JP2000356461A - 保冷庫 - Google Patents

保冷庫

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JP2000356461A
JP2000356461A JP11167604A JP16760499A JP2000356461A JP 2000356461 A JP2000356461 A JP 2000356461A JP 11167604 A JP11167604 A JP 11167604A JP 16760499 A JP16760499 A JP 16760499A JP 2000356461 A JP2000356461 A JP 2000356461A
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door
opening
cool box
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cold storage
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JP11167604A
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English (en)
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Kan Ikemiya
完 池宮
Takeshi Kanazawa
剛 金沢
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保冷庫本体の剛性を向上させるとともに扉の
開閉性を向上させる。 【解決手段】 断熱構造の保冷庫本体5と、該保冷庫本
体5の開口部4に軸支され該開口部4を開閉する断熱構
造の扉6と、上記保冷庫本体5に配設された保冷手段3
とを備えた保冷庫であって、上記保冷庫本体5および扉
6を合成樹脂成形するとともに上記保冷庫本体5の上記
開口部4の断面構造を凹凸構造に形成して剛性をアップ
させる一方、扉下がり防止ガイドを設けて扉の開閉をス
ムーズにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、トラック等に積
載して輸送される保冷庫に関し、さらに詳しくは、該保
冷庫における保冷庫本体部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、前記のようなトラック等に積載
して輸送される保冷庫は、被保冷物が収納される保冷庫
本体に対し、例えば冷凍回路を備えた冷凍装置と、蓄冷
剤を備え、前記冷凍装置により冷却蓄冷される蓄冷器と
からなる保冷手段を設けて構成されており、該保冷手段
の冷凍装置により蓄冷器を冷却して冷熱を蓄冷し、該蓄
冷器からの冷気を前記被保冷物を収納した保冷庫本体の
保冷空間内に流すことにより被保冷物を冷却保冷するよ
うになっているが、前記冷凍装置は、配送ターミナルの
保管倉庫においてのみ運転され、輸送時においては同冷
凍装置の運転を行わず、蓄冷器に蓄冷された冷熱により
保冷庫本体内に収納された被冷却物の保冷を行うように
なっている。
【0003】そして、従来の保冷庫の場合、一般に前記
保冷庫本体は鉄製フレームを中心とし、その外周側断熱
構造の壁部が断熱材を介した内外2枚のステンレス製の
軽金属板で形成されており、その上部側に冷凍装置が設
けられる一方、下部側に蓄冷器を設けた構成となってい
る。
【0004】したがって、該従来の保冷庫の場合、強度
および耐久性はあるが、必然的に相当な重量体となり、
運搬性に欠けるとともにコストも高い問題がある。
【0005】そこで、例えば上記保冷庫本体をFRP等
の合成樹脂成形により形成し、軽量化、低コスト化する
ことが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、保冷庫本体を
合成樹脂成形した場合、次のような問題が生じる。
【0007】すなわち、箱形の保冷庫本体の剛性が、従
来のものに比べると相対的に低くならざるを得ないため
