JP2000358177A - Pcカード付デジタルカメラ - Google Patents

Pcカード付デジタルカメラ

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JP2000358177A
JP2000358177A JP11167212A JP16721299A JP2000358177A JP 2000358177 A JP2000358177 A JP 2000358177A JP 11167212 A JP11167212 A JP 11167212A JP 16721299 A JP16721299 A JP 16721299A JP 2000358177 A JP2000358177 A JP 2000358177A
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card
dedicated
camera
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section
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JP11167212A
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English (en)
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Shigeru Michimi
茂 道見
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 PCカード自体の機械的強度を向上させデザ
インの自由性及び部品配置効率を良好にし、カメラのコ
スト低減化及び小型化、薄型化を図る。 【解決手段】 PCカード付デジタルカメラ1は液晶表
示機能及びPCカード機能を備え、背面にLCD3を配
置した本体筐体部2と、本体筐体部に着脱自在に装着可
能であり、撮像画像データの記録,再生可能なリムーバ
ブルメモリ(ICカード)とPCカード機能を備えた専
用PCカード部6とを含む。専用PCカード部には、カ
メラの各種のコントロール制御機能及びPCカード機能
を実行させ且つ接続先に応じてその機能を切換るように
制御可能なメインCPU9を設ける。これにより、ヒン
ジ機構部及びPCカード蓋部の大きな切欠孔が不要とな
り、PCカードの機械的強度、デザインの自由性及び部
品配置効率を良好にし、カメラのコスト低減化及び小型
化、薄型化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCカード付デジ
タルカメラに係り、特にカメラ本体に着脱可能なPCカ
ード部に、カメラ本体のコントロール機能とパソコンへ
のデータ転送等を行うPCカード機能とをその接続先に
応じて自動切換制御可能なメインCPUを設けたPCカ
ード付デジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像信号処理のデジタル化及び画
像信号圧縮技術の進歩に伴い、撮像した画像信号をデジ
タル化してメモリに記憶可能なデジタルスチルカメラが
注目されている。
【0003】このようなデジタルスチルカメラにおいて
は、通常、撮像素子を用いて撮像した撮像信号をデジタ
ル撮像データとしてメモリに記憶することが可能であ
り、また、再生操作を行った場合にはその記憶データを
液晶表示素子(以下、LCDと称す)等に表示すること
も可能である。
【0004】また、最近では、パーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと称す)に記憶撮像データを供給可能
なPCカードインターフェース機能を備えたPCカード
付デジタルカメラも提案されており、その転送機能を利
用することで、記憶撮像データの表示、編集、加工が容
易に行えることもあって、今後の需要が期待されてい
る。このようなPCカード付デジタルスチルカメラを図
4に示す。
【0005】図5は従来のPCカード付デジタルスチル
カメラの一例を示す概略構成斜視図であり、図5(a)
は被写体側から見た状態を示し、図5(b)は撮影者側
から見た状態を示している。尚、図5に示すデジタルス
チルカメラは、説明簡略化のために被写体像を撮像する
ための詳細な光学系、駆動系、及び画像データ処理回路
系等については省略してある。
【0006】図5に示すPCカード付デジタルスチルカ
メラ50は、PCカードインターフェース機能,液晶表
示機能及び装着されるICカード等のリムーバブルメモ
