JP2000356974A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2000356974A
JP2000356974A JP11168820A JP16882099A JP2000356974A JP 2000356974 A JP2000356974 A JP 2000356974A JP 11168820 A JP11168820 A JP 11168820A JP 16882099 A JP16882099 A JP 16882099A JP 2000356974 A JP2000356974 A JP 2000356974A
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signal
circuit
electrode
electrodes
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JP11168820A
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Atsutake Asai
淳毅 朝井
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Sharp Corp
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部に画像メモリを必要とせず、低コストで
低消費電力な画像表示装置を得る。 【解決手段】 液晶表示装置10は、信号電極X1〜X
nをプリチャージするプリチャージ回路9と、画素電極
4に保持されている電荷に基づく電圧を増幅するセンス
アンプ回路5と、センスアンプ回路5の反転出力と外部
データ入力とを選択するデータ選択回路6と、センスア
ンプ回路5とデータ選択回路6とを制御するタイミング
生成回路8とを含む。タイミング生成回路7による制御
で、画素電極4に蓄えられている電荷に基づく電圧が増
幅され、反転されて画素電極4と対向電極18とで構成
される静電容量が充電される。データの書き込みが必要
な行に対してだけデータ選択回路6が外部データを取込
み、信号電極X1〜Xnを介して画素電極4を充電す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以下「TFT」と略称する)液晶パネルなどのアクテ
ィブマトリクス方式の画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図13に示すようなTFTを
スイッチング素子とするアクティブマトリクス方式のT
FT液晶パネル101が携帯情報通信端末などに搭載さ
れ、文字や画像などを表示するために用いられている。
TFT液晶パネル101には、m本の走査電極Y1〜Y
mと、それらに交差するn本の信号電極X1〜Xnとが
形成されている。走査電極Y1〜Ymと信号電極X1〜
Xnとを駆動するために、ゲートドライバ102とソー
スドライバ103とがそれぞれ設けられている。ゲート
ドライバ102は、通常、TFT液晶パネル101の上
方から下方に向かって、Y1〜Ymの順に、順次タイミ
ングをずらして走査電極Y1〜Ymのうちのいずれか1
本を選択する走査パルスを印加する。ソースドライバ1
03は、走査パルスのタイミングに同期して、1行分の
画素の液晶に印加する電圧を一斉に出力する。走査電極
Y1〜Ymと信号電極X1〜Xnとの交点には、TFT
104および画素電極105が設けられる。走査電極Y
1〜Ymは、TFT104のゲート電極にそれぞれ接続
される。信号電極X1〜Xnは、TFT104のソース
電極にそれぞれ接続される。
【0003】ゲートドライバ102によって選択的に走
査パルスが与えられる走査電極Y1〜Ymに接続される
画素では、TFT104のゲート電極に走査パルスが印
加され、TFT104が導通状態になる。このとき、信
号電極X1〜Xnに印加された電圧が、TFT104の
ソース電極からドレイン電極を経由して、画素電極10
5に印加され、画素電極105と対向基板上に形成され
る対向電極106との間の静電容量に充電される。この
ような動作を各走査電極Y1〜Ym毎に行い、TFT液
晶パネル101全体の画素電極105と対向電極106
との間に形成される画素容量に充電を行うと、1フレー
ム分の画像が液晶によって表示される。液晶を駆動して
画像表示を行うためには、液晶の劣化を避けるために、
各画素は交流電圧で駆動しなければならない。交流駆動
を行うために、フレーム周期毎に、対向電極106と各
画素電極105との間を充電する電圧として、極性を反
転させた電圧を印加する。
【0004】TFT液晶パネル101で表示する画像
は、CPU107と共通バス108を介して接続される
表示データ用RAM109に、表示画素の情報として格
納される。液晶コントローラ110は、表示データ用R
AM109からDMA(DirectMemory Access)等を用
いて随時表示データを読込み、ソースドライバ103に
送信する。ゲートドライバ102が出力する一走査パル
ス期間中に、次の行の表示に必要な表示データを全て読
出して送信する。これらの表示データに従って、ソース
ドライバ103が信号電極X1〜Xnを駆動する。
【0005】特開昭58−23091や特開昭58−1
34689には、図13に示すようなTFT液晶パネル
101で表示データ用RAM109に表示画素の情報を
格納する代わりに、液晶パネル上にメモリセルを構成
し、液晶パネル自体で表示画素の情報を保持する構成が
開示されている。図13に示すようなTFT液晶パネル
101では、画素電極105と対向電極106との間の
静電容量に蓄えられる電荷は、周辺の回路部品に漏洩し
て、時間経過とともに失われるので、静止画像を表示す
る場合であっても、表示データ用RAM109から読出
