JPH0621148B2 - ポリウレタン弾性フオ−ム - Google Patents

ポリウレタン弾性フオ−ム

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JPH0621148B2
JPH0621148B2 JP61013652A JP1365286A JPH0621148B2 JP H0621148 B2 JPH0621148 B2 JP H0621148B2 JP 61013652 A JP61013652 A JP 61013652A JP 1365286 A JP1365286 A JP 1365286A JP H0621148 B2 JPH0621148 B2 JP H0621148B2
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foam
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polyol
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裕▲吉▼ 田中
豊恭 西岡
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は軟質あるいは半硬質のポリウレタン弾性フオー
ムに関し、とくにジフェニルメタンジイソシアネートを
使用するポリウレタン弾性フオームに関する。
(従来の技術) 軟質あるいは半硬質のポリウレタン弾性フオームはとく
にその高い弾性を利用し家具、車輌のクッション、クラ
ッシュパッド、ヘッドレスト等の自動車内装材として広
く使用されている。
近年、省エネルギー、生産速度の向上、触感の改良の動
きがあり、これに伴って従来弾性フオーム用ポリイソシ
アネートとして一般に使用されて来たトリレンジイソシ
アネートに代って、ジフェニルメタンジイソシアネート
が注目されて来た。その結果トリレンジイソシアネート
80〜70%、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート20〜
30%よりなる混合物が所謂コールドキュア方式の軟質高
弾性フオーム用ポリイソシアネートとして使用されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 生産速度及び触感をさらに向上するためにはジフエニル
メタンジイソシアネート(以下MDIと略称する)をポ
リイソシアネートの主成分として使用することが必要で
あるがこれにはポリウレタン弾性フオームの発泡特性及
び物性の面から種々の問題点を生ずる。
例へば4,4′−MDI、2,4′−MDI、2,2′
−MDI、及び3核体以上のメチレン架橋ポリフェニル
ポリイソシアネートを含む粗製MDIのみを使用したポ
リウレタン弾性フオームは引張強さ及び伸びが劣る。ま
た4,4′−MDI、2,4′−MDI及び2,2′−
MDIからなる純MDIまたはその変性体である液状M
DIを粗製MDIに添加すればこれらの物性は改良でき
る。しかし発泡の際生成したポリウレアによりフオーム
の安定性が低下するため純MDIと粗製MDIとの混合
比が50/50重量比を越えるとフオームは硬化する前に崩
壊する。純MDIに2,4′−MDIを添加しその含有
量を上昇すれば粗製MDIに対する混合比を増加できる
が、その場合も最高90/10までであり、純MDIの
量がこれを越えるとフオームの硬化が遅れるとともに、
圧縮永久歪が大巾に増大しフオームが使用困難になる。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等はこの問題点を解決すべく種々検討した結果
MDI混合物にトリレンジイソシアネートまたはそのプ
レポリマーを小量添加すれば有効なことを発見し本発明
に到達した。
即ち本発明はポリオール、架橋剤、整泡剤、発泡剤、触
媒、その他の助剤よりなる混合物とポリイソシアネート
との反応によりポリウレタンフォームを製造するに際
し、ポリイソシアネートとし3核体以上のメチレン架橋
ポリフェニルポリイソシアネートを含むジフェニルメタ
ンジイソシアネートとトルエンジイソシアネート及び/
またはそのイソシアネート基端末プレポリマーとの90
/10〜99〜1重量比よりなる混合物を使用すること
を特徴とするポリウレタンフオームの製造方法である。
本発明に使用する3核体以上のメチレン架橋ポリフェニ
ルポリイソシアネートを含むジフェニルメタンジイソシ
アネートは、粗製MDIに純MDIまたはその変性体で
ある液状MDIを添加し、さらに必要に応じ2,4′−
MDIを添加混合したものである。粗製MDIは4,
4′−MDI40〜50重量%、2,4′−MDI0〜
10重量%、2,2′−MDI0〜2重量%、3核体以上