リへの撮像画像データ記録再生機能を備えて構成された
もので、本体筐体部2内には、図示はしないが主要回路
群等の回路部材や撮像した撮像画像データの記憶可能な
リムーバブルメモリ(ICカード等)が搭載されてい
る。このリムーバブルメモリは、図示はしないが、該カ
メラ本体への脱着が自在であり、他の撮像機器等の電子
機器においても使用可能である。
【0007】この本体筐体部2に設けられたレンズ部5
2によって撮像された撮像データは一時そのリムーバブ
ルメモリに記憶され、記憶再生操作した場合には、例え
ば本体筐体部51の背面に設けられたLCD53(図5
(b)参照)の表示画面上にそのリムーバブルメモリか
ら読み出された記憶撮像データが表示される。
【0008】また、この種のPCカード付デジタルスチ
ルカメラ50では、図5(b)に示すように、背面側に
ヒンジ55を介して回動可能に取り付けられたPCカー
ド蓋部54が設けられている。このPCカード蓋部54
は、上記LCD53の表示面を露出するための切欠部
(のぞき窓ともいう)56が形成されている。撮影時等
は、該PCカード蓋部54を閉じて使用することになる
が、このように閉じた場合でも、この切欠部56によっ
てLCD53にて表示された撮像映像を見ることができ
るようになっている。
【0009】また、PCカード蓋部54には、図示はし
ないがPCカード機能を実行させるための回路部(パタ
ーン基板等)が搭載されており、PCカード機能を実行
するのに必要な回路群等を備えた構造となっている。該
PCカード蓋部54の基端側面部には、パソコンと直に
接続するためのコネクタ部57を備えており、このコネ
クタ部57は回路部等を介して本体筐体部51内の主要
回路部と接続されるようになっている。
【0010】例えば、パソコンを用いて記憶撮像データ
の編集や表示等を行う場合には、該PCカード蓋部54
のコネクタ部57を直接パソコンの対応するコネクタ部
に差し込んで接続し、該PCカードインターフェース機
能を実行することにより、カメラ側のリムーバブルメモ
リに記憶している撮像データをパソコンに供給する。ま
た、本体筐体部51内にリムーバブルメモリではない記
憶メモリが組み込まれた物である場合には、この記憶メ
モリに記憶している撮像データをこのPCカードインタ
ーフェース機能によってパソコンに供給することも可能
である。これにより、パソコンを利用した撮像データの
表示、編集、加工が可能となる。
【0011】また、他の従来技術としては、図示はしな
いがデジタルビデオカメラ等の電子機器がある。この種
の電子機器では、例えばATAカード等の汎用PCカー
ドを直接本体に装着でき、その汎用PCカードに静止画
等の撮像画像データの記録が可能である。したがって、
上記PCカード付デジタルカメラとは異なり、パソコン
等に撮像画像データを取り込む場合には、上記汎用カー
ドをカメラ本体から外した後にパソコン内に装着すれば
良い。
【0012】ところで、近年、デジタルスチルカメラに
おいては、やはりLCD表示機能とPCカードインター
フェース機能とを併せ持ち、構造的に小型、軽量化を図
るとともに、コスト面についても製造コストの低減が望
まれている。
【0013】ところが、上記従来のLCD表示機能及び
PCカードインターフェース機構を備えたPCカード付
デジタルスチルカメラでは、上述したようにカメラの小
型化を確保するために、被写体像を取り込むためのレン
ズ、光学系機構部品を本体筐体部側に配置したり、ま
た、撮影時など通常はPCカード蓋部を閉じた状態でカ
メラ本体筐体部と一体で使用し、パソコンに装着すると
きだけ、該パソコンのPCカードスロットにPCカード
蓋部のみを挿入するためにPCカード蓋部を開く必要が
ある。このため、PCカード蓋部を開閉するためのヒン
ジ機構部が必要となり、またそれぞれの電気的接続部に
フレシキブルケーブル等の高価な配線部材が必要となっ
てしまい、コスト的にも高価となり、また信頼性面も満
足するものではないという不都合がある。
【0014】さらに、このような開閉式のPCカード構
造を採用した場合には、撮影時、撮影者側にPCカード
蓋部が配置されるようなデザインにならざるを得ず、結
局液晶表示が確認できるように、PCカード蓋部に大き
な切欠部(のぞき窓)を設ける必要がある。このため、
デザインの自由性が損なわれてしまい、構造的にもパソ
コン挿入時の満足する機械的強度が得られない他、PC
カード蓋部に殆どの電気回路群を搭載することができな
いため、部品配置効率が悪いという問題点もあった。
【0015】一方、他の従来技術である汎用カードの脱
着可能なデジタルカメラでは、一般的なPCカードに対
応するために、例えばATAカードインターフェースの