して各画素電極105に書き込み動作を繰返す必要があ
る。特開昭58−23091や特開昭58−13468
9に開示されている先行技術では、液晶パネル内に各画
素毎のメモリセルを設け、各画素にメモリセルの出力を
与えて、周期的な再書き込み動作を行わなくても、静止
画像を表示可能にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13に示すようなT
FT液晶パネル101では、表示画素の情報を格納する
ための表示データ用RAM109を外部に設ける必要が
ある。TFT液晶パネル101として、m=480、n
=640、すなわち640×480のサイズのマトリク
ス液晶パネルを使用すると、640×480=300k
画素の表示データを表示データ用RAM109に格納す
る必要がある。画像がモノクロであれば、300kビッ
ト、16ビットカラーであれば、300k×16=48
00kビットの容量の表示データ用RAM109が必要
となる。
【0007】また、液晶コントローラ110は、表示を
行っている間は、常にソースドライバ103に表示デー
タを送信し続ける必要があり、CPU107が動作を停
止しているときでも、液晶コントローラ110と表示デ
ータ用RAM109は動作を続けている必要がある。液
晶コントローラ110と表示データ用RAM109が動
作を続けるので、CPU107が停止していてもかなり
の電力を消費し、携帯型情報通信端末などで重要な消費
電力の低下は困難となる。
【0008】特開昭58−23091や特開昭58−1
34689などの先行技術では、外部に表示データ用R
AMなどを設けなくても、表示パネル自体で表示画素の
情報を記憶しておくことができ、消費電力の低減が可能
であると期待される。しかしながら、TFTを形成する
TFT基板上に、各画素毎のメモリセルも形成しなけれ
ばならない。メモリセルの構成は、TFTに比較して複
雑かつ規模が大きくなり、従来のTFT液晶パネルを流
用することができず、新規に開発する必要がある。TF
T液晶パネルを新規に開発すると、新規の設備投資が必
要となり、新規開発費も必要となり、他製品との共通化
によるコスト削除を行うことができなくなってしまう。
【0009】本発明の目的は、新規なアクティブマトリ
クス基板を開発する必要がなく、従来のアクティブマト
リクス基板を用いて、外部に表示データ用のメモリを必
要としない画像表示装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の走査電
極と複数の信号電極との交点にスイッチング素子と画素
電極とが形成され、走査電極が1つずつ順次選択されて
スイッチング素子を介する画素電極と信号電極との接続
が行われるアクティブマトリクス方式の画像表示装置に
おいて、全ての信号電極に、予め定める電位を与えてプ
リチャージするプリチャージ回路と、各信号電極毎に設
けられ、各信号電極に接続される画素電極に保持されて
いる電圧を増幅して、反転出力を導出するセンスアンプ
回路と、各信号電極毎に設けられ、センスアンプ回路か
らの反転出力と外部データ入力とを選択するデータ選択
回路と、プリチャージ回路、センスアンプ回路およびデ
ータ選択回路を制御するタイミング生成回路とを含むこ
とを特徴とする画像表示装置である。
【0011】本発明に従えば、アクティブマトリクス方
式の画像表示装置で、複数の走査電極と複数の信号電極
との交点に、スイッチング素子と画素電極とが形成さ
れ、走査電極が1つずつ順次選択されてスイッチング素
子を介する画素電極と信号電極との接続が行われる。プ
リチャージ回路は、全ての信号電極に予め定める電位を
与えてプリチャージする。画素電極には、前回までの書
き込みにより、グラウンド電圧GNDまたは電源電圧V
CCのどちらかの電圧が書き込まれているが、時間の経
過に従って、スイッチング素子または液晶層の漏れ電流
によって、若干減衰している。この電圧値を精度よく読
み出すため、プリチャージが行われる。センスアンプ回
路は、各信号電極毎に設けられ、各信号電極に接続され
る画素電極に保持されている電圧を増幅して、反転出力
を導出する。データ選択回路は、各信号電極毎に設けら
れ、センスアンプ回路からの反転出力と、外部データ入
力とを選択する。プリチャージ回路、センスアンプ回路
およびデータ選択回路は、タイミング生成回路によって
制御される。各画素電極にプリチャージ回路によってプ
リチャージを行い、画素電極に保持されている電圧をセ
ンスアンプ回路によって増幅して反転出力を導出させ、
データ選択回路によってセンスアンプ回路からの反転出
力と外部データ入力とを選択するので、反転出力によっ
て各画素電極を極性反転させて再書き込みを行い、同一
の画像を表示し続けたり、データ選択回路で外部データ
入力を選択して、外部から与えられる画像を表示したり
することができる。画素電極によって形成される静電容
量が、表示画素に関する情報を記憶するメモリセルとし
て用いられ、外部に表示データを記憶するメモリを用い
ないでも画像の表示を続けることができる。同一の画像
を表示し続ける限り、外部からの継続的なデータ転送は
不要となるので、外部回路の動作を停止させることがで
き、低消費電力化が可能となる。
【0012】また本発明で前記センスアンプ回路は、前
記画素電極に保持されている電圧を増幅した非反転出力
を前記反転出力とともに導出し、該非反転出力によって
前記信号電極を駆動することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、センスアンプ回路で画素
電極に保持されている電圧を増幅して、増幅された出力
で各信号電極を介して各画素電極を駆動し、各画素電極
に記憶されている情報をリフレッシュすることができ
る。
【0014】また本発明で前記データ選択回路は、前記
センスアンプ回路からの反転出力によって前記信号電極