のメチレン架橋ポリフェニルポリイソシアネート60〜50
重量%よりなるポリイソシアネートである。また純MD
Iは4,4′−MDI80〜100重量%、2,4′−MD
I0〜20重量%、2,2′−MDI0〜1重量%からな
る組成物であり、液状MDIは純MDIを二量化、三量
化、カルボジイミド化などの変性を行い、常温で液状に
したポリイソシアネートである。
トルエンジイソシアネート(TDIと略称する)は2,
4−TDI、2,6−TDI及びこれらの80/20または
65/35重量比の混合物である。またそのイソシアネート
基末端プレポリマーはTDIを下記のポリオールと反応
させて得たプレポリマーであり、末端イソシアネート基
含有量は5〜45重量%が本発明に適当であり、とくに
20〜35重量%が好適である。
粗製MDI、純MDI、2,4′−MDIの合計量即ち
3核体以上のメチレン架橋ポリフェニルポリイソニアネ
ートを含むジフェニルメタンジイソシアネートとトルエ
ンジイソシアネート及び/またはそのイソシアネート基
末端プレポリマーとの混合比率は90/10〜99/1
重量比が適当であり、その中でもとくに90/10〜95/5
重量比が好適である。トルエンジイソシアネートの比率
が1以下では発泡時にフオームの安定性が不足し亀裂、
崩壊等の現象を起す。また10を越えるとフオームの生
産速度が低下し、触感も通常の軟質フオームとあまり差
がなくなる。このように僅か数%量のTDI成分の添加
により、MDIを使用するポリウレタン弾性フオームが
発泡時の崩壊を防止し得ることは全く驚くべきことであ
る。
また3核体以上のメチレン架橋ポリフェニルポリイソシ
アネートを含むジフェニルメタンジイソシアネート中に
おいて、3核体以上のメチレン架橋ポリフェニルポリイ
ソシアネートの含有量は10〜30重量%が好適である。3
核体以上のメチレン架橋ポリフェニルポリイソシアネー
トの量がこの範囲以下では弾性フオームの圧縮永久歪が
増大し、またこの範囲を越すとフオームの引裂強度及び
伸びが不足する。
従って本発明のポリイソシアネート中における各種MD
I及びTDI成分の好ましい混合比率は次のようにな
る。
4,4′−MDI 30〜70重量% 2,4′−MDI 0〜14重量% 2,2′−MDI 0〜 1重量% 3核体以上のメチレン架橋体 10〜30重量% TDI 1〜10重量% このような組成のポリイソシアネートを使用することに
より、弾性フオームの硬化速度が向上し硬度発現が促進
されるため、高速成形が可能となる。即ちTDIを主成
分としこれに粗製MDIを混合したポリイソシアネート
を使用する従来のコールドキュア法軟質高弾性フオーム
の製造法においては脱型に6〜8分を要するが、本発明
の方法では2〜3分で脱型が可能なため同一設備を用い
生産量を大巾に増加することができる。
また弾性フオームの触感がさらに改良され自動車の乗り
心地が向上する。さらに本発明においてはTDIの使用
量がMDIに比べて小量のためTDIはMDIに溶解
し、フオーム化の際揮発量が激減する結果TDI蒸気に
よる中毒問題を解決することができる。またMDIが主
成分となるため低密度で硬度の高い弾性フオームを作る
ことができる。
本発明に使用するポリオールは水、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
メチレングリコール、1,3−及び1,4−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレン
グリコール、1,10−デカンジオール、1,2−シク
ロヘキサンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、
3−シクロヘキサン−1,1−ジメタノール、4−メチ
ル−3−シクロヘキサン−1,1−ジメタノール、3−
メチレン−1,5−ペンタンジオール、(2−ヒドロキ
シエトキシ)−1−プロパノール−4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)−1−ブタノール、5−(2−ヒドロキシ
プロポキシ)−1−ペンタノル、1−(2−ヒドロキシ
プロポキシ)−2−オクタノール、3−アリロキシ−
1,5−ペンタンジオール、2−アリロキシメチル−2
−メチル−1,3−ペンタンジオール〔(4,4−ペン
チロキシ)−メチル〕−1,3−プロパンジオール、3
−(o−プロペニルフェノキシ)−1,2−プロパンジ
オール、2,2′−ジイソシプロピリデンビス(p−フ
ェニレンオキシ)ジエタノール、グリセリン、1,2,6−
ヘキサントリオール、1,1,1−トリメチロールエタン、
1,1,1−トリメチロールプロパン、3−(2−ヒドロキ
シエトキシ)1,2−プロパンジオール、3−(2−ヒ
ドロキシプロピル)1,2−プロパンジオール、2,4−
