JP2000355020A - 加飾成形物及びその加飾成形物の製造方法 - Google Patents

加飾成形物及びその加飾成形物の製造方法

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JP2000355020A
JP2000355020A JP11169574A JP16957499A JP2000355020A JP 2000355020 A JP2000355020 A JP 2000355020A JP 11169574 A JP11169574 A JP 11169574A JP 16957499 A JP16957499 A JP 16957499A JP 2000355020 A JP2000355020 A JP 2000355020A
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film
surface layer
becomes
layer
transparent
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JP11169574A
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English (en)
Inventor
Takenori Iriguchi
剛典 入口
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品コストを押し上げることなく、リサイク
ルが容易な加飾成形物を提供する。 【解決手段】 透明又は半透明の表層となるフィルム
と、その表層となるフィルムの裏面側に配置される着色
された基材層となるフィルム又は成形体を積層してなる
熱可塑性樹脂製の加飾成形物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加飾成形物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂製の成形物の加飾は、成形
物に対して塗装を行うか又は予め加飾されたフィルムを
張り合わせることで行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形物
に対して塗装を行う方法は、熱可塑性樹脂の成形工程以
外に塗装工程を必要とし、製品コストを押し上げるとの
課題を有している。また、予め加飾されたフィルムを張
り合わせる方法は、塗装工程が必要ないものの、加飾さ
れたフィルムを別途用意する必要があり、更には、加飾
成形物のリサイクルをしにくくするとの課題を有してい
る。
【0004】本発明は、前述した課題に鑑みてなされた
ものであり、製品コストを押し上げることなく、リサイ
クルが容易な加飾成形物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関
する。 (1)透明又は半透明の表層となるフィルムと、その表
層となるフィルムの裏面側に配置される着色された基材
層となるフィルム又は成形体を積層してなる熱可塑性樹
脂製の加飾成形物。
【0006】(2)表層となるフィルムの厚さが0.5
〜1.2mmである上記(1)に記載の加飾成形物。
【0007】(3)透明又は半透明の熱可塑性樹脂を型
内に注入して硬化させ、表層となるフィルムを成形し、
その後、上記表層となるフィルムを上記型内に残したま
ま、着色された熱可塑性樹脂を型内に注入して硬化さ
せ、基材層となるフィルム又は成形体を成形し、上記表
層となるフィルムと基材層となるフィルム又は成形体を
一体化させることを特徴とする加飾成形物の製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる熱可塑性樹脂は、
熱可塑性樹脂であれば特に限定されるものでなく、ポリ
スチレン、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンエ
ーテル等を用いることができる。また、表層となるフィ
ルムと基材層となるフィルム又は成形体は、異なる熱可
塑性樹脂を用いてもよいが、同じ熱可塑性樹脂を用いる
ことがリサイクルの点から好ましい。
【0009】本発明に用いる表層となるフィルムは、透
明又は半透明であり、表層となるフィルムを通して基材
層の色調を見られるようにする必要がある。そのため、
表層となるフィルムの厚さは、0.5〜1.2mmであ
ることが好ましく、この程度の厚さであると、基材層と
なるフィルム又は成形体の色調を十分に確認することが
でき、且つ、透明又は半透明の表層となるフィルムを通
して見るので深みのある色調を表現することができる。
【0010】本発明に用いる基材層となるフィルム又は
成形体は、熱可塑性樹脂に着色剤を混合して成形加工し
たものであり、厚さ1〜5mmのものを好適に用いるこ
とができる。また、着色剤については、特に限定される
ものではなく、混合に関しても、熱可塑性樹脂に対して
均一に混合する必要はなく、不均一に混合してマーブル
模様等としても良い。
【0011】表層と基材層とは、表層となるフィルムと
基材層となるフィルム又は成形体を接着剤等により一体
化させてもよいが、互いの接着面を加熱して融着により
