JP2000352263A - ウインドレギュレータのウインドパネル姿勢調整装置 - Google Patents

ウインドレギュレータのウインドパネル姿勢調整装置

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JP2000352263A
JP2000352263A JP11165812A JP16581299A JP2000352263A JP 2000352263 A JP2000352263 A JP 2000352263A JP 11165812 A JP11165812 A JP 11165812A JP 16581299 A JP16581299 A JP 16581299A JP 2000352263 A JP2000352263 A JP 2000352263A
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Japan
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movable stopper
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JP11165812A
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Hisato Tatsumi
久人 辰己
Shunsuke Tamura
俊輔 田村
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの端末部やレールの取付位置のズレ
に起因して、2本のレール上の移動体の高さが相違した
場合でも、ウインドパネルの姿勢が調整可能なウインド
レギュレータを提供する。 【解決手段】 可動ストッパー15と移動体6との間に
は、可動ストッパー15を案内する案内支持部6bと、
所定ピッチで位置決め可能な噛み合い機構6c,15c
と、噛み合い機構6c,15cの噛み合いを解除して噛
み合い位置を変更可能な非拘束状態と、噛み合い機構6
c,15cの噛み合いを維持する拘束状態とに切り替え
可能な拘束手段17とを有するので、噛み合い機構6
c,15cにより適正な位置に可動ストッパー15を調
整でき、確実にウインドパネル3の支持位置が確保され
るので、調整後の位置ズレも無くウインドパネル3の姿
勢保持安定性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウインドレギュレ
ータのウインドパネル姿勢調整装置に関し、特に駆動装
置に伝達部材を介し連結され、上下方向を向く一対のレ
ールに昇降可能に案内された移動体にウインドパネルの
下端部を支持したウインドレギュレータのウインドパネ
ル姿勢調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような装置は、特開平9−1692
13号公報に開示されている。相互に平行でウインドパ
ネルの走行方向にも平行であり、垂直よりわずかに傾斜
した方向に向けられている一対のレールと、各レールの
上を軸線に沿って摺動することのできるように取付けら
れた移動体と、各移動体に固着されウインドパネルを支
持する締結支持部と、レールに沿って張渡したケーブル
とを具備している。
【0003】ケーブルの一端部は、それぞれ一対のレー
ルの間に配置されたモーターユニットからなる駆動装置
に連係されている。ケーブルの他端部は、レールの両端
部で遊動プーリを通過し、ウインドパネルの下端縁を支
持する締結支持部が固着された移動体に連結されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のウインドレ
ギュレータにあっては、ケーブルは、柔軟性が要求され
るため、撚線から形成されている。このため、張力によ
って伸び縮みが発生し、端末部をケーブルに形成する
際、正確に位置を合わせても、ウインドレギュレータの
移動体に連結した場合、伸びが生じ加工時における位置
と変化が生じてしまうおそれがある。
【0005】また、ケーブルの端末部の位置が正確であ
っても、レールは、別々に車体に取り付けられるので、
製造ラインでの取付の際、2本のレールの取付間隔が短
くなると、2本のレールに掛け渡されたケーブルに弛み
が生じ、ケーブルに連結された移動体の高さが所定位置
から変化してしまうおそれがある。
【0006】このように、ケーブル端末部が連結されて
いる移動体のレール上での相互の高さが変化すると、移
動体に支持されたウインドパネルが所定の姿勢から傾斜
した状態となって見栄えが悪い。また、ウインドパネル
の昇降をガイドするグラスランにウインドパネルの縁が
偏って摺動することになり、グラスランの劣化を早め部
品の耐久性を低下させるおそれがある。
