JP2000351437A - コンベア装置 - Google Patents

コンベア装置

Info

Publication number
JP2000351437A
JP2000351437A JP11159772A JP15977299A JP2000351437A JP 2000351437 A JP2000351437 A JP 2000351437A JP 11159772 A JP11159772 A JP 11159772A JP 15977299 A JP15977299 A JP 15977299A JP 2000351437 A JP2000351437 A JP 2000351437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
rails
power supply
stopper
operating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11159772A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhisa Hongo
信久 本合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FRP KK
Original Assignee
FRP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FRP KK filed Critical FRP KK
Priority to JP11159772A priority Critical patent/JP2000351437A/ja
Publication of JP2000351437A publication Critical patent/JP2000351437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウトを自由に行なえ、然も、作業効率
を大幅に向上することができるコンベア装置を提供す
る。 【解決手段】 断面コ字状の一対のレール13、13を
平行に設ける。レール13、13上に移動自在のパレッ
ト18を設ける。パレット18の進行方向両側に車輪2
1を設ける。車輪21を両レール13、13内にそれぞ
れ転動自在に嵌合させる。レール13に沿ってラックギ
ア14を設ける。パレット18にラックギア14に噛み
合うウォームギア20を設ける。パレット18にウォー
ムギア20を駆動する駆動装置(モータ)19を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平行に設けられた
一対のレール上に駆動装置によって移動自在のパレット
が設けられたコンベア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種コンベア装置は、一端及び他
端に設けられたスプロケット又はプーリー間に張架され
た一対の平行なチェーン又はエンドレスベルトに矩形状
のパレットを所定の間隔で複数載置し、駆動装置により
スプロケット又はプーリーを回転させてチェーン又はエ
ンドレスベルトを駆動し、パレットを水平移動させる構
成とされている。このコンベア装置では、パレットを両
チェーン又はエンドレスベルトに載置狭圧し、その摩擦
力でパレットを移動させている。そして、パレットを停
止する場所のエンドレスベルト間に上下に移動自在のス
トッパを設けている。
【0003】そして、パレットに精密部品等の物品が載
置されエンドレスコンベアにて移動すると、停止位置に
予め設けられ上昇させておいたストッパにパレットが当
接し停止する。パレットに載置された部品はパレットが
ストッパに当接する衝撃により際動いてしまうので、停
止したパレット上の物品の位置だしが行なわれた後、細
かな部品の取付作業等が行なわれていた。そして、パレ
ット上で物品の取り付け作業等が終了した後、ストッパ
を下降させるとパレットは摩擦でエンドレスコンベア上
を移動していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パレッ
トを移動させるため両スプロケット又はプーリー間に張
架された一対のエンドレスコンベアは、両スプロケット
又はプーリー間に張架する以外上下方向、或いは、左右
に曲げては設置できず、エンドレスコンベアのレイアウ
トは限られていた。このため、エンドレスコンベアのレ
イアウトを自由に設置することができるコンベア装置の
開発が望まれていた。
【0005】また、パレットを停止させる際パレットは
所定の速度でストッパに激突していた。パレットがスト
