JP6667250B2 - 扉装置 - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、筐体に形成された開口に開閉自在に扉を取り付けるための扉装置に関する。
従来、扉の開閉に伴って扉を昇降させて閉扉動作等を助勢する、いわゆるリフトヒンジ機構を備えた扉装置が知られており、例えば下記特許文献1にその開示がある。
特許文献1に開示されているオートクローザーは、扉側に取付けられ、上方斜面カムを備える扉側ドアクローザー(上部構造)と、筐体側に取付けられ、下方斜面カムを備えるブラケット側ドアクローザー(下部構造)と、を備える。これら両部品の一方を樹脂製、他方を金属製として用途に合わせて適宜選択することにより、接衝面の摩耗耐度を調整し、良好な扉開閉動作の実現を図っている。
特開2001−173306号
しかしながら、上記構成では、両部品それぞれに成形金型が必要であるため、コストの増大を招く虞がある。また、両部品は独立部品として成形されるため、それぞれに取付ける必要があり、組立作業工数の増加を招く虞があった。
上記事情に鑑み、本明細書は、簡易な構造によって製造コストを抑制しつつ、高い耐久性を有するリフトヒンジ機構を備えた扉装置を開示する。
本明細書は、筐体に形成された開口を開閉するための扉と、前記開口の上下に配設される一対のヒンジピンと、前記扉の上縁および下縁に配される軸受孔と、下側の前記ヒンジピンの周囲に配されるヒンジカラーと、下側の前記軸受孔の孔縁に配される突起部と、を備え、前記ヒンジピンが前記軸受孔に挿通されることで、前記扉が前記開口を回動開閉自在に支持されるとともに、前記ヒンジカラーと前記突起部とが当接することで、前記扉の開閉に伴って前記扉が昇降するように構成され、前記扉は、前記扉の周縁に配される枠と、前記枠を前記扉に固定する枠固定部材と、を備え、前記下側の軸受孔および前記突起部は、前記枠固定部材に一体形成されている扉装置を開示する。
上記構成によれば、扉の下側は、軸受孔および突起部を備える扉側の上部構造と、ヒンジピンおよびヒンジカラーを備える筐体側の下部構造と、で構成されるリフトヒンジ機構によって支持される。そして、その上部構造が、扉の枠を固定する枠固定部材に一体形成される。よって、上部構造が専用の独立部品とされるような従来技術と比較して、部品点数および組立工数の削減が図られ、製造コストを抑制できる。
ここで、扉の周縁を補強する枠およびこれを固定する枠固定部材は、通常、金属部材で形成されるため、リフトヒンジ機構の上部構造を強度の高い金属製とすることができる。さらに、枠および枠固定部材は、通常、美観を考慮して塗装されることが多く、このような塗装によって、リフトヒンジ機構の上部構造にも耐腐食性を付与することが可能である。
この結果、簡易化された構造によって製造コストを抑制しつつ、高い耐久性を有するリフトヒンジ機構を備えた扉装置を得ることができる。
また、本明細書に開示する上記の扉装置において、前記ヒンジカラーは、上向きの第一カム面を備える一方、前記突起部は、前記第一カム面に当接する下向きの第二カム面を備えており、前記第一カム面および前記第二カム面は、互いに合致する形状の無段傾斜面をなすように形成され、前記第二カム面は、前記扉の開閉に伴って前記第一カム面上を摺動しつつ前記ヒンジピンの周りを回動するように形成されていてもよい。なお、本明細書において無段傾斜面とは、当該面内に段差を有さず、全体が滑らかに傾斜している面をいう。
従来の構成では、扉の開閉に従って扉の昇降を実現するリフトヒンジ機構において、扉の開閉過程で上部構造のカム面と下部構造のカム面との当接面積が変化することが多い。当接面積が小さくなると、扉の荷重等が集中して、ヒンジカラー等にかかる負担が局所的に大きくなり、カム面の摩耗が促進されるのみならず、小さな衝撃でも部品の破損や変形等が引き起こされることがある。これに対し、上記構成によれば、リフトヒンジ機構における上部構造の第一カム面と、下部構造の第二カム面との当接面積を、前記扉の開閉状態に関わらず一定とすることができ、扉の荷重等を安定的に分散可能となる。
この結果、カム面の摩耗や部品の破損等が抑制され、優れた耐久性を有する扉装置を得ることができる。
