JP2000357726A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2000357726A
JP2000357726A JP2000111676A JP2000111676A JP2000357726A JP 2000357726 A JP2000357726 A JP 2000357726A JP 2000111676 A JP2000111676 A JP 2000111676A JP 2000111676 A JP2000111676 A JP 2000111676A JP 2000357726 A JP2000357726 A JP 2000357726A
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substrate
heater unit
chamber
lifting
processing apparatus
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JP2000111676A
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English (en)
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Yukihiko Takekuma
有紀彦 武隈
Genichi Kanazawa
元一 金沢
Yuji Takebayashi
雄二 竹林
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の基板を収納するヒータユニット等の基板
収納部を昇降させる場合に、この基板収納部の変位を抑
止できる基板処理装置を提供する。 【解決手段】基板23を所要数収納する基板収納部16
が、昇降駆動部の吊り軸26により昇降可能に吊下げら
れている。基板収納部が吊下げ支持されていることから
基板収納部の変位が少なく、他の機構物との間での相対
位置精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置に関
し、特に、ガラス基板等に液晶表示装置(LCD)用の
パネルを製造するLCD用プラズマCVD装置、シリコ
ンウェーハに各種成膜を施すCVD装置等の重量物を昇
降させる機構を具備する基板処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図1に一例を示すように、上記のような
基板処理装置は、例えば、真空搬送室1を中心に放射状
に、ロードロック室2、基板加熱室3、第1処理室4、
第2処理室5、第3処理室6、第4処理室7、第5処理
室8、第6処理室9が気密に連設され、ロードロック室
2には大気搬送室11が気密に連設された構成となって
いる。真空搬送室1の内部には基板搬送ロボット10が
設けられ、大気搬送室11には大気搬送ロボット12が
設けられている。
【0003】従来の基板加熱室3について図18を参照
して説明する。
【0004】基板加熱室3は真空搬送室1に気密に連設
する真空チャンバ15を備え、真空チャンバ15内には
ヒータユニット16が収納され、ヒータユニット16は
真空チャンバ15の底板17を鉛直方向に貫通する昇降
軸18の上端に設けられ、昇降軸18の下端は昇降駆動
部(図示せず)に連結されている。昇降軸18が底板1
7を貫通する部分にはベローズ19が設けられ、気密に
シールされている。
【0005】ヒータユニット16は、天井に反射板21
が設けられ、所要間隔でヒータプレート22が設けら
れ、ヒータプレート22とヒータプレート22との間に
ガラス基板23が支持される様になっている。図示のヒ
ータユニット16では6枚のガラス基板23が収納され
る様になっている。
【0006】真空チャンバ15の真空搬送室1に対向す
る面には基板搬送孔(図示せず)が設けられ、基板搬送
孔はゲートバルブ(図示せず)により開閉される。又、
基板搬送孔は基板搬送ロボット10の搬送レベルと合致
しており、ヒータユニット16は各段のガラス基板23
が基板搬送孔とレベルが一致する様昇降駆動部により間
欠昇降される様になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、LCDは益々大
型化の一途を辿り、従ってガラス基板も、基板サイズ3
70×470mmから650×830mmへと、益々大
きくなっている。この為、ガラス基板23の総重量の増
加、ヒータユニット16の大型化、更に大型化に伴う部
材強度の強化等、ヒータユニット16の総重量は著しく
増大している。
【0008】この為、基板加熱室3の昇降機構は、昇降
軸18の上端に重量物を片持支持する状態となる。構造
上、図形中心と重心とを合致させることは難しく、昇降
軸18の支持位置とヒータユニット16の重心とは偏心
することがある。この場合、図19に示す様に偏心荷重
の為、ヒータユニット16には回転モーメントが作用
し、昇降軸18が撓み、ヒータユニット16が傾斜或は