ッパに激突するとパレット上に載置された部品の位置ず
れが発生してしまう。このため、移動するパレットがス
トッパで停止してから部品位置の修正を行なった後部品
取付などの作業を行なわなければならず、位置ずれした
部品の修正に大きな時間ロスが発生して大幅に作業効率
が低下してしまう問題があった。
【0006】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、レイアウトを自由に行な
え、然も、作業効率を大幅に向上することができるコン
ベア装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
コンベア装置は、平行に設けられた一対のレールに移動
自在のパレットを設けたものであって、レールに沿って
設けられたラックギアと、パレットに設けられ、ラック
ギアに噛み合うピニオンギアと、このピニオンギアに噛
み合うウォームギア及び当該ウォームギアを駆動する駆
動装置と、パレットの進行方向両側に設けられた車輪と
を備え、レールは断面コ字状を呈し、車輪は両レール内
にそれぞれ転動自在に嵌合しているものである。
【0008】また、請求項2の発明のコンベア装置は、
上記加えて、一対のレール間に突出自在に設けられたス
トッパと、パレットに設けられた進退自在の作動軸とを
備え、作動軸がストッパに当接すると駆動装置は停止
し、ストッパが作動軸より離間すると駆動装置が駆動す
るようにしたものである。
【0009】また、請求項3の発明のコンベア装置は、
請求項1又は請求項2に加えて、パレットの進行方向と
後退方向に所定寸法作動軸を突出させたものである。
【0010】更に、請求項4の発明のコンベア装置は、
請求項1、請求項2又は請求項3に加えて、所定の間隔
の一対の第1突部と、この第1突部より所定距離広い一
対の第2突部を作動軸に設けると共に、パレットには第
1突部を検出する第1検出手段と、第2突部を検出する
第2検出手段とを設け、作動軸がストッパに当接した時
点で第1検出手段は第1突出部を検出して駆動装置によ
りパレットの移動速度を減速させると共に、作動軸が所
定距離移動した時点で第2の検出手段は第2突出部を検
出して、駆動装置によるパレットの移動を停止させるも
のである。
【0011】更にまた、請求項5の発明のコンベア装置
は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に加え
て、減速したパレットの移動速度を調整する速度調整手
段を設けたものである。
【0012】また、請求項6の発明のコンベア装置は、
請求項1又は請求項2に加えて、両側のレールに沿って
設けられ、それぞれ電源に接続された給電レールと、パ
レットの両側に設けられ、両給電レールにそれぞれ接触
して駆動装置に給電する給電ブラシとを設けたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明のコンベア装置10の平
面図、図2は図1のA−A線矢視図、図3は本発明のコ
ンベア装置10の縦断側面図、図4は本発明のコンベア
装置10の電気回路ブロック図をそれぞれ示している。
コンベア装置10は平行に設けられた一対のレール1
3、13とパレット18とから構成されている。
【0014】両レール13、13はアルミニウムなどの
軽金属にて構成され、延在して設けられたベース板11
に所定の間隔で立設されたこれもまたアルミニウムなど
の軽金属にて構成されたレール取付部材12、12の内
側に対向して取り付けられている。両レール13、13
は平行に取り付けられ、このレール13、13上方には
受け板13A(片側図示せず)がボルト13Bにて固定
されており、これによって、レール13は断面コ字状に
形成されている。即ち、両レール13、13は断面コ字
状に形成された開口を対向して設けられ、この開口に後
述するパレット18両側に設けられた車輪21が転動自
在に嵌合するように構成されている。
【0015】また、どちらか一方のレール13(この場
合、左側)に沿ってラックギア14が設けられており、
このラックギア14はレール13の下方側面に設けられ
ている。ラックギア14は他方のレール13側に対向し
て設けられ、後述するピニオンギア20Aを介してウォ
ームギア20に噛み合うように構成されている。
【0016】また、両レール取付部材12、12にはレ
ール13、13に沿ってそれぞれ給電レール15、15
が設けられており、この給電レール15、15はレール
13、13と、受け板13Aとの間に設けられると共
に、両レール取付部材12、12より所定距離突出して
設けられている。両給電レール15、15はレール取付
部材12、12に凹陥取り付けされた絶縁体で周囲を絶
