JP2000350978A - 生ゴミの衛生的な回収装置 - Google Patents

生ゴミの衛生的な回収装置

Info

Publication number
JP2000350978A
JP2000350978A JP11202105A JP20210599A JP2000350978A JP 2000350978 A JP2000350978 A JP 2000350978A JP 11202105 A JP11202105 A JP 11202105A JP 20210599 A JP20210599 A JP 20210599A JP 2000350978 A JP2000350978 A JP 2000350978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
residue
reference numeral
garbage
receiver
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11202105A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Fujimoto
重信 藤本
Tatsuo Fujimoto
達男 藤本
Katayoshi Takagi
堅義 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11202105A priority Critical patent/JP2000350978A/ja
Publication of JP2000350978A publication Critical patent/JP2000350978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人間生活が排出する生ゴミを、衛生的に回収
し、有機堆肥にリサイクルし、併せて、食事に係わる生
活排水を、無公害化処理する。 【解決手段】台所、厨房から廃棄、排出される生ゴミと
洗浄水等の水分を分離して、無臭状態で衛生的に処理す
る装置であり、生ゴミとなる食材残渣固形分は有機堆肥
に熟成してリサイクルし、汚水は法定下水道排水基準以
下に無害化処理して排水する様な、分離作業構成システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、厨房から排出される残渣
となる生ゴミの、衛生的な回収方法の装置に関わる技術
の利用分野にある。
【0002】
【従来技術】食材の残渣つまり生ゴミは、人間生活が排
出する廃棄物の40%にも達するが、この残渣となった
生ゴミをバクテリア等により堆肥化する技術は、工場レ
ベルでは、既に実用化域にあるが、そのような改善にも
関わらず、肝心な回収システムは、従来の儘で、ポリ袋
による回収方式に変わりなく、そのために生ゴミ集荷場
は、猫、カラス、野良犬等による餌漁りで袋は破かれ、
悪臭、病原菌の発生源となって、蠅がたかり、ウジ虫が
寄生し、回収作業や、運搬も同様の状態が未だ解決され
ず、非衛生状態が続いている。又、この工場システムに
よる堆肥化技術では、ポリ袋の分別及び処分作業が残さ
れており、余分な仕事が付加されて、最も一般的な焼却
処分でも、このポリ袋の燃焼が恐ろしい環境ホルモンの
発生、ダイオキシン発生の原因を構成することになり、
この欠点は、生ゴミの堆肥化によるリサイクルのメリッ
トよりも、かえって公害を増大し、問題を大きくしてい
る。
【0003】また、台所から流される水は、米の研ぎ
汁、食器用洗剤、食材等の有機腐敗物、及び油脂分を多
量に混入した状態で、全く処理されない儘、排水されて
いる。
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、前項に記述する如き、従来技術のポリ袋回
収、集荷方法を残したシステムの問題点、全く考慮され
ていない公害垂れ流しの排水処理を、同時に解決する事
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、この従来技術
の問題点、欠点を解決するための技術手段として、ポリ
袋による回収、集荷のプロセスを無くすべく、流し台の
排水口直下に、生ゴミの残渣受けを、流れのライン以外
には、防水状態にして、且つ、着脱可能な構成で、有機
腐敗物や油脂分を含む水分と、分離して処理する手段を
採った。残渣受けに捕獲分離した生ゴミは、満杯状態で
残渣受けごと、着脱機構を利してシンク排水ラインから
取り外し、生ゴミ分解バクテリアをまぶし、醸成蓋を被
せて、回収まで待機させる。そして該ラインには、空の
スペア残渣受けを装着して、続けてライン使用を可能状
態にする。他方、生ゴミ残渣を分離された水分は、脱臭
効果と、有機腐敗物、油脂分を食べて、炭酸ガスと水に
分解する、水溶性の好気性バクテリアを混合することに
よって、法定の下水道排水基準をクリヤーせしめるべ
く、浄化水槽またはグリーストラップ槽で処理してから
下水道に排水する方法、つまり、生ゴミと排水を、一連
のラインで処理する技術の構成で課題を解決した。
【0005】
【構成、作用及び効果】図面により、本発明の構成、作
用、効果に就いて、更に詳細に説明を加える。図面は、
本発明の概要構成を示すもので、図1は、流し台のシン
ク直下に防水状態で着脱可能に構成する、残渣受けの縦
断面図であり、生ゴミ残渣と水分を分離する構成を表示
したものである。図2は、図1を部分ごとに分解した、
一部破断面の斜視図である。図3、図4,図5、図6
は、残渣受けのライン着脱を示す側面図である。図7
は、ラインから外した残渣受けに熟成蓋を被せて、生ゴ
