JP2000354643A - ソフトボール及びその製造方法 - Google Patents

ソフトボール及びその製造方法

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JP2000354643A
JP2000354643A JP11169462A JP16946299A JP2000354643A JP 2000354643 A JP2000354643 A JP 2000354643A JP 11169462 A JP11169462 A JP 11169462A JP 16946299 A JP16946299 A JP 16946299A JP 2000354643 A JP2000354643 A JP 2000354643A
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JP
Japan
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softball
core
core ball
polyol
ball
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Application number
JP11169462A
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English (en)
Inventor
Keiji Nakajima
恵次 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZENNICHI SANGYO KK
Sanyo Chemical Industries Ltd
Nagase Kenko Co Ltd
Original Assignee
ZENNICHI SANGYO KK
Sanyo Chemical Industries Ltd
Nagase Kenko Co Ltd
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Publication date
Application filed by ZENNICHI SANGYO KK, Sanyo Chemical Industries Ltd, Nagase Kenko Co Ltd filed Critical ZENNICHI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた特性を有し、且つ、特に環境に優しい
ソフトボールを提供する。 【解決手段】 ソフトボール10の芯球11を粒状コル
ク12と、ポリオールと、有機ポリイソシアネートと、
発泡剤とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯球にコルクを用
いたソフトボール及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、芯球にコルクが用いられてい
る一般に市販されているソフトボール100は、図8に
示す如く一般にコルクを所定の大きさの粒状に形成した
粒状コルク112を球形に圧縮した芯球111と、芯球
111の外側に形成した糸巻き槽113と、この糸巻き
槽113の外側に形成されソフトボール意匠115が設
けられた被覆材114より構成されている。
【0003】一方、競技団体が公式に使用する、所謂公
認球のソフトボール100は、ボールの重さ、大きさ、
リバウンド高さなどの特性に所定の規定値があった。そ
こで、ソフトボール100の製造は、それらボールの重
さ、大きさ、リバウンド高さなどの規格に入るような芯
球111の材料が用いられている。この芯球111の芯
球材料としては、特に比重の軽いパンヤ(パンヤ科の常
緑高木)、或いは、コルク等が指定されている。
【0004】このソフトボール100の芯球111の材
料としてはコルク材料が指定されており、ソフトボール
100の構成材料の中で容積的にコルク材料が大半を占
めていた。このため、ソフトボール100の重さ、大き
さ、リバウンド高さなどの特性は芯球111に左右され
ることが多い。また、ソフトボール100の芯球111
の製造は、粒状コルク112を図示しない芯球成形型に
圧入し、加熱後、冷却した後芯球成形型を開放し、芯球
111を得る圧縮して加熱する成形方法が知られてい
る。この場合、粒状コルク112をそのまま利用する
か、或いは、粒状コルク112に接着剤として合成樹脂
又は合成ゴムなどを塗布した後、芯球成形型に圧入して
いた。
【0005】また、圧縮して加熱する成形によって製造
された芯球111は、弾性が損なわれた状態で粒状コル
ク112の球状が保たれることとなる。しかし、ソフト
ボール100は、粒状コルク112の弾性変形によって
バット(図示せず)などの打撃による衝撃を吸収するよ
うに設計されていたが、実際に芯球111は弾性が損な
われた状態で球状が保たれているためあまり弾性変形を
期待できなかった。
【0006】このため、一般的には芯球111の硬度の
不均一性と、使用中芯球111の破壊をでき得る限り少
なくするために、芯球111の周囲に強力な糸を大きい
張力で多量に捲回して所定の糸巻き層113を形成する
という、煩雑な方法を採っているのが現状であった。こ
の場合、芯球111に捲回される糸は、長さ役100m
以上の糸を芯球111に対して1周ずつ全表面を均一に
捲回しなければ、芯球111が歪んで、使用中に捲回し
た糸巻き層113が局部的にずれて変形したソフトボー
ル100となってしまう場合もあった。
【0007】また、強い張力で糸を捲回しているため、
芯球111の復元力は更に低下してしまい、ソフトボー
ル100のリバウンド高さは、規定値の下限ぎりぎりで
あった。そこで、バットなどの衝撃による芯球111の
内部破壊を防止するため、現状では芯球111に糸を捲
回したソフトボール100を製造していた。また、一度
使用したソフトボール100、或いは、不要なソフトボ
ール100の芯球111と被覆材114とを分解・分離
しようとしてもして被覆材114には糸巻き層113が
残っていた(図9)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧縮、
加熱した粒状コルクの芯球は、芯球を芯球成形型から取
り出したときにコルクの変形に対する復元力をなくすこ
とによって、球状を保った芯球を得る方法が採られてい
るため、本来コルクが備えている弾性が損なわれてしま
う。また、芯球成形型の圧縮による製造では、1方向し
か取り得ないため、粒状コルクを芯球の中心に向って等
しく圧縮できなかった。このため、芯球の球面全体が同
一の硬さとならず、ソフトボールが不規則なリバウンド
を起こしてしまう問題があった。
【0009】また、ソフトボールは競技中に芯球の内部
破壊が発生して、使用不可能に変形変質をしてしまう問
題があった。そこで、コルクの芯球を用いたソフトボー
ルは、パットの衝撃などの使用に耐え得る特性のみ追求
されたため、大きな張力で多量の糸を捲回した糸巻き層
を形成していた。このため、ソフトボールの製造が煩雑
であると共に、不要になったソフトボールを各材質毎に
分離して取り出すのが非常に困難となっている問題もあ
った。
【0010】また、近年では生活に必要な、様々な製品
の使用後の廃棄処理に於いて、単なる廃棄や焼却、特に
石油製品などが使用された複数の材料からなる複合材の
焼却を行なうと、有害な燃焼ガスが発生して環境を破壊
してしまう。係るソフトボールも同様に複合材が用いら
れており、焼却すると有害な燃焼ガスが発生して環境を
破壊してしまうため、一度使用したソフトボール、或い
は、不要なソフトボールの芯球と被覆材とを分解・分離
して再利用しようとしても被覆材に糸巻き層が残ってし
まい、再利用できない問題があった。そこで、環境を破
壊しないソフトボールの開発が望まれていた。