縁されると共に、先端は後述するパレット18に設けら
れた各給電ブラシ29、29が接触するように構成され
ている。即ち、両給電レール15、15は絶縁体にてレ
ール取付部材12と絶縁され、両給電レール15、15
がショートしないように構成されている。
【0017】また、ベース板11にはストッパ16が立
設されており、このストッパ16の下方はベース板11
に回動自在に枢支されると共に、ストッパ16には吸引
式のソレノイド17が取り付けられている。ストッパ1
6の先端は後述する作動軸23の先端まで延在してお
り、このストッパ16の先端に作動軸23が当接するよ
うに構成されている。そして、ソレノイド17が吸引す
ると、下端近傍を支点にしてストッパ16上端はソレノ
イド17側に移動するように構成されている。即ち、ソ
レノイド17が吸引するすることにより、ストッパ16
に当接した作動軸23は解放されるように構成されてい
る。尚、ストッパ16の作動はエアシリンダ等で代用す
ることもでき得る。
【0018】尚、ストッパ16には図示しない付勢部材
が接続されており、ソレノイド17で吸引されない場
合、ストッパ16先端は作動軸23のそれ以上の移動が
阻止されるように構成されると共に、図示しない解除ボ
タンを押すと、ソレノイド17は動作するように構成さ
れている。また、ソレノイド17に給電されると吸引す
る技術については周知の技術であるため詳細な説明を省
略する。
【0019】一方、パレット18は所定の厚さの金属板
などによって縦長略矩形状に構成されており、このパレ
ット18の進行方向両側には突出して金属、或いは樹脂
等で構成された車輪21が設けられている。該車輪21
は図示しない係合具に設けられた軸受け21Aに回動自
在に取り付けられると共に、パレット18裏面の略四隅
に設けられている。即ち、車輪21はパレット18の長
手方向前後近傍の両側に突出してそれぞれ回動自在に設
けられている。
【0020】また、パレット18の裏面には駆動装置と
してのモータ19が図示しないボルトにて固定されてお
り、このモータ19の回転軸にはボルト(図示せず)に
てウォームギア20が固定されている。このウォームギ
ア20近傍にはピニオンギア20Aが回動自在に取り付
けられている。このピニオンギア20Aはウォームギア
20に噛み合い、且つ、どちらか一方のレール13に沿
って設けられたラックギア14に噛み合うように構成さ
れている。
【0021】ここで、ウォームギア20は、ウォームギ
ア20の回転によりウォームギア20に噛み合っている
ギアを回転させることができるが、噛み合っているギア
はウォームギア20を回転させることはできないのは従
来より知られている。そこで、パレット18に設けられ
たモータ19の回転が停止すると噛み合っているラック
ギア14はレール取付部材12に固定されていて動かな
いので、パレット18は前後の移動が阻止される。即
ち、モータ19の回転が停止するとパレット18はその
位置に固定されることとなる。
【0022】また、パレット18の両側に設けられた車
輪21近傍には車輪21と同方向に突出自在の給電ブラ
シ29、29が設けられている。この給電ブラシ29、
29はホルダー29A内に保持されてパレット18両側
に設けられると共に、ホルダー29A内に設けられた図
示しないスプリングにて突出方向に付勢されている。そ
して、両給電ブラシ29、29の先端は、パレット18
に設けられた各車輪21が両レール13、13内に転動
自在に嵌合された状態で、それぞれ両側のレール13、
13に沿って設けられた各給電レール15、15に接触
するように構成されている。
【0023】また、パレット18には所定の長さの作動
軸23が設けられており、この作動軸23はパレット1
8前後に固定された支持具22、22に支持されて前後
方向に移動自在に構成されている。即ち、作動軸23は
支持具22、22に支持された状態で長手方向に進退自
由に構成されている。該作動軸23には第1突部として
の一対の減速突部24、24が設けられており、両減速
突部24、24は作動軸23外面より少許突出して設け
られると共に、作動軸23の長手方向一直線上に図示し
ないボルトにて固定されている。また、両減速突部2
4、24は少許間隔を存して設けられると共に、両減速
突部24、24間の中心は作動軸23の長手方向の略中
心に位置して設けられている。尚、22Aはボルト、2
4Aは傾斜部である。
【0024】また、両減速突部24、24の近傍(側
方)には第1検出手段としての減速スイッチ26が設け
られている。この減速スイッチ26には可動片26Aが
設けられており、この可動片26Aの先端は両減速突部
24、24間に延在して設けられている。この可動片2
