JP2000353268A - 紙葉類の挿入不良検出装置、挿入不良防止装置及び回収不良検出装置 - Google Patents
紙葉類の挿入不良検出装置、挿入不良防止装置及び回収不良検出装置Info
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Abstract
の発生防止。 【解決手段】 チケットの挿入を検出後、センサの発光
強度を第一発光強度からより高強度の第二発光強度に切
替える。挿入された紙葉類が一枚の場合には、紙葉類を
透過した第二発光強度の光の受光強度が基準強度VS以
上となり、チケットが未検出となる。一方、チケットが
重なっている場合には、受光強度が基準強度VS未満と
なり、再び紙葉類が検出される。これにより、チケット
が再び検出されたことをもって、チケットが重なって挿
入されたことを検出することができる。
Description
の紙葉類が挿入される精算機や自動販売機等の装置にお
いて、挿入された紙葉類による紙詰まりや紙葉類に印字
されたバーコードの読取エラー等の誤動作が発生するこ
とを防止するための、紙葉類の挿入不良検出装置、挿入
不良防止装置及び回収不良検出装置に関する。
ンコ機やスロットルマシン機などの近傍に、無人の計数
機を複数設置し、この計数機により遊技者の玉やメダル
の数を計数させ、その計数結果を数字やバーコード表示
によって印字した景品引換券を遊技者に発行する計数シ
ステムが採用されるようになってきた。
を受けた遊技者は、景品引換券を精算係の所へ持ってい
けば、引換券に印字されたバーコードをホール側の景品
管理システムなどにより読み取らせて、景品引換券を、
そのバーコードの示す玉数やメダル数に応じた景品と交
換できるようになっている。
算係がバーコードリーダを景品引換券のバーコード印字
部分に当てて、バーコードを読み取っていたが、最近、
景品交換券を挿入すると自動的にバーコードを読み取っ
て精算する精算機の導入が検討されている。
換券には、薄い感熱紙にバーコードを印字して発行され
たものが多い。このため、景品交換券は、ボール紙製の
等の丈夫なチケット比べて薄く、皺が寄ったり、折り目
がついたりし易い。その上、薄い紙は、重なったものど
うしが密着し易い傾向がある。
の紙葉類が挿入される精算機等の装置においては、重な
ったままの紙葉類を装置の挿入口へ挿入すると、紙詰ま
りや紙葉類に印字されたバーコードの読取エラー等の誤
動作が発生することがある。
ては、紙幣等の紙葉類が重なって挿入された場合の対策
として、挿入口の近傍に、挿入された紙葉類を挟むよう
に上下にそれぞれローラを設けた機構を採用してるもの
が多い。この機構では、一方のローラは紙葉類を吸い込
む方向へ回転し、他方のローラは紙葉類を排出する方向
へ回転する。
一方のローラに接した紙葉類は奥へ吸い込まれ、他方の
ローラに接した紙葉類は排出される。したがって、二枚
重なった紙葉類が挿入された場合に、一枚だけ挿入する
ことができる。これに対して、吸い込む方向の回転速度
を、排出する方向の回転速度よりも速くしておけば、一
枚の紙葉類を挿入した場合には、その紙葉類を吸い込む
ことができる。
紙のように薄い紙葉類を重ねて挿入した場合、二枚とも
一緒に排出又は吸収されたり、ローラの所で皺が寄って
紙詰まりを起こすことがある。また、このような機構で
は、三枚以上の紙葉類を挿入した場合には対応すること
が困難であった。
口への挿入の仕方や、皺の寄り方、あるいは折り目の付
き方によっても、紙詰まり等の誤作動が発生することが
ある。また、挿入口へ規定のチケットの寸法とは異なる
寸法の紙葉類や、破損したチケットが挿入されても、紙
詰まり等の誤作動が発生することがある。特に、複数の
幅のチケットに対応した装置の場合、挿入口のガイドの
幅は最も幅の広いチケットの寸法に合わせて設計されて
いる。このため、ガイド幅よりも幅の狭いチケットが斜
めに挿入され易く、その場合、紙詰まり等の誤動作が発
生することがあった。
常、挿入されたチケットなどの紙葉類を、内部の回収箱
に回収している。従来は、この回収箱に回収された紙葉
類の量を、透過センサや反射センサで検出していた。と
ころが、紙葉類は一般に嵩張るため、回収した紙葉類ど
うしに隙間ができることが多く、回収量の正確な検出が
困難であった。このため、特に、感熱紙のように薄い紙
葉類を回収する場合、回収箱に余裕があるのに回収箱が
満杯になったと検出されたり、回収箱が満杯になってい
るのにそれが検出されずに紙詰まりが発生したりするこ
とがあった。
たものであり、挿入された紙葉類による紙詰まり等の誤
動作の発生を防止して信頼性を向上させるための、紙葉
類の挿入不良検出装置、挿入不良防止装置及び回収不良
検出装置の提供を目的とする。
め、本発明の請求項1に係る紙葉類の挿入不良検出装置
(第一の挿入不良検出装置)によれば、紙葉類の挿入を
検出する挿入口センサを備え、その挿入口センサは、紙
葉類の挿入用の隙間を挟んで設けられた発光素子と受光
素子とにより構成され、発光素子から第一発光強度の光
を発しておき、隙間への前記紙葉類の挿入により、第一
発光強度の光の受光素子における受光強度が低下し、挿
入口センサが紙葉類の挿入を検出してから後、発光素子
の発光強度を、一枚の紙葉類を透過した場合に受光素子