場合には、カード側,カメラ本体側の双方にATAイン
ターフェース機能を設ける必要があり、また当然の事な
がらカメラ本体側にセット全体のコントロール制御を行
うためのメインCPUを搭載する必要があるため、回路
規模が増大することになり、小型化、軽量化及び薄型化
の要求を満足することができず、またコストも高価とな
ってしまうという問題点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のP
Cカード付デジタルスチルカメラでは、カメラの小型、
薄型化を図るために、本体筐体部に対しPCカードイン
ターフェースを備えたPCカード蓋部がヒンジを介して
開閉可能な開閉式構造を採用しているが、この開閉式構
造だと、パソコンに装着する場合には、PCカード蓋部
を開いて装着する必要があるため、ヒンジ機構部が必要
であり、電気的接続部にフレシキブルケーブル等の高価
な配線部材が必要となってしまい、コスト的にも高価と
なり、また信頼性面も満足するものではないという不都
合がある。
【0017】また、PCカード蓋部の配置等も制限され
てしまうとともに、液晶表示の確認可能にするのに必要
な大きな切欠部(のぞき窓)をPCカード蓋部に設ける
必要があるため、デザインの自由性が損なわれてしま
い、構造的にもパソコン挿入時の満足する機械的強度が
得られない他、PCカード蓋部に殆どの電気回路群を搭
載することができないため、部品配置効率が悪いという
問題点もあった。
【0018】さらに、他の従来技術である汎用カードの
脱着可能なデジタルカメラでは、一般的なPCカードに
対応するために、例えばATAカードインターフェース
の場合には、カード側,カメラ本体側の双方にATAイ
ンターフェース機能を設ける必要があり、当然の事なが
らカメラ本体側にセット全体のコントロール制御を行う
ためのメインCPUを搭載する必要があるため、回路規
模が増大することになり、小型化、軽量化及び薄型化の
要求を満足することができず、またコストも高価となっ
てしまうという問題点があった。
【0019】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、ヒンジ機構部及びPCカード蓋部の大きな
切欠孔が不要でありPCカード部がカメラ本体筐体部に
対して脱着可能な構造とすることで、構造的な機械的強
度を向上させながらもデザインの自由性及び部品配置効
率を良好にすることができ、カメラのコスト低減化及び
小型化、薄型化を図ることのできるPCカード付デジタ
ルカメラの提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のPCカード付デ
ジタルカメラは、撮像手段を備え、該撮像手段により撮
像された撮像データに基づく画像の表示可能な表示部が
背面に設けられた本体筐体部と、該本体筐体部に着脱自
在に装着可能であり、前記撮像データの記録,再生可能
なメモリ手段とPCカード機能を備えた専用PCカード
部とを含んで構成されたPCカード付デジタルカメラで
あって、前記専用PCカード部に、前記PCカード付デ
ジタルカメラの各種制御機能及びPCカード機能を実行
させることが可能であるとともに前記専用PCカード部
の接続先に応じてその機能を切換るように制御可能なメ
イン制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0021】本発明においては、撮像手段を備え、該撮
像手段により撮像された撮像データに基づく画像の表示
可能な表示部が背面に設けられた本体筐体部と、該本体
筐体部に着脱自在に装着可能であり、前記撮像データの
記録,再生可能なメモリ手段とPCカード機能を備えた
専用PCカード部とを含んでPCカード付デジタルカメ
ラを構成している。さらに、前記専用PCカード部に
は、前記PCカード付デジタルカメラの各種制御機能及
びPCカード機能を実行させることが可能であるととも
に前記専用PCカード部の接続先に応じてその機能を切
換るように制御可能なメイン制御手段が設けられてい
る。このようなPCカード構造を採用することで、従
来、液晶表示機能及びPCカード機能を備えるのに必要
であったヒンジ機構部及びPCカード蓋部の大きな切欠
孔が不要となり、構造的な機械的強度を向上させながら
もデザインの自由性及び部品配置効率を良好にすること
ができ、カメラのコスト低減化及び小型化、薄型化を図
ることができる。また、専用PCカード部のメイン制御
部によってカメラの各種制御機能及びPCカード機能を
実行させることが可能であり、また前記専用カード部の
接続先に応じてその機能を切換るように制御可能である