6Aは、作動軸23が長手方向どちらか一方に少許移動
した場合、どちらか一方の減速突部24の傾斜部24A
に沿って可動片26Aが押され、この可動片26Aの移
動によって、減速スイッチ26が減速突部24を検出し
ONするように構成されている。
【0025】また、作動軸23には第2突部としての一
対の停止突部25、25が設けられており、両停止突部
25、25も作動軸23外面より少許突出して設けられ
ると共に、作動軸23の長手方向一直線上に図示しない
ボルトにて固定されている。該、両停止突部25、25
は両減速突部24、24の間隔より広い間隔を存して設
けられると共に、両停止突部25、25間の中心はこれ
もまた作動軸23の長手方向の略中心に位置して設けら
れている。尚、25Aは傾斜部である。
【0026】また、両停止突部25、25の近傍(側
方)には第2検出手段としての停止スイッチ27が設け
られている。この停止スイッチ27にも可動片27Aが
設けられており、この可動片27Aの先端は両停止突部
25、25間に延在して設けられている。この可動片2
7Aは、作動軸23が長手方向どちらか一方に所定距離
移動した場合、どちらか一方の停止突部25の傾斜部2
5Aに沿って可動片27Aが押され、この可動片27A
の移動によって、停止スイッチ27が停止突部25を検
出しONするように構成されている。
【0027】また、作動軸23には図示しない付勢部材
が設けられており、この付勢部材によって減速スイッチ
26の可動片26Aが両減速突部24、24間に常時位
置するように構成されると共に、停止スイッチ27の可
動片27Aが両停止突部25、25間に常時位置するよ
うに構成されている。即ち、作動軸23がパレット18
の前後方向に移動していない状態(初期状態)では減速
スイッチ26、停止スイッチ27はOFF状態となるよ
うに構成されている。
【0028】他方、31は電源であり、電源31の一方
はどちらか一方のレール13に沿って設けられた一方の
給電レール15を介して一方の給電ブラシ29に接続さ
れている。該給電ブラシ29は方向変換スイッチ30を
介して、モータ19に接続されている。そして、方向変
換スイッチ30が切り換えられると、モータ19の回転
は反転して前進移動しているパレット18は後退移動
し、後退移動しているパレット18は前進移動するよう
に構成されている。
【0029】また、電源31の他方もどちらか他方のレ
ール13に沿って設けられた他方の給電レール15を介
して他方の給電ブラシ29に接続されている。該他方の
給電ブラシ29は方向変化スイッチに接続された後、停
止スイッチ27、減速スイッチ26を介してモータ19
に接続されている。また、停止スイッチ27と減速スイ
ッチ26間から分岐して速度調整手段としての可変式の
速度調整装置28に接続され、速度調整装置28はモー
タ19に接続されている。尚、可変式の速度調整装置2
8によってモータ19の回転を調整する技術については
周知の技術であるため詳細な説明を省略する。
【0030】以上の構成で次ぎにコンベア装置10の動
作を説明する。尚、ベース板11の所定の位置には予め
ストッパ16が立設して設けられ、減速スイッチ26、
停止スイッチ27は閉じ、方向変換スイッチ30は所定
の方向に設定されているものとする。また、両レール1
3、13には所定の電源31が接続され、可変式の速度
調整装置28は調整されて所定の回転速度でモータ19
を回転するように調整されているものとする。更に、作
動軸23は初期状態の位置になっているものとする。
【0031】まず、モータ19に電源31が給電される
とモータ19は回転し、これによって、ウォームギア2
0、ピニオンギア20Aが回転する。ピニオンギア20
Aが回転すると、ピニオンギア20Aはどちらか一方の
レール13に沿って固定されたラックギア14によって
パレット18を矢印方向に前進移動させる。この場合、
両レール13、13には転動自在に車輪21が嵌合され
ているので、パレット18は容易に前進移動していく。
【0032】そして、パレット18が矢印方向に移動し
て行くと作動軸23は予め立設されたストッパ16に当
接する。作動軸23がストッパ16によって少許押され
ると、減速スイッチ26の可動片26Aの先端は作動軸
23に設けられた減速突部24の傾斜部24Aに沿って
押され、これによって、減速スイッチ26は開いてOF
Fになる。減速スイッチ26がOFFになると電源31
は停止スイッチ27から速度調整装置28を介してモー
タ19に給電される。モータ19は予め速度調整装置2
8で調整された所定の低速回転で回転し、これによって
パレット18の移動は減速される。
【0033】そして、パレット18が減速されて移動し