また、本明細書に開示する上記の扉装置において、前記ヒンジピンは、前記扉の前寄りに位置して設けられ、前記第一カム面および前記第二カム面は、前記ヒンジピンから放射状に広がる中心角が180°以下の略扇形に沿った外形を有していてもよい。
従来の構成では、リフトヒンジ機構における下部構造のカム面は、ヒンジピンの周囲にほぼ全周に亘って略円形に形成されることが多い。しかし、リフトヒンジ機構上部構造のカム面と、下部構造のカム面とが無段傾斜面で当接する場合において、扉の開閉によらず一定の当接面積を維持するには、ヒンジピンを扉の前寄りまたは後寄りに配し、ヒンジピンから放射状に広がる中心角が180°以下の扇形にカム面を形成する方が、カム面を円形に形成するよりも大きな当接面積を確保できる。すなわち、上記構成によれば、同じ厚みの扉を備える扉装置において、カム面において比較的大きな当接面積を確保することができ、扉荷重等を広く分散可能となる。
この結果、カム面の摩耗や部品の破損等が抑制され、高い耐久性を有する扉装置を得ることができる。
また、本明細書に開示する上記の扉装置において、前記ヒンジカラーは略扇形に沿った 外形を有しており、その側面に、等間隔にスリットが形成されていてもよい。



上記の構成によれば、無段傾斜状に形成される第一カム面の傾斜を、スリットの長さ寸法(一定間隔毎のヒンジカラーの厚み)を目安として把握できる。面の傾斜角度を測定するよりも、スリットの長さを測定する方が格段に容易であるため、このようにすれば、第一カム面の形状の管理を行いやすくなる。
また、本明細書に開示する上記の扉装置では、前記ヒンジカラーの前記第一カム面において、前記第二カム面が摺動される位置に、潤滑油を溜めることができる油溜穴が設けられていてもよい。
従来、摺動面の摩耗を抑制するに潤滑油を塗布することが行われているが、扉の開閉回数が多くなると潤滑油が次第に失われ、摩耗防止効果は低下する。上記構成によれば、潤滑油を油溜穴に溜めておくことで、第二カム面の摺動によって油溜穴から絶えず潤滑油を供給できる。
この結果、カム面の摩耗を効果的に抑制可能となって、耐久性の高い扉装置が得ることができる。
なお、油溜穴を、扉が閉止された状態において、その上方が突起部の第二カム面によって閉塞される位置に設ければ、油溜穴へのゴミの浸入や潤滑油の蒸発が抑制されるため、メンテナンスの必要回数を低減し、長期間にわたって潤滑油を供給可能な扉装置を得ることができる。
また、本明細書に開示する上記の扉装置では、前記ヒンジカラーにおいて、前記ヒンジピンを取り巻く部分に、前記枠固定部材に向けて突出する凸部が設けられる一方、前記枠固定部材において、前記突起部の基部から前記軸受孔の周縁に至る部分に、前記ヒンジカラーに向けて突出する縁部が設けられ、前記扉が閉止された状態において、前記凸部と前記縁部とが当接するように形成されていてもよい。
従来の構成では、上記特許文献1に表されているように、扉を閉止した状態において、リフトヒンジ機構の上部構造と下部構造とは扉の昇降を実現するカム面においてのみ当接し、ここに扉の荷重等が集中する。このように部分的に大きな荷重がかかった状態となっていると、比較的小さな衝撃でも部品の破損や変形等が引き起こされる虞がある。これに対し、上記構成によれば、扉を閉止した状態において、第一カム面と第二カム面からなるカム面での当接に加えて、凸部と縁部も当接するため、荷重や衝撃を広く分散可能に維持できる。
この結果、例えば様々な外力が作用しうる輸送時においても、部品の破損や変形を効果的に抑制できる。
本明細書によって開示される技術によれば、簡易な構造によって製造コストを抑制しつつ、高い耐久性を有するリフトヒンジ機構を備えた扉装置を得ることができる。
一実施形態に係る扉装置が取り付けられたショーケースの外観正面図 ショーケースの縦断面図 扉の分解斜視図 扉下部へのコーナージョイント(枠固定部材)の取り付け状態を示す拡大斜視図 ショーケース開口下部へのヒンジカラーの取り付け状態を示す拡大斜視図 左前下方から見たコーナージョイントの外観斜視図 左後上方から見たコーナージョイントの外観斜視図 コーナージョイントの底面図 図6におけるB方向から見たコーナージョイントの側面図 図6におけるC方向から見たコーナージョイントの側面図 図6におけるD方向から見たコーナージョイントの側面図 右前上方から見たヒンジカラーの外観斜視図 ヒンジカラーの平面図 ヒンジカラーの底面図 図12におけるE方向から見たヒンジカラーの側面図 図12におけるF方向から見たヒンジカラーの側面図 図13におけるG−G断面図 扉が閉止された時の下側支持機構の上部構造と下部構造の状態を示す平面模式図 扉が開放された時の下側支持機構の上部構造と下部構造の状態を示す平面模式図 扉が閉止された時のコーナージョイントとヒンジカラーの当接状態を示す側面模式図 扉が開放された時のコーナージョイントとヒンジカラーの当接状態を示す側面模式図