に、扉を閉めた時の荷重移動により、保冷庫本体の上部
側が後方又は左右に変形移動し、また扉が下がるなどの
現象が発生する。
【0008】そのために扉の開閉感や閉まり自体が悪く
なるとともに、シール性の悪化や保冷庫全体の耐久性の
劣化を招来する懸念がある。
【0009】本願発明は、以上のような問題を解決する
ためになされたもので、保冷庫本体開口部を剛性の高い
凹凸断面構造にすることによって、保冷庫本体開口部の
扉支持強度をアップさせ、扉を閉めた時の保冷庫本体全
体の変形を抑制するとともに可及的に扉下がり現象を防
止することができるようにした保冷庫を提供することを
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような有効な課題解決手段を備
えて構成されている。
【0011】(1) 請求項1に係る発明 この発明の保冷庫は、断熱構造の保冷庫本体5と、該保
冷庫本体5の開口部4に軸支された該開口部4を開閉す
る断熱構造の扉6と、上記保冷庫本体5に配設された保
冷手段3とを備えた保冷庫であって、上記保冷庫本体5
および扉6を合成樹脂成形するとともに上記保冷庫本体
5の上記開口部4の断面構造を凹凸構造に形成して剛性
をアップさせたことを特徴としている。
【0012】したがって、該構成では、保冷庫本体5の
開口部4、ひいては保冷庫本体5全体の剛性が高くなる
ので、保冷庫本体5の変形が生じにくくなり、可及的に
扉下がり現象を防止することができる。
【0013】その結果、保冷庫本体5を合成樹脂成形に
より安価に形成するようにしても、十分に使用に耐える
有効なものとなる。
【0014】(2) 請求項2に係る発明 この発明の保冷庫は、上記請求項1の発明の構成におい
て、凹凸構造部の凹部が、扉6の外周縁部6a〜6dの
嵌合部に形成されていることを特徴としている。
【0015】したがって、該構成では、保冷庫本体開口
部4の凹凸構造の凹部が、保冷庫本体5の剛性アップと
ともに、扉6の外周縁部6a〜6dの嵌合部として有効
に機能するようになる。
【0016】(3) 請求項3に係る発明 この発明の保冷庫は、上記請求項1の発明の構成におい
て、凹凸構造部の凸部が、扉6の外周縁部6a〜6dの
係合縁部7a〜7dに形成されていることを特徴として
いる。
【0017】したがって、該構成では、保冷庫本体開口
部4の凹凸構造の凸部が、保冷庫本体5の剛性アップと
ともに、扉6の外周縁部6a〜6dの係合縁部7a〜7
dとして有効に機能するようになる。
【0018】(4) 請求項4に係る発明 この発明の保冷庫は、上記請求項2の発明の構成におい
て、扉6の外周縁部6a〜6dの嵌合部を形成する凹部
の扉6の一側面に沿う壁部12aは、その他の部分の壁
部に比べて肉厚構造となっていて、該肉厚構造の壁部1
2aに対し、ヒンジ機構30,30を介して扉6が軸支
されていることを特徴としている。
【0019】したがって、該構成では、ヒンジ機構3
0,30を介した扉6の軸支壁部12aの剛性が高くな
り、扉6を閉めた時の開口部4並びに保冷庫本体5の変
形が生じにくくなる。
【0020】(5) 請求項5の発明 この発明の保冷庫は、上記請求項2又は4の発明の構成
において、扉6の外周縁部6a〜6dの嵌合部を形成す
る凹部の扉6の一側面に沿う壁部12aの裏側には断面
L字形の裏当て金具32a,32bが重合され、該断面
L字形の裏当て金具32a,32bを介して当該壁部1
2aに対し、ヒンジ機構30を介して扉6が軸支されて
いる。
【0021】したがって、該構成では、特に剛性の高い
断面L字形の裏当て金具32a,32bの壁面剛性補強
作用によってヒンジ機構30,30を介した扉6の軸支
壁部12aの剛性がより高くなり、扉6を閉めた時の開
口部4並びに保冷庫本体5の変形が生じにくくなる。
【0022】(6) 請求項6の発明 この発明の保冷庫は、上記請求項1,2,3,4又は5
の発明の構成において、保冷庫本体5の開口部4下面の
扉6の軸支部側位置には、昇り方向に傾斜した上昇ガイ
ド面21a,22a,23a,24a,24b,25
a,26aを有し、扉6の閉回動時において当該扉6を
上昇方向にガイドする扉下がり防止ガイド21,22,