水平方向に変位することになる。更に、水平方向の変位
により重心Gと昇降軸18の軸芯との距離βが更に増大
することとなり、昇降軸18にはヒータユニット16が
変位することで更に大きな回転モーメントが作用するこ
とになる。
【0009】ヒータユニット16ではガラス基板23が
200℃〜400℃に加熱される為、昇降軸18もある
程度加熱されることになる。材料は加熱されると剛性が
低下し、ヒータユニット16の傾斜、変位は更に大きく
なる。
【0010】ヒータユニット16と基板搬送ロボット1
0間でガラス基板23の授受が行われるが、ヒータユニ
ット16と基板搬送ロボット10との位置関係が正確で
ない場合は、基板搬送ロボット10がガラス基板23に
衝突してガラス基板23を損傷、或は基板搬送ロボット
10が損傷することになる。従って、従来ではヒータユ
ニット16が変位しても、基板搬送ロボット10と干渉
しないだけの寸法の余裕を持って設計されており、ガラ
ス基板23の大型化に伴い寸法の余裕は益々大きくしな
ければならず、ヒータユニット16、真空チャンバ15
が大型化するという問題があった。
【0011】本発明は斯かる実情に鑑み、複数の基板を
収納するヒータユニット等の基板収納部を昇降させる場
合に、この基板収納部の変位を抑止できる基板処理装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板を
複数収納する基板収納部と、前記基板収納部を昇降させ
る昇降駆動機構であって、前記基板収納部と接続された
昇降軸を有する前記昇降駆動機構と、を備える基板処理
装置であって、前記基板収納部が前記昇降軸によって吊
り下げられていることを特徴とする基板処理装置が提供
される。
【0013】好ましくは、前記基板収納部がヒータを備
える。
【0014】また、好ましくは、前記昇降軸の軸芯の延
長線が前記基板収納部の重心を通る。
【0015】また、好ましくは、前記昇降軸が引っかけ
部材を備え、前記引っかけ部材により前記基板収納部を
引っかけて吊り下げるか、または前記引っかけ部材と前
記基板収納部とを連結する連結部材を介して、前記引っ
かけ部材により前記基板収納部を引っかけて吊り下げる
ようにする。
【0016】また、本発明によれば、基板加熱室と、基
板の処理を行う処理室と、基板搬送装置を具備する搬送
室と、前記基板加熱室に設けられ、基板を複数収納する
基板収納部と、該基板収納部を吊下げ昇降する昇降駆動
機構と、を有することを特徴とする基板処理装置が提供
される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0018】先ず、図1を参照して、本発明の第1乃至
3の実施の形態の液晶表示装置用のパネルを製造するL
CDプラズマCVD装置について略述する。
【0019】真空搬送室1を中心に放射状に、ロードロ
ック室2、基板加熱室3、第1処理室4、第2処理室
5、第3処理室6、第4処理室7、第5処理室8、第6
処理室9が気密に連設され、真空搬送室1の内部には基
板搬送ロボット10が設けられている。又、ロードロッ
ク室2には大気搬送室11が気密に連設され、大気搬送
室11には大気搬送ロボット12が設けられている。
【0020】外部より大気搬送室11に搬入されたガラ
ス基板は、大気搬送ロボット12によりロードロック室
2に所要枚数搬入され、ロードロック室2が閉塞され、
真空引された後ロードロック室2の真空搬送室1側が開
放され、基板搬送ロボット10により、ガラス基板が基
板加熱室3に所要枚数搬送される。基板加熱室3ではガ
ラス基板が基板処理可能な所要温度(200℃〜400
℃)迄予備加熱される。
【0021】予備加熱が完了したガラス基板は基板搬送
ロボット10により処理室4,5,6,7,8,9のい
ずれかに搬入され、成膜、エッチングを行うプラズマ処
理、或はアニール処理等の加熱処理等、所要の処理がな
される。
【0022】上記基板処理は所定の成膜温度で行われる
が、上記した様に基板を予備加熱することで、処理室
4,5,6,7,8,9のいずれかに搬入して直ちに基
板処理が行え、処理室4,5,6,7,8,9内での昇
温工程が省略できスループットが向上する。
【0023】基板処理が完了したガラス基板は、基板搬
送ロボット10によりロードロック室2に搬入され、ロ
ードロック室2で大気復帰がなされた後、大気搬送ロボ
ット12により大気搬送室11に搬出される。
【0024】ロードロック室2、基板加熱室3はガラス
基板を所要枚数多段に収納し、而も大気搬送ロボット1
2、基板搬送ロボット10との移載の過程で収納したガ
ラス基板を昇降させている。
【0025】(第1の実施の形態)次に、図1乃至図6
を参照して本発明の第1の実施の形態の基板処理装置を
説明する。
【0026】本実施の形態の基板処理装置の基板加熱室
3は、図2に示すように、真空搬送室1に気密に連設す
る真空チャンバ15を備え、真空チャンバ15内にはヒ
ータユニット16が収納されている。気密な真空チャン
バ15の天井板25を吊り軸(昇降軸)26が遊貫し、
