JP2000357991A - 光通信システム - Google Patents

光通信システム

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JP2000357991A
JP2000357991A JP11167657A JP16765799A JP2000357991A JP 2000357991 A JP2000357991 A JP 2000357991A JP 11167657 A JP11167657 A JP 11167657A JP 16765799 A JP16765799 A JP 16765799A JP 2000357991 A JP2000357991 A JP 2000357991A
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signal
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JP11167657A
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Kazuto Nagura
和人 名倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光通信システムでは、接続されている
両機器の同期を保つために、常時、何らかの制御コード
を交互に伝送することになっているため、機器がデータ
送信要求を発した際、必ずしも、ただちに対応する制御
信号の伝送を行うことができなかった。 【解決手段】 第1の機器の第1の光トランシーバ10
6と、第2の機器の第2の光トランシーバとを1芯の光
ファイバケーブル110で接続し、前記両機器が互いに
光伝送を行う光通信システムにおいて、前記両機器は、
自機器の通信状態をあらわす制御信号を全2重光伝送で
相手機器に伝送し、自機器のデータ信号を半2重光伝送
で相手機器に伝送することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】光ファイバケーブルを伝送媒
体とする光通信システムに適用するものであって、特
に、光ファイバ1芯にて時分割双方向光伝送を行う用途
に適し、安価であることが要求される民生用機器間,O
A用機器間,機器内接続用途、例えば、IEEE139
4一芯光ファイバ伝送用途に最適である。
【0002】
【従来の技術】従来の光通信システムを、以下、図面に
基づいて説明する。
【0003】図12は従来の光通信システムを示すブロ
ック図であり、図13は該光通信システムにおける光送
信機の内部構成を示すブロック図であり、図14は該光
通信システムにおける光受信機の内部構成を示すブロッ
ク図であり、図15は該光通信システムのデータ送信権
獲得手順を説明するための図である。
【0004】図12において、機器システム905は、
通信制御を行う制御部907と符号化回路906と、復
号化回路909とに接続されている。機器システム90
5と制御部907とは、双方向に信号の伝送が行われる
よう接続されており、この間で、自機器(第1の機器)
の通信状態と、相手機器(第2の機器)の通信状態に関
する情報を常時伝達している。制御部907は、光トラ
ンシーバ900や、機器システム905の状態を常に検
出しており、自光送信器901と相手光送信器が同時に
信号を伝送しないよう送信・受信切り替え部908を制
御している。
【0005】機器システム905から発したデータ送信
要求は、制御部907にて光トランシーバ900の状態
を検出し、自機器が送信権を持つことを確認した後に、
符号化回路906へ送られ、かつ、該制御部907が制
御する送信・受信切り替え部908を介し、光トランシ
ーバ900へ送られる。その後、光トランシーバ900
から2値ディジタル光信号が送信される。
【0006】逆に、相手機器から送られてくる制御信号
も光受信器902から送信・受信切り替え部908を介
して、該制御部907へ送られる。
【0007】上記光トランシーバ(以下、「第1の光ト
ランシーバ」と称す。)900は、おもに光送信器90
1、光受信器902、光分岐・合流素子903からな
り、光送信器901から送信される光信号は光分岐・合
流素子903を介し光ファイバケーブル904に光結合
され、該光ファイバケーブル904を伝送後、該光ファ
イバケーブル904の他端に接続されている第2の機器
