JP2000355038A - 合成樹脂加熱装置に保温材を付設する方法 - Google Patents

合成樹脂加熱装置に保温材を付設する方法

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JP2000355038A
JP2000355038A JP11168362A JP16836299A JP2000355038A JP 2000355038 A JP2000355038 A JP 2000355038A JP 11168362 A JP11168362 A JP 11168362A JP 16836299 A JP16836299 A JP 16836299A JP 2000355038 A JP2000355038 A JP 2000355038A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
heating device
die
wound
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Application number
JP11168362A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Morimoto
勝良 森本
Kazuhiro Tanaka
和広 田中
Yoshitaka Yotsutsuka
義孝 四塚
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂加熱装置に保温材を付設するにあた
り、低コスト且つ短時間の作業で済み、外形や寸法の異
なる加熱装置にもフレキシブルに対応可能とする。 【解決手段】幅寸法の異なる長尺帯状の保温材を用い、
これを合成樹脂加熱装置の熱電対などの突起物が突出し
た周面部分を除き、平坦な周面幅に応じて保温材を選択
しつつ、当該装置の一端から他端まで周方向に沿って順
次巻き付け固定してゆく。その後、突起部が突出した周
面に沿って所定幅の保温材を巻き付け、且つ既に巻き付
けられ固定された保温材に一体に固着する。長尺帯状の
保温材を加熱装置に直に巻き付け被覆するので、保温材
を筒状に加工するのに要する手間及びコストが省略され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出機や射出成形
機など合成樹脂成形機の外周に装備される加熱装置の表
面に保温材を付設する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂加熱装置の表面に付設される保
温材として、外装材にシリコンコーティングガラスクロ
ス、保温部材にガラスマット、内装材にガラスクロスを
用い一体に縫製した保温マットが用いられ、この保温マ
ットを加熱装置の外形寸法に合わせて筒形に成形加工
し、これを加熱装置に被せ固定して付設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の付設手順によれ
ば、予め保温マットを筒状に形成していたので、付設が
完了するまで時間を要し、保温マットの加工にも手間と
コストを要し、全体としてコスト高とならざるを得なか
った。また、筒状の保温マットは保温材を付設する加熱
装置の外形寸法に合わせて作られているから、これを仕
様の異なる装置に利用することはできず、また、付設
後、仕様変更によって装置外形やその表面から突出した
部分の位置などに変更が生じたときは、その形状に対応
した筒状の保温マットを改めて作り直さなければならな
いという不都合を来し、汎用性に欠けるものであった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑み、合成樹脂
加熱装置に保温材を付設するにあたり、低コスト且つ短
時間で付設することができ、外形や寸法の異なる加熱装
置にフレキシブルに対応できるようにすることを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、周面から突出した突起部を有する合成樹脂加
熱装置を保温材で被覆するにあたり、幅寸法がそれぞれ
異なる複数の長尺帯状の保温材を準備し、これらの中か
ら最適幅の保温材を適宜選択しつつ、前記突起部が突出
した部分を除いて合成樹脂加熱装置の周面に当該装置の
一端から他端まで周方向に沿って順次巻き付けるととも
に巻き付け位置に各々固定し、その後突起部が突出した
周面に沿って所定幅の保温材を巻き付け、且つこれを既
に巻き付けられ固定された保温材に一体に固着すること
を特徴とする。
【0006】本発明の付設方法は、長尺帯状の保温材を
加熱装置に直に巻き付け被覆するので、筒状に加工した
保温材を用いる場合と比べ、加工に要する手間やコスト
を省略でき、低コスト且つ短時間で付設することができ
る。外形や寸法の異なる加熱装置にもフレキシブルに対
応可能であり、付設後の修正や変更も簡易に行うことが
できる。
【0007】本発明で用いる保温材は適宜な幅のものが
用いられるが、付設作業を効率的に行うため、予め異な
る幅のものを複数準備しておき、これらを加熱装置周面
の平坦な部分の幅に応じて選択的に用い、すなわち周面
の平坦部の幅が広いときは幅広の保温材を巻き付け、狭
いときは幅狭の保温材を巻き付ける。一般に、この種の
加熱装置は周面に突出した突起物と隣接突起物との軸方
向の幅及び周面の凹凸又は段差の幅寸法が大体150m
m、100mm、50mm程度の三つに区分けされ、こ
れら各幅の保温材を準備しておくことで該当幅の周面に
漏れなく且つ簡易に保温材を巻き付けることが可能とな
る。保温材の加熱装置への固定及び保温材同士の接着は
アルミ粘着テープ、接着剤その他適宜な固着手段を用い
