JP2000356009A - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JP2000356009A
JP2000356009A JP11168233A JP16823399A JP2000356009A JP 2000356009 A JP2000356009 A JP 2000356009A JP 11168233 A JP11168233 A JP 11168233A JP 16823399 A JP16823399 A JP 16823399A JP 2000356009 A JP2000356009 A JP 2000356009A
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JP
Japan
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plate
roof
metal
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metal roof
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JP11168233A
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Gunji Watanabe
郡治 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性に優れ、通気性を確保して結露の発生
を防止できる屋根構造を提供する。 【解決手段】 野地板5と金属屋根板材9との間に、連
続する凹部11U,11Dを上下にそれぞれ有する通気部材
たる角波板7を設ける。角波板7の上下にある連続した
凹部11U,11Dが通気路となり、金属屋根板材9の裏面
側における結露の発生を防止できる。また、野地板5と
金属屋根板材9との間に角波板7を配置するだけである
から、施工も容易に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属屋根板材を設
ける屋根構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の金属屋
根板材を用いる屋根構造として、実公昭48―4057
1号公報には、金属板の相隣る2辺は上面に折曲されて
係合縁となっており、残る相隣る2辺は下面に折曲され
ている釣子で、釘孔が穿設され(公報第1欄第25〜29
行)た金属板葺屋根がある。この金属板葺屋根では、公
報の第3図及び第4図に示されているように、下地材の
上面に沿って金属板が取り付けられているため、金属板
の内面側に結露が発生し易いという問題がある。
【0003】このような問題を解消するため、下地材の
上に複数の垂木を平行に取り付け、この垂木に金属板を
取り付けることにより、前記下地材と金属板との間にお
いて、垂木間に空間を形成し、これにより結露を防止す
る屋根構造が知られている。
【0004】しかし、上記屋根構造では、垂木と垂木の
間に通気路を形成できるものの、垂木部分がデッドスペ
ースとなり、下地材と金属板との通気性が損なわれる面
がある。また、施工においては、上記金属板葺屋根とは
異なり、上記屋根構造では、下地材に複数の垂木を位置
決めして固定し、さらに、この固定した垂木に金属板を
取り付けるため、施工が煩雑になるという問題がある。
【0005】そこで、本発明では、施工性に優れ、通気
性を確保して結露の発生を防止できる屋根構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、下地
材とこの下地材の上に設ける金属屋根板材とを備えた屋
根構造において、前記下地材と前記金属屋根板材との間
に、連続する凹部を上下にそれぞれ有する通気部材を設
けたものである。
【0007】この請求項1の構成によれば、通気部材の
上下にある連続した凹部が通気路となり、結露の発生を
防止できる。また、下地材と前記金属屋根板材との間に
通気部材を配置するだけであるから、施工も容易に行な
うことができる。
【0008】また、請求項2の発明は、前記通気部材は
上下に平面部を有するものである。
【0009】この請求項2の構成によれば、下の平面部
を下地材側に載置し、上の平面部に屋根板材を載置する
ことにより、屋根板材を安定して取り付けることができ
る。
【0010】また、請求項3の発明は、前記金属屋根板
材に係止する吊り子の下部を、前記凹部の下底面に配置
すると共に、該下底面を通して前記下地材に固定したも
のである。
【0011】この請求項3の構成によれば、通気部材の
上から直接下地材に吊り子を固定することができ、同時
に通気部材を下地材に固定することができる。
【0012】さらに、請求項4の発明は、隣合う前記通
気部材の間に、前記凹部に連通する隙間を設けたもので
ある。
【0013】この請求項4の構成によれば、凹部に隙間
から空気が出入りできるから、通気性が向上する。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図面
を参照して説明する。図1ないし図5は、本発明の第1
実施例を示し、同図に示すように、傾斜面を有する屋根
構造1は、支持材2の上に、断熱材3と防湿シート4と
下地材である野地板5を重ね合わせ、さらに、野地板5