23,24,25,26が設けられている。
【0023】したがって、該構成では、仮に若干の扉下
がりが生じたとしても、保冷庫本体5側開口部4下面の
扉6の軸支部側位置に設けられている扉下がり防止ガイ
ド21,22,23,24,25,26によって扉閉成
時の回動動作に対応して扉6自身を上昇方向に移動させ
ることができるので、保冷庫本体5の変形や扉下がりの
影響を受けることなく、扉6をスムーズに閉成すること
ができる。
【0024】(7) 請求項7の発明 この発明の保冷庫は、上記請求項1,2,3,4又は5
の発明の構成において、扉6の底部61には、保冷庫本
体5の開口部4下面との間で扉6の閉回動時において扉
6を上昇方向に移動させることができるように昇り方向
に傾斜した上昇ガイド面61aが設けられている。
【0025】したがって、該構成では、仮に若干の扉下
がりが生じたとしても、上記扉6の底部61の上昇ガイ
ド面61aにより、上記保冷庫本体5側開口部4の開口
面との間で、上記扉6の閉成時の回動動作に対応して上
記扉6自身を上昇方向に移動させることができるように
なるので、保冷庫本体5の変形や扉下がりの影響を受け
ることなく、扉6をスムーズに閉成することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の保冷庫によれ
ば、次のような有益な効果を得ることができる。
【0027】(1) 開口部はもちろん、保冷庫全体の
剛性がアップし、扉開閉時の保冷庫本体の保冷庫の変形
が抑制される。その結果、可能な限り広い開口部を形成
することができる。
【0028】(2) 保冷庫本体開口部の扉軸支壁部の
支持強度が向上し、扉開閉時の扉軸支壁部の変形が防止
されるので、扉の開閉性が良くなる。
【0029】(3) 上記(1),(2)の結果、有効
に扉下がりを防止することができる。
【0030】(4) 何らかの事情で扉下がりが生じた
ような場合にも、扉下がり防止機能により扉下がりなく
扉を閉めることができるようになるので、扉閉時の保冷
庫本体開口部のシール性を向上させることができる。そ
の結果、断熱保冷性能も向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面の図1〜図15
を参照して、本願発明の各種実施の形態に係る保冷庫の
構成について詳細に説明する。
【0032】(実施の形態1)先ず図1には、本願発明
の実施の形態1に係る保冷庫の全体の構成が、また図2
および図3には同保冷庫の保冷庫本体部分の構成が、さ
らに図4〜図6には同保冷庫の要部の構成が、それぞれ
示されている。
【0033】この実施の形態の保冷庫1は、例えば前述
のようなトラック等に積載して輸送されるものであり、
図1に示すように、全体として蓄冷器3bを冷却して当
該蓄冷器3b部分に冷熱を蓄冷するための冷凍回路を備
えた冷凍装置3aおよび該冷凍装置3aにより冷却され
て冷熱を蓄冷する蓄冷器3bからなる保冷手段(保冷ユ
ニット)3部分と、該保冷手段3部分の下部にあって、
該保冷手段3の蓄冷器3b部分からの冷熱を庫内保冷空
間20内に上方から下方に自然対流方式で流すことによ
って同保冷空間20内に収納された被保冷物(図示省
略)を効率良く冷却保冷する断熱構造の保冷庫本体5と
から構成されている。
【0034】保冷庫本体5は、例えば図2および図3に
示すように、底部4角に移送用のキャスター16,1
6,16,16を備えた、各々合成樹脂製の天板部5
a、底板部5b、左側板部5c、右側板部5d、背板部
5eからなる箱体状に構成され、その前面側には略全面
に亘って開口部4が設けられている。そして、該開口部
4には、例えば図4に示すように、扉6が、その右側端
側上下2ケ所をヒンジ機構30,30により枢着されて
当該右側端側を回転中心軸として左側端側を水平方向に
回動開閉可能に支持されており、その閉時において当該
開口部4に対して図示のように嵌合されるようになって
いる。
【0035】一方、本実施の形態の場合、上記開口部4
の内周面部の上下および左右各部分は、当該開口部4の
剛性を高くし、保冷庫本体5の変形を抑制するために、
それぞれ次のような凹凸断面構造に構成されている。
