JP2000357750A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JP2000357750A
JP2000357750A JP2000106287A JP2000106287A JP2000357750A JP 2000357750 A JP2000357750 A JP 2000357750A JP 2000106287 A JP2000106287 A JP 2000106287A JP 2000106287 A JP2000106287 A JP 2000106287A JP 2000357750 A JP2000357750 A JP 2000357750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高集積化を達成することが可能な構造をした
SRAMを提供すること。 【解決手段】 第1のメモリセル形成領域Cと第2のメ
モリセル形成領域Dとの境界に境界領域Eが位置してい
る。境界領域Eのウェル中にはウェルコンタクト領域7
2が形成される。境界領域Eの長さは、ドライバトラン
ジスタQ3のゲート電極の側部のうち、ダミー素子28
側の側部からダミー素子28の側部のうち、ドライバト
ランジスタQ3のゲート電極側の側部までの長さL1の半
分+ダミー素子28の長さL2+ダミー素子28の側部
のうち、ダミー素子30側の側部からダミー素子30の
側部のうち、ダミー素子28側の側部までの長さL3
ダミー素子30の長さL4+ドライバトランジスタQ4
ゲート電極の側部のうち、ダミー素子30側の側部から
ダミー素子30の側部のうち、ドライバトランジスタQ
4のゲート電極側の側部までの長さL5の半分である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSRAM等の半導体
記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】半導体記
憶装置は、周辺回路と多数のメモリセルからなるメモリ
セルアレイとが半導体基板に形成された構造をしてい
る。半導体記憶装置の容量を大きくするためには、半導
体記憶装置の高集積化を図る必要がある。特に、SRA
M(Static Random Access Me
mory)は一メモリセルを構成する素子数が多いた
め、高集積化の要請が強い。
【0003】本発明は係る課題を解決するためになされ
たものである。本発明は半導体記憶装置の高集積化を達
成することが可能な構造をした半導体記憶装置及びその
製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置は、主表面を有する半導体基板、ウェル、複数のメ
モリセル、第1のメモリセル領域、第2のメモリセル領
域、境界領域、ウェルコンタクト領域、第1のダミー素
子、第2のダミー素子、第1のトランジスタ及び第2の
トランジスタを備えた半導体記憶装置である。ウェル
は、半導体基板中に形成されている。第1及び第2のメ
モリセル領域は、主表面の一部であり、かつウェル上に
位置する。第1及び第2のメモリセル領域には、メモリ
セルが形成されている。境界領域は、主表面の一部であ
り、かつウェル上に位置し、かつ第1のメモリセル領域
と第2のメモリセル領域との境界に位置する。ウェルコ
ンタクト領域は、境界領域のウェル中に形成されてい
る。ウェルコンタクト領域には、ウェルの電圧を固定す
るための配線層が電気的に接続されている。第1及び第
2のダミー素子は、境界領域に形成され、かつ素子とし
て機能しない。第1のトランジスタは、メモリセルの構
成要素である。第1のトランジスタは、第1のメモリセ
ル領域に形成され、かつ第1のダミー素子の隣に位置す
る。第2のトランジスタは、メモリセルの構成要素であ
る。第2のトランジスタは、第2のメモリセル領域に形
成され、かつ第2のダミー素子の隣に位置する。境界領
域の長さは、第1のトランジスタのゲート電極の側部の
うち、第1のダミー素子側の側部から第1のダミー素子
の側部のうち、第1のトランジスタのゲート電極側の側
部までの長さの半分+第1のダミー素子の長さ+第1の
ダミー素子の側部のうち、第2のダミー素子側の側部か
ら第2のダミー素子の側部のうち、第1のダミー素子側
の側部までの長さ+第2のダミー素子の長さ+第2のト
ランジスタのゲート電極の側部のうち、第2のダミー素
子側の側部から第2のダミー素子の側部のうち、第2の
トランジスタのゲート電極側の側部までの長さの半分、
である。
【0005】本発明に係る半導体記憶装置は、境界領域
の長さを上記値とすることにより、ダミー素子を形成し
ながらも、半導体記憶装置の高集積化又はチップサイズ
の縮小を可能としている。すなわち、チップサイズが同
じ場合は半導体記憶装置の高集積化を図ることが可能と
なる。素子数が同じ場合はチップサイズの縮小を図るこ
とが可能となる。
【0006】境界領域について説明する。境界領域は第
1のメモリセル領域と第2のメモリセル領域との間に設
けられている。第1及び第2のメモリセル領域には、そ
れぞれ、所定数のメモリセルが形成される。境界領域の
ウェル中にはウェルコンタクト領域が形成される。これ
らのメモリセルのウェルの電位を固定するための配線層
が、ウェルコンタクト領域に電気的に接続される。
【0007】また、境界領域にはダミー素子が形成され
る。ダミー素子は、光の近接効果やローディング効果を
防止するために形成される。すなわち、境界領域にダミ
ー素子を形成しないと、境界領域のパターンの密度と第
1及び第2のメモリセル領域のパターンの密度とに相違
が生じる。これにより、境界領域近傍で光の近接効果や
ローディング効果が発生することがある。よって、境界
領域近傍のメモリセルのパターンは所望のパターンとな
らない。この結果、境界領域近傍のメモリセルが不良メ
モリセルとなるおそれがある。
【0008】本発明に係る半導体記憶装置において、ウ
ェルコンタクト領域は、第1及び第2のダミー素子をマ
スクとして自己整合的に形成されている、のが好まし
い。
【0009】本発明に係る半導体記憶装置において、ウ
ェルコンタクト領域は第1の導電型であり、半導体記憶
装置は、さらに、ワード線を備え、ワード線は、第1の
メモリセル領域から境界領域をとおり第2のメモリセル
領域まで延びており、ワード線は第2の導電型である、
のが好ましい。
【0010】本発明に係る半導体記憶装置において、メ
モリセルは、第1の負荷トランジスタ、第2の負荷トラ
ンジスタ、第1のドライバトランジスタ及び第2のドラ
イバトランジスタを含み、これらのトランジスタでフリ
ップフロップが構成されている、のが好ましい。
【0011】本発明に係る半導体記憶装置において、第
1及び第2の導電層を備え、第1及び第2の導電層は第
1及び第2のメモリセル領域に形成され、第1の導電層
は第1の負荷トランジスタ及び第1のドライバトランジ
スタのゲート電極となり、第2の導電層は第2の負荷ト
ランジスタ及び第2のドライバトランジスタのゲート電
極となり、第1の導電層のパターンはh形状をし、第2
の導電層のパターンは7形状をしている、のが好まし
い。
【0012】本発明に係る半導体記憶装置において、半
導体記憶装置はSRAMである、のが好ましい。
【0013】本発明に係る半導体記憶装置において、第
1及び第2のダミー素子の長さは、メモリセルのゲート
電極の長さと同じである、のが好ましい。
【0014】本発明に係る半導体記憶装置において、第
1及び第2のダミー素子の長さの半分の値は、ウェルコ