ミ残渣を有機堆肥化する状態を示す側断面図である。図
8は、生ゴミ残渣とは分離された洗浄水等の水分、通常
レストラン、食道、給食店等の調理、厨房排水を処理す
るグリーストラップに、法定排水基準以下に処理する、
バクテリア供給装置を構成した処理槽を表示する側断面
図である。さて、本発明の目的は、厨房から廃棄される
生ゴミを、無臭状態で、二次公害の原因となる、余分な
ポリ袋等を使用することなく、直接、有用な、有機堆肥
にリサイクルし、併せて、必ず多量に排出されるのに、
殆ど無視されている有機腐敗物、洗剤、油脂分等を含む
水分を、法定排水基準以下に処理して、頭書記載の、厨
房生ゴミの衛生的な回収技術の提供にある。生ゴミをポ
リ袋等に入れて収集し、バクテリアによって工場規模
で、有機堆肥にリサイクルする技術は既に完成されてい
て、1998年の9月、NHKのスペシャル番組「生ゴ
ミは、宝の山」でも放映され、公開され、広く実用化さ
れようとしている事は、公知である。 しかし、そのシ
ステムが従来通り、ポリ袋による、生ゴミ回収、集荷方
式である事は、その放映からも知らされている。確か
に、生ゴミが有用な有機堆肥にリサイクルされる結果の
効用は大であるが、回収、集荷の工程で発生する悪臭、
病原菌の温床となる、猫、カラス、野良犬等の餌漁りに
よる破袋、撒き散らしでの蠅、ウジ虫の寄生、またポリ
袋の分別、焼却処理は、ゴミ処理の根本的な問題を解決
するものでなく、かえって、公害処理を増大することに
なり、ダイオキシン発生原因に繋がり、ゴミ対策の総合
的な改良結果を得る事は出来ていない。又、家庭から廃
棄される、卵、貝殼、骨等を除く生ゴミを、充分に水切
りして、有機残渣だけを、その儘、直接バクテリアと攪
拌混練し、堆肥化する装置も実用化されているが、この
方法も片手落ちで、河川、湖沼、海洋汚濁の原因とな
る、肝心な排水の処理は、全く考えられておらず、魚の
頭や骨、貝殼や卵の殼は駄目で、利用範囲が狭く、この
欠点は前述の技術と同様、ゴミ処理の根本的な改良には
繋がらない。生ゴミ処理にとって有効なバクテリアは、
最近の進んだバイオ技術で、目的にかなった機能を持た
せ、培養、増大させる事は可能である。既に、生ゴミの
堆肥化処理が行える機能を備えたバクテリアは、数種開
発培養され、実用化も発表され、経済面での処理コスト
も、利用可能な領域に達しつゝある。従って、本発明
は、このような既に実用化が確立されたバクテリアを利
用するので、技術の構成上で、あらためてバクテリアに
於ける斬新性に就いて、言及するものはなにもない。そ
して、それらのバクリアの機能は、臭気を押さえ、有機
物、油脂分を食べて、その殆どを水と炭酸ガス、つまり
CO(二酸化炭素=炭酸ガス)の状態に分解して排出
することも、よく知られている。 有機物残渣は、元の
生ゴミの10%〜20%程度に圧縮され、有機堆肥化さ
れる。そのような、バクテリアの処理能力を利用して、
生ゴミの発する悪臭を密閉、遮断状態で固形物と油脂水
分に分離し、固形分は堆肥化してリサイクルし、同時に
水分は、無害処理して排水する本考案システムの構成に
は、特許請求の範囲にも記載の通り、機能目的を達成す
る斬新な、新技術の機構が組み込まれている。地球が、
公害、ゴミで埋没しようとしている今、本考案の実用
化、普及は急務である。ところで、COの排出は、地
球温暖化、気候異変の促進に繋がると云う考え方をする
と、このようなバクテリアを利用した生ゴミ処理技術で
も、前述の如く、やはりCOを排出すると云う欠点を
持っている事になるが、従来技術の集荷回収による工場
レベルでの堆肥化技術、又家庭用の攪拌式堆肥化装置と
比べてたら、ポリ袋の焼却処理によるCOの排出量、
また排水の未処理を考えると、本考案の処理技術は、そ
の排出量が比較にならない程少なくて、排水の処理効果
を加えると、総合的な改良効果の差は大きく、構成技術
にも大きな差がある。又、その二酸化炭素の排出量は、
車や工場から排出される、多量の化石燃料、燃焼による
排出とは異なり、削減対象の規制値以下であり、元々の
自然界で営まれる、人間や動植物が呼吸で吐き出す炭酸
ガスと同様の取り扱いに考えられる。しかし、その排出
量もやはり極力低減したいものだが、それには、徹底し
た分別回収による、ゴミの排出量を減らす事でしか解決
は期待出来ない。図面によって、特許請求の範囲に記述
する如き構成、作用、効果の用件を順次、詳細に説明す
る。図1は、厨房の流し台直下に構成する本発明の食材
残渣と水を分離する機構の縦断面図であり、符号1の流
し台シンクに、符号4、5、6のパッキンを介して、符
号3のリングねじで、符号7のスライドガイドパイプを
固着している。図2は、図1の一部を破断面にした部分
分解斜視図であるが、符号8のスライドブッシュは、符
号13の上下スライド蓋に、符号43の複数のねじで一
体に固着構成されており、さらに符号10、11のOリ
ングで、符号7との間から水分や臭気が外部に漏洩しな
いように構成されている。符号12の棒先の止めねじ
は、符号8のスライドブッシュにねじ込まれ、先端の棒
の部分が、符号7のスライドガイドパイプの胴体に穿た
れた、ネジ溝と嵌合して、符号13の上下スライド蓋に
固着された、符号14のハンドルを矢印E方向に回せ
ば、符号9のバネに抗して、その蓋を上方に動かし、D
方向に回せば、バネの圧力に助力されて、下方に動かさ
れるようになっている。そして、ラインの入り口、つま
り残渣や洗浄水が流し込まれる入り口には、符号2の菊
口がはめ込まれて臭気を遮蔽している。符号17の生ゴ
ミ、つまり食材の残渣と、洗浄水等の水分を分離するた
め、符号15の残渣受けを排出ラインに防水状態で、着
脱可能に構成し、符号2の臭気遮蔽ゴム扉、菊口から食