【0036】すなわち、先ず上記開口部4内周面部の上
部面および左右両側面部分には各々扉6の厚さ方向の幅
に対応した所定寸法奥側で内側方向に所定幅突出した凸
条部よりなる扉係合縁部7a,7c,7dが設けられ、
それらによって例えば図2および図3に示すように各々
断面T字形の剛性の高い凹凸断面構造体に形成されてい
る。また下部部分には上記開口部4の開口面に位置して
同様に扉6の厚さ方向の幅に対応した所定寸法奥側まで
階段状に凹ませた段差部よりなる扉係合縁部7bが設け
られ、それによって上記開口部4の開口面の方が低くな
る凹凸断面構造体に形成されている。
【0037】したがって、該構成では、上記各凹凸断面
構造によって保冷庫本体5の開口部4、ひいては保冷庫
本体5全体の剛性が高くなるので、保冷庫本体5の変形
が生じにくくなり、可及的に扉下がり現象を防止するこ
とができる。
【0038】そして、上記各扉係合縁部7a〜7dは、
それぞれ扉6の上部および左右並びに下部各外周縁部6
a,6c,6d,6bとの当接面を相互に同一面状に連
続させた状態に形成されている。また、それに対応して
上記扉6の上下左右各外周縁部6a〜6dの内側面に
は、それぞれ周一突出面状態で相互に連続する中空ラバ
ー部材等の弾性部材よりなるパッキンPがそれぞれ相互
に連続する状態で一体に設けられている。
【0039】そして、該パッキンPを介して上記扉6の
外周縁部6a〜6dが上記保冷庫本体5側開口部4の上
記扉係合縁部7a〜7dの扉当接面(受け面)に対し
て、確実にシール状態で圧接され、当該圧接状態におい
て所定の外部ロック手段によりロックされる。
【0040】したがって、それにより保冷庫本体5の庫
内保冷空間20内の確実な断熱保冷機能が実現されると
ともに内部に溜った融解水の外部への漏出が防止され
る。
【0041】また前記保冷庫本体5の上述した天板部5
a、底板部5b、左側板部5c、右側板部5dおよび扉
6は、それぞれ内側に断熱材13を介装した合成樹脂
(FRP)製の外板11と内板12との断熱性の高い二
重壁構造体よりなっている。そして、該外板11と内板
12の肉厚は、基本的には略全体に亘って均一である
が、例えば図4に示すように、上記ヒンジ機構30,3
0が取り付けられる右側板部5dの開口面部を形成する
内板部12の側壁部12aと扉6の対応する側壁部12
bの肉厚T2は、その他の部分の肉厚T1よりも十分に大
きく形成され(T2>T1)、それによって扉6の支持強
度が十分に大きくなり、ひいては開口部4自体の剛性が
増大されるようになっている。
【0042】さらに、上記保冷庫本体5の庫内保冷空間
20の底面10は、背面14側から上記開口部4の開口
面側にかけて次第に下降するフラットな下降面に形成さ
れている(図2参照)。
【0043】ところで、上記ヒンジ機構30,30は、
例えば図4に詳細に示されるように、それぞれヒンジ軸
31と、該ヒンジ軸31を介して相互に相対回動自在に
連結された縦長のヒンジプレート31a,31bとから
なり、該ヒンジプレート31a,31bを上記保冷庫本
体5側右側板部5dの開口面部の肉厚の大きい扉支持壁
部12aと扉6の右側面部の同じく肉厚の大きい側壁部
12bとに各々接合する一方、それらの裏側に断面L字
形の剛性の高い裏当て金32a,32bを重合し、それ
らとの間で締結ネジ33a,33bにより強固に締結し
て一体化されている。
【0044】すなわち、上記保冷庫本体5側左側板部5
dの開口面部の扉支持壁部12aおよび扉6の右側面部
の側壁部12bには、他の部分に比べて大きな扉6の支
持荷重並びに扉6の開閉時の作動荷重が集中して作用す
る。そのため、これら各壁板部分の強度は十分に高いこ
とが望まれる。
【0045】そこで、先ず該各壁板部の肉厚T2は、上
述のように、その他の部分の肉厚T1に比較して十分に
大きなものとし(T2>T1)、十分な支持強度が得られ
るように構成する。
【0046】そして、それに加えて、さらに該ヒンジプ
レート31a,31bの取付壁部である扉支持壁部12
aおよび扉6の側壁部12bの裏面側に壁面剛性補強効
果の高い断面L字形の裏当て金32a,32bを介して
同ヒンジプレート31a,31bを締結することによっ