【0011】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、優れた特性を有し、且つ、
特に環境に優しいソフトボールを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
ソフトボールは、芯球の全表面を被覆材にて覆って成る
ものであって、芯球を、粒状コルクとポリウレタンフォ
ームにより構成したものである。
【0013】また、請求項2の発明のソフトボールは、
上記に加えて、芯球の表面に5m以下の糸を捲回したも
のである。
【0014】また、請求項3の発明のソフトボールは、
請求項1又は請求項2に加えて、芯球を構成する粒状コ
ルクとポリウレタンフォームの質量比を、粒状コルク/
ポリウレタンフォーム=10/90から90/10の範
囲に設定したものである。
【0015】また、請求項4の発明のソフトボールは、
請求項1、請求項2又は請求項3に加えて、芯球を、発
泡剤及び粒状コルクの存在下で、ポリオールと有機ポリ
イソシアネートとを反応させて構成したものである。
【0016】また、請求項5の発明のソフトボールは、
請求項4に加えて、ポリオールは、ポリアルキレンエー
テルポリオールとしたものである。
【0017】また、請求項6の発明のソフトボールは、
請求項4又は請求項5に加えて、有機ポリイソシアネー
トは、変性MDI又はその混合物としたものである。
【0018】また、請求項7の発明のソフトボールは、
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又
は請求項6に加えて、被覆材は、布、ゴム、合成樹脂及
び皮革からなる群より選ばれる1種以上の材料にて構成
したものである。
【0019】更に、請求項8の発明のソフトボールの製
造方法は、粒状コルク、ポリオール、有機ポリイソシア
ネート及び発泡剤を混合して球形の芯球成形型に投入
し、外部加圧及び加熱を行なわずに反応硬化させるステ
ップ1と、ステップ1にて反応硬化した芯球を芯球成形
型より取り出し、取り出された芯球の全表面を被覆材で
覆うステップ2と、ステップ2にて得られたものの表面
にソフトボール意匠を成形するステップ3を実行するも
のである。
【0020】更にまた、請求項9の発明のソフトボール
の製造方法は、ソフトボールを芯球と被覆材とに分離す
るステップ1と、ステップ1にて分離された芯球を2m
m以上4mm以下の粒状に粉砕するステップ2と、ステ
ップ2で得られた粉砕物を、粒状コルク、ポリオール、
有機ポリイソシアネート及び発泡剤と混合して球形の芯
球成形型に投入し、外部加圧及び加熱を行なわずに反応
硬化させるステップ3と、ステップ1にて分離された被
覆材を洗浄、分解、加工して再生することにより得られ
た材料、或いは、それの混合物を被覆材の材料と混合す
るステップ4と、ステップ3にて反応硬化した芯球を芯
球成形型より取り出し、取り出された芯球の全表面をス
テップ4にて得られた材料で覆うステップ5と、ステッ
プ5にて得られたものの表面にソフトボール意匠を成形
するステップ6を実行するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】次ぎに、図面に基づき本発明の実
施形態を詳述する。図1は一部を開口した本発明のソフ
トボール10の斜視図、図2は本発明のソフトボール1
0の芯球11の一部切り取り拡大図を示している。ソフ
トボール10は、芯球11と被覆材14とから構成され
ており、芯球11は粒状コルク12とポリウレタンフォ
ーム13とから構成されている。
【0022】芯球11は、直径約2から3mmの粒状コ
ルク12、ポリウレタンフォーム13の原料としてのポ
リオールと有機ポリイソシアネートと発泡剤とを混合し
て、発泡硬化させることにより製造される。
【0023】ポリウレタンフォーム13の原料としてポ
リオールが挙げられ、ポリオールとしては、例えば、ポ
リアルキレンエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ール、重合体ポリオール、ポリブタジエンポリオール、
ひまし油系ポリオール、アクリルポリオール及びこれら
の2種類以上の混合物が挙げられる。ポリオールの数平
均分子量は、通常1,000から10,000、好まし
くは3,000から10,000、更に好ましくは3,
500から8,000とされる。
【0024】ポリアルキレンエーテルポリオールとして
は、活性水素原子含有多官能出発物質に、アルキレンオ
キサイドが付加された構造の化合物、及び、これら2種
類以上の混合物が挙げられる。また、活性水素原子含有
多官能出発物質としては、多価アルコール、多価フェノ
ール類、アミン類、ポリカルボン酸、リン酸類、ポリチ
オールなどが挙げられる。
【0025】活性水素原子含有多官能出発物質の多価ア
ルコールとしては、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1、3−ブチレングリコール、1、4−ブタ
ンジオール、1、6−ヘキサンジオール、ジエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ビス(ヒドロキシ
メチル)シクロヘキサン、ビス(ヒドロキシエチル)ベ
ンゼンなどの2価アルコール;グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、
α−メチルグルコシド、ソルビトール、キシリット、マ
ンニット、ジペンタエリスリトール、グルコース、フル
クトース、ショ糖などの3から8価又はそれ以上の多価
アルコールなどが挙げられる。
【0026】また、活性水素原子含有多官能出発物質の
多価フェノール類としては、ピロガロール、カテコー
ル、ヒドロキノンなどの多価フェノールのほか、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど
のビスフェノール類などが挙げられる。
【0027】また、活性水素原子含有多官能出発物質の
アミン類としては、アンモニア、炭素数1から20のア
ルキルアミン類(ブチルアミンなど)、アニリンなどの
モノアミン類;エチレンジアミン、トリメチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミンな
どの脂肪族ポリアミン;ピペラジン、N−アミノエチル
ピペラジン及びその他特公昭55−21044号公報記
載の複素環式ポリアミン類;ジシクロへキシルメタンジ
アミン、イソホロンジアミンなどの脂環式ポリアミン;
フェニレンジアミン、トリレンジアミン、ジエチルトリ
レジンアミンキ、シリレンジアミン、ジフェニルメタン
ジアミン、ジフェニルエーテルジアミン、ポリフェニル
メタンポリアミンなどの芳香族ポリアミン;及びモノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、トリイソプロパノールアミンなどのアルカノー
ルアミン類などが挙げられる。
【0028】また、活性水素原子含有多官能出発物質の
ポリカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸などの
脂肪族ポリカルボン酸、及び、フタル酸、テレフタル
酸、トリメリット酸などの芳香族ポリカルボン酸が挙げ
られる。
【0029】また、活性水素原子含有多官能出発物質の
リン酸類としては、燐酸、亜燐酸、ホスホン酸などが挙
げられ、ポリチオールとしは、グリシルジル基含有化合
物と硫化水素との反応で得られる多価ポリチオール化合
物などが挙げられる。尚、上述した活性水素原子含有多
官能出発物質は2種類以上使用することもできる。
【0030】一方、活性水素原子含有多官能出発物質に
付加するアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、1,2−、2,3−、
若しくは、1,3−ブチレンオキサイド、テトラヒドフ
ラン、スチレンオキサイド、α−オレフィンオキサイ
ド、エピクロルヒドリンなどが挙げられる。
