JP3075053B2 - 2軸駆動機構の特性評価装置 - Google Patents

2軸駆動機構の特性評価装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば宇宙空間等の
無重力環境で大型アンテナなどの大きな慣性をもつ構造
物を駆動し、指令された方向にポインティングを行う2
軸駆動機構の動作特性を、2軸同時に地上で評価するた
めの試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば図
6、図7に示すようなものがあった。2軸駆動機構の駆
動特性試験として、図6は2軸駆動機構のアジマス軸を
試験する場合の設定を示し、図7は2軸駆動機構のエレ
ベーション軸を試験する場合の設定を示す。
【0003】図6、図7中において1は2軸駆動機構を
構成するエレベーション軸、2は2軸駆動機構を構成す
るアジマス軸、3は駆動イナーシャを模擬するイナーシ
ャ負荷、4は前記イナーシャ負荷3に取付けられ駆動力
を伝えるシャフト、5は前記2軸駆動機構のアジマス軸
2に取付けられ2軸駆動機構を支えるサポートスペー
サ、6は地面、7は前記シャフト4に取付けられ駆動軸
回りを剛に伝えそれ以外の方向の試験設定誤差を吸収す
るカップリング、8は前記カップリング7に取付き2軸
駆動機構との間を繋ぐスペーサ、9はアジマス軸測定の
時前記スペーサ8と前記エレベーション軸1を繋ぐブラ
ケット、10は前記イナーシャ負荷3やシャフト4やカ
ップリング7およびスペーサ8(アジマス軸の測定コン
フィギュレーションではブラケット9も含む)の重量を
ベアリング11を介して回転自在に支え2軸駆動機構に
慣性負荷を与え、かつ試験装置の自重分の荷重が入らな
いように支える架台である。
【0004】次に、動作について説明する。図6はサポ
ートスペーサ5を地面6に設置する作業を介して2軸駆
動機構のアジマス軸2をイナーシャ負荷3の回転軸であ
るシャフト4と同一直線上に設置した状態を示してい
る。この時アジマス軸2とシャフト4との設定誤差はカ
ップリング7によって吸収される。上記のような設定を
行うことによりアジマス軸2を動作させ、イナーシャ負
荷3を駆動し、設定した駆動速度または設定角度にてイ
ナーシャ負荷3が駆動されていることを2軸駆動機構の
アジマス軸2に直結された2軸駆動機構に内蔵された角
度センサ(詳細は省略)を用いて測定することにより、
アジマス軸の単体での機構の発生するトルクの確認や負
荷付きでの指向精度測定又は誤差測定等の駆動機構の動
作特性の測定、及び駆動角度の指令値と実際の駆動角度
の測定値の差をフィードバックすることによる制御特性
の評価を行う。図7はサポートスペーサ5を地面6に設
置する作業を介して2軸駆動機構のエレベーション軸1
をイナーシャ負荷3の回転軸であるシャフト4と同一直
線上に設置した状態を示している。この時エレベーショ
ン軸1とシャフト4との設定誤差は前述のアジマス軸の
測定時と同様にカップリング7によって吸収される。上
記のような設定を行うことによりエレベーション軸1を
動作させ、イナーシャ負荷3を駆動し、上記アジマス軸
2と同様なエレベーション軸1の単体での駆動機構の動
作特性の評価を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本来、2軸駆動機構
は、機構を構成する2軸の動きによって、その機構の目
的とされる役目を果たすことができる。この為、2軸駆
動機構の特性評価を行うには2軸を自由に動作させるこ
とによる特性評価試験が必要である。ところが通常の場
合、実際の駆動負荷を模擬した状態での2軸の特性評価
試験は、重力の影響を受けてしまい2軸同時に機構を動
作させての特性評価は実施できなかった。この為、前述
の1軸駆動試験装置では1軸毎の駆動試験しか実施でき
ないため、2軸同時に駆動させた場合の駆動回路とのイ
ンターフェース確認・駆動角度の指令値と実際の駆動角
度の測定値の差をフィードバックすることによる制御特
性の取得などが実施できない。
【0006】また、図6及び図7に示したような従来の
装置では、駆動軸とイナーシャ負荷の回転軸間の設定に
カップリング等の弾性体を用いており、選択的に駆動軸
回り1軸のみを剛な結合とし、それ以外の自由度に対し
ては極力柔かく結合させ、ミスアライメントを吸収して
駆動動作特性評価を可能にしている。しかし、上記の方
法で2軸同時に駆動評価可能な特性評価装置を構成しよ