て、ヒンジ機構30,30を介した扉6の支持部の強度
を高くし、扉下がり現象を可及的有効に防止して扉6の
閉成動作をスムーズにする。
【0047】一方、上記扉6が、上述のようにヒンジ機
構30,30を介して保冷庫本体5側右側板部5dの開
口面部の扉支持壁部12aに支持されている以上、上記
のようにして同扉支持壁部12a部分の支持強度を可及
的有効に向上させたとしても、長い間使用していると、
必然的に扉6が下方に下がる扉下がり現象を生じ、扉6
が閉まりにくくなってくる。
【0048】そこで、本実施の形態では、さらに例えば
図5に示すように、保冷庫本体5の底板5b側開口面部
(開口部4の下面部)のヒンジ軸31側部分に、扉下が
り防止ガイド21を設けて上述のような扉下がりを防止
するようにしている。
【0049】この扉下がり防止ガイド21は、扉6の閉
成回動時に扉6の底部61の前端60部分を図6のよう
に徐々に上方側にガイドする昇り方向に傾斜した上昇ガ
イド面21aと該上昇ガイド面21aを介して上方にガ
イドされた扉6の底部61を必要な高さに安定して支持
するフラットな支持面21bとから形成されており、扉
6の閉成回動時における回動初期から回動終期までの略
全域において図6の実線から仮想線のように扉6を適正
位置まで上昇させるようにスムーズにガイドして、扉6
を本来の必要な高さに安定して閉成させる。
【0050】以上のように、この発明の実施の形態に係
る保冷庫は、先ず断熱構造の保冷庫本体5と、該保冷庫
本体5の開口部4を開閉する断熱構造の扉6と、上記保
冷庫本体5に配設された保冷手段3とを備えた保冷庫で
あって、上記保冷庫本体5の上記開口部4の断面構造を
凹凸構造に形成して剛性をアップさせたことを特徴とし
ている。
【0051】したがって、該構成では、保冷庫本体5の
開口部4、ひいては保冷庫本体5全体の剛性が高くなる
ので、保冷庫本体5の変形が生じにくくなり、可及的に
扉下がり現象を防止することができる。
【0052】その結果、保冷庫本体5を合成樹脂成形に
より安価に形成するようにしても、十分に使用に耐える
有効なものとなる。
【0053】また同保冷庫は、上記の構成において、上
記凹凸構造部の凹部が、扉6の外周縁部6a〜6dの嵌
合部に形成されていることを特徴としている。
【0054】したがって、該構成では、保冷庫本体開口
部4の凹凸構造の凹部が、保冷庫本体5の剛性アップと
ともに、扉6の外周縁部6a〜6dの嵌合部として有効
に機能するようになる。
【0055】また同保冷庫は、上記の構成において、上
記凹凸構造部の凸部が、扉6の外周縁部6a〜6dの係
合縁部7a〜7dに形成されていることを特徴としてい
る。
【0056】したがって、該構成では、保冷庫本体開口
部4の凹凸構造の凸部が、保冷庫本体5の剛性アップと
ともに、扉6の外周縁部6a〜6dの係合縁部7a〜7
dとして有効に機能するようになる。
【0057】また同保冷庫は、上記の構成において、上
記扉6の嵌合部を形成する凹部の扉6の側壁部12bに
沿う壁部12aは、その他の部分の壁部に比べて肉厚構
造となっていて、該肉厚構造の壁部12aに対し、ヒン
ジ機構30,30を介して扉6が軸支されていることを
特徴としている。
【0058】したがって、該構成では、ヒンジ機構3
0,30を介した扉6の軸支壁部12aの剛性が高くな
り、扉6を閉めた時の開口部4並びに保冷庫本体5の変
形が生じにくくなる。
【0059】また同保冷庫は、上記の構成において、上
記扉6の嵌合部を形成する凹部の扉6の側壁部12bに
沿う壁部12aの裏側には断面L字形の裏当て金具32
a,32bが重合され、該断面L字形の裏当て金具32
a,32bを介して当該壁部12aに対し、ヒンジ機構
30を介して扉6が取付けられている。
【0060】したがって、該構成では、特に剛性の高い
断面L字形の裏当て金32a,32bの壁面剛性補強作
用によってヒンジ機構30,30を介した扉6の軸支壁
部12aの剛性がより高くなり、扉6を閉めた時の開口
部4並びに保冷庫本体5の変形が生じにくくなる。
【0061】また同保冷庫は、上記の構成において、上
記保冷庫本体5の開口部4下面の扉6の軸支部側位置に
