JP2000354348A - 空気又は流体動圧軸受モータ - Google Patents

空気又は流体動圧軸受モータ

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JP2000354348A
JP2000354348A JP11163343A JP16334399A JP2000354348A JP 2000354348 A JP2000354348 A JP 2000354348A JP 11163343 A JP11163343 A JP 11163343A JP 16334399 A JP16334399 A JP 16334399A JP 2000354348 A JP2000354348 A JP 2000354348A
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JP
Japan
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cup
rotor magnet
peripheral surface
dynamic pressure
back yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP11163343A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ota
敦司 太田
Tadao Iwaki
岩城  忠雄
Naoki Kawada
直樹 川和田
Koji Nitori
幸司 似鳥
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータマグネットがカップ状回転体を介して
軸部材に一体にされている空気又は流体動圧軸受モータ
において、マグネットセンター位置決めを簡単に且つ正
確に行えるようにすること。 【解決手段】 空気又は流体動圧軸受モータは、軸部材
1と受け部材4とを基本構成部材とする動圧軸受と、軸
部材1に固着された回転体であるカップ状ハブ6と、こ
のカップ状ハブ6のスカート部11の内周面に環状のバ
ックヨーク10を介して取り付けられたロータマグネッ
ト7と、受け部材4の外周面に取り付けられたステータ
コイル8と、モータ基板9とから構成されている。ロー
タマグネット7は環状のバックヨーク10の内周面に固
着されている。カップ状ハブ6のスカート部11の内周
面に雌ネジを、且つ環状のバックヨーク10の外周面に
は雄ネジをそれぞれ形成し、ロータマグネット7を回転
軸方向に移動可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータ側のマグネ
ットが回転体を介して動圧軸受の軸部材に一体に固着さ
れている空気又は流体動圧軸受モータに関し、特に磁気
回路を形成するロータ側のマグネットとステータ側のマ
グネットとの中心を一致させるマグネットセンター位置
決めに関する。
【0002】
【従来の技術】空気又は流体動圧軸受モータは、例えば
図4に示す如く、軸部材1と軸部材1が回転自在に嵌合
する円筒状受け部材4を基本構成部材とする動圧軸受
と、軸部材1に同心にして固着された回転体であるカッ
プ状ハブ6と、カップ状ハブ6のスカート部11の内周
面に取り付けられたロータマグネット7と、ロータマグ
ネット7に対向して円筒状受け部材4の外周面に取り付
けられたステータコイル8と、円筒状受け部材4が立設
されるモータ基板9とから構成されている。5はスラス
ト押さえ部材として機能する環状蓋部材である。
【0003】軸部材1は円柱部2とリング状フランジ部
3が一体に形成されたフランジ付軸部材である。ヘリン
グボーン溝の如きラジアル動圧発生溝G1は円柱部2の
下側の外周面に形成され、またヘリングボーン溝の如き
スラスト動圧発生溝G2はリング状フランジ部3の上面
と下面にそれぞれ形成されている。
【0004】図4の流体動圧軸受モータにおいて、磁気
回路はステータコイル8とその鉄心とから構成された電
磁石と、これに対向して設けられているロータマグネッ
ト7と、磁路となるカップ状ハブ6と軸部材1及び円筒
状受け部材4とから形成されている。
【0005】ところでロータ側のマグネットが回転体を
介して軸部材に一体に固着されている空気又は流体動圧
軸受モータにおいて、磁気回路を形成するロータ側のマ
グネットとステータ側のマグネットとの中心を一致させ
るマグネットセンター位置決めは、モータの性能を左右
する重要事項である。マグネットセンター位置決めが適
切に行われていない空気又は流体動圧軸受モータは、消
費電流を無駄使いし、十分な回転力を発生できず、また
円滑な回転が阻害される等の問題が生じるからである。
【0006】そこで従来は、磁気回路を構成する部品、
例えば図4の流体動圧軸受モータの場合はステータコイ