ため、本体筐体部にメインCPUを搭載する必要もな
い。よって、コストをより低減する事も可能であり、使
用範囲が幅広い高性能なPCカード付デジタルカメラを
提供することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0023】図1は本発明のPCカード付デジタルカメ
ラの一実施の形態を示し、該PCカード付デジタルスチ
ルカメラとして構成した場合の概略構成を示す斜視図で
ある。尚、図1に示すPCカード付デジタルスチルカメ
ラは、説明簡略化のために被写体像を撮像するための詳
細な光学系、駆動系、及び画像データ処理回路系等につ
いては省略している。
【0024】図1に示すように、本実施の形態のPCカ
ード付デジタルスチルカメラ1は、本体筐体部2と、該
本体筐体部2に着脱自在に装着可能な専用PCカード部
6とで主に構成されており、従来技術(図4参照)と同
様のLCD表示機能とPCカードインターフェース機能
とを併せ持っている。
【0025】本体筐体部2の前面側には、光学系手段
(図示せず)を備え、また上部には撮影時に撮影者が操
作するのに必要なスイッチ2aが設けられている。ま
た、本体筐体部2の内部には主要回路群等の回路部材が
搭載されており、内部の基端側には、専用PCカード部
6のコネクタ部7を接続するための接続部5が設けられ
ている。この接続部5は、本体筐体部2の側面に設けら
れたPCカード挿入口4を介して形成された専用PCカ
ード部4用装着孔の基端部に取り付けられており、PC
カード挿入口4から挿入された専用PCカード6のコネ
クタ部7との脱着が自在である。なお、該接続部5に専
用PCカード部6のコネクタ部7が接続された場合に
は、該専用PCカード部6が完全に本体筐体部2内の装
着孔に収容されるようになっている。
【0026】さらに、本体筐体部2の背面には、記録時
あるいは再生時に撮像した撮像画像データに基づく画像
の表示可能なLCD(液晶表示部)4がその表示面を均
一に配置されるように設けられている。このLCD3
は、該本体筐体部2の背面には他の構成部材等がなんら
配置されることはないので、撮影者にとって大変見易い
大きな表示面のものが使用可能である。また、このLC
D3は、専用PCカード部6の装着時、該専用PCカー
ド部6内に設けられたICカード等のリムーバルメモリ
11に記憶された撮像画像データが図示しない信号処理
回路を介して供給されることにより、その撮像画像デー
タに基づく映像の表示が可能である。
【0027】なお、図示はしないが、本体筐体部2内に
は、専用PCカード部6が装着された場合にのみ、接続
部5を介してカード側に電源供給及び独自の専用インタ
ーフェース機能を実行させるのに必要な信号ラインを確
保するためのカメラ側バス切換回路手段が内蔵されてお
り、このカメラ側バス切換回路手段は、専用PCカード
部6のメインCPU9、あるいは該本体筐体部2内に搭
載されたサブCPUによる接続判別結果に基づき制御さ
れるようになっている。
【0028】一方、本実施の形態のPCカード付デジタ
ルスチルカメラ1では、上述したように専用PCカード
部6が設けられている。
【0029】この専用PCカード部6は、カメラ本体に
よって撮像された撮像画像データを記憶するとともに該
専用PCカード部6に着脱自在に装着可能なICカード
等のリムーバブルメモリ11と、該リムーバブルメモリ
11の記憶された撮像画像データをカメラ本体あるいは
パソコンへと供給するための接続を行うコネクタ部7
と、該カード側でカメラ本体の各種のコントロール制御
及びPCカード本来のPCカードインターフェース機能
を実行するのに必要な各種制御を行うメインCPU9と
を少なくとも備えて構成されている。
【0030】リムーバブルメモリ11は、専用PCカー
ド部6の側面に設けられたリムーバブルメモリ挿入口1
0より着脱自在に装着可能であり、専用PCカード部6
が本体筐体部2に装着された場合には、該PCカード付
デジタルスチルカメラ1の専用の記憶メモリカードとし
て、あるいは専用PCカード部6の非装着時には、汎用
PCカードとして撮像画像データの記録又は再生に使用
される。また、このリムーバブルメモリ11は、専用P
Cカード部6から取り外されると、他の対応する電子機
器にも使用可能であり、他の電子機器への撮像画像デー
タの供給が可能である。
【0031】また、専用PCカード部6のリムーバブル
挿入口10の上部には、固定部8が設けられており、リ
ムーバブルメモリ11の専用PCカード部6への装着
時、この固定部8によってリムーバブルメモリ11の装
着状態が保持される。一方、該固定部8を解除すること