材残渣の生ゴミが、洗浄水と一緒に、流し込まれれる
と、符号18のフィルターで、生ゴミ残渣は残り、水
分、洗浄水が分離されて、符号19の自動開閉弁を通過
し、符号22の排水管より、図8に示す、符号41の流
入管に連結して、グリーストラップ浄化槽に流れ込み、
混入する有機腐敗物、油脂分、洗剤等が浄化処理され、
下水道に排水される。 ところで、符号15の残渣受け
が、着脱構造でありながら、防水ラインを構成している
のは、符号13の上下スライド蓋と、符号15の残渣受
けに固着構成された符号16のゴム製シールリング、符
号15の残渣受けの傾斜底部と、符号22の排水管の接
触部に構成されたゴム座の密閉性に依拠するが、符号1
4のハンドルによる符号13の上下スライド蓋の押し下
げ力が、前述の二カ所の密閉度を確定する。 さらに、
符号15の残渣受けの着脱操作であるが、図1、2と図
3、4、5、6で説明する。符号14のハンドルを矢印
Eの方向に回すと、符号13の上下スライド蓋は上昇
し、その押しつけが解放された符号15の残渣受けは、
符号23〜29で構成されるパンタグラフ構造の上下動
架台に構成される符号27の引っ張りバネの引力によっ
て、矢印Cに示す如く、符号29の上下動位置決め金具
で制止する処まで押し上げられる。この時、符号14の
ハンドルが矢印E方向に一杯に回されていると、符号1
3の上下動スライド蓋の上昇は、符号29の上下動設定
金具で、前述の架台、符号23の上フレームの上昇量よ
り大きく設定してあれば、符号13の上下スライド蓋
と、符号16のゴム製シールリングは完全に離れ、同時
に、符号27の引っ張りバネで、符号23の上フレーム
が矢印Jの方向に上昇すると、符号21のボールプラン
ジャーと符号19の自動開閉弁が離れ、さらに符号20
−1のガイドに装着された符号20−2の圧縮バネが、
その自動開閉弁を残渣受けの底部に形成された排水口を
塞ぎ、汚水の流出を防止する。符号21のボールプラン
ジャー、符号22の排水管は、符号23の上フレームよ
り下にβ寸法沈み込む状態で、符号15の残渣受けは、
汚水を垂れ流すことなく、ラインから外す事ができるの
である。この動作は、図5と図6に示しており、矢印K
が符号15の残渣受け取り出し方向である。図3は、残
渣受けをラインに装着する状態を示し、符号15の残渣
受けと、符号13の上下スライド蓋には、α寸法の開き
がある。 符号15の残渣受けが空の状態のもの、つま
りスペアーを、ラインに装着する動作は、図3、4に表
示しているが、先ず、図3で、その残渣受けを、符号2
3から29で構成される上下動架台に乗せ、矢印F方向
に押し込むと、図4に示す如く符号14のハンドルを矢
印D方向に回すと、上下動架台は矢印H方向にβ寸法だ
け押し下げられ、符号15の残渣受けと、符号13の上
下スライド蓋が密閉される。続いて、符号21のボール
プランジャーが、符号19の自動開閉弁を、符号20−
2の圧縮バネに抗して押し上げ、残渣受け底部が開口し
た状態で、符号22の排水管頂部ゴムライニングに接
し、圧着されてラインが防水状態に密閉される。ライン
に密閉固定された状態は、図1が明示している。図1の
矢印Aは、ラインの排水方向を示す。上下動架台は、主
として、流し台のフロアーレベル、記号F.L.に固定
され、符号24の下フレームと、符号25、26のパン
タグラフリンクで連結された、符号23の上フレームで
構成されていて、符号24の下フレームに固着された、
符号28のブラケットで、符号27の引っ張りバネによ
って、パンタグラフリンクを矢印B方向に引っ張り、そ
の垂直方向の分力は、符号23の上フレームを常に矢印
Cの方向に押し上げている。符号21のボールプランジ
ャー、符号22の排水管は、符号24の下フレームに固
着されているので、符号23の上フレームが沈んでも動
かない。従って、符号15の残渣受けは、符号14のハ
ンドル一動作、つまりワンタッチで、頭書記載の如く、
ラインに防水状態で着脱出来るのである。以上説明の様
な構成に於いて、汚水漏れによる悪臭の発生、雑菌の発
生がない状態で、生ゴミ残渣と汚水は分離されるのであ
る。図7は、残渣が回収、集荷される間、または直接有
機堆肥化する熟成装置を示した側断面図であり、ライン
から取り出された満杯の残渣受けに、堆肥化バクテリア
をまぶしてから、符号30の熟成蓋を覆って、符号31
−2のハンドルを回し、符号31−1のガス抜きを開
き、生ゴミを熟成させ、有機堆肥化させるのである。こ
のとき、熟成の時間が問題になるが、バクテリアの量、
残渣受けの容量、スペアーの数によって、待機時間がコ
ントロールされ、熟成度が変化する。符号18のフィル
ターは、水切りだけの機能でなく、バクテリアの回収機
能も考慮された網になっていて、取り外し可能に構成さ
れているので、バクテリアがリサイクル使用出来る。バ
クテリアを混入された食材残渣は、温度を上昇させなが
ら、炭酸ガスと水蒸気を発生させ、体積を約10〜20
%に圧縮し、徐々にバクテリアを分離、有機堆肥に熟成
するのである。熟成が完了すると一度、符号30の上蓋
を外し、円錐形の水滴受けから、蒸発液化した水分を排
出する。この水分は、バクテリアが残渣を食べる時に発
する水蒸気であり、蒸留水に近く全く無害である。又、
生ゴミが熟成堆肥化すると、バクテリアは元の状態に復
帰し、符号18の網から分離落下して、符号15の底部
に溜まり回収出来るので、反復使用が可能なのである。
熟成が完了すると、蒸留水を排水、バクテリアを回収し
て再度、符号30の熟成蓋と、符号31−2のハンドル
を回し、符号31−1のガス抜きを締め密閉状態にする
と、有機堆肥は長時間の保存が無臭、且つ衛生的に可能