の第2の光トランシーバに導かれ、光分岐・合流素子を
介し光受信器に光結合される。
【0008】前記第2の機器は、上述した第1の機器と
同一の構成を有し、第2の光トランシーバから送信され
る光信号も、同一の過程を経て、第1の機器の第1の光
トランシーバ900に導かれ、光分岐・合流素子903
を介し光受信器902に光結合される。
【0009】光送信器901は、図13に示すように、
入力信号がデータ入力回路910を介しスイッチング回
路911の入力に伝えられ、駆動電流生成部913で生
成される電流をスイッチすることで、発光素子912を
オン,オフする構成としており、該第1の光トランシー
バ900から送信される光信号は2値ディジタル光信号
となている。
【0010】また光受信器902は、図14に示すよう
に、入力される光信号が受光素子914で光電流に変換
され、トランスインピーダンスアンプ915で電圧に変
換されるとともに増幅される。さらに差動増幅器916
で増幅された後、正相信号は、そのまま比較器918の
正相入力端子へ入力されるものと、ピークホールド回路
917に入力されるものに分けられる。ピークホールド
回路917では、信号振幅のピーク値を検出するととも
に、その1/2電位を生成し、比較器918の逆相入力
端子に入力される。この結果、比較電圧が信号電位の1
/2電位となり、比較器918から出力される信号は歪
の少ない2値ディジタル信号を得ることができる。さら
にこの信号は、出力バッファ919を介し、インピーダ
ンス変換された後、外部へ出力される構成としている。
【0011】さらに、第1の光トランシーバ900の光
送信器901から送信される光信号の一部は、該第1の
光トランシーバ900の光受信器902にも光結合され
ており、2値ディジタル光信号を第1の光トランシーバ
900と第2の光トランシーバ間で同時に双方向伝送し
た場合、第1の光トランシーバ900の光受信器902
は、自光送信器901から送信される2値ディジタル光
信号の一部を同時に受信するため、第2の光トランシー
バから送信される2値ディジタル光信号を正しく受信す
ることができない。このため、2値ディジタル光信号を
伝送するために、第1の光トランシーバ900と、第2
の光トランシーバとの間では、常時時分割にて信号伝送
を行うシステムとしている。
【0012】次に、データ送信権獲得手順を図12及び
図15に基づいて説明する。
【0013】第1の機器と第2の機器とは、1本で且つ
1芯の光ファイバケーブル904で接続されている。該
機器は、お互いデータ送信要求を発生していない状況に
あって、第1及び第2の光トランシーバからアイドルコ
ード920が交互に伝送されている。アイドルコード9
20を交互に伝送することで第1及び第2の機器間で同
期が保たれており、必ず交互に制御コードを伝送するこ
ととしている。ここで、第1の機器システム905から
その制御部907に送信要求が発せられると、該制御部
907は第2の機器に対して同期を保った上で、リクエ
ストコード921を伝送するよう動作する。
【0014】このため、第1の光トランシーバ900か
らアイドルコード920を送信した直後に第1の機器シ
ステム905からその制御部907にデータ送信要求が
発せられた場合、すぐに送信することができず、第2の
光トランシーバから送信される制御コード(アイドルコ
ード920)を受信し終わった後、制御信号(リクエス
トコード921)を送信する動作する。
【0015】この後、第1の光トランシーバ900から
送信されたリクエストコード921を第2の光トランシ
ーバで受信し、第2の機器システムで、データ信号を受
信可能か否か判断を行い、可能と判断した後、データ信
号送信可能であることを意図するグラントコード922
を発生させる動作し、第2の光トランシーバから第1の
光トランシーバ900へ光信号として伝送される。
【0016】そして、第1の機器は、その信号を受信し
た後、始めてデータ923を送信することが可能となっ
ている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光通信
システムでは、接続されている両機器の同期を保つため
に、常時、何らかの制御コードを交互に伝送することが
必要となっている。該制御コードの送信タイミングは、
機器のデータ送信要求とは、非同期で動作しているた
め、機器がデータ送信要求を発した際、必ずしも、ただ