は、扉6の閉回動時において当該扉6を上昇方向にガイ
ドする昇り方向に傾斜した上昇ガイド面21aを有する
扉下がり防止ガイド21が設けられている。
【0062】したがって、該構成では、仮に若干の扉下
がりが生じたとしても、保冷庫本体5側開口部4下面の
扉6の軸支部側位置に設けられている扉下がり防止ガイ
ド21によって扉閉成時の回動動作に対応して扉6自身
を上昇方向に移動させることができるようになるので、
保冷庫本体変形や扉下がりの影響を受けることなく、扉
6をスムーズに閉成することができる。
【0063】したがって、上記本実施の形態の保冷庫に
よれば、次のような有益な効果を得ることができる。
【0064】(1) 開口部はもちろん、保冷庫全体の
剛性がアップし、扉開閉時の保冷庫本体の保冷庫の変形
が抑制される。その結果、可能な限り広い開口部を形成
することができる。
【0065】(2) 保冷庫本体開口部の扉軸支壁部の
支持強度が向上し、扉開閉時の扉軸支壁部の変形が防止
されるので、扉の開閉性が良くなる。
【0066】(3) 上記(1),(2)の結果、有効
に扉下がりを防止することができる。
【0067】(4) 何らかの事情で扉下がりが生じた
ような場合にも、扉下がり防止機能により扉下がりなく
扉を閉めることができるようになるので、扉閉時の保冷
庫本体開口部のシール性を向上させることができる。そ
の結果、断熱保冷性能も向上する。
【0068】(実施の形態2)次に図7および図8は、
上記実施の形態1の扉下がり防止ガイド21に代えて、
その上昇ガイド面21aと支持面21bとを一体化し、
それらを全体として相互に連続する一つの緩やかなアー
ル面22aに形成した扉下がり防止ガイド22を設けた
ことを特徴とする本願発明の実施の形態2に係る保冷庫
の構成を示すものである。
【0069】このような構成の扉下がり防止ガイド22
によれば、例えば図8に示すように、上昇ガイド面22
aの始端から最終的な支持面位置まで角部を有すること
なく、滑らかに扉6をガイドすることができるようにな
るので、上述した扉6の閉回動動作が特にスムーズなも
のになる。
【0070】(実施の形態3)次に図9は、上記実施の
形態1の扉下がり防止ガイド21に代えて、その上昇ガ
イド面21aを扉6の回動軌跡に応じて幅を変えた上昇
ガイド面23aに形成した扉下がり防止ガイド23を設
けたことを特徴とする本願発明の実施の形態3に係る保
冷庫の構成を示すものである。
【0071】このような構成の扉下がり防止ガイド23
によれば、例えば図9に示すように、その上昇ガイド面
23aが扉6の回動角変位に応じたものとなり、扉6の
底部61前端60の回動角位置の変位に対応して、その
当接面全体を略同じタイミングで滑らかにガイドするこ
とができるようになるので、上述の実施の形態1のもの
に比べて扉6の閉回動動作がよりスムーズなものにな
る。
【0072】なお、符号23bは扉6の支持面を示して
いる。
【0073】(実施の形態4)次に図10は、上記実施
の形態1の扉下がり防止ガイド21に代えて、その上昇
ガイド面21aの傾斜角を方向を変えて2段階に設定
し、扉6の回動角が扉6の回転中心軸側最大回動角の時
はガイド面の傾斜角が小さく、それよりも扉6の回動角
が所定角回動角小さくなった時にはそれよりもガイド面
の傾斜角が大きくなる2組の上昇ガイド面24a,24
bを備えた扉下がり防止ガイド24を設けたことを特徴
とする本願発明の実施の形態4に係る保冷庫の構成を示
すものである。
【0074】このような構成の扉下がり防止ガイド24
によれば、例えば図10に示すように、扉6の最大開放
位置側にあって底部が早く当接する上昇ガイド面始端か
ら最終的な支持面24c位置までの上昇ガイド面を、扉
6の回動角変化に応じて上述のように順次傾斜角が大き
くなる上昇ガイド面24aと24bによって、その回動
方向(矢印参照)に2段階で滑らかにガイドすることが
できるようになるので、扉6の閉回動動作がその分スム
ーズなものになる。
【0075】(実施の形態5)次に図11は、上記実施
の形態1の扉下がり防止ガイド21自体を全体として扇
形形状のもの25として、同様の上昇ガイド面25aと
支持面25bとを形成したことを特徴とする本願発明の
