JP2000355356A - 連続バンドおよびその製造方法 - Google Patents

連続バンドおよびその製造方法

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JP2000355356A
JP2000355356A JP2000169943A JP2000169943A JP2000355356A JP 2000355356 A JP2000355356 A JP 2000355356A JP 2000169943 A JP2000169943 A JP 2000169943A JP 2000169943 A JP2000169943 A JP 2000169943A JP 2000355356 A JP2000355356 A JP 2000355356A
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locking
frame
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JP2000169943A
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English (en)
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Takao Kakihashi
孝男 蠣橋
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RYOOICHI KK
Amano Corp
Original Assignee
RYOOICHI KK
Amano Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンドの巻き取り個数を増やして結束等の作
業能率を向上させる。バンドを円滑に解くことができて
自動結束機等に対して確実に供給する。バンドを確実な
連続状態に結合することができる。 【構成】 バンド1は係止用突条4、5を有する帯状の
バンド本体2の基部にバンド本体挿通用の穴12と係止
爪17、18を有する枠体3を連設する。ユニットごと
に順次成形し、ユニット同志をその端部の第1と第2の
結合部20と21により一体に結合してバンド1を多数
縦方向に連続させる。そして、第1の結合部20は、そ
の両側部が中央部から両側縁に至るに従い、次第に薄肉
となるように形成し、第1の結合部20の両側部を第2
の結合部21により包むようにして結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の電線の結束、
農園芸における苗木と添木の結束、果実に被せた袋の結
束、家庭用等のごみ袋の開口部の結束、カーテンの結
束、漁網の補修のための網糸の交叉部の結束、建設現場
における鉄筋の交叉部の結束等、各種対象物を結束する
ために使用し、または性フェロモン剤を大気中に放出す
るために自らを果樹の枝等に結んで使用するバンドを多
数連続した連続バンドおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より結束バンドで電線等を結束する
には自動結束機を用いることができる。この自動結束機
に結束バンドを自動供給するため、従来においては、多
数の結束バンドを横方向に並列し、各枠体の背方へ突設
した突出片間を帯状片により連続し、帯状片を湾曲させ
て巻き取っていた。そして、自動結束機で突出片を順次
切断することにより結束バンドを切り離し、この切り離
した結束バンドで電線等を結束するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の連
続結束バンドでは、横方向に並列し、自動結束機に側方
から供給するため、操作の邪魔にならないようにするに
は、おのずから巻き取り個数が少なくなる。また、バン
ド本体の先端側である自由端側が絡みやすく、解きにく
いため、自動供給が不可能となるおそれがある。また、
各枠体の背方へ突設した突出片間を帯状片により連続し
ているが、結束の際には、突出片を切断して帯状片を切
除するため、材料の無駄が多く、非経済的であるなどの
問題がある。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、バンドの巻き取り個数を増やすことが
できるようにして結束等の作業能率の向上を図ることが
でき、また、バンドを円滑に解くことができて自動結束
機等に対して確実に自動供給することができ、また、材
料の無駄を少なくして低コスト化を図ることができ、更
に、結合部を確実に一体化することができて巻き取り状
態でも結合部が離脱するのを防止することができるよう
にした連続バンドおよびその連続バンドを簡単に、かつ
確実に製造することができるようにした製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の連続バンドは、帯状のバンド本体、このバ
ンド本体に設けられた係止用突条、上記バンド本体の基
部に連設され、上記バンド本体の挿通用の穴を有する枠
体、この枠体に一体に設けられ、上記穴に挿通される上
記バンド本体の係止用突条を係止して抜け止めする係止
爪を備えたバンドであって、上記バンド本体の途中、若
