチタン ペンタメチルシクロペンタジエニルチタントリメトキサイド [(メトキシエチルアミド)ジメチルシリル(テトラメチルシクロペンタジエニル) ジクロロチタン [(メトキシエチルアミド)ジメチルシリル(テトラメチルシクロペンタジエニル) ジメチルチタン [(メトキシエチルアミド)ジメチルシリル(3−t−ブチルシクロペンタジエニ ル)ジクロロチタン [(メトキシエチルアミド)ジメチルシリル(3−t−ブチルシクロペンタジエニル )]ジメチルチタン [(メトキシエチルアミド)ジメチルシリル(シクロペンタジエニル)]ジクロロチタ ン [(メトキシエチルアミド)ジメチルシリル(シクロペンタジエニル)]ジメチルチタ ン [(t−ブチルアミド)ジメチルシリル(テトラメチルシクロペンタジエニル)]ジク ロロチタン 種々のメタロセン錯体の混合物も使用することができる。 式Iの錯体およびその製造方法それ自身は公知であり、例えば、Organo-metall ics 1995年、14巻、7号、3129ないし3131頁およびJournal of Organometallic Chemistry 369(1989)359−370に記載されている。 メタロセンイオンを形成する能力のある化合物B)として、触媒システムは非 環状または環状のアルミノキサン化合物を含むことができる。妥当なアルミノキ サン化合物の例は式IIまたはIIIの非環状または環状のアルミノキサン化合物で ある。 その際R15はC1−C4アルキル基であり、好ましくはメチルまたはエチルであり 、mは5から30までの整数であり、好ましくは10から25までである。これらのオ リゴマー性のアルミノキサン化合物の製造は通常はトリアルキルアルミニウムの 溶液を水と反応させることによって行われ、例えば、EP−A 284 708およびU S−A 4,794,096に記載されている。 一般的にはこの方法で得られたオリゴマー性のアルミノキサン化合物は種々の 長さの鎖状および環状両分子の混合物状態であり、その結果mは平均値とみなす べきである。アルミノキサン化合物は他の金属アルキル、好ましくはアルミニウ ムアルキルとの混合物の中に存在することもできる。 オリゴマー性のアルミノキサン化合物のアルミニウムのメタロセン錯体の遷移 金属に対する比が10:1から106:1の範囲、特に10:1から104:1の範囲にあ るような量でメタロセン錯体およびオリゴマー性のアルミノキサン化合物を使用 することが有利であることが見出されている。 これらの触媒システムのために使用する溶媒は通常は芳香族炭化水素、好まし くは6から20個までの炭素原子を有する芳香族炭化水素であり、特にキシレン、 トルエンおよびそれらの混合物である。 メタロセンイオンを形成する能力のある化合物B)として、帯電してない強い ルイス酸、ルイス酸カチオンを含有するイオン化合物およびカチオンとしてブレ ンステッド酸を含有するイオン化合物からなるグループから選択された配位化合 物を使用することも可能である。 帯電してない強いルイス酸としては、式Vの化合物が好ましく、 M2X1X2X3 V この際 M2は周期表第III主族の元素、特にB、AlまたはGaであり、好ましくはBであ り、 X1,X2およびX3は水素、C1−C10アルキル、C6−C15アリール、それぞれア ルキル基の中で1から10個まで炭素原子を有し、アリール基の中で6から20個ま での炭素原子を有するアルキルアリール、アリールアルキル、ハロアルキル、ハ ロアリールまたは弗素、塩素、臭素またはよう素、特にハロアリール、好ましく はペンタフルオロフェニルであり、 X1、X2およびX3が同一である式Vの化合物が好ましく、特にトリス(ペンタフ ルオロフェニル)ボランが好ましい。これらの化合物およびその製造方法はそれ 身公知であり、例えば、WO93/3067に記載されている。 ルイス酸カチオンを含有する妥当なイオン化合物は式VIの化合物であり、 [(Ya+)Q1Q2・・・Qz]d+ VI その際 Yは周期表第IないしVI主族または第IないしVIII遷移金属族の元素であり、 Q1ないしQzはC1−C28アルキル、C6−C15アリール、それぞれアリール基の 中で6から20個までの炭素原子を有し、アルキル基の中で1から28個までの炭素 原子を有するアルキルアリール、アリールアルキル、ハロアルキル、ハロアリー ル、置換基としてC1−C10アルキル基を持っていても良いC1−C10シクロアル キル、ハロゲン、C1−C28アルコキシ、C6−C15アリールオキシ、シリルまた はメルカプチル基のようなマイナス1価の基であり、 aは1から6までの整数であり、 zは0から5までの整数であり、 dはa−zの差であり、ただしdは1より大きいか、1に等しい。特に適したル イス酸カチオンはカルボニウムカチオン、オキソニウムカチオン、スルフォニウ ム カチオンであり、カチオン性の遷移金属錯体でもある。特にトリフェニルメチル カチオン、銀イオン、1,1’−ジメチルフェロセンカチオンについて特に言及し てもよい。 これらカチオンは好ましくは非配位対イオン、特にWO91/09882の中でも言 及されているようにほう素化合物を持っており、好ましくはほう酸テトラキス( ペンタフルオロフェニル)を持っている。 