となるが、袋に移し替えても同様に、堆肥が農用に使用
されるまでの長時間、保存が可能で、この袋詰め状態で
有機堆肥は商品として、販売も可能となり機能目的は達
成される。図8は、先にも記述した通り、汚水処理の構
造を示す横断面図であるが、この構成に新規性はない。
符号22の排水管と連結する、符号41の流入管から矢
印Lの方向に汚水は流れ込み、符号33のエヤーポンプ
からは空気を、符号34のタンクからは、符号35のタ
イマーで設定された時間に、符号36の間欠動ポンプよ
って、符号40の残渣受け籠の上に滴下供給される好気
性バクテリアは、符号38のノズルからエヤーレーショ
ンされて活性化し、符号37のグリーストラップ漕内で
汚水を浄化処理して、符号39の排水口、符号42の排
水管から矢印Mへと、下水道排水する。浄化度合いは、
汚水の滞留時間、つまりグリーストラップ漕の容量、バ
クテリアの供給量、エヤーレーションによって決まる。
以上説明の生ゴミ処理は、請求項にも記載の如く、全て
密閉状態に於いて行われる構成で、処理過程で、例え悪
臭が発生していても、外部に漏洩する事がないから、
蠅、ウジ虫を発生させる非衛生な状態にはならず、病原
菌の寄生は、頭書目的の通り抑制される。従って、業務
用にも、既に法規制で設置が義務化されているグリース
トラップに、図8の如き、水質処理機構を構成して、法
定下水道排水基準以下に水質改良するようにした。図8
によって、さらに詳細に説明する。符号37は、法規制
化されているグリーストラップの一例を示す槽の構成で
あるが、通常は、符号37の槽、符号41の流入管、符
号40の食材残渣受け籠、符号42の排水管、仕切板で
構成されていて、厨房排水は、何ら水質改善もされず
に、上澄みの水を排水する構造になっているので、1:
水素イオン濃度=水素指数:pH5を越え、9未満、
2:生物化学的酸素要求量=1リットルにつき5日間に
600mg未満、3:浮遊物質量=1リットルにつき6
00mg未満、4:ノルマルヘキサン抽出物質含有量・
・・イ、鉱油類含有量=1リットルにつき5mg以下、
・・・ロ、動植物油脂類含有量=1リットルにつき30
mg以下にする、下水道法による排水基準を、クリヤー
出来るものは殆ど無い。そして、符号40の残渣受け籠
が、常に清掃管理されていないと、悪臭が発生し、食材
を餌に、ネズミ、ゴキブリ、蠅ウジ虫が寄生し、O−1
57の様な恐ろしい病原菌発生の温床となる。このよう
に、下水道法による排水基準はあるが、今は野放しの状
態であり、河川、湖沼、海洋は汚染が深まるばかりであ
る。本発明は、頭書記載の通り、生ゴミとなる食材の残
渣を分離し、残渣は有機堆肥に、洗浄水を含む全ての排
水は、好気性のバクテリアによって、グリーストラップ
で処理する様に構成している。このように本発明の、生
ゴミを衛生的に回収処理する仕組みについて、順次、そ
の新規な構成、目的効果を説明したが、本発明が従来技
術と大きく相違するのは、ポリ袋等を使用せず、直接生
ゴミとなる食材残渣固形分と、洗浄水を含む水分を、密
閉状態、つまり臭気を遮断して衛生的に分離し、残渣受
けを着脱可能な機構にして、その着脱を繰り返すことに
より、連続して多量の有機堆肥化を可能にし、また汚水
は、法定排水基準にインライン処理出来る様にしたシス
テムの構成にある。以上説明の如く、本考案は、頭書記
載の通りの問題を解決し、実施可能な技術レベルで、作
用効果の目的を達成した。
【図面の簡単な説明】
【図 1】は、本考案の断面の側面図である。
【図 2】図1部分ごとに分解した、一部破断面の斜視
図である。
【図3,4,5,6】は、残渣受けのライン着脱を示す
側面図である。
【図 7】は、ラインから外した残渣受けに熟成蓋を被
せて、生ゴミ残渣を有機堆肥化する状態を示す側面図で
ある。
【図 8】は、残渣と分離された水分の処理漕を示す側
面図である。
【図中符号の名称】
1:流し台のシンク。2:臭気遮蔽ゴム扉、菊口。3:
リングねじ。4、5、6:パッキン。7:スライドガイ
ドパイプ。8:スライドブッシュ。9:バネ。10、1
1:Oリング。12:棒先止めねじ。13:上下スライ
ド蓋。14:ハンドル。15:残渣受け。16:シール
リング。17:生ゴミ。18:フィルター。19:自動
開閉弁。20−1:ガイド。20−2:圧縮バネ。2
1:ボールプランジャー。22:排水管。23:上フレ
ーム。24:下フレーム。25、26:パンタグラフリ
ンク。27:引っ張りバネ。28:ブラケット。29:
上フレーム上下動設定金具。30:熟成蓋。31−1:
ガス抜き。31−2:ハンドル。32:連結ピン。3
3:エヤーポンプ。34:バクテリア収納タンク。3
5:供給時間設定タイマー。36:供給ポンプ。37:
グリーストラップ漕。38:エヤーノズル。39:排水
口。40:残渣受け籠。41:流入管。42:排水管。
43:ねじ。
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月6日(1999.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【構成、作用及び効果】図面により、本発明の構成、作
用、効果に就いて、更に詳細に説明を加える。図面は、
本発明の概要構成を示すもので、図1は、流し台のシン
ク直下に防水状態で着脱可能に構成する、残渣受けの縦
断面図であり、生ゴミ残渣と水分を分離する構成を表示
したものである。 図2は、図1を部分ごとに分解し
た、一部破断面の斜視図である。図3、図4,図5は、
残渣受けのライン着脱を示す側面図である。 図6は、
ラインから外した残渣受けに熟成蓋を被せて、生ゴミ残
渣を有機堆肥化する状態を示す側断面図である。 図7