<実施形態>
以下、本明細書によって開示される技術の実施形態のひとつについて、図1から図21に基づいて説明する。本実施形態では、縦型のスイング開閉式冷蔵ショーケース1に取り付けられた扉装置を例示する。なお、以下の説明では、図1における手前側を前側、奥側を後側もしくは背面側、左側を左側、右側を右側とする。
まず、本実施形態に係る扉装置が取り付けられるショーケース1の全体構造について、図1および図2を参照しながら以下に説明する。
図1に示すように、ショーケース1は、前面開口の縦長の断熱箱体から構成される貯蔵庫本体2(筐体)と、貯蔵庫本体2の下方に配設される機械室30とを備える。
図2に示すように、貯蔵庫本体2は、内方が貯蔵室20とされており、貯蔵室20の内部には、食品や飲料品を冷蔵陳列するための複数の棚板21が上下に離間して並ぶように配設される。そして、貯蔵室20の前面に開設された矩形状の開口3に、左右一対の扉4が回動自在に取り付けられる。
貯蔵庫本体2の下方に配設される機械室30内には、少なくとも圧縮機と、凝縮器ファンを備えた凝縮器と、を具備する図示しない冷凍装置が収容されている。機械室30は、底面四隅に設けられた脚31によって支持されており、前面パネル32には外気を機械室30内に取り込むための吸気口33が、背面パネルには上記冷凍装置を冷却した後の排熱を排出するための排気口(図示しない)が、それぞれ設けられている。
他方、図2に示すように、貯蔵室20の天井部における後側には、ドレンパンを兼ねたエアダクト23が張設されることで冷却器室22が画成されており、この冷却器室22内に、冷却器24および冷気循環ファン25が収容されている。また、冷却器室22における前側には吸込口26が、後側には吹出口27が設けられて、冷却器室22と貯蔵室20とが連通した構造とされている。そして、この冷却器室内に収容された冷却器24と、上記機械室30内の冷凍装置とが冷媒配管によって循環接続されて、周知の冷凍回路が形成されている。
ショーケース1の冷却運転は、上記冷凍装置および冷気循環ファン25が駆動されることで行われる。冷気循環ファン25が駆動され、貯蔵室20内の庫内空気が、吸込口26から吸い込まれて冷却器室22内に導かれると、吸い込まれた庫内空気が冷却器24を流通する間に熱交換されて、冷気が生成される。このように生成された冷気が、吹出口27等から貯蔵室20内に吹出されて、貯蔵室20内が冷却される。
この間、冷凍装置等と併せて、機械室30内に設置された凝縮器ファンも駆動される。凝縮器ファンにより、機械室30の前面パネル32に設けられた吸気口33から外気が吸い込まれて機械室30内に導かれると、吸い込まれた外気は、凝縮器や圧縮機の間を流れることでこれらを冷却する。熱交換により温められた空気は、図示しない背面パネルに設けられた排気口から排気されて、排熱が行われるようになっている。
次に、貯蔵庫本体2前面の開口3を開閉するための扉4について説明する。
図3に示すように、扉4は、大まかには、板状ガラス41の周縁部が、全周に亘って枠体42で挟持された構造であり、板状ガラス41を通してショーケース1内方の貯蔵室20内を視認可能とされている。なお、一対の扉4は、左右対称であるほかは互いに同様の構造で、貯蔵庫本体2に同様に支持されているため、以下では、右側の扉4Rについて説明する。
枠体42は、板状ガラス41の周縁を衝撃等から保護するために設けられるものである。枠体42は、1枚の板状ガラス41について、板状ガラス41の左右両側端部を挟持する比較的長尺な2本の縦枠(枠)43と、上端部および下端部を挟持する比較的短尺な2本の横枠(枠)44と、の計4本の枠を備えている。4本の枠は、耐衝撃性に優れた金属で形成される。
