JP2000351400A - 展開構造物地上試験装置 - Google Patents

展開構造物地上試験装置

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JP2000351400A
JP2000351400A JP11163883A JP16388399A JP2000351400A JP 2000351400 A JP2000351400 A JP 2000351400A JP 11163883 A JP11163883 A JP 11163883A JP 16388399 A JP16388399 A JP 16388399A JP 2000351400 A JP2000351400 A JP 2000351400A
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weight
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pulley
spline
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Kiyoshi Onuma
潔 大沼
Yuichi Ikeda
裕一 池田
Shoichi Iikura
省一 飯倉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、各種展開構造物の地上試験を容易
にして高精度に実現し得るようにすることにある。 【解決手段】ロボットアーム12の関節部121を吊着する
第1のワイヤ17が巻き付けられた第1の糸巻きプーリ16
を、スプライン軸13に回転力伝達可能で、且つ軸方向に
移動自在に組付けて、このスプライン軸13を回転自在に
支持する軸受部材14,15を、案内レール10,11を介して軸
方向と直交する方向に移動自在に配設すると共に、スプ
ライン軸13の一端に第2の糸巻きプーリ18を嵌着し、こ
の第2の糸巻きプーリ18に巻き取り自在に巻付けた第2
のワイヤ19を案内レール10,11の一方側に引き出して、
その先端に第1の錘21を吊着すると共に、上記軸受部
材14に対して上記案内レール10,11の他方側に引き出さ
れて、その先端に第2の錘24を吊着したワイヤ22の一端
を係着するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
等の宇宙航行体に搭載する太陽電池パドル等の折畳み展
開される展開構造物の折畳み展開動作を地上で模擬試験
するのに用いられる展開構造物地上試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙開発の分野においては、展開型アン
テナやロボット等の展開構造物を人工衛星等の宇宙航行
体に搭載する場合、その信頼性を確保するために、予め
地上において、展開構造物を、宇宙空間を模擬した地上
展開試験が実行される。このような展開構造物の地上展
開試験を実行する展開構造物地上試験装置としては、一
般的に、カウンタバランスウエイトと称する錘を用いて
展開構造物を吊着して、その運動に伴う自重を補償する
ことにより、展開構造物の宇宙環境における展開動作を
模擬するローラレール方式が採用されている。
【0003】しかしながら、上記展開構造物地上試験装
置では、ロボット等の三次元的に運動される展開構造物
の地上模擬試験を行うように構成する場合、展開構造物
の水平面上の移動に伴う自重を補償する機構として、錘
を水平面上に移動するように構成しなければならないた
めに、その構成が非常に複雑となると共に、大形となる
という問題を有する。
【0004】また、これによれば、錘を水平面上に移動
させて水平面の移動の補償を実現する構成上、高精度な
補償が困難なために、試験の信頼性が低いという問題を
有する。
【0005】係る問題は、宇宙開発の分野においては、
信頼性の高い高精度な展開構造物の開発が強く要請され
ていることで、今後の重要な課題の一つとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の展開構造物地上試験装置では、構成が複雑で、大形
となると共に、試験の信頼性が低いという問題を有す
る。
【0007】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、簡易な構成で、小形化の促進を図り得、且つ、
展開構造物の高精度な地上試験を容易に実現し得るよう
にした展開構造物地上試験装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、先端に展開
構造物が吊着されるワイヤの基端が巻き取り自在に巻き
付けられてなる第1の糸巻きプーリと、この第1の糸巻