更に作動軸23が押されていくと、停止スイッチ27の
可動片27Aの先端は作動軸23に設けられた停止突部
25の傾斜部25Aに沿って押され、これによって、停
止スイッチ27は開いてOFFになる。停止スイッチ2
7がOFFになるとモータ19への給電は遮断されてパ
レット18は停止する。即ち、所定の速度で移動するパ
レット18はストッパ16の少許手前で所定の速度に減
速されてからストッパ16に到達する。これにより、パ
レット18上に載置された部品の位置ずれを防止するこ
とが可能となる。
【0034】また、反矢印方向に移動(後退移動)させ
た場合も同様に、作動軸23が予め立設されたストッパ
16に当接する。作動軸23がストッパ16によって少
許押されると、前述同様減速スイッチ26の可動片26
Aの先端は作動軸23に設けられた減速突部24の傾斜
部24Aに沿って押され、これによって、減速スイッチ
26は開いてOFFになる。減速スイッチ26がOFF
になると電源31は停止スイッチ27から速度調整装置
28を介してモータ19に給電される。モータ19は予
め速度調整装置28で調整された所定の低速回転で回転
し、これによってパレット18の移動は減速される。
【0035】そして、パレット18が減速されて移動し
更に作動軸23が押されていくと、停止スイッチ27の
可動片27Aの先端は作動軸23に設けられた停止突部
25の傾斜部25Aに沿って押され、これによって停止
スイッチ27は開いてOFFになる。停止スイッチ27
がOFFになるとモータ19への給電は遮断されパレッ
ト18は停止する。即ち、前進移動及び後退移動させる
場合でもストッパ16の少許手前で所定の速度に減速さ
れてからパレット18はストッパ16に到達する。
【0036】これにより、パレット18を所定位置で停
止させた場合でも、載置された部品の位置ずれを防止さ
れ細かな物品の取り付け作業等を容易に行なうことがで
きるようになる。また、モータ19の回転停止でウォー
ムギア20とラックギア14とが噛み合っているので、
パレット18は確実に停止して動かなくなり、パレット
18上で物品の取り付け作業等を容易に行なうことがで
きるようになる。
【0037】そして、作業が終了しパレット18移動す
る場合、解除ボタンが押され、これによってソレノイド
17は吸引され、ストッパ16は下端混紡を支点にして
上端が作動軸23から解除される。作動軸23先端から
ストッパ16が解除されると、作動軸23は付勢部材に
よって、初期状態に戻り、減速スイッチ26と、停止ス
イッチ27とがONし、モータ19へ電源31が給電さ
れてパレット18の移動が開始される。これが繰り返さ
れパレット18上の部品が位置ずれ等が生じることなく
細かな物品の取り付け作業が行なわれる。
【0038】このように、どちらか一方のレール13に
沿ってラックギア14を設けると共に、パレット18に
ラックギア14に噛み合うウォームギア20を設けてい
るので、ウォームギア20とラックギア14との噛み合
いにより確実にパレット18を停止させることができる
ようになる。これにより、格別なブレーキを設けなくて
もパレット18の動きを阻止することが可能となるの
で、ストッパ16でパレット18を停止させてもパレッ
ト18上に載置した部品の位置ずれを防止することがで
きるようになる。従って、部品位置を修正することなく
即部品取付などの細かな作業を行なうことが可能とな
る。
【0039】また、断面コ字状の各レール13、13内
にパレット18両側に設けた転動自在の車輪21を嵌合
させているので、例えば、レール13、13を垂直、或
いは、傾斜させて設置した場合などでもレール13から
車輪21(パレット18)が脱落することなく移動させ
ることが可能となる。これにより、他のコンベア或いは
移動することができない装置がコンベア装置10設置場
所に設けられていてもそれらの上方にレール13、13
を設置しパレット18を移動させることができるように
なる。従って、レール13、13を自由なレイアウトで
設置することができるようになる。
【0040】また、パレット18の前進移動方向と後退
移動方向に所定寸法作動軸23を突出させているので、
例えば、方向変換スイッチ30が切り換えられ後退移動
させたパレット18がストッパ16に当接する所定距離
手前で、パレット18の速度を減速させることが可能と
なる。これにより、パレット18が急停止してしまうの
を防止することが可能となり、パレット18上に載置し
た部品位置ずれを確実に防止できるようになる。
【0041】また、パレット18の移動速度の調整を行
なう速度調整装置28をコンベア装置10に設けている
ので、パレット18の停止直前の速度を調整することが