における受光強度が基準強度以上となり、かつ、二枚以
上重なった紙葉類を透過した場合の受光強度が基準強度
未満となる第二発光強度に切替え、第二発光強度の光の
受光強度が、基準強度未満となった場合に、挿入不良と
判断する構成としてある。
出後、発光強度を第二発光強度に切替えれば、挿入され
た紙葉類が一枚の場合には、紙葉類を透過した第二発光
強度の光の受光強度が基準強度以上となって、紙葉類が
未検出となる。これに対して、挿入された紙葉類が二枚
以上重なっている場合には、受光強度が基準強度未満と
なり、再び紙葉類が検出される。したがって、第二発光
強度の下で紙葉類が再び検出されたことをもって、紙葉
類が二枚以上重なって挿入されたことを検出することが
できる。
光が遮られることにより重なった紙葉類を再検出するの
で、紙葉類が二枚重なった場合だけでなく、三枚以上重
なった場合においても再検出することができる。したが
って、紙葉類が三枚上重ねられて挿入された場合にも、
挿入不良を判別することができる。
合、紙葉類の縁が正確に重なっていることは希である。
すなわち、紙葉類の周辺部分では、紙葉類が重なってい
ないことが多い。このため、紙葉類の周辺部分で第二発
光強度の光の受光強度を測定すると、実際には二枚以上
の紙葉類が挿入されているにも拘わらず、挿入不良と判
別されてしまうおそれがある。
入口センサにより紙葉類の挿入が検出されると当該紙葉
類を搬送する搬送手段を備え、搬送手段による当該紙葉
類の搬送経路上の、挿入口センサの設置位置の近傍に位
置センサを設け、第一発光強度から第二発光強度への発
光強度の切替を、位置センサが当該位置センサの設置位
置まで紙葉類が搬送されてきたことを検出した時点で行
う構成としてある。
ある程度の距離を進んでから、第一発光強度から第二発
光強度への発光強度の切替を行うことができる。その結
果、紙葉類が重ねて挿入された場合に、紙葉類の重なっ
た部分を透過した第二発光強度の光の受光強度を測定す
ることができる。このため、紙葉類の周辺部部が重なっ
ていない場合においても、二枚以上の紙葉類が重ねられ
て挿入されたことを検出し、挿入不良の判別を確実行う
ことができる。
入口センサの設置位置と位置センサの設置位置との搬送
方向に沿った距離を、当該紙葉類の搬送方向に沿った規
定寸法よりも短くした構成としてある。このように構成
すれば、第二発光強度の光を透過させて、受光強度を測
定するときの紙葉類の位置を正確に決めることができ
る。その結果、紙葉類が重ねられて挿入された場合に、
紙葉類が重なっている部分が挿入口センサの設置位置に
位置したときに受光強度を測定することができる。
ると、上述のように、挿入口のガイドや装置内部の紙葉
類の搬送路のガイド部分に紙葉類の縁が引っ掛かった
り、紙葉類に皺が寄ったり、紙葉類が折れ曲がったりし
て、紙詰まり等のトラブルが発生し易い。さらに、紙葉
類にバーコードが印字されている場合、そのバーコード
が正確に読み取れなくなることもある。
挿入不良検出装置(第二の挿入不良検出装置)によれ
ば、紙葉類の挿入口近傍に、紙葉類の挿入を検出する一
対のセンサを、挿入方向と直交する方向に沿って互いに
一定距離離間して設け、一対のセンサのうち、一方のセ
ンサが紙葉類の挿入を検出してから一定時間内に、他方
のセンサが当該紙葉類の挿入を検出しない場合に、挿入
不良と判断する構成としてある。
状に裁断されている。したがって、これら紙葉類を正し
く挿入口に挿入した場合には、紙葉類の挿入口側の縁
は、挿入方向に対して直交する方向に位置する。このた
め、紙葉類が正しく挿入された場合、一対のセンサはほ
ぼ同時に紙葉類を検出する。これに対して、紙葉類が斜
めに挿入された場合には、一対のセンサのうち、どちら
か一方のセンサが先ず紙葉類を検出し、その後、他方の
センサが遅れて紙葉類を検出する。したがって、一対の
センサの検出時間差によって、挿入不良を判断すること
ができる。
通常、破損部が非直線となるため、一対のセンサの検出
時刻どうしに時間差が生じる。このため、破損した紙葉
類も、挿入不良として検出できる場合がある。さらに、
紙葉類が、規定形状の縁に対して斜めに折り返されてい
る場合にも、一対のセンサの検出時刻どうしに時間差が
生じることがある。このため、折り返された紙葉類も、
挿入不良として検出できる場合がある。
法チケットや紙幣等の紙葉類の他に、規定寸法外の紙葉
類が、誤って又は故意に挿入されることがある。その場
合、規定寸法外の紙葉類が紙詰まり等の誤動作を惹き起
こすおそれがある。
挿入不良検出装置(第三の挿入不良検出装置)によれ
ば、挿入された紙葉類を搬送する搬送手段と、搬送手段
により搬送中の紙葉類を検出する位置センサとを備え、
紙葉類が位置センサによりいったん検出された後、一定
時間以内に検出されなくなった場合に、挿入不良と判断
する構成としてある。
搬送される。その結果、紙葉類が位置センサの設置位置
を通過する時間は、その紙葉類の搬送方向に沿った長さ
に事実上比例する。このため、紙葉類の通過時間を検出
することにより、その紙葉類の長さを間接的に検出する
ことができる。これにより、規定寸法よりも短い紙葉
類、例えば破けて短くなった紙葉類が挿入された場合
に、直ちに挿入不良と判断することができる。このた
め、紙詰まりなどの誤動作の発生を防止することができ
る。