うとした場合、上記カップリング等の弾性体を用いてい
ることから、結合している駆動軸とは別の駆動軸と干渉
が生じ指向精度測定又は誤差測定等の駆動特性評価は不
可能である。このため、前述の制御特性及び駆動特性を
取得する2軸の特性評価装置は、発生する取付け誤差を
カップリング等の弾性体を用いることなく剛に吸収する
ことが必要である。
【0007】加えて、従来、上記のカップリング等の弾
性体の使用が2軸同時に精度よく駆動評価できる装置の
構成を妨げてきていた。
【0008】また、図6及び図7に示したような従来の
装置では、2軸駆動機構の設定を地面を基準として実施
するため、2軸駆動機構の自重による特性評価装置への
取付け変位を調整する必要がなかった。しかし、2軸同
時に駆動評価可能な特性評価装置を構成しようとした場
合、インターフェース面が2箇所となり地面を基準とし
ての設定ができなくなるため自重による設定の誤差が試
験設定のミスアライメントとして生じるため誤差の調整
を実施する必要がある。
【0009】また、図6及び図7に示したような従来の
装置では、2軸駆動機構に対してのイナーシャ負荷の設
定が1軸分のみしか実施出来ない。しかし、2軸同時に
駆動評価可能な特性評価装置を構成しようとした場合、
2軸各々に対して独立にイナーシャ負荷を設定すること
が必要である。
【0010】この発明は前記のような問題点を解決する
ためになされたもので、イナーシャ負荷をアジマス軸及
びエレベーション軸の2軸で同時に駆動でき、かつ、そ
の設定時に発生する取付け誤差や自重による設定の誤差
で生じるミスアライメントを吸収するためカップリング
等の弾性体を用いることなく剛に結合することが可能な
結合機構や自重分の設定誤差調整機構を設け、かつ、2
軸独立で負荷イナーシャの設定が可能な2軸駆動機構の
駆動特性評価を可能とすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる2軸駆
動機構の動作特性評価装置は2軸同時の特性評価を可能
とするため、アジマス軸回り及びエレベーション軸回り
のイナーシャ負荷と2軸駆動機構との間を剛に結合し、
取付け誤差を吸収可能に構成した回転自在で並進を拘束
するベアリングと並進自在で回転を拘束するリニアスラ
イドから構成される6自由度の結合機構を設けたもので
ある。
【0012】また、この発明は2軸駆動機構を特性評価
装置へ取付けた場合の2軸駆動機構の自重による設定の
誤差を補正するためにバネとネジにより構成される設定
誤差調整機構を設ける。
【0013】この発明は2軸駆動機構の重量が過大で上
記の調整量が特性評価装置構成上の制約となったり、機
械的位置関係の制約から特性評価装置へ取付けて試験設
定が出来ない場合に、特性評価装置側全体を動かして試
験設定可能とする移動機構と設定調整機構を設ける。
【0014】また、この発明は負荷側の設定を負荷の重
心位置をスライドさせて変更したり、重りの個数を変更
したりして2軸独立に負荷の設定を可能とする調整機構
を設ける。
【0015】
【作用】この発明においては、2軸駆動機構の2軸同時
の駆動角度の指令値と実際の駆動角度の測定値の比較に
よる制御特性の取得及び、指向精度測定又は誤差測定等
の駆動特性評価が可能で、従来の1軸駆動特性評価試験
装置の制限を除去出来る。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す図であり、
1、2及び4は上記従来例と全く同一のものである。1
2はエレベーション軸1まわりのイナーシャ負荷を構成
する第1のイナーシャ負荷、13は第1のイナーシャ負
荷12と対をなしアジマス軸2まわりのイナーシャ負荷
を構成する第2のイナーシャ負荷、14aはシャフト4
を回転自在に保持し前記第1のイナーシャ負荷12を支
持する第1のベアリング、15は前記第1のベアリング
14aを保持し第2のベアリング14bに回転自在に保
持される第2のシャフト、16は前記第2のベアリング
14bを保持し第3のベアリング14cに回転自在に保
持される第3のシャフト、19は前記第3のベアリング
14cを保持し前記第2のイナーシャ負荷13を支持し
第4のベアリング14dに回転自在に保持される第1の
アーム、17は前記第1のシャフト4に取付けられ並進
自在で回転拘束に前記エレベーション軸1に取付けられ
第1のインターフェイスフランジ18を保持する第1の
リニアスライド、21は前記アジマス軸2に取付けられ
た第2のインターフェイスフランジ20を並進自在で回