吊り軸26を介しヒータユニット16が昇降駆動部27
に連結されている。
【0027】真空チャンバ15の真空搬送室1に対向す
る面には基板搬送孔(図示せず)が設けられ、基板搬送
孔はゲートバルブ(図示せず)により開閉される。基板
搬送孔は基板搬送ロボット10の搬送レベルと合致して
おり、ヒータユニット16は各段のガラス基板23が基
板搬送孔とレベルが一致する様昇降駆動部27により昇
降される。
【0028】ヒータユニット16について説明する。
【0029】ヒータケース28は箱状に構成され、ヒー
タユニット16の両側壁16a,16a間に掛渡ってヒ
ータプレート22が設けられている。ヒータプレート2
2は上下に所要段(図示では7段)等間隔で配設され、
最上段のヒータプレート22の上側には反射板21が設
けられている。ヒータプレート22,22との間には基
板受け29が側壁16aに固着されている。基板受け2
9はL字形状であり、内端にガラス基板23が載置され
る。而して、ヒータプレート22の間にガラス基板23
を収納するスロット24が6段構成される。
【0030】次に昇降駆動部27について説明する。
【0031】吊り軸26の下端にはヒータケース28の
天板28aが固着されている。図5、6に示すように、
この吊り軸26の下端はヒータケース28の天板28a
にボルト51によって固定されている。天井板25の上
面に縦長直方形状のフレーム30が立設され、フレーム
30の上下に掛渡って4本のガイドシャフト31が設け
られ、ガイドシャフト31に昇降台32が摺動自在に設
けられ、昇降台32には吊り軸26の上端が固着されて
いる。吊り軸26の軸芯は好ましくはヒータユニット1
6の重心を通過する様に設定し、重心を通過しない場合
は可能な限り重心近傍を通過する様、吊り軸26の取付
け位置、ヒータユニット16の重量バランスを設定す
る。
【0032】図3に示すように、ガイドシャフト31と
平行にボール螺子33が設けられ、ボール螺子33の上
端部、下端部はそれぞれ軸受34,35により回転自在
に支持されている。ボール螺子33の下方には減速器3
6が設けられ、減速器36には昇降モータ37が取付け
られている。軸受35より突出するボール螺子33の下
端は減速器36に連結され、ボール螺子33は減速器3
6を介して昇降モータ37に連結されている。
【0033】ボール螺子33には昇降ブロック38が螺
合し、昇降ブロック38は昇降台32に固着されてい
る。而して、昇降モータ37を駆動することで減速器3
6を介してボール螺子33が回転し、昇降ブロック38
が昇降する。昇降ブロック38の昇降により昇降台32
を介して吊り軸26が昇降する。
【0034】再び図2を参照すれば、昇降台32と天井
板25の間にはベローズ39が気密に設けられ、吊り軸
26の天井板25の貫通部を気密にシールしている。天
井板25には排気フランジ40が設けられ、排気フラン
ジ40には排気管41が接続され、排気管41は排気フ
ランジ40を介して真空チャンバ15内と連通すると共
に排気装置(図示せず)に連通している。
【0035】以下、作動を説明する。
【0036】真空チャンバ15内は排気フランジ40、
排気管41を介して排気装置(図示せず)により真空引
される。真空搬送室1内と加熱室3の真空チャンバ15
内が同圧となった状態で基板搬送ロボット10によりガ
ラス基板23の搬入が行われる。
【0037】例えば図2の状態で最下段のスロット24
が基板搬送ロボット10の搬入レベルに合致していると
し、最下段のスロット24にガラス基板23が搬入され
る。搬入後、昇降モータ37が駆動され、減速器36を
介してボール螺子33が回転される。ボール螺子33の
回転により昇降ブロック38がスロット24のピッチ分
だけ降下し、昇降ブロック38と一体に昇降台32、吊
り軸26、ヒータユニット16がスロット24のピッチ
分だけ降下し、下から2段目のスロット24が基板搬送
ロボット10の搬入レベルに合致する。基板搬送ロボッ
ト10により2枚目のガラス基板23が搬入される。
【0038】上記作動を繰返し、6段すべてのスロット
24にガラス基板23が搬入される。搬入後、ヒータプ
レート22は給電され、ガラス基板23を所要温度迄加
熱する。
【0039】尚、基板加熱室3でガラス基板23が加熱
されている間に、処理室4,5,6,7,8,9に於い
て所要の処理が並行して行われる。
【0040】ガラス基板23が所要温度迄加熱される
と、基板搬送ロボット10により基板加熱室3から1枚
ずつ払出され、処理室4,5,6,7,8,9のいずれ
かに基板搬送ロボット10により搬送される。
【0041】ガラス基板23の払出しは、ガラス基板2
3の搬入と逆の作動であり、昇降モータ37による昇降
ブロック38の1スロットピッチ分の間欠上昇動作と基
板搬送ロボット10の搬出動作の協働で行われる。
【0042】ガラス基板23の払出し、搬送について、
次工程の処理室が空き状態であれば、直ちに搬送が行わ
れ、次工程の処理室が処理途中であればガラス基板23
は基板加熱室3内で所定温度に維持され、次工程の処理