ちに対応する制御信号の伝送が行われない光通信システ
ムとなっている。
【0018】本発明は、上記課題に鑑み、制御信号を両
機器間で同時に伝送可能とすることで、データ送信開始
までの時間を短縮できる光通信システムの提供を目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1発明にかかる光通信システムは、第1
の機器の第1の光トランシーバと、第2の機器の第2の
光トランシーバとを1芯の光ファイバケーブル1本で接
続し、前記両機器が互いに光伝送を行う光通信システム
において、前記両機器は、自機器の通信状態をあらわす
制御信号を全2重光伝送で相手機器に伝送し、自機器の
データ信号を半2重光伝送で相手機器に伝送することを
特徴とするものである。
【0020】具体的には、両機器に、データ送信権を獲
得するためのネゴ時に自機器の通信状態をあらわす制御
信号を全2重光伝送で相手機器に伝送し、データ伝送時
に自機器のデータ信号を半2重光伝送で相手機器に伝送
する伝送制御を行う制御回路を有することを特徴とす
る。
【0021】また、本発明の第2発明にかかる光通信シ
ステムは、第1発明にかかる光通信システムにおいて、
前記両光トランシーバは、自機器の通信状態に応じて光
強度変調した光信号を相手機器の光トランシーバに伝送
し、前記両機器に相手機器からの該光信号の光強度を識
別する識別手段を設けたことを特徴とするものである。
【0022】具体的には、両光トランシーバの光送信器
に、外部からの制御信号に応じ、あらかじめ決められた
電流値を発生させる電流生成部と、その電流を発光素子
駆動回路に印加する駆動部を有し、両光トランシーバの
光受信器に、入力光強度を多値レベルに検出する検出部
を有することを特徴とする。
【0023】さらに、本発明の第3発明にかかる光通信
システムは、第1発明にかかる光通信システムにおい
て、前記両光トランシーバは、自機器の通信状態に応じ
て周波数変調した光信号を相手機器の光トランシーバに
伝送し、前記両機器に相手機器からの該光信号の周波数
を識別する識別手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0024】具体的には、両光トランシーバの光送信器
に、外部からの制御信号に応じて、あらかじめ決められ
た周波数を発生させる変調部と、その周波数変調信号
を、発光素子駆動回路に印加する駆動部を有し、両光ト
ランシーバの光受信器に、入力光の変調周波数を検出す
る検出部を有することを特徴とする。
【0025】さらにまた、本発明の第4発明にかかる光
通信システムは、第2発明又は第3発明にかかる光通信
システムにおいて、前記両機器の制御部は、自機器の異
なる複数の通信状態を、その数と等しい複数の信号線に
よって自機器の光トランシーバに伝えることを特徴とす
るものである。
【0026】具体的には、光トランシーバに入力される
自機器の通信状態を示す制御信号、或いは光トランシー
バから出力される相手機器の通信状態を示す制御信号
を、表現しなければならない通信状態の種類数と等しい
ビット幅の信号線を光トランシーバと制御部間に設ける
ことを特徴とする。
【0027】加えて、本発明の第5発明にかかる光通信
システムは、第2発明又は第3発明にかかる光通信シス
テムにおいて、前記両機器の制御部は、自機器の異なる
複数の通信状態を、それぞれコード化して単数の信号線
によって自機器の光トランシーバに伝えることを特徴と
するものである。
【0028】具体的には、光トランシーバに入力される
自機器の通信状態を示す制御信号、或いは光トランシー
バから出力される相手機器の通信状態を示す制御信号
を、表現しなければならない通信状態の種類をコード化
する符号化回路,復号化回路と1ビット幅の信号線を光
トランシーバと制御部間に設けることを特徴とする。
【0029】上記構成によれば、本発明の第1発明にか
かる光通信システムでは、信号伝送時には、2値レベル
のディジタル化された光信号を半2重で伝送し、通信権
を獲得するためのネゴ時には、お互いの光信号が加算さ
れて光受信器に入力されても相手からの光信号を分離,
抽出可能とする変調方式を用いることで、全2重でお互
いの信号を検出することが可能となる。
【0030】また、本発明の第2発明にかかる光通信シ
ステムでは、信号伝送時には、2値レベルのディジタル
化された光信号を半2重伝送することで、一方向の高速