転拘束に保持する第2のリニアスライド、22は前記第
2のインターフェイスフランジ20を介して2軸駆動機
構の重量を受けるバランススプリング、23は前記バラ
ンススプリング22を支持するバランススペーサ23、
24は前記第4のベアリング14dと前記第2のリニア
スライド21を支持しかつ前記バランススペーサ23を
周囲からガイドする支柱、25は前記支柱24に取付け
られ装置全体を支える脚を示している。
【0017】上記のように構成された2軸駆動機構の特
性評価装置においては、ベアリング14a〜14d、第
1のリニアスライド17および第2のリニアスライド2
1によりミスアライメントを吸収するためにカップリン
グ等の弾性体を用いることなく剛にエレベーション軸1
とアジマス軸2間を結合する結合機構が構成できる。前
記の結合機構は図2に示すようにX軸回転エはエレベー
ション軸1まわりの駆動力伝達の動作に相当し、その駆
動力は第1のインターフェイスフランジ18、第1のリ
ニアスライド17及びシャフト4を介して第1のイナー
シャ負荷12に伝達できる。この時のエレベーション軸
駆動反力はアジマス軸2、第2のインターフェイスフラ
ンジ20、第2のリニアスライド21及び支柱24を介
して支えられる。またZ軸回転カはアジマス軸2まわり
の駆動力伝達の動作に相当し、その駆動力はエレベーシ
ョン軸1及び前記の結合機構を介してアーム19によっ
て支えれる第1のイナーシャ負荷12及び第2のイナー
シャ負荷13に伝えられベアリング14dまわりに回転
可能なように伝達される。この時のアジマス軸駆動反力
は第2のインターフェイスフランジ20、第2のリニア
スライド21及び支柱24を介して支えられる。また、
Y軸回転オまわりに発生したミスアライメントはベアリ
ング14bの回転によってシャフト4とリニアスライド
17が平行となるように調整され、あわせてリニアスラ
イド21の並進により高さが一致したように調整されて
吸収される。X軸並進アに沿ったミスアライメントは第
1のリニアスライド17の並進の動きによって吸収され
る。Y軸並進イに沿ったミスアライメントはベアリング
14dとベアリング14cの相互の回転によってシャフ
ト4とリニアスライド17が平行となるように調整され
て吸収される。Z軸並進ウに沿ったミスアライメントは
第2のリニアスライド21の並進の動きによって吸収さ
れる。以上の結合機構は各々調整可能な自由度以外は剛
な結合が可能なため2軸駆動機構を取付けた場合にイナ
ーシャ負荷に対して剛な結合が達成される。よって、第
1のイナーシャ負荷12及び第2のイナーシャ負荷13
を同時に駆動しての特性評価試験が可能となる。
【0018】実施例2.上記実施例1では2軸駆動機構
の自重を補償する部分に第1のバランススプリング22
と第2のバランススペーサ23を用いて設定を行ってい
るが、本実施例では図3に示すように支柱24内部に支
柱24に取付けられた2軸駆動機構を上下設定可能に保
持でき自重による設定の誤差を補正する調整機構を具備
させ調整可能とした一例を示す。26は第2のインター
フェイスフランジ20を第2のリニアスライド21を介
して上下設定可能に保持するバランススペーサ、27は
回転させられることによって前記バランススペーサ26
を支持するバランススプリング22を上下に動かすこと
が可能なボールシャフト、28は支柱24に固定され前
記ボールシャフト27を受けるボールネジを示してい
る。
【0019】上記のように構成された2軸駆動機構の特
性評価装置においては、前述の実施例1と同様にカップ
リング等の弾性体を用いることなく剛にエレベーション
軸1とアジマス軸2間を結合する結合機構が構成でき、
かつボールシャフト27を回すことによって支柱24に
取付けられたボールネジ28がボールシャフト27を上
下に動かしバランススプリング22、バランススペーサ
26、インターフェイスフランジ20の設定を上下に調
整可能とする。このため2軸駆動機構を設置した場合の
自重の影響によるミスアライメントの調整が可能とな
る。
【0020】実施例3.前記実施例1では2軸駆動機構
を特性評価装置に取付けて設定を行っているが、本実施
例では図4に示すように2軸駆動機構の重量が過大で前
述の自重補償が特性評価装置構成上の制約となったり、
機械的位置関係の制約から特性評価装置へ取付けて試験
設定が出来ない場合に、特性評価装置側全体を動かして
試験設定可能とした一例を示す。33は建物の天井また
は設置用に構成されたやぐらなどで設けられる試験実行
