JP2000351834A - カリックス[4]アレーン重合体、その製造方法およびこれを使用した2価鉛イオンの分離方法 - Google Patents

カリックス[4]アレーン重合体、その製造方法およびこれを使用した2価鉛イオンの分離方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2価の鉛イオン含有水溶液から鉛イオンをよ
り効率的に分離・除去・回収する。 【解決手段】 カリックス[4]アレーン、トリオキサ
ンおよび酢酸を混合して加熱攪拌し、これにさらに硫酸
および酢酸の混合物を加えて、再度加熱攪拌し、冷却
後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、析出させるこ
とを特徴とするカリックス[4]アレーン重合体の製造
方法。及び得られた下記の化学式を繰り返し単位とする
カリックス[4]アレーン重合体に鉛イオンを吸着させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4量体のカリック
ス[4]アレーンを高分子化する技術、およびこの化合
物に2価鉛イオンを包接させることにより、種々のイオ
ンが共存する水溶液から2価鉛イオンを選択的に分離す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】鉛イオンをこれ以外の各種イオンから分
離する技術は、環境中から有害金属を除去するために、
あるいは電気・電子材料用の高純度金属製造に際して、
不純物金属を除去するために極めて重要である。一方、
カリックスアレーン化合物は米国のGutsche 等が197
8年に安価な合成方法を開発したのを機に、シクロデキ
ストリン、クラウンエーテルに次ぐ第3の大環状包接化
合物として、分子およびイオン認識・分離機能の点で注
目されてきた。しかし、この化合物は有機溶媒に対する
溶解度が極めて小さいため、これを溶媒抽出用の抽出剤
として使用するのは適当でない。したがって、このよう
な化合物は吸着剤や分離膜として固体の状態で使用し、
極微量に存在する特定の物質を選択的に認識・分離する
方が現実的である。
【0003】そこで、種々のカリックスアレーン化合物
をグリシジルメタクリレート等の水に不溶性の支持体に
固定化し、これを吸着剤としてクロマトグラフィーに適
用し、光学異性体の分離を可能にする技術がある(参
照:昭和電工(株)、特開平6−58920および特開
平5−264531)。しかし、上記技術では、吸着剤
に含まれるカリックスアレーンの官能基の割合が乾燥し
た吸着剤1kgあたりわずか20mmolにすぎず、こ
れを金属イオンの吸着剤として利用するにはあまりにも
低過ぎる。また、本発明者等は、カリックスアレーンカ
ルボン酸誘導体をポリアリルアミンに固定化する方法、
ならびにこれを利用して、2価の鉛イオンを吸着・分離
する方法を開発した(特開平11−70383)。しか
し、この吸着剤には1級および2級のアミノ基が残存し
ており、処理条件によっては2価鉛イオン以外の金属が
吸着することもあり、また、鉛イオンの交換容量は乾燥
した吸着剤1kgあたり数百mmolであり、さらなる
容量アップが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、鉛
イオンに対して優れた選択性を有し、調製が容易で、安
価な吸着剤を開発して、鉛イオン含有水溶液から鉛イオ
ンをより効率的に分離・除去・回収する方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、カリックスアレー
ン化合物の新たな高分子化・樹脂化の方法を発見し、ま
た、これらが2価の鉛イオンに対して高い選択牲を有す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明の構成は以下のとおりである。 (1)下記の化学式を繰り返し単位とするカリックス
[4]アレーン重合体。
【化3】 式中、未結合手は別のカリックス[4]アレーンと結合
し、カリックス[4]アレーンのベンゼン環同士が互い
にメチレン基を介して結合し網状構造を構成する。ま
た、繰り返し数は10〜1000が好ましい。 (2)前記カリックス[4]アレーン重合体よりなる吸
着剤であることを特徴とする。 (3)2価の鉛イオンを包接した前記カリックス[4]
アレーン重合体よりなる包接化合物であることを特徴と
する。 (4)前記カリックス[4]アレーン重合体の製造方法
であって、化学式
【化4】 で表されるカリックス[4]アレーン、トリオキサンお
よび酢酸を混合して加熱攪拌し、これにさらに硫酸およ
び酢酸の混合物を加えて、再度加熱撹拝し、冷却後、炭
酸水素ナトリウム水溶液を加えて、析出させることを特
徴とする。 (5)前記カリックス[4]アレーン重合体を2価鉛イ
オンの吸着剤として使用し、2価鉛イオンを分離する方
法であることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態をさら
に詳細に説明する。実際の吸着操作においては、本発明