ジメチル−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−メチルペ
ンタンジオール−1,5,1,1,1−トリス〔(2−ヒドロキ
シ)メチル〕・エタン、1,1,1−トリス〔(2−ヒドロ
キシプロポキシ)−メチル〕プロパン、ペンタエリスリ
ット、ソルビット、ショ糖、乳糖、α−メチルグルコシ
ド、α−ヒドロキシアルキルグルコシド、ノボラック樹
脂、りん酸、ベンゼンりん酸、ポリりん酸(例へばトリ
ポリりん酸およびテトラポリりん酸)などの多価ヒドロ
キシ化合物、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、メチレンオルソクロルア
ニリン、4,4′−ジフェニルメタンジアミン、2,4
−トリレンジアミン、2,6−トリレンジアミンなどの
ポリアミン類、トリエタノールアミン、ジエタノールア
ミンなどのアルカノールアミン類にエチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロ
フラン、スチレンオキシド等の1種又は2種以上を付加
せしめて得られるポリエーテルリオール類、又はポリテ
トラメチレンエーテルグリコールである。又、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリメチレングリコール、1,3−及び1,−ブタ
ンジオール、テトラメチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメキレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリット、ソルビット等の少くとも2個のヒド
ロキシル基を有する化合物の1種又は2種以上と、マロ
ン酸、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、酒石酸、ピ
メリン酸、セバシン酸、シュウ酸、フタール酸、テレフ
タール酸トリメリット酸、ヘミメリット酸等の少くとも
2個のカルボキシル基を有する化合物の1種又は2種以
上とから得たポリエステルエポリオール、又はポリカプ
ロラクトン等の環状エステルの開環重合体類も用いられ
る。更に特公昭39−24737、特公昭41−3473、特公昭43
−22108、特公昭44−8230、特公昭47−47597、特公昭47
−47999、特開昭48−34991、特開昭51−50398、特開昭5
1−70286、特開昭52−11249、特開昭53−4092、特開昭5
3−4092、特開昭53−13700、特開昭54−64264、特開昭5
3−78294、特開昭54−133599、特開昭55−5988等に記載
のポリエーテルポリオール及び/又はポリエステルポリ
オール中でエチレン性不飽和化合物をグラフト重合させ
て得られる、いわゆるポリマーポリオール組成物が用い
られる。かかる組成物を調製するのに適当なエチレン性
不飽和化合物にはアクリロニトリル、スチレン等があ
る。更に、1,2−ポリブタジェンポリオール、1,4
−ポリブタジェンポリオールも用いられる。
上に述べた各種のポリオールのヒドロキシル価の好まし
い範囲は20〜150mgKOH/gであって、これらのポリオール
は単独または混合して用いられる。
本発明に使用する架橋剤は、エチレングリコール、プロ
ピレグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、トリメチレング
リコール、1,3−及び1,4−ブタンジオールなどの
単量体ポリオール、トリエタノールアミン、ジエタノー
ルアミンなどのアルカノールアミン類、エチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンな
どの脂肪族ポリアミン、メチレンオルソクロルアニリ
ン、4,4′−ジフェニルメタンジアミン、アニリン、
2,4−トリレンジアミン、2,6−トリレンジアミン
などの芳香族ポリアミン、及びこれらの活性水素化合物
にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなどを付
加して得られるヒドロキシル価200mgKOH/g以上の化合物
である。
その他ハイドロキノン、レゾルシン、アニリンなどにエ
チレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付
加して得たヒドロキシル価200mgKOH/g以上の化合物も使
用できる。
ポリイソシアネート中のNCO基とポリオール及び架橋
剤中の活性水素との当量比(NCO/H)が0.70〜1.40とな
るようにポリイソシアネート、ポリオール及び架橋剤を
使用する。
本発明で使用し得る触媒としては従来公知のもので特に
限定はないが、例えばアミン系ウレタン化触媒(トリチ