しくは上記枠体と上記バンド本体の先端部において、両
側部が両側縁に至るに従い、次第に薄肉となる第1の結
合部と、この第1の結合部の両側部を被覆し得る第2の
結合部とが一体に結合され、上記多数のバンドが、同一
姿勢を繰り返すように縦方向に連続されたものである。
【0006】そして、上記第1と第2の結合部はバンド
の連続方向で抜け止め状態となるかみ合い形状に形成す
るのが好ましい。
【0007】また、上記係止用突条を上記バンド本体に
列設し、上記係止爪を上記枠体の壁体における穴の出口
側外端で上記バンド本体の挿通方向に沿うような方向で
可撓性を有するように突設するのが好ましい。
【0008】上記本発明の連続バンドは、性フェロモン
剤を混合した高分子材料により上記性フェロモン剤が放
出可能となるように成形し、または性フェロモン剤を放
出可能となるように含浸させるために多孔性の高分子材
料により成形することができる。上記高分子材料とし
て、光分解プラスチック、生分解プラスチックのいずれ
か、若しくは両方を用いることができる。
【0009】上記のように性フェロモン剤を用いる場合
には、バンドを連続させた後、撥水性と通気性を有し、
性フェロモン剤を徐々に放出することができる薄膜で被
覆し、また、高分子材料として光分解プラスチックを用
いる場合には、上記性質に加えて光透過性を有する薄膜
により被覆するのが好ましく、このような材料としてシ
リコンを用いることができる。
【0010】本発明の連続バンドの製造方法は、帯状の
バンド本体、このバンド本体に設けられた係止用突条、
上記バンド本体の基部に連設され、上記バンド本体の挿
通用の穴を有する枠体、この枠体に一体に設けられ、上
記穴に挿通される上記バンド本体の係止用突条を係止し
て抜け止めする係止爪を備えたバンドの製造方法であっ
て、ユニットごとに順次成形し、成形済みのユニットの
端部に形成され、中央部から両側縁に至るに従い、次第
に薄肉となる第1の結合部における両側部を、成形中の
ユニットの端部における第2の結合部で被覆するように
一体に結合し、上記多数のバンドを同一姿勢を繰り返す
ように縦方向に連続させるようにしたものである。
【0011】そして、上記製造方法におけるユニット
が、係止用突条を有する帯状のバンド本体における途中
から基部に至る基部側構成部分、上記バンド本体の基部
に連設され、上記バンド本体の挿通用の穴を有する枠
体、この枠体に一体に設けられ、上記穴に挿通される上
記バンド本体の係止用突条を係止して抜け止めする係止
爪、上記枠体に連設され、上記バンド本体における除か
れた部分に相当し、隣に連続するバンドのバンド本体に
おける先端部側構成部分から成り、ユニットのバンド本
体の先端部側構成部分の基端とバンド本体の基部側構成
部分の先端に形成した第1と第2の結合部を一体に結合
することができる。
【0012】または上記製造方法におけるユニットが、
係止用突条を有する帯状のバンド本体、このバンド本体
の基部に連設され、上記バンド本体の挿通用の穴を有す
る枠体、この枠体に一体に設けられ、上記穴に挿通され
る上記バンド本体の係止用突条を係止して抜け止めする
係止爪から成り、ユニットの枠体の背方とバンド本体の
先端に形成した第1と第2の結合部を一体に結合するこ
とができる。
【0013】または上記製造方法におけるユニットが、
帯状のバンド本体、このバンド本体に設けられた係止用
突条、上記バンド本体の基部に連設され、上記バンド本
体の挿通用の穴を有する枠体、この枠体に一体に設けら
れ、上記穴に挿通される上記バンド本体の係止用突条を
係止して抜け止めする係止爪を備えた縦連続状態の複数
本のバンドを第1と第2の結合部の間に有し、ユニット
の第1と第2の結合部を一体に結合することができる。
【0014】上記第1と第2の結合部はバンドの連続方
向で抜け止め状態となるかみ合い形状に形成するのが好
ましい。
【0015】
【作用】上記のように多数のバンドを縦方向に連続させ
ることによりバンドを縦方向に巻き取ることができ、し
かも、多数のバンドを同一姿勢を繰り返すように連続さ
せることにより、薄肉のバンド本体の先端部で簡単に切
離しながらバンドを自動結束機等に対してその内部の送
り方向に順次供給することができ、バンドの巻き取り個
数が多くても操作の邪魔にならないので、バンドの巻き
取り個数を大幅に増やすことができる。また、バンドを
縦方向に巻き取り、自由端がないので、互いに絡むおそ
れがなく、円滑に解くことができる。更に、第1の結合
部において、中央部から両側縁に至るに従い、次第に薄
肉となる両側部を第2の結合部で被覆するようにして確
実に結合することができる。
【0016】また、ユニットごとに順次成形しながら結
合することにより、バンドを多数縦方向に連続させるこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1ないし図5は本発明の連続バンド
の第1の実施例を示し、図1(a)は一部の概略平面
図、図1(b)は一部概略側面図、図2(a)は一部拡
大平面図、同2(b)は図2(a)の中央縦断面図、図
3は要部の拡大断面図、図4は図3のA−A矢視図、図
5は図2(a)のB−B線に沿う拡大断面図である。
【0018】図1ないし図4に示すように、結束用のバ
ンド1は高分子材料から成り、バンド本体2の基部に四
角形状の枠体3が連設されている。バンド本体2は細長