【0007】本発明は、このような従来の技術に着目し
てなされたもので、ケーブルの端末部やレールの取付位
置のズレに起因して、2本のレール上の移動体の高さが
相違した場合でも、ウインドパネルの姿勢が調整可能な
ウインドレギュレータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
駆動装置とケーブルとを介し連結され、上下方向を向く
一対のレールにそれぞれ昇降可能に案内された一対の移
動体にウインドパネル下端縁を支持するストッパーを突
設してなるウインドレギュレータのウインドパネル姿勢
調整装置において、少なくとも一方の移動体に突設され
たストッパーは、ウインドパネルを支持する支持部の位
置が上下方向に調整可能な可動ストッパーであって、可
動ストッパーと移動体との間には、可動ストッパーを案
内する案内支持部と、所定ピッチで位置決め可能な噛み
合い機構と、噛み合い機構の噛み合いを解除して噛み合
い位置を変更可能な非拘束状態と、噛み合い機構の噛み
合いを維持する拘束状態とに切り替え可能な拘束手段と
を有するものである。
【0009】請求項1記載の発明によれば、噛み合い機
構により適正な位置に可動ストッパー15を調整でき、
確実にウインドパネル3の支持位置が確保されるので、
調整後の位置ズレも無くウインドパネル3の姿勢保持安
定性が向上する。
【0010】また2本のレール上の移動体同士の高さの
寸法精度が確保出来なくても、ウインドパネルの姿勢を
調整可能なので、見栄えが向上するとともにグラスラン
等の構成部品の耐久性を向上させることが出来る。
【0011】請求項2記載の発明は、案内支持部は、上
下方向に沿って移動体に立設されており、噛み合い機構
は、該案内部に刻設された固定ラック歯と、可動ストッ
パーに刻設され固定ストッパーに噛み合い可能な可動ラ
ック歯と、該可動ラック歯を固定ラック歯との噛み合い
方向に付勢する補助付勢手段とから構成されてなるもの
である。
【0012】請求項2記載の発明によれば、噛み合い機
構を可動ラック歯と固定ラック歯とで構成し、調整時
は、補助付勢手段で円滑にラック歯同士の噛み合い状態
を変更できるので、調整作業が簡単で作業性が向上す
る。
【0013】請求項3記載の発明は、案内支持部は、可
動ストッパーをウインドパネル下端縁に沿う方向と異な
る方向に移動可能に案内するよう移動体に配設されてお
り、噛み合い機構は、案内支持部の案内方向に沿って刻
設された固定ラック歯と、可動ストッパーの移動体に臨
む面に刻設され、案内支持部の延在する方向と平行に刻
設された可動ラック歯とからなるものである。
【0014】請求項3記載の発明によれば、調整完了後
にウインドパネル側から可動ストッパーが外力を受けて
も、可動ストッパーは、位置ズレしにくく、位置決め安
定性が高い。
【0015】さらに、移動体と可動ストッパーとの間に
は、可動ストッパーの移動方向に沿って可動ラック歯、
固定ラック歯による「噛み合い機構」が介在しているの
で、ラック歯の噛み合い位置を変更することで、微妙な
位置調整が容易となり、調整の作業性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に示されるドア1に取り付けら
れたウインドレギュレータ2は、相互に平行でウインド
パネル3の走行方向に平行であり、垂直よりわずかに傾
斜した位置に向けられている2つのレール4,5と、各
レール4,5の上を軸線に沿って摺動することのできる
ように取付けられた移動体6,7と、各移動体6,7に
固着されウインドパネル3を支持する締結支持部8,9
と、レール4,5に沿うとともにレール4,5間をX字
状に掛け渡されたケーブル10,11とを具備してい
る。各ケーブル10,11の端部は、図示省略した周知
の手段で移動体6,7に連結されている。
【0017】ケーブル10,11の一端部は、レール
4,5の間に配置され且つX字状に掛け渡されたケーブ
ル10,11の中央部に位置するとともに、モーターユ
ニット12を有する駆動装置13に連係されている。ケ
ーブル10,11の他端部は、レール4,5の両端部で
遊動プーリ14を通過し、ウインドパネル3の下端縁3
aを支持する締結支持部8,9が固着された移動体6,
7に連結されている。
【0018】レール4に沿って摺動することができるよ
うに配置された図示左方のフロント側の移動体6には、
ウインドパネル姿勢調整装置Mが配設されている。移動
体6には、ウインドパネル3の上下方向の位置を調整可
能な可動ストッパー15が突設され、レール5に沿って
摺動することができるように配置されたリア側の移動体
7には、従来公知の固定ストッパー16が突設されてい
る。
【0019】移動体6の側端縁6aには、「案内支持
部」であるガイド壁6bが上下方向に沿って立設され、
ガイド壁6bの内側面には、固定ラック歯6cが刻設さ
れている。