通信を実現し、データ送信権を獲得するためのネゴ時に
は、発光素子を、お互いの状態をあらかじめきめられた
光強度で光変調駆動し、かつ光受信器では、前記光強度
変調された光信号を受信、自送信光レベルを減算した上
で、多値検出を行うことで全2重による制御信号伝送が
可能となる。
【0031】さらに、本発明の第3発明にかかる光通信
システムでは、データ信号伝送時には、2値レベルのデ
ィジタル化された光信号を半2重伝送することで、一方
向の高速通信を実現し、データ送信権を獲得するための
ネゴ時には、光送信器にてお互いの状態をあらかじめき
められた周波数で発光素子を駆動し、かつ光受信器で
は、前記周波数変調された光信号を受信、自送信光レベ
ルを減算した上で、相手からの光信号検出を行うことこ
とで、全2重による制御信号伝送が可能となる。
【0032】加えて、本発明の第4,5発明にかかる光
通信システムでは、制御信号を光トランシーバに入力す
る方法としてパラレルもしくはシリアルで実現できる。
【0033】
【実施の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる光通
信システムについて、以下図面とともに説明する。
【0034】(第1実施の形態)図1は本発明の第1実
施の形態にかかる光通信システムを示すブロック図であ
り、図2は該光通信システムにおける光送信機の内部構
成を示すブロック図であり、図3は該光通信システムに
おける光受信機の内部構成を示すブロック図であり、図
4は該光通信システムのデータ送信権獲得手順を説明す
るための図である。
【0035】本実施の形態にかかる光通信システムは、
本発明の第1発明,第2発明,第4発明にかかるもので
ある。
【0036】図1において、機器システム101は、通
信制御を行う制御部102と符号化回路103と、復号
化回路104とに接続されている。機器システム101
と制御部102とは、双方向に信号の伝送が行われるよ
う接続されており、この間で、自機器(第1の機器)の
通信状態と、相手機器(第2の機器)の通信状態に関す
る制御信号を常時伝送している。制御部102は、光ト
ランシーバ106や、機器システム101の状態を常に
検出しており、データ信号伝送時に自光送信器107と
相手光送信器が同時に信号を伝送しないよう、かつデー
タ送信権獲得時に同時に光強度変調された光信号を送信
するよう、送信・受信切り替え部105を制御してい
る。
【0037】上記光トランシーバ(以下、「第1の光ト
ランシーバ」と称す。)106は、おもに光送信器10
7、光受信器108、光分岐・合流素子109からな
り、光送信器107から送信される光信号は光分岐・合
流素子109を介し光ファイバケーブル110に光結合
され、該光ファイバケーブル110を伝送後、該光ファ
イバケーブル110の他端に接続されている第2の機器
の第2の光トランシーバに導かれ、光分岐・合流素子を
介し光受信器に光結合される。
【0038】前記第2の機器は、上述した第1の機器と
同一の構成を有し、第2の光トランシーバから送信され
る光信号も、同一の過程を経て、第1の機器の第1の光
トランシーバ106に導かれ、光分岐・合流素子109
を介し光受信器108に光結合される。
【0039】光送信器107は、図2に示すように、デ
ータ信号入力端子にデータを入力すると波形整形,レベ
ル調整を行うデータ入力回路111を介しスイッチング
回路112の入力に伝えられ、駆動電流生成部113で
生成される電流をスイッチすることで、発光素子114
をオン,オフする構成としており、該第1の光トランシ
ーバ106から送信されるデータ信号は2値ディジタル
光信号となっている。
【0040】また、n個の通信状態を示す制御信号は、
対応する各制御信号入力端子に入力され、各入力信号に
応じて、各制御信号入力回路115を介し対応する駆動
電流生成部116をオン,オフする構成としている。さ
らに制御信号が入力されている状態の時は、前記データ
入力回路111はオン状態に制御されており、発光素子
114は、制御信号に応じた強度の光出力で発光する構
成としている。
【0041】また光受信器108は、図3に示すよう
に、入力される光信号は受光素子117で光電流に変換
され、トランスインピーダンスアンプ118で電圧に変
換されるとともに増幅される。さらに差動増幅器119
で増幅された後、正相信号は、そのまま比較器120の