一体化するか、又は、同一型内にて表層となるフィルム
と基材層となるフィルム又は成形体を成形することが好
ましい。また、一体化させる際には、真空ポンプ等によ
り減圧をした室内にて行うと、接着面に気泡が残存しに
くく、外観の良好な加飾成形物を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に従って、本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の加飾成形物の製造工程を示す工程
図である。熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを用い、
縦150mm、横150mm、厚み0.7mmの透明な
表層となるフィルム1と、縦150mm、横150m
m、厚み1.2mmの赤色な基材層となるフィルム2と
を成形した。その後、透明な表層となるフィルム1と、
赤色な基材層となるフィルム2との互いに接着する面
を、130℃まで加温したヒータプレートにて加熱溶融
し、溶融面同士の接着を行い加飾成形物3を得た。
【0013】成形品の一体化に関しては、上記加熱溶融
による一体化以外にも、1つの型を用いて一体化させる
ことができる。図2は、本発明の加飾成形物の製造工程
を示す、別の工程図である。先ず、型4に着色していな
い溶融させた熱可塑性樹脂を注入し、固化させて厚さ
0.7mmの表層となるフィルム1を成形する。その
後、型4から表層となるフィルム1を脱型することな
く、着色し溶融させた熱可塑性樹脂を注入して固化さ
せ、基材層となるフィルム2を成形する。このようにす
ると、基材層となるフィルム2は、表層となるフィルム
1と接着しながら固化するので、固化が終了した時点で
表層となるフィルム1と基材層となるフィルム2は一体
化し、容易に加飾成形物3を得ることができる。
【0014】本発明の加飾成形物は、基材層が1層とは
限らず、複数の基材層により構成しても良い。この場合
には、基材層の各層毎に顔料を変化させ、様々な色相の
加飾成形物を成形することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、透明又は半透明の表層と着色
を行った基材層とからなる加飾成形物であるので、製造
コストを押し上げることなく、深みのある加飾が可能と
なる。また、材料が熱硬化性樹脂であるために、リサイ
クルが容易であり、特に表層と基材層とを同じ熱可塑性
樹脂で成形したものは、リサイクルが行いやすい。更
に、1つの型を用いて順次表層となるフィルムと、基材
層となるフィルム又は成形体を成形する製造方法を用い
た場合には、表層となるフィルムと、基材層となるフィ
ルム又は成形体とを容易に一体化することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加飾成形物の製造工程を示す工程図。
【図2】本発明の加飾成形物の製造工程を示す他の工程
図。
【符号の説明】
1.表層となるフィルム 2.基材層となる
フィルム 3.加飾成形物 4.型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01A AK03 AK12 AK42 AK51 AK54 AT00B BA02 BA15 EA061 EG002 EH112 EH312 EJ082 EK04 GB08 GB81 HB00B JB16A JB16B JL02 JL16 JN01A JN10B 4F204 AB12 AD08 AG01 AG03 AR12 EA03 EB01 EB11 EB13 EB22 EF01 EF27 EK17 EK24 EK26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明又は半透明の表層となるフィルム
    と、その表層となるフィルムの裏面側に配置される着色
    された基材層となるフィルム又は成形体を積層してなる
    熱可塑性樹脂製の加飾成形物。
  2. 【請求項2】 表層となるフィルムの厚さが0.5〜
    1.2mmである請求項1に記載の加飾成形物。
  3. 【請求項3】 透明又は半透明の熱可塑性樹脂を型内に
    注入して硬化させ、表層となるフィルムを成形し、その
    後、上記表層となるフィルムを上記型内に残したまま、
    着色された熱可塑性樹脂を型内に注入して硬化させ、基
    材層となるフィルム又は成形体を成形し、上記表層とな
    るフィルムと基材層となるフィルム又は成形体を一体化
    させることを特徴とする加飾成形物の製造方法。
JP11169574A 1999-06-16 1999-06-16 加飾成形物及びその加飾成形物の製造方法 Pending JP2000355020A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8509583B2 (en) 2005-01-31 2013-08-13 Osram Opto Semiconductors Gmbh Optical element and method for the production thereof

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