い帯状に形成され、両側の扁平面側には第1と第2の係
止用突条4と5が長手方向に多数列設され、各係止用突
条4、5は長手方向と直角方向で、バンド本体2の扁平
面に対して垂直な係止面6を有し、係止面6の外端から
バンド本体2の先端側に向かって次第に薄肉となる傾斜
部7を有し、各係止用突条4、4間および5、5間は短
い薄肉部8となっている。バンド本体2の長手方向の両
側縁は第1と第2の係止用突条4と5の外端とほぼ同じ
高さとなるガイドリブ9と10が形成され、先端部11
は薄肉に形成され、かつ先端に至るに従い次第に幅がや
や狭くなるように形成されている。枠体3はバンド本体
2を挿通するための穴12を有している。枠体3におけ
るバンド本体2の連設側とこの連設側とは反対側の対向
する壁体13と14は他方の対向する壁体15と16よ
り低く形成され、壁体14と13における穴12の出口
側外端で第1と第2の係止爪17と18がバンド本体2
の挿通方向に沿うような方向で突設されている。各係止
爪17、18はこれらを挟む壁体15と16から分離さ
れて可撓性を有するように形成され、その内側形状は第
1と第2の係止用突条4と5の外形形状に対応するよう
に形成されて先端側の係止部19が穴12を狭めるよう
に形成され、先端外面は内端より外端に至るに従い次第
に低くなるようにやや傾斜されている。第1と第2の係
止爪17と18を挟む壁体15と16は第1と第2の係
止爪17と18より高く突出するように設定されてい
る。また、第1と第2の係止爪17と18の係止部19
の先端の間隔がバンド本体2の薄肉部8の肉厚より狭く
なるように設定されている。壁体13、14における穴
12の入口側はバンド本体2を挿入しやすくするため、
面取りされている。
【0019】上記構成の結束用のバンド1は、枠体3の
背部とバンド本体2の先端とを順次連設して同一姿勢を
繰り返すように縦方向に連続されている。そして、本発
明の第1の実施例においては、前後のバンド1がバンド
本体2の先端部11よりやや内方に位置する途中の肉厚
部で第1と第2の結合部20と21によりかみ合い状態
で一体に結合されて縦方向に多数連続されている。この
ような連続バンドは、薄肉のバンド本体2の先端部で簡
単に一本ずつ切り離して使用することができるようにな
っている。
【0020】その詳細について、以下、製造方法並びに
製造装置と共に説明する。図7(a)および(b)はそ
れぞれ製造装置に用いる共通の可動金型を示し、キャビ
ティ内の詳細形状を省略した概略底面図および概略側面
図、図8(a)および(b)はそれぞれ製造装置に用い
る第1と第2の循環金型を示し、キャビティ内の詳細形
状を省略した概略平面図および概略側面図、図9ないし
図14は本発明の製造方法を示し、各製造工程説明用の
概略側面図、図15は図9の概略平面図、図16は図1
1の概略平面図、図17(a)、(b)は本発明の製造
方法によりバンドを連続させる説明図で、図17(a)
はユニットの一例を示す概略平面図、図17(b)は同
ユニット同士を結合した状態の概略平面図である。
【0021】本実施例の連続バンドを得るには、図7
(a)、(b)に示す共通の可動金型(上金型)22
と、図8(a)、(b)に示すよう第1、第2の循環金
型(下金型)23、24とを組み合わせて用い、図17
(a)、(b)に示すユニットUごとに成形しながら結
合する。
【0022】本実施例におけるユニットUは、図17
(a)、(b)に示すように、それ自体では一本の完成
状態のバンドを構成することはできず、帯状のバンド本
体2の途中で、薄肉の先端部11側を除いた部分から第
1、第2の係止用突条4、5を有し、基部に至る肉厚の
基部側構成部分2aと、バンド本体2の基部に連設さ
れ、穴12を有する枠体3と、枠体3に一体に設けら
れ、穴12に挿通されるバンド本体2の第1、第2の係
止用突条4、5を係止して抜け止めする第1、第2の係
止爪17、18と、枠体3に連設部11aを介して連設
され、上記バンド本体2における除かれた先端部11側
部分に相当し、隣に連続するバンド1のバンド本体2に
おける薄肉の先端部側構成部分2bとから成る。そし
て、ユニットUのバンド本体2の先端部側構成部分2b
と、これに続くユニットUの基部側構成部分2aとは第
1の結合部20と、第2の結合部21によりかみ合い状
態で一体に結合されるように形成される。先端部側構成
部分2bの第1の結合部20は中央部の棒状部と両側の
突起状部とから成り、棒状部は図2、図5からも明らか
なように、両側部が中心線より両側長手縁側に至るに従
い次第に薄肉となり、断面においてほぼ菱形となるよう
に形成され、先端に円形部が形成され、両側の突起状部
は棒状部の基部から長手縁側に至るに従い後方へ突出す
るように傾斜されている。第2の結合部21は第1の結
合部20に対応するような形状で二股状となるように成
形される。このような第1と第2の結合部20と21
は、第1の結合部20において、中央部から両側縁に至
るに従い、次第に薄肉となる両側部を第2の結合部21
で被覆するとともに、第1の結合部20と第2の結合部
21とがバンド1の連続方向で抜け止めされるようなか
み合い状態で一体に結合されることにより、縦方向に連
続したバンド1は長手方向に離脱しないように、しか
も、縦方向に沿って湾曲しても剥離しないように一体化
される。
【0023】図8(a)、(b)に示す第1と第2の循