正相入力端子へ入力されるものと、ピークホールド回路
121に入力されるものと、光強度検出回路122に入
力されるものに分けられる。ピークホールド回路121
では、信号振幅のピーク値を検出するとともに、その1
/2電位を生成し、比較器120の逆相入力端子に入力
される。この結果、比較電圧が信号電位の1/2電位と
なり、比較器120から出力される信号は歪の少ない2
値ディジタル信号を得ることができる。該信号は、デー
タ出力回路123を介し、インピーダンス変換された
後、外部へ出力される構成としている。さらに、光検出
回路122では、入力された電圧から自発光強度に相当
する電圧を減算したうえで相手から送信された光強度値
レベルを判断し、対応する出力回路124を介し外部へ
出力する構成としている。
【0042】次に、データ送信権獲得手順を図1及び図
4に基づいて説明する。
【0043】第1の機器と第2の機器とは、お互い信号
送信要求を発生していない状況にあって、第1及び第2
の光トランシーバからアイドル状態であることを示す光
強度変調された光信号が同時に伝送されている。制御信
号に対応する光強度値は、あらかじめ決められており、
受信した光強度値から対応する制御信号を識別すること
が可能となっている。加えて、自送信光も受信してしま
うため、自送信光をキャンセルする回路も内蔵され、制
御信号は同時に送信することが可能となっている。
【0044】図4に示すように、第1の機器においてデ
ータ送信要求が生じると、制御部102から送られてく
る第2の機器から送信要求等のないことを確認のうえ、
制御部102にデータ送信要求を発生する。制御部10
2は、直ちに送信要求信号を示す制御信号を光トランシ
ーバ106へ伝達する。光トランシーバ106は、受け
取った制御信号を示す光強度を送信できるように駆動電
流値を調整するとともに、スイッチング回路112をオ
ンさせるべく、データ入力回路111をオンするよう、
動作する。その結果、発光素子114からは送信要求信
号を示す光強度信号(リクエスト信号)を送信する。
【0045】該光信号は、第2の光トランシーバへ伝送
され、その光受信器に導かれる。該光受信器では、受信
した光強度レベルから自送信光強度を減算し、第1の光
トランシーバ106から送信された制御信号を判別す
る。この情報は制御部を介し第2の機器システムへ伝達
され、第1の機器が送信することに対しOKであれば、
制御部を介し送信要求を了解する旨のグラント信号を示
す光強度を発生させるよう、第2の光トランシーバへ伝
達し、第2の光トランシーバから、グラント信号に対応
する光強度で変調された光信号が送信され、第1の光ト
ランシーバ106へ伝送される。
【0046】該光信号を受けた第1の光トランシーバ1
06は、前記と同様に信号を検出し、第2の機器システ
ムで送信要求が了解されたことを第1の機器システム1
01に伝達し、これを受けて第1の機器システム101
から送出されたデータ信号は符号化回路103に伝達さ
れ符号化された後、送信受信切り替え部105を介し、
光送信器107のデータ入力端子に入力される。データ
入力回路111で波形整形,レベル変換され、スイッチ
ング回路112に入力され、発光素子114をオン,オ
フすることで2値ディジタル光信号に変換され、光信号
が送信される。
【0047】このように、本実施の形態にかかる光通信
システムによると、機器システム101は、通信制御を
行う制御部102と符号化回路103と復号化回路10
4とに接続されている。また、機器システム101と制
御部102とは双方向に信号の伝送が行われるよう接続
されており、この間で、自機器の通信状態と、相手機器
の通信状態に関する情報を伝送している。制御部102
は、光トランシーバ106や、機器システム101の状
態を常に検出しており、データ信号伝送時に自光送信器
107と相手光送信器が同時に信号を伝送しないよう、
かつ送信権獲得時に同時に光強度変調された光信号を送
信するよう、送信・受信切り替え部105を制御してい
る。
【0048】このため、機器システムで通信状態に変化
があった直後に、対応する制御信号を送信することが可
能となり、データ送信開始までの時間を短縮することが
でき、結果として、伝送効率の高い光伝送システムを提
供することができる。
【0049】(第2実施の形態)図5は本発明の第2実
施の形態にかかる光通信システムを示すブロック図であ
り、図6は該光通信システムにおける光送信機の内部構