を駆動することを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、センスアンプ回路からの
反転出力をデータ選択回路が信号電極に与えて画素電極
を駆動するので、画素電極に記憶される各表示画素につ
いての情報をリフレッシュすることができる。
【0016】また本発明は、前記画素電極をグループ化
して各グループ毎の誤り訂正用データを記憶するメモリ
と、前記タイミング生成回路によって制御されるタイミ
ングで、各グループの画素電極に保持されている電圧で
表示されるデータに対して、メモリに記憶されている誤
り訂正用データを用いて誤り訂正を行い、訂正結果の画
素電極への再書き込みを行う誤り訂正手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、画素電極をグループ化し
て各グループ毎に誤り訂正用データを記憶するメモリを
設け、タイミング生成回路によって制御されるタイミン
グで、各グループの画素電極に保持されている電圧で表
されるデータに対して、メモリに記憶されている誤り訂
正用データを用いて誤り訂正を行い、訂正結果の画素電
極への再書き込みを誤り訂正手段によって行うことがで
きるので、画素電極に記憶される情報に、静電気等によ
るノイズが加わっている場合であっても、誤動作を防ぐ
ことができる。
【0018】また本発明で前記スイッチング素子はTF
Tであって、TFT基板上に前記走査電極、前記信号電
極および前記画素電極が設けられ、該TFT基板と透明
電極が形成される対向基板との間に液晶層を挟んでTF
T液晶パネルが形成され、前記誤り訂正手段は、該画素
電極の極性反転動作を周期的に行いながら、前記誤り訂
正と前記再書き込みとを実行することを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、TFTをスイッチング素
子とするTFT基板で対向基板との間に液晶層を挟んで
TFT液晶パネルを形成し、液晶表示セルを交流駆動す
るための極性反転動作を周期的に行う際に、メモリに記
憶されている誤り訂正用データを利用して誤り訂正を行
い、各画素電極に誤り訂正後の情報を書き込むので、静
電気等による誤動作を防ぐことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
画像表示装置としての液晶表示装置の概略的な電気的構
成を示す。TFT液晶パネル1には、m>0であるm本
の走査電極Y1〜Ymを駆動するゲートドライバ2が接
続されている。TFT液晶パネル1には、n>0である
n本の信号電極X1〜Xnが、走査電極Y1〜Ymと交
差するように設けられる。各交点には、TFT3および
画素電極4がそれぞれ設けられる。TFT3のゲート電
極は、走査電極Y1〜Ymに接続される。TFT3のソ
ース電極は、信号電極X1〜Xnに接続される。TFT
3のドレイン電極は各画素電極4に接続される。TFT
液晶パネル1には、各信号電極X1〜Xnとともに、反
転信号電極X1B〜XnBも設けられている。
【0021】各信号電極X1〜Xnと反転信号電極X1
B〜XnBは、対を形成し、各信号電極X1〜Xn毎に
設けられるセンスアンプ回路5およびデータ選択回路6
に接続される。センスアンプの両出力の負荷が均等であ
る方が、精度よくリフレッシュすることができるので、
反転信号電極X1B〜XnBも、信号電極X1〜XBと
同様に、TFT液晶パネル1上を這わせて、容量を合わ
せておく。全てのセンスアンプ回路5とデータ選択回路
6とは、タイミング生成回路7から導出される信号に基
づいて動作する。タイミング生成回路7は、画像表示全
体の制御を行うCPUなどに接続されるコマンドインタ
ーフェース回路8からのライトイネーブル(WRE)信
号によってタイミング生成回路7を制御するとともに、
各信号電極X1〜Xnに対する外部入力データを導出す
る。各信号電極X1〜Xnおよび反転信号電極X1B〜
XnBは、プリチャージ回路9にも接続され、プリチャ
ージ回路9もタイミング生成回路7からのタイミング信
号に基づいて動作する。以上のような、TFT液晶パネ
ル1、ゲートドライバ2、TFT3、画素電極4、セン
スアンプ回路5、データ選択回路6、タイミング生成回
路7、コマンドインターフェース回路8およびプリチャ
ージ回路9を主な構成要素として含んで、本実施形態の
液晶表示装置10が構成される。
【0022】ここで、プリチャージについて説明する。
画素電極4には、前回までの書き込みによって、グラウ
ンド電圧GNDまたは電源電圧VCCのどちらかの電圧
が書き込まれているけれども、時間が経過するに従っ
て、TFT3または液晶層の漏れ電流によって、若干電
圧が減衰している。この電圧値を精度よく読み出すた
め、まず、プリチャージ回路9によって、信号電極X1
〜Xnおよび反転信号電極X1B〜XnBを、グラウン
ド電圧GNDと電源電圧VCCとのちょうど中間の電圧
であるVCC/2の電圧にしておく。正確に等電位にす
るため、信号電極X1〜Xnおよび反転信号電極X1B
〜XnB間を短絡するスイッチングトランジスタも必要
である。
【0023】その後、走査電極Y1〜Ymに印加される
走査パルスによってTFT3が導通すると、画素電極4
の電圧が信号電極X1〜Xnに出力され、前回にグラウ
ンド電圧GNDが書き込まれていればVCC/2よりも
下がる方向に信号電極X1〜Xnの電圧が変動する。逆
に、前回に電源電圧VCCが書き込まれていればVCC
/2よりも上がる方向に信号電極X1〜Xnの電圧が変
動する。この変動は、後述する図5では、時刻t1から
時刻t2までの間に認められる。
【0024】センスアンプは、差動増幅回路で構成され
ており、信号電極X1〜Xnと反転信号電極X1B〜X
nBとの間の電圧差を増幅する。したがって、信号電極
X1〜XnがVCC/2より少しでも高い電圧になって
いれば、反転信号電極X1B〜XnBがVCC/2にプ