ル8とその鉄心とから構成された電磁石と、ロータマグ
ネット7と、カップ状ハブ6、軸部材1及び円筒状受け
部材4の部品寸法精度を可能な限り厳しくして加工する
と共に、可能な限り設計通りに組み付けることで、マグ
ネットセンター位置決めを適切に行うという方法が採用
されてきた。
【0007】しかしながら、このようなマグネットセン
ター位置決め方法は、部品加工と部品組み付けが容易で
なく時間も要するので、空気又は流体動圧軸受モータの
製造コストアップをもたらすという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ロータマグネットがカップ状回転体を介し
て軸部材に一体にされている空気又は流体動圧軸受モー
タにおいて、磁気回路を形成するロータマグネットとス
テータ側のマグネットとの中心を一致させるマグネット
センター位置決めを簡単に且つ正確に行えるようにする
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、軸部材と受け部材とを基本構成部材とする動圧軸受
と、前記軸部材に同心にして固着された回転体であるカ
ップ状ハブと、このカップ状ハブの内周面に取り付けら
れたロータマグネットと、このロータマグネットに対向
して前記受け部材の外周面に取り付けられたステータコ
イルと、前記受け部材が立設されるモータ基板とからな
る空気又は流体動圧軸受モータにおいて、前記カップ状
ハブの内周面に回転軸方向に移動可能にして環状のバッ
クヨークを取り付け、且つ前記ロータマグネットを前記
環状のバックヨークの内周面に固着し、これによって前
記ロータマグネットを回転軸方向に移動可能にした。
【0010】より具体的には、前記カップ状ハブの内周
面に雌ネジを形成し、且つ前記環状のバックヨークの外
周面に前記雌ネジに螺合する雄ネジを形成して、前記ロ
ータマグネットを回転軸方向に移動可能にした。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る液体動圧軸受モータ
の一実施例は、図1に縦断面図、図2に横断面図で示す
如く、軸部材1とこの軸部材1が回転自在に嵌合する円
筒状受け部材4を基本構成部材とする動圧軸受と、軸部
材1に同心にして固着された回転体であるカップ状ハブ
6と、カップ状ハブ6のスカート部11の内周面にバッ
クヨーク10を介して取り付けられたロータマグネット
7と、ロータマグネット7に対向して円筒状受け部材4
の外周面に取り付けられたステータコイル8と、円筒状
受け部材4が立設されるモータ基板9とから構成されて
いる。5はスラスト押さえ部材として機能する環状蓋部
材である。
【0012】軸部材1は円柱部2とリング状フランジ部
3が一体に形成されたフランジ付軸部材である。ヘリン
グボーン溝の如きラジアル動圧発生溝G1は円柱部2の
下側の外周面に形成され、またヘリングボーン溝の如き
スラスト動圧発生溝G2はリング状フランジ部3の上面
と下面にそれぞれ形成されている。
【0013】ロータマグネット7は、図4の従来の液体
動圧軸受モータではカップ状ハブ6のスカート部11の
内周面に直接取り付けられていたが、本発明に係る図1
及び図2の液体動圧軸受モータではバックヨーク10を
介してカップ状ハブ6のスカート部11の内周面に回転
軸方向に移動可能にして取り付けられている。バックヨ
ーク10は磁性体の環状部材であって、その外周面には
雄ネジが形成されている。一方、カップ状ハブ6のスカ
ート部11の内周面には雌ネジが形成してある。複数の
円弧状永久磁石からなるロータマグネット7は、バック
ヨーク10の内周面に嵌合して固着されている。ロータ
マグネット7がその内周面に固着されたバックヨーク1
0は、カップ状ハブ6のスカート部11のネジ付内周面
に螺合させられて、所定の位置に取り付けられる。
【0014】図1及び図2の流体動圧軸受モータにおい
て、磁気回路はステータコイル8とその積層鉄心とから
構成された電磁石と、これに対向して設けられているロ
ータマグネット7と、磁路となるカップ状ハブ6とバッ
クヨーク10と軸部材1及び円筒状受け部材4とから形
成されている。
【0015】本発明において磁気回路を形成するロータ
側のマグネットとステータ側のマグネットとの中心を一
致させるマグネットセンター位置決めは、カップ状ハブ
6のスカート部11のネジ付内周面に螺合させられて所
定の位置に取り付けられているバックヨーク10を回転
軸方向に僅かに回転移動させ、設計上の取り付け位置に
移動させる微調整によって行われる。バックヨーク10
の回転軸方向への微小な回転移動、即ち取付け位置の微
調整は、例えばモータ基板9に形成された調整用孔12
を介して適当な治具を用いて行われる。この微調整が完
了した後、即ちマグネットセンター位置決めが完了した