により、専用PCカード部6のリムーバブル挿入孔10
からリムーバブルメモリ11の取出が行われるようにな
っている。
【0032】コネクタ部7は、PCカードインターフェ
ース機能とカメラ本体の各種のコントロール制御等の各
種制御を行うのに必要な例えば68ピン仕様のPCカー
ドスロットを形成しており、上述したように本体筐体部
2の接続部5あるいはパソコン内の接続部に接続可能で
ある。なお、68ピン仕様のコネクタ部7には、周知の
ように規格上きまっている68ピンが差込可能な接続孔
が設けられている。
【0033】したがって、構造的にいえば、上記のよう
に専用PCカード部がカメラ本体筐体部に対して脱着可
能な構造となっているので、従来必要であったヒンジ機
構部及びPCカード蓋部の大きな切欠孔が不要となる。
このため、LCD3を撮影者側に配置し、そのLCD3
の裏側に専用PCカード部6を配置することができるこ
とから、PCカード自体の機械的強度を向上させること
ができるとともに、デザインの自由性を向上させること
ができる。また、ヒンジ構造で必要であった高価な接続
配線部材も必要としないので、カメラ全体のコストを低
減させることも可能である。
【0034】本実施の形態のPCカード付デジタルスチ
ルカメラにおいては、カメラ本体側ではなく専用PCカ
ード部6内にメインCPU9が組み込まれているのが特
徴である。
【0035】メインCPU9は、該カード側でカメラ本
体の各種のコントロール制御及びPCカード本来のPC
カードインターフェース機能を実行するのに必要な各種
制御を行うもので、例えば、専用PCカード部6が本体
筐体部2に装着された場合には、専用PCカード部6内
のメインCPU9が、カメラ本体の各種のコントロール
制御を行い、一方、専用カード部6が本体筐体部2から
外された場合には、汎用PCカードとしてのPCカード
インターフェース機能を実行するのに必要な各種制御を
行う。なお、メインCPU9は、図示はしないが専用P
Cカード部6内に設けられたコネクタ部7の接続先に対
してPCインターフェース機能を実行させるのに必要な
信号ラインを確保するカード側バス切換回路手段を、コ
ネクタ部7の接続先に応じて切換制御することにより、
カメラ側またはパソコン側に対する撮像画像データの送
受やカメラ本体のコントロール制御が可能である。
【0036】したがって、このように構造的にPCカー
ドインターフェース機能等の各種制御に必要な主要電気
回路を、本体筐体部2側ではなく専用PCカード部6側
に搭載することができるため、本体筐体部2の部品配置
効率を良好にでき、カメラ本体の小型化、薄型化に大き
く寄与する。
【0037】ところで、本実施の形態のPCカード付デ
ジタルスチルカメラ1では、カメラ本体筐体部2に対し
専用PCカード部6が脱着可能な構造が採用されている
が、この脱着構造に応じて必要な付加機能も備えてい
る。つまりその付加機能とは、接続ホスト判別機能、接
続カード判別機能である。
【0038】まず、接続ホスト判別機能について説明す
ると、本実施の形態のPCカード付デジタルスチルカメ
ラ1では、専用PCカード部6が本体筐体部2に対して
着脱自在に装着可能であることから、この専用PCカー
ド部6の接続先に応じて必要なPCカードインターフェ
ース機能を実行する必要があり、同時にカード側バス切
換回路手段を制御する必要がある。そこで、本実施の形
態では、カード側のメインCPU9によって該専用PC
カード部6の接続先を自動的に判別し、接続先に応じた
信号ライン(接続ホスト)が得られるようにカード側バ
ス切換回路手段を制御するようにする。この場合、メイ
ンCPU9における制御動作例が図2に示されている。
【0039】図2は専用PCカード部6に設けられたメ
インCPUによる接続ホスト判別機能及びそれに基づく
切換制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0040】いま、非装着状態である専用PCカード部
6を本体筐体部2、あるいはパソコンのいずれかに装着
したものとする。すると、専用PCカード部6のメイン
CPU9は、判別機能を起動し、ステップS1による処
理で該専用PCカード部6が接続されたか否かを判別
し、いずれかの機器に接続された場合には、ステップS
2に処理を移行し、そうでない場合には、処理を戻す。
【0041】ステップS2の処理では、接続先が本発明
のPCカード付デジタルスチルカメラ1に接続されたか
否かを判別し、そうである場合には、ステップS3によ
る処理でカメラ側へとバスが切り替わるようにカード側
バス切換回路手段を制御し、続くステップS4による処
理で、カメラ本体のセットコントロール制御可能となる