カチオンとしてブレンステッド酸を含有するイオン化合物および好ましくは同 様に非配位対イオンがWO93/3067の中で言及されており、好ましいカチオンは N,N−ジメチルアニリンカチオンである。 メタロセンイオンを形成することが可能な化合物のほう素のメタロセン錯体の 遷移金属に対するモル比を0.1:1から10:1まで、特に1:1から5:1まで の範囲にすることが特に有益であることが見出された。 本発明の方法は分散重合として行われる。妥当な分散助材は例えば、スチレン −ジエン2種ブロック共重合体またはスチレン−ジエン−スチレン3種ブロック 共重合体である。分散媒体として脂肪族炭化水素が好ましい。 分散助材は好ましくは使用したビニル芳香族化合物の量をベースとして、1か ら10重量%までの量で使用することが好ましい。ビニル芳香族モノマーの溶液形 態の中で重合させる分散液に添加することが有利である。 妥当な2種類のブロック共重合体はスチレンの1種のポリマーブロックとブタ ジエンの1種のポリマーブロック、好ましくは1,4−ポリブタジエンから成り立 っている。スチレンブロックの重量%およびブタジエンブロックの重量%の合計 は100であり、その組成は変更可能である。スチレンブロックは10ないし90重量 %、好ましくは20から80重量%までになることも可能であって、それに対応して ブタジエンブロックは90から10重量%、好ましくは80から20重量%までになるこ とも可能である。水素添加してもよいスチレン−ブタジエン2種ブロック共重合 体も適している。 妥当なスチレン−ジエン−スチレン3種ブロック共重合体は例えば、ジエンブ ロックがポリブタジエンまたはポリスチレンを含有し、しかもそのジエンブロッ クが水素添加されていても、されてなくてもよい共重合体である。 2種および3種のブロック共重合体およびその製造方法もそれ自身公知であり 、例えば、Thermoplastic Elastomers(1987),N.R.Liegge(編集)等に記載され ている。 妥当な共重合体も市販されており、例えば、Kraton(Shell)(登録商標)であ る。 分散媒体として使用することができる脂肪族炭化水素のなかでも4から10個ま での炭素原子を有する脂肪族炭化水素、例えば、ブタン、ペンタン、ヘキサンお よびヘプタンまたは炭化水素の混合物、が特に有用である。 本発明の方法では好ましい方法はビニル芳香族化合物の中に分散助材を溶解し 、好ましくは、ビニル芳香族化合物をベースとして1から10重量%までの量で分 散助材を添加し、その後にオレフィン化合物を添加し、さらにメタロセン触媒シ ステムを添加する。 その重合条件は決定的でなく、その重合は好ましくは50から100℃まで、0.5時 間から10時間までの間1から5バールまでで行われる。重合はプロトン性化合物 、例えば、メタノールの添加によって中断することができ、分散媒体は温度上昇 によって除去することができる。 好ましくは使用されたビニル芳香族化合物の量は50から1000mlまでの範囲に渡 り、オレフィン化合物の量は0.1から10 /分までの範囲にある。こうして得られ た共重合体は好ましくはビニル芳香族化合物が10から90重量%まで、特に50から 75重量%までの比率を有している。 本発明の方法は簡単に工程時間中に実行することができて、その得られた共重 合体を容易に、好ましくは凝縮、再循環することができる分散媒体を蒸発させる ことによって分離することができ、得られた共重合体は粒状で得られ、残留モノ マー量は少ない。得られた共重合体は繊維、フィルム、成形物を製造するに適し ている。 実施例 実施例1および2スチレン−エチレン共重合体の製造 実施例1: 不活性素材からできている反応容器に、40重量%のスチレン含有量(水素添加 すみ)を有するスチレン−ブタジエン2種ブロック共重合体5.0gをスチレン1 00mlの中に分散助材として溶解し、その混合物を室温で20分間攪拌した。その後 に、ペンタン300ml分散媒体として添加し、その混合物をさらに20分間攪拌し、 その間エチレンをその中に通過させた(流速:100 /h)。[(t−ブチルアミド)ジメチルシリル(テトラメチルシクロペンタジエニル)]ジク ロロチタニウムI1の25μモルをメチルアルミノキサンの1.53モルのトルエン溶液 3.3mlに混合し、その後に反応容器に導入した。エチレンの流入は全重合時間中 維持した。発生した重合熱(温度は35℃に上昇した)がペンタンの沸点にまで上 昇させた。3時間の重合時間後に、メタノール20mlを添加して反応を中断し、そ の温度は40℃に上昇し、その結果ペンタンを蒸発させた。得られた共重合体は粉 末として得られた。 実施例2: 実施例1の方法をくり返したが、ただしスチレン−ブタジエン2種ブロック共重 合体10.0gおよびI1の15μモルを使用した。重合時間は4時間であった。 得られた共重合体の特性を以下の表に示す。 共重合体のスチレン含有量を13C−NMRで求め、重量平均分子量Mwおよび 数平均分子量Mnをゲル浸透クロマトグラフィーを使って求め、残留モノマー(ス チレン)含有量をガスクロマトグラフィーで求めた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D01F 6/28 D01F 6/28 6/42 6/42

