JP2000352453A - ドライブプレート締結用リーンホースメント - Google Patents

ドライブプレート締結用リーンホースメント

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JP2000352453A
JP2000352453A JP11165926A JP16592699A JP2000352453A JP 2000352453 A JP2000352453 A JP 2000352453A JP 11165926 A JP11165926 A JP 11165926A JP 16592699 A JP16592699 A JP 16592699A JP 2000352453 A JP2000352453 A JP 2000352453A
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JP
Japan
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bolt
drive plate
crankshaft
lean
fastening
Prior art date
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Pending
Application number
JP11165926A
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English (en)
Inventor
Akira Fukuda
彰 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Connection Of Plates (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブプレートをクランクシャフトに締結
するボルト座面周囲での応力集中を緩和する。 【解決手段】 リーンホースメント16のボルト挿通孔
16bの周囲に、ボルトの座面に当接して弾性的に変形
するボルト受け部16cを形成する。そして、ボルト受
け部16cの凹面側をドライブプレートに重ね、凸面側
をボルトの座面に当接するように配設して締結すること
で、ボルト受け部16cがボルトの軸推力によって弾性
的に変形してボルト座面周囲にかかる応力の集中を緩和
し、ドライブプレートの耐久性を向上することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのクラン
クシャフトと動力伝達手段とを連結するドライブプレー
トに対する補強を行うためのドライブプレート締結用リ
ーンホースメントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのクランクシャフトの回
転をトルクコンバータ或いは電磁クラッチ等の動力伝達
手段に入力するため、ドライブプレートが採用されてい
る。このドライブプレートは、クランクシャフトの端部
に、スペーサ等のリーンホースメント(補強材)を介し
てボルト締めされ、エンジン側と変速機側との間のアラ
イメントの狂いを弾性変形作用で吸収し、エンジンから
のトルクを確実に伝達する役割を担っている。
【0003】例えば、実開平6−43409号公報に
は、ドライブプレート本体を補強するため、円板部材か
らなるフロントスペーサ及びリヤスペーサを用い、フロ
ントスペーサとドライブプレートとリヤスペーサとを同
軸的に重ねてクランクシャフトの端面にボルト締めする
技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リーンホースメントを用いたドライブプレートでは、ド
ライプレート自体の弾性変形作用でエンジン側と変速機
側との間のアライメントの狂いを完全に吸収することは
困難であり、クランクシャフトへの取り付けボルトのボ
ルト孔周囲に応力が集中し、耐久性を損なう原因とな
る。
【0005】特に、エンジン側と変速機側との間のアラ
イメントの狂いによってドライブプレートに過大な入力
がかかった場合には、クランクシャフト取り付け部を起
点とする大きな曲げモーメントがかかり、この曲げモー
メントによる剪断応力のために金属疲労が発生し、製品
寿命が短くなるばかりでなく、信頼性を低下させる原因
となる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ドライブプレートをクランクシャフトに締結するボ
ルト座面周囲での応力集中を緩和し、耐久性を向上する
ことのできるドライブプレート締結用リーンホースメン
トを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、エンジンのクランクシャフ
トと動力伝達手段とを連結するドライブプレートを補強
し、複数のボルトによって上記ドライブプレートと共に
上記クランクシャフトの端部に締結されるドライブプレ
ート締結用リーンホースメントであって、上記リーンホ
ースメントに穿設した上記ボルトの挿通孔の周囲に、上
記ボルトの座面に当接して弾性的に変形し、上記ボルト
の軸力を分散するボルト受け部を設けたことを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記ボルト受け部をエンボス形状として中