きプーリが軸方向に移動可能で、且つ、その回転に連動
して回転力が伝達されて一体的に回転可能に挿着されて
なるスプラン軸が軸受部を介して回転自在に設けられた
スプライン機構と、このスプライン機構を前記スプライ
ン軸の軸方向と直交する方向に移動自在に支持する直動
案内手段と、前記スプライン軸の一端に嵌着されるもの
で、ワイヤの基端が巻き取り自在に巻き付けられ、ワイ
ヤの中間部が固定プーリを介して前記スプライン軸の移
動方向の一方側に引き出されて、その先端部に第1の錘
が吊着される第2の糸巻きプーリと、前記スプライン軸
の軸受部に一端が係止され、中間部が固定プーリを介し
て前記スプライン軸の移動方向の他方側に引き出されて
他端に第2の錘が吊着されるワイヤ機構とを備えて展開
構造物地上試験装置を構成したものである。
【0009】上記構成によれば、展開構造物が動作制御
されて、スプライン軸方向に移動付勢されると、第1の
糸巻きプーリがスプライン軸に沿って軸方向に移動され
て、そのワイヤの張力が制御されてスプライン軸方向の
自重を補償し、スプライン軸の軸方向と直交する一方の
軸方向に移動されると、ワイヤ機構の作用により、スプ
ライン軸と一体になって直動案内手段に案内されて、そ
の張力が制御されて自重が補償される。そして、展開構
造物がスプライン軸の軸方向と直交する他方の軸方向に
移動されると、第2の糸巻きプーリ及び第1の錘の作用
により、その張力が制御されて同方向の自重を補償す
る。
【0010】これにより、展開構造物は、スプライン軸
及直動案内手段の長さ寸法に応じた範囲の自重補償が可
能となり、小形化を確保したうえで、比較的広い範囲の
高精度な地上模擬試験が実現され、展開構造物の信頼性
の向上に寄与することが可能となる。
【0011】また、第1及び第2の錘を自重方向に配置
するだけで、展開構造物の三次元の自重補償が可能とな
ることにより、構成の簡略化が図れる。
【0012】また、この発明は、前記第1の糸巻きプー
リを、スプライン機構のスプライン軸に軸方向に移動可
能で、且つ、その回転に連動して回転力が伝達されて一
体的に回転可能に挿着されたナットに嵌着して配設する
ように構成した。
【0013】これによれば、スプライン軸とナットの製
作精度の高精度化を容易に図ることができて、スプライ
ン機構の高精度な移動制御が実現され、自重補償性能の
高性能化を図ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、この発明の一実施の形態に係る展
開構造物地上試験装置を示すもので、一対の案内レール
10,11は、自重補償機構を構成し、展開構造物、例
えば三次元的に運動されるロボットアーム12の関節部
121のX軸方向に対応して所定の間隔を有して敷設さ
れる。そして、これら案内レール10,11間には、周
知のスプライン機構を構成するスプライン軸13が架設
される。このスプライン軸13は、その両端が軸受部材
14,15を介して回転自在に支持され、これら軸受部
材14,15は、上記案内レール10,11にX軸方向
に移動自在に装着される。
【0016】また、スプライン軸13には、ナット9が
軸方向(Y軸方向)に直線移動自在に組付けられる。こ
のナット9は、その回転力がスプライン軸13に伝達さ
れて、該スプライン軸13と一体的に回転され、スプラ
イン軸13に対して軸方向に移動付勢されると、該スプ
ライン軸13に沿ってY軸方向に移動される。
【0017】なお、上記スプライン機構としては、ナッ
ト9に、例えば図示しないボールが内蔵され、ナット9
のY軸方向への直線移動時にボールがスプライン軸13
に摺動して移動案内される、いわゆるボールスプライン
構造を用いることにより、直線移動時の摩擦抵抗が殆ど
なくなり、安定した直線移動が可能となる。
【0018】また、上記ナット9には、その周囲部に第
1の糸巻きプーリ16が嵌着され、この第1の糸巻きプ
ーリ16には、第1のワイヤ17の一端が巻き取り自在
に巻き付けられる。この第1のワイヤ17は、その他端
が、上記ロボットアーム12のZ軸方向に引き出され
て、その先端に、該ロボットアーム12の例えば関節部
121が吊着される。
【0019】この第1の糸巻きプーリ16は、スプライ
ン軸13の回転に同期してナット9と共に一体的に回転
されて、その第1のワイヤ17の巻き取り、あるいは送
り出が行なわれる。また、第1の糸巻きプーリ16は、
スプライン軸13の軸方向に第1のワイヤ17を介して
付勢されると、ナット9と共に一体的に軸方向(Y軸方
向)に直線上に移動される。
【0020】さらに、上記スプライン軸13には、その
一端に第2の糸巻きプーリ18が嵌着される。この第2
の糸巻きプーリ18は、スプライン軸13と一体的に回