は、生ゴミ残渣とは分離された洗浄水等の水分、通常レ
ストラン、食道、給食店等の調理、厨房排水を処理する
グリーストラップに、法定排水基準以下に処理する、バ
クテリア供給装置を構成した処理槽を表示する側断面図
である。 さて、本発明の目的は、厨房から廃棄される
生ゴミを、無臭状態で、二次公害の原因となる、余分な
ポリ袋等を使用することなく、直接、有用な、有機堆肥
にリサイクルし、併せて、必ず多量に排出されるのに、
殆ど無視されている有機腐敗物、洗剤、油脂分等を含む
水分を、法定排水基準以下に処理して、頭書記載の、厨
房生ゴミの衛生的な回収技術の提供にある。 生ゴミを
ポリ袋等に入れて収集し、バクテリアによって工場規模
で、有機堆肥にリサイクルする技術は既に完成されてい
て、1998年の9月、NHKのスペシャル番組「生ゴ
ミは、宝の山」でも放映され、公開され、広く実用化さ
れようとしている事は、公知である。 しかし、そのシ
ステムが従来通り、ポリ袋による、生ゴミ回収、集荷方
式である事は、その放映からも知らされている。 確か
に、生ゴミが有用な有機堆肥にリサイクルされる結果の
効用は大であるが、回収、集荷の工程で発生する悪臭、
病原菌の温床となる、猫、カラス、野良犬等の餌漁りに
よる破袋、撒き散らしでの蠅、ウジ虫の寄生、またポリ
袋の分別、焼却処理は、ゴミ処理の根本的な問題を解決
するものでなく、かえって、公害処理を増大することに
なり、ダイオキシン発生原因に繋がり、ゴミ対策の総合
的な改良結果を得る事は出来ていない。又、家庭から廃
棄される、卵、貝殻、骨等を除く生ゴミを、充分に水切
りして、有機残渣だけを、その儘、直接バクテリアと攪
拌混練し、堆肥化する装置も実用化されているが、この
方法も片手落ちで、河川、湖沼、海洋汚濁の原因とな
る、肝心な排水の処理は、全く考えられておらず、魚の
頭や骨、貝殻や卵の殻は駄目で、利用範囲が狭く、この
欠点は前述の技術と同様、ゴミ処理の根本的な改良には
繋がらない。厨房等の下水道排水基準は法的に規制され
ているが、保健所等の排水測定検査が行われず、罰則規
定がないから、基準から大きく外れていても、現状、垂
れ流し状態で、河川、湖沼、海洋の汚染は拡大するばか
りである。 生ゴミ処理にとって有効なバクテリアは、
最近の進んだバイオ技術で、目的にかなった機能を持た
せ、培養、増大させる事は可能である。既に、生ゴミの
堆肥化処理が行える機能を備えたバクテリアは、数種開
発培養され、実用化も発表され、経済面での処理コスト
も、利用可能な領域に達しつゝある。従って、本発明
は、このような既に実用化が確立されたバクテリアを利
用するので、技術の構成上で、あらためてバクテリアに
於ける斬新性に就いて、言及するものはなにもない。そ
して、それらのバクリアの機能は、臭気を押さえ、有機
物、油脂分を食べて、その殆どを水と炭酸ガス、つまり
CO(二酸化炭素=炭酸ガス)の状態に分解して排出
することも、よく知られている。 有機物残渣は、元の
生ゴミの10%〜20%程度に圧縮され、有機堆肥化さ
れる。そのような、バクテリアの処理能力を利用して、
生ゴミの発する悪臭を密閉、遮断状態で固形物と油脂水
分に分離し、固形分は堆肥化してリサイクルし、同時に
水分は、無害処理して排水する本発明システムの構成に
は、特許請求の範囲にも記載の通り、機能目的を達成す
る斬新な、新技術の機構が組み込まれている。地球が、
公害、ゴミで埋没しようとしている今、本発明の実用
化、普及は急務である。ところで、COの排出は、地
球温暖化、気候異変の促進に繋がると云う考え方をする
と、このようなバクテリアを利用した生ゴミ処理技術で
も、前述の如く、やはりCOを排出すると云う欠点を
持っている事になるが、従来技術の集荷回収による工場
レベルでの堆肥化技術、又家庭用の攪拌式堆肥化装置と
比べてたら、ポリ袋の焼却処理によるCOの排出量、
また排水の未処理を考えると、本発明の処理技術は、そ
の排出量が比較にならない程少なくて、排水の処理効果
を加えると、総合的な改良効果の差は大きく、構成技術
にも大きな差がある。 又、その二酸化炭素の排出量
は、車や工場から排出される、多量の化石燃料、燃焼に
よる排出とは異なり、削減対象の規制値以下であり、元
々の自然界で営まれる、人間や動植物が呼吸で吐き出す
炭酸ガスと同様の取り扱いに考えられる。しかし、その
排出量もやはり極力低減したいものだが、それには、徹
底した分別回収による、ゴミの排出量を減らす事でしか
解決は期待出来ない。図面によって、特許請求の範囲に
記述する如き構成、作用、効果の要件を順次、詳細に説
明する。図1は、厨房の流し台直下に構成する本発明の
食材残渣と水を分離する機構の縦断面図であり、符号1
の流し台シンクに、符号4、5、6のパッキンを介し
て、符号3のリングねじで、符号7のスライドガイドパ
イプを固着している。図2は、図1の一部を破断面にし
た部分分解、斜視図であるが、符号8のスライドブッシ
ュは、符号13の上下スライド蓋に、符号43の複数の
ねじで一体に固着構成されており、さらに符号10、1
1のOリングで、符号7との間から水分や臭気が外部に
漏洩しないように構成されている。符号12の捧先の止
めねじは、符号8のスライドブッシュにねじ込まれ、先
端の棒の部分が、符号7のスライドガイドパイプの胴体
に穿たれた、ネジ溝と嵌合して、符号13の上下スライ
ド蓋に固着された、符号14のハンドルを矢印E方向に
回せば、符号9のバネに抗して、その蓋を上方に動か
し、D方向に回せば、バネの圧力に助力されて、下方に
動かされるようになっている。 そして、ラインの入り
口、つまり残渣や洗浄水が流し込まれる入り口には、符
号2の菊口がはめ込まれて臭気を遮蔽している。符号1