図3に示すように、4本の枠のうち、2本の縦枠43は、板状ガラス41の上下方向の長さよりもやや短い長さ寸法に形成されている。両者の寸法差は、後述するコーナージョイント50のコーナー部56の厚みにほぼ相当する。2本の縦枠43のうち、扉4Rが開口3の前面に取り付けられた状態において中央寄り(すなわち左側)に配される縦枠43には、取手45が取り付け固定される。また、2本の横枠44は、板状ガラス41の左右方向の幅よりも短い長さ寸法に形成されている。両者の寸法差は、縦枠43の2本分の幅にほぼ相当する。
図3等に示されているように、4つの枠の内部には、長手方向に延びるジョイント挿入溝46が形成されている。ジョイント挿入溝46は、それぞれの枠の両端において露出している。縦枠43と横枠44は、各枠のジョイント挿入溝46に後述するコーナージョイント(枠固定部材)50挿入嵌合させることで、互いに直角をなすように連結され、ネジ等によって固定される。コーナージョイント50の詳細な構造等については後述する。以下、扉4Rの四角に配される4つのコーナージョイント50のうち、扉4Rが開口3の前面に取付けられた状態において左側(すなわち中央寄り)の上下に配されるものを内側コーナージョイント50I、右上側(外上側)に配されるものを上側コーナージョイント50U、右下側(外下側)に配されるものを下側コーナージョイント50Lとする。
図3に示すように、板状ガラス41に対し、周縁に4本の枠を配し、さらに後面側に矩形状のパッキン49を配して、四角から4つの枠をコーナージョイント50で連結固定することで、枠体42が周縁に配された扉4Rが組み立てられる。
扉4Rは、開口3の上側および下側に配設される支持機構によって、貯蔵庫本体2における開口3の前面に、A1を回動軸として回動自在に支持される。なお、回動軸A1は、図1および図2等に示されているように、扉4の厚み方向において前寄りで、開口3の縦縁よりも僅かに外側に位置するように設けられている。
扉4Rの上側を支持する機構について説明する。
図には示されていないが、貯蔵庫本体2における開口3の上部には、扉4Rを支持する鋼鉄製の支持部材60が固着されている。支持部材60は、開口3の上下に配される部材であり、このうち扉4Rの上側に配される支持部材60は図示されていないが、図5等に示されている下側支持部材60Lと同様の部材であって、鉛直方向の板面を備えた取付部61の一縁から、水平方向の板面を備えた支持部62が直角曲げして形成された形状である。上側の支持部材60は、取付部61の下縁から支持部62が延出するように配され、支持部62の下面が開口3の上縁よりも少し上方にシフトした位置において水平をなすように、貯蔵庫本体2前面にネジ等によって固定される。支持部62の下面において前寄りの位置には、前述の回動軸A1と軸を整合させるようにして、図3に示された上側ヒンジピン65Uが下向きに配設される。
一方、扉4Rの上縁において、上側コーナージョイント50Uの上面右寄りの位置には、図3に示すように、上側軸受孔51Uが設けられている。上側軸受孔51Uに、上側ヒンジピンの先端部が挿通されることにより、扉4の上縁が開口3の前面に軸支される。
次に、扉4Rの下側を支持する機構の概要を説明する。下側の支持機構は、リフトヒンジ機構である。
図5に示すように、貯蔵庫本体2における開口3の下部には、扉4Rを支持する鋼鉄製の支持部材60が固着される。この下側支持部材60Lは、上記した上側支持部材と同様の部材である。下側支持部材60Lは、取付部61の上縁から支持部62が延出するように配され、図5に示すように、支持部62の上面が貯蔵庫本体2の開口3の下縁よりも所定量だけ下方にシフト下位置において水平をなすように、取付けられている。支持部62の上面において前寄りの位置には、前述の回動軸A1と軸とを整合させるようにして下側ヒンジピン65Lが上向きに立設されている。そして、図5に示すように、下側ヒンジピン65Lの回りには、ヒンジカラー70が配される。ヒンジカラー70の詳細な構造等については後述する。
一方、図4に示すように、扉4Rの下縁において、下側コーナージョイント50Lの下面右寄りの位置には、下側軸受孔51Lが設けられている。この下側軸受孔51Lについては、下側コーナージョイント50Lの詳細な構造等と併せて後述する。下側軸受孔51Lに、下側ヒンジピン65Lの先端部が挿通されることにより、扉4の下縁が開口3の前面に軸支される。