ルアミン、トリプロピルアミン、トリイソプロパノール
アミン、トリブチルアミン、トリオクチルアミ、ヘキサ
デシルジメチルアミン、N−メチルモルホリン、N−エ
チルモルホリン、N−オクタデシルモルホリン、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、N−メチルジエタノールアミン、N,N−ジメチ
ルエタノールアミン、ジエチルトリアミン、N,N,N′,
N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N′,N′−テ
トラメチルプロピレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラ
メチルブタンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチル−
1,3−ブタジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘ
キサメチレンジアンミン、ビス〔2−(N,N−ジメチル
アミノ)エチル〕エーテル、N,N−ジメチルベンジルア
ミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N,N′,
N″,N″−ペンタメチルジエチレントリアミン、トリエ
チレンジアミン、トリエチレンジアミンのギ酸塩及び他
の塩、第一及び第二アミンのアミノ基のオキシアルキレ
ン付加物、N,N−ジアルキルピペラジン類のようなアザ
環化合物、種々のN,N′,N″−トリアルキルアミノアル
キルヘキサヒドロトリアジン類、特公昭52−43517のβ
−アミノカルボニル触媒、特公昭53−14279のβアミノ
ニトリル触媒等)、有機金属系ウレタン化触媒(酢酸
錫、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ラウリン酸錫、ジブ
チル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチ
ル錫ジクロライド、オクタン酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフ
テン酸ニッケル、ナフテン酸コバルト等)等がある。こ
れらの触媒は単独又は混合して用い、その使用量は活性
水素をもつ化合物100部に対して0.0001〜10.0部であ
る。
本発明における発泡剤は、水、トリクロロモノフルオロ
メタン、ジクロロフルオロメタン、メチレンクロライ
ド、トリクロロトリフルオロエタン、ジブロモテトラフ
ルオロエタン、トリクロロエタン、ペンタン、n−ヘキ
サン等の1種又は2種以上の混合物である。
本発明における整泡剤は、従来公知の有機けい素界面活
性剤であり、例えば、日本ユニカー社製のL−520、L
−532、L−540、L−544、L−550、L−3550、L−53
05、L−3600、L−3601、L−5305、L−5307、L−53
09、L−5710、L−5720、L−5740M、L−6202などで
あり、トーレ・シリコーン社製のSH−190、SH−192、19
2、SH−194、SH−200、SRX−253、SRX−274C、SF−296
1、SF−2962、SRX−280A、SRX−294Aなどであり、信
越シリコーン社製のF−114、F−121、F−122、F−2
20、F−230、F−258B、F−260B、F−317、F−34
1、F−601、F−606、X−20−200、X−20−201など
であり、東芝シリコーン社製ではTFA−4200、TFA−420
2、ゴールドシュミット社製ではB−4113などである。
これらの整泡剤の使用量は、活性水素をもつ化合物と有
機ポリイソシアネートとの総量100重量部に対し0.1〜5
部である。
本発明は以上のほか必要により安定剤、充てん材、着色
剤などを使用することができる。
本発明を実施するにはポリオール、架橋剤、整泡剤、触
媒、発泡剤その他の助剤を所定量混合してレジン成分と
する。一方粗製MDI、純MDI、2,4′−MDI、
TDI及び/又はそのプレポリマーの所定量を混合しポ
リイソシアネート成分とする。ウレタン発泡機を用い、
両成分の混合比がNCO/H=0.70〜1.40となるように混合
しつつ予じめ30〜50℃に加熱した金型へ注入する。直ち
に蓋を閉じ常温で2〜3分放置した後、成形したポリウ
レタン弾性フオームを型から取り出す。
(作用及び効果) 本発明により軟質または半硬質のポリウレタン弾性フオ
ームの硬化速度が向上し、同一設備により生産量を大巾
に増加することができる。またフオームの触感が改良さ
れ自動車の乗り心地を良くすることができる上に、低密
度で腰の強いフオームを作ることができる。さらにフオ
ーム製造作業中におけるTDI中毒問題を解決すること
が可能となる。