上設定可能な特性評価装置取付けインターフェイスポイ
ント(詳細な構成は省略)、31は前記インターフェイ
スポイント33に取付き内部にボールネジ28とリニア
スライド21が組込まれ特性評価装置全体を吊り下げる
ホールドパイプ、30は前記ホールドパイプ31に組込
まれ特性評価装置全体をベアリング14dを介して回転
自在に保持する第4のシャフト、29は前記第4のシャ
フト30とボールシャフト27に取付き特性評価装置全
体を吊り下げるバランススプリング、32は2軸駆動機
構に取付き分離できない機械的制約の一例としてのブー
ムを示している。
【0021】上記のように構成された動作特性評価装置
においては、ベアリング14dを介してアジマス軸2と
一直線状に回転自在に特性評価装置全体をホールドパイ
プ31によってインターフェイスポイント33から吊り
下げているため片側のインターフェイス面に図示したよ
うな制約がある場合でも2軸同時の動作特性評価が可能
となる。また、実施例2と同様にボールネジ28まわり
にボールシャフト27を回すことによりボールシャフト
27が上下に移動しバランススプリング29を介してシ
ャフト30に動きが伝わり特性評価装置全体が上下方向
の調整可能となる。
【0022】実施例4.以上の実施例のイナーシャ負荷
設定部分に単一に製作した第1のイナーシャ負荷12及
び第2のイナーシャ負荷13を用いて設定を行っている
が、本実施例では図5に示すようにイナーシャ負荷12
及びイナーシャ負荷13を分割し、かつイナーシャ負荷
までのアーム距離を調整可能とする機構を具備させてイ
ナーシャ設定を個々に設置可能とした一例を示す。12
a〜12fは分割しシャフト4から任意の距離に個々に
取付け可能とした第1のイナーシャ負荷、13a〜13
eは分割しアーム19に個々に取付け可能とした第2の
イナーシャ負荷、34はイナーシャ負荷12及びイナー
シャ負荷13を取付けたアーム、35はベアリング14
dにより回転自在に保持されたアーム、36は前記アー
ム34と前記アーム35をつなぎ繋ぎ位置を内部の任意
の位置で固定可能(固定方法の詳細は省略)なスライド
アジャストを示している。
【0023】上記のように構成された2軸駆動機構の特
性試験装置においては、イナーシャ負荷12及びイナー
シャ負荷13を分割し、その取付ける個数を変更するこ
とによりイナーシャ負荷を変更して設定可能となる。ま
た、各イナーシャ負荷12a〜12fのシャフト4から
の取付け位置を変更することでエレベーション軸1の軸
まわりのイナーシャ負荷設定が微調整可能となり、イナ
ーシャ負荷12及びイナーシャ負荷13までのアーム距
離をスライドアジャスト36部分で調整可能とすること
でアジマス軸2の軸まわりのイナーシャ負荷設定が微調
整可能となる。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】アジマス軸回り及びエレベーション軸回り
のイナーシャ負荷と2軸駆動機構との間を剛に結合し、
取付け誤差を吸収可能に構成した回転自在で並進を拘束
するベアリングと並進自在で回転を拘束するリニアスラ
イドから構成される6自由度の結合機構を設けたことで
2軸同時の駆動特性評価ができる。
【0026】また、バネとボールネジにより構成される
自重補償機構を設けたことで2軸駆動機構を特性評価装
置へ取付けた場合の2軸駆動機構の自重分による設定の
誤差を調整できる。
【0027】また、特性評価装置側全体を動かして試験
設定可能とする移動機構と設定調整機構を設けたことで
2軸駆動機構の重量が過大で上記の補償量が特性評価装
置構成上の制約となったり、機械的位置関係の制約から
特性評価装置へ取付けて試験設定が出来ない場合の設定
を可能とする。
【0028】また、イナーシャ負荷の重りの個数を変更
したり、負荷側の設定位置をスライドさせて変更させる
ことが可能な調整機構を設けたことで2軸各独立に負荷
設定を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の2軸駆動機構の特性評価
装置を示す図である。
【図2】この発明の実施例1で調整できるミスアライメ
ントを示す図である。
【図3】この発明の実施例2を示す図である。
【図4】この発明の実施例3を示す図である。
【図5】この発明の実施例4を示す図である。
【図6】従来の装置でのアジマス軸での試験設定を示す
図である。
【図7】従来の装置でのエレベーション軸での試験設定
を示す図である。
【符号の説明】