以上のようにして、扉4の上側および下側が、貯蔵庫本体2の開口3前面において、ヒンジピン65(上側ヒンジピン65U、下側ヒンジピン65L)を含む回動軸A1周りに回動自在に支持される。
続いて、本発明の要部のひとつであるコーナージョイント50について、詳しく説明する。
コーナージョイント50は、図6ないし図11に示すような形状の部材であり、縦枠43および横枠44と同じく、耐衝撃性の高い金属から形成される。なお、コーナージョイント50のうち、内側コーナージョイント50Iには、後述する軸受孔51、突起部52およびフランジ部53が、上側コーナージョイント50Uには、突起部52およびフランジ部53が、それぞれ形成されていないほかは、下側コーナージョイント50Lと同様の構造であるため、以下においては下側コーナージョイント50Lについて説明し、内側コーナージョイント50Iおよび上側コーナージョイント50Uについての説明は割愛する。
図6および図7に示すように、下側コーナージョイント50Lは、略方形板状のコーナー部56の前寄りの位置から、水平方向延出端57が左方に、鉛直方向延出端58が上方に向けてそれぞれ延出する、略L字形の概観を呈する。
水平方向延出端57は、前述のように横枠44の内方に形成されたジョイント挿入溝46内に挿入される部分である。水平方向延出端57の上面は、肉抜き形成され、この肉抜き部の内側には、板状ガラス41の重量を支持可能な2つの突起が上向きに突設されている。また、図6等に示されているように、複数のネジ穴が挿通されており、水平方向延出端57をジョイント挿入溝46内に挿入した状態で、これらネジ穴にネジを挿通させて留め付けることで、下側コーナージョイント50Lと横枠44とが固定される。
鉛直方向延出端58は、前述のように縦枠43の内方に形成されたジョイント挿入溝46内に挿入される部分である。鉛直方向延出端58の左面は肉抜き形成され、水平断面において前端面が後端面よりもやや突出する略L字型の断面形状をなすように形成されている。図7等に示されているように、鉛直方向延出端58にも複数のネジ穴が挿通されており、鉛直方向延出端58をジョイント挿入溝46内に挿入した状態で、これらネジ穴にネジを挿通させて留め付けることで、下側コーナージョイント50Lと縦枠43とが固定される。
図6等に示すように、コーナー部56と、前述の水平方向延出端57および鉛直方向延出端58との間の延出基端には、段差が形成されている。段差は、コーナー部56の下面が、水平方向延出端57の下面よりも下方に、またコーナー部56の右面が、鉛直方向延出端58の右方に、若干張り出すように形成されている。各延出端が、横枠44または縦枠43が段差に当接するまでジョイント挿入溝46に挿入されることで、図4にも拡大して示すように、コーナー部56と横枠44の下面、並びに、コーナー部56と縦枠43の右面が面一となった状態で固定される。
図6等に示すように、コーナー部56の下面において前方右寄りの角部には、下側軸受孔51Lが形成されている。図7等にも示されているように、下側軸受孔51Lの上方には、カップ型の受部が形成されている。前述の下側ヒンジピン65Lは、下側軸受孔51Lから受部内に挿入され、回動自在に保持される。
同じく図6等に示すように、コーナー部56の下面において下側軸受孔51Lよりも後方には、突起部52が突設されている。突起部52は、下側軸受孔51Lの開孔の中心を円心とする中心角約30°の扇形に沿った外形を有しており、この下面が第二カム面52Aとなる。第二カム面52Aは、後述する第一カム面70Aに合致するような滑らかな無段傾斜状をなし、突起部52は、第二カム面52Aの全面を第一カム面70Aに当接させながら、ヒンジカラー70上を摺動しつつ、下側ヒンジピン65Lの周りを回動可能とされている。
同じく図6等に示すように、コーナー部56の下面において突起部52の基部から下側軸受孔51Lの後寄りの位置には、フランジ部(縁部)53が突設されている。すなわち、図10等に示されているように、水平方向延出端57の下面よりも下方にコーナー部56の下面が、コーナー部56の下面よりも下方にフランジ部53の下面が、フランジ部53の下面よりも下方に突起部52の下面が、位置するようになっている。