【0020】可動ストッパー15は、弾性変形可能な合
成樹脂材で成形されており、該可動ストッパー15の上
方には、ウインドパネル3の下端縁3aを支持する支持
部15aが形成されている。可動ストッパー15の側縁
部15bには、ガイド壁6bの固定ラック歯6cと噛み
合い可能な可動ラック歯15cとが刻設されている。可
動ストッパー15の可動ラック歯15cの背面には、
「補助付勢手段」である舌片状の板バネ部15dが、下
端部から斜め上方に向かい突設されている。
【0021】押えブラケット17は、断面クランク状に
屈曲形成された板材からなる。一方の平面は、取付部1
7aであり、長手方向に沿って穿設された長孔17bを
介して、移動体6に形成されたねじ孔6dに取付ビス1
8をもって締結されている。他方の平面は、押え部17
cであり、取付部17aと平行に延設され、可動ストッ
パー15を移動体6に拘束可能に支持するよう、可動ス
トッパー15に覆設されている。取付部17aと押え部
17cの間には、両者をつなぐ連結部17dが形成され
ている。
【0022】可動ストッパー15は、押えブラケット1
7の押え部17cと連結部17dによって2方向から支
持されている。可動ラック歯17cは、板バネ部15d
を間に介し、連結部17dによって固定ラック歯6cに
押し付けられている。
【0023】締結支持部8は、移動体6に固着された固
定部分8aと、ウインドパネル3に直交する方向に配設
されたボルト19により、固定部分8aにねじ孔20a
でもって締結された押え板20からなる。固定部分8a
と押え板20は、プレス成形加工によって製造され、そ
の間にウインドパネル3を締め付け固定するようになっ
ている。
【0024】次に、第1実施形態の作用を説明する。ウ
インドレギュレータ2の移動体6にウインドパネル3を
取り付けるには、ねじ孔20aに螺合したボルト19
を、弛め開いた状態にした押え板20と固定部分8aと
の間にウインドパネル3の下端縁3aを差し入れ、可動
ストッパー15の支持部15a及び固定ストッパー16
の上に載置する。
【0025】ここでウインドパネル3の姿勢を確認し、
正規の姿勢よりウインドパネル3が傾いているときは、
フロント側の移動体6に設けられた押えブラケット17
の取付ビス18を弛める。
【0026】取付ビス18を弛めると、押えブラケット
17は、長孔17b介し締結されているので、長孔17
bの長手方向の寸法と取付ビス18の径の隙間の範囲で
移動可能となる。押えブラケット17を図示右方向の可
動ラック歯15cから遠ざかる方向に移動すると、可動
ラック歯15cの背面に形成された板バネ部15dと可
動ストッパー15との間に隙間が生ずる。よって、可動
ラック歯15cと固定ラック歯6cとの噛み合いが解除
可能となり、可動ストッパー15は、上下方向に移動可
能となる。すなわち、可動ストッパー15を上下方向に
移動させると板バネ部15dは、可動ラック歯15cが
固定ラック歯6cを乗り越えるごとに弾性変形して可動
ストッパー15の動きを吸収するので、可動ストッパー
15は、ガイド壁6bに沿って移動可能となる。
【0027】ここで可動ストッパー15を上下に適宜移
動させて、ウインドパネル2が適正な位置になるよう調
整する。この可動ストッパーの調整作業に伴い、ウイン
ドパネル支持部15aに支持されているウインドパネル
3の下端部3aが上下し、固定ストッパー16を支点と
してウインドパネル3の姿勢が調整される。
【0028】ウインドパネル3が所望の姿勢になった
ら、押えブラケット17を板バネ部15dの付勢力に抗
して、図3における可動ストッパー15の左方向に移動
させる。すると、板バネ部15dは、可動ストッパー1
5に押し付けられ、可動ストッパー15は、連結部17
dによってガイド壁6bに押し付けられ、可動ラック歯
15cと固定ラック歯6cとの確実な噛み合いが維持さ
れる拘束状態となり、調整作業は、完了する。
【0029】第1実施形態によれば、噛み合い機構を可
動ラック歯15cと固定ラック歯6cとで構成し、調整
時は、補助付勢手段である板バネ部15dの付勢力で円
滑にラック歯6c、15c同士の噛み合い状態を変更で
きる。適正な位置に可動ストッパー15を調整できた
ら、可動ラック歯15cの噛み合い方向に押えブラケッ
ト17を移動すれば可動ラック歯15c拘束され確実に
ウインドパネル3の支持位置が確保されるので、調整作
業が簡単になるとともに調整後の位置ズレも無くウイン
ドパネル3の姿勢保持安定性が向上する。
【0030】つぎに、本発明の第2の実施形態を図面に
基づいて説明する。第1の実施形態と同様の構成につい
ては、説明を省略する。
【0031】移動体26の下縁には、ウインドパネル3
の下端縁3aに沿う方向Aに対し所定角度α傾斜する方
向Bに沿って「案内支持部」である案内段部26aが突
設されている。案内段部26aの上方には、ねじ孔26