央に上記ボルトの挿通孔を穿設したことを特徴とする。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明では、クラ
ンクシャフトにドライブプレートをリーンホースメント
と共に複数のボルトで締結すると、リーンホースメント
のボルト挿通孔の周囲に設けたボルト受け部がボルトの
座面で弾性的に変形し、ボルトの軸力をリーンホースメ
ントの面圧に分散してドライブプレートを押圧する。ボ
ルト受け部は、請求項2に記載したように、中央にボル
トの挿通孔を穿設したエンボス形状で形成することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の一形
態に係わり、図1はリーンホースメントの正面図、図2
は図1のA−A断面図、図3は自動変速機の断面図、図
4はドライブプレートをリーンホースメントを介してク
ランクシャフトに取り付けた状態を示す説明図である。
【0011】図3において、符号1は動力伝達手段の一
例としてのトルクコンバータであり、このトルクコンバ
ータ1の入力側がドライブプレート2を介してエンジン
のクランクシャフト3に連設され、トルクコンバータ1
の出力側に、トルクコンバータ出力軸4を介して変速機
構(図示せず)が連設される。
【0012】詳細には、トルクコンバータ1のフロント
カバー5がドライブプレート2の外周側に固設されてお
り、フロントカバー5にインペラカバー6が連設され、
インペラカバー6にポンプインペラ7が保持されてい
る。さらに、ポンプインペラ7に、タービンライナ8が
対設され、ポンプインペラ7がクランクシャフト3によ
り駆動されると流体(ATF:自動変速機油)を介して
動力をタービンカバー9に伝達し、伝達された動力がタ
ービンカバー9に連結されたトルクコンバータ出力軸4
に出力される。
【0013】また、タービンライナ8から流出するAT
Fを整流するステータ10が、ワンウェイクラッチ11
を介してステータ軸12に連設され、フロントカバー5
の内面に、ロックアップピストン13と、このロックア
ップピストン13の正面側でフロントカバー5の内面に
クラッチ面を臨ませたロックアップクラッチ14とが備
えられている。
【0014】ロックアップピストン13の背面側には、
トルクコンバータ出力軸4に連結されたトーショナルダ
ンパ15が対設されており、ロックアップピストン1
3,ロックアップクラッチ14,トーショナルダンパ1
5により、クランクシャフト3からの動力をポンプイン
ペラ7、タービンライナ8を介さずに、直接、トルクコ
ンバータ出力軸4に伝達する。
【0015】一方、ドライブプレート2は、エンジン側
に湾曲した円板状部材で形成され、クランクシャフト3
の端部に形成された段付部3aに、リーンホースメント
16を重ねて複数のボルト17によって共締めされてい
る。すなわち、図4に示すように、ドライブプレート2
の中心部の取付孔2aをクランクシャフト3の段付部3
aに挿通した後、リーンホースメント16の中心部の取
付孔16aを段付部3aに挿通し、ドライブプレート2
の取付孔2a外周囲の同心円上に穿設された複数のボル
ト挿通孔2bとリーンホースメント16の取付孔16a
外周囲の同心円上に穿設された複数のボルト挿通孔16
bとの位置を合わせてボルト17を挿通し、クランクシ
ャフト3に締結する。
【0016】リーンホースメント16は、ドライブプレ
ート2に対する補強部材であり、クランクシャフト3端
部の軸径より若干大きい円板部材で構成され、図1に示
すように、リーンホースメント16のボルト挿通孔16
bの周囲に、ボルト17の座面に当接して弾性的に変形
するボルト受け部16cが形成されている。
【0017】リーンホースメント16のボルト受け部1
6cは、図2に示すように、断面形状が高さHのエンボ
ス状に形成され、中央にボルト挿通孔16bが穿設され
ている。クランクシャフト3への組み付けに際しては、
リーンホースメント16のボルト受け部16cの凹面側
をドライブプレート2に重ね、凸面側がボルト17の座
面に当接するように配設してボルト17で締結する。ボ
ルト17を締結した状態では、図示するように、リーン
ホースメント16のボルト受け部16cはボルト17の
軸推力によって弾性的に変形し、ボルト挿通孔16b周
囲に面圧を分散してドライブプレート2を押圧する。
【0018】以上のリーンホースメント16を併用し、
ドライブプレート2を介してクランクシャフト3に連設
される自動変速機では、エンジン運転に伴いクランクシ
ャフト3が回転すると、このクランクシャフト3の回転
トルクがドライブプレート2を介してフロントカバー
5,該フロントカバー5と一体のインペラカバー6に保
持されたポンプインペラ7に伝達され、さらに、ATF
を介してタービンライナ8に伝達される。そして、この
伝達されたトルクは、トルクコンバータ出力軸4から後
段の図示しない変速機構に出力される。
【0019】さらに、クランクシャフト3の回転トルク
が増加すると、トルクコンバータ1では、フロントカバ
ー5にロックアップクラッチ14が係合すると共に、ロ
ックアップピストン13にトーショナルダンパ15が係
合し、タービンライナ8を介さずに、直接、クランクシ
ャフト3の回転トルクがトルクコンバータ出力軸4に伝
達される。
【0020】この場合、エンジン運転中のドライブプレ