入不良検出装置(第四の挿入不良検出装置)によれば、
挿入された紙葉類の搬送経路に沿って、紙葉類を検出す
る第一センサ及び第二センサを、互いに一定距離離間さ
せて設け、紙葉類が、第一及び第二センサにより同時に
検出された場合に、挿入不良と判断する構成としてあ
る。これにより、規定寸法よりも長い紙葉類が挿入され
た場合に、直ちに挿入不良と判断することができる。こ
のため、紙詰まりなどの誤動作の発生を防止することが
できる。
一及び第二センサ間の一定距離を、挿入される紙葉類の
搬送方向に沿った規定寸法よりも長くした構成としてあ
る。このように構成すれば、挿入された紙葉類の搬送方
向に沿った寸法が、規定寸法よりも長い場合には、必
ず、第一及び第二センサで同時に検出されている状態が
発生する。したがって、規定寸法よりも長い紙葉類を確
実に検出することができる。
センサをイメージリーダとし、紙葉類に印字されたバー
コードを読み取ることにより当該紙葉類を検出する構成
としてある。紙葉類が挿入される精算機等の装置には、
紙葉類に印字されたバーコードを読み取るためにイメー
ジリーダを備えている場合がある。この場合、イメージ
リーダを第二センサとして利用すれば、わざわざ第二セ
ンサを別個に設ける必要がなくなる。このため、装置の
構成を簡単化することができる。
した場合においても、紙葉類に皺が寄っていたり、折り
目がついていたりすると、紙詰まり等のトラブルが発生
し、結果的に挿入不良となり易くなる傾向がある。特
に、薄い感熱紙は、皺が寄り易いため、紙詰まりを起こ
し易い。その上、紙葉類の表面にバーコードが印字され
ている場合、皺が寄ったりすると、そのバーコードを正
しく読み取ることができなくなることがある。
挿入不良防止装置によれば、紙葉類の搬送経路に沿っ
て、挿入口側から第一搬送手段及び第二搬送手段を順次
に設け、第二搬送手段による搬送速度を、第一搬送手段
による搬送速度よりも速くした構成としてある。
手段と第二搬送手段と両方に掛った場合、紙葉類に搬送
方向に沿った張力が生じる。このため、紙葉類に皺が寄
っている場合や、折り目がついている場合に、その皺や
折り目を伸ばすことができる。その結果、紙詰まりなど
のトラブルの発生を抑制することができる。さらに、紙
葉類にバーコードが印字されている場合には、皺や折り
目が伸ばされた状態でバーコードを読取ることができる
ので、読取エラーの発生を低減することができる。
検出装置によれば、紙葉類の搬送経路の終点に、紙葉類
の回収箱を設け、回収箱の入口に、当該入口を通過する
紙葉類を検出する回収センサを設け、この回収センサの
手前の搬送路上に、紙葉類の通過を検出する出口センサ
を設け、回収センサが紙葉類を検出している状態で、出
口センサが紙葉類を検出した後、一定時間以内に、回収
センサが紙葉類未検出の状態とならない現象が、一定回
数以上連続して発生した場合に、回収不良と判断する構
成としてある。
回収箱の入口に搬送されてきた紙葉類が、回収箱に入り
にくくなる。その結果、紙葉類が回収箱の入口に滞留し
易くなる。この滞留は、回収センサによる紙葉類の検出
状態が続くことによって検出される。
い状態でいったん入口に滞留しても、装置の振動や、次
に搬送されてきた紙葉類に押されることにより、回収箱
に回収されることがある。このような場合、その後何枚
もの紙葉類がさらに回収可能となる傾向がある。
いる状態下で、新たな紙葉類が一定回数以搬送されてき
てもその滞留が解除されない現象が発生した場合に、初
めて回収不良として判別すれば、的確な判別を実現する
ことができる。その結果、回収箱に未だ余裕がある段階
で、回収箱が満杯状態になったと誤判定することを回避
することができる。また、回収箱が既に満杯状態になっ
ていることを見逃して、紙詰まり等のトラブルが発生す
ることも防止することができる。
て、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、
本発明の挿入不良検出装置、挿入不良防止装置及び回収
不良検出装置を備えた、景品交換券の精算装置の構成に
ついて説明する。図1の(A)は、実施形態の精算機の
内部構造を示す側面図であり、図1の(B)は、精算機
の上側部材の下面図である。
は、上側部材12と下側部材13との隙間として、搬送
路1が設けられている。そして、この精算装置は、搬送
路1をバーコート読取位置20まで搬送されてきた感熱
紙のチケットに印字されたバーコードを読み取るバーコ
ードリーダ(B.L.)2を備えている。チケットのバ
ーコードは、バーコード読取位置20上に設けられたガ
ラス窓21を介して、バーコードリーダ2により読み取
られる。なお、バーコードリーダ2には、従来公知の任
意好適なものを用いることができる。
に沿って搬送する搬送手段を備えている。搬送手段とし
て、搬送口11の近くにモータ61によって回転するロ
ーラ71を第一搬送手段として設け、さらに、その奥に
搬送路1に沿って四つのローラ72、74、75及び7
6を設けている。そして、これら四つのローラ72、7
4、75及び76には、第二搬送手段として搬送用ベル
ト4(図1の(A)において図示せず。)が掛けられて
いる。なお、第二搬送手段は、搬送路の板側部材13側
に設けられているが、図1の(B)においては、搬送路