【0031】また、アルキレンオキサイドは、単独でも
2種類以上を併用して活性水素原子含有多官能出発物質
に付加してもよく、アルキレンオキサイドを2種類以上
併した場合は、ブロック付加(チップ型、バランス型、
活性セカンダリー型など)でもランダム付加でも差し支
えなく、ブロック付加とランダム付加の混合系〔ランダ
ム付加後にチップしたもの;分子中に任意に分布された
エチレンオキシド鎖を0から50質量%(好ましくは、
5から40質量%)有し、0から30質量%(好ましく
は5から25質量%)のエチレンオキサイド鎖が分子末
端にチップされたもの〕でも差し支えない。
【0032】これらのアルキレンオキサイドのうちで好
ましいものは、エチレンオキサイド単独、プロピレンオ
キサイド単独、テトラヒドフラン単独、プロピレンオキ
サイド及びエチレンオキサイドの併用、プロピレンオキ
サイド及び、又はエチレンオキサイドとテトラヒドフラ
ンの併用(併用の場合、ランダム、ブロック及び両者の
混合系)とされる。
【0033】また、活性水素原子含有多官能出発物質へ
のアルキレンオキサイドの付加は、通常の方法で行なう
ことができ、無触媒、又は、触媒(アルカリ触媒、アミ
ン系触媒、酸性触媒)の存在下(特にアルキレンオキサ
イド付加の後半の段階で)に常圧又は加圧下に1段階又
は多段階で行なわれる。
【0034】また、ポリオールとしてのポリアルキレン
エーテルポリオールは、後述する少割合のポリイソシア
ネートと反応させて、更に高分子量化したものでもよ
い。この場合、ポリアルキレンエーテルポリオール/ポ
リイソシアネートの当量比は、通常1.2から10/
1、好ましくは1.5から2/1とされる。
【0035】また、ポリアルキレンエーテルポリオール
の当量(水酸基当りの分子量)は、通常100から1
0,000、好ましくは250から5,000とされ
る。また、ポリアルキレンエーテルポリオールの平均官
能基数は、通常2から8、好ましくは2から4とされ
る。
【0036】また、ポリアルキレンエーテルポリオール
の不飽和度は少ない方が好ましく、通常0.1meq/
g以下、好ましくは0.05meq/g以下、更に好ま
しくは0.02meq/g以下とされる。
【0037】また、上記ポリアルキレンエーテルポリオ
ールの第1級水酸基含有率は、通常0から100%、好
ましくは30から100%、更に好ましくは50から1
00%、最も好ましくは70から100%とされる。
【0038】前記、ポリオールとしてのポリエステルポ
リオールには、分子量500以下の低分子ジオール、及
び又は、分子量1000以下のポリアルキレンエーテル
ジオールと、ジカルボン酸とを反応させて得られる縮合
ポリエステルジオール、ラクトンの開環重合により得ら
れるポリラクトンジオール、低分子ジオールとメタノー
ルなどの低級アルコールの炭酸ジエステルとを反応させ
て得られるポリカーボネートジオールなどが含まれる。
【0039】また、ポリエステルポリオールに含まれる
低分子ジオールとしては、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,4−、1,3−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール;環状
基を有する低分子ジオール類〔例えば、特公昭45−1
474号公報記載のもの:ビス(ヒドロキシメチル)シ
クロへキサン、ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン、ビ
スフェノールAのエチレンオキサイド付加物等〕、及
び、これらの2種類以上の混合物が挙げられる。尚、ポ
リエステルポリオールに含まれる分子量1,000以下
のポリアルキレンエーテルジオールとしては、ポリテト
ラメチレンエーテルグリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、及びこれらの2種類以
上の混合物が挙げられる。
【0040】また、ポリエステルポリオールに含まれる
ジカルボン酸としては、脂肪酸族ジカルボン酸(コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸など)、芳
香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸など)、これらのジカルボン酸のエステル形成性誘
導体〔酸無水物、低級アルキル(炭素数1から4)エス
テルなど〕、及び、これら2種類以上の混合物が挙げら
れ、ラクトンとしては、ε−カプロラクトン、γ−ブチ
ラクトン、γ−バレロラクトン、及びこれら2種類以上
の混合物が挙げられる。
【0041】ポリエステル化は、通常の方法、例えば低
分子ジオール、及び又は、分子量1000以下のポリエ
ーテルジオールを、ジカルボン酸若しくはそのエステル
形成性誘導体〔例えば、無水物(無水マレイン酸、無水
フタル酸など)、低級エステル(アジピン酸ジメチル、
テレフタル酸ジメチルなど)、ハライド等〕と、又はそ
の無水物、及び、アルキレンオキサイド(例えば、エチ
レンオキサイド、及び又は、プロピレンオキサイド)と
を反応(縮合)させる、或いは、開始剤(低分子ジオー
ル、及び又は、分子量1,000以下のポリエーテルジ
オール)にラクトンを付加させることにより製造するこ
とができる。
【0042】これらのポリエステルポリオールの具体例
としては、ポリエチレンアジペートジオール、ポリブチ
レンアジペートジオール、ポリへキサメチレンアジペー
トジオール、ポリネオペンチルアジペートジオール、ポ
リエチレンプロピレンアジペートジオール、ポリエチレ
ンブチレンアジペートジオール、ポリブチレンへキサメ
チレンアジペートジオール、ポリジエチレンアジペート
ジオール、ポリ(ポリリテトラメチレンエーテル)アジ
ペートジオール、ポリエチレンアゼレートジオール、ポ
リエチレンセバケートジオール、ポリブチレンアゼレー
トジオール、ポリブチレンセバケートジオール、ポリカ
プロラクトンジオール又はトリオール、ポリへキサメチ
レンカーボネートジオールなどが挙げられる。
【0043】前記、重合体ポリオールとしては、ポリオ
ール(前記ポリアルキレンエーテルポリオール、及び又
は、ポリエステルポリオール)中で、ラジカル重合性モ
ノマー〔例えば、スチレン、(メタ)アクリロニトリ
ル、(メタ)アクリル酸エステル、塩化ビニル、これら
の2種類以上の混合物など〕を重合させ、該重合体を微
分散させたものが挙げられる。
【0044】これらのモノマーを重合するためには、通
常重合開始剤が使用される。重合開始剤としては、遊離
基を生成して重合を開始させるタイプのもの、例えば、
2,2‘−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、
2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)(AVN)などのアゾ化合物;ジベンゾイルパーオ
キシド、ジクミルパーオキシド、及び、特開昭61−7
6517号公報記載の上記以外の過酸化物、或いは、過
硫酸塩、過ホウ酸塩、過コハク酸等が使用できるが、実
用的にはアゾ化合物、特に2,2‘−アゾビスイソブチ
ロニトリル、及び、2,2’−アゾビス−(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)が好ましい。重合開始剤の使用
量は、モノマーの全量に基づいて通常0.1から20質
量%で好ましくは0.2から10質量%とされる。
【0045】係る、重合体ポリオール中での重合反応
は、無溶媒でも行なうことができるが、重合体濃度が高
い場合には、有機溶媒の存在下に行なうのが好ましい。
該有機溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、アセトニトリル、酢酸エチル、ヘキサン、ヘプタ
ン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、イソプロピルアルコール、