7の生ゴミ、つまり食材の残渣と、洗浄水等の水分を分
離するため、符号15の残渣受けを排出ラインに防水状
態で、着脱可能に構成し、符号2の臭気遮蔽ゴム扉、菊
口から食材残渣の生ゴミが、洗浄水と一緒に、流し込ま
れれると、符号18のフィルターで、生ゴミ残渣は残
り、水分、洗浄水が分離されて、符号19の自動開閉弁
を通過し、符号22の排水管より、図7に示す、符号4
1の流入管に連結して、グリーストラップ浄化槽に流れ
込み、混入する有機腐敗物、油脂分、洗剤等が浄化処理
され、下水道に排水される。 ところで、符号15の残
渣受けが、着脱構造でありながら、防水ラインを構成し
ているのは、符号13の上下スライド蓋と、符号15の
残渣受けに固着構成された符号16のゴム製シールリン
グ、符号15の残渣受けの傾斜底部と、符号22の排水
管の接触部に構成されたゴム座の密閉性に依拠するが、
符号14のハンドルによる符号13の上下スライド蓋の
押し下げ力が、前述の二カ所の密閉度を確定する。 さ
らに、符号15の残渣受けの着脱操作であるが、図1、
2と図3、4、5で説明する。符号14のハンドルを矢
印Eの方向に回すと、符号13の上下スライド蓋は上昇
し、その押しつけが解放された符号15の残渣受けは、
符号23〜29で構成されるパンタグラフ構造の上下動
架台に構成される符号27の引っ張りバネの引力によっ
て、矢印Cに示す如く、符号29の上下動位置決め金具
で制止する処まで押し上げられる。 この時、符号14
のハンドルが矢印E方向に一杯に回されていると、符号
13の上下動スライド蓋の上昇は、符号29の上下動設
定金具で、前述の架台、符号23の上フレームの上昇量
より大きく設定してあれば、符号13の上下スライド蓋
と、符号16のゴム製シールリングは完全に離れ、同時
に、符号27の引っ張りバネで、符号23の上フレーム
が矢印Jの方向に上昇すると、符号21のボールプラン
ジャーと符号19の自動開閉弁が離れ、さらに符号20
−1のガイドに装着された符号20−2の圧縮バネが、
その自動開閉弁を残渣受けの底部に形成された排水口を
塞ぎ、汚水の流出を防止する。図4に示す如く、符号2
1のボールプランジャー、符号22の排水管は、符号2
3の上フレームより下にβ寸法沈み込む状態で、符号1
5の残渣受けは、汚水を垂れ流すことなく、ラインから
外す事ができるのである。 この動作は、図4と図5に
示しており、矢印Kが符号15の残渣受け取り出し方向
である。 図3は、残渣受けをラインに装着する状態を
示し、符号15の残渣受けと、符号13の上下スライド
蓋には、α寸法の開きがある。 符号15の残渣受けが
空の状態のもの、つまりスペアーを、ラインに装着する
動作は、図3、4に表示しているが、先ず、図3で、そ
の残渣受けを、符号23から29で構成される上下動架
台に乗せ、矢印F方向に押し込むと、図4に示す如く、
符号14のハンドルを矢印D方向に回すと、上下動架台
は矢印H方向にβ寸法だけ押し下げられ、符号15の残
渣受けと、符号13の上下スライド蓋が密閉される。
続いて、符号21のボールプランジャーが、符号19の
自動開閉弁を、符号20−2の圧縮バネに抗して押し上
げ、残渣受け底部が開口した状態で、符号22の排水管
頂部ゴムライニングに接し、圧着されてラインが防水状
態に密閉される。 ラインに密閉固定された状態は、図
1が明示している。 図1の矢印Aは、ラインの排水方
向を示す。上下動架台は、主として、流し台のフロアー
レベル、記号F.L.に固定され、符号24の下フレー
ムと、符号25、26のパンタグラフリンクで連結され
た、符号23の上フレームで構成されていて、符号24
の下フレームに固着された、符号28のブラケットで、
符号27の引っ張りバネによって、パンタグラフリンク
を矢印B方向に引っ張り、その垂直方向の分力は、符号
23の上フレームを常に矢印Cの方向に押し上げてい
る。 符号21のボールプランジャー、符号22の排水
管は、符号24の下フレームに固着されているので、符
号23の上フレームが沈んでも動かない。 従って、符
号15の残渣受けは、符号14のハンドル一動作、つま
りワンタッチで、頭書記載の如く、ラインに防水状態で
着脱出来るのである。以上説明の様な構成に於いて、汚
水漏れによる悪臭の発生、雑菌の発生がない状態で、生
ゴミ残渣と汚水は分離されるのである。 図6は、残渣
が回収、集荷される間、または直接有機堆肥化する熟成
装置を示した側断面図であり、ラインから取り出された
満杯の残渣受けに、堆肥化バクテリアをまぶしてから、
符号30の熟成蓋を覆って、符号31−2のハンドルを
回し、符号31−1のガス抜きを開き、生ゴミを熟成さ
せ、有機堆肥化させるのである。 このとき、熟成の時
間が問題になるが、バクテリアの量、残渣受けの容量、
スペアーの数によって、待機時間がコントロールされ、
熟成度が変化する。符号18のフィルターは、水切りだ
けの機能でなく、バクテリアの回収機能も考慮された網
になっていて、取り外し可能に構成されているので、バ
クテリアがリサイクル使用出来る。 バクテリアを混入
された食材残渣は、温度を上昇させながら、炭酸ガスと
水蒸気を発生させ、体積を約10〜20%に圧縮し、徐
々にバクテリアを分離、有機堆肥に熟成するのである。
熟成が完了すると一度、符号30の上蓋を外し、円錐
形の水滴受けから、蒸発液化した水分を排出する。この
水分は、バクテリアが残渣を食べる時に発する水蒸気で
あり、蒸留水に近く全く無害である。又、生ゴミが熟成
堆肥化すると、バクテリアは元の状態に復帰し、符号1
8の網から分離落下して、符号15の底部に溜まり回収
出来るので、反復使用が可能なのである。熟成が完了す