1における搬送用ベルト4の設置位置に相当する位置に
二本の搬送用ベルト4を破線で示している。
転することにより、この搬送用ベルト4が動き、チケッ
トを搬送する構成となっている。なお、この第二搬送手
段としての搬送用ベルト4による搬送速度は、第一搬送
手段としてのローラ71による搬送速度よりも速くして
ある。また、ローラ76は、搬送路1の出口まで搬送さ
れてきたチケットを、チケット回収箱(図示せず)へ導
く役割を果たす。
る位置センサとして、一対の挿入口センサ51をはじ
め、入口センサ52、出口センサ53及び回収センサ5
4を備えている。各位置センサ51〜54は、いずれ
も、発光素子51b、52b、53b及び54bと、受
光素子51a、52a、53a及び54aとにより構成
されている。これら発光素子と受光素子とは、搬送路1
又はチケットの搬送される隙間を介して互いに対向して
設けられている。
素子の発した光がチケットにより遮られて受光素子へ到
達しなくなることをもって、その位置センサの設置位置
にチケットが搬送されてきたことを検出する。
センサ51は、紙葉類の挿入口11の近傍に、挿入方向
に直交する方向に沿って並べて設けられている。また入
口センサ52は、第一搬送手段による紙葉類の搬送経路
1上の、挿入口センサ51の設置位置の近傍であって、
バーコード読取位置20よりも手前(挿入口11寄り)
の位置に設置されている。この入口センサ52と挿入口
センサ51との、搬送方向に沿った距離L1は、紙葉類
の搬送方向に沿った長さL0よりも短くしてある。一
方、この入口センサ52とバーコードリーダ2によるバ
ーコード読取位置20との距離L2は、紙葉類の搬送方
向に沿った長さL0(図3参照)よりも長くしてある。
取位置20よりも先の搬送路1上に設けられている。ま
た、回収センサ54は、回収箱の入口に設置されてお
り、その入口を通過する紙葉類を検出する構成となって
いる。
えている。この制御部10は、バーコードリーダ2によ
るバーコードの読取の成否を判断するとともに、位置セ
ンサからの情報に基づいて挿入不良を検出し、さらに、
それらの判断結果や各位置センサからの情報に基づい
て、搬送手段の動作を制御する。
種の挿入不良を検出する動作例、挿入不良を防止する動
作例、及び、回収不良を検出する動作例について説明す
る。 (重なり検出)先ず、図2、図3及び図4を参照して、
チケットが二枚以上重ねられて挿入された場合の、挿入
不良検出動作について説明する。図2は、挿入されたチ
ケットの重なりを検出する原理を説明するためのグラフ
である。グラフの横軸は時間を表し、縦軸は受光素子5
1aにおける受光強度を表す。この受光強度は、例え
ば、電圧強度で表すこともできる。
トの様子を示す側面図である。また、図4は、挿入され
たチケットの重なりを検出する処理を説明するためのフ
ローチャートである。なお、図3においては、チケット
8どうしの重なり具合を明確に示すため、チケット8の
厚さを実際よりも厚くしている。
入される前から、発光素子51bが第一発光強度の光を
発している(図4のA1)。そして、この第一発光強度
の光の受光素子52における受光強度は、図2のグラフ
中の実線Iで示すように、当初の未挿入状態時に、基準
受光強度VSよりも高いV4の値となっている。
換券のチケットが挿入されると、この第一発光強度の光
は、そのチケットによって遮られる。その結果、図2の
グラフ中の実線Iで示すように、受光強度は、基準受光
強度VSよりも低いV1の値に低下する。この受光強度
が基準受光強度VSよりも低くなることによって、制御
部10は、チケットの挿入を検出する(図4のA2)。
0は、モータ61を回転させて第一搬送手段であるロー
ラ71により、チケットを搬送路1に沿って搬送する。
そして、入口センサ52が紙葉類が搬送されてきたこと
を検出すると(図4のA3)、制御部10は、挿入口セ
ンサ51の発光素子51bの発光強度を、第一発光強度
(低輝度モード)から第二発光強度(高輝度モード)へ
切替える(図4のA4)。
出されてから発光強度を切替えれば、二枚以上重なった
チケットのうちの、チケットが重なっている領域部分
(図3に領域Bで示す部分)を透過した第二発光強度の
光の受光強度を検出することができる。なお、挿入口セ
ンサ51と入力センサ52との距離L1は、上述したよ
うに、チケットの長さL0よりも短くしてある(図3参
照)。
の挿入を検出した直後に、発光強度を切替えると、二枚
以上のチケットが挿入されていても、チケットが重なっ
ていない領域部分(図3に領域Aで示す部分)を透過し
た第二発光強度の光の受光強度を検出してしまうおそれ
がある。
ケットを透過した場合に受光素子51aにおける受光強
度が基準強度VS以上となり、かつ、二枚以上重なった
チケットを透過した場合の受光強度が基準強度VS未満
となるようにする。したがって、高輝度モードにおける
受光強度が、例えば、図2のグラフの一点鎖線IIに示す
ように、基準強度VSよりも高いV3となったとき(図
4のA4で「No」の場合)は、制御部10は、挿入さ
れたチケットが重なっていないと判断する(図4のA
7)。その場合、制御部10は、第一搬送手段により、
チケットをそのまま搬送させる(図4のA8)。
度が、例えば図2のグラフの二点鎖線IIIに示すよう
に、基準強度VSよりも低いV2となったとき(図4の