n−ブタノールなどが挙げられる。また、必要によりア
ルキルメルカプタン類を除く、公知の連鎖移動剤(四塩
化炭素、四臭化炭素、クロロホルム、特開昭55−31
880号公報記載のエノールエーテル類など)の存在下
に重合を行なうことができる。
【0046】重合体ポリオールの重合は、バッチ式でも
連続式でも行なうことができる。重合反応は、重合開始
剤の分解温度以上、通常は60℃から180℃、好まし
くは90℃から160℃、特に好ましくは100℃から
150℃で行なうことができ、大気圧下又は加圧下、更
には減圧下においても重合反応を行なうことができる。
【0047】そして、重合反応終了後、得られる重合体
ポリオールは、何らかの後処理を加えることもなく、そ
のままポリウレタンの製造に使用できるが、反応終了後
は、有機溶媒、重合開始剤の分解生成物や未反応モノマ
ー等の不純物を、慣用手段により除くのが望ましい。
【0048】こうして得られる重合体ポリオールは、全
重合体ポリオールの質量に基づいて、通常10%から7
0%、好ましくは15%から40%、更に好ましくは2
0%から30%重合した全モノマー、即ち重合体がポリ
オールに分散した、半透明〜不透明の白色から黄褐色の
分散体とされる。尚、重合体ポリオールの水酸基価は、
通常10から300、好ましくは20から100とされ
る。
【0049】前記、ポリオールとしてのポリブタジエン
ポリオールとしては、1,2−ビニル構造を有するも
の、1,2−ビニル構造と1,4−トランス構造とを有
するもの、及び、1,4−トランス構造を有するものが
挙げられる。1,2−ビニル構造と1,4−トランス構
造の割合は、種々に変えることができ、例えばモル比で
100:0から0:100とされる。またポリブタジエ
ンポリオールには、ホモポリマー、及び、コポリマー
(スチレンブタジエンコポリマー、アクリロニトリルブ
タジエンコポリマーなど)、並びにこれらの水素添加物
(水素添加率:例えば20から100%)が含まれる。
尚、上記ポリブタジエンポリオールの数平均分子量は、
通常500から10,000とされる。
【0050】ポリブタジエンポリオールの具体例として
は、下記一般式(1)、(2)、(3)で示されるもの
が挙げられる。 (1)HO−C−C−CZ−C−(C−CZ)n−C−
CZ−C−C−OH (2)HO−〔(C−C=C−C)a (C−CZ)c
(C−C=C−C)b〕nOH (3)HO−(C−C=C−C)a (CX−C)b−
OH 尚、式中、−C−は−CH2−、−C=C−は−CH=
CH− また、Xはフェニル基又はニトリル基である。
【0051】上記、式(1)でnが15から80のもと
して示されるものに、例えば、日本曹達株式会社のNI
SSO−PB Gシリーズ(商品名)が有り、具体的に
はG−1000、G−2000、G−3000などの商
品名が挙げられる。また、式(2)でnが50から5
5、aが0.2、bが0.6、cが0.2、式(3)で
nが78から87、aが0.75、bが0.25のもと
して示されるものに、例えば、ARCO(米国)のPo
ly Bd(商品名)があり、具体的にはPoly B
d R−45M、R−45HT、CS−15、CN−1
5などの商品名が挙げられる。
【0052】前記、ポリオールとしてのひまし油系ポリ
オールとしては、ひまし油及び変性ひまし油(トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの多価アル
コールで変性されたひまし油など)が挙げられる。
【0053】これらの中で、ソフトボール10の芯球1
1に必要なポリウレタンフォーム13の性能を満足する
ポリオールとしては、ポリアルキレンエーテルポリオー
ルが好ましく、平均官能基数が2から4、OH当量が1
500から2500、末端エチレンオキサイド含量が1
0から40質量%のポリアルキレンエーテルポリオール
が最も好ましい。
【0054】上記、ポリアルキレンエーテルポリオール
の官能基数が2以上の場合は、ポリウレタンフォーム1
3の反発弾性が特に良好であり、4以下であるとソフト
ボール10の芯球11に使用した際バット(図示せず)
で打撃しても割れが発生する恐れが全くない。また、O
H当量が1500以上の場合は、ソフトボール10をバ
ットで打撃した際に割れが発生する恐れがなく、250
0以下であるとキュアー時間が短く、芯球成形型(図示
せず)から容易に離型することができる。また、末端エ
チレンオキサイド含量が20%以上の場合は、ソフトボ
ール10をバットで打撃した際に割れが発生する恐れが
全くなく、40%以下であると反応性が速すぎないの
で、芯球成形型への注入操作が容易となる。
【0055】一方、芯球11のポリウレタンフォーム1
3の原料としての前記有機ポリイソシアネートとして
は、例えば従来からポリウレタンの製造に使用されてい
るポリイソシアネートを使用することができる。このポ
リイソシアネートには、炭素数(NCO基中の炭素を除
く、以下同様)6から20の芳香族ポリイソシアネート
(その粗製物を含む)、炭素数2から18の脂肪族ポリ
イソシアネート、炭素数4から15の脂環式ポリイソシ
アネート、炭素数8から15の芳香脂肪族ポリイソシア
ネート、及び、これらのポリイソシアネートの変性物
(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、
ウレア基、ビューレット基、ウレトジオン基、ウレトイ
ミン基、イソシアヌレート基、オキサゾリドン基含有変
性物など)及びこれらの2種以上の混合物が含まれる。
尚、芯球11に使用するポリウレタンフォーム13の原
料としての有機ポリイソシアネートとしては、イオン性
基を有しないポリイソシアネートが好ましい。
【0056】係る、炭素数6から20の芳香族ポリイソ
シアネートの具体例としては、1,3−、及び又は、
1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−、及び
又は、2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、
粗製TDI、2,4’−、及び又は、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、4,4’−ジ
イソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,
4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル
−4,4’−ジイソシアナトジフエニルメタン、粗製M
DI{粗製ジアミノフェニルメタン〔ホルムアルデヒド
と芳香アミン(アニリン)又はその混合物との縮合生成
物;ジアミノジフェニルメタンと少量(例えば5から2
0質量%)の3官能以上のポリアミンとの混合物〕のホ
スゲン化物:ポリアリルポリイソシアネート(PAP
I)}、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,
4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、
m−、及び、p−イソシアナトフェニルスルホニルイソ
シアネートなどが挙げられる。
【0057】また、炭素数2から18の脂肪族ポリイソ
シアネートの具体例としては、エチレンジイソシアネー
ト、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレンジイソシ
アネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネー
ト、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイソシア
ナトメチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチ
ル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カー