環金型23と24は同一形状に形成されている。そし
て、後述するようにこれらの第1および第2の循環金型
23および24は水平面内で循環するように移動されて
図7(a)、(b)に示す共通可動金型22に対する縦
方向の前後位置が入れ替えられ、これら共通可動金型2
2と第1および第2の循環金型23および24との協力
により、順次、ユニットUを第1と第2の結合部20と
21の結合により連続状態に成形する。そのため、第1
と第2の循環金型23、24は、縦方向の前後直列に並
べられた状態で、キャビティ25が連続し、各キャビテ
ィ25がその後側部にバンド本体2における先端部側構
成部分2bの基端の第1の結合部20の成形部26に加
えて基部側構成部分2aの先端の第2の結合部21の成
形部27を共に一箇所にのみ有し、前側部に基部側構成
部分2aの第2の結合部21の成形部を有しないように
形成されている。一方、共通可動金型22は図7
(a)、(b)に示すように、キャビティ28の後側に
上記のように直列状態に並べられた第1、第2の循環金
型23、24のうち、後方に位置する第2、若しくは第
1の循環金型24、若しくは23のキャビティ25にお
ける基部側構成部分2aの第2の結合部21の成形部2
7に挿入され(図9、図14、図15、図16参照)、
その成形を阻止する成形阻止部29が突設され、キャビ
ティ28の前側部が前方の第1、若しくは第2の循環金
型23、若しくは24のキャビティ25における基部側
構成部分2aの第1の結合部21の成形部27と協力し
て第2の結合部21を成形する成形部30を有するよう
に形成されている(図12、図14、図16参照)。
【0024】共通可動金型22は移動手段(図示省略)
により図9、図10に示すように、循環金型23、24
に対して締められ、若しくは開放されるように上下動し
得るようになっている。第1、第2の循環金型23、2
4は移動手段(図示省略)により水平面内で循環するよ
うに移動されて前後位置が入れ替えられるようになって
いる。その一例として、第1、第2の循環金型23、2
4は縦の直列方向に前進され、前進位置で側方へ移動さ
れ、続いて後方へ移動され、その後、縦の直列位置の後
方に移動されるようになっている。すなわち、前側に位
置する第1、若しくは第2の循環金型23、若しくは2
4が側方に迂回して後側に位置していた前進位置の第
2、若しくは第1の循環金型24、若しくは23の後側
へ移動されるようになっている。
【0025】そして、まず、図9、図15に示すよう
に、第1の循環金型23に対して共通可動金型22を締
めるように組み合わせ、共通可動金型22側のスプル、
ランナおよびゲート(いずれも図示省略)を介して加熱
溶融した高分子成形材料を両金型23、22のキャビテ
ィ25と28に注入して充填することにより、図17
(a)に示す1番目のユニットUを成形する。1番目の
ユニットUの成形に際し、上記のように第1の循環金型
23のキャビティ25はその後側部にバンド本体2にお
ける先端部側構成部分2bの基端に位置する第1の結合
部20および基部側構成部分2aの先端に位置する第2
の結合部21の成形部26および27を共に一箇所にの
み有し、前側部に基部側構成部分2aの第2の結合部2
1の成形部を有しないように形成し、しかも、基部側構
成部分2aの第2の結合部21の成形部27には上金型
22の成形阻止部29が挿入されているので、ユニット
Uの基部側構成部分2aの第2の結合部21は成形され
ず、先端部側構成部分2bの第1の結合部20のみ成形
される。
【0026】次に、図10に示すように、第1の循環金
型23に対して共通可動金型22を上昇させて開放し、
成形されたユニットUを第1の循環金型23側に残す。
次に、図11に示すように、第1の循環金型23を前進
させ、図12、図16に示すように、第2の循環金型2
4を第1の循環金型23の後側に縦方向の直列状態に並
べて共通可動金型22に対応させる。次に、共通可動金
型22を下降させ、成形阻止部29を後側の第2の循環
金型24のキャビティ25の成形部27に挿入させると
共に、キャビティ28の成形部30を前側の第1の循環
金型23の成形部27と対応させるように閉じる。この
状態で上記と同様に共通可動金型22側からキャビティ
25、28に加熱溶融した高分子成形材料を注入して充
填することにより、図17(b)に示すように、2番目
のユニットUを成形する。この2番目のユニットUの成
形に際し、先端部側構成部分2bの基端に位置する第1
の結合部20を成形するのは上記のとおりであるが、上
記のように前側の第1の循環金型23のキャビティ25
の成形部27を開放し、この成形部27に共通可動金型
22のキャビティ28の成形部30を対応させているの
で、基部側構成部分2aの先端に位置する第2の結合部
21を1番目に成形してあるユニットUにおける先端部
側構成部分2bの基端に位置する第1の結合部20に対
し、上記のように第2の結合部21で第1の結合部20
において中央部から両側縁に至るに従い、次第に薄肉と
なる両側部を被覆するように、しかも、第1の結合部2
0と第2の結合部21とがバンド1の連続方向で抜け止
め状態となるかみ合い状態で成形することができる。し
たがって、1番目の成形済みのユニットUが硬化しない
間に2番目のユニットUを成形することにより、1番目