A4で「Yes」の場合)は、制御部10は、二枚以上
のチケットが重なって挿入された挿入不良と判断する
(図4のA6)。その場合、制御部10は、モータ61
を逆回転させ、ローラ71によってチケットを逆送して
挿入口11から排出する。
ケットが重なって挿入された場合と同様に、第二発光強
度の光の受光強度が基準強度未満となる場合がある。し
たがって、第二発強度の光の受光強度を検出することに
よって、規定のチケットよりも厚い紙葉類が挿入された
ことを検出することも可能である。
51は、チケットの重なりだけでなく、チケットが斜め
に挿入されたことも検出する。次に、図5、図6及び図
7を参照して、チケットが斜めに挿入された場合の、挿
入不良検出動作について説明する。図5の(A)は、チ
ケットが挿入口に正しい方向で挿入される様子を示す模
式図であり、図5の(B)は、チケットが挿入口に斜め
に挿入される様子を示す模式図である。また、図6の
(A)及び(B)は、斜めに挿入されたチケットを検出
する原理を説明するためのグラフである。また、図7
は、斜めに挿入されたチケットを検出する処理を説明す
るためフローチャートである。
正しく挿入された場合には、一対の挿入口センサ51
は、ほぼ同時にチケット8の挿入を検出する。この場合
の挿入口センサ51の受光強度の変化の様子を図6の
(A)に示す。図6の(A)実線Iは、挿入口センサ5
1のうち一方のセンサの受光強度の変化を表し、破線II
は、挿入口センサ51のうち他方のセンサの受光強度の
変化を表す。
ば時刻T1に、一方のセンサにおいて、図6の(A)の
実線Iで示すように、受光強度がV4からV1へ低下し
たことによりチケットが検出される(図7のB1)。続
いて、時刻T2に、他方のセンサにおいても、図6の
(A)の破線IIで示すように、受光強度が同様に低下し
たことによりチケットが検出される(図7のB2)。
時刻T1と時刻T2との時間差Δt1は、事実上無視で
きるほど短い。したがって、図6の(A)では、実線I
と破線IIとを、見やすくするため互いにずらして示した
が、実際には、実線Iと実線IIとは、ほぼ重なっている
(図7のB3で「No」の場合)。
に、チケット8が斜めに挿入された場合には、一対の挿
入口センサ51のうち一方のセンサでチケット8が検出
された後、一定時間経過後に、他方のセンサでもチケッ
ト8が検出される。この場合の挿入口センサ51の受光
強度の変化の様子を図6の(B)に示す。図6の(B)
実線III は、挿入口センサ51のうち一方のセンサの受
光強度の変化を表し、破線IVは、挿入口センサ51のう
ち他方のセンサの受光強度の変化を表す。
時刻T3に、図6の(B)の実線III で示すように、一
方のセンサの受光強度がV4からV1へ低下したことに
よりチケットが検出される(図7のB1)。この時点で
は、図5の(B)において実線で輪郭を示したチケット
8のように、一方の挿入口センサ51上にだけチケット
の先端が掛っており、他方の挿入口センサ51上には未
だチケットが掛っていない。
6の(B)の破線IVで示すように、他方のセンサにおい
ても受光強度が同様に低下したことによりチケットが検
出される(図7のB2)。この時点では、図5の(B)
において二点鎖線で輪郭を示したチケット8のように、
両方の挿入口センサ51上に、それぞれチケットが掛っ
ている。そして、チケット8が斜めに挿入された場合に
は、時刻T3と時刻T5との時間差Δt2は、一定以上
の値となる。
間差Δt2を測定し、このΔt2の値が、基準時間Δt
0よりも大きいか否かを判断する(図7のB3)。そし
て、Δt2が基準時間Δt0以内の場合には、制御部1
0は、チケットが正常に挿入されたものと判断して、チ
ケットの挿入を検出する(図7のB4)。
場合(図7のB3において「Yes」の場合)、すなわ
ち、時刻T4までに他方のセンサ51でチケットが検出
されない場合、制御部10は、チケットが斜めに挿入さ
れたと判断する。そして、挿入不良として、直ちにモー
タ61を逆回転させ、ローラ71によりチケットを排出
する。
2は、挿入口センサ51の発光強度を切替えるタイミン
グを検出するだけではなく、規定寸法よりも短いチケッ
トも検出する。次に、図8及び図9を参照して、短すぎ
るチケットが挿入された場合の、挿入不良検出動作につ
いて説明する。図8は、規定寸法よりも短いチケットの
挿入を検出する原理を説明するためのグラフである。ま
た、図9は、規定寸法よりも短いチケットの挿入を検出
する処理を説明するためのフローチャートである。
ず、挿入口センサ51が、上述したようにチケットの挿
入を検出する(図9のC1)。挿入されたチケットは、
第一搬送手段により搬送され、先端が入口センサ52上
に差しかかると、入口センサ52の受光素子52aの受
光強度が、図8の実線Iで示すように、時刻T1にV4
からV1へ低下することにより、入口センサ52がチケ
ットを検出する(図9のC2)。
ると、制御部10は、時刻T1からの経過時間の計測を
開始する(図9のC3)。第一搬送手段により搬送され
ているチケットは、一定の速度で、入口センサ52の設
置位置を通過する。したがって、チケットが入口センサ
52の通過に要する時間は、そのチケットの寸法に比例
する。
9のC4)の時刻T3に、制御部10は、入口センサ5