ボネート、2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシ
アナトヘキサノエートなどの脂肪族ポリイソシアネート
などが挙げられる。
【0058】また、炭素数4から15の脂環式ポリイソ
シアネートの具体例としては、イソホロンジイソシアネ
ート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’
−ジイソシアネート(水添MDI)、シクロへキシレン
ジイソシアネート、メチルシクロへキシレンジイソシア
ネート(水添TDI)、ビス(2−イソシアナトエチ
ル)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルポキシレー
ト、2,5−、及び又は、2,6−ノルボルナンジイソ
シアネートなどが挙げられる。
【0059】更に、炭素数8から15の芳香脂肪族ポリ
イソシアネートの具体例としては、m−、及び又は、p
−キシレンジイソシアネート(XDI)、α,α,
α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート
(TMXDI)などが挙げられる。
【0060】上記ポリイソシアネートの変性物には、変
性MDI(ウレタン変性MDI、カーボジイミド変性M
DI、トリヒドロカルビルホスフェート変性MDI)、
ウレタン変性TDI、ビウレット変性HDI、イソシア
ヌレート変性HDI、イソシアヌレート変性IPDIな
どのポリイソシアネートの変性物、及び、これらの2種
類以上の混合物〔例えば変性MDIとウレタン変性TD
I(イソシアネート含有プレポリマー)との併用〕が含
まれる。係る、ポリイソシアネートの変性物としてのウ
レタン変性ポリイソシアネート〔過剰のポリイソシアネ
ート(TDI、MDIなど)とポリオールとを反応させ
て得られる遊離イソシアネート含有プレポリマー〕の製
造に用いるポリオールとしては、OH当量が30から2
00のポリオール、例えばエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコールなどのグリコール;トリメチロールプロパ
ン、グリセリンなどのトリオール;ペンタエリスリトー
ル、ソルビトールなどの4から8官能またはそれ以上の
ポリオール;及びこれらのアルキレンオキサイド(エチ
レンオキサイド及び又はプロピレンオキサイド)付加物
が挙げられる。これらのうちで好ましいものは、官能基
数2から3とされている。上記、変性ポリイソシアネー
ト及びプレポリマーの遊離イソシアネート基含量は通常
8から33%、好ましくは10から30%、特に好まし
くは12から29%とされている。
【0061】これらポリイソシアネートの中で、ソフト
ボール10の芯球11に必要なポリウレタンフォーム1
3の性能を満足する有機ポリイソシアネートとしては、
変性MDI及びその混合物が好ましく、ウレタン変性M
DI及びその混合物(特にカーボジイミド変性MDIと
の混合物)が更に好ましく、分子量2000から600
0、エチレンオキサイド含量が13から17%の末端エ
チレンオキサイドチップタイプのポリエーテルポリオー
ルと、4、4’ジフェニメタンジイソシアネート(MD
I)とを反応させたNCO含量14から17%のプレポ
リマー(70から90質量%)に、カーボジイミド変性
MDI(30から10質量%)をブレンドした、NCO
含量15から18%のプレポリマーが最も好ましい。
【0062】この場合、プレポリマー中のカーボジイミ
ド変性MDIの量が10%以上であれば、冬期でも固化
しにくく、作業性は好適となる。また、プレポリマー中
のカーボジイミド変性MDIの量が30%以下の場合
は、特にソフトボール10の弾性感(反発力)は良好と
なる。
【0063】他方、芯球11に使用する発泡剤として
は、一般にポリウレタンフォーム13の発泡に使用され
ている発泡剤が使用できる。該発泡剤は、例えば、水、
水素原子含有ハロゲン化炭化水素〔HCFC(ハイドロ
クロロフルオロカーボン)タイプ、HFC(ハイドロフ
ルオロカーボン)タイプ、塩化メチレンなど〕、低沸点
炭化水素(ペンタン、シクロペンタンなど沸点が−5か
ら70℃の炭化水素)、液化炭酸ガスから選ばれる少な
くとも1種類以上が挙げられる。これらのうち好ましい
ものは、水、及び、水と水素原子含有ハロゲン化炭化水
素(特に塩化メチレン)の併用とされる。
【0064】また、発泡剤のポリオール100質量部に
対する使用量は、水を用いる場合は、通常20質量部以
下、好ましくは3から6質量部とされる。水素原子含有
ハロゲン化炭化水素を用いる場合は、通常発泡剤50質
量部以下、好ましくは5から45質量部とされる。低沸
点炭化水素を用いる場合は、通常発泡剤45質量部以
下、好ましくは5から40質量部とされる。液化炭酸ガ
スを用いる場合は、通常発泡剤30質量部以下、好まし
くは2から25質量部とされる。水と水素原子含有ハロ
ゲン化炭化水素を併用する場合は、好ましくは、水2か
ら5質量部、水素原子含有ハロゲン化炭化水素4から1
2質量部とされる。
【0065】また、芯球11に使用するポリウレタンフ
ォーム13には必要によって他の成分を用いてもよい。
他の成分としては、通常ポリウレタンフォーム13を製
造する際用いる成分であれば、特に限定なく用いること
ができるが、例えば、架橋剤、触媒などが挙げられる。
係る架橋剤としては、前記活性水素原子含有多官能出発
物質として例示したものと同様のものを用いることがで
きる。活性水素原子含有多官能出発物質と同様の架橋剤
としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレング
リコールなどの低分子ポリオール;及びトリエタノール
アミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン
が挙げられる。これらの架橋剤は、単独又は混合して使
用することができる。これらのうち好ましいものは、エ
チレングリコールとされる。尚、架橋剤のOH当量とし
ては31から150のものが好ましい。尚、架橋剤の使
用量としては、ポリオール100質量部に対して、通常
30質量部以下、好ましくは5から25質量部とされ
る。
【0066】また、触媒として、例えばアミン系触媒
(トリエチレンジアミン、テトラメチルへキサメチレン
ジアミン、N−エチルモルホリンなど)、及び又は、金
属触媒(オクチル酸第一スズ、ジラウリル酸ジブチル第
二スズ、オクチル酸鉛など)が用いられる。これらのう
ち好ましいものは、トリエチレンジアミンとされる。
【0067】一方、ソフトボール10の芯球11に使用
するポリウレタンフォーム13は、粒状コルク12を含
まずに発泡させた場合の物性値で、JIS K−640
1の測定法による反発弾性率(ボールリバウンド)が3
0%以上、好ましくは50から80%、芯球11の表面
C硬度が50以上、好ましくは60から70、ウレタン
フォーム13密度が30から80kg/立方メートルと
なるように、原料の組合せを選んで得られるものが、性
能上好ましい。
【0068】また、ソフトボール10の芯球11に使用
する粒状コルク12は、通常のコルクガシ、アベマキな
どのコルク組織から得られ、平均粒径としては1から5
mmの粒状コルク12が好ましい。特に、現段階のソフ
トボール10の性能では2から3mmの平均粒径が好ま
しいとされる。係る平均粒径が2から3mmの粒状コル
ク12を用いた場合、打撃時のソフトボール10の芯球
11の変形は特に小さくなる。
【0069】ソフトボール10の芯球11を構成する粒
状コルク12とポリウレタンフォーム13の質量比は、
通常粒状コルク12/ポリウレタンフォーム13=10
/90から90/10、好ましくは30/70から50
/50とされる。粒状コルク12とポリウレタンフォー
ム13の比が上記範囲内であれば、芯球11の弾性感
(反発力)と、打撃時の強度は共に好適となる。
【0070】また、ソフトボール10の規格はサイズ
(芯球11を被覆材14で覆った状態)は周長304.