室の処理完了迄待機する。
【0043】次工程の処理室、即ち処理室4,5,6,
7,8,9のいずれか、例えば処理室4に搬送され、処
理されたガラス基板23は成膜等の処理の種類に応じて
処理室5,6,7,8のいずれかが選択され、基板搬送
ロボット10に搬送され処理が行われる。更に、第6処
理室9に搬送され、最終処理が完了した後、ロードロッ
ク室2を経て大気搬送ロボット12により大気搬送室1
1に搬出される。
【0044】次に、昇降駆動部27について図4を参照
してさらに説明する。
【0045】昇降駆動部27は吊り軸26を介してヒー
タユニット16を吊下げている。又、吊り軸26の軸芯
がヒータユニット16の重心を通る様に設定する。従っ
て、ヒータユニット16の重力に起因した回転モーメン
トの発生はなく、従ってヒータユニット16に傾斜、水
平変位の発生はない。
【0046】又、吊り軸26の軸芯がヒータユニット1
6の重心を通ることなく、αだけ偏心した場合、吊り軸
26にはヒータユニット16の重量W×偏心量αの回転
モーメントが図4中反時計方向に作用する。吊り軸26
に剛性がないとすると、ヒータユニット16は重心Gが
吊り軸26の延長軸芯と一致する迄変位する。即ち、α
が減少する方向、即ち回転モーメントが減少する方向に
変位する。
【0047】而して、本発明では発生する最大回転モー
メントは重量W×偏心量αであり、吊り軸26はこの回
転モーメントに対応するだけの剛性を持たせればよい。
【0048】尚、上記した様に従来ではヒータユニット
16の変位と共に偏心量βは更に増大し、回転モーメン
トも増大する。これに対して、本発明では従来より剛性
の小さな吊り軸26を使用でき、又同様の吊り軸26を
使用するとすればヒータユニット16の変位は小さく抑
制できる。
【0049】ヒータユニット16の変位が小さく抑制で
きるので、正確な基板搬送が実現し、又ガラス基板23
と基板搬送ロボット10との干渉が防止でき、ガラス基
板23の破損が避けられメンテナンスの回数が減少す
る。
【0050】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、吊り軸26(昇降軸)の下端はヒータケース28の
天板28aにボルト51によって固定されていたが、本
実施の形態では、単にネジ止めするのではなく、吊り軸
(昇降軸)26の下端に引っかけ部を設け、ヒータユニ
ット16をその引っかけ部にかけてからネジ止めする点
で第1の実施の形態と異なるが他の点は同じである。
【0051】図7に示すように、吊り軸26の先端に引
っかけ部材52を設ける。引っかけ部材52にはねじ穴
53が4つ設けられている。
【0052】吊り軸26の先端の引っかけ部材52を直
接ヒータユニット16に引っかけてもよいが、本実施の
形態では、図8に示すような連結プレート54を介して
吊り軸26の先端の引っかけ部材52をヒータユニット
16に引っかける。連結プレート54には、連結バー固
定用溝57が2本設けられている。連結バー固定用溝5
7には、ねじ穴58が設けられている。連結プレート5
4の中央部には貫通孔55が設けられており、その周囲
には孔56が4つ設けられている。また、図13に示す
ように、ヒータユニット16の上部には、連結バー59
が2本設けられている。連結バー59には、孔60がそ
れぞれ2つずつ形成されている。
【0053】図9に示すように吊り軸26、連結プレー
ト54、ヒータユニット16の連結バー59を配置す
る。図10に示すように、吊り軸26を下げて、吊り軸
26の先端の引っかけ部材52を連結プレート54の貫
通孔55に通す。
【0054】図11、12に示すように、吊り軸26の
先端の引っかけ部材52を連結プレート54の貫通孔5
5に通し終わった状態で連結プレート54を90度回転
させボルト61で固定する。
【0055】この状態で吊り軸26を上昇すると、連結
プレート54の連結バー固定用溝57にヒータユニット
16の連結バー59が位置決めされる。この状態で、図
14に示すように、連結プレート54と連結バー59と
をボルト62で固定することで吊り軸26とヒータユニ
ット16は連結され、吊り軸26を昇降させることによ
りヒータユニット16は昇降可能となる。
【0056】ヒータユニット16はフック形状をした吊
り軸26の先端の引っかけ部材52に連結プレート54
を介して引っ掛けられている状態である。ここで、吊り
軸26の先端の引っかけ部材52と連結プレート54を
固定しているボルト61、連結プレート54と連結バー
59を固定しているボルト62の役割は位置決めであ
り、ヒータユニット16の重さが直接ボルト61、62
に掛かっている状態ではない。このように、ヒータユニ
ット16はボルト61、62の締結力、耐力によって固
定されているのではないため、たとえヒートサイクルの
繰り返しによってボルト61、62の緩みが発生したと
しても吊り軸26からヒータユニット16が落下するこ
とはない。また、ボルト61、62に対してヒータユニ
ット16の重みが直接掛かっているわけではないので、