転駆動され、その周壁の糸巻き部に、第2のワイヤ19
の一端が巻き取り自在に巻き付けられる。この第2のワ
イヤ19は、上記案内レール10,11に対してX軸方
向の一方側に引き出されて、その中間部が固定滑車20
に巻き付けられた後、その先端部には、カウンタバラン
スウエイトと称する第1の錘21が吊着される。この第
1の錘21は、その重量が上記ロボットアーム12の、
例えば関節部121の重量と略同一に設定される。
【0021】また、上記軸受部材14,15には、その
うち第2の糸巻きプーリ18に対応する一方の軸受部材
14に、ワイヤ機構を構成するワイヤ22の一端が係着
される。このワイヤ22の他端側は、上記第2の糸巻き
プーリ18の第2のワイヤ19と逆方向に引き出され
て、固定滑車23に巻き回された後、その先端部に、カ
ウンタバランスウエイトと称する第2の錘24が吊着さ
れる。この第2の錘24は、上記第1の錘21の重量と
略同一重量に設定される。
【0022】なお、上記自重補償機構を構成する第1の
糸巻きプーリ16、スプライン軸13、案内レール1
0,11、第2の糸巻きプーリ18及びワイヤ機構は、
各第1及び第2のワイヤ17,19の張力、ワイヤ22
の張力により、ロボットアーム12の三軸回りの自重補
償を行うもので、必要に応じて、例えばロボットアーム
12の把持部122に対応して略同様の構成のもの装着
されて、略同様に自重が補償される。
【0023】上記構成により、ロボットアーム12の地
上模擬試験を行う場合には、その関節部121を第1の
糸巻きプーリ16の第1のワイヤ17の先端に吊着す
る。そして、第2の糸巻きプーリ18の第2のワイヤ1
9の他端には、ロボットアーム12の関節部121の重
量と略同重量の第1の錘21を吊着し、ワイヤ機構のワ
イヤ22の他端には、第2の錘23が吊着される。この
第2の錘23は、第1の錘21と同重量に設定される。
【0024】また、ロボットアーム12は、その把持部
122にも上記関節部121と略同様の自重補償機構に
装着される。
【0025】ここで、上記ロボットアーム12は、図示
しない制御部を介して動作制御され、例えばZ軸方向に
駆動されると、第1の糸巻きプーリ16に図中時計ある
いは反時計方向の回転力が付与される。すると、第1の
糸巻きプーリ16は、ナット9を介してスプライン軸1
3と共に回転され、その第1のワイヤ17が巻き取り、
あるいは送り出される。ここで、第2の糸巻きプーリ1
8は、スプライン軸13と一体的に回転され、その第2
のワイヤ19が第1の錘21の作用により、巻き取り、
あるいは送り出され、その第2のワイヤ19の張力が制
御される。同時に、ワイヤ22は、第2の錘24の作用
により、Z軸方向に移動され、その張力が制御される。
これにより、ロボットアーム12は、その第1の糸巻き
プーリ16の第1のワイヤ17の張力が制御され、Z軸
方向の自重が補償される。
【0026】また、ロボットアーム12は、上記制御部
(図示せず)を介してY軸方向に駆動されると、第1の
糸巻きプーリ16に対して第1のワイヤ17を介してY
軸方向の付勢力が付与される。すると、第1の糸巻きプ
ーリ16は、ナット9とスプライン軸13との作用によ
り、スプライン軸13に対して軸方向に移動して、その
第1の糸巻きプーリ16の第1のワイヤ17の張力が所
望の状態に制御される。
【0027】この際、第2の糸巻きプーリ18の第2の
ワイヤ19及びワイヤ機構のワイヤ22は、それぞれ第
1及び第2の錘21,24が初期位置に保たれる。ここ
で、ロボットアーム12は、その第1の糸巻きプーリ1
6の第1のワイヤ17の張力が所望の状態に保たれてY
軸方向の自重が補償される。
【0028】さらに、ロボットアーム12は、上記制御
部(図示せず)を介してX軸方向に駆動されると、第1
の糸巻きプーリ16に対して第1のワイヤ17を介して
X軸方向の付勢力が付与される。すると、第1の糸巻き
プーリ16は、スプライン軸13を同方向に付勢して、
該スプライン軸13を案内レール10,11に対して同
方向に移動付勢する。
【0029】この際、軸受部材14に係着されたワイヤ
22は、スプライン軸13の司る案内レール10,11
上の位置に応じて第2の錘24の作用により、張力が制
御されてロボットアーム12のX軸方向の自重を補償す
る。同時に、第2の糸巻きプーリ18は、その第1の錘
21が第2の錘22と逆方向に移動されて、その第2の
ワイヤ19の張力が制御される。ここで、ロボットアー
ム12は、その第1の糸巻きプーリ16の第1のワイヤ
17の張力が所望の状態に保たれてX軸方向の自重が補
償される。
【0030】これにより、上記ロボットアーム12は、
上記案内レール10,11のストローク、上記スプライ
ン軸13のストローク及び第1の糸巻きプーリ16の第
1のワイヤ17の吊着寸法に対応した範囲において、上