bが形成され、さらに上方には、案内段部26aと平行
に固定ラック歯26cが刻設されている。
【0032】可動ストッパー35は、板状に形成され、
上部には、円弧状をなすウインドパネル3の下端縁3a
を支持する支持部35aが形成されている。案内段部2
6aの上面26dには、可動ストッパー35の下端縁3
5bが支持されている。可動ストッパー35の中央部に
は、移動体26に移動可能に組み付けるために、長孔3
5cが穿設されている。長孔35cの軸線方向は、下端
縁35bの沿う方向と平行となっている。可動ストッパ
ー35の裏面の長孔35cの上方には、可動ラック歯3
5dが下端縁35bと沿う方向に平行に刻設されてい
る。
【0033】可動ストッパー35の長孔35cに挿入さ
れた取付ビス18は、長孔35cに貫通し、移動体26
のねじ孔26bに螺合している。このとき、移動体26
の固定ラック歯26cと可動ストッパー35の可動ラッ
ク歯35dとは、噛み合っており、取付ビス18により
噛み合い方向に拘束されている。
【0034】長孔35cの幅は、取付ビス18の径より
わずかに広く設定されているため、取付ビス18を弛め
た際、該取付ビス18は、長孔35c内を円滑に移動す
ることが出来る。
【0035】締結支持部8は、移動体6に固着された固
定部分8aと、ウインドパネル3に直交する方向に配設
されたボルト19により、固定部分8aにねじ孔20a
でもって締結された押え板20からなる。固定部分8a
と押え板20とは、プレス成形加工によって製造され、
その間にウインドパネル3を締め付け固定するようにな
っている。
【0036】第2実施形態の作用を説明する。ウインド
レギュレータ2の移動体26に、ウインドパネル3を取
り付けるには、ボルト19を弛めて、開いた状態にした
押え板20と固定部分8aとの間にウインドパネル3の
下端縁3aを差し入れ、可動ストッパー35の支持部3
5a及び固定ストッパー16の上に載置する。
【0037】ここで、ウインドパネル3の姿勢を確認
し、正規の姿勢よりウインドパネル3が傾いているとき
は、フロント側の移動体26に設けられた可動ストッパ
ー35の取付ビス18を弛める。
【0038】取付ビス18を弛めると、可動ラック35
dは、固定ラック歯26cとの噛み合いが変更可能な状
態となり、案内段部26aの上面26dに沿って移動可
能となるので、ウインドパネル3が所望の姿勢になるま
で可動ストッパー35を長孔35cに沿って動かし調整
する。このとき、案内段部26aの上面26dに沿う方
向Aとウインドパネル3の下端縁3aに沿う方向Bと
は、所定角度αだけ傾斜しているので、可動ストッパー
35の支持部35aの上下方向の位置は、移動体26に
対し上下に適宜移動することになる。それに従い、ウイ
ンドパネル3の支持部35aに支持されている下端部3
aが上下動し、固定ストッパー16を支点としてウイン
ドパネル3の姿勢が調整される。
【0039】ウインドパネル3が所望の姿勢になった
ら、可動ストッパー35の取付ビス18を締め付ける
と、可動ラック歯35dと固定ラック歯26cは、再び
確実に噛み合い拘束されるので、ウインドパネル3の姿
勢調整作業は、完了する。
【0040】第2の実施形態によれば、可動ストッパー
35がウインドパネル3の下端縁3aに沿う方向Aに対
し、所定角度α傾斜して配置された方向Bに沿った案内
段部26aの上面26dを移動することによって、可動
ストッパー35の支持部35aの上下位置を調整するの
で、調整完了後にウインドパネル3側から可動ストッパ
ー35が外力を受けても、可動ストッパー35は、位置
ズレしにくく、位置決め安定性が高い。
【0041】さらに、移動体26と可動ストッパー35
の間には、可動ストッパー35の移動方向に沿って可動
ラック歯35d、固定ラック歯26cによる「噛み合い
機構」が介在しているので、ラック歯の噛み合い位置を
変更することで、微妙な位置調整が容易となり、調整の
作業性が向上する。
【0042】
【発明の効果】第1実施形態によれば、噛み合い機構に
より適正な位置に可動ストッパー15を調整でき、確実
にウインドパネル3の支持位置が確保されるので、調整
後の位置ズレも無くウインドパネル3の姿勢保持安定性
が向上する。
【0043】また2本のレール上の移動体同士の高さの
寸法精度が確保出来なくても、ウインドパネルの姿勢を
調整可能なので、見栄えが向上するとともにグラスラン
等の構成部品の耐久性を向上させることが出来る。
【0044】請求項2記載の発明によれば、噛み合い機
構を可動ラック歯と固定ラック歯とで構成し、調整時
は、補助付勢手段で円滑にラック歯同士の噛み合い状態
を変更できるので調整作業が簡単で作業性が向上する。
【0045】請求項3記載の発明によれば、調整完了後
にウインドパネル側から可動ストッパーが外力を受けて
も、可動ストッパーは、位置ズレしにくく位置決め安定
性が高い。