2で、未だそのチケットが検出されつづけているか、既
にチケットが通過して、未検出状態となっているかを判
断する(図9のC5)。チケットが検出されていれば、
制御部10は、規定寸法のチケットが挿入されたものと
判断して、次の正常処理を行う(図9のC6)。例え
ば、図8に実線Iで示すように、時刻T3より後の時刻
T4に、チケットの後端が通過して、再び未検出状態と
なるチケットは、制御部10により、規定寸法のチケッ
トと判断される。
示すように、時刻T3より前の時刻T2にチケットが通
過して、未検出状態となっているチケットは、制御部1
0により、規定寸法よりも短いチケットと判断される
(図9のC7)。その場合、制御部10は、直ちにモー
タ61を逆回転させ、第一搬送手段のローラ71により
そのチケットを排出する。
ンサ52は、短いチケットを検出するだけでなく、イメ
ージリーダ2との組み合わせで、長すぎるチケットも検
出する。次に、図10及び図11を参照して、長すぎる
チケットが挿入された場合の、挿入不良検出動作につい
て説明する。図10は、規定寸法よりも長いチケットの
挿入を検出する原理を説明するためのグラフである。ま
た、図11は、規定寸法よりも長いチケットの挿入を検
出する処理を説明するためのフローチャートである。
ットは、第二搬送手段により、搬送経路1上をバーコー
ド読取位置20へ搬送される。この際、上述したよう
に、第二搬送手段による搬送速度を、第一搬送手段によ
る搬送速度よりも速くしてある。このため、第一搬送手
段から第二搬送手段へ移る段階で、チケットは張力を与
えられる。その結果、チケットに皺が寄っている場合に
は、その皺が伸ばされる。これにより、チケット上に印
字されたバーコードは、皺が伸ばされた状態で、バーコ
ードリーダ2により読み取られる(図11のD1)。
は、その時点で、入口センサ52がチケットを検出して
いる可否かを判断する(図11のD2)。バーコート読
取位置20と入口センサ52とは、チケットの規定寸法
L0よりも長いL2だけ離して設置されているので、バ
ーコードが読み取られた時点で、未だ入口センサ52上
にチケットが掛っている場合には、そのチケットの寸法
は、L2よりも長いことになる。
場合、制御部10は、そのチケットが規定寸法のチケッ
トであると判断し、次の正常処理(図11のD3)を行
う。一方、入口センサ52でまだチケットが検出された
場合には、制御部10は、そのチケットが規定寸法より
も長いチケットであると判断する(図11のD4)。そ
の場合、制御部10は、直ちにモータ62及び61を逆
回転させ、第二及び第一搬送手段によりそのチケットを
排出する。
L2だけ離れた搬送経路1に、バーコードリーダ2とは
別に位置センサを設置し、この位置センサと入口センサ
とで同時にチケットが検出されるか否かを検出して、長
すぎるチケットを判別しても良い。例えば、図10のグ
ラフに実線Iで示すように、入口センサ52が時刻T1
から時刻T3の間、チケット検出状態であるとする。こ
のとき、図10のグラフに破線IIで示すように、時刻T
3よりも以前の時刻T2に、その位置センサがそのチケ
ットを検出すると、時刻T2から時刻T3にかけてのW
の期間、両方のセンサで同時にチケットが検出状態とな
る。このような状態となるためには、チケットの寸法が
L2よりも長いことが必要である。したがって、同時検
出状態となったことをもって、そのチケットが長すぎる
チケットであると判断することができる。
て、回収不良検出動作について説明する。図12は、回
収不良を検出する処理を説明するためのフローチャート
である。回収箱に回収されたチケットの量が多くなって
くると、回収箱の入口にチケットが滞留し易くなってく
る。チケットが回収箱の入口に滞留すると、回収センサ
54は、チケットを検出した状態となる。そこへ、次の
チケットが第二搬送手段により回収箱へ搬送されてくる
と、チケットは出口センサ53の設置位置を通過し、出
口センサ53がチケットの通過を検出する(図12のE
1)。
れると、制御部は、その時点での回収センサ54の状態
を判断する(図12のE2)。すなわち、制御部は、回
収センサ54がチケット検出状態か否かを判断する。判
断の結果、チケットが非検出状態である場合には、エラ
ーカウントを「0」にする(図12のE3)。続いて、
制御部10は、タイマーを設定して検出からの経過時間
の計測を開始する(図12のE4)。一方、判断の結
果、チケットが検出状態である場合には、制御部は、エ
ラーカウントの値をそのままにして、経過時間の計測を
開始する(図12のE4)。
ーラ76によって方向転換されて、回収箱へ搬送され
る。その際、新たに搬送されてきた後続のチケットが、
回収箱の入口に滞留しているチケットを一緒に押し出し
て、回収箱に回収されることがある。その場合、後続の
チケットが出口センサ53を通過してから、一定時間以
内に、後続チケットは回収センサ54はチケット非検出
状態となる(図12にE5において「OFF」の状
態)。すなわち、滞留していたチケットが無くなるの
で、その一定時間経過後の時点(図12のE8)では、
回収センサ54はチケット未検出状態となる。
を再び「0」に戻し、さらに、チケットが正常に回収セ
ンサ54に回収され、未だ、回収箱が満杯状態に近づい
ていない判断して(図12のE7)、処理を終了する。