成を示すブロック図であり、図7は該光通信システムに
おける光受信機の内部構成を示すブロック図である。
【0050】本実施の形態にかかる光通信システムは、
本発明の第5発明にかかるものである。本実施の形態に
ついて、上述した第1実施の形態と相違する点のみ説明
する。
【0051】本実施の形態の光通信システムは、上述し
た第1実施の形態における制御部102と光送信器10
7及び受信器108と間の制御信号伝達経路が各々1本
(n=1)であって、制御部102からコード化された
信号が伝達される点と、送信器107には該コード化さ
れた制御信号を判別し、それに基づき駆動電流値を調整
する制御回路識別回路125を有する点と、受信器10
8には光強度を検出し、それに基づくコードを生成する
光強度検出/出力回路126を有する点のみ異なり、基
本動作は同一である。
【0052】(第3実施の形態)図8は本発明の第3実
施の形態にかかる光通信システムを示すブロック図であ
り、図9は該光通信システムにおける光送信機の内部構
成を示すブロック図であり、図10は該光通信システム
における光受信機の内部構成を示すブロック図であり、
図11は該光通信システムのデータ送信権獲得手順を説
明するための図である。
【0053】本実施の形態にかかる光通信システムは、
本発明の第1発明,第3発明,第4発明にかかるもので
ある。
【0054】図8において、機器システム201は、通
信制御を行う制御部202と符号化回路203と、復号
化回路204とに接続されている。機器システム201
と制御部202とは、双方向に信号の伝送が行われるよ
う接続されており、この間で、自機器(第1の機器)の
通信状態と、相手機器(第2の機器)の通信状態に関す
る制御信号を常時伝送している。制御部202は、光ト
ランシーバ206や、機器システム201の状態を常に
検出しており、データ信号伝送時に自光送信器207と
相手光送信器が同時に信号を伝送しないよう、かつデー
タ送信権獲得時に同時に周波数変調された光信号を送信
するよう、送信・受信切り替え部205を制御してい
る。
【0055】上記光トランシーバ(以下、「第1の光ト
ランシーバ」と称す。)206は、おもに光送信器20
7、光受信器208、光分岐・合流素子209からな
り、光送信器207から送信される光信号は光分岐・合
流素子209を介し光ファイバケーブル210に光結合
され、該光ファイバケーブル210を伝送後、該光ファ
イバケーブル210の他端に接続されている第2の機器
の第2の光トランシーバに導かれ、光分岐・合流素子を
介し光受信器に光結合される。
【0056】前記第2の機器は、上述した第1の機器と
同一の構成を有し、第2の光トランシーバから送信され
る光信号も、同一の過程を経て、第1の機器の第1の光
トランシーバ206に導かれ、光分岐・合流素子209
を介し光受信器208に光結合される。
【0057】光送信器207は、図9に示すように、デ
ータ信号入力端子にデータを入力すると波形整形,レベ
ル調整を行うデータ入力回路211を介しスイッチング
回路212の入力に伝えられ、駆動電流生成部213で
生成される電流をスイッチすることで、発光素子214
をオン,オフする構成としており、該第1の光トランシ
ーバ206から送信されるデータ信号は2値ディジタル
光信号となっている。
【0058】また、n個の通信状態を示す制御信号は、
対応する各制御信号入力端子に入力され、各入力信号に
応じて、各制御信号入力回路215を介し対応する周波
数を生成する変調周波数生成回路216、該生成周波数
で発光素子214を駆動するための周波数変調重畳回路
(駆動回路)217を有する構成としている。さらに制
御信号が入力されている状態の時は、前記データ入力回
路211はオン状態に制御されており、発光素子214
は制御信号に応じた周波数で発光する構成としている。
【0059】また光受信器208は、図10に示すよう
に、入力される光信号は受光素子218で光電流に変換
され、トランスインピーダンスアンプ219で電圧に変
換されるとともに増幅される。さらに差動増幅器220
で増幅された後、正相信号は、そのまま比較器221の
正相入力端子へ入力されるものと、ピークホールド回路
222に入力されるものと、変調周波数検出回路223
に入力されるものに分けられる。ピークホールド回路2
22では、信号振幅のピーク値を検出するとともに、そ
の1/2電位を生成し、比較器221の逆相入力端子に