ート2には、トルクコンバータ1側からのスラスト力や
エンジン側と変速機側との軸心のズレによる曲げモーメ
ントが作用する。これらの繰り返し加重は、ドライブプ
レート2自体の弾性変形によって一部が吸収され、残り
はクランクシャフト3への取り付けボルト17のボルト
座外周での剪断応力として作用する。
【0021】しかしながら、本発明によるリーンホース
メント16を用いて締結したドライブプレート2におい
ては、ボルト受け部16cでの弾性的変形による面圧の
分散により、ボルト座面に過大な剪断応力が集中するこ
とがなく、応力集中を緩和してドライブプレート2にか
かる負荷を軽減することができる。
【0022】このため、ドライブプレート2の耐久性を
大幅に向上することができるばかりでなく、従来に比較
してエンジン側と変速機側とのアライメントの狂いに対
する許容度が大きく、ドライブプレート2への過大入力
に対する安全度を大幅に向上することができる。
【0023】また、リーンホースメント16のボルト受
け部16cからボルト17に常に一定の突っ張り力が作
用するため、エンジンや変速機からの振動、車体振動に
対してボルト17の緩みを確実に防止することができ、
信頼性を向上することができる。さらに、ドライブプレ
ート2には、高価な高強度の材料を使用することなく、
安価な通常の強度の材料を使用することが可能であり、
コスト低減に寄与することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
ライブプレートをクランクシャフトに締結するボルトの
座面周囲に作用する応力がリーンホースメントのボルト
受け部の弾性的変形によって分散されるため、ドライブ
プレートの締結部での応力集中を緩和して耐久性を向上
することができる。
【0025】また、従来に比較してエンジン側と変速機
側とのアライメントの狂いに対する許容度が大きくな
り、ドライブプレートへの過大入力に対する安全度を向
上することができる。さらには、ドライブプレートに高
価な高強度の材料を使用することなく、安価な通常の強
度の材料を使用することを可能とし、コスト低減を図る
ことができる等優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リーンホースメントの正面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】自動変速機の断面図
【図4】ドライブプレートをリーンホースメントを介し
てクランクシャフトに取り付けた状態を示す説明図
【符号の説明】
1 …トルクコンバータ 2 …ドライブプレート 3 …クランクシャフト 16 …リーンホースメント 16b…ボルト挿通孔 16c…ボルト受け部 17 …ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランクシャフトと動力伝達
    手段とを連結するドライブプレートを補強し、複数のボ
    ルトによって上記ドライブプレートと共に上記クランク
    シャフトの端部に締結されるドライブプレート締結用リ
    ーンホースメントであって、 上記リーンホースメントに穿設した上記ボルトの挿通孔
    の周囲に、上記ボルトの座面に当接して弾性的に変形
    し、上記ボルトの軸力を分散するボルト受け部を設けた
    ことを特徴とするドライブプレート締結用リーンホース
    メント。
  2. 【請求項2】 上記ボルト受け部をエンボス形状として
    中央に上記ボルトの挿通孔を穿設したことを特徴とする
    請求項1記載のドライブプレート締結用リーンホースメ
    ント。
JP11165926A 1999-06-11 1999-06-11 ドライブプレート締結用リーンホースメント Pending JP2000352453A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1744064A1 (en) * 2005-07-11 2007-01-17 Mazda Motor Corporation Clamping method using a threaded fastener and member to be thread-clamped
JP2008175306A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Mazda Motor Corp ドライブプレートの製造方法及びドライブプレート

Cited By (3)

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EP1744064A1 (en) * 2005-07-11 2007-01-17 Mazda Motor Corporation Clamping method using a threaded fastener and member to be thread-clamped
US7757367B2 (en) 2005-07-11 2010-07-20 Mazda Motor Corporation Method for tightening a threaded fastener to clamp a thread-clamped member
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