のユニットUの第1の結合部20に2番目のユニットU
の第2の結合部21を上記のような状態で一体に結合す
ることができる。
【0027】次に、図13に示すように、第2の循環金
型24に対して共通可動金型22を上昇させて開放し、
成形済みのユニットUを外した第1の循環金型23を側
方に迂回させるとともに、図14に示すように、第2の
循環金型24を前進させて第1の循環金型23を第2の
循環金型24の後側に並べ、共通可動金型22を上記と
同様に下降させて閉じる。そして、2番目のユニットU
と同様に3番目のユニットUを成形して第1と第2の結
合部20と21を上記と同様に、一体に結合することが
でき、以下、上記と同様の動作を繰り返して行うことに
より、図1(a)、(b)に示すように、多数のバンド
1を、枠体3の背部とバンド本体2の先端とが順次連設
されて同一姿勢を繰り返すように縦方向に順次連続状態
に成形することができる。
【0028】このように構成された連続バンドの使用要
領について説明する。多数のバンド1を縦方向に連続し
た連続バンドは、連続方向の縦方向に巻き取ることがで
きる。このとき、上記のように前後のバンド1の結合部
20、21はバンド本体2の途中の肉厚部分に配置さ
れ、また、第2の結合部21で第1の結合部20におい
て中央部から両側縁に至るに従い、次第に薄肉となる両
側部を被覆するように、しかも、第1の結合部20と第
2の結合部21とがバンド1の連続方向で抜け止め状態
となるように確実に一体化されているので、確実な連続
状態を維持することができる。そして、自動結束機に対
してバンド1を順次供給するが、上記のように多数のバ
ンド1が、枠体3の背部とバンド本体2の先端とを順次
連設して同一姿勢を繰り返すように縦方向に連続されて
いることにより、バンド1を自動結束機内部の送り方向
に順次供給することができるので、バンド1の巻き取り
個数が多くても操作の邪魔になることがなく、したがっ
て、バンド1の巻き取り個数を増やし、作業能率を向上
させることができる。また、バンド1を縦方向に巻き取
り、自由端がないので、互いに絡むおそれがなく、円滑
に解くことができ、したがって、自動結束機に対してバ
ンド1を確実に自動供給することができる。自動結束機
では供給された連続バンドに対して枠体3とバンド本体
2との連設部11aで順次1本ずつ切り離して結束作業
を行うが、上記のように多数のバンド1を順次同一姿勢
を繰り返すように縦方向に連続させているので、連設部
11aを短くすることができ、材料の無駄を少なくする
ことができる。また、上記連設部11aは薄肉であるの
で、簡単に1本ずつ切り離して使用することができる。
【0029】そして、切り離したバンド1で電線を結束
するには、図6の電線結束状態の説明図に示すように、
複数本に束ねた電線cの外周でバンド本体2の先端部1
1側から枠体3の穴12に挿通して先端部11を引張る
ことにより、第1と第2の係止用突条4と5を第1と第
2の係止爪17と18の弾性変形を利用してこれら係止
爪17、18を通過させることができる。このとき、上
記のようにバンド本体2の両側長手縁に係止用突条4、
5の外端とほぼ同じ高さとなるガイドリブ9、10を設
けているので、バンド本体2を穴12に容易に挿通させ
ることができると共に、各係止用突条4、5はその傾斜
部7により係止爪17、18を容易に通過させることが
できる。このようにして電線cの束を締め付けた後、バ
ンド本体2の引張力を解放することにより、電線cの束
を締め付けた状態で第1と第2の係止用突条4と5の係
止面6(図3参照)を第1と第2の係止爪17と18に
係止して抜け止めし、電線cの束を結束することができ
る。このとき、上記のように第1と第2の係止爪17と
18の係止部19の先端の間隔がバンド本体2の薄肉部
8の肉厚より狭くなるように設定しているので、第1と
第2の係止爪17と18の反撥弾性によりその係止部1
9を薄肉部8に食い込むように加圧し、第1と第2の係
止用突条4と5の係止面6に確実に係止して抜け止めす
ることができる。結束後、バンド本体2における第1と
第2の係止爪17と18の先方突出部は適宜位置で切断
すればよい。そして、上記のように第1と第2の係止爪
17と18を挟む壁体15と16を第1と第2の係止爪
17と18より高く突出するように設定しているので、
壁体15と16を基準として自動結束機により結束する
際、第1と第2の係止爪17と18を自由に動き得るよ
うにし、また、バンド本体2の先方突出部を自動結束機
で切断する際、第1と第2の係止爪17と18の損傷を
防止することができる。
【0030】このように本実施例の連続バンドによれ
ば、上記のように自動結束機等に確実に供給することが
でき、また、材料の無駄を少なくして低コスト化を図る
ことができることに加え、バンド本体2の途中の任意箇
所の結合部20、21で結合するようにしているので、
肉厚部で結合することができる。また、第2の結合部2
1で第1の結合部20において中央部から両側縁に至る
に従い、次第に薄肉となる両側部を被覆するようにして
薄肉部による熱融着で両者を結合することができ、しか
も、第1の結合部20と第2の結合部21とがバンド1
の連続方向で抜け止め状態となるように結合することが
できる。したがって、結合強度を向上させることがで
き、このように結合強度を向上させることにより、特
