JP2986223B2 - 軟質ウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

軟質ウレタンフォームの製造方法

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軟質ウレタンフォームの
製造に関するものである。さらに詳しくは、発泡剤とし
てハロゲン化炭化水素を必要としない柔軟な軟質ウレタ
ンフォームの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウレタンフォームの製造には、発
泡剤として、主に水とハロゲン化炭化水素が使用されて
きた。この場合水だけでは反応してポリマー中のハード
セグメントが多くなるために軟かくすることができない
ので、反応に関与しないハロゲン化炭化水素を併用し
て、低密度化、低硬度化が行なわれてきた。
【0003】しかし、ハロゲン化炭化水素は、オゾン層
を破壊する物質として、社会的に大きく取り上げられ、
その放出は環境保全上大きな問題となっている。ハロゲ
ン化炭化水素を使用せずに軟かいフォームを製造するた
めには、従来公知の考え方よりA.NCO インデックスを
下げる、B.水の量を多くして密度を下げる、という方
法が考えられる。しかし、Aの場合、密度が上がるため
に効果が小さく、またフォーム表面のキュアが悪くな
る、Bの場合ハードセグメントが多くなり低硬度化の効
果が小さく、また、反応性が大きくなるために成形性が
悪くなる、などの難点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はハロゲン化炭
化水素を使用せず、かつ、これらの従来の方法の欠点を
克服した。柔軟な軟質ウレタンフォームの製造方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するため、鋭意検討した結果、反応を式(I)で
表わされる化合物の存在下で行わせることによって、上
記目的を満足しうることを見出し、この知見に基づき本
発明に到達した。
【0006】すなわち本発明は、ポリオールを触媒、整
泡剤及び発泡剤の存在下で有機ポリイソシアナートと反
応させて、軟質ウレタンフォームを製造するに当り、反
応を下記式(I)
【化2】 (式中R1 は炭素数8〜25のアルキル基あるいはアル
ケニル基(例えばノニル基、デシル基、ラウリル基、セ
チル基、オレイル基など)R2、R3 、R4 は炭素数1
〜5の直鎖あるいは分岐のアルキル基(例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、
tert−ブチル基など)又はベンジル基を示し、R2
3、R4 は互いに同じでも異なっていてもよい。 ベンジ
ル基はベンゼン環にアルキル基置換されたベンジル基を
含む。Xはハロゲン原子を示す。)で表わされる化合物
の少なとも1種を前記ポリオール100重量部に対して
0. 03〜1.0重量部となるように使用することを特
徴とする軟質ウレタンフオ ームの製造方法を提供するも
のである。
【0007】本発明で使用される、式(I)で示される
化合物において、R1 は好ましくは炭素数8〜25の直
鎖又は分岐のアルキル基であり、より好ましくはラウリ
ル基である。R2 、R3 、R4 は好ましくは炭素数1〜
5の直鎖又は分岐のアルキル基又はベンジル基であり、
より好ましくはR2 、R3 、R4 のうち1つはベンジル
基で、他の2つはメチル基又はエチル基である。Xは好
ましくは塩素又は臭素原子である。式(I)においてR
1 の炭素数が8より小さくても、あるいは25より大き
くても、柔軟化の効果がない。
【0008】本発明で使用される化合物(I)の合計
は、ポリオール成分の総量の0.03〜0.1重量%、
好ましくは、0.05〜0.5重量%である。これが
0.03重量%より少ないときは、柔軟化の効果は無
く、1.0重量%より多いときは、独立気泡性が高くな
るためにフォームの反発弾性が低くなる。
【0009】本発明に使用されるポリオール成分は、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリメチレンングリコール、1,3−及び
1,4−ブタンジオール等の単量体ポリオール、トリエ
タノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノール
アミン類、又開始剤として、水やエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチ
レングリコール、1,3−及び1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタジオール、1,2−ヘキシレングリ
コール、1,10−デカンジオール、1,2−シクロヘ
キサンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、3−
シクロヘキサン−1,1−ジメタノール、4−メチル−
3−シクロヘキサン−1,1−ジメタノール、3−メチ
レン−1,5−ペンタジオール、(2−ヒドロキシエト
キシ)−1−プロパノール−4−(2−ヒドロキシエト
キシ)−1−ブタノール、5−(2−ヒドロキシプロポ
キシ)−1−ペンタノール、1−(2−ヒドロキシプロ
ポキシ)−2−オクタノール、3−アリロキシ−1,5
−ペンタジオール、2−アリロキシメチル−2−メチル
−1,3−ペンタジオール、〔(4,4−ペンチロキ
シ)−メチル〕−1,3−プロパンジオール、3−(o
−プロペニルフェノキシ)−1,2−プロパンジオー
ル、2,2´−ジイソプロピルデンビス(p−フェニレ
ンオキシ)ジエタノール、グリセリン、1,2,6−ヘ
キサントリオール、1,1,1−トリメチロールエタ
ン、1,1,1−トリメチロールプロパン、3−(2−
ヒドロキシエトキシ)−1,2−プロパンジオール、3
−(2−ヒドロキシプロピル)−1,2−プロパンジオ
ール、2,4−ジメチル−2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−メチルペンタンジオール−1,5,1,1,1−
トリス〔(2−ヒドロキシ)メチル〕エタン、1,1,
1−トリス〔(2−ヒドロキシプロピル)−メチル〕プ