述したようにその三次元の自由運動に伴う自重補償が行
なわれて、宇宙空間が模擬された状態で、地上模擬試験
が実行される。
【0031】なお、上記ロボットアーム12は、その動
作制御状態において、上述した把持部122が、略同様
に構成された自重補償機構の各ワイヤの張力が同様に制
御されることにより、その三軸方向の自重が同様に補償
される。
【0032】また、上記宇宙空間を模擬した地上試験に
おいて、上記ロボットアーム12に代えて重量の異なる
ロボットアーム等の展開構造物の自重補償を行う場合に
は、上記第1及び第2の錘21,24の重量を展開構造
物の重量と略同一となるように交換して、同様に第1の
糸巻きプーリ16の第1のワイヤ17の先端を、展開構
造物に吊着させる。これにより、この新たな展開構造物
の三次元の自由運動に伴う自重を補償した宇宙空間を模
擬した状態で、地上模擬試験を実行することができる。
【0033】このように、上記展開構造物地上試験装置
は、ロボットアーム12の関節部121を吊着する第1
のワイヤ17が巻き付けられた第1の糸巻きプーリ16
を、スプライン軸13に回転力伝達可能で、且つ軸方向
に移動自在に組付けて、このスプライン軸13を回転自
在に支持する軸受部材14,15を、案内レール10,
11を介して軸方向と直交する方向に移動自在に配設す
ると共に、スプライン軸13の一端に第2の糸巻きプー
リ18を嵌着し、この第2の糸巻きプーリ18に巻き取
り自在に巻付けた第2のワイヤ19を案内レール10,
11の一方側に引き出して、その先端に第1の錘21を
吊着すると共に、上記軸受部材14に対して上記案内レ
ール10,11の他方側に引き出されて、その先端に第
2の錘24を吊着したワイヤ22の一端を係着するよう
に構成した。
【0034】これによれば、ロボットアーム12が動作
制御されて、スプライン軸方向に移動付勢されると、第
1の糸巻きプーリ16がスプライン軸13に沿って軸方
向に移動されて、その第1のワイヤ17の張力が制御さ
れてY軸方向の自重を補償し、スプライン軸13がX軸
方向に移動されると、第2の糸巻きプーリ18及び第1
の錘21とワイヤ22及び第2の錘24の作用により、
スプライン軸13と一体となって案内レール10,11
に案内されて、その張力が制御されて自重が補償され
る。そして、ロボットアーム12がスプライン軸13の
軸方向と直交する他方の軸方向に移動されると、第2の
糸巻きプーリ18及び第1の錘21とワイヤ22及び第
2の錘24の作用により、その張力が制御されて同方向
の自重を補償する。
【0035】これにより、ロボットアーム12の自重補
償を、スプライン軸13の長さ寸法、案内レール10,
11の長さ寸法及び第1の糸巻きプーリ16のワイヤ1
7の吊着寸法に応じた範囲において実現することが可能
となり、装置の小形化を確保したうえで、比較的広い範
囲の高精度な地上模擬試験を実現することができること
により、ロボットアーム12の信頼性の向上に寄与する
ことができる。
【0036】また、これによれば、第1及び第2の錘2
1,24を自重方向に吊着配置して、第1のワイヤ17
の張力を制御することにより、ロボットアーム12の三
次元の自重補償が可能となることにより、その構成の簡
略化が図れると共に、自重補償を高精度に行うことがで
きる。
【0037】なお、上記実施の形態では、スプライン機
構を構成するナット9を、スプライン軸13に対して軸
方向に移動可能で、且つ、その回転に連動して回転力が
伝達されて一体的に回転可能に挿着して、このナット9
に第1の糸巻きプーリ16を嵌着する如く装着して、第
1の糸巻きプーリ16をスプライン軸13に対して軸方
向に移動可能で、且つ、その回転に連動して回転力が伝
達されて一体的に回転されるように構成した場合で説明
したが、これに限ることなく、第1の糸巻きプーリ16
をスプライン軸13に対して直接的に軸方向に移動可能
で、且つ、その回転に連動して回転力が伝達されて一体
的に回転されるように構成することも可能である。
【0038】また、上記実施の形態では、ワイヤ22に
吊着した第2の錘24と第2の糸巻きプーリ18の第2
のワイヤ19に吊着した第1の錘21とをスプライン軸
13の一端側に該スプラン軸13を挟んで両側に位置す
るように構成した場合で説明したが、これに限るころな
く、これら第1の錘21と第2の錘24とをスプライン
軸13の両端にスプラン軸13を挟んだ両側に位置する
ように配置構成することも可能である。
【0039】さらに、上記実施の形態では、第1及び第
2の錘21,24が吊着される第2のワイヤ19及びワ
イヤ22を1個の固定滑車20,23を用いて所定の位
置に引き出すように構成した場合で説明したが、これに
限ることなく、第2の糸巻きプーリ18に巻き付けた第