入力される。この結果、比較電圧が信号電位の1/2電
位となり、比較器221から出力される信号は歪の少な
い2値ディジタル信号を得ることができる。該信号は、
データ出力回路224を介し、インピーダンス変換され
た後、外部へ出力される構成としている。さらに、変調
周波数検出回路223では、入力された信号の周波数を
検出し、かつ自送信周波数を減算したうえで相手から送
信された周波数成分を判断し、対応する出力回路225
を介し外部へ出力する構成としている。
【0060】次に、データ送信権獲得手順を図8及び図
11に基づいて説明する。
【0061】第1の機器と第2の機器とは、お互い信号
送信要求を発生していない状況にあって、第1及び第2
の光トランシーバからアイドル状態であることを示す周
波数で光変調された光信号が同時に伝送されている。制
御信号に対応する周波数値は、あらかじめ決められてお
り、受信した周波数成分から対応する制御信号を識別す
ることが可能となっている。加えて、自送信光も受信し
てしまうため、自送信光をキャンセルする回路も内蔵さ
れ、制御信号は同時に送信することが可能となってい
る。
【0062】図11に示すように、第1の機器において
データ送信要求が生じると、制御部202から送られて
くる第2の機器から送信要求等のないことを確認のう
え、制御部202に送信要求を発生する。制御部202
は、直ちに送信要求信号を示す制御信号を光トランシー
バ206へ伝達する。光トランシーバ206は、受け取
った制御信号を示す周波数で光変調された光信号を送信
できるように変調周波数を生成するとともに、スイッチ
ング回路212,データ入力回路211をオンするよ
う、動作する。その結果、発光素子214からは送信要
求信号を示す周波数で変調された光信号(リクエスト信
号)を送信する。
【0063】該光信号は、第2の光トランシーバへ伝送
され、その光受信器に導かれる。該光受信器では、受信
した周波数成分から自送信周波数成分を減算し、第1の
光トランシーバ206から送信された制御信号を判別す
る。この情報は制御部を介し第2の機器システムへ伝達
され、第1の機器が送信することに対しOKであれば、
制御部を介し送信要求を了解する旨のグラント信号を示
す変調周波数を発生させるよう、第2の光トランシーバ
へ伝達し、該光トランシーバから、グラント信号に対応
する周波数で変調された光信号が送信され、第1の光ト
ランシーバ206へ伝送される。
【0064】該光信号を受けた第1の光トランシーバ2
06は、前記と同様に信号を検出し、第2の機器システ
ムで送信要求が了解されたことを第1の機器システム2
01に伝達し、これを受けて該機器システム201から
送出されたデータ信号は符号化回路203に伝達され符
号化された後、送信受信切り替え部205を介し、光送
信器207のデータ入力端子に入力される。データ入力
回路211で波形整形,レベル変換され、スイッチング
回路212に入力され、発光素子214をオン,オフす
ることで2値ディジタル光信号に変換され、光信号が送
信される。
【0065】このように、本実施の形態にかかる光通信
システムによると、機器システム201は、通信制御を
行う制御部202と符号化回路203と復号化回路20
4とに接続されている。また、機器システム201と制
御部202とは双方向に信号の伝送が行われるよう接続
されており、この間で、自機器の通信状態と、相手機器
の通信状態に関する情報を伝送している。制御部202
は、光トランシーバ206や、機器システム201の状
態を常に検出しており、データ信号伝送時に自光送信器
207と相手光送信器が同時に信号を伝送しないよう、
かつ送信権獲得時に同時に周波数変調された光信号を送
信するよう、送信・受信切り替え部205を制御してい
る。
【0066】このため、機器システムで通信状態に変化
があった直後に、対応する制御信号を送信することが可
能となり、データ送信開始までの時間を短縮することが
でき、結果として、伝送効率の高い光伝送システムを提
供することができる。
【0067】(第4実施の形態)本実施の形態にかかる
光通信システムは、本発明の第5発明にかかるものであ
る。本実施の形態について、上述した第3実施の形態と
相違する点のみ説明する。
【0068】本実施の形態の光通信システムは、上述し
た第3実施の形態における制御部と光送信器及び受信器
と間の制御信号伝達経路が各々1本(n=1)であっ