の上に止水性を有するルーフィング6を設け、このルー
フィング6の上に通気部材たる角波板7を設け、この角
波板7の上に通気性を有するルーフィング8を設け、こ
のルーフィング8の上に金属屋根板材9を敷設し、吊り
子10により固定している。
【0015】前記断熱材3はポリスチレンボードなどか
らなり、前記防湿シート4は薄いポリエチレンフィルム
などからなり、前記野地板5は比較的厚い高圧木毛セメ
ント板などからなり、前記ルーフィング6はゴムアス系
のものであり、前記金属屋根板材9は厚さ0.7ミリ程
度の亜鉛合金板などが用いられる。図2に示すように、
前記角波板7は、厚さ略0.5ミリの金属板を折曲げ加
工したものであって、上下にそれぞれ平面部7U,7D
を有し、上の平面部7Uは下の平面部7Dより幅広に形
成され、上下にそれぞれ連続した凹部11U,11Dが形成
されている。尚、この例では、金属屋根板材9の長さ方
向を屋根の上下方向に合わせて該金属屋根板材9を敷設
し、また、凹部11U,11Dの長さ方向を屋根の左右方向
に合わせている。前記吊り子10は部分吊り子であって、
前記金属屋根板材9の端部に係止するほぼ水平方向の係
止部10Aを上部に有すると共に、下部に前記凹部11Uに
配置される取付部10Bを有し、取付手段たるビス12によ
り固定され、前記取付部10Bには、前記ビス12を挿通す
る孔10Cが穿設されている。また、図3に示すように、
工場において、前記金属屋根板材9の一方の端部を上方
にほぼ垂直に折曲げ、この垂直に折曲げた先端を表面側
にほぼ水平に折曲げた端部9Aを形成し、他方の端部を
上方にほぼ垂直に折曲げ、この垂直に折曲げた端部をほ
ぼ水平に折曲げ、さらに、この水平に折曲げた端部を下
方にほぼ垂直に折り曲げた端部9Bを形成し、他方の立
上り部9Bが、吊り子10を係止した一方の立上り部9A
に外嵌する。
【0016】次に、前記屋根の施工方法につき、説明す
ると、断熱材3,防湿シート4,野地板5及びルーフィ
ング6の施工の取付けが終わったら、ルーフィング6の
上に複数の角波板7を並べて敷設する。この場合、凹部
11U,11Dを屋根の左右方向に沿って配置し、図5に示
すように、隣合う角波板7,7間に隙間13を設けるよう
にして配置し、必要に応じて、角波板7を野地板5に仮
固定する。前記隙間13は、前記接合部14の下部位置を外
して、前記金属屋根板材9の裏面側になるように配置す
る。尚、図中Mは棟側、Nは軒側である。そして、角波
板7の上にルーフィング8を張り、金属屋根板材9を敷
設し、該金属屋根板材9の立上り部9Aに吊り子10の係
止部10Aを被せ、その取付部10Bを凹部11Uの下底面に
配置し、孔10Cに挿通したビス12を角波板7と野地板5
に捩じ込み、吊り子10を野地板5に固定すると同時に、
角波板7を野地板5に固定する。そして、吊り子10の上
から、隣合う金属屋根板材9の端部9Bを被せ、図3の
鎖線に示すように、端部9Bの先端側を端部9Bの下面
側に折り曲げて重ね合わせた後、上から端部9B,係止
部10A,端部9A及び端部9Bが重ね合わされたほぼ水
平な部分を、図4に示すように、下向きに折曲げて接合
部14を形成し、隣合う金属屋根板材9,9を接合する。
【0017】このようにして施工した屋根構造1にあっ
ては、隙間13の軒N側が外部と連通しているため、隙間
13と連通する凹所11U,11Dが外部と連通し、金属屋根
板材9と野地板5との間の空間における通気性を確保す
ることができ、結露の発生を防止できる。また、従来の
垂木のように1本1本固定するものとは異なり、角波板
7を取付ければ良いから、施工性に優れる。
【0018】このように本実施例では、請求項1に対応
して、下地材たる野地板5とこの野地板5の上に設ける
金属屋根板材9とを備えた屋根構造1において、野地板
5と金属屋根板材9との間に、連続する凹部11U,11D
を上下にそれぞれ有する通気部材たる角波板7を設けた
ものであるから、角波板7の上下にある連続した凹部11
U,11Dが通気路となり、金属屋根板材9の裏面側にお
ける結露の発生を防止でき、また、野地板5と金属屋根
板材9との間に角波板7を配置するだけであるから、施
工も容易に行なうことができる。
【0019】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、通気部材たる角波板7は上下に平面部7
U,7Dを有するから、下の平面部7Dを下地材側に載
置し、上の平面部7Uに屋根板材9を載置することによ
り、屋根板材9を安定して取り付けることができる。
【0020】また、このように本実施例では、請求項3
に対応して、金属屋根板材9に係止する吊り子10の下部
を、凹部11Uの下底面に配置すると共に、該下底面を通
して下地材たる野地板5に固定したものであるから、角
波板7の上から直接野地板5に吊り子10を固定すること
ができ、同時に角波板7を野地板5に固定することがで
きる。
【0021】さらに、このように本実施例では、請求項
4に対応して、隣合う通気部材たる角波板7,7の間
に、凹部11U,11Dに連通する隙間13を設けたものであ
るから、隙間13から凹部11U,11Dに空気が出入りでき
るため、通気性が向上し、金属屋根板材9の裏面側にお
ける結露を防止できる。
【0022】また、実施例上の効果として、金属屋根板
材9を載置する上側の平面部7Uを下側の平面部7Dよ