続いて、同じく本発明の要部のひとつであるヒンジカラー70について、詳しく説明する。ヒンジカラー70は、図12ないし図17に示すような形状の部材であり、摺動性のよい樹脂材から形成される。
ヒンジカラー70は、図13等に示すように、上面視で中心角が約90°の略扇形の右側縁をなす半径が右方に少しシフトされた外形を有する。円弧の中心が位置する角部には、下側ヒンジピン65Lが挿通される挿通孔71が形成されている。この挿通孔71の孔縁の全周に亘って、リング状に上方に突出するスペーサー部(凸部)73が形成されている。ヒンジカラー70の上面において、スペーサー部73よりも外側の部分は第一カム面70Aとされ、図15および図16等に示されているように、上面視で右後側の側縁から左前側の側縁に向けて滑らかな上がり勾配となるような無段傾斜状に形成されている。上記のようにシフトされた右側縁の前端は、スペーサー部73の外側に沿って上方に折り曲げられた形状とされている。
第一カム面70Aの右側縁寄りの位置には、グリス等を貯留可能な複数の油溜穴74が形成されている。油溜穴74は、ヒンジカラー70の上面において、回動軸A1を通る前後方向の半径から左右に約15°以内の角度をなす半径に沿って配列されている。これにより、扉4Rが閉止された状態において、油溜穴74の上方が第二カム面52Aで閉塞されるようになっている。
ヒンジカラー70の円弧状の側面には、上下方向のスリット75が設けられている。スリット75は、右側縁から前側縁にかけて、等間隔に計3本が形成されている。
また、図14等に示すように、ヒンジカラー70の下面には、挿通孔71を中心とする同心円弧に沿った複数の肉抜き部が形成されており、挿通孔71の後方には、図15ないし図17にも示されているような取付突起79が下向きに突設されている。この取付突起79を、下側支持部材60Lの支持部62における下側ヒンジピン65Lの後方に設けられた図示しない貫通孔に押し込むことで、ヒンジカラー70が下側支持部材60Lに取付けられる。
続いて、扉装置における下側支持機構の、扉4Rの開閉動作に伴う作動について、図18ないし図21を参照しつつ、説明する。なお、図には表していないが、扉4Rの後面と貯蔵庫本体2前面との間には、両者間の隙間を塞いで開口3周縁から貯蔵室20への空気の流出入を防止するパッキン49が配設されている。
図18および図20は、扉4Rが閉止された状態を表している。
図18に示すように、上面視では、上部構造の突起部52は、下側ヒンジピン65Lの真後ろに位置する。このとき、図に示されているように、第二カム面52Aがヒンジカラー70の上面に形成されている油溜穴74の上方に重なって、油溜穴74の上方が閉塞される。
図20に示すように、側面視では、突起部52は、傾斜したヒンジカラー70上面の最も低い位置に当接しており、上部構造を備えた扉4Rは下降位置にある。このとき、図に示されているように、ヒンジカラー70のスペーサー部73と、コーナージョイント50のフランジ部53も当接する。よって、この状態では、扉4Rの荷重等は、第一カム面70Aと第二カム面52Aとの間のカム面に加え、スペーサー部73とフランジ部53との当接面でも分散支持される。
上記の扉4Rが閉止された状態から、扉4Rを開放すべく下側ヒンジピン65を支点として回動させると、突起部52は、上面視では、ヒンジカラー70上面において、下側ヒンジピン65Lの真後ろから反時計回りに回動し、図19に示すように、下側ヒンジピン65Lの左方、下側支持部材60Lの前縁付近まで移動する。
このとき、第二カム面52Aは、傾斜面である第一カム面70A上を、上り勾配に沿って摺動回動することとなり、扉4Rは上昇しつつ開放される。側面視では、図21に示すように、扉4Rが上昇することによって、フランジ部53が上方に移動し、スペーサー部73から離隔する。よって、扉4Rが開放された状態では、上部構造と下部構造とは、第一カム面70Aと第二カム面52Aとのカム面における当接のみで支持されることとなるが、第二カム面52Aは、終始その全面を第一カム面70Aに当接させた状態を維持しており、カム面における当接面積が小さくなることはない。なお、図21において、当接している第一カム面70Aと第二カム面52Aは、スペーサー部73の後方に位置し、図には示されていない。