ロパン、ペンタエリスリット、ソルビット、ショ糖、乳
糖、α−メチルグリコシド、α−ヒドロキシアルキルグ
リコシド、ノボラック樹脂、フェノール−アニリン−ホ
ルムアルデヒド三次元縮合生成物、アニリン−ホルムア
ルデヒド縮合生成物、カプロラクトン類、エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン
等の脂肪族ポリアミン、メチレンオルソクロルアニリ
ン、4,4´−ジフェニルメタンジアミン、アニリン、
2,4−トリレンジアミン、2,6−トリレンジアミン
等の芳香族ポリアミン、トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン等のアルカノールアミン類などにエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン、スチレンオキサイド等の1種
又は2種以上を付加せしめて得られるポリエーテルポリ
オール類、又はポリテトラメタンレンエーテルグリコー
ル、又、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3
−及び1,4−ブタンジオール、テトラメチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、デカメチレングリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリット、ソルビット等の
少なくとも2個のヒドロキシル基を有する化合物の1種
又は2種以上と、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、ア
ジピン酸、酒石酸、ピメリン酸、セバシン酸、シュウ
酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ヘミメ
リット酸等の少なくとも2個のカルボキシル基を有する
化合物の1種又は2種以上とからのポリエステルポリオ
ール、又はポリカプロラクトン等の環状エステルの開環
重合体類、さらに特公昭39−24734号、特公昭4
1−3473号、特公昭43−22108号、特公昭4
4−8230号、特公昭47−47597号、特公昭4
7−47999号、特開昭48−34991号、特開昭
51−50398号、特開昭51−70286号、特開
昭52−11249号、特開昭53−4092号、特開
昭53−13700号、特開昭54−64264号、特
開昭53−78297号、特開昭54−133599
号、特開昭55−5988号に記載のポリエーテルポリ
オール及び/又はポリエステルポリオール中でエチレン
性不飽和化合物をグラフト重合させて得られる、いわゆ
るポリマーポリオール組成物があり、かかる組成物を調
製するのに適当なエチレン性不飽和化合物にはアクリロ
ニトリル、スチレン等がある。
【0010】さらに、1,2−ポリブタジエンポリオー
ル、1,4−ポリブタジエンポリオールが用いられる。
上に述べた各種のポリオールの、ヒドロキシル基価の好
ましい範囲は、20〜150mgKOH/g であって、これら
のポリオールは、単独または混合して用いられる。
【0011】本発明で用いられるイソシアナート成分
は、ウレタン発泡体に通常用いられているものを用いる
ことができ特に限定はないが、例えば、2,4−トリレ
ンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソシアナー
ト、2,4−トリレンジイソシアナートと2,6−トリ
レンジイソシアナートの異性体比が80/20(TDI-8
0)、65/35(TDI-65)の混合物、粗トリレンジイソシ
アナート、ジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアナ
ート、ポリフェニルメチレンポリイソシアナート(粗 M
DIとして知られたものでその製法は問わない。)、カル
ボジイミド基などで変性した種々の公知の変性ジフェニ
ルメタン−4,4´−ジイソシアナート、ジアニシジン
ジイソシアナート、トルイジンジイソシアナート、キシ
リレンジイソシアナート、ビス(2−イソシアナトエチ
ル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カル
ボネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアナート、
1,4−テトラメチレンジイソシアナート、1,10−
デカメチレンジイソシアナート、クメン−2,4−ジイ
ソシアナート、4−メトキシ−1,3−フェニレンジイ
ソシアナート、4−ブロム−1,3−フェニレンジイソ
シアナート、4−エトキシ−1,3−フェニレンジイソ
シアナート、2,4´−ジイソシアナトジフェニルエー
テル、5,6−ジメチル−1,3−フェニレンジイソシ
アナート、2,4−ジメチル−1,3−フェニレンジイ
ソシアナート、2,4´−ジイソシアナトジフェニルエ
ーテル、ビス−5,6−(2−イソシアナトエチル)ビ
シクロ〔2,2,1〕ヘプト−2−エン、ベンジジンジ
イソシアナート、4,6−ジメチル−1,3−フェニレ
ンジイソシアナート、9,10−アントラセンジイソシ
アナート、4,4´−ジイソシアナトジベンジル、3,
3´−ジメチル−4,4´−ジイソシアナトジフェニル
メタン、2,6−ジメチル−4,4´−ジイソシアナト
ジフェニル、2,4−ジイソシアナトスチルベン、3,
3´−ジメチル−4,4´−ジイソシアナトジフェニ
ル、1,4−アントラセンジイソシアナート、2,5−
フルオレンジイソシアナート、1,8−ナフタレンジイ
ソシアナート、2,6−ジイソシアナトベンズフラン、
2,4,6−トリエントリイソシアナート、また、これ
らイソシアナートの2量体、3量体、これら有機イソシ
アナート化合物と、前述の活性水素を持つ化合物からの
NCO基末端のプレポリマーで、これらは単独又は混合
して用いる。
【0012】イソシアナート成分の使用量(ウレタンプ
レポリマーの調製に用いる分を含む)は、特に制限はな
いが前記ポリオール成分の他、ウレタン発泡体において
架橋剤として適宜に用いられるアミン化合物を含む活性
水素化合物に対するイソシアネート基の当量比(NCO
/H当量比)が、0.70〜1.40、好ましくは0.