リチャージされているため、信号電極X1〜Xnがセン
スアンプによってVCCまで引き上げられ、反転信号電
極X1B〜XnBがGNDまで引き下げられる。逆に、
信号電極X1〜XnがVCC/2より少しでも低い電圧
になっていれば、信号電極X1〜XnがGNDまで引き
下げられ、反転信号電極X1B〜XnBがVCCまで引
き上げられる。このときの状態は、たとえば、後述する
図5の時刻t2直後などに示されている。
【0025】以上のようなプリチャージを行うことによ
って、前回画素電極4に書き込んだ値を精度よく読み出
すことができる。このようなプリチャージの考え方は、
ダイナミックRAMなどでのプリチャージと同様であ
る。なお、VCCにプリチャージする方法もあるけれど
も、VCC/2プリチャージの方が消費電力を低減する
ことができる。
【0026】タイミング生成回路7からは、プリチャー
ジ回路9に与えるプリチャージ信号PC、センスアンプ
回路5に与えるセンスアンプイネーブル信号SAE、デ
ータ選択回路6に与えるXセレクト信号XS、データ反
転信号REVおよび外部データイネーブル信号DTEが
それぞれ導出される。プリチャージ回路9には、正の電
源電圧VCCの1/2の電圧が供給され、プリチャージ
信号PCをハイレベルにすると、VCC/2の電圧が信
号電極X1〜Xnと反転信号電極X1B〜XnBに同時
に印加される。センスアンプ回路5には、負あるいはG
NDレベルの電源電圧VEEと正の電源電圧VCCと
が、Nチャネルトランジスタ11およびPチャネルトラ
ンジスタ12を介してそれぞれ与えられる。センスアン
プイネーブル信号SAEがハイレベルになると、Nチャ
ネルトランジスタ11が導通状態となって、VEEがセ
ンスアンプ回路5に与えられる。また、センスアンプイ
ネーブル信号SAEはインバータ13を介してPチャネ
ルトランジスタ12を導通状態とし、VCCがセンスア
ンプ回路5に与えられる。
【0027】データ選択回路6は、Xセレクト信号XS
がハイレベルになると、Nチャネルトランジスタ14が
導通状態となり、データ反転信号REVがハイレベルに
なるとNチャネルトランジスタ15が導通状態となる。
外部データイネーブル信号DTEがハイレベルになると
Nチャネルトランジスタ16が導通状態となる。Nチャ
ネルトランジスタ16は、バッファ17を介する反転信
号電極X1B〜XnBからの反転信号の出力を導通させ
る。バッファ17は、センスアンプの出力同士が導通す
るのを防ぐために設けられる。
【0028】なお、TFT液晶パネル1では、走査電極
Y1〜Ymと信号電極X1〜XnとTFT3と画素電極
4とは、TFT基板上に形成される。TFT基板と対向
して、透明電極で対向電極18が形成される対向基板が
設けられ、TFT基板と対向基板との間に液晶が挟持さ
れて、画像の表示を行うことが可能となる。
【0029】図2は、図1のゲートドライバ2の動作波
形を示す。ゲートドライバ2は、入力されるクロック信
号CLKの立上がりで、走査電極Y1〜Ymに与える出
力を順次ハイレベルに切換える。走査電極Y1〜Ymに
与える出力が順次ハイレベルに切換えられるので、走査
電極Y1〜Ymは順次選択され、各走査電極Y1〜Ym
に接続されるTFT3のゲート電極を、各TFT3を導
通状態にするのに充分な電圧の走査パルスを印加して駆
動することができる。
【0030】図3は、図1のTFT液晶パネル1の画素
電極4を外部データ入力で動作を行うコマンドインター
フェース回路8からの出力信号の動作タイミングを示
す。コマンドインターフェース回路8は、CPUから予
め定められるルールに従って符号化されたコマンドが与
えられ、書き換えるべき行番号である1〜mの整数と、
1行分のデータとしてn個の0または1の値が受信され
る。コマンドインターフェース回路8は、CPUからコ
マンドが受信されると、走査信号Y1〜Ymで選択され
る書き換えを行う行に対応する走査信号Yi(i=1〜
m)がハイレベルになるときただ一度だけライトイネー
ブル信号WREをハイレベルにする。ライトイネーブル
信号WRE信号をハイレベルにすると同時に、1行分の
データを外部データ入力D1〜Dnに出力する。CPU
からコマンドが送られて来ないで、データの書き換えを
行う必要がないときは、ライトイネーブル信号WREは
常にローレベルとなる。
【0031】図4は、図1のタイミング生成回路7の構
成を示す。第1の単安定回路19には、クロック信号C
LKがトリガとして入力される。第2の単安定回路20
は、前述のセンスアンプイネーブル信号SAEを発生す
る。第1の単安定回路19の出力と第2の単安定回路2
0のトリガ入力との間には、インバータ21およびAN
Dゲート22が挿入される。第3の単安定回路23のト
リガ入力には、インバータ24によって反転されるクロ
ック信号CLKが入力される。第3の単安定回路23の
出力は、ANDゲート25から、Xセレクト信号XSと
して出力される。Xセレクト信号XSは、ANDゲート
26,27にも与えられ、データ反転信号REVおよび
外部データイネーブル信号DTEを生成するためにも使
用される。ANDゲート26には、ライトイネーブル信
号WREがインバータ28を介して与えられる。またA
NDゲート27には、ライトイネーブル信号WREが直
接与えられる。ANDゲート22およびANDゲート2
5には、ゲートドライバ2から走査電極Y1〜Ymに与
える出力の論理和を求めるORゲート30の出力が与え
られる。ORゲート30の出力は、ゲートドライバ2か
らの走査電極Y1〜Ymに与えられる出力のうちのいず
れかがハイレベルの期間にハイレベルとなり、インバー
タ31によって論理反転された出力がプリチャージ信号
PCとして導出される。
【0032】第1の単安定回路19は、クロック信号C
LKの立上がりに同期して、コンデンサCT1と抵抗R
T1とで定まる一定時間幅のパルス状信号SAを導出す