可能となる。これにより、載置された部品の重量或い
は、部品の形状等に合わせてパレット18の速度を調整
することが可能となると共に、パレット18の速度を部
品の重量或いは、部品の形状等に合わせて好適に減速さ
せることができるようになる。
【0042】また、各レール13、13に沿ってそれぞ
れ電源31に接続された給電レール15、15を設ける
と共に、パレット18の両側には両給電レール15、1
5にそれぞれ接触してモータ19に給電する給電ブラシ
29、29を設けているので、給電レール15、15に
電源31を接続するだけで、モータ19を回転させるこ
とが可能となる。これにより、複数のパレット18をレ
ール13、13のどこの位置しても、載置した複数のパ
レット18の各モータ19に電源を供給することが可能
となる。従って、レール13、13に載置した複数のパ
レット18に長い電源コードをそれぞれ接続する必要も
なくなる。
【0043】尚、実施例では、パレット18が停止する
直前に減速スイッチ26によってモータ19の減速を行
なったがこれに限らず、減速スイッチ26を所定の間隔
で複数設け、これによって、段階的にモータ19の減速
を行なっても差し支えない。また、電子制御によってモ
ータ19を徐々に減速させるようにしても差し支えな
い。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、レールに沿って設けられたラックギアと、パレット
に設けられ、ラックギアに噛み合うピニオンギアと、こ
のピニオンギアに噛み合うウォームギア及び当該ウォー
ムギアを駆動する駆動装置と、パレットの進行方向両側
に設けられた車輪とを備え、レールは断面コ字状を呈
し、車輪は両レール内にそれぞれ転動自在に嵌合してい
るので、例えば、レールを垂直、或いは、傾斜させて設
置した場合等でもレールから車輪(パレット)が脱落す
ることなく移動させることが可能となる。これにより、
レール設置場所に移動することができない装置或いは他
のコンベア等が設置されていても、それらの上方にレー
ルを垂直、或いは、傾斜させて設置することができるよ
うになる。従って、レールを自由なレイアウトで設置す
ることができるようになり、レール装置の汎用性を大幅
に向上させることができるようになるものである。
【0045】特に、レールに沿って設けたラックギア
と、パレットに設けたウォームギアとをピニオンギアを
介して噛み合わせているので、パレットを停止させた際
ウォームギアの作用でパレットが移動してしまうのを阻
止することが可能となる。これにより、格別なブレーキ
等を設けることなくパレットを確実に停止させることが
可能となる。従って、パレット上で部品取付など細かな
作業を行なうことができるようになり、コンベア装置の
利便性を大幅に向上することができるようになるもので
ある。
【0046】また、請求項2の発明によれば、上記加え
て、一対のレール間に突出自在に設けられたストッパ
と、パレットに設けられた進退自在の作動軸とを備え、
作動軸がストッパに当接すると駆動装置は停止し、スト
ッパが作動軸より離間すると駆動装置が動作するように
しているので、作動軸をストッパに当接させることによ
りパレットの動作を停止させることが可能となる。これ
により、格別なブレーキ等を設けることなくパレットを
停止させることが可能となる。従って、停止させたい場
所にストッパを設けるだけでパレットを停止させること
ができるようになり、コンベア装置の利便性を大幅に向
上させることができるようになるものである。
【0047】また、請求項3の発明によれば、請求項1
又は請求項2に加えて、パレットの進行方向と後退方向
に所定寸法作動軸を突出させているので、例えば、請求
項4の如く所定の間隔の一対の第1突部と、この第1突
部より所定距離広い一対の第2突部を作動軸に設けると
共に、パレットには第1突部を検出する第1検出手段
と、第2突部を検出する第2検出手段とを設け、作動軸
がストッパに当接した時点で第1検出手段は第1突出部
を検出して駆動装置によりパレットの移動速度を減速さ
せられると共に、作動軸が所定距離移動した時点で第2
の検出手段は第2突出部を検出して、駆動装置によるパ
レットの移動を停止させることが可能となる。これによ
り、パレットを一旦減速させてから停止させることが可
能となるので、パレットが急停止してしまうのを阻止す
ることが可能となる。従って、パレット上の部品の位置
ずれを確実に防止できて部品取付などの細かな作業を行
なうことができるようになり、コンベア装置の利便性を
大幅に向上させることができるようになるものである。
【0048】更にまた、請求項5の発明によれば、請求
項1、請求項2、請求項3又は請求項4に加えて、減速