(実施例) 次に本発明の実施例を述べる。
実施例には次の原料を使用した。
ポリオールA‥‥トリメチロールプロパンにプロピレン
オキサイドを付加重合させ、更にエチレンオキサイドを
付加重合させて得たヒドロキシル価34.5mgKOH/gのトリ
オール。
ポリオールB‥‥グリセリンにプロピレンオキサイド及
びエチレンオキサイドを付加重合させて得たヒドロキシ
ル価27.8mgKOH/gのトリオール。
ポリオールC‥‥ポリオールA中でアクリロニトリル及
びスチレンをラジカル重合させて得たヒドロキシル価2
7.8mgKOH/gのポリマーポリオール。
イソシアネートD‥‥グリセリンにプロピレンオキサイ
ドを付加重合させて得た分子量700のトリオールとトル
エンジイソシアネートとを反応させた末端NCO基含有
量30.5重量%のプレポリマー。
B−4113‥‥ゴールドシュミット社製有機けい素整泡
剤。
L−5309‥‥日本ユニカー社製有機けい素整泡剤。
L−1020‥‥トリエチレンジアミン触媒の33%ジエチレ
ングリコール溶液。
A−1‥‥ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル触
媒。
F−11‥‥トリクロロモノフルオロメタン発泡剤。
以下の実施例において部は重量部を示す。得られたポリ
ウレタン弾性フオームの物性はJISK−6301及びK−
6401により測定した。
実施例1 ポリオールA200部、ジエタノールアミン2部、水6.2
部、B−4113整泡剤20部、L−1020触媒1.2部、A−1
触媒0.3部、F−11発泡剤10.0部を十分混合してレジン
液とし、25℃に温度調整した。
純MDI、粗製MDI及び80/20TDIを65:30:5重量
比で混合しポリイソシアネートとした。このポリイソシ
アネートのNCO基含有量は33.6%となった。
このポリイソシアネート84.4部を上記レジン液の全量(N
CO/H=0.9)と6秒間激しく攪拌混合した後、予じめ40
℃に加温した寸法400×400×100mmのアルミニウム製金
型に注入した。注入後直ちに蓋を締付け室温に放置した
結果3分間で脱型可能となり、完全な形のモールドフオ
ームを作ることができた。このフオームは表1に示す通
り良好な物性を示し、触感の極めて優れたものであっ
た。
実施例2 実施例1においてポリオールAの代りにポリオールBを
使用した以外は実施例1と全く同様に処理し、ポリウレ
タン弾性フオームを得た。このフオームは表1に示す通
り良好な物性を示し、触感の優れたものであった。
実施例3 実施例1においてポリオールA200部の代りにポリオー
ルA40部、ポリオールC160部を使用した以外は実施例
1と全く同様に処理し、ポリウレタン弾性フオームを得
た。このフオームは表1に示す通り良好な物性を示し、
触感の極めて優れたものであった。
実施例4〜8 純MDI、粗製MDI、80/20TDI、及びイソシアネ
ートDを表2に示す重量比で混合しポリイソシアネート
とした。これらのポリイソシアネートを表2示す組成を
有するレジン液と混合し以下実施例1と同様に処理し
た。できたポリウレタン弾性フオームはいずれも短時間
で脱型でき、表2に示す通り良好な物性を示し、触感の
極めて優れたものであった。
比較例1 実施例1においてポリイソシアネートとして純MDIと
粗製MDIとの65:35重量比の混合物86.7gを使用した以
外は実施例1と全く同様に処理した。金型へ注入後、フ
オームは発泡途中で崩壊した。
比較例2 実施例1においてポリイソシアネートとして純MDI、
粗製MDI及び80/20TDIの45:30:25重量比の混合物
を使用した以外は実施例1と全く同様に処理した。注入
後3分放置し脱堅した結果、フオームの1部が硬化不足
で柔らかく脱型により変形を起した。また脱型の際トル
エンジイソシアネート臭があった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオール、架橋剤、整泡剤、発泡剤、触
    媒、その他の助剤よりなる混合物とポリイソシアネート
    との反応によりポリウレタンフォームを製造するに際
    し、ポリイソシアネートとして3核体以上のメチレン架
    橋ポリフェニルポリイソシアネートを含むジフェニルメ
    タンジイソシアネートとトルエンジイソシアネート及び
    /またはそのイソシアネート基末端プレポリマーとの9
    0/10〜99/1重量比よりなる混合物を使用するこ
    とを特徴とするポリウレタン弾性フォーム。
JP61013652A 1986-01-27 1986-01-27 ポリウレタン弾性フオ−ム Expired - Lifetime JPH0621148B2 (ja)

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