実施の形態5に係る保冷庫の構成を示すものである。
【0076】このような構成の扉下がり防止ガイド25
によれば、例えば図11に示すように、扉6の回動角位
置によって異なる扉6の底部61の前端60との当接面
積の変化に応じて上昇ガイド面25a始端から最終的な
支持面25b位置までのガイド面の面積を変え、その回
動角に応じて可及的に小さい摩擦力で可能な限り滑らか
にガイドすることができるようになるので、扉6の閉動
作がスムーズなものになる。
【0077】(実施の形態6)次に図12は、上記実施
の形態1の扉下がり防止ガイド21自体を扉6の回動角
に応じた円弧帯状のもの26とし、その上昇ガイド面2
6aと支持面26bとを、それに沿って帯状に連続させ
たことを特徴とする本願発明の実施の形態6に係る保冷
庫の構成を示すものである。
【0078】このような構成の扉下がり防止ガイド26
によれば、例えば図12に示すように、上記実施の形態
5の場合以上に上昇ガイド面26a始端から最終的な支
持面26b位置まで、その回動角如何に関係なく常に扉
6底部との当接面積を一定の小さなものにすることがで
き、より摩擦抵抗を小さくして滑らかにガイドすること
ができるようになるので、さらに扉6の閉動作がスムー
ズなものになる。
【0079】しかも、該構成の場合、扉下がり防止ガイ
ド26を可及的に扉6の他側端側に寄せて設けることが
でき、そのようにしても十分に有効な上昇ガイド機能を
実現することができる。
【0080】(実施の形態7)なお、以上の各実施の形
態の構成において、それぞれ扉下がり防止ガイドの上昇
ガイド面と当接してガイドされる扉6の底部61の前端
60は、例えば図13に示されるように、ガイド時の摩
擦抵抗を可及的に小さくするとともに移動を滑らかにす
るために、比較的曲率の大きなアール面Rとしても良
い。
【0081】(実施の形態8)さらに、上述の各実施の
形態のような扉下がり防止ガイド構造は、例えば図14
および図15に示されるように、扉6の底部61自体の
形状を閉成方向前端側よりも後端側の方が低い昇り方向
に傾斜した上昇ガイド面61aとすることによって、図
14の(イ)方向に扉6が閉められた時に保冷庫本体5
の底板5b側開口面(段差部下面)との相対的なガイド
作用によって、図14の(ロ)方向への力を生ぜしめ
て、上述の各実施の形態と同様の扉上昇作用を実現する
ようにすることもできる。
【0082】この場合、もちろん底板部5b側の開口面
を、さらに同様の昇り方向の傾斜面としても良い。
【0083】(実施の形態9)なお、以上の実施の形態
1〜6の各扉下がり防止ガイド21,22,23,2
4,25,26の各々は、さらに具体的には可及的に摩
擦係数が小さく、滑りやすい材料のものが好ましいこと
から、それらは例えばナイロン66等の合成樹脂材又は
滑面度の高い金属材によって形成される。
【0084】また、同様の理由により、上記実施の形態
8のように形成される扉6の底部61の構造は、フラッ
トな底部61に対して同様の昇り方向に傾斜した上昇ガ
イド面61aを有するナイロン66等よりなるテーパ形
状の別部品を一体的に付設するように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る保冷庫の全体構
成を示す側面図である。
【図2】同保冷庫の保冷庫本体中央部分の縦断面図であ
る。
【図3】同保冷庫本体中央部分の水平断面図である。
【図4】同保冷庫本体の要部(扉取付部)の拡大断面図
である。
【図5】同保冷庫本体の要部(扉下がり防止ガイド部)
の拡大斜視図である。
【図6】同保冷庫本体の要部(扉下がり防止ガイド部)
の作用を示す拡大断面図である。
【図7】本願発明の実施の形態2に係る保冷庫本体の要
部(扉下がり防止ガイド部)の拡大斜視図である。
【図8】同保冷庫本体の要部(扉下がり防止ガイド部)
の作用を示す拡大断面図である。
【図9】本願発明の実施の形態3に係る保冷庫本体の要
部(扉下がり防止ガイド部)の拡大斜視図である。
【図10】本願発明の実施の形態4に係る保冷庫本体の
要部(扉下がり防止ガイド部)の拡大斜視図である。
【図11】本願発明の実施の形態5に係る保冷庫本体の