1 エレベーション軸 2 アジマス軸 3 イナーシャ負荷 4 シャフト 5 サポートスペーサ 6 地面 7 カップリング 8 スペーサ 9 ブラケット 10 架台 11 ベアリング 12 イナーシャ負荷 13 イナーシャ負荷 14a ベアリング 15 シャフト 16 シャフト 17 リニアスライド 18 インターフェイスフランジ 19 アーム 20 インターフェイスフランジ 21 リニアスライド 22 バランススプリング 23 バランススペーサ 24 支柱 25 脚 26 バランススペーサ 27 ボールシャフト 28 ボールネジ 29 バランススプリング 30 シャフト 31 ホールドパイプ 32 ブーム 33 インターフェイスポイント 34 アーム 35 アーム 36 スライドアジャスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 13/00 G01M 19/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2軸駆動機構に取付けられるエレベーシ
    ョン軸まわりのイナーシャ負荷を構成する第1のイナー
    シャ負荷、この第1のイナーシャ負荷と対をなしアジマ
    ス軸まわりのイナーシャ負荷を構成する第2のイナーシ
    ャ負荷、この第1のイナーシャ負荷に取付けられた第1
    のシャフト、この第1のシャフトを回転自在に支持する
    第1のベアリング、この第1のベアリングを支持する第
    2のシャフト、この第2のシャフトを回転自在に支持す
    る第2のベアリング、この第2のベアリングを支持する
    第3のシャフト、この第3のシャフトを回転自在に支持
    する第3のベアリング、この第3のベアリングを支持し
    前記第2のイナーシャ負荷に取付けられた第1のアー
    ム、この第1のアームを回転自在に支持する第4のベア
    リングと、この第4のベアリングを支持する支柱、前記
    第1のシャフトに取付けられエレベーション軸との間を
    並進自在で回転拘束に繋ぐ第1のリニアスライド、前記
    アジマス軸に取付けられ前記支柱との間を並進自在で回
    転拘束に繋ぐ第2のリニアスライド、この第2のリニア
    スライドを支えると共にミスアライメントを吸収するバ
    ランススプリングとを備えたことを特徴とする2軸駆動
    機構の特性評価装置。
  2. 【請求項2】 アジマス軸に取付けられたインターフェ
    イスフランジを支持するバランススペーサ、このバラン
    ススペーサを支持すると共にミスアライメントを吸収す
    るバランススプリングを保持するボールシャフト、この
    ボールシャフトと対をなしボールシャフトが回転するこ
    とによりボールシャフトを往復動させるボールネジから
    なる、自重による設定の誤差を調整する機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の2軸駆動機構の特性評価
    装置。
  3. 【請求項3】 特性評価装置取付けインターフェイスポ
    イントに取付けられ内部にボールネジと第2のリニアス
    ライドが組込まれ特性評価装置全体を支持するホールド
    パイプ、このホールドパイプに組込まれ特性評価装置全
    体を第4のベアリングを介して回転自在に保持する第4
    のシャフト、この第4のシャフトと前記ボールネジに組
    込まれたボールシャフトに取付き特性評価装置全体を支
    持する第2のバランススプリングからなる特性評価装置
    全体を動かす調整機構を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の2軸駆動機構の特性評価装置。
  4. 【請求項4】 イナーシャ負荷を構成する重りを複数個
    に分割し個々に設定可能としたイナーシャ負荷、このイ
    ナーシャ負荷を各々支持する第2のアーム、この第2の
    アームと対をなし支柱まわりに回転自在に保持される第
    3のアーム、この第2のアームと第3のアームをスライ
    ドさせ任意の位置で固定可能なスライドアジャスタから
    なるイナーシャ負荷調整機構を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の特性評価装置。
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