2のワイヤ19及びワイヤ機構のワイヤ22を複数個の
固定滑車を用いてを引き出すように構成することも可能
である。
【0040】また、さらに、上記実施の形態では、展開
構造物としてロボットアーム12に適用して、関節部1
21及び把持部122の2個所を吊着して自重補償を行
うように構成した場合で説明したが、これに限ることな
く、展開構造物の構造に応じて、例えば1個所を吊着し
て自重補償を行うように構成することも可能である。
【0041】さらに、上記実施の形態では、三次元の運
動を行うロボットアーム12の自重補償を行うように構
成した場合で説明したが、これに限ることなく、二次元
の運動を行う展開構造物の地上試験に適用してもよい。
【0042】よって、この発明は、上記各実施の形態に
限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変更を実施し得ることは勿論のことである。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、小形化の促進を図り得、且つ、展開
構造物の高精度な地上試験を容易に実現し得るようにし
た展開構造物地上試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る展開構造物地上
試験装置の構成を示した構成図である。
【符号の説明】
9 … ナット。 10,11 … 案内レール。 12 … ロボットアーム。 121 … 関節部。 122 … 把持部。 13 … スプライン軸。 14,15 … 軸受部材。 16 … 第1の糸巻きプーリ。 17 … 第1のワイヤ。 18 … 第2の糸巻きプーリ。 19 … 第2のワイヤ。 20 … 固定滑車。 21 … 第1の錘。 22 … ワイヤ。 23 … 固定滑車。 24 … 第2の滑車。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に展開構造物が吊着されるワイヤの
    基端が巻き取り自在に巻き付けられてなる第1の糸巻き
    プーリと、 この第1の糸巻きプーリが軸方向に移動可能で、且つ、
    その回転に連動して回転力が伝達されて一体的に回転可
    能に挿着されてなるスプラン軸が軸受部を介して回転自
    在に設けられたスプライン機構と、 このスプライン機構を前記スプライン軸の軸方向と直交
    する方向に移動自在に支持する直動案内手段と、 前記スプライン軸の一端に嵌着されるもので、ワイヤの
    基端が巻き取り自在に巻き付けられ、ワイヤの中間部が
    固定プーリを介して前記スプライン軸の移動方向の一方
    側に引き出されて、その先端部に第1の錘が吊着される
    第2の糸巻きプーリと、 前記スプライン軸の軸受部に一端が係止され、中間部が
    固定プーリを介して前記スプライン軸の移動方向の他方
    側に引き出されて他端に第2の錘が吊着されるワイヤ機
    構とを具備したことを特徴とする展開構造物地上試験装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の糸巻きプーリは、スプライン
    機構のスプライン軸に軸方向に移動可能で、且つ、その
    回転に連動して回転力が伝達されて一体的に回転可能に
    挿着されたナットに嵌着されてなることを特徴とする請
    求項1記載の展開構造物地上試験装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の錘は、展開構造物の
    重量と同一重量に設定してなることを特徴とする請求項
    1又は2記載の展開構造物地上試験装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の錘は、スプライン機
    構の両端に対応して配設されることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか記載の展開構造物地上試験装置。
  5. 【請求項5】 前記スプライン機構は、ボールスプライ
    ン構造であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か記載の展開構造物地上試験装置。
  6. 【請求項6】 前記展開構造物は、三次元的に運動され
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の展
    開構造物地上試験装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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