続のチケットが搬送されてきても、滞留しているチケッ
トが押し出されなくなり、後続のチケットも滞留するこ
とになる。その結果、後続のチケットが搬送されてきて
も、回収センサ54のチケット検出状態が続くことにな
る(図12にE5において「ON」の状態)。そして、
計測開始から一定時間が経過後(図12のE8)も回収
センサ54がチケットを検出した状態が継続している場
合、制御部は、エラーカウンタの値をインクリメントす
る(図12のE9)。
ラーカウンタの値が「3」か、それ未満かを判断する
(図12にE10)。なお、判断基準のエラーカウンタ
の値は、「3」に限定されず、任意好適な値を設定する
と良い。
合、すなわち、チケットの滞留現象が三回連続して発生
した場合には、制御部10は、回収箱が満杯状態に近
く、回収不良と判断する(図12のE11)。そして制
御部10は、例えば光の点灯などの手段により警報を発
する。一方、エラーカウンタの値が「3」未満の場合に
は、制御部10は、未だ、回収箱が満杯状態に近づいて
いない判断して(図12のE7)、処理を終了する。
特定の条件で構成した例について説明したが、本発明
は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述した
実施の形態においては、紙葉類を景品引換券のチケット
とした例について説明したが、本発明では、紙葉類は景
品引換券に限定されず、例えば、紙葉類として紙幣を挿
入する場合にも好適である。
52とバーコードリーダ2とによって、規定寸法よりも
長いチケットを検出したが、この発明では、例えば、バ
ーコートリーダとは別個に新たなセンサを設け、そのセ
ンサと入口センサ52とによって、長いチケットを検出
しても良い。
第一の挿入不良検出装置によれば、二枚以上の紙葉類が
挿入された場合に、挿入不良として検出することができ
る。また、本発明の第二の挿入不良検出装置によれば、
紙葉類が斜めに挿入された場合に、挿入不良として検出
することができる。また、本発明の第三の挿入不良検出
装置によれば、規定寸法よりも短すぎるチケットが挿入
された場合に、挿入不良として検出することができる。
また、本発明の第四の挿入不良検出装置によれば、規定
寸法よりも長すぎるチケットが挿入された場合に、挿入
不良として検出することができる。また、本発明の挿入
不良防止装置によれば、挿入された紙葉類に張力を与え
て皺を伸ばすことができる。また、本発明の回収不良検
出装置によれば、回収箱が満杯状態若しくは満杯に近い
ことを検出することができる。そして、本発明の装置を
備えることにより、紙詰まりなどトラブルの発生の防止
して機器の信頼性の向上を図ることができる。
側面図であり、(B)は、精算機の上側部材の下面図で
ある。
説明するためのグラフである。
図である。
説明するためのフローチャートである。
入される様子を示す模式図であり、(B)は、チケット
が挿入口に斜めに挿入される様子を示す模式図である。
トを検出する原理を説明するためのグラフである。
明するためフローチャートである。
原理を説明するためのグラフである。
処理を説明するためのフローチャートである。
る原理を説明するためのグラフである。
る処理を説明するためのフローチャートである。
ローチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 紙葉類の挿入を検出する挿入口センサを
備え、 この挿入口センサは、紙葉類の挿入用の隙間を挟んで設
けられた発光素子と受光素子とにより構成され、 前記発光素子から第一発光強度の光を発しておき、 前記隙間への前記紙葉類の挿入により、前記第一発光強
度の光の前記受光素子における受光強度が低下し、前記
挿入口センサが前記紙葉類の挿入を検出してから後に、 前記発光素子の発光強度を、一枚の前記紙葉類を透過し
た場合に前記受光素子における受光強度が基準強度以上
となり、かつ、二枚以上重なった前記紙葉類を透過した
場合の受光強度が前記基準強度未満となる第二発光強度
に切替え、 前記第二発光強度の光の受光強度が、前記基準強度未満
となった場合に、挿入不良と判断することを特徴とする
紙葉類の挿入不良検出装置。 - 【請求項2】 前記挿入口センサにより紙葉類の挿入が
検出されると当該紙葉類を搬送する搬送手段を備え、 この搬送手段による紙葉類の搬送経路上の、前記挿入口
センサの設置位置の近傍に位置センサを設け、 前記第一発光強度から第二発光強度への発光強度の切替
を、前記位置センサが、当該位置センサの設置位置まで
前記紙葉類が搬送されてきたことを検出した時点で行う
ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類の挿入不良検出
装置。 - 【請求項3】 前記挿入口センサの設置位置と前記位置
センサの設置位置との搬送方向に沿った距離を、当該紙
葉類の搬送方向に沿った規定寸法よりも短くしたことを
特徴とする請求項2記載の紙葉類の挿入不良検出装置。 - 【請求項4】 紙葉類の挿入口近傍に、紙葉類の挿入を
検出する一対のセンサを、挿入方向た直交する方向に沿
って互いに一定距離離間して設け、 この一対のセンサのうち、一方のセンサが前記紙葉類の
挿入を検出してから一定時間内に、他方のセンサが当該