8±3.2mm、重量は177.19から198.45
gとされている。この規格に適合した芯球11の嵩密度
を得る場合、ソフトボール10のサイズ規格及び重量規
格を満たす範囲であれば、特に限定されないが、好まし
い芯球11の密度は150から450kg/立方メート
ルとされる。
【0071】また、芯球11の成形(製造)方法として
は、ポリオールと有機ポリイソシアネートとを、発泡
剤、粒状コルク12及び必要に応じて芯球11の粉砕物
を加え、各成分を混合し、球形に形成された芯球成形型
に入れ、発泡及びウレタン化反応を行なう方法が挙げら
れる。ウレタン化反応の際、芯球成形型の温度として
は、成形可能温度であればよいが、通常のポリウレタン
フォーム13の成形と同様、外部加熱せず、雰囲気温度
で発泡硬化することができる。
【0072】また、ソフトボール10を構成する被覆材
14の材質としては、例えば、通常ソフトボール10の
表皮として用いられる布、ゴム、合成樹脂及び皮革など
が挙げられ、それらの群から選ばれる1種類以上の材料
が選択され使用される。また、芯球11の全表面を被覆
材14で覆う場合、一般的に行なわれているソフトボー
ル10の表面被覆方法が行なわれ、必要に応じて、芯球
11の全表面に接着剤を塗布して被覆材14を接着して
も差し支えない。
【0073】係る被覆材14の表面にソフトボール意匠
15を形成する場合、特に限定されないが、例えば次ぎ
の方法でソフトボール意匠15が形成される。被覆材1
4が、布又は皮革の場合は、2片に分割した所定の形状
の被覆材14で芯球11の表面全体を覆い、分割部分を
縫い目が凸になるように縫い合わせる。係る被覆材14
を縫い合わせた縫い目がソフトボール意匠15となる。
また、被覆材14が、ゴムの場合は、芯球11の全表面
を加硫前のゴムで覆うように予備成形し、これを内面に
ソフトボール意匠15が形成された金型に投入・加硫
し、金型より取り出す。これにより、ソフトボール意匠
15がソフトボール10の表面に形成される。
【0074】次ぎに、ソフトボール10製造の具体例を
説明する。この場合、材料の混合はハンドミキシング法
で、後述する表1の実施例1、実施例2に示す如く割合
で粒状コルク12、ポリオール、有機ポリイソシアネー
ト及び発泡剤を所定の容器16に入れて混合する(図
3)。次ぎに容器16内の混合物18を球形に形成され
た芯球成形型17に投入し、外部加圧及び加熱を行なわ
ずに反応硬化(この場合発砲硬化)させるステップ1
(図4)と、ステップ1にて発砲硬化した芯球を芯球成
形型17より取り出す。
【0075】次ぎに、取り出した芯球11の表面に所定
の接着剤を塗布した後、芯球11の全表面を被覆材(ゴ
ム)14で覆うステップ2(図5)と、ステップ2にて
得られたものを内面にソフトボール意匠15が形成され
た金型に入れ加硫して表面にソフトボール意匠15を成
形するステップ3を実行した後、金型より取り出す。こ
れにより、サイズ規格及び重量規格を満たしたソフトボ
ール10が製造される(図6)。
【0076】このように、ソフトボール10の製造は、
粒状コルク12と、ポリオールと、有機ポリイソシアネ
ート及び発泡剤を混合し球形の芯球成形型17に投入し
て、ステップ1の反応硬化を行なっている。そして、ス
テップ1にて反応硬化した芯球11を芯球成形型17よ
り取り出してステップ2を実行し、ステップ2にて得ら
れたものの表面にステップ3を実行してソフトボール意
匠15を成形しているので、芯球11の圧縮・加熱の成
形を行なわずにソフトボール10の製造を行なうことが
可能となる。これにより、粒状コルク12自体の弾性を
生かした芯球11のソフトボール10を製造することが
できるようになる。
【0077】従って、ソフトボール10をバットなどで
打撃した際の衝撃は、粒状コルク12並びにポリウレタ
ンフォーム13の混合物18の弾性により緩和されるの
で、容易に芯球11の破壊を防止することができるよう
になる。また、芯球11は成形型内で粒状コルク12と
ポリウレタンフォーム13と発泡剤とを混合し、発泡剤
を発泡させ硬化させている。これにより、芯球11の全
表面を均一的な硬度とすることができるので、不規則な
リバウンドを起こさない芯球11を製造することが可能
となる。更に、芯球11の圧縮・加熱を行なっていない
ので、粒状コルク12の変形変質を防止することができ
るようになる。
【0078】また、芯球11周囲に糸を捲回して糸巻き
層を形成するという煩雑な工程を必要としないため、従
来の如く、ソフトボール10の使用中に捲回した糸巻き
層の局部的なずれよる変形を防止することが可能となる
と共に、強い張力で捲回した糸による芯球11の復元力
の低下を防止することもできるようになる。これによ
り、ソフトボール10のリバウンド高さを規定値内に入
れることができるようになるものである。
【0079】次ぎに、ソフトボール10のもう一つの製
造の具体例を説明する。この場合もハンドミキシング法
で、後述する表1の実施例3に示す如く割合でソフトボ
ール10を芯球11と被覆材14とに分離するステップ
1と、ステップ1にて分離された芯球11を2mm以上
4mm以下の粒状に粉砕するステップ2と、ステップ2
で得られた粉砕物を、粒状コルク12、ポリオール、有
機ポリイソシアネート及び発泡剤を所定の容器16に入
れて混合(図7)した混合物18Aを球形の芯球成形型
17に投入(図4)し、外部加圧及び加熱を行なわずに
反応硬化させるステップ3と、ステップ1にて分離され
た被覆材14を洗浄、分解、加工して再生することによ
り得られた材料、或いは、それの混合物を被覆材14の
材料と混合するステップ4と、ステップ3にて反応硬化
した芯球11を芯球成形型17より取り出し、取り出さ
れた芯球11の全表面をステップ4にて得られた材料で
覆うステップ5(図5)と、ステップ5にて得られたも
のの表面にソフトボール意匠15を成形するステップ6
を実行した後、金型より取り出す。これにより、一度使
用したソフトボール10(一度製造して不要になったソ
フトボール10)でサイズ規格及び重量規格を満たした
ソフトボール10を製造することが可能となる(図
6)。
【0080】このように、ソフトボール10の製造は、
使用後或いは不要なソフトボール10(この場合、練習
用など規格外のソフトボールも含む)の芯球11を粉砕
し、芯球11の粉砕物として再度芯球11に使用すると
共に、使用後或いは不要なソフトボール10より分解・
分離した被覆材14を利用して再度ソフトボール10を