ようにカメラコントロールモードを実行させる。なお、
カード側バス切換回路手段は、専用PCカード部6のコ
ネクタ7の68ピン信号線の一部又は全てを用いて独自
の専用インターフェース信号として出力可能なようにバ
スを切換ることになる。
【0042】一方、ステップS2による判定で、接続先
がカメラでない場合には、続くステップS5による処理
で、接続先がパソコンであるか否かを判別し、パソコン
である場合には、次のステップS6に移行し、そうでな
い場合には、再び処理をステップ2に戻す。
【0043】ステップS6による処理では、接続先がパ
ソコンであるので、汎用PCカードとしてパソコン側へ
とバスが切り替わるようにカード側バス切換回路手段を
制御し、続くステップS7による処理で、PCカードイ
ンターフェース機能を実行させるように制御する。
【0044】したがって、このようなカード側の判別機
能によって、この専用PCカード部6の接続先に応じた
機能を自動的に切換、実行させることが可能となる。
【0045】次に、接続判別機能について説明する。
【0046】この接続判別機能は、上記のように専用P
Cカード部6側に設けられたものではなく、本実施の形
態のPCカード付デジタルスチルカメラ側に設けられた
機能である。
【0047】この接続判別機能を実施するための構成例
としては、例えば図示はしないが本体筐体部2内に、接
続判別機能を実行させるためのサブCPUを組み込んで
構成することも考えられる。この場合、サブCPU(図
示せず)は、必要最低限のカメラ本体側での動作制御を
行えれば良いものであり、回路規模的にも小さなものが
望まれる。また、サブCPUは、専用PCカード部6が
装着された場合には、メインCPU9によって制御内容
を示す情報が供給されるとともに、連動した制御が可能
である。
【0048】例えば、本体筐体部2内に搭載されたサブ
CPUは、図3に示すフローチャートに基づき接続判別
機能を実行し、この判別結果に基づきカメラ本体側バス
切換回路手段を制御する。
【0049】いま、本体筐体部2にいずれかのPCカー
ドが装着されたものとすると、カメラ側のサブCPU
は、接続判別機能を起動し、ステップS10による処理
で本体筐体部2の接続部5にPCカードが接続されたか
否かを判別し、いずれかのPCカードが接続された場合
には、ステップS11に処理を移行し、そうでない場合
には、処理を戻す。
【0050】ステップS11の処理では、接続されたP
Cカードが本発明のカメラに用いられる専用PCカード
部6であるか否かを判別し、そうである場合には、ステ
ップS12による処理で専用PCカード部6側へとバス
が切り替わるようにカメラ本体側バス切換回路手段を制
御し、続くステップS13による処理で、専用PCカー
ド部6を使用するために接続部5を介してカード側に電
源供給及び独自の専用インターフェース機能を行うよう
に対専用PCカード部実行モードを実行させる。
【0051】一方、ステップS11による判定で、接続
されたPCカードが専用PCカードでない場合には、再
び処理をステップS10に戻す。つまりこの場合は、接
続されたカード側に対しては電源供給及び信号出力を行
わせないように制限されることになる。
【0052】したがって、このようにカメラ本体側で接
続判別機能を設けたことにより、カメラ側本体をコント
ロール制御可能とするメインCPU9を備えた専用PC
カード部6以外のPCカードの誤挿入を防止することが
可能となり、専用PCカード部6が装着された場合にの
み正常に動作させることができる。
【0053】なお、本実施の形態においては、カメラ本
体側の接続判別機能については、カメラ本体側に設けら
れたサブCPUによる制御によって実施するように説明
したが、これに限定されることはなく、専用PCカード
部6に他のPCカードと識別可能にする手段を設けると
ともに、カメラ本体側に前記手段を検出して専用PCカ
ード部6であることを認識可能なセンサー等の検出手段
を設けることで、接続判別機能を実施するように構成し
ても良い。図4に電気的にカード認識を行い、I/Fを
切り換える他の例を示す。
【0054】PCMCIA仕様においては、全68pi
nのうち、GNDは4pin確保されている(#1,#
34,#35,#68pin)。
【0055】パソコン内部では、これらのGNDピンは
共通のGND電位となっている。
【0056】また、通常(一般)のカード側でもこれら
のピンは共通のGND電位となっている。
【0057】そこで、例えば図4(d)のように、本発
明のカメラ本体側ではどれか1つのにピンをGNDとし
て使わず、例えば抵抗Rbでプルダウンし、一方、本発明
の専用カード側でも、同一番号ピンを、抵抗Rcでプルア