ンタクト領域形成の際に用いるマスク部材形成時のアラ
イメントエラーの値より大きい、のが好ましい。なお、
ここでいうダミー素子の長さの半分の値とは、ダミー素
子の側部にサイドウォール絶縁膜がない場合、ダミーゲ
ートの長さの半分の値である。ダミー素子の側部にサイ
ドウォール絶縁膜がある場合、ダミーゲートの長さの半
分の値とサイドウォール絶縁膜の長さの値とを加えた値
である。
【0015】本発明に係る半導体記憶装置は、主表面を
有する半導体基板、ウェル、複数のメモリセル、第1の
メモリセル領域、第2のメモリセル領域、境界領域、第
1のソース領域、第2のソース領域、ウェルコンタクト
領域、第1のダミー素子及び第2のダミー素子を備えた
半導体記憶装置である。ウェルは、半導体基板中に形成
されている。第1及び第2のメモリセル領域は、主表面
の一部であり、かつウェル上に位置する。第1及び第2
のメモリセル領域には、メモリセルが形成されている。
境界領域は、主表面の一部であり、かつウェル上に位置
し、かつ第1のメモリセル領域と第2のメモリセル領域
との境界に位置する。第1のソース領域は、ウェル中に
形成され、かつ境界領域と第1のメモリセル領域とにま
たがっている。第2のソース領域は、ウェル中に形成さ
れ、かつ境界領域と第2のメモリセル領域とにまたがっ
ている。ウェルコンタクト領域は、境界領域のウェル中
に形成されている。ウェルコンタクト領域には、ウェル
の電圧を固定するための配線層が電気的に接続されてい
る。第1及び第2のダミー素子は、境界領域に形成さ
れ、かつ素子として機能しない。境界領域の長さは、第
1のソース領域の長さの半分+第1のダミー素子の長さ
+ウェルコンタクト領域の長さ+第2のダミー素子の長
さ+第2のソース領域の長さの半分、である。
【0016】本発明に係る半導体記憶装置は、境界領域
の長さを上記値とすることにより、ダミー素子を形成し
ながらも、半導体記憶装置の高集積化又はチップサイズ
の縮小を可能としている。すなわち、チップサイズが同
じ場合は半導体記憶装置の高集積化を図ることが可能と
なる。素子数が同じ場合はチップサイズの縮小を図るこ
とが可能となる。
【0017】本発明に係る半導体記憶装置は、半導体基
板と、半導体基板中に設置されている第1導電型のウェ
ル領域と、ウェル領域上に設置された第1のメモリセル
領域と、ウェル領域上に設置された第2のメモリセル領
域と、ウェル領域上であって、かつ第1のメモリセル領
域と第2のメモリセル領域との間に設置された境界領域
と、を有する半導体記憶装置であって、境界領域には、
ウェル領域上に設置された第1及び第2のダミー配線
と、第1のメモリセル領域と境界領域とで共有され、か
つ第1のダミー配線に隣接して設置された第2導電型の
第1の不純物領域と、第1のダミー配線と第2のダミー
配線との間にある第1導電型のウェルコンタクト領域
と、第2のメモリセル領域と境界領域とで共有され、か
つ第2のダミー配線に隣接して設置された第2導電型の
第2の不純物領域と、が形成されている。
【0018】本発明に係る半導体記憶装置は、主表面を
有する半導体基板、ウェル、複数のメモリセル、第1の
メモリセル領域、第2のメモリセル領域、境界領域、ウ
ェルコンタクト領域、第1のダミー素子及び第2のダミ
ー素子を備えた半導体記憶装置である。ウェルは半導体
基板中に形成される。第1及び第2のメモリセル領域
は、主表面の一部であり、かつウェル上に位置する。第
1及び第2のメモリセル領域には、メモリセルが形成さ
れている。境界領域は、主表面の一部であり、かつウェ
ル上に位置し、かつ第1のメモリセル領域と第2のメモ
リセル領域との境界に位置している。第1及び第2のダ
ミー素子は、境界領域に形成され、かつ素子として機能
しない。ウェルコンタクト領域は、境界領域のウェル中
に形成され、かつ第1及び第2のダミー素子をマスクと
して自己整合的に形成されている。ウェルコンタクト領
域には、ウェルの電圧を固定するための配線層が電気的
に接続されている。
【0019】本発明に係る半導体記憶装置の製造方法
は、半導体基板の主表面に、第1のメモリセル領域と、
第2のメモリセル領域と、前記第1のメモリセル領域と
前記第2のメモリセル領域との間にある境界領域と、を
有する半導体記憶装置の製造方法であって、第1のメモ
リセル領域、第2のメモリセル領域及び境界領域下の半
導体基板中にウェルを形成する工程と、第1及び第2の
メモリセル領域にゲート電極を形成する工程と、境界領
域に第1及び第2のダミー素子のダミーゲートを形成す
る工程と、境界領域を覆い、かつ第1及び第2のメモリ
セル領域を露出させる第1のマスク部材を形成する工程
と、第1のマスク部材をマスクとして、ウェル中に第2
の導電型のイオン注入をすることにより、第1のダミー
素子の第1の不純物領域及び第2のダミー素子の第2の
不純物領域を形成する工程と、を備え、第1の不純物領
域は、境界領域と第1のメモリセル領域とにまたがって
おり、第2の不純物領域は、境界領域と第2のメモリセ
ル領域とにまたがっており、半導体記憶装置の製造方法
は、さらに、第1及び第2のメモリセル領域を覆い、か
つ境界領域に開口部を有する第2のマスク部材を形成す
る工程と、第2のマスク部材、第1のダミー素子及び第
2のダミー素子をマスクとして、ウェル中に第1の導電
型のイオン注入をすることにより、第1のダミー素子と
第2のダミー素子との間にウェルコンタクト領域を形成
する工程と、を備える。
【0020】第1及び第2のメモリセル領域にゲート電
極を形成する工程と、境界領域に第1及び第2のダミー
素子のダミーゲートを形成する工程とは、同時に行うの
が好ましい。製造工程の簡略化を図れるからである。
【0021】本発明に係る半導体記憶装置の製造方法
は、開口部の側面が第1及び第2のダミー素子上に位置
するように、第2のマスク部材形成時の位置合わせがさ
れており、第1及び第2のダミー素子の長さの半分の値
は、第2のマスク部材形成時のアライメントエラーの値
より大きい、のが好ましい。これにより、開口部が第1
及び第2の不純物領域に位置するのを防ぐことができ
る。開口部が第1及び第2の不純物領域に位置すると、
ウェルコンタクト領域形成の際のイオンが第1及び第2
の不純物領域にも注入される。これにより、第1及び第
2の不純物領域をソースとするトランジスタの特性に悪
影響を及ぼす可能性があるからである。
【0022】なお、ここでいうダミー素子の長さの半分
の値とは、ダミー素子の側部にサイドウォール絶縁膜が
ない場合、ダミーゲートの長さの半分の値である。ダミ
ー素子の側部にサイドウォール絶縁膜がある場合、ダミ
ーゲートの長さの半分の値とサイドウォール絶縁膜の長
さの値とを加えた値である。
【0023】本発明に係る半導体記憶装置の製造方法
は、第1のメモリセル領域から境界領域をとおり第2の
メモリセル領域まで延びるようにワード線を形成する工
程と、第2のマスク部材の形成工程は、第2のマスク部
材の開口部を介してワード線が露出しないようにされて
いる、のが好ましい。これによれば、ワード線に第1の
導電型のイオンが注入されるのを防ぐことができる。よ
って、ワード線にpn接合が形成されるのを防ぐことが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】[平面構造の説明]図3及び図4
は、本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置のメモ
リセルアレイの一部を示す平面図である。この半導体記
憶装置はSRAMである。図3は素子形成層を示す。図