要部(扉下がり防止ガイド部)の拡大斜視図である。
【図12】本願発明の実施の形態6に係る保冷庫本体の
要部(扉下がり防止ガイド部)の拡大斜視図である。
【図13】本願発明の実施の形態7に係る保冷庫本体の
要部(扉下がり防止ガイド部)の拡大斜視図である。
【図14】本願発明の実施の形態8に係る保冷庫本体の
要部(扉下がり防止ガイド部)の拡大斜視図である。
【図15】同保冷庫本体の要部(扉下がり防止ガイド
部)の作用を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1は保冷庫、3は保冷手段、3aは冷凍装置、3bは蓄
冷器、4は開口部、5は保冷庫本体、5aは天板部、5
bは底板部、5cは左側板部、5dは右側板部、6は
扉、6a〜6dは扉の外周縁部、7a〜7dは開口部の
扉係合縁部、10は庫内底面、11は外板、12は内
板、13は断熱材、14は庫内背面、20は庫内保冷空
間、30はヒンジ機構、31はヒンジ軸、31a,31
bはヒンジプレートである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱構造の保冷庫本体(5)と、該保冷
    庫本体(5)の開口部(4)に軸支され該開口部(4)
    を開閉する断熱構造の扉(6)と、上記保冷庫本体5に
    配設された保冷手段(3)とを備えた保冷庫であって、
    上記保冷庫本体(5)および扉(6)を合成樹脂成形す
    るとともに上記保冷庫本体(5)の上記開口部(4)の
    断面構造を凹凸構造に形成して剛性をアップさせたこと
    を特徴とする保冷庫。
  2. 【請求項2】 凹凸構造部の凹部は、扉(6)の外周縁
    部(6a)〜(6d)の嵌合部に形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の保冷庫。
  3. 【請求項3】 凹凸構造部の凸部は、扉(6)の外周縁
    部(6a)〜(6d)の係合縁部(7a)〜(7d)に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の保冷
    庫。
  4. 【請求項4】 扉(6)の外周縁部(6a)〜(6d)
    の嵌合部を形成する凹部の扉(6)の一側面に沿う壁部
    (12a)は、その他の部分の壁部に比べて肉厚構造と
    なっていて、該肉厚構造の壁部(12a)に対し、ヒン
    ジ機構(30)を介して扉(6)が軸支されていること
    を特徴とする請求項2記載の保冷庫。
  5. 【請求項5】 扉(6)の外周縁部(6a)〜(6d)
    の嵌合部を形成する凹部の扉(6)の一側面に沿う壁部
    (12a)の裏側には断面L字形の裏当て金具(32
    a),(32b)が重合され、該断面L字形の裏当て金
    具(32a),(32b)を介して当該壁部(12a)
    に対し、ヒンジ機構(30)を介して扉(6)が軸支さ
    れていることを特徴とする請求項2又は4記載の保冷
    庫。
  6. 【請求項6】 保冷庫本体(5)の開口部(4)下面の
    扉(6)の軸支部側位置には、昇り方向に傾斜した上昇
    ガイド面(21a),(22a),(23a),(24
    a),(24b),(25a),(26a)を有し、扉
    (6)の閉回動時において当該扉(6)を上昇方向にガ
    イドする扉下がり防止ガイド(21),(22),(2
    3),(24),(25),(26)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の保
    冷庫。
  7. 【請求項7】 扉(6)の底部(61)には、保冷庫本
    体(5)の開口部(4)下面との間で扉(6)の閉回動
    時において扉(6)を上昇方向に移動させることができ
    るように昇り方向に傾斜した上昇ガイド面(61a)が
    設けられていることを特徴とする請求項1,2,3,4
    又は5記載の保冷庫。
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