紙葉類の挿入を検出しない場合に、挿入不良と判断する
ことを特徴とする紙葉類の挿入不良検出装置。 - 【請求項5】 挿入された紙葉類を搬送する搬送手段
と、 この搬送手段により搬送中の紙葉類を検出する位置セン
サとを備え、 紙葉類が、前記位置センサによりいったん検出された
後、一定時間以内に検出されなくなった場合に、挿入不
良と判断することを特徴とする紙葉類の挿入不良検出装
置。 - 【請求項6】 挿入された紙葉類の搬送経路に沿って、
紙葉類を検出する第一センサ及び第二センサを、互いに
一定距離離間して設け、 紙葉類が、前記第一及び第二センサにより同時に検出さ
れた場合に、挿入不良と判断することを特徴とする紙葉
類の挿入不良検出装置。 - 【請求項7】 前記一定距離を、挿入される紙葉類の搬
送方向に沿った規定寸法よりも長くしたことを特徴とす
る請求項6記載の紙葉類の挿入不良検出装置。 - 【請求項8】前記第二センサをイメージリーダとし、前
記紙葉類に印字されたバーコードを読み取ることにより
当該紙葉類を検出する構成としてあることを特徴とする
請求項6又は7記載の挿入不良検出装置。 - 【請求項9】 紙葉類の搬送経路に沿って、挿入口側か
ら第一搬送手段及び第二搬送手段を順次に設け、 前記第二搬送手段による搬送速度を、第一搬送手段によ
る搬送速度よりも速くしたことを特徴とする紙葉類の挿
入不良防止装置。 - 【請求項10】 紙葉類の搬送経路の終点に、紙葉類の
回収箱を設け、前記回収箱の入口に、当該入口を通過す
る紙葉類を検出する回収センサを設け、 この回収センサの手前の搬送路上に、紙葉類の通過を検
出する出口センサを設け、 前記回収センサが紙葉類を検出している状態で、前記出
口センサが紙葉類を検出した後、一定時間以内に、前記
回収センサが紙葉類未検出の状態とならない現象が、一
定回数以上連続して発生した場合に、回収不良と判断す
ることを特徴とする回収不良検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16377299A JP3764603B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 紙葉類の挿入不良検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16377299A JP3764603B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 紙葉類の挿入不良検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000353268A true JP2000353268A (ja) | 2000-12-19 |
JP3764603B2 JP3764603B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=15780435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16377299A Expired - Lifetime JP3764603B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 紙葉類の挿入不良検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3764603B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011113482A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Laurel Precision Machines Co Ltd | 紙幣処理機 |
JP2014099090A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙葉類搬送装置、及び紙葉類搬送方法 |
JP2019130733A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
-
1999
- 1999-06-10 JP JP16377299A patent/JP3764603B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011113482A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Laurel Precision Machines Co Ltd | 紙幣処理機 |
JP2014099090A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙葉類搬送装置、及び紙葉類搬送方法 |
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JP7035568B2 (ja) | 2018-01-30 | 2022-03-15 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
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