4は図3の素子形成層上に形成される配線層を示してい
る。まず、図3に示す構造を説明する。シリコン基板の
主表面の左側が第1のメモリセル形成領域C、シリコン
基板の主表面の中央が境界領域E、シリコン基板の主表
面の右側が第2のメモリセル形成領域Dである。また、
シリコン基板の主表面の上側がpチャネルトランジスタ
形成領域F(nウェル領域)、シリコン基板の主表面の
下側がnチャネルトランジスタ形成領域G(pウェル領
域)である。
【0025】第1のメモリセル形成領域Cには活性領域
84、86、88、90がある。これらの活性領域はL
OCOS酸化膜96によって分離されている。第1のメ
モリセル形成領域C上には、ワード線38、第1の導電
層16及び第2の導電層18が形成されている。ワード
線38、第1の導電層16及び第2の導電層18は、ポ
リシリコン層からできている。第1の導電層16で
「h」形状を構成し、第2の導電層18で「7」形状を
構成している。
【0026】第1の導電層16は、活性領域84上から
LOCOS酸化膜上96まで延びている。第1の導電層
16は、LOCOS酸化膜96上で分岐している。一方
は、活性領域86上まで延びている。他方は、活性領域
90上まで延びている。第1の導電層16は、活性領域
84上において負荷トランジスタQ6のゲート電極とな
る。第1の導電層16は、活性領域86上においてドラ
イバトランジスタQ4のゲート電極となる。活性領域9
0上に延びる第1の導電層16の他方は、図1及び図4
に示す第1コンタクト層100によって、活性領域90
のドレイン領域70と電気的に接続されている。
【0027】第2の導電層18は、活性領域84上から
活性領域88上を通り、活性領域90上まで延びてい
る。第2の導電層18は、図2及び図4に示す第1コン
タクト層116によって、活性領域84のドレイン領域
76と電気的に接続されている。第2の導電層18は、
活性領域88上において負荷トランジスタQ5のゲート
電極となる。第2の導電層18は、活性領域90上にお
いてドライバトランジスタQ3のゲート電極となる。
【0028】ワード線38は、活性領域86、90を横
切っている。ワード線38は、活性領域86上において
トランスファトランジスタQ2のゲート電極となる。ワ
ード線38は、活性領域90上においてトランスファト
ランジスタQ1のゲート電極となる。
【0029】トランスファトランジスタQ1、トランス
ファトランジスタQ2、ドライバトランジスタQ3、ドラ
イバトランジスタQ4、負荷トランジスタQ5及び負荷ト
ランジスタQ6で一メモリセルを構成している。第2の
メモリセル形成領域Dにも、これと同じ構成をしたメモ
リセルが形成されている。
【0030】境界領域Eについて説明する。境界領域E
は第1のメモリセル領域Cと第2のメモリセル領域Dと
の間に設けられている。第1及び第2のメモリセル領域
には、それぞれ、所定数のメモリセルが形成される。境
界領域Eのウェル中にはウェルコンタクト領域が形成さ
れる。これらのメモリセルのウェルの電位を固定するた
めの配線層が、ウェルコンタクト領域に電気的に接続さ
れる。
【0031】境界領域Eには活性領域88、90があ
る。これらの活性領域はLOCOS酸化膜によって分離
されている。境界領域E上には、第3の導電層32が形
成されている。第3の導電層32は、ポリシリコン層か
らできている。第3の導電層32は、「H」形状を構成
している。第3の導電層32は、活性領域88上におい
てダミー素子44、46のダミーゲートとなる。第3の
導電層32は、活性領域90上においてダミー素子2
8、30のダミーゲートとなる。
【0032】境界領域Eの活性領域90についてさらに
詳細に説明する。境界領域Eの活性領域90は、ドライ
バトランジスタQ3と共有のn型不純物領域(ソース領
域68)、p型のウェルコンタクト領域72及びドライ
バトランジスタQ4と共有のn型不純物領域(ソース領
域64)から構成されている。後述するように、これら
のn型不純物領域、p型不純物領域はダミー素子28、
30をマスクとしたイオン注入を打ち分けることにより
形成される。
【0033】ダミー素子28、30は、光の近接効果や
ローディング効果を防止するために形成される。すなわ
ち、境界領域Eにダミー素子28、30を形成しない
と、境界領域Eのパターンの密度と第1及び第2のメモ
リセル領域C、Dのパターンの密度とに相違が生じる。
これにより、境界領域E近傍で光の近接効果やローディ
ング効果が発生することがある。よって、境界領域E近
傍のメモリセルのパターンは所望のパターンとならな
い。この結果、境界領域E近傍のメモリセルが不良メモ
リセルとなるおそれがある。
【0034】図3に示す構造の説明は、以上のとおりで
ある。次に、図4に示す構造を説明する。図4では、図
3に示す第1の導電層16、第2の導電層18、第3の
導電層32及びワード線38の図示が省略されている。
第1の導電層16、第2の導電層18、第3の導電層3
2及びワード線38上に以下に説明する配線層が形成さ
れている。第1のメモリセル形成領域C上にはローカル
インターコネクト層48、50が位置している。ローカ
ルインターコネクト層48は活性領域84上から活性領
域86上まで延びている。ドライバートランジスタQ4
のドレイン領域66と負荷トランジスタQ6のドレイン
領域76とは、ドレイン領域66上に設置される第1コ
ンタクト層98、ドレイン領域76上に設置される第1
コンタクト層116及び第1コンタクト層98と第1コ
ンタクト層116とを接続するローカルインターコネク
ト層48によって電気的に接続されている。
【0035】ローカルインターコネクト層50は活性領
域88上から活性領域90上まで延びている。ドライバ
ートランジスタQ3のドレイン領域70と負荷トランジ
スタQ5のドレイン領域80とは、ドレイン領域70上
に設置される第1コンタクト層100、ドレイン領域8
0上に設置される第1コンタクト層118及び第1コン
タクト層100と第1コンタクト層118とを接続する
ローカルインターコネクト層50によって電気的に接続
されている。第2のメモリセル形成領域Dにも、これと
同じ構成をした第1コンタクト層98、116、10
0、118、ローカルインターコネクト層48、50が
位置している。
【0036】境界領域Eの活性領域90上には第1コン
タクト層20、22、26が位置している。第1コンタ
クト層20、22、26は、前述の第1コンタクト層9
8、116、100、118と同工程で形成される。第
1コンタクト層はコンタクトホールに埋め込まれた導線
層である。この導電層は、例えばバリア層及びW等の高
融点金属から構成されている。ローカルインターコネク
ト層は、高融点金属の積層構造、例えばTi/TiN、
から構成される。第1コンタクト層20はソース領域6
8と電気的に接続されている。第1コンタクト層22は
ウェルコンタクト領域72と電気的に接続されている。
第1コンタクト層26はソース領域64と電気的に接続
されている。第1コンタクト層20上にはローカルイン
ターコネクト層37が位置している。第1コンタクト層
20とローカルインターコネクト層37とは電気的に接
続されている。第1コンタクト層22上にはローカルイ
ンターコネクト層39が位置している。第1コンタクト
層22とローカルインターコネクト層39とは電気的に
接続されている。第1コンタクト層26上にはローカル
インターコネクト層41が位置している。第1コンタク
ト層26とローカルインターコネクト層41とは電気的
に接続されている。
【0037】ローカルインターコネクト層37、39、