メンテナンスする際のボルト61、62の脱着は容易で
ある。
【0057】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
基板加熱室3の真空チャンバ15内の下部に、スライド
ベース71を設けた点が第1の実施の形態と異なるが、
他の点は同じである。
【0058】本発明の基板加熱室はヒータユニット16
を吊り軸26で吊り下げる吊下げ式なので、ヒータユニ
ット16の下に脱着用のレール治具であるスライドベー
ス71を入れることができ、スライドベース71を利用
してヒータユニット16を容易に取り出すことができ
る。
【0059】図15に示すように、真空チャンバ15内
の下部にスライドベース71を設置する。図16に示す
ように、スライドベース71を真空チャンバ15内に設
置して、ジク81、ブラケット80で真空チャンバ15
の内壁に突っ張らせて固定する。固定した後に、図15
に示すように、スライドベース71上にヒータユニット
16を下ろし、吊り軸26とヒータユニット16との連
結部分のボルトを緩め、吊り軸26をヒータユニット1
6から離す。ヒータユニット16はスライドベース上の
ローラ72を用いることで簡単に移動することができ
る。また安全策としてロック用ボルト74を用い、ヒー
タユニット16が不要に移動しないように固定すること
が可能である。このスライドベース71を設置すること
によりチャンバ開口部79にある段差73はなくなりス
ライドベース71のローラ72、作業台77上にあるロ
ーラ78は互いに同一線上に並びヒータユニット16を
容易にチャンバ開口部79から出し入れすることが可能
になる。
【0060】また、作業台77にも安全策としてヒータ
ユニット16を固定するための固定金具76、脱落防止
ピン75がある。このためヒータユニット16を作業台
77に移動させた後に作業台77を別の場所に移動し、
メンテナンスすることも可能である。
【0061】このように、スライドベース71、作業台
77を用いることで、チャンバ開口部79の段差がなく
なり、段差を乗り越えるための力作業をすることなく、
スライドベース71、作業台77上のヒータユニット1
6を容易に、かつ安全にチャンバ15の開口部79から
出し入れすることが可能となる。
【0062】このようなスライドベース71を使用しな
い場合について、図17を参照して説明する。真空チャ
ンバ15にはヒータユニット16を引き出すためのメン
テナンス用の扉82が存在し、Oリング83を使用して
真空チャンバ15との間の真空シールを行っている。こ
のため、真空チャンバ15には段差73が存在し重い
(300kg以上の)ヒータユニット16を出し入れす
る際、この段差37を乗り越えなくてはいけないのでメ
ンテナンスの障害となる。
【0063】以上述べた如く、本発明の上記各実施の形
態によれば、昇降駆動部でのヒータユニットの変位が小
さく抑制できるので、正確な基板搬送が実現し、ガラス
基板と基板搬送ロボットとの干渉が防止できガラス基板
の破損が避けられ、メンテナンスの回数が減少し、装置
の稼働率が向上する。
【0064】また、予備加熱室3の搬送レベルを変更し
なくともガラス基板の載置段数を増やすことができるの
で高スループットが得られ、また、スロット間距離を広
げることもできガラス基板が大型化することによって、
基板や搬送アームの撓み量が増えても対応することがで
きる。
【0065】尚、本発明は基板加熱室3の昇降駆動部2
7に限らずロードロック室2の昇降駆動部にも実施可能
であり、又昇降の対象となるものはヒータユニット16
に限らず、基板を複数枚収納する収納部であってもよ
い。更に、他の重量物を昇降させる昇降駆動部に実施可
能であることは勿論である。また、本発明はシリコンウ
ェーハの処理装置にも適用できる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、複数の基板を収納する
ヒータユニット等の基板収納部を昇降させる場合に、こ
の基板収納部の変位を抑止でき、その結果、基板収納部
と他の機構物との間での相対位置精度を向上させると共
に機器間の相互干渉による損傷を防止できる基板処理装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の基板処理装置を説明する
ための概略平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の基板処理装置を説
明するための縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の基板処理装置を説
明するための縦断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の基板処理装置を説
明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の基板処理装置を説
明するための部分拡大縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の基板処理装置を説