ップしておく(GNDは残りの3ピンでまかなう。な
お、図では、簡略化のため、GNDピンを2本として説
明している)すると、図4(a)〜図4(d)の組み合
わせにおいて、それぞれ当該ピンの電位からどのような
装着状態であるかがわかる(表1参照)
【表1】 なお、表1中において、“M”は中間電位を示し、例え
ば、簡単なコンパレータ構成やA/D変換などで、他の
電位との区別をつけることは容易である。
【0058】このようにして、もし、本発明のカメラ部
に一般のATAカードが挿入されている(または何も装
着されていない)ことがハード的に判別される場合は、
信号インターフェースにおいて、カード側からの入力信
号を受け付けず、またカメラからの出力信号はHi-Z に
しておくことで、双方ともまったく非動作状態におくこ
とができる。
【0059】また、本発明のカード部にとっては、Vcp
が“L”の状態でMPUに電源が供給されれば、パソコ
ンに装着されたものと判断して、一般のATAカードの
インターフェースとすればよく、また、Vcp が“M”の
状態でMPUに電源が供給されれば、本発明のカメラ部
に装着されたものとMPUが判断して、カメラ部との専
用インターフェースに切り換えればよい。これにより、
上記同様の作用、効果が得られる。
【0060】したがって、本実施の形態によれば、専用
PCカード部6がカメラ本体筐体部2に対して脱着可能
な構造となっているので、従来必要であったヒンジ機構
部及びPCカード蓋部の大きな切欠孔が不要となるた
め、LCD3を撮影者側に配置し、そのLCD3の裏側
に専用PCカード部6を配置することができることか
ら、PCカード自体の機械的強度を向上させることがで
きるとともに、デザインの自由性を向上させることがで
きる。また、ヒンジ構造で必要であった高価な接続配線
部材も必要としないので、カメラ全体のコストを低減さ
せることも可能である。また、PCカードインターフェ
ース機能等の各種制御に必要な主要電気回路を、本体筐
体部2側ではなく専用PCカード部6側に搭載すること
ができるため、本体筐体部2の部品配置効率を良好にで
き、カメラ本体の小型化、薄型化に大きく寄与する。
【0061】さらに、専用PCカード部6に設けられた
該PCカード付デジタルスチルカメラ1のセットとして
メインCPU9が、カメラ全体のセットコントロール制
御とPCカードインターフェース機能とのコントロール
制御を行うことが可能であり、しかもこのメインCPU
9によるカード側の判別機能によって、この専用PCカ
ード部6の接続先に応じた機能を自動的に切換、実行さ
せることが可能となる。また、カメラ本体側で接続判別
機能を設けたことにより、カメラ側本体をコントロール
制御可能とするメインCPU9を備えた専用PCカード
部6以外のPCカードの誤挿入を防止することが可能と
なり、専用PCカード部6が装着された場合にのみ正常
に動作させることができる。よって、カメラ側とPCカ
ード側にそれぞれメインCPUを設けずとも、信頼性が
あり且つ高性能なPCカード付デジタルスチルカメラを
構成することができるので、より一層、コスト低減化に
大きく寄与し、実装スペース面でも有利であることはい
うまでもない。
【0062】なお、デジタルスチルカメラを例にとり上
記説明を行ったが、本発明をデジタルビデオカメラにも
適応できるものである。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ヒンジ機構部及びPCカード蓋部の大きな切欠孔が不要
でありPCカード部がカメラ本体筐体部に対して脱着可
能な構造とすることで、構造的な機械的強度を向上させ
ながらもデザインの自由性及び部品配置効率を良好にす
ることができ、カメラのコスト低減化及び小型化、薄型
化を図ることができる。これにより、液晶表示機能及び
PCカードインターフェース機能を併せ持つとともに使
用範囲が幅広い高性能なPCカード付デジタルスチルカ
メラを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のPCカード付デジタル
スチルカメラの概略構成を示す斜視図。
【図2】メインCPUによる接続ホスト判別機能及びそ
れに基づく切換制御動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図3】本体筐体部内のサブCPUによる接続判別機能
動作を説明するためのフローチャート。
【図4】電気的にカード認識を行い、I/Fを切り換え
る他の接続判別機能の一例を示す構成図。
【図5】従来のPCカード付デジタルスチルカメラの概
略構成を示す斜視図。