41上には電源線VDD54及び第1の接地線VSS42が
位置している。電源線VDD54及び第1の接地線VSS
2は、第1のメモリセル領域C、境界領域E、第2のメ
モリセル領域Dを横切っている。図1に示すように、第
1の接地線VSS42とローカルインターコネクト層37
とは第2コンタクト層71により電気的に接続されてい
る。第1の接地線VSS42とローカルインターコネクト
層39とは第2コンタクト層73により電気的に接続さ
れている。第1の接地線VSS42とローカルインターコ
ネクト層41とは第2コンタクト層75により電気的に
接続されている。電源線VDD54及び第1の接地線VSS
42はアルミニウムやアルミニウムに銅等を混ぜたアル
ミ合金からなる。
【0038】電源線VDD54及び第1の接地線VSS42
上にはビット線56、58、第2の接地線VSS60が位
置している。ビット線56、58は第1のメモリセル形
成領域C上に位置している。ビット線56は活性領域8
4上から活性領域86上へ延びている。ビット線56と
トランスファトランジスタQ2のドレイン領域92と
は、図示しないコンタクト層及びローカルインターコネ
クト層により、電気的に接続されている。ビット線58
は活性領域88上から活性領域90上へ延びている。ビ
ット線58とトランスファトランジスタQ1のドレイン
領域94とは、図示しないコンタクト層及びローカルイ
ンターコネクト層により、電気的に接続されている。第
2のメモリセル形成領域Dにも、これと同じ構成をした
ビット線56、58が位置している。
【0039】境界領域E上には第2の接地線VSS60が
位置している。第2の接地線VSS60は活性領域88上
から活性領域90上へ延びている。第2の接地線VSS
0は第3コンタクト層95及びローカルインターコネク
ト層39を介して、第1の接地線VSS42と電気的に接
続されている。
【0040】[断面構造の説明]図1は、図3及び図4
に示す半導体記憶装置をA−A線に沿って切断した断面
図である。図3及び図4で説明しなかった構造について
説明する。図1に示すように、p--型のシリコン基板1
0中にはp-型のウェル12が形成されている。
【0041】境界領域Eの長さは、ドライバトランジス
タQ3のゲート電極の側部のうち、ダミー素子28側の
側部からダミー素子28の側部のうち、ドライバトラン
ジスタQ3のゲート電極側の側部までの長さL1の半分+
ダミー素子28の長さL2+ダミー素子28の側部のう
ち、ダミー素子30側の側部からダミー素子30の側部
のうち、ダミー素子28側の側部までの長さL3+ダミ
ー素子30の長さL4+ドライバトランジスタQ4のゲー
ト電極の側部のうち、ダミー素子30側の側部からダミ
ー素子30の側部のうち、ドライバトランジスタQ4
ゲート電極側の側部までの長さL5の半分である。
【0042】長さL1としては例えば、0.25〜0.3
μmであり、長さL2としては例えば、0.2〜0.3μ
mであり、長さL3としては例えば、0.5〜0.7μm
であり、長さL4としては例えば、0.2〜0.3μmで
あり、長さL5としては例えば、0.25〜0.3μmで
ある。
【0043】なお、境界領域Eの長さは、ソース領域6
8の長さの半分+ダミー素子28の長さ+ウェルコンタ
クト領域72の長さ+ダミー素子30の長さ+ソース領
域64の長さの半分とあらわすこともできる。
【0044】ドライバトランジスタQ3、ドライバトラ
ンジスタQ4、第1の導電層16、ダミー素子28及び
ダミー素子30を覆うように、p--型のシリコン基板1
0上には第1の絶縁層52が形成されている。第1の絶
縁層52にはコンタクトホール77が形成されている。
コンタクトホール77には第1コンタクト層98が充填
されている。第1の絶縁層52上にはローカルインター
コネクト層48が形成されている。ローカルインターコ
ネクト層48は第1コンタクト層98を介してドレイン
領域66と電気的に接続されている。
【0045】第1の絶縁層52にはコンタクトホール7
9が形成されている。コンタクトホール79には第1コ
ンタクト層100が充填されている。第1の絶縁層52
上にはローカルインターコネクト層50が形成されてい
る。ローカルインターコネクト層50は第1コンタクト
層100を介してドレイン領域70及び第1の導電層1
6と電気的に接続されている。
【0046】第1の絶縁層52にはコンタクトホール1
02が形成されている。コンタクトホール102には第
1コンタクト層20が充填されている。第1の絶縁層5
2上にはローカルインターコネクト層37が形成されて
いる。ローカルインターコネクト層37は第1コンタク
ト層20を介してソース領域68と電気的に接続されて
いる。第1の絶縁層52にはコンタクトホール104が
形成されている。コンタクトホール104には第1コン
タクト層22が充填されている。第1の絶縁層52上に
はローカルインターコネクト層39が形成されている。
ローカルインターコネクト層39は第1コンタクト層2
2を介してウェルコンタクト領域72と電気的に接続さ
れている。
【0047】第1の絶縁層52にはコンタクトホール1
06が形成されている。コンタクトホール106には第
1コンタクト層26が充填されている。第1の絶縁層5
2上にはローカルインターコネクト層41が形成されて
いる。ローカルインターコネクト層41は第1コンタク
ト層26を介してソース領域64と電気的に接続されて
いる。
【0048】ローカルインターコネクト層48、50、
37、39、41を覆うように、第1の絶縁層52上に
は第2の絶縁層36が形成されている。第2の絶縁層3
6にはスルーホール108が形成されている。スルーホ
ール108には第2コンタクト層71が充填されてい
る。第2コンタクト層71はローカルインターコネクト
層37と電気的に接続されている。第2の絶縁層36に
はスルーホール110が形成されている。スルーホール
110には第2コンタクト層73が充填されている。第
2コンタクト層73はローカルインターコネクト層39
と電気的に接続されている。第2の絶縁層36にはスル
ーホール112が形成されている。スルーホール112
には第2コンタクト層75が充填されている。第2コン
タクト層75はローカルインターコネクト層41と電気
的に接続されている。
【0049】第2の絶縁層36上には第1の接地線VSS
42が位置している。第1の接地線VSS42は第2コン
タクト層71、73、75と電気的に接続されている。
【0050】第1の接地線VSS42を覆うように、第2
の絶縁層36上には第3の絶縁層62が形成されてい
る。第3の絶縁層62上には、ビット線56、58、第
2の接地線VSS60が位置している。
【0051】図2は、図3及び図4に示す半導体記憶装
置をB−B線に沿って切断した断面図である。図3及び
図4で説明しなかった構造について説明する。図2に示
すように、p--型のシリコン基板10中にはn-型のウ
ェル14が形成されている。境界領域Eの長さは、図1
で説明した境界領域Eの長さと同じである。
【0052】負荷トランジスタQ5、負荷トランジスタ
6、第2の導電層18、ダミー素子44及びダミー素
子46を覆うように、p--型のシリコン基板10上には
第1の絶縁層52が形成されている。第1の絶縁層52
にはコンタクトホール81が形成されている。コンタク
トホール81には第1コンタクト層116が充填されて
いる。第1の絶縁層52上にはローカルインターコネク
ト層48が形成されている。ローカルインターコネクト
層48は第1コンタクト層116を介してドレイン領域