ると、蒸留水を排水、バクテリアを回収して再度、符号
30の熟成蓋と、符号31−2のハンドルを回し、符号
31−1のガス抜きを締め密閉状態にすると、有機堆肥
は長時間の保存が無臭、且つ衛生的に可能となるが、袋
に移し替えても同様に、堆肥が農用に使用されるまでの
長時間、保存が可能で、この袋詰め状態で有機堆肥は商
品として、販売も可能となり機能目的は達成される。図
7は、先にも記述した通り、汚水処理の構造を示す横断
面図であるが、この構成に新規性はない。 符号22の
排水管と連結する、符号41の流入管から矢印Lの方向
に汚水は流れ込み、符号33のエヤーポンプからは空気
を、符号34のタンクからは、符号35のタイマーで設
定された時間に、符号36の間欠動ポンプよって、符号
40の残渣受け籠の上に滴下供給される好気性バクテリ
アは、符号38のノズルからエヤーレーションされて活
性化し、符号37のグリーストラップ漕内で汚水を浄化
処理して、符号39の排水口、符号42の排水管から矢
印Mへと、下水道排水する。浄化度合いは、汚水の滞留
時間、つまりグリーストラップ漕の容量、バクテリアの
供給量、エヤーレーションによって決まる。 以上説明
の生ゴミ処理は、請求項にも記載の如く、全て密閉状態
に於いて行われる構成で、処理過程で、例え悪臭が発生
していても、外部に漏洩する事がないから、蠅、ウジ虫
を発生させる非衛生な状態にはならず、病原菌の寄生
は、頭書目的の通り抑制される。従って、業務用にも、
既に法規制で設置が義務化されているグリーストラップ
に、図7の如き、水質処理機構を構成して、法定下水道
排水基準以下に水質改良するようにした。図7によっ
て、さらに詳細に説明する。符号37は、法規制化され
ているグリーストラップの一例を示す槽の構成である
が、通常は、符号37の槽、符号41の流入管、符号4
0の食材残渣受け籠、符号42の排水管、仕切板で構成
されていて、厨房排水は、何ら水質改善もされずに、上
澄みの水を排水する構造になっているので、1:水素イ
オン濃度=水素指数:pH5を越え、9未満、2:生物
化学的酸素要求量=1リットルにつき5日間に600m
g未満、3:浮遊物質量=1リットルにつき600mg
未満、4:ノルマルヘキサン抽出物質含有量・・・イ、
鉱油類含有量=1リットルにつき5mg以下、・・・
ロ、動植物油脂類含有量=1リットルにつき30mg以
下にする、下水道法による排水基準を、クリヤー出来る
ものは殆ど無い。そして、符号40の残渣受け籠が、常
に清掃管理されていないと、悪臭が発生し、食材を餌
に、ネズミ、ゴキブリ、蠅ウジ虫が寄生し、O−157
の様な恐ろしい病原菌発生の温床にもなる。 このよう
に、下水道法による排水基準はあるが、先にも述べた様
に、法定検査や罰則規定がないから、今は野放しの状態
であり、河川、湖沼、海洋は汚染が深まるばかりであ
る。 本発明は、頭書記載の通り、生ゴミとなる食材の
残渣を分離し、残渣は有機堆肥に、洗浄水を含む全ての
排水は、好気性のバクテリアによって、グリーストラッ
プで処理する様に構成している。このように本発明の、
生ゴミを衛生的に回収処理する仕組みについて、順次、
その新規な構成、目的効果を説明したが、本発明が従来
技術と大きく相違するのは、ポリ袋等を使用せず、直接
生ゴミとなる食材残渣固形分と、洗浄水を含む水分を、
密閉状態、つまり臭気を遮断して衛生的に分離し、残渣
受けを着脱可能な機構にして、その着脱を繰り返すこと
により、連続して多量の有機堆肥化を可能にし、また汚
水は、法定排水基準にインライン処理出来る様にしたシ
ステムの構成にある。 以上説明の如く、本発明は、頭
書記載の通りの問題を解決し、実施可能な技術レベル
で、作用効果の目的を達成した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図 1】は、本考案の断面の側面図である。
【図 2】図1部分ごとに分解した、一部破断面の斜視
図である。
【図3,4,5】は、残渣受けのライン着脱を示す側面
図である。
【図 6】は、ラインから外した残渣受けに熟成蓋を被
せて、生ゴミ残渣を有機堆肥化する状態を示す側面図で
ある。
【図 7】は、残渣と分離された水分の処理漕を示す側
面図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【図 2】
【図 3】
【図 4】
【図 5】
【図 6】
【図 7】
フロントページの続き (72)発明者 高木 堅義 東京都杉並区成田西4−7−2 Fターム(参考) 4D004 AA03 AC02 BA04 CA13 CA19 CA48 CB04 4H061 AA03 CC55 EE66 GG48 HH42

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項】流し台の直下に、着脱可能な生ゴミの残渣受
    けを構成して、水分を分離し、その水に混入する有機腐
    敗物や油脂分処理とは別に、残渣をインライン処理する
    様にした、生ゴミの衛生的な回収装置。
JP11202105A 1999-06-10 1999-06-10 生ゴミの衛生的な回収装置 Pending JP2000350978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11202105A JP2000350978A (ja) 1999-06-10 1999-06-10 生ゴミの衛生的な回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11202105A JP2000350978A (ja) 1999-06-10 1999-06-10 生ゴミの衛生的な回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000350978A true JP2000350978A (ja) 2000-12-19