にかかる重合体からなる吸着ゲルを所定量、被処理水溶
液と共にタンクに入れ、攪拌して2価鉛イオンを吸着さ
せた後、その吸着ゲルを濾過により、分離するというバ
ッチ操作も可能であるし、あるいは本発明にかかる重合
体を吸着剤として充填したカラムに被処理水溶液を流
し、鉛イオンを吸着させるという連続操作も可能であ
る。また、このようにして鉛を除去した後の水溶液は、
外に放流することができるし、その処理後の水溶液中に
有用な金属イオンが含まれている場合にはそれらの回収
処理に廻すことも可能である。一方、鉛を吸着した後の
吸着剤は、例えば、高濃度の硝酸水溶液と接触させるこ
とにより、鉛を純度良く高濃度で回収することが可能で
ある。
【0007】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 (1)実施例1 本発明にかかる4 量体のカリックス[4]アレーンを繰
り返し単位とする重合体の製造方法は以下のとおりであ
る。この化合物はカルボキシル基を包接側(空洞側)に
有する。先ず、[化5]の左端の化学式に示す市販のカ
リックス[4〕アレーンを使用し、この化合物の4つの
フェノール性水酸基に、既往の方法にしたがい、ブロモ
酢酸エチルエステルを作用させ、酢酸エチルエステルの
官能基に変換した。
【化5】 次に、こうして得られた化合物を、既往の方法に従い、
[化6]に示すように、テトラヒドロフラン中で水酸化
カリウムを用いてエステルの加水分解を行い、カルボキ
シル基の官能基にすることにより、25、26、27、
28−テトラキス(カルボキシメトキシ)カリックス
[4]アレーンを得た。
【化6】 その次に、このカリックス[4]アレーンを、[化7]
に示すように、トリオキサンと反応させることにより、
目的生成物である本発明にかかるカリックス[4]アレ
ーン重合体を得た。
【化7】 [化7]の反応を詳述すると、25、26、27、28
−テトラキス(カルボキシメトキシ)カリックス[4]
アレーン5g、トリオキサン3.7g、酢酸30gを二
口フラスコに加え、窒素気流中、80℃で加熱攪拌し
た。これに硫酸5gと酢酸15gとの混合物を30分か
けて滴下した。この混合物を110℃で8時間加熱攪拌
した後冷却した。得られた反応混合物を5%の炭酸水素
ナトリウム水溶液1.5l中に入れ、固形物を析出さ
せ、これを濾別後、温水、1Mの塩酸、蒸留水をこの順
で用いて洗浄した。洗浄した固形物を80℃で12時間
加熱した後、50mMの水酸化ナトリウム水溶液と共に
攪拌して未反応の原料を除去した。さらに蒸留水、1M
の塩酸、蒸留水をこの順で用いて洗浄し、再び80℃で
乾燥した。この乾燥固形物を乳鉢にて粉砕し、4.7g
の黒色固体粉末の最終生成物を得た。
【0008】(2)実施例2 2価の鉛イオン、亜鉛イオン、銅イオン、コバルトイオ
ン、ニッケルイオン、または3価の鉄イオンに対する、
本発明にかかる重合体よりなる吸着剤の吸着能を調べ
た。2価の鉛イオン、亜鉛イオン、銅イオン、コバルト
イオン、ニッケルイオン、または3価の鉄イオンを0.
1mMの濃度でそれぞれ1種類ずつ含む種々のpHの水
溶液10mlを調製する。これと実施例1の方法により
合成した吸着剤20mgをそれぞれフラスコに入れ、3
0℃で5時間振り混ぜた後、吸着剤を濾別し、濾液中に
残存する金属イオン濃度を求め、その濃度とそれらの初
期濃度(0.1mM)の値より、下式に従い、それぞれ
の金属イオンに対する吸着剤の吸着能を吸着百分率とし
て求めた。
【数1】 このようにして求めた各金属イオンの吸着百分率と濾液
のpHとの関係をプロットすると、図1に示すグラフの
ようになる。図1から、鉄と鉛を、銅、亜鉛、ニッケ
ル、コバルトから良好に分離できることが分かる。特に
pHが3.4では、鉛はほぼ100%吸着されているの
に対して亜鉛は全く吸着されておらず、本吸着剤を用い
ることにより、両者を完全に分離できることが明らかで
ある。
【0009】(3)実施例3 本発明にかかる重合体よりなる吸着剤の2価鉛イオンに
対する飽和吸着量を調べた。本吸着剤10mgと20〜
50mMの濃度で2価の鉛イオンを含むpH3.5の水
溶液10mlとをフラスコに入れ、30℃で5時間振り
混ぜ、その後、吸着剤を濾別し、濾液中に残存する金属
イオン濃度を求め、その値とその初期濃度(0.1m
M)の値より、乾燥吸着剤1kgあたりの鉛イオンに対
する吸着量を求めた。この吸着量と濾液中に残存する鉛
イオン濃度との関係を図2のグラフに示す。このグラフ
より、本吸着剤の鉛イオンに対する飽和吸着量は2.4
4mol/kgであることがわかる。この値は、一般の
市販のイオン交換樹脂の交換容量である約2mol/k
gと同程度であり、鉛イオンが2価の金属イオンである
ことを考慮すると、かなり大きな値であると言える。ま
た、この吸着量は、本発明者らによる既出願(特開平1
1ー70383)のカリックスアレーンをポリアリルア
ミンに固定化して得た吸着剤の飽和吸着量、0.62m
ol/kgに比べて、非常に大きな値である。
【0010】(4)実施例4 本発明にかかる重合体からなる吸着剤を充填したカラム