76及び第2の導電層18と電気的に接続されている。
第1の絶縁層52にはコンタクトホール83が形成され
ている。コンタクトホール83には第1コンタクト層1
18が充填されている。第1の絶縁層52上にはローカ
ルインターコネクト層50が形成されている。ローカル
インターコネクト層50は第1コンタクト層118を介
してドレイン領域80と電気的に接続されている。
【0053】ローカルインターコネクト層48、50を
覆うように、第1の絶縁層52上には第2の絶縁層36
が形成されている。第2の絶縁層36上には第3の絶縁
層62が形成されている。第3の絶縁層62上には、ビ
ット線56、58、第2の接地線VSS60が位置してい
る。
【0054】[等価回路の説明]図22は、図1〜図4
で説明したSRAMのメモリセルの等価回路図である。
負荷トランジスタQ5とドライバトランジスタQ3とでイ
ンバータを構成し、負荷トランジスタQ6とドライバト
ランジスタQ4とでインバータを構成する。これらイン
バータどうしが電気的に接続され、フリップフロップを
構成している。
【0055】トランスファトランジスタQ2の一方側ノ
ードは、負荷トランジスタQ6とドライバトランジスタ
4とで構成されるインバータに電気的に接続されてい
る。トランスファトランジスタQ2の他方側ノードは、
ビット線に電気的に接続されている。トランスファトラ
ンジスタQ2のゲート電極は、ワード線に電気的に接続
されている。
【0056】負荷トランジスタQ5及びQ6のソース領域
は、電源線VDDに電気的に接続されている。ドライバト
ランジスタQ3及びQ4のソース領域は、接地線VSSに電
気的に接続されている。
【0057】トランスファトランジスタQ1の一方側ノ
ードは、負荷トランジスタQ5とドライバトランジスタ
3とで構成されるインバータに電気的に接続されてい
る。トランスファトランジスタQ1の他方側ノードは、
ビット線に電気的に接続されている。トランスファトラ
ンジスタQ1のゲート電極は、ワード線に電気的に接続
されている。
【0058】[製造方法の説明]本発明の一実施の形態
に係る半導体記憶装置の製造方法を平面図及びA−A断
面図を用いて説明する。
【0059】図5及び図6に示すように、p--型のシリ
コン基板10中にp-型のウェル12を形成する。p-
のウェル12は、例えば、高エネルギーイオン注入によ
り形成することができる。このような方法で形成された
ウェルを、リトログレーデッド(retrograde
d)ウェルという。イオン注入のエネルギーは例えば、
1.0〜1.4MeVである。イオン注入のドーズ量は例
えば、8.0×101 2〜1.2×1013/cm2である。
そして、例えば、選択酸化法を用いてLOCOS酸化膜
96をp--型のシリコン基板10の主表面上に形成す
る。p--型のシリコン基板10の主表面のうちLOCO
S酸化膜96が形成されている以外の領域は、活性領域
84、86、88、90となる。なお、LOCOS酸化
膜のかわりに、セミリセスLOCOS酸化膜又はシャロ
ートレンチ(深さ0.4〜0.8μm)を形成してもよ
い。
【0060】図7及び図8に示すように、例えば、熱酸
化を用いて厚さ5〜6nmの熱酸化膜をp--型のシリコ
ン基板10の主表面全面上に形成する。次に、例えば、
CVD法を用いて厚さ250〜350nmのポリシリコ
ン層を熱酸化膜上に形成する。なお、ポリシリコン層上
にシリサイド層を形成してもよい。次に、例えば、フォ
トリソグラフィとエッチングを用いて、ポリシリコン層
のパターンニングをする。これにより、第1の導電層1
6、第2の導電層18、第3の導電層32、ワード線3
8を形成する。図7において、第1の導電層16はドラ
イバトランジスタQ4のゲート電極120及び配線層2
4であらわされている。第2の導電層18はドライバト
ランジスタQ3のゲート電極122であらわされてい
る。第3の導電層32はダミー素子28、30のダミー
ゲート124、126であらわされている。
【0061】図9及び図10に示すように、レジスト1
28をp--型のシリコン基板10の主表面全面上に形成
する。レジスト128を露光することにより、レジスト
128をパターンニングする。pチャネルトランジスタ
形成領域Fはレジスト128で覆われている。但し、ウ
ェルコンタクト領域の形成領域には開口部130があ
る。nチャネルトランジスタ形成領域Gは露出してい
る。但し、ウェルコンタクト領域の形成領域はレジスト
128で覆われている。
【0062】レジスト128、LOCOS酸化膜96、
ゲート電極120、配線層24、ゲート電極122、ダ
ミーゲート124及びダミーゲート126をマスクとし
て、ウェル12に、リンをイオン注入する。イオン注入
のエネルギーは例えば、25〜30KeVである。イオ
ン注入のドーズ量は例えば、8.0×1013〜1.2×1
14/cm2である。これにより、ウェル12中にはn
型の低濃度領域が形成される。n型の低濃度領域は、L
DD構造のソース領域の低濃度領域又はLDD構造のド
レイン領域の低濃度領域となる。このイオン注入により
pチャネルトランジスタ形成領域Fにもn型の低濃度領
域が形成される。このn型の低濃度領域は、ウェルコン
タクト領域となる。
【0063】図11及び図12に示すように、レジスト
132をp--型のシリコン基板10の主表面全面上に形
成する。レジスト132を露光することにより、レジス
ト132をパターンニングする。nチャネルトランジス
タ形成領域Gはレジスト132で覆われている。但し、
境界領域Eのウェルコンタクト領域の形成領域には開口
部134がある。pチャネルトランジスタ形成領域Fは
露出している。但し、ウェルコンタクト領域の形成領域
はレジスト132で覆われている。
【0064】レジスト132等をマスクとして、ウェル
12にBF2をイオン注入する。イオン注入のエネルギ
ーは例えば、20〜25KeVである。イオン注入のド
ーズ量は例えば、8.0×1013〜1.2×1014/cm
2である。これにより、ウェル12中にはp型の低濃度
領域が形成される。このp型の低濃度領域は、ウェルコ
ンタクト領域となる。このイオン注入によりpチャネル
トランジスタ形成領域Fにもp型の低濃度領域が形成さ
れる。このp型の低濃度領域は、LDD構造のソース領
域の低濃度領域又はLDD構造のドレイン領域の低濃度
領域となる。
【0065】図13及び図14に示すように、ゲート電
極120の側面、配線層24の側面、ゲート電極122
の側面、ダミーゲート124の側面及びダミーゲート1
26の側面にサイドウォール絶縁膜136を形成する。
ダミー素子46の長さの半分の値Lは、図17で説明す
るレジスト142形成時のアライメントエラーの値より
大きくされている。レジスト142は、pチャネルトラ
ンジスタのソース領域、ドレイン領域を形成するための
イオン注入において、マスクとなる。ここで、ダミー素
子46の長さの半分の値Lとは、ダミーゲート126の
長さの半分の値とサイドウォール絶縁膜136の長さの
値とを加えた値である。
【0066】図15及び図16に示すように、レジスト
138をp--型のシリコン基板10の主表面全面上に形
成する。レジスト138を露光することにより、レジス
ト138をパターンニングする。pチャネルトランジス
タ形成領域Fはレジスト138で覆われている。但し、
ウェルコンタクト領域の形成領域には開口部140があ
る。nチャネルトランジスタ形成領域Gは露出してい
る。但し、ウェルコンタクト領域の形成領域はレジスト
138で覆われている。
【0067】レジスト138、LOCOS酸化膜96、