このように、開放された状態では、扉4Rは上昇位置にあるため、扉4Rに作用している開放方向の外力がなくなると、扉4Rの荷重等によって第二カム面52Aが第一カム面70Aの傾斜に沿って下降する力が働く。よって、扉4Rを閉止しようとする方向への回動力が生じ、扉4Rは自動的に閉鎖される。
本実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
扉4Rの下側を支持するリフトヒンジ機構を構成する上部構造、すなわち、下側ヒンジピン65Lが挿通される下側軸受孔51L、並びに、第二カム面52Aを備えた突起部52が、扉4Rの枠体42を固定するコーナージョイント50のうち、下側コーナージョイント50Lに一体形成される。よって、上部構造が専用の独立部品とされるような従来技術と比較して、部品点数および組立工数の削減が図られ、製造コストが抑制される。
下側軸受孔51Lと第二カム面52Aを備えたコーナージョイント50は、扉4Rの周縁を補強する縦枠43および横枠44と同じく、耐衝撃性に優れ強度の高い金属部材で形成される。よって、リフトヒンジ機構の上部構造は、強度の高いものとなっている。さらに、コーナージョイント50を備える枠体42に、耐腐食性に優れた塗装を施せば、扉4Rの美感を向上させると同時に、リフトヒンジ機構の上部構造の耐久性を高めることができる。
この結果、簡易化された構造によって製造コストを抑制しつつ、高い耐久性を有するリフトヒンジ機構を備えた扉装置とされている。
本実施形態に係る扉装置では、リフトヒンジ機構上部構造のヒンジカラー70の第一カム面70A、並びに、下部構造の突起部52の第二カム面52Aは、互いに合致する形状の無段傾斜面をなすように形成され、第二カム面52Aが、扉4Rの開閉に伴って第一カム面70A上を摺動しつつ、下側ヒンジピン65Lの周りを回動する。よって、リフトヒンジ機構のカム面における当接面積を、扉4Rの開閉状態に関わらず維持することができ、扉4Rの荷重等を安定的に分散可能となる。
この結果、ヒンジカラー70の第一カム面70A等の摩耗や、下側ヒンジピン65L等の部品の破損等が抑制され、優れた耐久性を有する扉装置とされている。
また、本実施形態に係る扉装置では、下側ヒンジピン65Lが扉4Rの前寄りに位置して設けられ、ヒンジカラー70の第一カム面70Aおよび突起部52の第二カム面52Aは、下側ヒンジピン65Lから放射状に広がる中心角が180°以下の略扇形に沿った外形を有している。よって、リフトヒンジ機構のカム面において比較的大きな当接面積を確保することができ、扉4Rの荷重等を広く分散可能となる。
この結果、扉装置の耐久性がさらに向上されている。
また、本実施形態に係る扉装置では、ヒンジカラー70の円弧状の側面に、3本のスリット75が等間隔に形成されている。よって、無段傾斜状に形成される第一カム面70Aの傾斜を、スリット75の長さ寸法(ヒンジカラー70の厚み)を目安として把握できる。
この結果、第一カム面70Aの形状の管理が容易とされている。
また、本実施形態に係る扉装置では、ヒンジカラー70の第一カム面70Aにおいて、突起部52の第二カム面52Aが摺動される位置に、潤滑油を溜めることができる油溜穴74が設けられている。よって、扉4Rの回動に伴って第二カム面52Aが第一カム面70A上を摺動回動することで、油溜穴74からグリス等を供給できるようになっている。さらに、油溜穴74は、扉4Rが閉止された状態において、その上方が突起部52の第二カム面52Aによって塞がれる位置に設けられているため、ゴミの浸入や潤滑油の蒸発が抑制される。
この結果、両カム面の摩耗が効果的に抑制されるとともに、メンテナンスが低減され、扉装置の耐久性がさらに向上されている。
また、本実施形態に係る扉装置では、ヒンジカラー70における挿通孔71の周囲に、上方に突出するスペーサー部73が設けられる一方、コーナージョイント50における突起部52の基部から下側軸受孔51Lの周縁に至る部分には、下方に突出するフランジ部53が設けられ、扉4Rが閉止された状態において、スペーサー部73とフランジ部53とが当接するように形成されている。よって、扉4Rが閉止された状態において、扉4R等の荷重や衝撃を広く分散支持できる。