て行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図4は押出機のパイプ用ダ
イ1の外周に装備された、加熱装置であるバンドヒータ
2に保温材3を付設する形態を示している。なお、バン
ドヒータ2は、図1に示されているように、熱電対など
としての突起部1aが突出しているダイ1の周面部分を
除き、段差のあるダイ1の平坦な外周部分に各々装備さ
れている。
【0009】保温材3は、同素材により形成されていて
長さ及び厚みが同一で、幅寸法のみが異なる三種類のも
のを準備しておく。具体的には、ダイ1の突起部1aの
両側の周面の幅及び各段差の周面の軸方向の幅がそれぞ
れ150mm、100mm及び50mm程度なので、こ
れら各幅の保温材31,32,33を用いる。各保温材
はニチアス製ロックウールフェルト(厚み50mm)を
用い、これを長さ16mの長尺に形成するとともに、そ
の表面をアルミガラスクロスで覆って取り扱い易いよう
に加工しておく。
【0010】保温材3の付設は以下の手順で行う。先
ず、図2に示されているように、ダイ1の一端のバンド
ヒータ2から順次ダイ1の他端まで、バンドヒータ2の
表面に保温材3を周方向に沿って巻き付ける。この際、
バンドヒータ2の幅に応じた保温材31,32,33を
用い、幅広の部分には保温材31を、それよりも幅の狭
い部分には保温材32、さらに狭い部分には保温材33
をそれぞれ巻き付け、ダイ1から突起部1aが突出した
部分には保温材3を巻き付けない。巻き付けた各保温材
はバンドヒータ2に少なくとも一周巻き付けたところで
切断し、両端部をアルミ粘着テープ(図示せず)で接着
することにより各ヒータに固定する。
【0011】次に、図3に示されているように、突起部
1aが突出したダイ1の周面に沿って保温材3を巻き付
ける。ここでは、ダイ1の外周面中央部に位置する突起
部1aはその両側のバンドヒータ2,2の配置間隙が約
100mm程なので同幅寸法の保温材32を、ダイ1の
外周面端部側に位置する突起部1a,1aはそれぞれ両
側のバンドヒータ2,2の配置間隙が約50mm程なの
で同幅寸法の保温材33を各々用い、各突起部1aに沿
った周面に少なくとも一周巻き付け、端部をその両側の
既に巻き付け固定された保温材31,32又は32にア
ルミ粘着テープで接着して固定する。
【0012】さらに、図4に示されているように、巻き
付けられた各保温材3の両側であってダイ1の周面が露
出した各段差部分にも保温材31,32,33を巻き付
け、前記と同様に既に巻き付け固定された保温材にアル
ミ粘着テープで接着して固定し、ダイ1及びバンドヒー
タ2全体を保温材3で被覆することにより付設が完了す
る。
【0013】なお、図示した形態は一例に過ぎず、本発
明の付設方法は押出機のダイ以外の樹脂成形機に装備さ
れる加熱装置にも適用可能であり、また、保温材は付設
すべき加熱装置に応じた適宜な形状寸法のものを用いる
ことが可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、長尺帯状の保温材を加
熱装置に直に巻き付け被覆するので、保温材を筒状に加
工したものを用いる場合と比較して低コスト且つ短時間
で付設することができ、また、外形や寸法の異なる加熱
装置にフレキシブルに対応し、付設後の修正や変更も簡
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保温材の付設対象となる押出機のパイプ用ダイ
及びバンドヒータの断面を示した図である。
【図2】図1のバンドヒータに保温材を付設する過程を
説明するための図である。
【図3】図2の過程からさらに保温材を巻き付ける過程
を説明するための図である。
【図4】図3の過程からさらに保温材を巻き付ける過程
を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・ダイ 1a・・・突起部 2・・・バンドヒータ 3,31,32,33 ・・・保温材
フロントページの続き (72)発明者 四塚 義孝 滋賀県長浜市三ツ矢町5番8号 三菱樹脂 株式会社長浜工場内 Fターム(参考) 4F207 AG08 AH43 AH47 AJ02 AJ06 AJ09 AJ10 AJ13 AK14 KA01 KA17 KK41 KL32 KL88

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面から突出した突起部を有する合成樹
    脂加熱装置を保温材で被覆するにあたり、幅寸法がそれ
    ぞれ異なる複数の長尺帯状の保温材を準備し、これらの
    中から最適幅の保温材を適宜選択しつつ、前記突起部が
    突出した部分を除いて合成樹脂加熱装置の周面に当該装
    置の一端から他端まで周方向に沿って順次巻き付けると
    ともに巻き付け位置に各々固定し、その後突起部が突出
    した周面に沿って所定幅の保温材を巻き付け、且つこれ
    を既に巻き付けられ固定された保温材に一体に固着する
    ことを特徴とする合成樹脂加熱装置に保温材を付設する
    方法。
JP11168362A 1999-06-15 1999-06-15 合成樹脂加熱装置に保温材を付設する方法 Pending JP2000355038A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247458A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Kizashi Matsunaga 断熱カバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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