て、制御部からコード化された信号が伝達される点と、
送信器には該コード化された制御信号を判別し、それに
基づき変調周波数生成する変調周波数生成/出力回路を
有する点と、受信器には受信した周波数変調された光信
号の周波数成分を検出し、それに基づくコードを生成す
る変調周波数検出/出力回路を有する点のみ異なり、基
本動作は同一である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光通信シ
ステムによれば、機器で通信状態に変化があった直後
に、対応する制御信号を送信することが可能となり、デ
ータ送信開始までの時間を短縮することができ、結果と
して、伝送効率の高い光通信システムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態にかかる光通信システ
ムを示すブロック図である。
【図2】該光通信システムにおける光送信機の内部構成
を示すブロック図である。
【図3】該光通信システムにおける光受信機の内部構成
を示すブロック図である。
【図4】該光通信システムのデータ送信権獲得手順を説
明するための図である。
【図5】本発明の第2実施の形態にかかる光通信システ
ムを示すブロック図である。
【図6】該光通信システムにおける光送信機の内部構成
を示すブロック図である。
【図7】該光通信システムにおける光受信機の内部構成
を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施の形態にかかる光通信システ
ムを示すブロック図である。
【図9】該光通信システムにおける光送信機の内部構成
を示すブロック図である。
【図10】該光通信システムにおける光受信機の内部構
成を示すブロック図である。
【図11】該光通信システムのデータ送信権獲得手順を
説明するための図である。
【図12】従来の光通信システムを示すブロック図であ
る。
【図13】該光通信システムにおける光送信機の内部構
成を示すブロック図である。
【図14】該光通信システムにおける光受信機の内部構
成を示すブロック図である。
【図15】該光通信システムのデータ送信権獲得手順を
説明するための図である。
【符号の説明】
102,202 制御部 106,206 光トランシーバ 110,210 光ファイバケーブル 116 駆動電流生成回路 122 光強度検出回路 216 変調周波数生成回路 223 変調周波数検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の機器の第1の光トランシーバと、
    第2の機器の第2の光トランシーバとを1芯の光ファイ
    バケーブル1本で接続し、前記両機器が互いに光伝送を
    行う光通信システムにおいて、 前記両機器は、自機器の通信状態をあらわす制御信号を
    全2重光伝送で相手機器に伝送し、自機器のデータ信号
    を半2重光伝送で相手機器に伝送することを特徴とする
    光通信システム。
  2. 【請求項2】 前記両光トランシーバは、自機器の通信
    状態に応じて光強度変調した光信号を相手機器の光トラ
    ンシーバに伝送し、前記両機器に相手機器からの該光信
    号の光強度を識別する識別手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の光通信システム。
  3. 【請求項3】 前記両光トランシーバは、自機器の通信
    状態に応じて周波数変調した光信号を相手機器の光トラ
    ンシーバに伝送し、前記両機器に相手機器からの該光信
    号の周波数を識別する識別手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の光通信システム。
  4. 【請求項4】 前記両機器の制御部は、自機器の異なる
    複数の通信状態を、その数と等しい複数の信号線によっ
    て自機器の光トランシーバに伝えることを特徴とする請
    求項2又は3記載の光通信システム。
  5. 【請求項5】 前記両機器の制御部は、自機器の異なる
    複数の通信状態を、それぞれコード化して単数の信号線
    によって自機器の光トランシーバに伝えることを特徴と
    する請求項2又は3記載の光通信システム。
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