に、小型のバンドでも確実に連続状態に維持することが
できる。また、係止用突条4、5を帯状に形成されたバ
ンド本体2の扁平面に形成し、第1と第2の係止爪17
と18を枠体3の壁体14と13における穴12の出口
側外端でバンド本体2の挿通方向に沿うような方向(図
3においては上方)で一体的に突設しているので、係止
爪17、18を肉厚に形成してその強度を向上させるこ
とができ、第1と第2の係止用突条4と5が通過し、ま
た、結束後、電線cの結束部に分離するような力が加わ
っても、第1と第2の係止爪17と18の切損を防止す
ることができる。したがって、結束等の信頼性を向上さ
せることができる。また、上記のように第1と第2の係
止爪17と18を枠体3の壁体14と13の外端に一体
的に突設して枠体3内に設けていないので、枠体3の外
形を小さくすることができ、したがって、狭い空間に容
易に納めることができ、更に、構造の簡素化を図ること
ができ、したがって、インジェクション成形しても金型
の簡素化を図ることができ、低コストで提供することが
できる。また、上記のような構造により成形性が悪くて
もポリエチレン、ポリプロピレン等の低コストの材料を
用いることができ、また、ガラスファイバー入りの樹脂
等の高強度の材料を用いて小型化を図ることもできる。
【0031】次に、本発明の連続バンドの第2の実施例
について説明する。図18(a)および(b)は本発明
の連続バンドの第2の実施例を示し、図18(a)は一
部概略平面図、図18(b)は図18(a)のC−C線
に沿う拡大断面図である。
【0032】本実施例においては、図18(a)、
(b)に示すように、一本のほぼ完成状態のバンド1同
志が枠体3とバンド本体2の先端部11により一体に結
合される。その詳細について説明すると、上記のように
バンド1は第1、第2の係止用突条4、5を有する帯状
のバンド本体2、バンド本体2の基部に連設され、バン
ド本体2の挿通用の穴12を有する枠体3、枠体3に一
体に設けられ、穴12に挿通されるバンド本体2の係止
用突条4、5を係止して抜け止めする係止爪17、18
を備えている。このバンド1は成形に際し、枠体3の背
方にバンド本体2と反対側で第1の結合部31が一体に
設けられると共に、バンド本体2の先端に第2の結合部
32が形成される。第1の結合部31は板状部と、この
板状部の先端でその幅より大径となる円板状部とから成
り、表裏の両側が中心線より両側長手縁側に至るに従い
次第に薄肉となり、断面において菱形になるように形成
されている。第2の結合部32は第1の結合部31とバ
ンド1の連続方向で抜け止めされるようなかみ合い状態
になることに加え、第1の結合部31を両側から包み込
むように形成される。そして、まず、上記のように第1
の結合部31を有する1番目のバンド1が成形される
(1番目のバンド1においてはバンド本体2の第2の結
合部32を有する先端部は形成されない。)。次いで、
後続の2番目のバンド1が成形される際、1番目のバン
ド1の第1の結合部31の先端部が2番目のバンド1の
先端部の第2の結合部32に対してインサート成形され
る。このとき、2番目のバンド1の先端の第2の結合部
32が1番目のバンド1の第1の結合部31にかみ合
い、更に、第1の結合部31の先端部を包み込むように
成形され、バンド1の長手方向に対する確実な抜け止め
状態で、しかも、縦方向に沿って湾曲しても剥離しない
状態で一体化されている。以下、上記と同様にして多数
のバンド1が、枠体3の背部とバンド本体2の先端部と
を順次連設して同一姿勢を繰り返すように縦方向に連続
される。
【0033】本実施例の連続バンドにおいても、上記第
1の実施例の連続バンドを製造する場合と同様の製造方
法並びに製造装置により製造することができるので、そ
の説明を省略する。
【0034】上記実施例では電線cの束を結束する場合
について説明したが、このほか、農園芸における苗木と
添木等の各種対象物を結束し、または鉄筋の交叉部等を
固定するのに用いることができ、特に、農園芸の分野に
用いる場合には、光分解プラスチックを用いることによ
り、一定期間後、光により分解して自然に脱落させるこ
とができ、また、生分解プラスチックを用いることによ
り、使用後、切り落とすだけでバクテリアにより分解さ
せることができるので、回収作業が不要となり、便利で
ある。また、枠体3等に保持部を一体に設け、この保持
部に性フェロモン剤を保持させ、バンド1自身を果樹の
枝等に緩やかに結ぶことにより、性フェロモン剤を大気
中に徐々に放出させ、害虫の雌の存在を紛わしくし、雄
との交尾行動を阻止し、次世代の害虫の発生を防止する
ことができる。
【0035】また、性フェロモン剤を混合した高分子材
料により性フェロモン剤が放出可能となるようにバンド
1を成形し、または高分子材料により連続多孔性となる
ようにバンド1を成形して上記孔に性フェロモン剤が放
出可能となるように含浸させ、このバンド1自身を果樹
の枝等に緩やかに結ぶことにより、上記のように性フェ
ロモン剤を徐々に大気中に放出させて害虫の交尾行動を
阻止することができる。この場合、高分子材料として光
分解プラスチック、若しくは生分解プラスチックを用い
ることができ、また、撥水性、通気性、更には光透過性
等を有するシリコン等の薄膜により成形後の連続バンド
を被覆し、性フェロモン剤が雨水により流されないよう