明するための部分拡大縦断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の基板処理装置を説
明するための概略斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の基板処理装置を説
明するための概略斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の基板処理装置を説
明するための概略縦断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の基板処理装置を
説明するための概略斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の基板処理装置を
説明するための概略斜視図である。
【図12】図11のA矢視図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の基板処理装置を
説明するための概略斜視図である。
【図14】図13のBB線部分拡大縦断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の基板処理装置を
説明するための概略縦断面図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態の基板処理装置を
説明するための概略縦断面図である。
【図17】比較のための基板処理装置を説明するための
概略縦断面図である。
【図18】従来の基板処理装置を説明するための概略縦
断面図である。
【図19】従来の基板処理装置を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 真空搬送室 2(L1) ロードロック室 3(H) 基板加熱室 4(R1) 第1処理室 5(R2) 第2処理室 6(R3) 第3処理室 7(R4) 第4処理室 8(R5) 第5処理室 9(R6) 第6処理室 10 基板搬送ロボット 11 大気搬送室 12 大気搬送ロボット 15 真空チャンバ 16 ヒータユニット 22 ヒータプレート 23 ガラス基板 24 スロット 26 吊り軸(昇降軸) 27 昇降駆動部 28a 天板 29 基板受け 31 ガイドシャフト 32 昇降台 33 ボール螺子 36 減速器 37 昇降モータ 38 昇降ブロック 52 引っかけ部材 53、58 ねじ穴 54 連結プレート 55 貫通孔 56、60 孔 57 連結バー固定用溝 59 連結バー 61、62 ボルト 71 スライドベース 72 ローラ 77 作業台 78 ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を複数収納する基板収納部と、 前記基板収納部を昇降させる昇降駆動機構であって、前
    記基板収納部と接続された昇降軸を有する前記昇降駆動
    機構と、を備える基板処理装置であって、 前記基板収納部が前記昇降軸によって吊り下げられてい
    ることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】前記基板収納部がヒータを備えることを特
    徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】前記昇降軸の軸芯の延長線が前記基板収納
    部の重心を通ることを特徴とする請求項1または2記載
    の基板処理装置。
  4. 【請求項4】前記昇降軸が引っかけ部材を備え、前記引
    っかけ部材により前記基板収納部を引っかけて吊り下げ
    るか、または前記引っかけ部材と前記基板収納部とを連
    結する連結部材を介して、前記引っかけ部材により前記
    基板収納部を引っかけて吊り下げるようにしたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】基板加熱室と、基板の処理を行う処理室
    と、基板搬送装置を具備する搬送室と、前記基板加熱室
    に設けられ、基板を複数収納する基板収納部と、該基板
    収納部を吊下げ昇降する昇降駆動機構と、を有すること
    を特徴とする基板処理装置。
JP2000111676A 1999-04-16 2000-04-13 基板処理装置 Withdrawn JP2000357726A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100439563C (zh) * 2005-06-06 2008-12-03 贵研铂业股份有限公司 化学气相沉积设备

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CN100439563C (zh) * 2005-06-06 2008-12-03 贵研铂业股份有限公司 化学气相沉积设备

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