製造するようにしている。また、芯球11に従来の如く
捲回糸巻き層を形成していないので、不要になったソフ
トボール10を各材質毎に分離し容易に取り出すことが
可能となる。これにより、不要なソフトボール10を分
解・分離して再利用することが可能となるので、廃棄処
分による環境への悪影響を確実に防止することができる
ようになる。
【0081】ここで、実施例1、実施例2、実施例3で
ソフトボール10に使用する材料及び比較例を次ぎの表
に示す。
【0082】
【表1】
【0083】尚、表1に記載された数字は混合比を示し
ており、実施例1、実施例2、実施例3と従来のソフト
ボールとの比較を比較例に示している。また、実施例及
び比較例における使用原料の略語の意味は次ぎのとおり
である。また、以下において(%)は質量%を示してい
る。 ポリオールA:グリセリンにプロピレンオキサイドを付
加させた後、ポリオールの質量の20%のエチレンオキ
サイドを付加させた、1級OH率が86%の活性水素当
量2000のポリアルキレンエーテルポリオール。 ポリオールB:プロピレングリコールにプロピレンオキ
サイドを付加させた後、ポリオールの質量の20%のエ
チレンオキサイドを付加させた、1級OH率が86%の
活性水素当量2000のポリアルキレンエーテルポリオ
ール。 EG :エチレングリコール。 触媒A :(DABCO 33LV)(トリエチレ
ンジアミンの33% ジプロピレングリコール溶液:三
共エアプロダクツ株式会社製) プレポリマーA:グリセリンにプロピレンオキサイド及
びエチレンオキサイドを付加させた、1級のOHが全O
H中の78%であり、活性水素当量が1500のポリエ
ーテルポリオールと、プロピレングリコールにプロピレ
ンオキサイド及びエチレンオキサイドを付加させた1級
OHが全OH中の78%であり、活性水素当量が150
0のポリエーテルポリオールとを50:50にブレンド
したポリエーテルポリオールと、MDIとを反応させて
得たプレポリマー88部にカルボシイミド変性MDIを
12部ブレンドしたNCO含量17%のプレポリマー。 粒状コルク12:粒径2から3mm。 芯球11の粉砕物:使用後の芯球11を粉砕した3から
4mmの粒状のもの。
【0084】このように製造されたソフトボール10の
性能評価試験結果を下記表2に示している。
【0085】
【表2】
【0086】尚、表2の内容説明を下記に行なう。 芯球11の変形評価:機械操作で初速100km/hの
ソフトボール10を、機械操作のバットで繰り返し打ち
返す打撃テスト。 ◎は打撃テスト150回以上で芯球11の割れ又は変形
は無し。○は打撃テスト100から150回の間で芯球
11の割れ又は変形有り。×は打撃テスト100回以内
で芯球11の割れ又は変形有り。 芯球11のリバウンド方向の均一性:20℃において芯
球11を2mの高さから大理石板上に自然落下させたと
きの、リバウンド方向が垂直方向からずれたものを不規
則リバウンドとする。 ○は芯球11を30回不作為に落下させたとき不規則の
リバウンドは1回も無し。×は芯球11を30回不作為
に落下させたとき不規則のリバウンド有り。 打撃音・打球感の評価:ソフトボール選手が実際に使用
した結果の意見を集めたもの。 ◎は本発明のソフトボール10の方が従来のソフトボー
ルより大幅に良好。○は本発明のソフトボール10と従
来のソフトボールとに大差は認められない。×は従来の
ソフトボールの方が本発明のソフトボール10より大幅
に悪い。
【0087】即ち、性能評価試験結果(表2)からもわ
かるように本発明のソフトボール10は従来のソフトボ
ールに比較して、機械操作のバットで繰り返し打ち、リ
バウンド方向の均一性及び打撃音・打球感において、全
てに優れている結果が得られた。これにより、従来の粒
状コルクを使用した芯球のソフトボールと比較して、大
幅に実用効果を向上させることが可能となる。
【0088】また、芯球11表面周囲に約5mと短い糸
を均一に捲回したソフトボール10を製造しても差し支
えない。この場合、芯球11の表面周囲に捲回する糸は
ソフトボール10の分解、分離に悪影響を与えない程度
の範囲の長さとして、約5mの長さを捲回している。ま
た、短い糸を芯球11の表面周囲に捲回されるので粒状
コルク12並びにポリウレタンフォーム13の混合物の
弾性が損なわれることは殆どない。これによって、ソフ
トボール10をバットなどで打撃した際の衝撃による芯
球11の変形変質の防止を向上させることができるよう
になる。従って、芯球11表面周囲に糸を捲回して糸巻
き層を形成する煩雑な工程も大幅に軽減されるものであ
る。
【0089】尚、実施例では、粒状コルク12の粒径を
2から3mm、芯球11の粉砕物を3から4mmで説明
したが、これに限らず、粒状コルク12の粒径及び芯球
11の粉砕物の大きさはこの大きさに限定されるもので
はない。
【0090】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、粒状
コルク、ポリオール、有機ポリイソシアネート及び発泡
剤を混合して球形の芯球成形型に投入し、外部加圧及び
加熱を行なわずに反応硬化させるステップ1と、ステッ
プ1にて反応硬化した芯球を芯球成形型より取り出し、
取り出された芯球の全表面を被覆材で覆うステップ2
と、ステップ2にて得られたものの表面にソフトボール
意匠を成形するステップ3を実行するようにしているの
で、芯球の圧縮・加熱の成形を行なわずにソフトボール
の製造を行なうことが可能となる。これにより、粒状コ
ルクの変形変質を確実に防止することができるようにな
ると共に、粒状コルクの弾性が保持された状態の芯球を
製造することができるようになる。従って、ソフトボー
ルの打撃時の衝撃は、混合した粒状コルクとポリウレタ
ンフォームとの弾性により緩和され、芯球の破壊を防止
することができるようになるものである。
【0091】また、芯球は成形型内で粒状コルクとポリ
ウレタンフォームと発泡剤とを混合し、発泡剤を発泡硬
化させているので、芯球の全表面を均一的な硬度とする
ことが可能となる。これにより、不規則なリバウンドを
起こさない芯球を製造することが可能となると共に、例
えば、粒状コルクとポリウレタンフォームとの混合比を
変えることによってソフトボールのリバウンド高を自由
に変えることができる。従って、ソフトボールのリバウ
ンド高を規定値の中心に設定でき、従来の粒状コルクを
使用した芯球のソフトボールと比較して、機械操作のバ
ットで繰り返し打ち、リバウンド方向の均一性及び打撃