る。パルス状信号SAは、インバータ21で反転され、
ANDゲート22にORゲート30からハイレベルが入
力されているときに、第2単安定回路20のトリガ入力
として与えられる。第2の単安定回路20は、パルス状
信号SAの立下がりに同期して、コンデンサCT2およ
び抵抗RT2によって定まる一定時間ハイレベルとなる
センスアンプイネーブル信号SAEを導出する。第3の
単安定回路23のトリガ入力には、インバータ24を介
してクロック信号CLKが入力されるので、クロック信
号CLKの立下がりに同期して、コンデンサCT3およ
び抵抗RT3によって定まる一定時間だけパルス状の信
号を導出する。このパルス状の信号は、ANDゲート2
5にORゲート30からハイレベルの信号が与えられて
いるときに、Xセレクト信号XSとして出力される。
【0033】図5は、図4に示すタイミング生成回路
で、ライトイネーブル信号WREがローレベルのときの
動作タイミングを示す。各走査電極Y1〜Ymに与えら
れる走査パルスの全てがローレベルのとき、すなわちい
ずれの行も選択されていないときは、タイミング生成回
路8の全ての出力はローレベルとなる。ここで、i行目
のデータを書き換える必要がない場合を想定する。した
がって、走査電極Yiに与えられる走査パルスがハイレ
ベルであるときに、ライトイネーブル信号WREはロー
レベルとなる。時刻t1でクロック信号CLKが立上が
るときに、走査パルスがハイレベルとなり、TFT3が
導通状態となって、信号電極X1には画素電極4に蓄え
られている電荷による電位が表れる。クロック信号CL
Kの立上がりで、単安定回路9はパルス状信号SAを時
刻t1から時刻t2まで出力する。このパルス幅(t2
−t1)は、単安定回路19に接続されているコンデン
サCT1と抵抗RT1との定数によって決定される。パ
ルス状信号SAの反転信号が、単安定回路20のトリガ
入力として入力され、パルス状信号SAの立下がりの時
刻t2から、単安定回路20がパルス状のセンスアンプ
イネーブル信号SAEを時刻t3まで出力する。このパ
ルス幅(t3−t2)は、単安定回路20に接続されて
いるコンデンサCT2と抵抗RT2との定数によって決
定される。センスアンプイネーブル信号SAEは、図1
のNチャネルトランジスタ11のゲートに与えられ、セ
ンスアンプイネーブル信号SAEをインバータ13で反
転した信号がPチャネルトランジスタ12のゲートに与
えられる。時刻t2でセンスアンプイネーブル信号SA
Eがハイレベルになると、Nチャネルトランジスタ11
とPチャネルトランジスタ12が導通し、センスアンプ
回路5に電源電圧VEEおよびVCCが供給される。こ
のセンスアンプ回路5によって、信号電極X1と信号電
極X1の電圧を反転した反転信号電極X1Bとが、ハイ
レベルおよびローレベルにそれぞれ引張られる。時刻t
3でセンスアンプイネーブル信号SAEがローレベルに
戻ると、センスアンプ5の電源の供給が切断される。
【0034】時刻t4でクロック信号CLKが立下がる
と、第3の単安定回路23はパルス状信号XSを時刻t
5まで出力する。このパルス幅(t5−t4)は、第3
の単安定回路23に接続されているコンデンサCT3と
抵抗RT3との定数によって決定される。ここでライト
イネーブル信号WREはローレベルであるので、Xセレ
クト信号XSがそのままデータ反転信号REVとしても
出力され、外部データイネーブル信号DTEはローレベ
ルとなる。時刻t4でXセレクト信号XSがハイレベ
ル、データ反転信号REVがハイレベル、外部データイ
ネーブル信号DTEがローレベルとなり、図1のNチャ
ネルトランジスタ14,15が導通状態、Nチャネルト
ランジスタ16が非導通状態となり、バッファ17がセ
ンスアンプ5の反転出力の値をNチャネルトランジスタ
15とNチャネルトランジスタ14とを介して信号電極
X1に出力して反転させ、さらにTFT3を介して画素
電極4の電位を反転し、画素電極4と対向電極18とで
構成される静電容量を充電する。時刻t5で、Xセレク
ト信号XSがローレベルになると、Nチャネルトランジ
スタ14が非導通状態となる。画素電極4は、蓄積され
ている電荷によって電位が保持される。時刻t6で走査
電極Yiの走査パルスがローレベルとなると、TFT3
が非導通状態となり、画素電極4の電荷が閉じ込められ
る。
【0035】以上のような動作が、各走査電極Yi(i
=1〜m)に対して順次行われ、全ての画素電極4の電
位が反転される。液晶は、電気化学的な劣化を避けるた
めに、交流電圧で駆動する必要がある。対向電極18に
は、図6に示すような共通電圧Vcomを印加する。画
素電極4の電位反転動作を適当な周期で行うことによっ
て、点灯すべき画素の電極にはVonが印加され、消灯
すべき画素の画素電極4にはVoffが印加されるの
で、点灯すべき画素の液晶にはVon−Vcom、消灯
すべき画素の液晶にはVoff−Vcomの電圧がかか
り、完全に交流駆動される。各画素の反転期間Tpを、
反転周期Trに比較して充分短くすれば、消灯すべき画
素にかかる液晶印加電圧(Voff−Vcom)が0に
近付き、コントラストが良くなり、各行毎の液晶印加電
圧がほぼ等しくなって、各行毎の表示を均一に行うこと
ができる。
【0036】図7は、図4に示すタイミング生成回路7
で、データ書き込み時の動作波形を示す。i行目のデー
タを書き換える場合を想定する。走査電極Yiに与える
走査パルスがハイレベルであるときに、ライトイネーブ
ル信号WREはハイレベルとなる。図5と同様に、時刻
t1で走査電極Yiに与えられる走査パルスがハイレベ
ルとなることによって、TFT3が導通状態となり、信
号電極X1には画素電極4に蓄えられている電荷に基づ
く電位が表れる。センスアンプイネーブル信号SAEが
時刻t2から時刻t3までハイレベルとなるように出力
され、図1のNチャネルトランジスタ11とPチャネル
トランジスタ12とを導通状態にして、センスアンプ5