したパレットの移動速度を調整する速度調整手段を設け
ているので、パレットの停止直前の速度を減速調整する
ことが可能となる。これにより、載置された部品の重量
或いは、部品の形状等に合わせてパレットの速度を減速
させることができるようになる。従って、パレットの速
度を部品の重量或いは、部品の形状等に合わせて好適に
減速させることができ、大幅に作業効率を向上させるこ
とができるようになるものである。
【0049】また、請求項6の発明によれば、請求項1
又は請求項2に加えて、両側のレールに沿って設けら
れ、それぞれ電源に接続された給電レールと、パレット
の両側に設けられ、両給電レールにそれぞれ接触して駆
動装置に給電する給電ブラシとを設けているので、給電
レールに電源を接続するだけで、駆動装置を駆動するこ
とが可能となる。これにより、例えば、各パレットに設
けられた駆動装置に電源を供給するための長い電源コー
ドをそれぞれ接続しなくてもレールのどこの位置でも駆
動装置を駆動することが可能となる。従って、電源コー
ドがじゃまにならず、極めて作業効率を向上させること
ができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベア装置の平面図である。
【図2】同図1のA−A線矢視図である。
【図3】本発明のコンベア装置の縦断側面図である。
【図4】本発明のコンベア装置の電気回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 コンベア装置 11 ベース板 12 レール取付部材 13 レール 13A 受け板 14 ラックギア 15 給電レール 16 ストッパ 17 ソレノイド 18 パレット 19 モータ 20 ウォームギア 20A ピニオンギア 21 車輪 23 作動軸 24 減速突部 25 停止突部 26 減速スイッチ 27 停止スイッチ 28 速度調整装置 29 給電ブラシ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に設けられた一対のレールに移動自
    在のパレットを設けたコンベア装置において、 前記レールに沿って設けられたラックギアと、前記パレ
    ットに設けられ、前記ラックギアに噛み合うピニオンギ
    アと、このピニオンギアに噛み合うウォームギア及び当
    該ウォームギアを駆動する駆動装置と、前記パレットの
    進行方向両側に設けられた車輪とを備え、前記レールは
    断面コ字状を呈し、前記車輪は前記両レール内にそれぞ
    れ転動自在に嵌合していることを特徴とするコンベア装
    置。
  2. 【請求項2】 一対のレール間に突出自在に設けられた
    ストッパと、パレットに設けられた進退自在の作動軸と
    を備え、前記作動軸が前記ストッパに当接すると駆動装
    置は停止し、前記ストッパが作動軸より離間すると駆動
    装置が駆動するようにしたことを特徴とする請求項1の
    コンベア装置。
  3. 【請求項3】 パレットの進行方向と後退方向に所定寸
    法作動軸を突出させたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2のコンベア装置。
  4. 【請求項4】 所定の間隔の一対の第1突部と、この第
    1突部より所定距離広い一対の第2突部を作動軸に設け
    ると共に、パレットには前記第1突部を検出する第1検
    出手段と、前記第2突部を検出する第2検出手段とを設
    け、前記作動軸がストッパに当接した時点で前記第1検
    出手段は前記第1突出部を検出して駆動装置によりパレ
    ットの移動速度を減速させると共に、前記作動軸が所定
    距離移動した時点で前記第2の検出手段は前記第2突出
    部を検出して、前記駆動装置による前記パレットの移動
    を停止させることを特徴とする請求項1、請求項2又は
    請求項3のコンベア装置。
  5. 【請求項5】 減速したパレットの移動速度を調整する
    速度調整手段を設けたことを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3又は請求項4のコンベア装置。
  6. 【請求項6】 両側のレールに沿って設けられ、それぞ
    れ電源に接続された給電レールと、パレットの両側に設
    けられ、前記両給電レールにそれぞれ接触して駆動装置
    に給電する給電ブラシとを設けたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2のコンベア装置。