ゲート電極120、配線層24、ゲート電極122、ダ
ミーゲート124及びダミーゲート126をマスクとし
て、ウェル12にヒ素をイオン注入する。イオン注入の
エネルギーは例えば、45〜55KeVである。イオン
注入のドーズ量は例えば、1.5×1015〜2.5×10
15/cm2である。これにより、ウェル12中にはn型
の高濃度領域が形成される。n型の高濃度領域は、LD
D構造のソース領域の高濃度領域又はLDD構造のドレ
イン領域の高濃度領域となる。このイオン注入によりp
チャネルトランジスタ形成領域Fにもn型の高濃度領域
が形成される。このn型の高濃度領域は、ウェルコンタ
クト領域82となる。
【0068】図17及び図18に示すように、レジスト
142をp--型のシリコン基板10の主表面全面上に形
成する。レジスト142を露光することにより、レジス
ト142をパターンニングする。nチャネルトランジス
タ形成領域Gはレジスト142で覆われている。但し、
ウェルコンタクト領域の形成領域には開口部144があ
る。pチャネルトランジスタ形成領域Fは露出してい
る。但し、ウェルコンタクト領域の形成領域はレジスト
142で覆われている。
【0069】レジスト142等をマスクとして、ウェル
12に、ボロンをイオン注入する。イオン注入のエネル
ギーは例えば、8〜12KeVである。イオン注入のド
ーズ量は例えば、2.5×1015〜3.5×1015/cm
2である。これにより、ウェル12中にはp型の高濃度
領域が形成される。このp型の高濃度領域は、ウェルコ
ンタクト領域72となる。ウェルコンタクト領域72
は、ダミー素子44、46をマスクとして自己整合的に
形成されている。このイオン注入によりpチャネルトラ
ンジスタ形成領域Fにもp型の高濃度領域が形成され
る。このp型の高濃度領域は、LDD構造のソース領域
の高濃度領域又はLDD構造のドレイン領域の高濃度領
域となる。
【0070】以上の工程により、素子形成層が完成す
る。図4に示す配線層の形成工程は通常の方法と同じな
のでその説明を省略する。
【0071】[効果の説明] (効果1)図1〜図3に示すように、本発明の一実施の
形態によれば、境界領域Eの長さは、ドライバトランジ
スタQ3のゲート電極の側部のうち、ダミー素子28側
の側部からダミー素子28の側部のうち、ドライバトラ
ンジスタQ3のゲート電極側の側部までの長さL1の半分
+ダミー素子28の長さL2+ダミー素子28の側部の
うち、ダミー素子30側の側部からダミー素子30の側
部のうち、ダミー素子28側の側部までの長さL3+ダ
ミー素子30の長さL4+ドライバトランジスタQ4のゲ
ート電極の側部のうち、ダミー素子30側の側部からダ
ミー素子30の側部のうち、ドライバトランジスタQ4
のゲート電極側の側部までの長さL5の半分である。本
発明の一実施の形態は境界領域Eの長さを上記値とする
ことにより、ダミー素子を形成しながらも、SRAMの
高集積化やチップサイズの縮小を可能としている。すな
わち、チップサイズが同じ場合はSRAMの高集積化を
図ることが可能となる。素子数が同じ場合はチップサイ
ズの縮小を図ることが可能となる。
【0072】(効果2)本発明の一実施の形態によれ
ば、ワード線にpn接合が形成されるのを防ぐことがで
きる。すなわち、図12に示すように開口部134がワ
ード線38を露出しないようにレジスト132がパター
ンニングされており、かつ図18に示すように開口部1
44がワード線38を露出しないようにレジスト142
がパターンニングされている。このためワード線38に
はp型の不純物が注入されない。また、図10及び図1
6に示すように、ワード線38にはn型の不純物が注入
されている。よって、ワード線38にはpn接合が形成
されない。ワード線38にpn接合が形成されると、ワ
ード線38の導電性が悪くなるという問題が生じる。
【0073】例えば、次に説明するようなレジストのパ
ターンニングをすると、ワード線38にpn接合が形成
される。図16に示す工程において、レジスト138が
ワード線38の一部を覆うようにパターンニングする。
これを図19で示す。そして、図18に示す工程におい
て、開口部144がワード線38の一部を露出するよう
にレジスト142パターンニングする。これを図20で
示す。このようなレジストのパターンニングをすると、
境界領域Eにおいてワード線38には二カ所のpn接合
が形成される。
【0074】(効果3)図17に示すように、本発明の
一実施の形態によれば、ダミー素子46の長さの半分の
値Lは、レジスト142形成時のアライメントエラーの
値より大きくされている。ここで、ダミー素子46の長
さの半分の値Lとは、ダミーゲート126の長さの半分
の値とサイドウォール絶縁膜136の長さの値とを加え
た値である。これにより、開口部144がソース領域6
4に位置するのを防ぐことができる。開口部144がソ
ース領域64に位置すると次のような問題が生じる。
【0075】図21に示すように、開口部144がソー
ス領域64に位置すると、ドライバトランジスタQ4
n型のソース領域64にp型のイオンが注入される。こ
れにより、ドライバトランジスタQ4が正常に動作しな
い可能性が生じる。なお、ダミー素子46について説明
したが、ダミー素子44についても同様である。すなわ
ち、ダミー素子44の長さの半分の値Lは、レジスト1
42形成時のアライメントエラーの値より大きくされて
いる。
【0076】なお、ダミー素子46の長さの半分の値L
を、ダミーゲート126の長さの半分の値とすると、図
11に示す低濃度領域形成時においても、開口部134
が低濃度領域65に位置するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3及び図4に示す半導体記憶装置をA−A線
に沿って切断した断面図である。
【図2】図3及び図4に示す半導体記憶装置をB−B線
に沿って切断した断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置の
メモリセルアレイの素子形成層を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置の
メモリセルアレイの配線層を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置の
製造方法の第1工程を示すシリコン基板の断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置の
製造方法の第1工程を示すシリコン基板の平面図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置の
製造方法の第2工程を示すシリコン基板の断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置の
製造方法の第2工程を示すシリコン基板の平面図であ
る。
【図9】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置の
製造方法の第3工程を示すシリコン基板の断面図であ
る。
【図10】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第3工程を示すシリコン基板の平面図であ
る。
【図11】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第4工程を示すシリコン基板の断面図であ
る。
【図12】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第4工程を示すシリコン基板の平面図であ