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.メタロセン触媒の存在下に分散状態で重合を行うビニル芳香族化合物および オレフィン化合物の共重合体の製造方法。 2.スチレン−ジエン2種ブロック共重合体またはスチレン−ジエン−スチレン 3種ブロック共重合体が分散助剤として使用される請求項1に記載の方法。 3.分散助剤が使用したビニル芳香族化合物の量に対して1から10重量%までの 量で使用される請求項1または2に記載の方法。 4.脂肪族炭化水素が分散媒体として使用される請求項1ないし3のいずれか1 項に記載の方法。 5.使用したメタロセン触媒組成物が活性成分として A)式Iのメタロセン錯体 Mがチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタルであり 、 Xが弗素、塩素、臭素、よう素、水素、C1−C10アルキル、C6−C15アリール 、アルキル基の中に1から10個の炭素原子を有しかつアリール基の中に6から20 個の炭素原子を有するアルキルアリール、−OR6または−NR67であり、 R6、R7がC1−C10アルキル、C6−C15アリール、アルキル基の中に1から10 個の炭素原子を有し、アリール基の中に6から20個の炭素原子をそれぞれ有する アルキルアリール、アリールアルキル、フロロアルキルまたはフロロアリールで あり、 R1ないしR5が水素、C1−C10アルキル、置換基としてC1−C10アルキル基を 有していてもよい5ないし7員のシクロアルキル、C6−C15アリールまたはア リールア ルキルであって、その際2個の隣接する基が一緒になって4から15個の炭素原子 を有する環状基を成し、またはSi(R8)3であり、その中の R8はC1−C10アルキル、C3−C10シクロアルキルまたはC6−C15アリールで あり、 ZはXであり、 または基R5およびZは一緒になって−R9−A−基を形成し、そこで R910、R11およびR12は同一または異なっており、それぞれ水素原子、ハロゲン 原子、C1−C10アルキル基、C1−C10フロロアルキル基、C6−C10フロロア ルキル基、C6−C10アリール基、C1−C10アルコキシ基、C2−C10アルケニ ル基、C7−C40アリールアルキル基、C8−C40アリールアルケニル基またはC7 −C40アルキルアリール基またはR10およびR11またはR10およびR12であり 、それぞれの場合にこれらを結合している原子と一緒になって環を形成し、 M1はケイ素、ゲルマニウムまたは錫であり、 13はC1−C10アルキル、C6−C15アリール、C3−C10シクロアルキル、ア ルキル アリール、Si(R14)3、−(CH2)n−O−R14、−(CH2−CH2−O−) n−R14または−(CH2−O−)n−R14、その際 R14は水素、C1−C10−アルキル、置換基としてC1−C4アルキル基を持って いても良いC6−C15アリール基またはC3−C10シクロアルキルであり、 nは1、2または3であり、および B)メタロセンイオンを形成する能力のある化合物を含む組成物である請求項1 ないし4のいずれか1項に記載の方法。 6.メタロセンイオンを形成する能力のある化合物B)が式IIまたはIIIの非環 状のまたは環状のアルミノキサン化合物を含み、 その際R15はC1−C4アルキル基であり、mは5から30の整数である、請求項1 ないし5のいずれか1項に記載の方法。 7.メタロセンイオンを形成する能力のある化合物B)が非荷電の強ルイス酸、 ルイス酸カチオンを含有するイオン化合物およびカチオンとしてブレンステッド 酸を含有するイオン化合物からなるグループから選択された配位化合物である請 求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。 8.繊維、フィルムおよび成形物を製造するために請求項1ないし7のいずれか で製造される共重合体の使用。 9.請求項1ないし7のいずれかで製造される共重合体を主成分として含有する 繊維、フィルムまたは成形物。
JP9518537A 1995-11-14 1996-10-30 メタロセン触媒システムの存在下に分散重合によってビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の製造 Ceased JP2000500179A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19542356.9 1995-11-14
DE19542356A DE19542356A1 (de) 1995-11-14 1995-11-14 Verfahren zur Herstellung von Copolymerisaten aus vinylaromatischen und olefinischen Verbindungen durch Dispersionspolymerisation in Gegenwart von Metallocenkatalysatorsystemen
PCT/EP1996/004708 WO1997018248A1 (de) 1995-11-14 1996-10-30 Verfahren zur herstellung von copolymerisaten aus vinylaromatischen und olefinischen verbindungen durch dispersionspolymerisation in gegenwart von metallocenkatalysatorsystemen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000500179A true JP2000500179A (ja) 2000-01-11