【0046】さらに、移動体と可動ストッパーの間に
は、可動ストッパーの移動方向に沿って可動ラック歯、
固定ラック歯による「噛み合い機構」が介在しているの
で、ラック歯の噛み合い位置を変更することで微妙な位
置調整が容易となり、調整の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるウインドレギ
ュレータが取り付けられたドアを示す側面図。
【図2】本発明の第1の実施形態のウインドパネル姿勢
調整装置を示す斜視図。
【図3】図2のウインドパネル姿勢調整装置を示す拡大
側面図。
【図4】図3のウインドパネル姿勢調整装置を示す下面
図。
【図5】ウインドパネル姿勢調整装置を示す拡大斜視
図。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】本発明の第2の実施形態のウインドパネル姿勢
調整装置を示す斜視図。
【図8】図7のウインドパネル姿勢調整装置を示す拡大
側面図。
【図9】図8のウインドパネル姿勢調整装置を示す下面
図。
【符号の説明】
M ウインドパネル姿勢調整装置 2 ウインドレギュレータ 3 ウインドパネル 3a 下端部 4,5 レール 6,7 移動体 6b ガイド壁(案内支持部) 6c,26c 固定ラック歯(噛み合い機構) 10,11 ケーブル 15,35 可動ストッパー 15a,35a 支持部 15c,35d 可動ラック歯(噛み合い機構) 15d 板バネ部(補助付勢手段) 16 固定ストッパー 17 押えブラケット(拘束手段) 18 取付ビス(拘束手段) 26a 案内段部(案内支持部) A 案内段部の方向 B ウインドパネル下端縁に沿う方向 α 傾斜角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置とケーブルとを介し連結され、
    上下方向を向く一対のレールにそれぞれ昇降可能に案内
    された一対の移動体にウインドパネル下端縁を支持する
    ストッパーを突設してなるウインドレギュレータのウイ
    ンドパネル姿勢調整装置において、 少なくとも一方の移動体に突設されたストッパーは、ウ
    インドパネルを支持する支持部の位置が上下方向に調整
    可能な可動ストッパーであって、可動ストッパーと移動
    体との間には、可動ストッパーを案内する案内支持部
    と、所定ピッチで位置決め可能な噛み合い機構と、噛み
    合い機構の噛み合いを解除して噛み合い位置を変更可能
    な非拘束状態と、噛み合い機構の噛み合いを維持する拘
    束状態とに切り替え可能な拘束手段とを有すること特徴
    とするウインドレギュレータのウインドパネル姿勢調整
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウインドレギュレータの
    ウインドパネル姿勢調整装置であって、 前記案内支持部は、上下方向に沿って移動体に立設され
    ており、 前記噛み合い機構は、該案内部に刻設された固定ラック
    歯と、可動ストッパーに刻設され固定ストッパーに噛み
    合い可能な可動ラック歯と、該可動ラック歯を固定ラッ
    ク歯との噛み合い方向に付勢する補助付勢手段とから構
    成されてなることを特徴とするウインドレギュレータの
    ウインドパネル姿勢調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のウインドレギュレータの
    ウインドパネル姿勢調整装置であって、 前記案内支持部は、可動ストッパーをウインドパネル下
    端縁に沿う方向と異なる方向に移動可能に案内するよう
    移動体に配設されており、 前記噛み合い機構は、案内支持部の案内方向に沿って刻
    設された固定ラック歯と、可動ストッパーの移動体に臨
    む面に刻設され且つ案内支持部の延在する方向と平行に
    刻設された可動ラック歯とからなることを特徴とするウ
    インドレギュレータのウインドパネル姿勢調整装置。
JP11165812A 1999-06-11 1999-06-11 ウインドレギュレータのウインドパネル姿勢調整装置 Pending JP2000352263A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100875753B1 (ko) 2007-06-08 2008-12-24 주식회사 광진엔지니어링 윈도우 레귤레이터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100875753B1 (ko) 2007-06-08 2008-12-24 주식회사 광진엔지니어링 윈도우 레귤레이터

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