JP11159772A 1999-06-07 1999-06-07 コンベア装置 Pending JP2000351437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11159772A JP2000351437A (ja) 1999-06-07 1999-06-07 コンベア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11159772A JP2000351437A (ja) 1999-06-07 1999-06-07 コンベア装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000351437A true JP2000351437A (ja) 2000-12-19

Family

ID=15700937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11159772A Pending JP2000351437A (ja) 1999-06-07 1999-06-07 コンベア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000351437A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013010342A1 (zh) * 2011-07-18 2013-01-24 长沙中联重工科技发展股份有限公司 地推移动装置
JP2013086009A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Yamamoto Co Ltd 自動精米装置
CN113788283A (zh) * 2021-08-20 2021-12-14 海南核电有限公司 一种装卸料机大车跑偏调整方法
CN114368599A (zh) * 2022-02-09 2022-04-19 苏州佰拓工业科技有限公司 一种智能托盘输送系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013010342A1 (zh) * 2011-07-18 2013-01-24 长沙中联重工科技发展股份有限公司 地推移动装置
JP2013086009A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Yamamoto Co Ltd 自動精米装置
CN113788283A (zh) * 2021-08-20 2021-12-14 海南核电有限公司 一种装卸料机大车跑偏调整方法
CN114368599A (zh) * 2022-02-09 2022-04-19 苏州佰拓工业科技有限公司 一种智能托盘输送系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2954101B2 (ja) 板ガラスの供給装置
JPH0818656B2 (ja) ロ−ラコンベヤ
CN108657764B (zh) 工装板的倍速链输送系统及倍速链机构
CN114749903B (zh) 一种自动上下料锁螺丝设备
JP2000351437A (ja) コンベア装置
US5303810A (en) Magazine rack and positional adjustment system therefor
EP1338381B1 (en) Machine for machining panels of wood or similar
CN116374579B (zh) 工件检测输送翻转机构
JP2893224B2 (ja) リードフレーム搬送装置
KR100678597B1 (ko) 슬라이드 포크
JP2801028B2 (ja) 電子部品実装機における基板の給排出装置
JPH10315178A (ja) ロボット
KR100193569B1 (ko) 이송장치
CN218930850U (zh) 一种能够检测不同尺寸pcb的pcb检测装置
JP3152369B2 (ja) 帯状部材の切断方法および切断装置
JP3822725B2 (ja) 基板保持装置
CN1684888A (zh) 输送装置
JPS5818293B2 (ja) タイル等の移送装置
JP2706261B2 (ja) 板材加工機における板材搬入搬出装置
JP3843254B2 (ja) 搬送車停止機構
JPS63645Y2 (ja)
JP3001491U (ja) シャトルコンベア
JPH073940U (ja) ベルト駆動による搬送装置
JPH05278820A (ja) ワーク搬送装置
JP2727928B2 (ja) 洗車機