に電源が供給される。このセンスアンプ5によって、信
号電極X1と反転信号電極X1Bとが、ハイレベルとロ
ーレベルとにそれぞれ引張られる。図5と同様に、Xセ
レクト信号XSが時刻t4から時刻t5までハイレベル
となるように出力され、ライトイネーブル信号WREが
ハイレベルであるので、Xセレクト信号XSがそのまま
外部イネーブル信号DTEとして出力され、データ反転
信号REVはローレベルとなる。時刻t3でXセレクト
信号XSがハイレベル、外部データイネーブル信号DT
Eがハイレベル、データ反転信号REVがローレベルと
なり、Nチャネルトランジスタ14とNチャネルトラン
ジスタ16とが導通状態、Nチャネルトランジスタ15
が非導通状態となり、コマンドインターフェース回路8
からの書き込みデータ信号D1が信号電極X1に出力さ
れる。ここで書き込みデータ信号D1が信号電極X1を
反転しない方向のデータであった場合を想定する。図5
と同様に、信号電極X1によって、画素電極4と対向電
極18とで構成される静電容量が充電される。時刻t5
でXセレクト信号XSがローレベルになり、Nチャネル
トランジスタ14が非導通状態となって、時刻t6で走
査電極Yiに与えられる走査パルスがローレベルとな
り、TFT3が非導通状態となって、画素電極4には電
荷が閉じ込められる。
【0037】図8は、本発明の実施の他の形態としての
液晶表示装置40の概略的な電気的構成を示す。本実施
形態で、図1に示す実施形態に対応する部分には同一の
参照符を付し、重複する説明を省略する。本実施形態の
センスアンプ回路45は、電流ミラー型の差動アンプで
構成される。センスアンプ回路45は、プリチャージさ
れた電圧VCC/2と信号電極X1〜Xnとの差を増幅
し、その出力は信号電極X1〜Xnを直接駆動せず、出
力としてデータ選択回路6へ与えられる。
【0038】図9は、図8の実施形態で書き換えコマン
ドがないときのタイミング生成回路7の動作タイミング
を示す。時刻t1で走査電極Yiに与えられる走査パル
スがハイレベルになることによって、TFT3が導通状
態となり、信号電極X1には画素電極4に蓄えられてい
る電荷に基づく電位が表れる。時刻t2でセンスアンプ
イネーブル信号SAEがハイレベルになると、Nチャネ
ルトランジスタ11を導通させて、センスアンプ45に
負またはGNDレベルの電源電圧VEEが供給される。
正の電源電圧VCCは、センスアンプ回路45に常時供
給されている。信号電極X1に接続されるセンスアンプ
回路45は、プリチャージされた電圧VCC/2と信号
電極X1の電位との差を増幅し、反転出力を導出する。
このとき信号電極X1はセンスアンプ回路45では駆動
されない。時刻t3で、センスアンプイネーブル信号S
AEがローレベルに戻って、センスアンプ45への電源
の供給が切断される。時刻t4で、Xセレクト信号XS
がハイレベル、データ反転信号REVがハイレベル、外
部イネーブル信号がローレベルとなり、Nチャネルトラ
ンジスタ14とNチャネルトランジスタ15とが導通状
態、Nチャネルトランジスタ16が非導通状態となっ
て、センスアンプ回路45の反転出力がバッファ17と
Nチャネルトランジスタ15とNチャネルトランジスタ
14とを介して信号電極X1に出力されるので、信号電
極X1の電位は反転され、さらにTFT3を介して画素
電極4の電位を反転し、画素電極4と対向電極18とで
構成される静電容量を充電する。時刻t5でXセレクト
信号XSがローレベルになり、Nチャネルトランジスタ
14が非導通状態となるけれども、画素電極4の蓄積電
荷によって電位が保持される。時刻t6で走査電極Yi
に与えられる走査パルスがローレベルとなり、TFT3
が非導通状態となって、画素電極4に電荷が閉じ込めら
れる。対向電極18の駆動による液晶としての交流駆動
については、図1の実施形態と同様である。データ書込
についても、図1の実施形態と同様に行われる。
【0039】本実施形態では、センスアンプの出力X1
B〜XnBが液晶パネル上の配線ではなく、信号電極X
1〜Xnも駆動しないため、センスアンプが液晶層の容
量分に充放電する必要がなく、画素電極4も駆動しな
い。さらに、画素電極4の電位を増幅せずに、反転書き
込みを行うため、画素電極4への充放電電流が少なくて
済む。そのため、さらに低消費電力を図ることができる
液晶表示装置40を構成することができる。
【0040】図10は、本発明の実施のさらに他の形態
として液晶表示装置50の主要部分を示す。本実施形態
では、パリティRAM55を用い、図1の実施形態のコ
マンドインターフェース回路8に代えてコマンドインタ
ーフェース回路58を用いる他は、図1の実施形態と基
本的に同一の構成を用いる。したがって、説明の便宜
上、パリティRAM55およびコマンドインターフェー
ス回路58のみを示す。対向電極18による液晶の交流
駆動は、図1の実施形態と同様に行う。
【0041】CPUからコマンドインターフェース回路
58が書き込みコマンドを受取ると、該当する行に対応
する走査電極Yiに対する走査パルスが出力されている
タイミングで、ライトイネーブル信号RWEを出力する
点は、図1および図8の実施形態と同様である。書き込
み動作がないとき、すなわち反転動作時には、データ信
号D1〜Dnの値を読込み、パリティRAM55上のパ
リティ情報を用いて誤り検出を行い、もし誤りが検出さ
れる場合には、誤り訂正を行って、再びD1〜Dnへ正
しい値を書き直す。
【0042】図11は、図10のコマンドインターフェ
ース回路58が誤りを検出しなかったときのタイミング
を示す。図1の実施形態と同様に、時刻t1で信号電極
X1〜Xnに画素電極4の電荷に基づく電位が表れ、時
刻t2から時刻t3の期間にセンスアンプ5がアクティ
ブになり、画素電極4の電荷に基づく電圧が増幅され、
信号電極X1〜Xnに表れる。時刻t4から時刻t8ま
での期間、コマンドインターフェース回路58、ライト