にして比較的長期間に亘って徐々に大気中に放出される
ようにするのが好ましい。
【0036】なお、第1と第2の結合部20と21、若
しくは31と32の間に完成状態のバンド1の複数本を
順次枠体3の背方とバンド本体2の先端部で結合した状
態をユニットUとし、上記と同様に結合部で順次結合し
ながら縦方向に連続させてもよい。また、ユニットUを
順次成形して連続する際、ユニットUを上記とは逆方向
に送り、成形中のユニットUの第1の結合部20、また
は31を成形済みのユニットUの第2の結合部21、ま
たは32と一体化するようにしてもよい。また、第1と
第2の結合部はかみ合い状ではなく、バンド本体2の長
手方向と直角方向の直線状で結合することもできる。ま
た、係止爪17、18は上記構成に限定されるものでは
なく、枠体3の内部に設けるようにしてもよい。また、
農園芸分野等で緩やかに結束する場合に用いるには、係
止用突条4、5は複数箇所、または一箇所にのみ設ける
ようにしてもよい。また、係止用突条と係止爪は両側に
設けることなく、どちらか一方のみでもよい。本発明
は、このほか、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で
種々設計変更することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明による連続バ
ンドは、多数のバンドを縦方向に連続させているので、
バンドを縦方向に巻き取ることができ、しかも、多数の
バンドを、同一姿勢を繰り返すように連続させることに
より、薄肉のバンド本体の先端部で簡単に切離しながら
バンドを自動結束機等に対してその内部の送り方向に順
次供給することができ、バンドの巻き取り個数が多くて
も操作の邪魔にならないので、バンドの巻き取り個数を
大幅に増やすことができる。したがって、結束等の作業
能率を向上させることができる。また、バンドを縦方向
に巻き取り、自由端がないので、互いに絡むおそれがな
く、円滑に解くことができる。したがって、結束バンド
を自動結束機等に確実に供給することができる。更に、
第1の結合部において、中央部から両側縁に至るに従
い、次第に薄肉となる両側部を第2の結合部で被覆する
ようにして確実に結合することができる。
【0038】また、第1と第2の結合部をバンドの連続
方向で抜け止状態となるかみ合い形状に形成することに
より確実に連続させることができる。
【0039】また、係止用突条を帯状に形成されたバン
ド本体の扁平面に形成し、係止爪を枠体におけるバンド
本体挿通用の穴の出口側外端でバンド本体の挿通方向に
沿うような方向で突設することにより、係止爪を肉厚に
形成して強度を向上させ、結束の信頼性を向上させるこ
とができる。また、枠体の外形を小さくすることがで
き、狭い空間に納めることができる。更に、構造の簡素
化を図ることができ、低コストで提供することができ
る。
【0040】また、光分解プラスチック、生分解プラス
チックにより形成することにより、不要の際、放置する
ことができるので、取扱いに便利である。
【0041】本発明の製造方法によれば、ユニットごと
に順次成形しながら結合してバンドを連続させるので、
連続バンドを簡単に、かつ確実に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例に係る連続バン
ドを示す一部の概略平面図である。(b)は同連続バン
ドを示す一部の概略側面図である。
【図2】(a)は同連続バンドを示す一部拡大平面図で
ある。(b)は(a)の中央縦断面図である。
【図3】同連続バンドを示す要部の拡大断面図である。
【図4】同連続バンドを示し、図3のA−A矢視図であ
る。
【図5】同連続バンドを示し、図2の(a)のB−B線
に沿う拡大断面図である。
【図6】同連続バンドから切り離したバンドで電線を結
束した状態を示す説明図である。
【図7】(a)は本発明の一実施例に係る連続バンドを
製造するための製造装置に用いる共通可動金型を示し、
キャビティ内の詳細形状を省略した概略底面図である。
(b)は同共通可動金型の概略側面図である。
【図8】(a)は本発明の一実施例に係る連続バンドを
製造するための製造装置に用いる第1と第2の循環金型
を示し、キャビティ内の詳細形状を省略した概略平面図
である。(b)は同循環金型の概略側面図である。
【図9】本発明の一実施例に係る連続バンドの製造方法
を示し、製造工程説明用の概略側面図である。
【図10】同連続バンドの製造方法を示し、製造工程説
明用の概略側面図である。
【図11】同連続バンドの製造方法を示し、製造工程説
明用の概略側面図である。
【図12】同連続バンドの製造方法を示し、製造工程説
明用の概略側面図である。
【図13】同連続バンドの製造方法を示し、製造工程説
明用の概略側面図である。
【図14】同連続バンドの製造方法を示し、製造工程説
明用の概略側面図である。
【図15】同連続バンドの製造方法を示し、製造工程説
明用の概略平面図である。
【図16】同連続バンドの製造方法を示し、製造工程説
明用の概略平面図である。
【図17】(a)は本発明の製造方法により製造した連
続バンド構成用のユニットの概略平面図である。(b)
は同ユニット同士を結合した状態を示す概略平面図であ
る。
【図18】(a)は本発明の第2の実施例に係る連続バ
ンドを示す一部概略平面図である。(b)は同連続バン