Family

ID=7777391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9518537A Ceased JP2000500179A (ja) 1995-11-14 1996-10-30 メタロセン触媒システムの存在下に分散重合によってビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の製造

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6221983B1 (ja)
EP (1) EP0861273B1 (ja)
JP (1) JP2000500179A (ja)
CN (1) CN1202178A (ja)
DE (2) DE19542356A1 (ja)
ES (1) ES2135258T3 (ja)
WO (1) WO1997018248A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19621969A1 (de) * 1996-05-31 1997-12-04 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von kristallinen Polymerisaten durch Dispersionspolymerisation in Gegenwart von Metallocenkatalysatorsystemen
CN1299395A (zh) * 1998-03-11 2001-06-13 陶氏化学公司 由α-烯烃/乙烯基或亚乙烯基芳族单体和/或位阻脂族乙烯基或亚乙烯基共聚体制成的具有形状记忆的结构和制品
AU755566B2 (en) 1998-03-11 2002-12-12 Dow Global Technologies Inc. Fibers made from alpha-olefin/vinyl or vinylidene aromatic and/or hindered cycloaliphatic or aliphatic vinyl or vinylidene interpolymers
DE19825713A1 (de) * 1998-06-09 1999-12-16 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Polymerisaten aus vinylaromatischen Verbindungen durch Dispersionspolymerisation unter Zusatz von Schmiermitteln
WO2012054541A2 (en) * 2010-10-18 2012-04-26 California Institute Of Technology Methods and systems for synthesis of an ultra high molecular weight polymer