8〜1.1となる範囲が適当である。
【0013】本発明で使用し得る触媒としては、従来ウ
レタン発泡体の製造において通常用いられているものを
用いることができ特に限定はないが、例えば、アミン系
ウレタン化触媒(トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、トリオクチルアミ
ン、トリブチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、
N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オ
クタデシルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエ
タノールアミン、N,N−ジメチルジエタノールアミ
ン、ジエチレントリアミン、N,N,N´,N´−テト
ラメチルエチレンジアミン、N,N,N´,N´−テト
ラメチルプロピレンジアミン、N,N,N´,N´−テ
トラメチルブタンジアミン、N,N,N´,N´−テト
ラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,N,N´,N
´−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビス〔2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、N,N
−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、N,N,N´,N´,N´−ペンタメチ
ルジエチレントリアミン、トリエチレンジアミン、トリ
エチレンジアミンのギ酸塩及びその他の塩、1級及び2
級アミンのオキシアルキレン付加物、N,N−ジアルキ
ルピペラジンのようなアザ化合物、種々のN,N´,N
´−トリアルキルアミノアルキルヘキサヒドロキシトリ
アジン類、特公昭52−43517号のβ−アミノカル
ボニル触媒、特公昭53−14279号のβ−アミノニ
トリル触媒、特開昭59−191743号の1級アミン
の炭酸塩等)、有機金属系ウレタン化触媒(酢酸錫、オ
クチル酸錫、オレイン酸錫、ラウリン酸錫、ジブチル錫
ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、オクタン酸
鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コ
バルト等)等がある。
【0014】本発明において発泡剤は基本的に水のみで
よいが、必要に応じて、その他の発泡剤を併用してもよ
い。このような発泡剤の中にはトリクロロモノフルオロ
メタン、ジクロロジフルオロメタン、メチレンクロライ
ド、トリクロロトリフルオロエタン、ジブロモテトラオ
ロエタン、トリクロロエタン、ペンタン、n−ヘキサ
ン、ジクロロトリフルオロエタン、ジクロロフルオロエ
タン、1,1−−ジクロロ1−フルオロエタン、2,2
ジクロ1,1,1−トリフルオロエタン等が含まれる
が、ハロゲン化炭化水素系の物質は、そのまま外部に放
出されないようにするのが好ましい。
【0015】本発明における整泡剤は、従来公知の有機
ケイ素界面活性剤であり、例えば、日本ユニカー社製の
L−520、L−532、L−540、L−544、L
−550、L−355、L−5305、L−5307、
L−5309、L−5710、L−5720、L−57
40M、L−6202等であり、トーレ・シリコーン社
製のSH−190、SH−192、SH−194、SH
−200、SRX−253、SRX−274c、SF−
2961、SF−2962、SRX−280A、SRX
−294A等であり、信越シリコーン社製のF−11
4、F−121、F−122、F−220、F−23
0、F−258、F−260B等であり、ゴールドシュ
ミット社製ではB−4113等である。
【0016】これら整泡剤の使用量は、ポリオール成分
100重量部に対して、0.1〜10.0重量部、好ま
しくは0.1〜5重量部である。本発明は必要により、
塗料、着色剤、難燃剤、フィラーなどを含有せしめるこ
とができる。
【0017】本発明におけるポリウレタンフォーム製造
工程は常法と同様にして行うことができ、特に制限はな
い。本発明によって得られたポリウレタンフォームは柔
軟性に優れたものである。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例に基づき、さらに詳細に
説明するが、これは本発明の範囲を制限するものではな
い。なお、例中部は重量部を示す。例中に使用されてい
る略語の意味は次の通りである。
【0019】ポリオールA グリセリンにプロピレンオキサイド及びエチレンオキサ
イドを付加重合して得た、ヒドロキシル基価54kgKOH/