ドを示し、(a)のC−C線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 バンド 2 バンド本体 3 枠体 4 係止用突条 5 係止用突条 12 穴 17 係止爪 18 係止爪 20 第1の結合部 21 第2の結合部 22 共通可動金型 23 第1の循環金型 24 第2の循環金型 U ユニット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のバンド本体、このバンド本体に設
    けられた係止用突条、上記バンド本体の基部に連設さ
    れ、上記バンド本体の挿通用の穴を有する枠体、この枠
    体に一体に設けられ、上記穴に挿通される上記バンド本
    体の係止用突条を係止して抜け止めする係止爪を備えた
    バンドであって、上記バンド本体の途中、若しくは上記
    枠体と上記バンド本体の先端部において、両側部が中央
    部から両側縁に至るに従い、次第に薄肉となる第1の結
    合部と、この第1の結合部の両側部を被覆し得る第2の
    結合部とが一体に結合され、上記多数のバンドが、同一
    姿勢を繰り返すように縦方向に連続された連続バンド。
  2. 【請求項2】 第1と第2の結合部がバンドの連続方向
    で抜け止め状態となるかみ合い形状により一体に結合さ
    れた請求項1記載の連続バンド。
  3. 【請求項3】 係止用突条がバンド本体に列設され、係
    止爪が枠体の壁体における穴の出口側外端で上記バンド
    本体の挿通方向に沿うような方向で可撓性を有するよう
    に突設された請求項1または2記載の連続バンド。
  4. 【請求項4】 性フェロモン剤を混合した高分子材料に
    より上記性フェロモン剤が放出可能になるように成形さ
    れた請求項1ないし3のいずれかに記載の連続バンド。
  5. 【請求項5】 性フェロモン剤を放出可能となるように
    含浸させるために多孔性の高分子材料により成形された
    請求項1ないし3のいずれかに記載の連続バンド。
  6. 【請求項6】 高分子材料が光分解プラスチック、生分
    解プラスチックの少なくともいずれか一方である請求項
    1ないし5のいずれかに記載の連続バンド。
  7. 【請求項7】 帯状のバンド本体、このバンド本体に設
    けられた係止用突条、上記バンド本体の基部に連設さ
    れ、上記バンド本体の挿通用の穴を有する枠体、この枠
    体に一体に設けられ、上記穴に挿通される上記バンド本
    体の係止用突条を係止して抜け止めする係止爪を備えた
    バンドの製造方法であって、ユニットごとに順次成形
    し、成形済みのユニットの端部に形成され、中央部から
    両側縁に至るに従い、次第に薄肉となる第1の結合部に
    おける両側部を、成形中のユニットの端部における第2
    の結合部で被覆するように一体に結合し、上記多数のバ
    ンドを同一姿勢を繰り返すように縦方向に連続させる連
    続バンドの製造方法。
  8. 【請求項8】 ユニットが、係止用突条を有する帯状の
    バンド本体における途中から基部に至る基部側構成部
    分、上記バンド本体の基部に連設され、上記バンド本体
    の挿通用の穴を有する枠体、この枠体に一体に設けら
    れ、上記穴に挿通される上記バンド本体の係止用突条を
    係止して抜け止めする係止爪、上記枠体に連設され、上
    記バンド本体における除かれた部分に相当し、隣に連続
    するバンドのバンド本体における先端部側構成部分から
    成り、ユニットのバンド本体の先端部側構成部分の基端
    とバンド本体の基部側構成部分の先端に形成した第1と
    第2の結合部を一体に結合する請求項7記載の連続バン
    ドの製造方法。
  9. 【請求項9】 ユニットが、係止用突条を有する帯状の
    バンド本体、このバンド本体の基部に連設され、上記バ
    ンド本体の挿通用の穴を有する枠体、この枠体に一体に
    設けられ、上記穴に挿通される上記バンド本体の係止用
    突条を係止して抜け止めする係止爪から成り、ユニット
    の枠体の背方とバンド本体の先端に形成した第1と第2
    の結合部を一体に結合する請求項7記載の連続バンドの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 ユニットが、帯状のバンド本体、この
    バンド本体に設けられた係止用突条、上記バンド本体の
    基部に連設され、上記バンド本体の挿通用の穴を有する
    枠体、この枠体に一体に設けられ、上記穴に挿通される
    上記バンド本体の係止用突条を係止して抜け止めする係
    止爪を備えた縦連続状態の複数本のバンドを第1と第2
    の結合部の間に有し、ユニットの第1と第2の結合部を
    一体に結合する請求項8または9記載の連続バンドの製
    造方法。
  11. 【請求項11】 第1と第2の結合部がバンドの連続方
    向で抜け止め状態となるかみ合い形状である請求項7な
    いし11のいずれかに記載の連続バンドの製造方法。
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