る。
【図13】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第5工程を示すシリコン基板の断面図であ
る。
【図14】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第5工程を示すシリコン基板の平面図であ
る。
【図15】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第6工程を示すシリコン基板の断面図であ
る。
【図16】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第6工程を示すシリコン基板の平面図であ
る。
【図17】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第7工程を示すシリコン基板の断面図であ
る。
【図18】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の製造方法の第7工程を示すシリコン基板の平面図であ
る。
【図19】ワード線にpn接合が形成される場合の第1
工程を示すシリコン基板の平面図である。
【図20】ワード線にpn接合が形成される場合の第2
工程を示すシリコン基板の平面図である。
【図21】開口部144がソース領域64に位置する場
合を示すシリコン基板の断面図である。
【図22】本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置
の等価回路図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 12 ウェル 14 ウェル 16 第1の導電層 18 第2の導電層 20 第1コンタクト層 22 第1コンタクト層 24 配線層 26 第1コンタクト層 28 ダミー素子 30 ダミー素子 32 第3の導電層 36 第2の絶縁層 37 ローカルインターコネクト層 38 ワード線 39 ローカルインターコネクト層 41 ローカルインターコネクト層 42 第1の接地線VSS 44 ダミー素子 46 ダミー素子 48 ローカルインターコネクト層 50 ローカルインターコネクト層 52 第1の絶縁層 54 電源線VDD 56 ビット線 58 ビット線 60 第2の接地線VSS 62 第3の絶縁層 64 ソース領域 65 低濃度領域 66 ドレイン領域 68 ソース領域 70 ドレイン領域 71 第2コンタクト層 72 ウェルコンタクト領域 73 第2コンタクト層 74 ソース領域 75 第2コンタクト層 76 ドレイン領域 77 コンタクトホール 78 ソース領域 79 コンタクトホール 80 ドレイン領域 81 コンタクトホール 82 ウェルコンタクト領域 83 コンタクトホール 84、86、88、90 活性領域 92、94 ドレイン領域 95 第3コンタクト層 96 LOCOS酸化膜 98、100 第1コンタクト層 102、104、106 コンタクトホール 108、110、112 スルーホール 116、118 第1コンタクト層 120、122 ゲート電極 124、126 ダミーゲート 128 レジスト 130 開口部 132 レジスト 134 開口部 136 サイドウォール絶縁膜 138 レジスト 140 開口部 142 レジスト 144 開口部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板、ウェル、複
    数のメモリセル、第1のメモリセル領域、第2のメモリ
    セル領域、境界領域、ウェルコンタクト領域、第1のダ
    ミー素子、第2のダミー素子、第1のトランジスタ及び
    第2のトランジスタを備えた半導体記憶装置であって、 前記ウェルは、前記半導体基板中に形成されており、 前記第1及び前記第2のメモリセル領域は、前記主表面
    の一部であり、かつ前記ウェル上に位置し、 前記第1及び前記第2のメモリセル領域には、前記メモ
    リセルが形成されており、 前記境界領域は、前記主表面の一部であり、かつ前記ウ
    ェル上に位置し、かつ前記第1のメモリセル領域と前記
    第2のメモリセル領域との境界に位置し、 前記ウェルコンタクト領域は、前記境界領域の前記ウェ
    ル中に形成されており、 前記ウェルコンタクト領域には、前記ウェルの電圧を固
    定するための配線層が電気的に接続されており、 前記第1及び前記第2のダミー素子は、前記境界領域に
    形成され、かつ素子として機能せず、 前記第1のトランジスタは、前記メモリセルの構成要素
    であり、 前記第1のトランジスタは、前記第1のメモリセル領域
    に形成され、かつ前記第1のダミー素子の隣に位置し、 前記第2のトランジスタは、前記メモリセルの構成要素
    であり、 前記第2のトランジスタは、前記第2のメモリセル領域
    に形成され、かつ前記第2のダミー素子の隣に位置し、 前記境界領域の長さは、前記第1のトランジスタのゲー
    ト電極の側部のうち、前記第1のダミー素子側の側部か
    ら前記第1のダミー素子の側部のうち、前記第1のトラ
    ンジスタのゲート電極側の側部までの長さの半分+前記
    第1のダミー素子の長さ+前記第1のダミー素子の側部
    のうち、前記第2のダミー素子側の側部から前記第2の
    ダミー素子の側部のうち、前記第1のダミー素子側の側
    部までの長さ+前記第2のダミー素子の長さ+前記第2
    のトランジスタのゲート電極の側部のうち、前記第2の
    ダミー素子側の側部から前記第2のダミー素子の側部の
    うち、前記第2のトランジスタのゲート電極側の側部ま
    での長さの半分、である、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ウェルコンタクト領域は、前記第1及び前記第2の
    ダミー素子をマスクとして自己整合的に形成されてい
    る、半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記ウェルコンタクト領域は第1の導電型であり、 前記半導体記憶装置は、さらに、 ワード線を備え、 前記ワード線は、前記第1のメモリセル領域から前記境
    界領域をとおり前記第2のメモリセル領域まで延びてお
    り、 前記ワード線は第2の導電型である、半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記メモリセルは、第1の負荷トランジスタ、第2の負
    荷トランジスタ、第1のドライバトランジスタ及び第2
    のドライバトランジスタを含み、 これらのトランジスタでフリップフロップが構成されて
    いる、半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 第1及び第2の導電層を備え、 前記第1及び前記第2の導電層は前記第1及び前記第2
    のメモリセル領域に形成され、 前記第1の導電層は前記第1の負荷トランジスタ及び前
    記第1のドライバトランジスタのゲート電極となり、 前記第2の導電層は前記第2の負荷トランジスタ及び前
    記第2のドライバトランジスタのゲート電極となり、 前記第1の導電層のパターンはh形状をし、 前記第2の導電層のパターンは7形状をしている、半導