り幅広に形成したから、金属屋根板材9を安定して取り
付けることができる。
【0023】図6は本発明の第2実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、金属屋根板材9の
長さ方向を屋根の左右方向に合わせて該金属屋根板材9
を敷設し、また、凹部11U,11Dの長さ方向を屋根の上
下方向に合わせている。そして、屋根の上下方向で隣合
う角波板7,7の間には隙間13を設け、この隙間13は少
なくとも屋根の左右において、外部と連通している。ま
た、軒Nに位置する角波板7の凹部11U,11Dも軒N側
において外部と連通している。
【0024】このように本実施例においても、凹部11
U,11Dにより下地材と金属屋根板材9との間の通気性
を確保することができ、上記第1実施例と同様な作用,
効果を奏する。
【0025】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
実施が可能である。例えば、通気部材は金属製に限ら
ず、合成樹脂製など各種の材質のものを用いることがで
き、また、通気部材は、実施例で示した角型に限らず、
湾曲面が上下に連続する波型のものを用いることもでき
る。さらに、実施例では、下地材として断熱材の上の野
地板を示したが、野地板を用いることなく、断熱材を野
地板とすることもできる。また、屋根は湾曲状に傾斜し
ていてもよいし、水平でもよい。さらに、取付手段はビ
スに限らず釘などでもよく、吊り子には、必ずしも孔10
Cを形成する必要はなく、吊り子の取付部に、取付部材
により現場で孔を開けるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、下地材とこの下地材
の上に設ける金属屋根板材とを備えた屋根構造におい
て、前記下地材と前記金属屋根板材との間に、連続する
凹部を上下にそれぞれ有する通気部材を設けたものであ
り、施工性に優れ、通気性を確保して結露の発生を防止
できる屋根構造を提供することができる。
【0027】また、請求項2の発明は、前記通気部材は
上下に平面部を有するものであり、施工性に優れ、通気
性を確保して結露の発生を防止できる屋根構造を提供す
ることができる。
【0028】また、請求項3の発明は、前記金属屋根板
材に係止する吊り子の下部を、前記凹部の下底面に配置
すると共に、該下底面を通して前記下地材に固定したも
のであり、施工性に優れ、通気性を確保して結露の発生
を防止できる屋根構造を提供することができる。
【0029】さらに、請求項4の発明は、隣合う前記通
気部材の間に、前記凹部に連通する隙間を設けたもので
あり、施工性に優れ、通気性を確保して結露の発生を防
止できる屋根構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す屋根の断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す通気部材の断面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例を示す屋根の要部の断面図
であり、金属屋根板材の接合前の状態を示す。
【図4】本発明の第1実施例を示す屋根の要部の断面図
であり、金属屋根板材の接合後の状態を示す。
【図5】本発明の第1実施例を示す一部を切欠いた屋根
の平面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す一部を切欠いた屋根
の平面図である。
【符号の説明】
1,1A 屋根構造 5 野地板(下地材) 7 角波板(通気部材) 7U,7D 平面部 9 金属屋根板材 10 吊り子 11U,11D 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材とこの下地材の上に設ける金属屋
    根板材とを備えた屋根構造において、前記下地材と前記
    金属屋根板材との間に、連続する凹部を上下にそれぞれ
    有する通気部材を設けたことを特徴とする屋根構造。
  2. 【請求項2】 前記通気部材は上下に平面部を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の屋根構造。
  3. 【請求項3】 前記金属屋根板材に係止する吊り子の下
    部を、前記凹部の下底面に配置すると共に、該下底面を
    通して前記下地材に固定したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の屋根構造。
  4. 【請求項4】 隣合う前記通気部材の間に、前記凹部に
    連通する隙間を設けたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の屋根構造。
JP11168233A 1999-06-15 1999-06-15 屋根構造 Pending JP2000356009A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332545A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Nippon Light Metal Co Ltd 天井裏の換気構造

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