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3770712A (en) 1971-05-12 1973-11-06 Mobil Oil Corp Slurry process for producing styrene homopolymers and block polymers thereof using anionic catalysts
CA974341A (en) * 1971-05-12 1975-09-09 Frederick C. Schwab Slurry process for producing styrene homopolymers and block polymers thereof using anionic catalysts
US3734978A (en) 1971-05-12 1973-05-22 Mobil Oil Corp Blocking polystyrene produced by anionic slurry polymerization
US4098980A (en) * 1976-06-24 1978-07-04 The Goodyear Tire & Rubber Company Non-aqueous dispersion polymerization of conjugated diolefins
US4357449A (en) * 1981-11-16 1982-11-02 The B. F. Goodrich Company Dispersion polymerization of cycloolefins
US4474924A (en) * 1983-01-27 1984-10-02 Exxon Research & Engineering Co. Stabilized slurries of isoolefin polymers
EP0284708B1 (en) 1987-04-03 1996-01-31 Fina Technology, Inc. Metallocene catalyst systems for olefin polymerization having a silicon hydrocarbyl bridge.
US4794096A (en) 1987-04-03 1988-12-27 Fina Technology, Inc. Hafnium metallocene catalyst for the polymerization of olefins
US4950724A (en) * 1988-09-27 1990-08-21 The Dow Chemical Company Suspension polymerization of vinyl aromatic monomers to polymer having high syndiotacticity
WO1990011305A1 (en) * 1989-03-20 1990-10-04 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Styrenic copolymer and production thereof
AU621727B2 (en) * 1989-03-31 1992-03-19 Idemitsu Kosan Co. Ltd Styrenic copolymer and production thereof
TW408155B (en) * 1989-08-31 2000-10-11 Dow Chemical Co Blends of <alpha>-olefin/vinylidene aromatic monomer or hindered aliphatic vinylidene monomer interpolymers with polymers of vinylidene aromatic monomers
NZ235032A (en) * 1989-08-31 1993-04-28 Dow Chemical Co Constrained geometry complexes of titanium, zirconium or hafnium comprising a substituted cyclopentadiene ligand; use as olefin polymerisation catalyst component
US5886117A (en) 1991-08-05 1999-03-23 The Dow Chemical Company Process using borane derived catalysts for preparation of syndiotactic vinyl aromatic polymers
DE69313354T3 (de) * 1992-06-04 2001-01-18 Mitsui Chemicals Inc Verfahren zur Herstellung von einem Ethylencopolymeren
JP3189175B2 (ja) * 1993-07-02 2001-07-16 出光興産株式会社 芳香族ビニル化合物共重合体の製造方法
JP3216748B2 (ja) * 1993-07-23 2001-10-09 出光興産株式会社 芳香族ビニル化合物重合体組成物の製造触媒及びそれを用いた芳香族ビニル化合物重合体組成物の製造方法
US5543484A (en) * 1994-11-18 1996-08-06 The Penn State Research Foundation α-olefin/para-alkylstyrene copolymers

Also Published As

Publication number Publication date
WO1997018248A1 (de) 1997-05-22
DE19542356A1 (de) 1997-05-15
CN1202178A (zh) 1998-12-16
DE59602661D1 (de) 1999-09-09
EP0861273B1 (de) 1999-08-04
EP0861273A1 (de) 1998-09-02
US6221983B1 (en) 2001-04-24
ES2135258T3 (es) 1999-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0631589A1 (en) IONIC CATALYST FOR THE PRODUCTION OF POLY-$g(a)-OLEFINS OF CONTROLLED TACTICITY
EP0548274B1 (en) Ionic catalyst for the production of poly-alpha-olefins of controlled tacticity
JP2003510430A (ja) 加水分解性オレフィンコポリマー
CA2262396A1 (en) Supported catalyst system, method for the production and use thereof in olefin polymerization
JPH07505912A (ja) エチレン/分枝鎖オレフィンのコポリマー
EP1013683B1 (en) Styrene-butadiene block copolymer
JP2000500179A (ja) メタロセン触媒システムの存在下に分散重合によってビニル芳香族化合物およびオレフィン化合物の共重合体の製造
JP2002518560A (ja) 担持触媒の製造
JP2002504565A (ja) 担持触媒組成物の製造
CN111491961B (zh) 基于烯烃的聚合物
JP2002524624A (ja) オレフィン重合用のモノシクロペンタジエニル金属触媒組成物
JP3274509B2 (ja) オレフィン重合用触媒及びオレフィン重合体の製造方法
KR100349979B1 (ko) 스티렌계 중합용 다중금속 메탈로센 촉매 및 이를 이용한스티렌계 중합체의 제조방법
KR100455842B1 (ko) 스티렌계 공중합체 및 그 제조방법
KR100455844B1 (ko) 스티렌계 공중합체 및 그 제조방법
JPH11500766A (ja) ポリマー含有触媒系を用いるビニル芳香族化合物ポリマーの製造方法
JPH0687937A (ja) スチレン系ブロック共重合体の製造方法
KR100455843B1 (ko) 스티렌계 공중합체 및 그 제조방법
JP3594205B2 (ja) オレフィン重合触媒
JPH02269705A (ja) エチレンの重合方法
KR100343892B1 (ko) 스티렌계 중합용 신규 메탈로센 촉매 및 이를 이용한중합방법
JPH0912619A (ja) 新規なオレフィン重合用触媒
MXPA99011139A (en) Block copolymers of styrene-butadi
JPH09324009A (ja) 触媒及び該触媒を用いた共役ジエン重合体の製造方法
Ewart Synthesis, Solution Dynamics and Olefin Polymerization Reactions of Some Monocyclopentadienyl Titanium Complexes

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041116

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20050411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524