    体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記半導体記憶装置はSRAMである、半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記第1及び前記第2のダミー素子の長さは、前記メモ
    リセルのゲート電極の長さと同じである、半導体記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記第1及び前記第2のダミー素子の長さの半分の値
    は、前記ウェルコンタクト領域形成の際に用いるマスク
    部材形成時のアライメントエラーの値より大きい、半導
    体記憶装置。
  9. 【請求項9】 主表面を有する半導体基板、ウェル、複
    数のメモリセル、第1のメモリセル領域、第2のメモリ
    セル領域、境界領域、第1のソース領域、第2のソース
    領域、ウェルコンタクト領域、第1のダミー素子及び第
    2のダミー素子を備えた半導体記憶装置であって、 前記ウェルは、前記半導体基板中に形成されており、 前記第1及び前記第2のメモリセル領域は、前記主表面
    の一部であり、かつ前記ウェル上に位置し、 前記第1及び前記第2のメモリセル領域には、前記メモ
    リセルが形成されており、 前記境界領域は、前記主表面の一部であり、かつ前記ウ
    ェル上に位置し、かつ前記第1のメモリセル領域と前記
    第2のメモリセル領域との境界に位置し、 前記第1のソース領域は、前記ウェル中に形成され、か
    つ前記境界領域と前記第1のメモリセル領域とにまたが
    っており、 前記第2のソース領域は、前記ウェル中に形成され、か
    つ前記境界領域と前記第2のメモリセル領域とにまたが
    っており、 前記ウェルコンタクト領域は、前記境界領域の前記ウェ
    ル中に形成されており、 前記ウェルコンタクト領域には、前記ウェルの電圧を固
    定するための配線層が電気的に接続されており、 前記第1及び前記第2のダミー素子は、前記境界領域に
    形成され、かつ素子として機能せず、 前記境界領域の長さは、前記第1のソース領域の長さの
    半分+前記第1のダミー素子の長さ+前記ウェルコンタ
    クト領域の長さ+前記第2のダミー素子の長さ+前記第
    2のソース領域の長さの半分、である、半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 半導体基板と、 前記半導体基板中に設置されている第1導電型のウェル
    領域と、 前記ウェル領域上に設置された第1のメモリセル領域
    と、 前記ウェル領域上に設置された第2のメモリセル領域
    と、 前記ウェル領域上であって、かつ前記第1のメモリセル
    領域と前記第2のメモリセル領域との間に設置された境
    界領域と、 を有する半導体記憶装置であって、 前記境界領域には、 前記ウェル領域上に設置された第1及び第2のダミー配
    線と、 前記第1のメモリセル領域と前記境界領域とで共有さ
    れ、かつ前記第1のダミー配線に隣接して設置された第
    2導電型の第1の不純物領域と、 前記第1のダミー配線と前記第2のダミー配線との間に
    ある第1導電型のウェルコンタクト領域と、 前記第2のメモリセル領域と前記境界領域とで共有さ
    れ、かつ前記第2のダミー配線に隣接して設置された第
    2導電型の第2の不純物領域と、 が形成されている半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 主表面を有する半導体基板、ウェル、
    複数のメモリセル、第1のメモリセル領域、第2のメモ
    リセル領域、境界領域、ウェルコンタクト領域、第1の
    ダミー素子及び第2のダミー素子を備えた半導体記憶装
    置であって、 前記ウェルは前記半導体基板中に形成され、 前記第1及び前記第2のメモリセル領域は、前記主表面
    の一部であり、かつ前記ウェル上に位置し、 前記第1及び前記第2のメモリセル領域には、前記メモ
    リセルが形成されており、 前記境界領域は、前記主表面の一部であり、かつ前記ウ
    ェル上に位置し、かつ前記第1のメモリセル領域と前記
    第2のメモリセル領域との境界に位置しており、 前記第1及び前記第2のダミー素子は、前記境界領域に
    形成され、かつ素子として機能せず、 前記ウェルコンタクト領域は、前記境界領域の前記ウェ
    ル中に形成され、かつ前記第1及び前記第2のダミー素
    子をマスクとして自己整合的に形成されており、 前記ウェルコンタクト領域には、前記ウェルの電圧を固
    定するための配線層が電気的に接続されている、半導体
    記憶装置。
  12. 【請求項12】 半導体基板の主表面に、第1のメモリ
    セル領域と、第2のメモリセル領域と、前記第1のメモ
    リセル領域と前記第2のメモリセル領域との間にある境
    界領域と、を有する半導体記憶装置の製造方法であっ
    て、 前記第1のメモリセル領域、前記第2のメモリセル領域
    及び前記境界領域下の前記半導体基板中にウェルを形成
    する工程と、 前記第1及び前記第2のメモリセル領域にゲート電極を
    形成する工程と、 前記境界領域に第1及び第2のダミー素子のダミーゲー
    トを形成する工程と、 前記境界領域を覆い、かつ前記第1及び前記第2のメモ
    リセル領域を露出させる第1のマスク部材を形成する工
    程と、 前記第1のマスク部材をマスクとして、前記ウェル中に
    第2の導電型のイオン注入をすることにより、前記第1
    のダミー素子の第1の不純物領域及び前記第2のダミー
    素子の第2の不純物領域を形成する工程と、 を備え、 前記第1の不純物領域は、前記境界領域と前記第1のメ
    モリセル領域とにまたがっており、 前記第2の不純物領域は、前記境界領域と前記第2のメ
    モリセル領域とにまたがっており、 半導体記憶装置の製造方法は、さらに、 前記第1及び前記第2のメモリセル領域を覆い、かつ前
    記境界領域に開口部を有する第2のマスク部材を形成す
    る工程と、 前記第2のマスク部材、前記第1のダミー素子及び前記
    第2のダミー素子をマスクとして、前記ウェル中に第1
    の導電型のイオン注入をすることにより、前記第1のダ
    ミー素子と前記第2のダミー素子との間にウェルコンタ
    クト領域を形成する工程と、 を備えた半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記開口部の側面が前記第1及び前記第2のダミー素子
    上に位置するように、前記第2のマスク部材形成時の位
    置合わせがされており、 前記第1及び前記第2のダミー素子の長さの半分の値
    は、前記第2のマスク部材形成時のアライメントエラー
    の値より大きい、半導体記憶装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13において、 前記第1のメモリセル領域から前記境界領域をとおり前
    記第2のメモリセル領域まで延びるようにワード線を形
    成する工程と、 前記第2のマスク部材の形成工程は、前記第2のマスク
    部材の前記開口部を介して前記ワード線が露出しないよ
    うにされている、半導体記憶装置の製造方法。
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