この結果、例えば輸送時における部品の破損や変形も抑制できるものとされている。
<その他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は、上記記載および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)本技術に係る扉装置において、ヒンジカラーは、樹脂製に限らず、金属等の別の材料で形成してもよい。ただし、十分な強度と優れた摺動性を備える材料を使用することが好ましい。コーナージョイントもまた、金属製に限らず、樹脂等の別の部材で形成してもよい。ただし、成形加工性がよく、優れた強度を備える材料使用することが好ましい。
(2)扉装置は、扉の開き過ぎを防止するストッパ等の機構を、さらに備えていてもよい。
(3)本技術に係る扉装置は、温度等の調節機構を備えない通常の倉庫や戸棚等に適用することもできる。ただし、本技術は、扉荷重が大きくなりがちな断熱恒温庫において、特に有効に適用できる。
1…ショーケース、2…貯蔵庫本体(筐体)、3…開口、4…扉、41…板状ガラス、42…枠体、43…縦枠(枠)、44…横枠(枠)、50…コーナージョイント(枠固定部材)、51U…上側軸受孔(軸受孔)、51L…下側軸受孔(軸受孔)、52…突起部、52A…第二カム面、53…フランジ部(縁部)、65…ヒンジピン、70…ヒンジカラー、70A…第一カム面、71…挿通孔、73…スペーサー部(凸部)、74…油溜穴、75…スリット、A1…回動軸

Claims (5)

  1. 筐体に形成された開口を開閉するための扉と、
    前記開口の上下に配設される一対のヒンジピンと、
    前記扉の上縁および下縁に配される軸受孔と、
    下側の前記ヒンジピンの周囲に配されるヒンジカラーと、
    下側の前記軸受孔の孔縁に配される突起部と、を備え、
    前記ヒンジピンが前記軸受孔に挿通されることで、前記扉が前記開口を回動開閉自在に支持されるとともに、前記ヒンジカラーと前記突起部とが当接することで、前記扉の開閉に伴って前記扉が昇降するように構成され、
    前記扉は、前記扉の周縁に配される枠と、前記枠を前記扉に固定する枠固定部材と、を備え、
    前記下側の軸受孔および前記突起部は、前記枠固定部材に一体形成されており、
    前記ヒンジカラーは、上向きの第一カム面を備える一方、前記突起部は、前記第一カム 面に当接する下向きの第二カム面を備えており、
    前記第一カム面および前記第二カム面は、互いに合致する形状の無段傾斜面をなすよう に形成され、
    前記扉の開閉に伴って、前記第二カム面が終始その全面を前記第一カム面に当接させた 状態を維持しながら前記第一カム面上を摺動しつつ前記ヒンジピンの周りを回動するよう に形成されている扉装置。
  2. 前記ヒンジピンは、前記扉の前寄りに位置して設けられ、
    前記第一カム面および前記第二カム面は、前記ヒンジピンまたは前記軸受孔から放射状に広がる中心角が180°以下の略扇形に沿った外形を有している請求項1に記載の扉装置。
  3. 前記ヒンジカラーは略扇形に沿った外形を有しており、その側面に、等間隔にスリットが形成されている請求項1または請求項2に記載の扉装置。
  4. 前記ヒンジカラーの前記第一カム面において、前記第二カム面が摺動される位置に、潤滑油を溜めることができる油溜穴が設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の扉装置。
  5. 前記ヒンジカラーにおいて、前記ヒンジピンの周囲に、前記枠固定部材に向けて突出する凸部が設けられる一方、前記枠固定部材において、前記突起部の基部から前記軸受孔の周縁に至る部分に、前記ヒンジカラーに向けて突出する縁部が設けられ、前記扉が閉止された状態において、前記凸部と前記縁部とが当接するように形成されている請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の扉装置。
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