音・打球感など全てに優れている結果が得られ大幅に実
用効果大なるものである。
【0092】特に、芯球に従来の如く捲回糸巻き層を形
成していない。これにより、ソフトボールを芯球と被覆
材とに分離するステップ1と、ステップ1にて分離され
た芯球を2mm以上4mm以下の粒状に粉砕するステッ
プ2と、ステップ2で得られた粉砕物を、粒状コルク、
ポリオール、有機ポリイソシアネート及び発泡剤と混合
して球形の芯球成形型に投入し、外部加圧及び加熱を行
なわずに反応硬化させるステップ3と、ステップ1にて
分離された被覆材を洗浄、分解、加工して再生すること
により得られた材料、或いは、それの混合物を被覆材の
材料と混合するステップ4と、ステップ3にて反応硬化
した芯球を芯球成形型より取り出し、取り出された芯球
の全表面をステップ4にて得られた材料で覆うステップ
5と、ステップ5にて得られたものの表面にソフトボー
ル意匠を成形するステップ6を実行してソフトボールを
製造できるので、分解・分離した芯球及び被覆材を再生
部材として再利用することが可能となる。
【0093】また、粒状コルクの成形時に圧縮・加熱成
形を行なっていないので、粒状コルクの変形変質を確実
に防止することが可能となる。これにより、使用後のソ
フトボールの芯球を粉砕して再び芯球の構成材料とする
ことができるようになる。従って、不要なソフトボール
の廃棄や焼却を行なうことなくソフトボールとして再利
用することができるので、極めて環境に優しいソフトボ
ールを製造することができるようになるものである。
【0094】また、ソフトボールの芯球に従来のように
長い糸を捲回した糸巻き層を形成していないので、ソフ
トボールの製造工程を大幅に削減することができるよう
になる。これにより、従来のソフトボールの如く、使用
中に捲回した糸巻き層の局部的なずれによる変形を防止
することが可能となると共に、強い張力で捲回した糸に
よる芯球の復元力の低下を防止することもできるように
なる。従って、芯球に糸巻き層を形成していないので使
用後のソフトボールの分解・分離を容易に行なうことが
できるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を開口した本発明のソフトボールの斜視図
である。
【図2】本発明のソフトボールの芯球の一部切り取り拡
大図である。
【図3】粒状コルク、ポリオール、有機ポリイソシアネ
ート及び発泡剤を容器に入れ混合物を製造している図で
ある。
【図4】図3の混合物を球形の芯球成形型に投入してい
る図である。
【図5】芯球の表面を被覆材で覆った図である。
【図6】図5の被覆材の表面にソフトボール意匠を成形
した図である。
【図7】粒状に粉砕した芯球と、粒状コルク、ポリオー
ル、有機ポリイソシアネート及び発泡剤を容器に入れ混
合物を製造している図である。
【図8】一部を開口した従来のソフトボールの斜視図で
ある。
【図9】糸巻き層が残った従来の被覆材の裏面図であ
る。
【符号の説明】
10 ソフトボール 11 芯球 12 粒状コルク 13 ポリウレタンフォーム 14 被覆材 15 ソフトボール意匠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯球の全表面を被覆材にて覆って成るソ
    フトボールにおいて、 前記芯球を、粒状コルクとポリウレタンフォームにより
    構成したことを特徴とするソフトボール。
  2. 【請求項2】 芯球の表面に5m以下の糸を捲回したこ
    とを特徴とする請求項1のソフトボール。
  3. 【請求項3】 芯球を構成する粒状コルクとポリウレタ
    ンフォームの質量比を、粒状コルク/ポリウレタンフォ
    ーム=10/90から90/10の範囲に設定したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2のソフトボール。
  4. 【請求項4】 芯球を、発泡剤及び粒状コルクの存在下
    で、ポリオールと有機ポリイソシアネートとを反応させ
    て構成したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請
    求項3のソフトボール。
  5. 【請求項5】 ポリオールは、ポリアルキレンエーテル
    ポリオールであることを特徴とする請求項4のソフトボ
    ール。
  6. 【請求項6】 有機ポリイソシアネートは、変性MDI
    又はその混合物であることを特徴とする請求項4又は請
    求項5のソフトボール。
  7. 【請求項7】 被覆材は、布、ゴム、合成樹脂及び皮革
    からなる群より選ばれる1種以上の材料にて構成されて
    いることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4、請求項5又は請求項6のソフトボール。
  8. 【請求項8】 粒状コルク、ポリオール、有機ポリイソ
    シアネート及び発泡剤を混合して球形の芯球成形型に投
    入し、外部加圧及び加熱を行なわずに反応硬化させるス
    テップ1と、ステップ1にて反応硬化した芯球を前記芯
    球成形型より取り出し、取り出された芯球の全表面を被
    覆材で覆うステップ2と、ステップ2にて得られたもの
    の表面にソフトボール意匠を成形するステップ3を実行
    するソフトボールの製造方法。
  9. 【請求項9】 ソフトボールを芯球と被覆材とに分離す
    るステップ1と、ステップ1にて分離された芯球を2m
    m以上4mm以下の粒状に粉砕するステップ2と、ステ
    ップ2で得られた粉砕物を、粒状コルク、ポリオール、
    有機ポリイソシアネート及び発泡剤と混合して球形の芯
    球成形型に投入し、外部加圧及び加熱を行なわずに反応
    硬化させるステップ3と、ステップ1にて分離された被
    覆材を洗浄、分解、加工して再生することにより得られ
    た材料、或いは、それの混合物を被覆材の材料と混合す
    るステップ4と、ステップ3にて反応硬化した芯球を前
    記芯球成形型より取り出し、取り出された芯球の全表面
    をステップ4にて得られた材料で覆うステップ5と、ス
    テップ5にて得られたものの表面にソフトボール意匠を
    成形するステップ6を実行するソフトボールの製造方
    法。
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