g のポリエーテルポリオール。 TEDA トリエチレンジアミン DMEA N,N−ジメチルエタノールアミン L-5740S 日本ユニカー社製シリコーン発泡剤 BLDMC ベンジル,ラウリル,ジメチルアンモニウムクロリド BCDMC ベンジル,セチル,ジメチルアンモニウムクロリド TDI-80 2,4−トリレンジイソシアナート80重量%と2,6
−トリレンジイソシアナート20重量%の混合物
【0020】比較例1 ポリオールA 280部、水14.0部、TEDA 0.233部、DMEA
0.336部、L-5740S 3.92部を予め混合し、これにスタナ
スオクトエート0.28部を加え、高速混合後直ちにTDI-80
158.7部を加え、さらに高速混合し、予め40℃に調整
した内寸400×400×70mmの金型へ注入し、ふ
たをして発泡させた。160℃のオーブンで12分間加
熱硬化させた後、フォームを金型から取り出した。得ら
れたフォームの物性及びキュア性を測定し、結果を表1
に示した。
【0021】比較例2、実施例1〜5、比較例3 BLDMC を表1に示される量、ポリオールサイドに加え、
表1に示される量のスタナスオクトエートを使用した以
外は、比較例1と同様に処理した。得られたフォームの
物性を測定し結果を表1に示した。比較例1〜3、実施
例1〜5よりBLDMC を加えることによって25%ILD が下
がり軟らかくなることがわかる。しかし、ポリオール 1
00部当たりBLDMC が1.0 部を越えると、得られたフォー
ムの反発弾性が悪化する。
【0022】
【表1】
【0023】比較例4、実施例6〜10、比較例5 BCDMC を表2に示される量、ポリオールサイドに加え、
比較例1と同様に処理した。得られたフォームの物性を
測定し、結果を表2に示した。比較例1、4、5、実施
例6〜10よりBCDMC を加えることによって、25%ILDが
下がり軟らかくなることがわかる。しかし、ポリオール
100部当りBCDMC が 1.0部を越えると、得られたフォー
ムの独立気泡性が大きくなり反発弾性が悪化する。
【0024】
【表2】
【0025】(発明の効果)本発明の方法では、式
(I)で示される化合物を添加することによってハロゲ
ン化炭化水素を使用せずに、柔軟な軟質ウレタンフォー
ムが得られるという優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 18/08 C08J 9/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオールを触媒、整泡剤及び発泡剤の
    存在下で有機イソシアネートと反応させて、軟質ウレタ
    ンフォームを製造するに当り、反応を下記式(I) 【化1】 (式中、R1 は炭素数8〜25のアルキル基又はアルケ
    ニル基を、R2 、R3 、R4 は炭素数1〜5のアルキル
    基又はベンジル基を示し、R2 、R3 、R4 は互いに同
    じでも異なっていてもよい。Xはハロゲン原子を示
    す。)で表わされる化合物の少なくとも1種を前記ポリ
    オール100重量部に対して0.03〜1.0重量部と
    なるように使用することを特徴とする軟質ウレタンフォ
    ームの製造方法
  2. 【請求項2】 ポリオールがポリエーテルポリオール
    類、ポリマーポリオール類、ポリエステルポリオール
    類、環状エステルの開環重合体及びそれらの混合物から
    なる群から選ばれたものである請求項1記載の軟質ウレ
    タンフォームの製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリオールが20〜150mgKOH/g のヒ
    ドロキシル基価を有する請求項1記載の軟質ポリウレタ
    ンフォームの製造方法。
  4. 【請求項4】 有機ポリイソシアナートがトリレンジイ
    ソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、ポ
    リメチレンポリフェニルイソシアナート及びそれらの混
    合物からなる群から選ばれる請求項1記載の軟質ウレタ
    ンフォームの製造方法。
  5. 【請求項5】 反応液中の有機ポリイソシアナートのイ
    ソシアナト基と活性水素との当量比が0.7:1.0〜
    1.4:1.0である請求項1記載の軟質ウレタンフォ
    ームの製造方法。
  6. 【請求項6】 触媒としてアミン系触媒及び有機金属系
    ウレタン化触媒からなる群から選ばれるものを用いる請
    求項1記載の軟質ウレタンフォームの製造方法。
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