イネーブル信号WREをハイレベルとし、Xセレクト信
号XSと外部データイネーブル信号DTEをハイレベル
とすることによって、データ信号D1〜Dnにも信号電
極X1〜Xnと同じ信号が表れる。コマンドインターフ
ェース回路58は、時刻t7のタイミングで、このデー
タ信号D1〜Dnを読込む。さらにコマンドインターフ
ェース回路58は、予め計算され、パリティRAM55
に記憶されているパリティ情報を用いて、誤り検出およ
び誤り訂正を行う。もし誤りがなければ、時刻t8でラ
イトイネーブル信号WREをローレベルとし、外部デー
タイネーブル信号DTEがローレベル、データ反転信号
REVがハイレベルとなり、センスアンプ5からの反転
出力で信号電極X1〜Xnを反転させ、通常のデータ反
転を行う。
【0043】図12は、誤りが検出されるときのタイミ
ングを示す。図11と同じように、時刻t7のタイミン
グで、コマンドインターフェース回路58がデータD1
〜Dnを読込み、誤り検出および誤り訂正を行った結
果、静電気等によってデータが反転してしまっていたよ
うな場合には、時刻t8でライトイネーブル信号WRE
がローレベルとならず、外部データイネーブル信号DT
Eがハイレベル、データ反転信号REVがローレベルの
ままとなる。同時に時刻t8で、コマンドインターフェ
ース回路58を誤り訂正を行った正しい値をデータ信号
D1〜Dnへ出力し、この正しい値が画素電極4に再書
き込みされる。
【0044】実際のパリティ計算は、各行のデータに対
してブロック符号を適用して行う。たとえば画面サイズ
を640×480画素、ドットピッチを0.2mmとす
る。通常人間の指が液晶パネルに触れ、人間に帯電した
静電気によって画素電極の電位が反転してしまう場合、
接触面積は長さ10mmから20mm程度となる。もし
上述のブロック符号が50ビットのバースト誤りを訂正
することができる能力をもっていれば、0.2×50=
10mmまでの領域の連続した画素の誤りを訂正するこ
とができ、かなり信頼性を向上させることができる。
【0045】バースト誤り符号としては、Fireの符
号等が広く知られている。一般に、符号長をn、パリテ
ィビット数をg、訂正可能なバースト誤りの長さをbと
すると、次の第1式が成り立つ必要がある。 2g−1≧n・2b-1 …(1)
【0046】ここで、n=640+g、b=50とする
と、次の第2式が成り立つ必要がある。 g≧56 …(2)
【0047】このような誤り訂正符号を各行のデータに
適用したとすると、56×480ビット程度の容量のパ
リティRAM55が必要となる。これは、全ての表示デ
ータを記憶させておく方式の場合に必要なRAM容量6
40×480ビットに比較して、充分小さな記憶容量の
パリティRAM55を用意すればよいことを示し、低コ
ストで信頼性の高い液晶表示装置50を構成することが
できることが判る。
【0048】以上説明した各実施形態の画像表示装置で
は、液晶表示装置10,40,50について説明し、画
素電極4と対向電極18とで構成する静電容量をメモリ
セルとして利用しているけれども、プラズマディスプレ
イやエレクトロルミネセンスディスプレイなどでも、ア
クティブマトリクスを利用して画像表示を行う場合に
は、本発明を同様に適用することができる。ただし、T
FT液晶パネル1も含めて階調表示を行う場合には、本
発明を適用することはできない。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画素電極
に保持される電圧で表示情報を記憶し、データ選択回路
の選択に従って画素電極に保持される電圧を増幅したセ
ンスアンプ回路の出力を信号電極に印加して、表示画像
の反転リフレッシュを行ったり、外部データ入力を選択
して、外部データを書き込んだりすることができる。外
部回路から表示データを外部データ入力として継続的に
転送する必要がなく、また表示データを外部に記憶して
おく必要もないので、低コストで低消費電力で動作可能
な画像表示装置を得ることができる。画像表示装置のア
クティブマトリクスには、メモリセルなどを形成する必
要がないので、従来から普及している一般的なアクティ
ブマトリクス方式の画像表示パネルなどを用いて、低コ
ストで画像表示装置を形成することができる。
【0050】また本発明によれば、センスアンプ回路が
信号線に接続される画素電極の電圧を増幅した出力を用
いて、信号電極が駆動されるので、各画素電極に記憶さ
れる情報のリフレッシュを容易に行うことができる。
【0051】また本発明によれば、センスアンプ回路か
らの反転出力はデータ選択回路を介して各画素電極に与
えられるので、各画素電極に蓄えられる情報のリフレッ
シュを容易に行うことができる。センスアンプ回路は反
転出力のみを増幅し、信号電極を直接駆動しないので、
センスアンプ回路の容量を小さくし、画素電極の電位を
増幅するために必要な電流や、再書き込みをするために
必要な電流を低減し、消費電力の低減を図ることができ
る。
【0052】また本発明によれば、誤り訂正用データを
記憶するメモリを設け、誤り訂正を行って再書き込みを
実行するので、静電気等による画素電極の全反転を自動
的に形成することができる。また、誤り訂正用データ
は、画素電極をグループ化して各グループ毎に設けられ
るので、各画素毎の表示データを全て記憶させておく場
合に必要な記憶容量に比較して、充分小さな記憶容量で
記憶することができ、低コストで信頼性が高い画像表示
装置を構成することができる。
【0053】また本発明によれば、TFT基板と対向基
板との間で液晶層を挟んでTFT液晶パネルを形成し、
画素電極の極性反転動作を周期的に行いながら、誤り訂
正の再書き込みを行うので、低コストで信頼性が高い液
晶表示装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の液晶表示装置10の概