【符号の説明】 1…PCカード付デジタルスチルカメラ、 2…本体筐体部、 2a…スイッチ、 3…液晶表示部(LCD)、 4…PCカード挿入口、 5…接続部、 6…専用PCカード部、 7…コネクタ部、 8…固定部、 9…メインCPU、 10…リムーバブルメモリ挿入口、 11…リムーバブルメモリ(ICカード)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 G06K 19/00 J Fターム(参考) 2H054 AA01 BB11 5B035 AA06 BB09 CA11 CA22 5B058 CA02 CA13 CA22 CA23 KA06 KA13 YA20 5C022 AA13 AB00 AC03 AC42 AC69 AC77 AC78 5C052 GA02 GA06 GA09 GE08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段を備え、該撮像手段により撮
    像された撮像データに基づく画像の表示可能な表示部が
    背面に設けられた本体筐体部と、該本体筐体部に着脱自
    在に装着可能であり、前記撮像データの記録,再生可能
    なメモリ手段とPCカード機能を備えた専用PCカード
    部とを含んで構成されたPCカード付デジタルスチルカ
    メラであって、 前記専用PCカード部に、前記PCカード付デジタルス
    チルカメラの各種制御機能及びPCカード機能を実行さ
    せることが可能であるとともに前記専用PCカード部の
    接続先に応じてその機能を切換るように制御可能なメイ
    ン制御手段を設けたことを特徴とするPCカード付デジ
    タルスチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記メモリ手段は、前記専用PCカード
    部に着脱自在なICカードメモリであることを特徴とす
    る請求項1に記載のPCカード付デジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記専用PCカード部は、実行される機
    能に応じてカード側のバスを切換可能なバス切換回路手
    段を備え、前記メイン制御手段は、該専用PCカード部
    の接続先を前記本体筐体部か計算機であるかを判別し、
    この接続判別結果に基づいて、前記バス切換回路手段を
    切換制御することを特徴とする請求項1に記載のPCカ
    ード付デジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記メイン制御手段は、該専用PCカー
    ド部の接続先が前記計算機であると判別した場合には、
    通常のPCカードとしてのPCカード機能を実行すると
    ともに対応するバスに切り換えるように前記バス切換回
    路手段を制御し、前記本体筐体部であると判別した場合
    には、前記PCカード付デジタルカメラの各種制御機能
    及び専用のインターフェース機能を実行するとともに該
    機能実行に必要なバスに切り換えるように前記バス切換
    回路手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の
    PCカード付デジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記本体筐体部は、該本体筐体部に装置
    されたPCカードが前記専用PCカード部であるか否か
    を判別する接続カード判別手段と、該接続カード判別手
    段の判別結果が専用PCカード部である場合に、装着さ
    れた専用PCカード部に対し電源供給及び専用インター
    フェース機能を実施するのに必要なバスに切り換えるカ
    メラ側バス切換回路手段とを含んで構成されたことを特
    徴とする請求項1に記載のPCカード付デジタルカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 前記接続判別手段は、前記本体筐体部に
    設けられたサブ制御手段によって判別するものであり、
    該サブ制御手段は、前記専用PCカード部が前記本体筐
    体部に装着された場合には、該専用PCカード部内のメ
    イン制御手段と連動して前記デジタルカメラの各種制御
    及び専用インターフェース機能制御を行うことを特徴と
    する請求項5に記載のPCカード付デジタルカメラ。
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