を鉛イオンと亜鉛イオンで破過し、両金属イオンに対す
る分離能を調べる。吸着剤0.10gをpH3.0の希
塩酸水溶液に一晩浸漬させた後、これを上下からガラス
ビーズで挟むようにしてカラムに充填した。2価鉛イオ
ン、亜鉛イオンをそれぞれ100ppmずつ含むpH
3.0の塩酸水溶液を16.4ml/hの流速で通液し
た。カラムの出口から流出する各金属イオンの濃度を測
定し、これをベッド数(それまでに流出した液の体積を
充填した吸着剤の体積(1.42cm3 )で割ることに
より求められる)に対してプロットし、図3のグラフを
得た。このグラフより、ベッド数が約50までは流出液
の中に鉛イオンが殆ど含まれておらず、亜鉛と鉛の完全
な分離が行われていることが分かる。ここで、図4を参
照して、処理装置の概略を説明する。1は吸着カラムで
あり、本発明にかかる吸着剤2を上下からガラスビーズ
3で挟み、その下方にガラスフィルター4、上方に綿5
を配置している。被処理液は、図示しないマイクロチュ
ーブにより供給管6を介してカラム1に供給され、カラ
ムを通過した流出液は排出管7を介して、図示しないフ
ラクションコレクターにより回収される。吸着カラム1
は矢印8の方向に流れる恒温水により温度制御される。
【0011】(5)実施例5 鉛イオンおよび亜鉛イオンを破過するまで通液した上記
カラムに溶離液を流し、両金属イオンに対する分離能を
調べる。実施例4における破過後のカラムをpH3.0
の水で洗浄した後、0.1Mの塩酸水溶液を16.4m
l/hの流速で通液することにより、吸着した金属イオ
ンの溶離を行った。カラムの出口より流出する各金属イ
オンの濃度を測定し、これをベッド数に対してプロット
し、図5のグラフを得た。このグラフから、亜鉛イオン
はわずかしか検出されないのに対して鉛イオンはカラム
通過前の未処理液の濃度と比較して30倍以上に濃縮さ
れて流出していることが分かる。この結果より、本発明
にかかる吸着剤を充填したカラムを用いることにより、
高純度の鉛が高濃度で回収できることが分かる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
2価鉛イオンに対して優れた選択性を有し、調製が容易
で、安価な吸着剤を提供でき、鉛イオン含有水溶液から
鉛イオンをより効率的に分離・除去・回収する方法を提
供できる。また、本発明にかかるカリックス[4]アレ
ーン重合体を吸着剤として使用すれば、例えば、亜鉛め
っき液のように大量の亜鉛イオンの中に微量の鉛イオン
を含有する液中からその微量の鉛を分離・除去すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 各金属イオンの吸着百分率と濾液のpHとの
関係を示す。
【図2】 吸着された鉛イオンの量と濾液中の鉛イオン
の濃度との関係を示す。
【図3】 流出液中の鉛イオンと亜鉛イオンの濃度とベ
ッド数との関係を示す。
【図4】 吸着装置の概略図を示す。
【図5】 溶離液中の鉛イオンと亜鉛イオンの濃度とベ
ッド数との関係を示す。
【符号の説明】
1 吸着カラム 2 吸着剤 3 ガラスビーズ 4 ガラスフィルター 5 綿 6 供給管 7 流出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 隆明 福岡県筑後市長浜1516 Fターム(参考) 4D017 AA01 BA13 CA13 CB01 4D024 AA04 AB17 BA17 BB01 4G066 AA13D AA47D AB05A AB05D AB07A AB07D CA46 DA08 FA07 GA11 4J032 CA04 CA14 CB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の化学式を繰り返し単位とするカリ
    ックス[4]アレーン重合体。 【化1】
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカリックス[4]アレー
    ン重合体よりなる吸着剤。
  3. 【請求項3】 2価の鉛イオンを包接した請求項1記載
    のカリックス[4]アレーン重合体よりなる包接化合
    物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカリックス[4]アレー
    ン重合体の製造方法であって、化学式 【化2】 で表されるカリックス[4]アレーン、トリオキサンお
    よび酢酸を混合して加熱攪拌し、これにさらに硫酸およ
    び酢酸の混合物を加えて、再度加熱撹拝し、冷却後、炭
    酸水素ナトリウム水溶液を加えて、析出させることを特
    徴とするカリックス[4]アレーン重合体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカリックス[4]アレー
    ン重合体を2価鉛イオンの吸着剤として使用することを
    特徴とする2価鉛イオンの分離方法。
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