Family

ID=16452057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11202105A Pending JP2000350978A (ja) 1999-06-10 1999-06-10 生ゴミの衛生的な回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000350978A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034001A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Tsunehisa Tahashi 生ゴミ処理装置
CN105107822A (zh) * 2015-09-02 2015-12-02 密西西比国际水务有限公司 一种有机废弃物洗涤装置和方法
CN105951923A (zh) * 2016-06-07 2016-09-21 杨娇仔 一种园林用雨水收集装置
KR101866863B1 (ko) * 2017-08-24 2018-06-14 주식회사 스마트카라 음식물 쓰레기 처리장치에서의 필터 착탈 구조

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034001A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Tsunehisa Tahashi 生ゴミ処理装置
CN105107822A (zh) * 2015-09-02 2015-12-02 密西西比国际水务有限公司 一种有机废弃物洗涤装置和方法
CN105951923A (zh) * 2016-06-07 2016-09-21 杨娇仔 一种园林用雨水收集装置
KR101866863B1 (ko) * 2017-08-24 2018-06-14 주식회사 스마트카라 음식물 쓰레기 처리장치에서의 필터 착탈 구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chukwu Analysis of groundwater pollution from abattoir waste in Minna, Nigeria
US20050101003A1 (en) Microbe culture containing microgrobes having different characters living in symbosis with each other and metabolites therefrom, carrier and absorbing material containing the active ingredients of the culture and utilization thereof
CN109382394A (zh) 一种餐厨垃圾快速降解就地处理工艺
CN102150743B (zh) 餐厨垃圾高温熟化、浸出制备饲料的方法
JPH08501054A (ja) 廃物の処分および処理のための方法および装置
US9272929B1 (en) Bioremediation separation system and method for human waste
Bandaw et al. Review on abattoir waste management
JPH04180883A (ja) 生ごみ分解処理システム
CN110076177A (zh) 一种无臭餐厨垃圾收集储存设备
Banks et al. Treatment of meat wastes
AU2006233198A1 (en) Bacteria inoculation system with earthworm humus, used as a treatment of contaminated water (inoculom)
JP2000350979A (ja) 生ゴミの衛生的なリサイクル回収システム
CN107284935A (zh) 垃圾站的卫生防疫装备
JP2000350978A (ja) 生ゴミの衛生的な回収装置
US6361698B1 (en) Industrial lagoon treatment
KR101447854B1 (ko) 악취가 없고 음식물쓰레기 처리후 잔재가 없는 친환경 음식물쓰레기 처리기
JP3653570B2 (ja) 排水中の油分の除去方法
JPH11104222A (ja) 乳酸菌および酵母を利用した消臭材、消臭液、飼料添加物および飼料添加液並びにそれらの製造方法
JP2971775B2 (ja) 廃棄物処理装置
JP4328880B2 (ja) 生ゴミ処理方法および同設備
Buzie-Fru Development of a continuous single chamber vermicomposting toilet with urine diversion for on-site application
JP2001252680A (ja) グリーストラップ汚泥処理装置
Kharat Pollution control in meat industry
JPS5811280B2 (ja) 固液分離による屎尿と雑排水との合併処理方法
CN218755311U (zh) 一种餐厨垃圾渗滤液油水分离装置