後は、接着剤等でバックヨーク10はカップ状ハブ6の
スカート部11の内周面に固定される。
【0016】バックヨーク10の外周面とカップ状ハブ
6のスカート部11の内周面にそれぞれ形成されたネジ
山は、例えば0.1mm程度でよく、ネジ形のズレはマ
グネットセンター位置決めには影響を与えない。また、
他の適当な治具を用いれば、モータ基板9に形成された
調整用孔12を介しないでも、バックヨーク10の回転
移動量を微調整することは可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、ロータマグネットがカップ状
回転体を介して軸部材に一体にされている空気又は流体
動圧軸受モータにおいて、前記カップ状回転体の内周面
に雌ネジを且つ環状のバックヨークの外周面に雄ネジを
それぞれ形成し、前記環状のバックヨークの内周面には
前記ロータマグネットを固着し、更に前記環状のバック
ヨークを前記カップ状回転体に螺合させて取り付け、こ
れによって前記ロータマグネットを回転軸方向に移動可
能にしマグネットセンター位置決めを実現したものであ
る。従って、簡単な構成で且つ特別な熟練を要しないで
短時間に正確なマグネットセンター位置決めが可能にな
った。そして、製造コストは従来より安くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体動圧軸受モータの一実施例の
縦断面図である。
【図2】図1の液体動圧軸受モータの横断面図である。
【図3】図1の液体動圧軸受モータのフランジ付軸部材
の斜視図である。
【図4】従来の液体動圧軸受モータの縦断面図である。
【符号の説明】
1 フランジ付軸部材 2 円柱部 3 リング状フランジ部 4 円筒状受け部材 5 環状蓋部材 6 カップ状ハブ 7 ロータマグネット 8 ステータコイル 9 モータ基板 10 バックヨーク 11 スカート部11 12 調整用孔 G1 ラジアル動圧発生溝 G2 スラスト動圧発生溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川和田 直樹 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 セイ コーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 似鳥 幸司 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 セイ コーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA02 AA04 BA02 BA09 CA02 5H605 BB05 BB14 BB19 CC04 EB06 5H607 AA14 BB01 BB14 BB17 BB25 CC01 DD01 DD02 DD03 EE10 GG02 GG12 GG14 GG15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材と受け部材とを基本構成部材とす
    る動圧軸受と、前記軸部材に同心にして固着された回転
    体であるカップ状ハブと、このカップ状ハブの内周面に
    取り付けられたロータマグネットと、このロータマグネ
    ットに対向して前記受け部材の外周面に取り付けられた
    ステータコイルと、前記受け部材が立設されるモータ基
    板とからなる空気又は流体動圧軸受モータにおいて、前
    記カップ状ハブの内周面に回転軸方向に移動可能にして
    環状のバックヨークを取り付け、且つ前記ロータマグネ
    ットを前記バックヨークの内周面に固着したことを特徴
    とする空気又は流体動圧軸受モータ。
  2. 【請求項2】 前記カップ状ハブの内周面に雌ネジを形
    成し、且つ前記環状のバックヨークの外周面に雄ネジを
    形成して、前記ロータマグネットを回転軸方向に移動可
    能にしたことを特徴とする請求項1の空気又は流体動圧
    軸受モータ。
JP11163343A 1999-06-10 1999-06-10 空気又は流体動圧軸受モータ Pending JP2000354348A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017135966A (ja) * 2016-01-21 2017-08-03 アスモ株式会社 ステータ及びステータの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017135966A (ja) * 2016-01-21 2017-08-03 アスモ株式会社 ステータ及びステータの製造方法

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