略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のゲートドライバ2の動作波形図である。
【図3】図1のコマンドインターフェース回路8の出力
信号の動作タイミングを示す波形図である。
【図4】図1のタイミング生成回路7の電気的構成を示
すブロック図である。
【図5】図4のタイミング生成回路7で、データ書き込
みを行わないときの動作波形図である。
【図6】TFT液晶パネル1で液晶を交流電圧で駆動す
るための電圧波形図である。
【図7】図4のタイミング生成回路7でデータ書き込み
を行うときの動作波形図である。
【図8】本発明の実施の他の形態の液晶表示装置40の
概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図9】図8の液晶表示装置40の動作波形図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態の液晶表示装
置50の主要部分の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図11】図10の実施形態でデータ書き込みを行わ
ず、誤りも検出されないときの動作波形図である。
【図12】図10の実施形態で、データ書き込みを行わ
ず、誤りが検出されるときの動作波形図である。
【図13】従来からの液晶表示装置の概略的な電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 TFT液晶パネル 2 ゲートドライバ 3 TFT 4 画素電極 5,45 センスアンプ回路 6 データ選択回路 7 タイミング生成回路 8,58 コマンドインターフェース回路 9 プリチャージ回路 10,40,50 液晶表示装置 18 対向電極 19,20,23 単安定回路 30 ORゲート 55 パリティRAM
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NA33 NC21 NC34 ND39 ND49 ND54 5C006 AA02 AF71 BB16 BF15 BF25 BF26 BF27 BF29 BF37 FA41 FA47 FA51 5C080 AA10 BB05 DD22 DD26 DD27 EE17 FF11 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査電極と複数の信号電極との交
    点にスイッチング素子と画素電極とが形成され、走査電
    極が1つずつ順次選択されてスイッチング素子を介する
    画素電極と信号電極との接続が行われるアクティブマト
    リクス方式の画像表示装置において、 全ての信号電極に、予め定める電位を与えてプリチャー
    ジするプリチャージ回路と、 各信号電極毎に設けられ、各信号電極に接続される画素
    電極に保持されている電圧を増幅して、反転出力を導出
    するセンスアンプ回路と、 各信号電極毎に設けられ、センスアンプ回路からの反転
    出力と外部データ入力とを選択するデータ選択回路と、 プリチャージ回路、センスアンプ回路およびデータ選択
    回路を制御するタイミング生成回路とを含むことを特徴
    とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記センスアンプ回路は、前記画素電極
    に保持されている電圧を増幅した非反転出力を前記反転
    出力とともに導出し、該非反転出力によって前記信号電
    極を駆動することを特徴とする請求項1記載の画像表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記データ選択回路は、前記センスアン
    プ回路からの反転出力によって前記信号電極を駆動する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画素電極をグループ化して各グルー
    プ毎の誤り訂正用データを記憶するメモリと、 前記タイミング生成回路によって制御されるタイミング
    で、各グループの画素電極に保持されている電圧で表示
    されるデータに対して、メモリに記憶されている誤り訂
    正用データを用いて誤り訂正を行い、訂正結果の画素電
    極への再書き込みを行う誤り訂正手段とを備えることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング素子はTFTであっ
    て、TFT基板上に前記走査電極、前記信号電極および
    前記画素電極が設けられ、 該TFT基板と透明電極が形成される対向基板との間に
    液晶層を挟んでTFT液晶パネルが形成され、 前記誤り訂正手段は、該画素電極の極性反転動作を周期
    的に行いながら、前記誤り訂正と前記再書き込みとを実
    行することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の画像表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187373B2 (en) 2002-10-11 2007-03-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Display apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187373B2 (en) 2002-10-11 2007-03-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Display apparatus

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